JP5814767B2 - 電子時計 - Google Patents

電子時計 Download PDF

Info

Publication number
JP5814767B2
JP5814767B2 JP2011270304A JP2011270304A JP5814767B2 JP 5814767 B2 JP5814767 B2 JP 5814767B2 JP 2011270304 A JP2011270304 A JP 2011270304A JP 2011270304 A JP2011270304 A JP 2011270304A JP 5814767 B2 JP5814767 B2 JP 5814767B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
drive pulse
pulse
rotation
rotation detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011270304A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013122391A (ja
Inventor
祐 田京
祐 田京
雅俊 西田
雅俊 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Holdings Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Holdings Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Holdings Co Ltd, Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Holdings Co Ltd
Priority to JP2011270304A priority Critical patent/JP5814767B2/ja
Publication of JP2013122391A publication Critical patent/JP2013122391A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5814767B2 publication Critical patent/JP5814767B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

本発明は、ステップモータを有する電子時計に関する。
従来、電子時計では消費電流を少なくするため通常駆動パルスを複数用意し、その中から常に最小のエネルギで駆動できる通常駆動パルスを選択してモータを駆動するという方法を採用している。その選択方法を簡単に説明するとまず通常駆動パルスを出力し、続いてモータが回転したかどうかを判定する。そして回転しなかった場合は直ちに補正駆動パルスを出力しロータを確実に回転させるとともに、次の通常駆動パルス出力時には前回よりも1ランク大きな駆動力を有する通常駆動パルスに切り替えて出力する。またモータが回転した場合には次の通常駆動パルス出力時には前回と同じ通常駆動パルスを出力する。そして一定回数同じ駆動パルスが出力されると1ランク小さな駆動力の通常駆動パルスに切り替えるという方法で通常駆動パルスを選択している。
なお従来の方式に於けるロータの回転・非回転の検出は、通常駆動パルス印加終了後に、回転検出パルスを出力してステップモータのコイルのインピーダンス値を急激に変化させ、コイルに発生する誘起電圧をコイル端で検出してロータの自由振動のパターンから回転判定する方式が多く用いられている。(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)
特開平7−120567号公報(段落0018〜0024、図7) 特公平8−33457号公報(第3頁第6欄第26行目〜第4頁第7欄第39行目、第4図〜第6図) 特公平1−42395号公報(第5頁第9欄)
近年、秒針、分針、時針の3針で構成された時計と同時に時計のバリエーションを増やすため、分針、時針の2針で構成された時計を提供することがある。この場合、3針で構成された時計は通常1秒に1回運針するが、2針で構成された時計は、例えば、歯車の減速比を半分にすると同時に2秒に1回に運針させることによって、3針で構成された時計に対して時計の電池寿命を倍にし、販売価値を上げることがある。
ところが、電池には漏液の耐用年数があり、3針の時計と2針の時計でコストを抑えるため電池を共通にして使用しようとすると2針の時計では電池寿命が長いために漏液する恐れがあった。
通常、3針の時計の場合は3年寿命に設定されることが多く、時計に用いられる電池は耐用年数が5年のものが多い。従って、単純に2秒に1回の運針とした2針時計では、時計の電池寿命が6年となり、電池は耐用年数を超えてしまう。
そこで従来は2針に特化したパルスを用意したり、ロータが回らない程度のパルスを用意したりするなどして漏液の耐用年数を超えないように消費電流を多くして対応しているが、追加回路を必要とするため回路規模が大きくなってしまっていた。
また2針の時計では通常駆動パルスにおいて小さな駆動力のランクを無くし、ロータが回転できるランクを高ランク化することによって消費電流を多くする方法もあるが、1ランクアップ当たりの通常駆動パルスの消電変化量が大きく、漏液耐用年数ぎりぎりの電池寿命設計を困難としていた。
本発明の目的は、簡単な回路構成でモータの消費電流の微調整を可能とした電子時計を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するため、次の様な構成をしている。即ち、請求項1の構成では、
ステップモータ(11)と、該ステップモータ(11)を駆動するためのモータドライバ(7)と、
該ステップモータ(11)を駆動するための、
駆動能力の異なる複数種類の通常駆動パルス(SP)を生成する通常駆動パルス生成回路(3)と、
該駆動パルス生成回路より駆動能力の高い補正駆動パルス(FP)を生成する補正駆動パルス生成回路(9)と、
回転検出を行うための検出パルス(STB)を生成する検出パルス生成回路(5)と、
前記検出パルス(STB)による前記モータドライバ(7)からの信号により、前記ステップモータ(11)の回転検出を行う回転検出回路(8)と、
該回転検出回路(8)の非回転検出信号によりカウントアップし、
該回転検出回路(8)の所定連続回数の回転検出信号により小さな値に設定され、
その保持するカウント値が大きいほど、駆動能力の高い通常駆動パルス(SP)を指示するデューティランク選択回路(10)と、
該通常駆動パルス、該補正駆動パルス、該検出パルスを入力し、前記モータドライバ(7)に対して、
前記デューティランク選択回路(10)の指示により、通常駆動パルス(SP)を選択して出力し、
通常駆動パルス(SP)出力後の所定タイミングで検出パルス(STB)を出力し、
前記回転検出回路(8)の非回転検出信号により補正駆動パルス(FP)を出力するように構成されたセレクタ(6)と、を有する電子時計において、
前記デューティランク選択回路(10)のの保持カウント値が特定値である場合に、前記回転検出回路(8)から非回転検出信号が必ず出力されるように制御することを特徴とする。
また請求項2の構成では、前記特定値検出回路(12)は、特定値を検出した場合、 前記モータドライバ(7)に対して前記検出パルス(STB)が出力されないように構成されることを特徴とする。
また請求項3の構成では、前記特定値検出回路(12)は、特定値を検出した場合、 前記回転検出回路(8)の検出結果を強制的に非回転とすることを特徴とする。
また請求項4の構成では、前記特定値検出回路(12)は、特定値を検出した場合、前記通常駆動パルス(SP)が、出力されないか、もしくは、前記ステップモータ(11)が回転不可能な駆動能力のパルスに設定されるように構成されることを特徴とする。
また請求項5の構成では、前記デューティランク選択回路(10)は、前記回転検出回路(8)の所定連続回数の回転検出信号によりカウントダウンされることを特徴とする。また請求項6の構成では、前記デューティランク選択回路(10)は、
前記回転検出回路(8)の所定連続回数の回転検出信号により最小値にリセットされる
ことを特徴とする。
以上のように本発明によれば、一定の頻度で消費電流の大きな補正駆動パルスを出力させることによって消費電流の増加減少を簡単に調整できる。
また、簡単な回路構成であるため、大きな回路構成の変更をすることもなく従来製品へ本発明の組み込みも容易に適用可能である。
本発明の第1および第2の実施の形態の回路構成を示すブロック線図である。 本発明の第1および第2の実施の形態の電子時計の回路が発生する通常駆動パルス、検出パルス、補正駆動パルスの波形図である。 本発明の第1の実施の形態の電子時計のフローチャート図である。 本発明の第2の実施の形態の電子時計のフローチャート図である。 本発明の第1の実施の形態の電子時計の要部を詳細に記載したブロック線図である。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態は、低ランクの通常駆動パルスにおいて通常駆動パルスでの回転、非回転にかかわらず補正駆動パルスを出力する例である。
以下、本発明に係る第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態の電子時計の回路構成を示すブロック線図、図2は本発明の第1の実施の形態の電子時計の回路が発生する通常駆動パルス、検出パルス、補正駆動パルスの波形図である。
図1において、1は電源、2は水晶振動子を発振し基準クロックを生成する発振回路21と発振回路からの基準信号を分周する分周回路22で構成される基準信号生成回路である。
3は基準信号生成回路2に基づいて、駆動力の異なるチョッパデューティ比が13/32、14/32、15/32、16/32の図2に示すごとき通常駆動パルスSPを生成する通常駆動パルス生成回路であり、後述するデューティランク選択回路の信号に基づいて選択し出力される。
なお、上記13/32、14/32、15/32、16/32のチョッパデューティ比のうち、後述のロータが安定的に回転可能なチョッパデューティ比は15/32であるが、いずれのチョッパデューティ比においても、なんらかの異常が無い場合は、後述のロータは回転可能に構成されているものとする。4は基準信号生成回路2に基づいて図2に示すごとき補正駆動パルスFPを生成する補正駆動パルス生成回路であり、5は基準信号生成回路2に基づいて図2に示すごとき検出パルスSTBを生成する検出パルス生成回路である。
6はセレクタであり、通常駆動パルス生成回路3、補正駆動パルス生成回路4、検出パルス生成回路5から生成されるパルスを後述する回転検出回路8、特定値検出回路12の判定結果に基づいて選択し出力する。
7はモータドライバであり、セレクタ6から出力される信号を後述のステップモータ1
1のコイル(不図示)に供給するとともに、後述するステップモータ11のロータの回転状態を、後述する回転検出回路8に伝える。
8は後述するステップモータ11のロータの回転、非回転を判定し、セレクタ6および後述するカウンタ回路9およびデューティランク選択回路10を制御する回転検出回路である。
9はカウンタ回路であり、ステップモータ11のロータ(不図示)が回転と判定した回数をカウントし、デューティランク選択回路10を制御する。カウンタ回路9は、さらに、ロータの非回転判定時にはリセットされ、連続して回転判定した回数を計数するように構成される。
10はデューティランク選択回路であり、回転検出回路8でロータが非回転と検出された場合と、カウンタ回路9で所定回数ロータが回転とカウントされた場合に、所定のデューティランクに変更するよう通常駆動パルス生成回路3を制御するとともに、選択したデューティランク情報を後述する特定値検出回路12に伝える。
なお、13/32、14/32、15/32、16/32の各チョッパデューティ比を指定するデューティランク選択回路10のランク値を2進数で「00」「01」「10」「11」と設定すれば、デューティランク選択回路10は、2bitの2進カウンタで構成可能である。
そして、デューティランク選択回路10は、回転検出回路8でロータが非回転と検出された場合に、カウントアップされて駆動能力のあるチョッパデューティ比を指定し、カウンタ回路9で所定回数ロータが回転とカウントされた場合にカウントダウン、もしくはリセットされて、駆動能力の低いチョッパデューティ比を指定する。
11はコイルおよびロータから構成されるステップモータであり、不図示の輪列を介して不図示の指針を回転させる。
12はデューティランク選択回路10が選択したデューティランクが、ある特定のデューティランクであるかどうか判定する特定値検出回路である。特定値検出回路12は2針仕様の際に使用される回路であり、3針仕様の場合は機能しないように構成される。
図2において図2(a)はコイルの一方の端子O1に発生する電圧波形を示し、図2(b)はコイルの他方の端子O2に発生する電圧波形である。なお、端子O1とO2の発生波形は1ステップ毎に位相が逆になる交番パルスとなる。
図3に本発明の第1の実施の形態の電子時計の動作をフローチャートにまとめて示す。図3は1ステップ毎、図2に示すように期間t0からt3までの動作を示したもので、まず期間t0のタイミングで通常駆動パルスSPを出力する(ステップST1)。
次に、時計仕様が2針仕様か3針仕様が判断される(ステップST2)。この判断は、例えば、2針仕様か3針仕様を記憶した不図示のメモリなどに基づいて行われる。2針仕様の場合は、ステップST3にてデューティランクの確認が行われ、3針仕様の場合は、ステップST3でのデューティランクの確認は行われず、ステップST4での回転検出が実行される。
ステップST3では、特定値検出回路12において、デューティランク選択回路10が指定する通常駆動パルスSPのデューティランクが13/32あるいは14/32である
かどうかを判定する。
通常駆動パルスSPのデューティランクが13/32あるいは14/32でない場合は(ST3:N)、図2の期間t1のタイミングで検出パルスSTBが出力され、回転検出を開始する(ステップST4)。所定期間内で検出パルスSTBによって検出信号が検出されるかどうかにより回転成功・失敗を判定する(ステップST5)。ステップST5で所定期間内に検出信号が検出されない場合は(ST5:N)、回転失敗(非回転)と判定し、期間t2のタイミングで補正駆動パルスFPを出力し(ステップST6)、次の駆動パルスSPの出力タイミングである期間t3では、通常駆動パルスSPは、1つ駆動力の大きなデューティランクにランクアップされる(ステップST7)。
ステップST5で、所定期間内で検出信号が検出された場合は(ST5:Y)、回転成功と判定し補正駆動パルスFPは出力されず、ステップST8へ進む。ステップST8では、同じ通常駆動パルスSPのデューティランクでの回転成功と判定した回数をカウントする。回転成功と判定した回数が例えば256回に達した場合は(ST8:Y)、カウンタ回路9は、次のステップである期間t3のタイミングでは通常駆動パルスSPを1つ駆動力の小さなデューティランクにランクダウンさせる(ステップST9)。具体的には、デューティランク選択回路10をデクリメントする。
回転成功と判定した回数が256回に達していない場合は(ST8:N)、次のステップである期間t3のタイミングでも、同じデューティランクの通常駆動パルスSPで駆動させる。これにより当該ステップの動作を完了し、次の期間t3を待って再び先頭から開始する。
一方、ステップST3で通常駆動パルスSPのデューティランクが13/32あるいは14/32の場合は(ST3:Y)、ステップST4の回転検出動作とステップ5の回転成功・失敗の判断が実行されず、回転失敗時と同じステップST6に移行して、期間t2のタイミングで補正駆動パルスFPを出力し(ステップST6)、次の駆動パルスSPの出力タイミングである期間t3では、通常駆動パルスSPは、1つ駆動力の大きなデューティランクにランクアップされる(ステップST7)。
なお、ステップST4の回転検出動作とステップ5の回転成功・失敗の判断が実行されないようにする具体的構成としては、例えば、特定値検出回路12がセレクタ6に対して、検出パルスSTBの出力を禁止することで実現できる。
この具体的構成については、後述する。
t1タイミングで検出パルスSTBが出力されないことにより、回転検出回路8は必ず非回転と判定するため、期間t2のタイミングで補正駆動パルスFPを出力され、次のステップである期間t3のタイミングでは、通常駆動パルスSPは1つ駆動力の大きなデューティランクにランクアップされる(ステップST7)。
なお、上記の場合、特定値検出回路12は、デューティランク選択回路10の上位bitが「0」であることを検出すればよく、簡単な回路で構成可能である。
以上のように本発明では、通常は比較的駆動力の高いデューティランク15/32で駆動し、256連続回転成功する毎にランクダウンが実行され、デューティランク14/32となり、その都度必ず補正駆動パルスFPを出力する構成とした。補正駆動パルスFPはロータを確実に回転させるため駆動力が高く、消費電流は極めて大きいが、256ステップに1回のみの出力のため1ステップ当たりの消費電流に換算すると消費電流の増加量としては極めて少ない。消費電流の増加量をもう少し増加したいのであれば、回転成功と判定した回数のカウントを256回から例えば128回に回数を減らすことで対応可能となる。即ち、回転成功と判定した回数のカウントで補正駆動パルスFPの発生頻度を調整
するため漏液耐用年数ぎりぎりの電池寿命設計が可能である。
本発明では13/32、14/32の低ランクの通常駆動パルスにおいて、通常駆動パルスでの回転、非回転にかかわらず、必ず補正駆動パルスを出力する構成としている。即ち、上述の如く、駆動力の低い通常駆動パルスSPのデューティランクが13/32あるいは14/32でも、従来の構成であればロータは回転でき回転成功と判定される。しかしながら、デューティランクが13/32あるいは14/32の場合、回転成功と判定されるため、補正駆動パルスFPは出力せず、通常駆動パルスSPの消費電流も小さいため、例えば2針の時計で2秒に1回運針するような通常駆動パルスSPを出力する頻度の少ない時計では漏液耐用年数を超え電池が漏液してしまう。よって、従来技術では、大幅な回路変更等を余儀なくされていた。
しかしながら、本発明においては、3針の時計で1秒に1回運針するような通常駆動パルスSPの発生頻度が多く、電池寿命が厳しい条件では、特定値検出回路12を非動作として、13/32あるいは14/32の低ランクの通常駆動パルスSPでも従来とおりロータが回転でき回転成功と判定され補正駆動パルスFPは出力しないような構成をとり、一方、2針の時計で2秒に1回運針する構成のような、通常駆動パルスSPの発生頻度が少なく漏液が発生しやすくなる条件では、3針の時計と同様、補正駆動パルスFPを出力せず、安定して回転できる通常駆動パルスSPを15/32のように比較的駆動力の高いデューティランクとなるようにモータの特性を設定しておき、かつ、特定値検出回路12により、13/32あるいは14/32の低ランクの通常駆動パルスSPにランクダウンした際は強制的に補正駆動パルスFPを出力するような構成とすることが可能である。これにより、簡単な回路変更で電池を共通にしたまま3針の時計と2針の時計を実現できる。
続いて、ステップST4の回転検出動作とステップ5の回転成功・失敗の判断が実行されないようにする具体的構成としての、特定値の検出により検出パルスSTBの出力を禁止する構成について、図5を用いて説明する。
図5は、本発明の要部を詳細に記載したブロック線図である。図5に示すように、デューティランク選択回路10は2bitの2進カウンタで構成され、その値が通常駆動パルス生成回路3に伝えられる。通常駆動パルス生成回路3では、デューティランク選択回路10のランク値を受け、ランク値に対応するデューティランクの通常駆動パルスSPを出力する。デューティランク選択回路10は回転検出回路8が非回転を検出するたびにカウントアップ(インクリメント)され、カウンタ回路9からの256回連続回転の信号を受け、カウントダウン(デクリメント)される。
特定値検出回路12は、デューティランク選択回路10を構成するカウンタの上位bitが、「0」かどうかを判定し、「0」の場合特定値であるので、禁止回路(AND)61により、検出パルスSTBのセレクタ6への入力、もしくは、モータドライバ7への出力を禁止する。
特定値検出回路12による検出パルスSTB禁止を実施するかどうかは、スイッチ30で切り替えられる。この切り替えは、3針仕様か2針仕様かにより行われる。
なお、図5は実施形態の1例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形例が可能である。
[第1の実施の形態の変形例]
なお、上記説明は、本実施形態の一例を示したものであり、例えば、以下のように変形
を行ってもよい。
(1)低ランクの通常駆動パルスにおいて必ず回転失敗と検出する構成として、本実施形態では、低ランクの通常駆動パルスにおいて、検出パルスSTBが出力されないことで、補正駆動パルスFPを強制的に出力する構成としたが、例えば、低ランクの通常駆動パルスにおいては、検出パルスを出しても回転判定を行わず、回転検出回路8が強制的に回転失敗と判定するような構成にしてもよい。
また、検出パルスSTBにおいて所定期間内で所定の検出個数を検出した場合に回転と判定するような場合、明らかに回転成功と判定できないような検出個数に変更してもよい。
さらに、検出パルスSTBではなく、通常駆動パルスSPを出力しない、あるいは、例えばデューティランク2/32のように明らかに回転できないデューティランクを用意しておき、256回連続回転をカウントしたときにそのランクに切り換えてもよい。
(2)デューティランク(13/32、14/32、15/32、16/32)など、各数値は上記数値に限定されるものではなく、モータや取り付けられる表示体(指針、日板など)に合わせて最適化されるべきである。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、第1の実施の形態において回転成功と判定した回数を所定回数カウントした場合、次のステップの通常駆動パルスSPを1つ駆動力の小さなデューティランクにランクダウンしたのに対し、一気に最も駆動力の低いランクにランクダウンする例である。
以下、本発明に係る第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。
第2の実施の形態の電子時計の回路構成を示すブロック線図は図1、第2の実施の形態の電子時計の回路が発生する通常駆動パルス、検出パルス、補正駆動パルスの波形図は図2と同じであるため、これを援用して説明することとする。
図4に本発明の第2の実施の形態の電子時計の動作をフローチャートにまとめて示す。
なお、図4は、第1の実施例のフローチャートである図3とステップST9が変わっているのみなので、ST9に関連する部分以外の説明は省略する。
第2の実施例では、回転成功と判定した回数が例えば256回に達した場合は(ST8:Y)、次のステップである期間t3のタイミングでは通常駆動パルスSPを最も駆動力の小さなデューティランクに一気にランクダウンさせる(ステップST9)。
具体的には、図5において、第1実施例では、256連続回転時にデューティランク選択回路10の値をデクリメントしたのに対し、第2実施例では、デューティランク選択回路10の値を、「00」にリセットする。
以上のように本発明では、通常は比較的駆動力の高いデューティランク15/32で駆動するが、第1の実施の形態と異なり、補正駆動パルスFPを2回連続出力する構成とした。
即ち、第1の実施の形態では回転成功と判定した回数を所定回数カウントした場合、次のステップの通常駆動パルスSPを1つ駆動力の小さなデューティランクにランクダウンする構成であるため、基本的にデューティランク13/32で駆動することはなかったが、第2の実施の形態では回転成功と判定した回数を所定回数カウントした場合、次のステップの通常駆動パルスSPを最も駆動力の低いランクに一気にランクダウンする構成である
ため、デューティランク13/32で補正駆動パルスFPが発生し、
ランクアップしたデューティランク14/32でも補正駆動パルスFPが発生するため、256ステップに2回補正駆動パルスが出力されることになる。
第1の実施の形態では回転成功と判定した回数のカウントを変更することで漏液耐用年数ぎりぎりの設計を可能と説明したが、加えて回転成功と判定した回数を所定回数カウントした際に最も駆動力の低いランクに一気にランクダウンする構成にすることで、通常駆動パルスでの回転、非回転にかかわらず補正駆動パルスFPを出力するデューティランクの個数によって補正駆動パルスFPの発生頻度を調整できるためさらに精度のよい設計が可能となる。
[第2の実施の形態の変形例]
なお、上記説明は、本実施形態の一例を示したものであり、第1の実施例の変形例(1)(2)に加え、例えば、以下のように変形を行ってもよい。
(3)本実施形態では、同じ通常駆動パルスSPのデューティランクでの回転成功と判定した回数をカウントし、回転成功と判定した回数が例えば256回に達した場合は、次のステップの通常駆動パルスSPにおいて最も駆動力の小さなデューティランクに一気にランクダウンさせるようにしたが、通常回転するデューティランク15/32においては上記構成にし、1つ駆動力の大きなデューティランク16/32では、回転成功と判定した回数が例えば256回に達した場合は、次のステップの通常駆動パルスSPを1つ駆動力の小さなデューティランクにランクダウンする構成にしても良い。
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、各実施の形態は本発明の例示にしか過ぎず、本発明は実施の形態の構成にのみ限定されるものではない。したがって本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれることはもちろんである。
例えば、図1に示すブロック線図は一例であり、上述した動作を行うものであれば他の構成を備えていても良い。
ブロック図のシステムを構成する方法としては、ランダムロジックによる制御でもマイクロコンピュータによる制御でも良い。セレクタ6をマイクロコンピュータで構成し、その他の回路はランダムロジックで構成するような構成でも良い。このようにすれば、多機種への適用における変更も比較的容易に実施できる。
1 電源
2 基準信号生成回路
21 発振回路
21 分周回路
3 通常駆動パルス生成回路
4 補正駆動パルス生成回路
5 検出パルス生成回路
6 セレクタ
61 禁止回路(AND)
7 モータドライバ
8 回転検出回路
9 カウンタ回路
10 デューティランク選択回路
11 ステップモータ
12 特定値検出回路
30 スイッチ

Claims (8)

  1. ステップモータ(11)と、該ステップモータ(11)を駆動するためのモータドライバ(7)と、
    該ステップモータ(11)を駆動するための、
    駆動能力の異なる複数種類の通常駆動パルス(SP)を生成する通常駆動パルス生成回路(3)と、
    通常 駆動パルス生成回路より駆動能力の高い補正駆動パルス(FP)を生成する補正駆動パルス生成回路()と、
    回転検出を行うための検出パルス(STB)を生成する検出パルス生成回路(5)と、
    前記検出パルス(STB)による前記モータドライバ(7)からの信号により、前記ステップモータ(11)の回転検出を行う回転検出回路(8)と、
    前記通常駆動パルス(SP)の駆動能力を示すデューティランクと関係付けられた値を保持し、
    該回転検出回路(8)の非回転検出信号により駆動能力の高いデューティランクに対応した値に設定され、
    該回転検出回路(8)の所定連続回数の回転検出信号により駆動能力の低いデューティランクに対応した値に設定されデューティランク選択回路(10)と、
    該通常駆動パルス、該補正駆動パルス、該検出パルスを入力し、前記モータドライバ(7)に対して、
    前記デューティランク選択回路(10)の指示により、通常駆動パルス(SP)を選択して出力し、
    通常駆動パルス(SP)出力後の所定タイミングで前記検出パルス(STB)を出力し、前記回転検出回路(8)の非回転検出信号により補正駆動パルス(FP)を出力する
    ように構成されたセレクタ(6)と、
    を有する電子時計において、
    前記デューティランク選択回路(10)の保持値が、特定値であるかどうか判定する特定値検出回路(12)をさらに有し、前記特定値検出回路(12)は、
    前記デューティランク選択回路(10)の保持値が、特定値である場合に、
    前記回転検出回路(8)から非回転検出信号が必ず出力されるように制御する
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 前記特定値検出回路(12)は、特定値を検出した場合、
    前記モータドライバ(7)に対して前記検出パルス(STB)が出力されないように構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
  3. 前記特定値検出回路(12)は、特定値を検出した場合、
    前記回転検出回路(8)の検出結果を強制的に非回転とする
    ことを特徴とする請求項1ないし2のいずれか1つに記載の電子時計。
  4. 前記特定値検出回路(12)は、特定値を検出した場合、
    前記通常駆動パルス(SP)が、出力されないか、もしくは、前記ステップモータ(11)が回転不可能な駆動能力のパルスに設定されるように構成される
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電子時計。
  5. 前記デューティランク選択回路(10)は、
    前記回転検出回路(8)の所定連続回数の回転検出信号によりカウントダウンされる
    ことを特徴とする請求項1ないし4 のいずれか1つに記載の電子時計。
  6. 前記デューティランク選択回路(10)は、
    前記回転検出回路(8)の所定連続回数の回転検出信号により最小値にリセットされる
    ことを特徴とする請求項1ないし4 のいずれか1つに記載の電子時計。
  7. 前記デューティランク選択回路(10)は、その保持値が大きいほど、
    駆動能力の高い前記通常駆動パルス(SP)に対応したデューティランクと関連付けられる
    ことを特徴とする請求項1から6 のいずれか1つに記載の電子時計。
  8. 前記デューティランク選択回路(10)は、
    前記回転検出回路(8)の非回転検出信号によりカウントアップされる
    ことを特徴とする請求項1から7 のいずれか1つに記載の電子時計。
JP2011270304A 2011-12-09 2011-12-09 電子時計 Active JP5814767B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270304A JP5814767B2 (ja) 2011-12-09 2011-12-09 電子時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270304A JP5814767B2 (ja) 2011-12-09 2011-12-09 電子時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013122391A JP2013122391A (ja) 2013-06-20
JP5814767B2 true JP5814767B2 (ja) 2015-11-17

Family

ID=48774428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011270304A Active JP5814767B2 (ja) 2011-12-09 2011-12-09 電子時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5814767B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105518540B (zh) 2013-08-29 2018-05-04 西铁城时计株式会社 电子钟表
JP6373704B2 (ja) * 2014-09-26 2018-08-15 シチズン時計株式会社 電子時計
WO2016052577A1 (ja) * 2014-09-30 2016-04-07 シチズンホールディングス株式会社 電子時計
JP6504081B2 (ja) * 2016-02-26 2019-04-24 オムロン株式会社 制御装置、制御プログラムおよび記録媒体

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815182A (ja) * 1981-07-21 1983-01-28 Citizen Watch Co Ltd 電子時計
JPH0833457B2 (ja) * 1986-08-29 1996-03-29 シチズン時計株式会社 電子時計
JP3302804B2 (ja) * 1993-10-26 2002-07-15 シチズン時計株式会社 電子時計
JP5347814B2 (ja) * 2009-08-05 2013-11-20 カシオ計算機株式会社 モータ駆動装置および電子時計
JP5647613B2 (ja) * 2009-10-07 2015-01-07 シチズンホールディングス株式会社 電子時計

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013122391A (ja) 2013-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8841875B2 (en) Electronic watch
EP1990694B1 (en) Motor drive control circuit, semiconductor device, electronic timepiece, and electronic timepiece with a power generating device
US20110080132A1 (en) Stepping motor control circuit and analogue electronic watch
JP5814767B2 (ja) 電子時計
JP6608001B2 (ja) 電子時計
JP6199469B2 (ja) 電子時計
US8721170B2 (en) Stepping motor control circuit, movement, and analogue electronic timepiece
US8335135B2 (en) Stepping motor control circuit and analogue electronic timepiece
JP5950603B2 (ja) 電子回路および電子時計
US20100270965A1 (en) Stepping motor control circuit and analog electronic watch
JP2009276223A (ja) ステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計
JP2012008010A (ja) 電子時計
JP6373704B2 (ja) 電子時計
US10317847B2 (en) Electronic timepiece
JP5347814B2 (ja) モータ駆動装置および電子時計
JP5955749B2 (ja) 電子回路および電子機器
JP6591007B2 (ja) 電子時計
JP6395469B2 (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
JP2010028976A (ja) モータ駆動装置、モータ駆動方法および電子時計
JP2021012182A (ja) 電子時計、ムーブメント、モーター制御回路、電子時計の制御方法
JP2015021807A (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
JP2013243819A (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20130607

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5814767

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250