JP2013243819A - ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計 - Google Patents

ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計 Download PDF

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Abstract

【課題】電池の内部抵抗が大きい場合でも、ステッピングモータをより確実に駆動できるようにする。
【解決手段】電源としての電池111と、電池111の電圧を検出する電圧検出回路103と、エネルギが相互に異なる複数種類の駆動パルスの中のいずれかを選択してステッピングモータ108を駆動する制御手段とを備え、電圧検出回路103は、前記制御手段によるステッピングモータ108の駆動時及び非駆動時に電池111の電圧を検出し、前記制御手段は、電圧検出回路103が検出した前記駆動時と非駆動時の電圧差が所定値を超える場合、エネルギの小さい主駆動パルスから大きい低電圧駆動パルスに切り替えてステッピングモータ108を駆動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源として電池を用いたステッピングモータ制御回路、前記ステッピングモータ制御回路を備えたムーブメント及び前記ムーブメントを備えたアナログ電子時計に関する。
従来から、アナログ電子腕時計やアナログ電子置時計等、電源として電池を使用したアナログ電子時計が開発されている。
特許文献1に記載された電子時計では、電源として使用している電池の電圧が変化した場合でも、時刻針駆動用のステッピングモータをより確実に駆動できるように、前記電池の電圧に応じた最適な駆動パルスを選択して前記ステッピングモータを駆動するように構成している。
これにより、電池の電圧が変動した場合でも前記ステッピングモータをより確実に駆動することが可能になる。
しかしながら、内部抵抗の大きい電池を使用する場合や、内部抵抗が大きくなる低温環境下で使用する場合等、電池の内部抵抗が大きい場合にはステッピングモータ駆動時の電圧低下が大きくなってしまい、ステッピングモータを正常に回転させることができなくなるという問題がある。
特許第3407887号公報
本発明は、前記問題点に鑑み成されたもので、電池の内部抵抗が大きい場合でも、ステッピングモータをより確実に駆動できるようにすることを課題としている。
本発明の第1の視点によれば、電源としての電池と、前記電池の電圧を検出する電圧検出手段と、エネルギが相互に異なる複数種類の駆動パルスの中のいずれかを選択してステッピングモータを駆動する制御手段とを備え、前記電圧検出手段は、前記制御手段による前記ステッピングモータの駆動時及び非駆動時に前記電池の電圧を検出し、前記制御手段は、前記電圧検出手段が検出した前記駆動時と非駆動時の電圧差が所定値を超える場合、直前の駆動パルスよりエネルギの大きい駆動パルスに切り替えて前記ステッピングモータを駆動することを特徴とするステッピングモータ制御回路が提供される。
また、本発明の第2の視点によれば、前記ステッピングモータ制御回路を備えて成ることを特徴とするムーブメントが提供される。
また、本発明の第3の視点によれば、前記ムーブメントを備えて成ることを特徴とするアナログ電子時計が提供される。
本発明に係るステッピングモータ制御回路によれば、電池の内部抵抗が大きい場合でも、ステッピングモータをより確実に駆動できる。
また、本発明に係るムーブメントによれば、電池の内部抵抗が大きい場合でも、ステッピングモータをより確実に駆動できるので、より正確な運針が可能なアナログ電子時計を構築することが可能になる。
また、本発明に係るアナログ電子時計によれば、電池の内部抵抗が大きい場合でも、ステッピングモータをより確実に駆動できるので、より正確な運針が可能になる。
本発明の第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びムーブメントを使用したアナログ電子時計のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計のタイミング図である。 本発明の第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計のタイミング図である。 本発明の第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計に係るフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びムーブメントを使用したアナログ電子時計のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計のタイミング図である。 本発明の第2の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計に係るフローチャートである。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路を用いたアナログ電子時計のブロック図であり、アナログ電子腕時計の例を示している。
図1において、アナログ電子時計は、所定周波数の信号を発生する発振回路101、発振回路101で発生した信号を分周して計時の基準となる時計信号を発生する分周回路102、前記時計信号の計時動作やアナログ電子時計を構成する各電子回路要素の制御あるいは駆動パルスの切り替え制御等の各種制御を行う制御回路104を備えている。
また、アナログ電子時計は、制御回路104からの通常パルス制御信号に基づいて所定エネルギの主駆動パルスP1又は前記主駆動パルスP1よりもエネルギの大きい補正駆動パルスP2を切り替えて出力する通常パルス発生回路105を備えている。
また、アナログ電子時計は、制御回路104からの低電圧パルス制御信号に基づいて所定エネルギの低電圧駆動パルスPTを出力する低電圧駆動パルス発生回路106を備えている。
主駆動パルスP1は、電池111が所定電圧を超えているときに、ステッピングモータ108を定常的に駆動する駆動パルスである。低電圧駆動パルスPTは、電池111が前記所定電圧以下に低下しているときに、ステッピングモータ108を定常的に駆動する駆動パルスである。低電圧駆動パルスPTは主駆動パルスP1よりも大きいエネルギを有しており、電池111の電圧が低下して主駆動パルスP1では駆動エネルギが不足し、ステッピングモータ108の駆動が不安定になる恐れがある場合に用いる駆動パルスである。
補正駆動パルスP2は、主駆動パルスP1や低電圧駆動パルスPTによる駆動ではステッピングモータ108を回転できない非常時に、ステッピングモータ108を強制的に回転させるための駆動パルスであり、低電圧駆動パルスPTよりも大きいエネルギを有している。主駆動パルスP1は一種類でもよく又、相互にエネルギの異なる複数種類の主駆動パルスP1を選択的に用いるようにしてもよい。
主駆動パルスP1、補正駆動パルスP2、低電圧駆動パルスPTは、ステッピングモータ108を回転可能な回転駆動パルスである。本第1の実施の形態では、ステッピングモータ108を回転駆動するための駆動パルスとして相互にエネルギが異なる複数種類の駆動パルスが用いられる。
また、アナログ電子時計は、通常パルス発生回路105からの駆動パルスP1、P2、低電圧駆動パルス発生回路106からの低電圧駆動パルスPTに応答してステッピングモータ108を回転駆動するモータドライバ回路107を備えている。
また、アナログ電子時計は、モータドライバ回路107によって回転駆動されるステッピングモータ108、所定の回転検出区間においてステッピングモータ108が発生する誘起信号VRsを検出して回転状況を表す検出信号を出力する回転検出回路109を備えている。
また、アナログ電子時計は、時計ケース113、時計ケース113の外面側に配設され、ステッピングモータ108によって回転駆動される時刻針114を有するアナログ表示部110、時計ケース113内に配設されたムーブメント115を備えている。
制御回路104は、回転検出回路109が検出したステッピングモータ108の回転状況に応じて、主駆動パルスP1又は補正駆動パルスP2を選択して駆動する。尚、相互にエネルギの異なる複数種類の主駆動パルスP1を用いる場合には、回転検出回路109が検出したステッピングモータ108の回転状況に応じて、制御回路104はステッピングモータ108の回転に適したエネルギの主駆動パルスP1を選択して駆動する動作もあわせて行う。
また、アナログ電子時計は、ステッピングモータ108をはじめとしてアナログ電子時計の各電子回路要素に電力を供給する電源としての電池111、電池111の電圧を検出する電圧検出回路103を備えている。電池111は、少なくともステッピングモータ108に電力を供給する電源として機能する。
電圧検出回路103は、後述する所定タイミングで電池111の電圧を検出する。制御回路104は、電圧検出回路103が検出した電池111の電圧に基づいて、主駆動パルスP1又は低電圧駆動パルスPTを選択して駆動するように制御する。
発振回路101、分周回路102、電圧検出回路103、制御回路104、通常駆動パルス発生回路105、低電圧駆動パルス発生回路106、モータドライバ回路107、ステッピングモータ108、回転検出回路109、電池111は、ムーブメント115の構成要素である。
一般に、時計の動力源、時間基準などの装置からなる時計の機械体をムーブメントと称する。電子式のものをモジュールと呼ぶことがある。時計としての完成状態では、ムーブメントには文字板、針が取り付けられ、時計ケースの中に収容される。
ここで、発振回路101及び分周回路102は信号発生手段を構成し、アナログ表示部110は表示手段を構成し、回転検出回路109は回転検出手段を構成している。通常パルス発生回路105、低電圧駆動パルス発生回路106は駆動パルス発生手段を構成している。また、発振回路101、分周回路102、制御回路104、通常パルス発生回路105、低電圧駆動パルス発生回路106及びモータドライバ回路107は制御手段を構成している。
図1において、アナログ電子時計の通常動作である時刻表示動作について概略説明すると、発振回路101は所定周波数の信号を発生し、分周回路102は発振回路101で発生した前記信号を分周して計時の基準となる時計信号(例えば1秒周期の信号)を発生し、制御回路104に出力する。
制御回路104は、前記時計信号を計数して所定周期で、主駆動パルスP1によって回転駆動するように通常パルス発生回路105に通常パルス制御信号を出力する。通常駆動パルス発生回路105は、前記通常パルス制御信号に応答して主駆動パルスP1をモータドライバ回路107に出力する。モータドライバ回路107は前記主駆動パルスP1によってステッピングモータ108を回転駆動する。ステッピングモータ108は前記主駆動パルスP1によって回転駆動されて、アナログ表示部110の時刻針114を回転駆動する。これにより、ステッピングモータ108が正常に回転した場合には、アナログ表示部110では、時刻針114による現在時刻表示が行われる。
回転検出回路109は、ステッピングモータ108の回転自由振動によって発生する誘起信号VRsのうち所定の基準しきい電圧Vcompを超える検出信号VRsを所定の検出区間Tにおいて検出する。
回転検出回路109は、ステッピングモータ108が回転した場合には所定の基準しきい電圧Vcompを越える検出信号VRsを検出し、ステッピングモータ108が回転しない場合には基準しきい電圧Vcompを越える誘起信号VRsを検出できないように構成されている。回転検出回路109は、基準しきい電圧Vcompを越える誘起信号VRsを検出したか否か、即ち、ステッピングモータ108が回転したか否かを表す検出信号を制御回路104に出力する。
制御回路104は、ステッピングモータ108が回転したことを回転検出回路109が検出した場合には、次回駆動時、複数種類の主駆動パルスを用いているときでも同じ主駆動パルスP1で駆動するように主駆動パルス発生回路104に通常パルス制御信号を出力する。通常パルス発生回路105は、前記制御信号に応答して同じ主駆動パルスP1で駆動する。
一方、制御回路104は、ステッピングモータ108が回転しなかったことを回転検出回路109が検出した場合には、通常パルス発生回路105に補正駆動パルスP2で駆動するように通常パルス制御信号を出力する。通常パルス発生回路105は前記通常パルス制御信号に応答して、モータドライバ回路107を介して補正駆動パルスP2によって駆動する。これにより、ステッピングモータ108を強制的に回転させる。
また、制御回路104は、ステッピングモータ108が回転しなかったことを回転検出回路109が検出した場合、複数種類の主駆動パルスを用いているときには、次回駆動時、前回の主駆動パルスP1から1ランクアップしたエネルギの主駆動パルスP1で駆動するように通常パルス発生回路105に通常パルス制御信号を出力する。通常パルス発生回路105は、前記通常パルス制御信号に応答して1ランク上のエネルギの主駆動パルスP1で駆動する。これにって、次回駆動時に、より確実な回転が行われる。
図2、図3は、本発明の第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計のタイミング図である。
図2、図3において、縦軸は電池111の電圧、横軸は時間である。DET1は第1電圧、DET2は第2電圧を表している。実線は電池111の電圧を表しており又、時点T1、T2は電圧検出回路103による電池111の電圧検出時点である。
図2は、非駆動時における電池111の電圧値と駆動時における電池111の最低電圧値との差が所定値(第1電圧DET1−第2電圧DET2)以内の場合を示している。詳細は後述するが、この場合は電池111の内部抵抗は所定値以下と判定して、駆動パルスの変更は行わない。
図3は、非駆動時における電池111の電圧値と駆動時における電池111の最低電圧値との差が所定値(第1電圧DET1−第2電圧DET2)を超える場合を示している。後述するように、この場合は電池111の内部抵抗は所定値を超えると判定して、主駆動パルスP1から低電圧駆動パルスPTに切り換えて駆動する。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の動作を示すフローチャートであり、主として制御回路104が主駆動パルスP1と低電圧駆動パルスPTの切り換え制御を行う処理を示すフローチャートである。
以下、図1〜図4を参照して、本発明の第1の実施の形態の動作を詳細に説明する。
制御回路104は、主駆動パルスP1による駆動を行っていない状態において所定の電圧検出タイミング(図2、図3の時点T1)が到来すると、電圧検出回路103を動作状態(on状態)に制御して電池111の電圧検出を開始する(ステップS501)。電圧検出回路103は制御回路104の制御に応答して電池111の電圧を検出して、検出した電圧値を制御回路104に出力する。
制御回路104は、電池111の電圧が所定の第1電圧DET1(本実施の形態では1.5v)になったか否かを判定する(ステップS502)。即ち、電池111の電圧が第1電圧DETまで低下したか否かを判定する。
制御回路104は、処理ステップS502において電池111の電圧を所定時間検出した後、電池111の電圧が第1電圧DET1まで低下したと判定すると、電圧検出回路103を動作停止状態(off状態)にする(ステップS503)。
次に制御回路104は、主駆動パルスP1でステッピングモータ108を駆動するように通常パルス発生回路105に通常パルス制御信号を出力する(ステップS504)。主駆動パルスP1によるこの時の駆動は時刻表示動作のための駆動である。通常パルス発生回路105は前記通常パルス制御信号に応答して、モータドライバ回路107を介してステッピングモータ108を回転駆動する。これにより、アナログ表示部110の時刻針114の運針動作が行われる。
制御回路104は、処理ステップS504で主駆動パルスP1によってステッピングモータ108を駆動している間の電圧検出タイミング(図2、図3のT2)において、電圧検出回路103を動作状態(on状態)に制御して電池111の電圧を検出する(ステップS505)。電圧検出回路103は制御回路104の制御に応答して電池111の電圧を検出して、検出した電圧値を制御回路104に出力する。
制御回路104は、電池111の電圧が所定の第2電圧DET2(本実施の形態では1.4v)まで低下したか否かを判定する(ステップS506)。即ち、非駆動時(時点T1)の電池111の電圧と駆動時(時点T2)の電圧差が所定電圧(第1電圧DET1−第2電圧DET2)を超えるか否かを判定する。尚、駆動中の電圧検出タイミングは、電圧が最も低下するタイミングに設定する。
制御回路104は、処理ステップS506において電池111の電圧が第2電圧DET2まで低下したと判定すると、即ち、非駆動時の電池111の電圧と駆動時の電圧差が所定電圧を超えると判定すると(図3参照)、電圧検出回路103を動作停止状態(off状態)にする(ステップS507)。
制御回路104は、その後、通常駆動パルス(ここでは主駆動パルスP1)の出力を停止するように制御する(ステップS508)。これにより、今回のサイクルの主駆動パルスP1の出力が終了して駆動動作が終了する。
次に制御回路103は、次回駆動するときの駆動パルスを主駆動パルスP1から低電圧駆動パルスPTに切り替え(ステップS509)、次サイクルの駆動時には、低電圧駆動パルスPTで駆動するように低電圧駆動パルス制御信号を低電圧駆動パルス発生回路106に出力するようになる。この場合、低電圧駆動パルス発生回路106は、低電圧駆動パルス制御信号に応答して低電圧駆動パルスPTにより、モータドライバ回路107を介してステッピングモータ108を駆動することになる。
一方、制御回路104は、処理ステップS506において電池111の電圧が第2電圧DET2まで低下していない判定すると、即ち、非駆動時の電池111の電圧と駆動時の電圧差が所定電圧以下である判定すると(図2参照)、電圧検出回路103を動作停止状態(off状態)にした後(ステップS511)、通常駆動パルス(ここでは主駆動パルスP1)の出力を停止するように制御し(ステップS512)、駆動パルスを通常駆動パルス(ここでは主駆動パルスP1)に切り替える(ステップS513)。
また、制御回路104は、処理ステップS502において電池111の電圧を所定時間検出した後、電池111の電圧が第1電圧DET1まで低下していないと判定すると、電圧検出回路103を動作停止状態(off状態)にして処理ステップS513に移行する(ステップS510)。
以後、前記処理を所定周期で繰り返す。
これにより、非駆動時の電池111の電圧と駆動時の電圧の差が所定電圧を超えた場合、即ち、電池111の内部抵抗が所定値よりも大きく駆動電圧が低い場合でも、ステッピングモータ108を安定して回転させることが可能になる。
また、駆動時の電圧の検出処理等を電池111の電圧が所定電圧(第1電圧DET1)まで低下したときに行い、前記所定電圧を超える電圧の時は前記処理を行わないため、全体として処理を簡略化することができる。
また、内部抵抗の大きい電池や低温環境下等でも安定したモータ駆動を保証することができる。
また、電池111の内部抵抗が大きい場合でもステッピングモータ108をより確実に駆動できるので、より正確な運針が可能になる。
尚、本第1の実施の形態では、電池111の電圧を検出する時間幅を主駆動パルスP1パルス幅よりも狭くしたが、電池111の電圧を検出する時間幅を主駆動パルスP1パルス幅よりも長くして、主駆動パルスP1による駆動期間の全域にわたって電池111の電圧を検出するように構成してもよい。即ち、処理ステップS504〜S508、処理ステップ504〜S512に至る処理において、電圧検出回路103を駆動状態にした後に主駆動パルスP1で駆動し、主駆動パルスP1による駆動を終了した後に電圧検出回路103を動作停止状態にするように制御してもよい。この場合、駆動時に電池111の電圧がどの様に変化した場合でも最低電圧値を検出することが可能になるため、電圧変動を正確に検出することが可能になる。検出回路としては、電圧をアナログ的に検出可能なピークホールド回路を用いることができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路を用いたアナログ電子時計のブロック図であり、図1と同一部分には同一符号を付している。
図5において、本第2の実施の形態では、主駆動パルスP1よりも幅狭の検出パルスPKを発生する検出パルス発生回路112を備えている。検出パルスPKは、ステッピングモータ108を駆動しても回転させることができないエネルギの駆動パルスである。
ここで、通常パルス発生回路105、低電圧駆動パルス発生回路106、検出パルス発生回路112は駆動パルス発生手段を構成している。また、発振回路101、分周回路102、制御回路104、通常パルス発生回路105、低電圧駆動パルス発生回路106、検出パルス発生回路112及びモータドライバ回路107は制御手段を構成している。
前記第1の実施の形態では、非駆動時と主駆動パルスP1による駆動時の電池電圧差が所定値を超えるか否かによって駆動パルスを切り替えるように構成したが、本第2の実施の形態では、非駆動時と検出パルスPKによる駆動時の電池電圧差が所定値を超えるか否かによって駆動パルスを切り替えるように構成している。即ち、制御回路104は、主駆動パルスP1による駆動と次回の主駆動パルスP1による駆動の間に、検出パルス発生回路112から検出パルスPKを出力させ、検出パルスPKによってステッピングモータ108を駆動する。この時の電池111の電圧と非駆動時の電圧との差が所定値を超えるか否かによって主駆動パルスP1と低電圧駆動パルスPTを切り替えるか否かを決定している。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計のタイミング図である。
図6において、制御回路104は、主駆動パルスP1による駆動と次回の主駆動パルスP1による駆動の間に、検出パルス発生回路112から検出パルスPKを出力させ、検出パルスPKによってステッピングモータ108を駆動する。この時の電池111の電圧と非駆動時の電圧の差が所定値を超えるか否かによって主駆動パルスP1と低電圧駆動パルスを切り替えるか否かを決定する。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の動作を示すフローチャートであり、主として制御回路104が主駆動パルスP1と低電圧駆動パルスPTの切り換え制御を行う処理を示すフローチャートである。図4と同一処理を行う部分には同一符号を付している。
以下、図5〜図7を用いて、本発明の第2の実施の形態について、主に前記第1の実施の形態と相違する部分について説明する。
制御回路104は、主駆動パルスP1による駆動を行っていない状態において所定の電圧検出タイミング(図6の時点T1)が到来したとき電圧検出回路103を動作状態(on状態)に制御して電池111の電圧検出を開始する(ステップS501)。
制御回路103は、電池111の電圧が所定の第1電圧DET1(本実施の形態では1.5v)になったと判定すると、即ち、電池111の電圧が第1電圧DETまで低下したと判定すると(ステップS502)、電圧検出回路103を動作停止状態(off状態)にする(ステップS503)。
次に制御回路104は、検出パルスPKでステッピングモータ108を駆動するように検出パルス発生回路112に検出パルス制御信号を出力する(ステップS701)。検出パルス発生回路112は前記検出パルス制御信号に応答して、モータドライバ回路107を介してステッピングモータ108を駆動する。このとき、検出パルスPKは、ステッピングモータ108を回転不能な小さいエネルギに設定されているため、ステッピングモータ108は回転しない。したがって、ステッピングモータ108を不必要に回転させることがなく、運針動作を狂わせることがない。
制御回路104は、処理ステップS701で検出パルスPKによってステッピングモータ108を駆動している間の電圧検出タイミング(図6の時点T2)において、電圧検出回路103を動作状態(on状態)に制御して電池111の電圧検出を開始する(ステップS505)。電圧検出回路103は制御回路104の制御に応答して電池111の電圧を検出して、検出した電圧値を制御回路104に出力する。
制御回路104は、電池111の電圧が所定の第2電圧DET2(本実施の形態では1.4v)になったか否かを判定する(ステップS506)。即ち、非駆動時(時点T1)の電池111の電圧と駆動時(時点T2)の電圧差が所定電圧(第1電圧DET1−第2電圧DET2)を超えるか否かを判定する。尚、駆動中の電圧検出タイミングは、電圧が最も低下するタイミングに設定することができる。
制御回路104は、処理ステップS506において電池111の電圧が第2電圧DET2まで低下したと判定すると、即ち、非駆動時の電池111の電圧と駆動時の電圧差が所定電圧を超えると判定すると、電圧検出回路103を動作停止状態(off状態)にする(ステップS507)。
制御回路104は、その後、検出パルスの出力を停止するように検出パルス発生回路112を制御する(ステップS702)。
次に制御回路103は、次回駆動するときの駆動パルスを主駆動パルスP1から低電圧駆動パルスPTに切り替え(ステップS509)、次サイクルの駆動時には、低電圧駆動パルスPTで駆動するように低電圧駆動パルス制御信号を低電圧駆動パルス発生回路106に出力するようになる。この場合、低電圧駆動パルス発生回路106は、低電圧駆動パルス制御信号に応答して低電圧駆動パルスPTにより、モータドライバ回路107を介してステッピングモータ108を駆動することになる。
一方、制御回路104は、処理ステップS506において電池111の電圧が第2電圧DET2まで低下していない判定すると、即ち、非駆動時の電池111の電圧と駆動時の電圧差が所定電圧以下である判定すると、電圧検出回路103を動作停止状態(off状態)にした後(ステップS511)、検出パルスの出力を停止するように検出パルス発生回路112を制御し(ステップS703)、駆動パルスを通常駆動パルス(ここでは主駆動パルスP1)に切り替える(ステップS513)。
その他の動作は前記第1の実施の形態と同様に行われる。
本第2の実施の形態においても、電池111の内部抵抗が大きい場合でもステッピングモータ108をより確実に回転駆動できる等、前記第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
尚、本第2の実施の形態においても、電池111の電圧を検出する時間幅を検出パルスPKのパルス幅よりも長くして、検出パルスPKによる駆動期間の全域にわたって電池111の電圧を検出するように構成してもよい。これにより、検出パルスPK駆動期間内の最低電圧が検出できる。
以上述べたように、本発明の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路は、電源としての電池111と、電池111の電圧を検出する電圧検出回路103と、エネルギが相互に異なる複数種類の駆動パルスの中のいずれかを選択してステッピングモータ108を駆動する制御手段とを備え、電圧検出回路103は、前記制御手段によるステッピングモータ108の駆動時及び非駆動時に電池111の電圧を検出し、前記制御手段は、電圧検出回路が検出した前記駆動時と非駆動時の電圧差が所定値を超える場合、エネルギの小さい駆動パルスから大きい駆動パルスに切り替えてステッピングモータ108を駆動することを特徴としている。
ここで、電圧検出回路103は、前記駆動パルスによる駆動期間の全域にわたって前記電池の電圧を検出するように構成することができる。
また、前記制御手段は、ステッピングモータ108を回転させるとき及び電圧検出回路103が電池111の電圧を検出するときは同一エネルギの駆動パルスによって駆動するように構成することができる。
また、前記駆動パルスとして、ステッピングモータを回転可能な回転駆動パルスと回転不能な検出パルスPKとが用意され、前記制御手段は、ステッピングモータ108を回転させるときは前記回転駆動パルスによって駆動すると共に、電圧検出回路103が電池111の電圧を検出するときは検出パルスPKによって駆動し、電圧検出回路は、前記制御手段が検出パルスPKによってステッピングモータ108を駆動している時といずれの駆動パルスによっても駆動していない時に電池111の電圧を検出するように構成することができる。
また、前記各実施の形態に係るムーブメントは、前記ステッピングモータ制御回路を備えて成ることを特徴としているので、電池の内部抵抗が大きい場合でも、ステッピングモータをより確実に駆動できるので、より正確な運針が可能になる。
また、前記各実施の形態に係るアナログ電子時計は、前記ムーブメントを備えて成ることを特徴としているので、電池の内部抵抗が大きい場合でも、ステッピングモータをより確実に駆動できるので、より正確な運針が可能になるという効果を奏する。
尚、本発明の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路は、時刻針やカレンダ以外を駆動するためのステッピングモータにも適用可能である。また、ステッピングモータの応用例として電子時計の例で説明したが、モータを使用する電子機器に適用可能である。
また、本発明の実施の形態に係るムーブメントは、カレンダ機能付きアナログ電子腕時計、カレンダ機能付きアナログ電子置時計等の各種カレンダ機能付きアナログ電子時計をはじめ、各種のアナログ電子時計用のムーブメントに適用可能である。
また、本発明の実施の形態に係る電子時計は、カレンダ機能付きアナログ電子腕時計、カレンダ機能付きアナログ電子置時計等の各種カレンダ機能付きアナログ電子時計をはじめ、各種のアナログ電子時計に適用可能である。
本発明に係るステッピングモータ制御回路は、ステッピングモータを使用する各種電子機器に適用可能である。
本発明に係るムーブメントは、カレンダ機能付きアナログ電子腕時計、カレンダ機能付きアナログ電子置時計等の各種カレンダ機能付きアナログ電子時計をはじめ、各種のアナログ電子時計用のムーブメントに適用可能である。
本発明に係る電子時計は、カレンダ機能付きアナログ電子腕時計、カレンダ機能付きアナログ電子置時計等の各種カレンダ機能付きアナログ電子時計をはじめ、各種のアナログ電子時計に適用可能である。
101・・・発振回路
102・・・分周回路
103・・・電圧検出回路
104・・・制御回路
105・・・通常パルス発生回路
106・・・低電圧駆動パルス発生回路
107・・・モータドライバ回路
108・・・ステッピングモータ
109・・・回転検出回路
110・・・アナログ表示部
111・・・二次電池
112・・・検出パルス発生回路
113・・・時計ケース
114・・・時刻針
115・・・ムーブメント

Claims (6)

  1. 電源としての電池と、前記電池の電圧を検出する電圧検出手段と、エネルギが相互に異なる複数種類の駆動パルスの中のいずれかを選択してステッピングモータを駆動する制御手段とを備え、
    前記電圧検出手段は、前記制御手段による前記ステッピングモータの駆動時及び非駆動時に前記電池の電圧を検出し、
    前記制御手段は、前記電圧検出手段が検出した前記駆動時と非駆動時の電圧差が所定値を超える場合、直前の駆動パルスよりエネルギの大きい駆動パルスに切り替えて前記ステッピングモータを駆動することを特徴とするステッピングモータ制御回路。
  2. 前記電圧検出手段は、前記駆動パルスによる駆動期間の全域にわたって前記電池の電圧を検出することを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ制御回路。
  3. 前記制御手段は、前記ステッピングモータを回転させるとき及び前記電圧検出手段が前記電池の電圧を検出するときは同一エネルギの駆動パルスによって駆動することを特徴とする請求項1又は2記載のステッピングモータ制御回路。
  4. 前記駆動パルスとして、ステッピングモータを回転可能な回転駆動パルスと回転不能な検出パルスとが用意され、
    前記制御手段は、前記ステッピングモータを回転させるときは前記回転駆動パルスによって駆動すると共に、前記電圧検出手段が前記電池の電圧を検出するときは前記検出パルスによって駆動し、
    前記電圧検出手段は、前記制御手段が前記検出パルスによって前記ステッピングモータを駆動している時といずれの駆動パルスによっても駆動していない時に前記電池の電圧を検出することを特徴とする請求項1又は2記載のステッピングモータ制御回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路を備えて成ることを特徴とするムーブメント。
  6. 請求項5記載のムーブメントを備えて成ることを特徴とするアナログ電子時計。
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