JPH0142359Y2 - - Google Patents

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JPH0142359Y2
JPH0142359Y2 JP15799679U JP15799679U JPH0142359Y2 JP H0142359 Y2 JPH0142359 Y2 JP H0142359Y2 JP 15799679 U JP15799679 U JP 15799679U JP 15799679 U JP15799679 U JP 15799679U JP H0142359 Y2 JPH0142359 Y2 JP H0142359Y2
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temperature
resistors
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【考案の詳細な説明】 この考案は1対の半導体感圧素子と1対の抵抗
回路を用いてブリツジ回路を構成し、圧力変化に
対応する上記半導体感圧素子の抵抗変化を電気信
号に変換して出力する圧力変換回路に関する。
この種の圧力変換装置においては、半導体の性
質上周囲温度の変化により感圧素子の抵抗値が変
化するため、温度による零点のドリフトが問題と
なる。従来、この温度ドリフトを補償するため
に、第1図aの如くブリツジ回路を構成してい
た。第1図aにおいて、R11,R12はそれぞれ半
導体感圧素子、R13〜R16はそれぞれ温度係数が
ほぼ零と考えられる抵抗器、EBはブリツジ回路
への供給電源電圧、EOはブリツジ回路の出力電
圧である。
今、半導体感圧素子R11,R12に圧力を印加し
ないとき、その抵抗値は温度によつて変化する
が、その関係式を、基準温度T0を中心としてテ
イラー展開してその温度の2乗の頃まで考慮する
ものとして表わすと、次のように表わせる。
R11=R110{1+α1(T−T0)+β1 (T−T02}} …(1) R12=R120{1+α2(T−T0)+β2 (T−T02} …(2) ここで、Tは温度、T0は基準温度であり、 また、αi=1/R1i0(∂R1i/∂TT=T0 βi=1/2R1i0(∂2R1i/∂T2T=T0 (ただしi=1または2)である。
一方ブリツジ回路の出力電圧E0は E0=EB{R12+R14/R11+R12+R13+R14 −R16/R15+R16} …(3) で表わされる。
ここで基準温度において、E0=0、かつ基準
温度のまわりで温度ドリフトが無くなる条件は (∂k E0/∂T kT=T0=0 …(4) (ただしk=0,1,2,3,…)である。こ
の従来のブリツジ回路の場合には E0(T=T0)=0→(R120+R14)R15 =(R110+R13)R16 …(5) (∂E0/∂TT=T0=0→(∂R12/∂T)(R110+R13
)=(∂R11/∂T)(R120+R14)…(6) としている。これは (R12+R14)R15=(R11+R13)R16 …(7) (∂R12/∂T)/R120+R14=(∂R11/∂T)/R110+R
13…(8) と同等である。また、R11およびR12は前述の式
で表わせるから、上記(8)式は (R110/R110+R13)α1=(R120/R120+R14)α2
(9) と同等である。
以上から使用する感圧素子R11,R12の温度特
性のパラメータα1,α2の違いに応じて、R13
R14を、たとえばR13とR14との和を一定として調
整する(この場合、R13,R14を可変抵抗器を用
いて構成する)ことにより、(∂E0/∂TT=T0=0と
す ることができ、また、R15,R16を、たとえば
R15,R16の和を一定として調整する(この場合、
R15,R16を固定抵抗器と可変抵抗器により構成
する)ことにより、E0(T=T0)=0とすることがで
きる。この場合の構成を示したものが第1図bで
ある。
これにより、E0の温度特性を改善することが
できるのが、ブリツジ出力E0の温度特性の一例
を第2図に示すと、E0(T=T0)=0かつ(∂E0/∂TT=T
0
=0であるが、 (∂2 E0/∂T2T=T0,(∂3 E0/∂T3T=T0,…など
は0ではな い。
使用する温度範囲が広い場合には、(∂2 E0/∂T2T
=T0
が0でないことが問題となつてくる。そこで、広
い温度範囲での動作が必要とされる場合、
(∂2 E0/∂T2T=T0による温度の2乗の項の補償も必
要と なつてくる。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、
半導体感圧素子を用いてブリツジ回路を構成し、
圧力の大きさを電気信号に変換する圧力変換回路
において、上記半導体感圧素子の温度による抵抗
値変化の補償を、広い温度範囲にわたつて行なえ
る圧力変換回路を提供することを目的とする。
以下この考案の一実施例を図面を参照して説明
する。第3図はこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図aと同一部分には同一符号を付して重
複する部分の説明は省略する。即ち、第1図aは
感圧素子R11、感圧素子R12を第1の辺、第2の
辺とし、かつ、温度係数が零とみなせる抵抗
R13,R14をそれぞれ個別に第1の辺、第2の辺
の感圧素子R11,R12に直列に接続し、同様に温
度係数が零とみなせる抵抗R15,R16を第3の辺、
第4の辺とし、これら第1、第2の辺の接続点と
第3、第4の辺の接続点とを出力端子としてブリ
ツジ回路を構成している。第3図において特に第
1図aと異なるところは、感圧素子R12の対辺
(第3の辺)が抵抗R15と抵抗R17,R19の並列回
路が直列にされた構成となつており、また、感圧
素子R11の対辺(第4の辺)が、抵抗R16と抵抗
R18の直列回路で構成されていることにある。な
お、上記抵抗R17,R18はそれぞれ正の温度係数
を有する抵抗で、抵抗R19は温度係数が抵抗R17
に比べて0とみなせる抵抗である。
このような構成において、上記抵抗R17,R18
がそれぞれ、 R17=R170{1+α7(T−T0)} R18=R180{1+α8(T−T0)} で表わされる温度特性を持つとすると、今、 R19=R170,R180=R170/2,α8=α7/2とすれば
、 R17,R19の合成抵抗R79は、 R79=R17・R19/R17+R19=R170{1+α7(T−T0
}/2+α7(T−T0)=R170/2{1+α7(T−T0
/1+α7/2(T−T0)} ≒R170/2{1+α7(T−T0)}・{1−α7/2(
T−T0)} =R170/2{1+α7/2(T−T0)−α27/2(
T−T02} となり、またR16は、 R18=R170/2{1+α7/2(T−T0)} となり、近似的に常温での抵抗値および温度係数
が同じでR79側だけ温度の2乗に比例する項を持
つ抵抗が得られる。
したがつて、例えば第1図aにおいて、R15
R16でEO=0となつていれば、第3図の様な接続
としても、EOは、 EO=EB{R12+R14/R11+R12+R13+R14 −R16+R18/2R16+R18+R79} となり、右辺第2項は、さらに EB(R16+R18/2R16+R18+R79)=[R16+R170/2
{1+α7/2(T−T0)}/2R16+R170{1+α7/2
(T−T0)−α27/4(T−T02}]・EB =EB/2{1+R170/2R16+R170・α7/2(T−T0
)}/1+R170/2R16+R170・α7/2(T−T0)−R17
0
/2R16+R170・α27/4(T−T02 ≒EB/2{1+R170/2R16+R170・α7/2(T−T0
)}{1−R170/2R16+R170・α7/2(T−T0)} となるので、右辺第2項は(∂2E0/∂T2T=T0
ときのみ零とならず、α7により変化することにな
る。そこで、感圧素子R11,R12の持つβにより
発生する(∂2 E0/∂T2T=T0に比例する項を打ち消す
よ うにα7を選定することにより、(∂2 E0/∂T2T=T0
比例 する項をなくすことができ、すなわち(∂2 E0/∂T2T
=
T0 を0とすることができ、幅広い温度に対して零
点ドリフトをおさえることが可能となる。
第4図はこの考案の変形例を示すもので、第3
図とは逆に、R17,R19の並列回路を感圧素子R11
に直列に接続し、R18を感圧素子R12に直列に接
続するとともに、抵抗R13を抵抗R15に、抵抗R14
を抵抗R16にそれぞれ直列に接続したものであ
り、このような構成としても上記実施例同様の作
用をなす。
なお、第3図、第4図においては、抵抗R13
R19を固定抵抗器として説明したが、これらの各
抵抗を可変抵抗器としても良く、可変抵抗器とす
れば調整を容易とすることができる。また、ブリ
ツジ共給電圧は直流でなく交流でも良い。
以上説明したようにこの考案によれば、半導体
感圧素子を用いてブリツジ回路を構成し、圧力変
化に対応する上記感圧素子の抵抗変化を電気信号
に変換する圧力変換回路において、上記半導体感
圧素子の温度による抵抗値変化の補償を、広い温
度範囲にわたつて行なうことができ、実用性に優
れた圧力変換回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは従来の圧力変換回路を示す図、
第2図は第1図bのブリツジ回路出力EOの温度
特性を示す図、第3図はこの考案の一実施例によ
る圧力変換回路を示す図、第4図は同実施例の変
形例を示す図である。 R11,R12……半導体感圧素子、EB……ブリツ
ジ供給電源電圧、R13〜R19……固定抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1、第2の半導体感圧素子を第1、第2の辺
    に設け、温度係数が零とみなせる第1、第2の抵
    抗を第3、第4の辺に設け、これら第1、第3の
    辺の接続点と第2、第4の辺の接続点との間に直
    流電源を印加し、前記第1、第2の辺の接続点と
    第3、第4の辺の接続点との出力端子から圧力変
    化に対応した信号を取り出すブリツジ回路を構成
    するとともに、前記第1、第2の半導体感圧素子
    の温度特性の違いに応じて和の抵抗値が一定とな
    るように第1の辺および第2の辺または第3およ
    び第4の辺に固定または可変抵抗を直列に接続
    し、かつ、これら固定または可変抵抗の接続辺と
    は別の一辺に温度係数が零とみなせる抵抗と所定
    の温度係数を有する抵抗との並列回路を直列に接
    続するとともに前記出力端子をはさんで前記別の
    他の辺に所定の温度係数を有する抵抗を直列に接
    続したことを特徴とする圧力変換回路。
JP15799679U 1979-11-14 1979-11-14 Expired JPH0142359Y2 (ja)

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JPS5678472U JPS5678472U (ja) 1981-06-25
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