JPH09229962A - 加速度センサ回路 - Google Patents

加速度センサ回路

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Publication number
JPH09229962A
JPH09229962A JP8038294A JP3829496A JPH09229962A JP H09229962 A JPH09229962 A JP H09229962A JP 8038294 A JP8038294 A JP 8038294A JP 3829496 A JP3829496 A JP 3829496A JP H09229962 A JPH09229962 A JP H09229962A
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JP
Japan
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resistors
resistor
sides
zero
compensation
Prior art date
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Application number
JP8038294A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Nohara
一也 野原
Fumihiro Kasano
文宏 笠野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリミング調整による補償後の零点補償残り
をより小さくする。 【解決手段】 印加された加速度に応じて抵抗値の変化
するピエゾ抵抗R1 〜R 4 を各4辺にそれぞれ接続し、
相対する一対の電源端子T3 ,T4 間に電源を接続し、
他の一対の出力端子T1 ,T2 からピエゾ抵抗R1 〜R
4 の変化に基づく加速度のセンサ出力電圧を出力するブ
リッジ回路であって、互いに隣接する2辺のそれぞれの
ピエゾ抵抗R1 ,R4 に零点補償用厚膜抵抗としてトリ
ミング調整される第1の抵抗Rs1 ,Rs2 を直列接続
し、他の隣接する2辺のそれぞれのピエゾ抵抗R2 ,R
3 に零点温度補償用厚膜抵抗として温度特性の測定結果
に基づきトリミング調整される第2の抵抗Rp1 ,Rp
2 を並列接続し、温度係数及び抵抗値が第2の抵抗Rp
1 ,Rp2 と同じ規格値の第3の抵抗Rp3 ,Rp4
前記ピエゾ抵抗R1 ,R4 にそれぞれ並列接続した構成
にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度を検知して
そのセンサ出力電圧を出力する加速度センサ回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加速度センサ回路とし
て、本願出願人が先願した特願平7−327713号に
記載のものが存在する。このものは、図3に示すよう
に、印加された加速度に応じて抵抗値の変化するピエゾ
抵抗R1 〜R4 を各4辺にそれぞれ接続し、相対する一
対の電源端子T3 ,T4 間に電源を接続し、他の一対の
出力端子T1 ,T2 からピエゾ抵抗R1 〜R4 の変化に
基づく加速度のセンサ出力電圧V1 ,V2 を出力するブ
リッジ回路であって、互いに隣接する2辺のそれぞれの
ピエゾ抵抗R1 ,R4 にセラミック基板上にて零点補償
用厚膜抵抗としてトリミング調整される第1の抵抗Rs
1 ,Rs2 を直列接続し、他の隣接する2辺のそれぞれ
のピエゾ抵抗R2 ,R3 にセラミック基板上にて零点温
度補償用厚膜抵抗として温度特性の測定結果に基づきト
リミング調整される第2の抵抗Rp1 ,Rp2 を並列接
続して構成されている。
【0003】さらに詳しくは、加速度が印加されていな
いときに、ピエゾ抵抗R1 〜R4 の抵抗値のばらつきに
よりブリッジ回路の平衡が失われてセンサ出力電圧差V
1 −V2 が零とならない場合、必要な零点補償付加抵抗
Zsを求め、その正負の値に応じて零点補償用厚膜抵抗
である第1の抵抗Rs1 ,Rs2 のいずれか一方をトリ
ミング調整して、零点補償付加抵抗Zsを直列に付加す
る。ここで、トリミング調整とは、セラミック基板上に
形成された厚膜抵抗の一部をレーザで切除することによ
って抵抗値を増加調整することである。
【0004】また、温度特性の測定結果から温度補償に
必要な零点温度補償付加抵抗Zpを求め、その正負の値
に応じて零点温度補償用厚膜抵抗である第2の抵抗Rp
1 ,Rp2 のいずれか一方をトリミング調整して、零点
補償付加抵抗(−Zp)を並列に付加する。
【0005】さらに、定電流を流す電源端子T3 ,T4
間に並列接続してあるスパン温度補償用厚膜抵抗Rkを
温度特性の測定結果からトリミング調整して、負となっ
ているスパンの温度特性を一定にする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の加速度
センサ回路にあっては、ピエゾ抵抗R1 〜R4 により形
成されたブリッジ回路に予め接続した零点補償用厚膜抵
抗の第1の抵抗Rs1 ,Rs2 と零点温度補償用厚膜抵
抗の第2の抵抗Rp1 ,Rp2 とスパン温度補償用厚膜
抵抗Rkとをトリミング調整するので、新たに調整用の
抵抗を半田付けする必要がなく、工程の簡略化及び小型
化が可能となる。
【0007】しかしながら、互いに隣接する2辺のそれ
ぞれのピエゾ抵抗R1 ,R4 には零点補償用厚膜抵抗の
第1の抵抗Rs1 ,Rs2 を直列接続しているのに対
し、他の隣接する2辺のそれぞれのピエゾ抵抗R2 ,R
3 には零点温度補償用厚膜抵抗の第2の抵抗Rp1 ,R
2 を並列接続しているから、ブリッジ回路の4辺の温
度係数にばらつきが発生してしまう。
【0008】すなわち、例えば、抵抗値は、ピエゾ抵抗
1 〜R4 が2kΩ、第1の抵抗Rs1 ,Rs2 が50
Ω、第2の抵抗Rp1 ,Rp2 が30kΩであるし、温
度係数は、ピエゾ抵抗R1 〜R4 が3000ppm/℃
(温度が1℃変化したときに抵抗値が0.3%変化す
る)、第1の抵抗Rs1 ,Rs2 及び第2の抵抗R
1,Rp2 がピエゾ抵抗R1 〜R4 に比べて温度係数
の極めて小さい厚膜抵抗のために、それを仮に理想的な
値として零であるとし、温度が常温20℃から100℃
までの80℃変化した場合を想定する。
【0009】そうすると、80℃の変化により、ピエゾ
抵抗R1 〜R4 は抵抗値2kΩが24%増加して2.4
8kΩとなるのに対して、第1の抵抗Rs1 ,Rs2
び第2の抵抗Rp1 ,Rp2 の抵抗値は変化しない。
【0010】従って、例えば、ピエゾ抵抗R1 に第1の
抵抗Rs1 を直列接続した辺に関しては、80℃の変化
により、抵抗値が2.05kΩから2.53kΩへ変化
したことになるから、その温度係数は、(2.53−
2.05)/80/2.05=2927ppm/℃とな
り、この数値はピエゾ抵抗R4 に第1の抵抗Rs2 を直
列接続した辺に関しても同様である。
【0011】一方、ピエゾ抵抗R2 に第2の抵抗Rp1
を並列接続した辺に関しては、80℃の変化により、抵
抗値が1.875kΩから2.291kΩへ変化したこ
とになるから、その温度係数は、(2.291−1.8
75)/80/1.875=2771ppm/℃とな
り、この数値はピエゾ抵抗R3 に第2の抵抗Rp2 を並
列接続した辺に関しても同様である。
【0012】上記のように、ブリッジ回路の4辺の温度
係数が2927ppm/℃及び2771ppm/℃とい
うばらつきのある2種類の異なる値になるため、ブリッ
ジ回路の4辺を温度係数3000ppm/℃のピエゾ抵
抗R1 〜R4 だけで構成して調整用の抵抗を新たに半田
付けする場合に比べて、トリミング調整による補償後の
零点補償残り、つまり零点からのずれが大きいものとな
る。
【0013】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、トリミング調整による補
償後の零点補償残りをより小さくすることができる加速
度センサ回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、印加された加速度に応
じて抵抗値の変化するピエゾ抵抗を各4辺にそれぞれ接
続し、相対する一対の電源端子間に電源を接続し、他の
一対の出力端子からピエゾ抵抗の変化に基づく加速度の
センサ出力電圧を出力するブリッジ回路であって、互い
に隣接する2辺のそれぞれのピエゾ抵抗に零点補償用厚
膜抵抗としてトリミング調整される第1の抵抗を直列接
続し、他の隣接する2辺のそれぞれのピエゾ抵抗に零点
温度補償用厚膜抵抗として温度特性の測定結果に基づき
トリミング調整される第2の抵抗を並列接続してなる加
速度センサ回路において、温度係数及び抵抗値が前記第
2の抵抗と同じ規格値の第3の抵抗を、前記第1の抵抗
を直列接続してある2辺の前記ピエゾ抵抗にそれぞれ並
列接続した構成にしてある。
【0015】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、温度係数及び抵抗値が前記第1の抵抗と同
じ規格値の第4の抵抗を、前記第2の抵抗を並列接続し
てある2辺の前記ピエゾ抵抗にそれぞれ直列接続した構
成にしてある。
【0016】請求項3記載のものは、請求項1又は2記
載のものにおいて、前記第3又は第4の抵抗が、厚膜抵
抗である構成にしてある。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1に基
づいて以下に説明する。なお、従来例と実質的に同じ機
能を有する部材には同じ符号を付してある。
【0018】R1 〜R4 はピエゾ抵抗で、半導体基板を
加工した撓み部の表面に形成され、その撓み部が印加さ
れた加速度に応じて撓むことによって抵抗値が変化する
ものであって、ブリッジ回路の各4辺にそれぞれ接続さ
れている。その抵抗値は2kΩ、温度係数は3000p
pm/℃(温度が1℃変化したときに抵抗値が0.3%
変化する)である。
【0019】上記ブリッジ回路は、相対する一対の電源
端子T3 ,T4 間に定電流電源を接続し、他の一対の出
力端子T1 ,T2 からピエゾ抵抗R1 〜R4 の変化に基
づく加速度のセンサ出力電圧V1 ,V2 を出力し、その
センサ出力電圧差V1 −V2を増幅回路(図示せず)に
より増幅して出力される。
【0020】Rs1 ,Rs2 は第1の抵抗で、セラミッ
ク基板上に零点補償用厚膜抵抗として形成され、互いに
隣接する2辺のそれぞれのピエゾ抵抗R1 ,R4 に直列
接続されている。その抵抗値は50Ω、温度係数はピエ
ゾ抵抗R1 〜R4 に比べれて極めて小さく、理想的な値
として零のものを用いる。
【0021】そして、加速度が印加されていないとき
に、ピエゾ抵抗R1 〜R4 の抵抗値のばらつきによりブ
リッジ回路の平衡が失われてセンサ出力電圧差V1 −V
2 が零とならない場合、必要な零点補償付加抵抗Zsを
求め、その正負の値に応じて上記第1の抵抗Rs1 ,R
2 のいずれか一方をトリミング調整して、零点補償付
加抵抗Zsを直列に付加する。
【0022】ここで、トリミング調整とは、セラミック
基板上に形成された厚膜抵抗の一部をレーザで切除する
ことによって抵抗値を増加調整することである。
【0023】Rp1 ,Rp2 は第2の抵抗で、セラミッ
ク基板上に零点温度補償用厚膜抵抗として形成され、他
の隣接する2辺のそれぞれのピエゾ抵抗R2 ,R3 に並
列接続されている。その抵抗値は30kΩ、温度係数は
第1の抵抗Rs1 ,Rs2 と同様に理想的な値として零
である。
【0024】そして、温度特性の測定結果から温度補償
に必要な零点温度補償付加抵抗Zpを求め、その正負の
値に応じて上記第2の抵抗Rp1 ,Rp2 のいずれか一
方をトリミング調整して、零点補償付加抵抗(−Zp)
を並列に付加する。
【0025】Rp3 ,Rp4 は第3の抵抗で、セラミッ
ク基板上に厚膜抵抗として形成され、第1の抵抗R
1 ,Rs2 を直列接続してある2辺のピエゾ抵抗
1 ,R4 にそれぞれ並列接続されている。その抵抗値
及び温度係数は第2の抵抗Rp1 ,Rp2 と同じ規格値
であり、つまり抵抗値は30kΩ、温度係数は理想的な
値として零である。なお、この第3の抵抗Rp3 ,Rp
4 は、トリミング調整には使用されない。
【0026】Rkはスパン温度補償用厚膜抵抗で、電源
端子T3 ,T4 間に並列接続してあり、温度特性の測定
結果からトリミング調整して、負となっているスパンの
温度特性を一定にする。
【0027】次に、上記したブリッジ回路の4辺につい
て、温度が常温20℃から100℃までの80℃変化し
た場合を想定してそれぞれの辺の温度係数を求めてみ
る。
【0028】すなわち、温度が80℃変化すると、ピエ
ゾ抵抗R1 〜R4 は温度係数が3000ppm/℃であ
るから、抵抗値2kΩが24%増加して2.48kΩと
なるのに対して、第1の抵抗Rs1 ,Rs2 、第2の抵
抗Rp1 ,Rp2 及び第3の抵抗Rp3 ,Rp4 は理想
的な値として零であるとしているから、抵抗値は変化し
ない。
【0029】従って、例えば、ピエゾ抵抗R1 に対し
て、第1の抵抗Rs1 を直列接続し、第3の抵抗Rp3
を並列接続した辺に関しては、80℃の変化により、抵
抗値が1.925kΩから2.3406kΩへ変化した
ことになるから、その温度係数は、(2.3406−
1.925)/80/1.925=2699ppm/℃
となり、この数値はピエゾ抵抗R4 に第1の抵抗Rs2
を直列接続し、第3の抵抗Rp4 を並列接続した辺に関
しても同様である。
【0030】一方、ピエゾ抵抗R2 に第2の抵抗Rp1
を並列接続した辺に関しては、80℃の変化により、抵
抗値が1.875kΩから2.291kΩへ変化したこ
とになるから、その温度係数は、(2.291−1.8
75)/80/1.875=2771ppm/℃とな
り、この数値はピエゾ抵抗R3 に第2の抵抗Rp2 を並
列接続した辺に関しても同様である。
【0031】上記のように、ブリッジ回路の4辺の温度
係数は2699ppm/℃及び2771ppm/℃の2
種類となり、その差は72ppm/℃となる。これに対
し、従来例におけるブリッジ回路の4辺の温度係数は2
927ppm/℃及び2771ppm/℃の2種類であ
り、その差は156ppm/℃である。従って、4辺の
温度係数のばらつき幅は、本発明の方が従来例よりも小
さいことになる。
【0032】かかる加速度センサ回路にあっては、上述
したように、ブリッジ回路の4辺の温度係数のばらつき
幅は、従来例よりも小さくなり、この状態で測定した温
度特性の結果から求められる補償抵抗値になるよう予め
接続した各補償抵抗をトリミング調整するので、新たに
調整用の抵抗を半田付けする必要がなく工程の簡略化及
び小型化が可能という効果を奏しながら、補償後の零点
補償残り、つまり零点からのずれも、調整用の抵抗を半
田付けする場合に近い値に小さくすることができる。
【0033】次に、本発明の第2実施形態を図2に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同
じ機能を有する部材には同じ符号を付して、第1実施形
態と相違するところを述べる。
【0034】すなわち、第1実施形態では、互いに隣接
する2辺のピエゾ抵抗R2 及びR3は、第2の抵抗Rp
1 及びRp2 がそれぞれ並列接続されているが、本実施
形態では、さらに第4の抵抗Rs3 ,Rs4 がそれぞれ
並列接続されている。
【0035】この第4の抵抗Rs3 ,Rs4 は、セラミ
ック基板上に厚膜抵抗として形成され、その抵抗値及び
温度係数は第1の抵抗Rs1 ,Rs2 と同じ規格値であ
り、つまり抵抗値は50Ω、温度係数は理想的な値とし
て零である。なお、この第4の抵抗Rs3 ,Rs4 は、
トリミング調整には使用されない。
【0036】そうすると、ブリッジ回路の4辺は、その
いずれもが、3000ppm/℃の温度係数を有する2
kΩのピエゾ抵抗に対して、理想的な値として零の温度
係数を有する50Ω及び30kΩの厚膜抵抗をそれぞれ
直列及び並列接続した構成となっており、温度が80℃
変化した場合の各辺の温度係数は前述したようにいずれ
も2699ppm/℃となって、ばらつきがなくなる。
【0037】かかる加速度センサ回路にあっては、上述
したように、ブリッジ回路の4辺は温度係数のばらつき
がなく均一になるので、新たに調整用の抵抗を半田付け
する必要がなく工程の簡略化及び小型化が可能という効
果を奏しながら、補償後の零点補償残りも、調整用の抵
抗を半田付けする場合と同程度に小さくすることができ
る。
【0038】なお、第1又は第2実施形態に用いた第3
の抵抗Rp3 ,Rp4 及び第4の抵抗Rs3 ,Rs
4 は、厚膜抵抗となっているから、第1の抵抗Rs1
Rs2 及び第2の抵抗Rp1 ,Rp2 と共に同じセラミ
ック基板上に形成することができるが、これら第3及び
第4の抵抗はトリミング調整には使用されないので、そ
の抵抗値及び温度係数の規格値が、第3の抵抗Rp3
Rp4 の場合は第2の抵抗Rp1 ,Rp2 と同じであれ
ば、また第4の抵抗Rs3 ,Rs4 の場合は第1の抵抗
Rs1 ,Rs2 と同じであれば、厚膜抵抗でなくチップ
抵抗等の他の種類の抵抗であってもよい。
【0039】また、第1又は第2実施形態に用いた各抵
抗の抵抗値及び温度係数の数値は、計算例を示すために
仮に決めたものであり、他の数値であっても勿論よい。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載のものは、上述したよう
に、ブリッジ回路の4辺の温度係数のばらつき幅は、従
来例よりも小さくなり、この状態で測定した温度特性の
結果から求められる補償抵抗値になるよう予め接続した
各補償抵抗をトリミング調整するので、新たに調整用の
抵抗を半田付けする必要がなく工程の簡略化及び小型化
が可能という効果を奏しながら、補償後の零点補償残り
も、調整用の抵抗を半田付けする場合に近い値に小さく
することができる。
【0041】請求項2記載のものは、上述したように、
ブリッジ回路の4辺は温度係数のばらつきがなく均一に
なるので、新たに調整用の抵抗を半田付けする必要がな
く工程の簡略化及び小型化が可能という効果を奏しなが
ら、補償後の零点補償残りも、調整用の抵抗を半田付け
する場合と同程度に小さくすることができる。
【0042】請求項3記載のものは、請求項1又は2記
載のものの効果に加えて、第1乃至第4の抵抗がいずれ
も厚膜抵抗となっているから、すべて同じ基板上に形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示す回路図である。
【図3】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 〜R4 ピエゾ抵抗 Rs1 ,Rs2 第1の抵抗 Rp1 ,Rp2 第2の抵抗 Rp3 ,Rp4 第3の抵抗 Rs3 ,Rs4 第4の抵抗 T1 ,T2 出力端子 T3 ,T4 電源端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印加された加速度に応じて抵抗値の変化
    するピエゾ抵抗を各4辺にそれぞれ接続し、相対する一
    対の電源端子間に電源を接続し、他の一対の出力端子か
    らピエゾ抵抗の変化に基づく加速度のセンサ出力電圧を
    出力するブリッジ回路であって、互いに隣接する2辺の
    それぞれのピエゾ抵抗に零点補償用厚膜抵抗としてトリ
    ミング調整される第1の抵抗を直列接続し、他の隣接す
    る2辺のそれぞれのピエゾ抵抗に零点温度補償用厚膜抵
    抗として温度特性の測定結果に基づきトリミング調整さ
    れる第2の抵抗を並列接続してなる加速度センサ回路に
    おいて、 温度係数及び抵抗値が前記第2の抵抗と同じ規格値の第
    3の抵抗を、前記第1の抵抗を直列接続してある2辺の
    前記ピエゾ抵抗にそれぞれ並列接続したことを特徴とす
    る加速度センサ回路。
  2. 【請求項2】 温度係数及び抵抗値が前記第1の抵抗と
    同じ規格値の第4の抵抗を、前記第2の抵抗を並列接続
    してある2辺の前記ピエゾ抵抗にそれぞれ直列接続した
    ことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ回路。
  3. 【請求項3】 前記第3又は第4の抵抗が、厚膜抵抗で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の加速度セン
    サ回路。
JP8038294A 1996-02-26 1996-02-26 加速度センサ回路 Pending JPH09229962A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6810738B2 (en) * 2002-07-10 2004-11-02 Hitachi Metals, Ltd. Acceleration measuring apparatus with calibration function
WO2021114335A1 (zh) * 2019-12-12 2021-06-17 江苏集萃微纳自动化系统与装备技术研究所有限公司 作为afm位置传感器的惠斯通电桥的温度补偿方法

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