JPH0142096B2 - - Google Patents

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JPH0142096B2
JPH0142096B2 JP2796580A JP2796580A JPH0142096B2 JP H0142096 B2 JPH0142096 B2 JP H0142096B2 JP 2796580 A JP2796580 A JP 2796580A JP 2796580 A JP2796580 A JP 2796580A JP H0142096 B2 JPH0142096 B2 JP H0142096B2
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JP
Japan
Prior art keywords
transistor
current
voltage
collector
operating
Prior art date
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Expired
Application number
JP2796580A
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English (en)
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JPS56126226A (en
Inventor
Akira Ozaka
Mikio Yoda
Yasushi Shinohara
Fumio Ishama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS56126226A publication Critical patent/JPS56126226A/ja
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電磁接触器の開閉時にサージ電圧が発
生するのを防止する電磁接触器の駆動装置に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、直流操作形電磁接触器をしや断する場
合、その操作コイルに蓄えられた大きな誘導エネ
ルギーをしや断することになり大きなサージ電圧
を発生する。そのため、操作接点間に大きなアー
クを発生し接点を消耗させることになる。また、
サージ電圧が他の弱電回路を誤動作させることも
ある。
このようなサージ電圧を吸収するため、電磁接
触器の操作コイルと並列に大形のコンデンサと抵
抗の直列接続したサージ吸収回路を接続したり、
あるいは操作コイルと並列にフライホイールダイ
オードを接続している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前者はコンデンサの容量を大き
くしないとサージ電圧を完全に吸収することはで
きず、装置が大型、高価となる。また、操作接点
の容量は電流の大きさと時定数によつて決まる
が、インダクタンス分があるため操作接点の容量
も大きくなる。
一方、後者はサージ電圧を完全に吸収でき、か
つ操作接点の容量を小さくできるが、しや断時間
が長くなる。そのため、電磁接触器の釈放動作が
遅くなり、しや断能力の低下をきたすことにな
る。
また、他の方法として操作コイルと並列にツエ
ナーダイオードを接続する方法もあるが、容量が
小さく電磁接触器に使用されていないのが実情で
ある。
このように、従来の方法は操作接点の容量を小
さくでき、しや断時間を短くできるというものは
なく、両者を満足する装置の開発が強く要望され
ている。
本発明の目的は、操作接点の容量を小さくでき
ると共に、しや断時間を短くするのを簡単な構成
で行なえる電磁接触器の駆動装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の電磁接触器の駆動装置は、操作接点開
放時の電磁コイルの放電電流の一部を帰還抵抗に
よつてトランジスタのベースに流し、残りの放電
電流をトランジスタ自身のコレクタおよびエミツ
タの抵抗により消費させることにある。
〔作用〕
このため、操作接点へのエネルギーの伝達は少
なく、アークを極小に押えられ、操作接点の摩耗
を少なくできるので、操作接点のしや断容量は小
さくてよく、通電容量のみ考えればよいから、操
作接点は小形化できる。
〔実施例〕
以上、本発明を第1図に示す実施例において詳
細に説明する。
第1図において4は単相全波整流回路であり、
その電源側の入力端子1,2は操作接点12を介
して電源に接続される。入力端子1,2の間に接
続されるサージアブソーバ3は整流回路4を外来
サージより保護する。整流回路4の正側出力母線
は出力端子9に接続され、負側出力母線はトラン
ジスタ7のエミツタEに接続される。
トランジスタ7のコレクタCは出力端子10に
接続される。トランジスタ7は電流増幅率を大に
するためダーリントン接続されている。出力端子
9,10間には電磁接触器の操作コイル11が接
続されるが、操作コイル11はトランジスタ(エ
ミツタE−コレクタC)7と直列に接続される。
一方、整流回路4の正側母線から抵抗器5、コ
ンデンサ6を介して整流回路4の負側母線に接続
され、抵抗器5とコンデンサ6の間からトランジ
スタ7のベースに接続される。またトランジスタ
7のベースBとコレクタCの間には帰還抵抗器8
が接続されている。
次にその動作を第2図を参照して説明する。
今、電磁接触器の操作コイル11を付勢するた
め操作接点12を第2図aの如く時刻t1に閉路し
て入力端子1,2間に交流電圧を入力したとす
る。この交流電圧は全波整流回路4で整流され、
第2図bの如き脈流となつて出力される。
そして、抵抗5を通してコンデンサ6を充電
し、コンデンサ6がある電圧(トランジスタのベ
ース・エミツタ間電圧であり1V程度である)に
達するとトランジスタ7のベースに第2図cの如
き電流が流れる。
そのため、トランジスタ7はON状態となり、
全波整流回路4の出力から、トランジスタ7を通
して第2図eの如き電圧が電磁接触器の操作コイ
ル11に印加される。電磁接触器の操作コイル1
1はインダクタンスが大きいため、第2図fの如
きリツプルの少ない電流が流れる。
この時、トランジタ7のコレクタ・エミツタ電
電圧はON状態のため低く(1V程度)、第2図d
の如き波形となる。従つて、トランジスタ7のコ
レクタ・ベース間電圧も低く(1V弱)、帰還抵抗
器8には第2図gの如くほとんど電流が流れな
い。
また、トランジスタ7はダーリントン接続し、
電流増幅率を良くしているから、操作接点12が
閉じている時に、抵抗5からトランジスタ7のベ
ースに流れる電流は、小さい電流を流しても増幅
され、トランジスタ7を動作させることができ
る。したがつて、抵抗5、コンデンサ6を小形化
することができるので、駆動装置を小型化でき
る。
次に、電磁接触器の操作コイル11を消勢する
ために第2図の時刻t2において操作接点12を閉
路したとする。この時、全波整流回路4の出力は
第2図bの如く零となり、コンデンサ6に充電さ
れていた電圧は、トランジスタ7のベースを通し
て第2図cの如く放電し始める。この間トランジ
スタ7は第2図dの如くON状態を保持する。し
かし、ベース電流が少なくなるとともにコレク
タ・エミツタ間電圧は上昇し始める。
一方、出力電圧は第2図eの如く、電源からの
脈流入力がなくなつたため、電磁接触器の操作コ
イル11の逆起電力により反転する。この時の操
作コイル11の放電回路は、トランジスタ7、全
波整流回路4を通つて矢印Aの如く形成されるた
め、トランジスタ7と全波整流回路4のダイオー
ドによる順電圧降下分(約2V程度)が生じる。
そのため、電流は同図fのように操作コイル11
の時定数L/Rで減少し始める。
コンデンサ6の電荷が放電しおえるとともに、
トランジスタ7のベース電流は第2図cの如く少
なくなり、トランジスタ7のコレクタ・エミツタ
間インピーダンスは増加する。
一方、出力電流は操作コイル11のインダクタ
ンスにより第2図fの如く流れ続けるため、コレ
クタ・エミツタ間電圧は第2図dの如く上昇し始
め、出力電圧も第2図eの如く上昇する。しか
し、この時(時刻t3)トランジスタ7のコレク
タ・ベース間電圧も上昇するため、帰還抵抗器8
を通つて第2図gの如くコレクタCからベースB
に電流が流れ込み、ベース電流は第2図cの如く
わずかに流れ続けるため、トランジスタ7は完全
にOFFとはならない。
この時、トランジスタ7のコレクタ・エミツタ
間電圧は、帰還抵抗値とトランジスタ7の電流増
幅率で決定されるある一定値までしか上昇しな
い。そして操作コイル11の電磁エネルギーつま
り放電電流はトランジスタ7における電圧降下に
より、トランジスタ7からの熱となつてトランジ
スタに取り付けられた冷却片から放散され、出力
電流は第2図fの如く急激に減少する。
トランジスタ7は、操作コイルの逆起電圧によ
る大きなエネルギーを熱に換え、それらの熱を全
て冷却片を通して放出できるため、高頻度で多数
回(電磁接触器の寿命に該当し、数100万回要す
る。)の開閉動作にも耐えることができ、トラン
ジスタを損傷することがない。
トランジスタ7のコレクタ・エミツタ間の等価
抵抗をrceとすれば、放電回路の時定数はL/R
からL/(R+rce)へと小さくなり、出力電流
の減少が速くなる。そして、さらに出力電流が第
2図fの如く減少を続けるが、この時トランジス
タ7はコレクタ電流の減少とともに電流増幅率が
下がる性質をもつているため、コレクタ電流の減
少とともにコレクタ・エミツタ間インピーダンス
は上昇し続け、従つて電流とインピーダンスの積
となるコレクタ・エミツタ間電圧の変化は少な
く、一定に近い値を保持する。
第2図eの出力電圧は、放電回路に他のインピ
ーダンスがないため、第2図dを反転した波形と
なる。出力電流が時刻t4において第2図fの如く
零となるとトランジスタ7は、OFFとなり、動
作は停止する。しかし操作コイル11にはインダ
クタンスにより第2図eの如く残留電圧があり、
これは帰還抵抗8、トランジスタ7のベース、全
波整流回路を通つて放電される。
以上のように動作するのであるが、操作コイル
11に蓄積されたエネルギーは、トランジスタへ
の熱となつて急速に放出され、電磁接触器の釈放
動作を速くすることができる。
また、操作接点12に加わるサージ電圧は整流
回路4のダイオードの電圧降下分(約1V)で極
めて小さくなる。しかもコイルのエネルギーの放
電は第3図矢印Aの如く行われるため、操作接点
12へのエネルギーの伝達はなく、アークは極小
に押えられる。
従つて、接点の摩耗を少なくできる。そのため
操作接点しや断容量は小さくてよくて、通電容量
のみを考えればよいため、小形のリレー接点で駆
動できる。
更に、釈放動作の速応化とリレー接点を小型化
するためには、帰還抵抗器を付加するという簡単
な構成で実現できる。
第3図は本発明によるサージ電圧の大きさと電
磁接触器のしや断時間と他の方式とを比較した特
性図である。
第3図a,bはサージアブソーバをつけない場
合で縦軸の負荷電圧VLおよび負荷電流ILと横軸
の釈放時間t1〜t4との関係を示す特性図である。
特性図1の駆動回路は、直流母線間に操作接点
と操作コイルとを直列接続して構成する。操作接
点を切ると、アークを発生する。この時の第3図
a,bに示す如くアークによる急峻的な電圧1と
放電電流1の急激な低下を生ずる。放電電流1は
短い釈放時間t1で消弧され、操作コイルを短時間
で釈放電流以下にして、図示していない電磁接触
器の接点を開放する。しかしながら、この回路で
は、急峻的な逆電圧1によりサージを発生し、他
の電気機器に悪影響を与える。
特性図3は、特性図1の操作コイルに並列に抵
抗を接続した場合である。操作接点を切つた時に
生ずる放電電流3は、抵抗により順次消費され、
逆電圧3は特性図1より小さくできるが、放電電
流3が釈放電流以下になるのに釈放時間t1より長
い釈放時間t3を要する。この結果、電磁接触器の
接点を解放するしや断時間が長くなり、接点が溶
着する。
特性図4は、特性図1の回路操作コイルにダイ
オードを並列接続した場合である。放電電流はダ
イオードと操作コイルとの間を循環し、時定数
L/Rでゆつくり減衰するので、逆電圧はほとん
ど発生しないが、釈放電流以下になる釈放時間t4
が極端に長くなり、特性図3と同様な問題を生ず
る。
特性図2は本発明によるもので、操作接点12
の開離と同様に発生した逆電圧は、上述の如く電
圧が高くならず、接点溶着を生じない釈放時間t2
に抑えることができる。逆電圧が高くならず矩形
に近い波形となる理由は、次の通りである。
操作接点をOFFした時、トランジスタOFF状
態に移行し、コレクタ電流は徐々に減少して行く
が、同時にベース電流も減少するため、コレク
タ・エミツタ間の等価インピーダンスは増加し、
(コレクタ・エミツタ間電圧)=(コレクタ・エミ
ツタ間等価インピーダンス)×(コレクタ電流)の
変化は少なく、一定電圧を示すようになる。この
時のベース電流はコレクタ電流÷電流増幅率で決
定される。
第4図は本発明の他の実施例を示すもので、ト
ランジスタ7′としてPNP型を用いる場合であ
る。この場合、操作接点12を開放する時に生ず
る電磁コイル11の放電電流の一部は、整流回路
4の(+)側からトランジスタ7′のエミツタE
−ベースB−帰還抵抗8−電磁コイル11−整流
回路4の(−)側に流れる通路と、残りの放電電
流は整流回路4の(+)側からトランジスタ7′
のエミツタE−コレクタC−電磁コイル11−整
流回路4の(−)側に流れる通路とがある。この
結果、放電電流のほとんどはエミツタEとコレク
タCとの間の抵抗で消費されることにより、第1
図と同様な効果を達成することができる。
ここで、上述の実施例ではフライホイールダイ
オードとして全波整流回路を用いているが、1個
のダイオードでもよいのは勿論である。ただし、
全波整流回路にすると操作電源が交流および直流
の両方に用いることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば電磁接触
器のしや断時間が短くできると共に操作接点の容
量を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である電磁接触器の
駆動装置に使用した回路図、第2図AないしGは
第1図の動作波形図、第3図A,Bは本発明によ
る特性図、第4図は本発明の他の実施例を示す回
路図である。 4……全波整流回路、7……トランジスタ、1
1……電磁接触器の操作、12……操作接点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 整流回路と、整流回路に入力する入力電流を
    入、切する操作接点と、整流回路の出力側の直流
    母線間に接続された電磁接触器の操作コイルとト
    ランジスタとの直列回路と、トランジスタのコレ
    クタとベースとの間に接続された帰還抵抗とを備
    え、操作接点開放時に電磁コイルの放電電流の一
    部を帰還抵抗によつてベースに流し、残りの放電
    電流をトランジスタ自身のコレクタおよびエミツ
    タの抵抗で消費させるようにしたことを特徴とす
    る電磁接触器の駆動装置。
JP2796580A 1980-03-07 1980-03-07 Device for driving electromagnetic contactor Granted JPS56126226A (en)

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JP2796580A JPS56126226A (en) 1980-03-07 1980-03-07 Device for driving electromagnetic contactor

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JP2796580A JPS56126226A (en) 1980-03-07 1980-03-07 Device for driving electromagnetic contactor

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JPS56126226A JPS56126226A (en) 1981-10-03
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