JPH0141600B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0141600B2
JPH0141600B2 JP59000350A JP35084A JPH0141600B2 JP H0141600 B2 JPH0141600 B2 JP H0141600B2 JP 59000350 A JP59000350 A JP 59000350A JP 35084 A JP35084 A JP 35084A JP H0141600 B2 JPH0141600 B2 JP H0141600B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
motor
rotation
holding arm
mast
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP59000350A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60153400A (ja
Inventor
Jimunoegu Andorei
Mainken Berunharuto
Shuinku Furiidoritsuhi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FURIIDORITSUHI UIRUHERUMU SHUBINGU GmbH
Original Assignee
FURIIDORITSUHI UIRUHERUMU SHUBINGU GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FURIIDORITSUHI UIRUHERUMU SHUBINGU GmbH filed Critical FURIIDORITSUHI UIRUHERUMU SHUBINGU GmbH
Priority to JP59000350A priority Critical patent/JPS60153400A/ja
Publication of JPS60153400A publication Critical patent/JPS60153400A/ja
Publication of JPH0141600B2 publication Critical patent/JPH0141600B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G21/00Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
    • E04G21/02Conveying or working-up concrete or similar masses able to be heaped or cast
    • E04G21/04Devices for both conveying and distributing
    • E04G21/0418Devices for both conveying and distributing with distribution hose
    • E04G21/0436Devices for both conveying and distributing with distribution hose on a mobile support, e.g. truck

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、調節可能な作業台であつて、保持ア
ームと回転ジヨイントとで昇降マスト部分の旋回
平面において回転運動可能に昇降マスト端部に接
続されており、切換え可能なモータ特に電動機に
よつて減速伝動装置を介して並びに、傾斜測定器
を備えた調整器を有する制御装置によつて自動的
に水平に保たれる形式のものに関する。
このような作業台は作業員を場合によつては作
業台に載つている作業機器と共に、建物又はマス
ト、飛行機、船又はこれに類したもののような高
い対象物の正面に持ち上げること及び同正面から
降ろすことができる。しかしながらまたこのよう
な作業台は、接近できないような箇所において危
険な状態にある人間を救い出すためにも使用する
ことができる。昇降マストはたいてい複数の区分
又は部分から成つていて、これらのうちの下端部
分は通常ベースブームと呼ばれ、先端の部分は通
常先端ブームと呼ばれている。昇降マストの各部
分は、多くの場合油圧式の推力ピストン伝動装置
を備えた回転ジヨイントを介して互いに接続され
ていて、同一平面において旋回可能である。ベー
スブームはたいていこの旋回平面において回転機
構のコラムに回転運動可能に枢着されている。回
転機構によつて、固定点に対して可能な作業台の
横方向のシフトが規定される。この場合固定点は
位置固定に配置されていても又は可動であつても
よい。固定点が可動の場合には昇降マストは自動
車たいていは貨物自動車の上溝部を形成してい
る。
本発明の出発点である上記形式の公知の装置
(ドイツ連邦共和国特許出願公開第2819256号明細
書)では、調節可能な作業台付貨物自動車の荷役
用クレーンのための交換機器又は取付け機器とし
て構成されている。この場合荷役用クレーン自体
は遠隔操作可能である。この装置では、調整値が
水平に対する作業台の傾きである調整器によつ
て、作業台は昇降マスト端部の運動とは無関係
に、安全性の理由に基づいて定められた約5゜の狭
い範囲内に保たれる。
この公知の作業台には回転ジヨイントの駆動装
置として電動機が設けられている。これには、種
種異なつた媒体つまり昇降マストを移動調節する
ための油圧媒体及び作業台を駆動するための電気
的な媒体を使用するという大きな利点がある。つ
まり油圧式の昇降マスト駆動装置の故障時に該駆
動装置が係止されても、作業台をその水平位置に
もたらすことができるという利点がある。
この公知の形式では伝動装置がウオーム式入力
段を有していて、該入力段の、ケーシングに対し
て不動に配置されたウオーム歯車がスピンドルの
ための内歯を有している。この伝動装置は回動不
能にかつ枢着的に保持アームの回転ジヨイントの
そばで昇降マストに及び作業台の保持アームに枢
着されている。このようにして、駆動モータであ
る電動機の比較的高い回転数は回転ジヨイントに
おける保持アームのゆつくりとした回転に減じら
れる。
これによつてさらに、特にスピンドルの制限さ
れた有効長さを考慮すると、駆動モータの両回転
方向において保持アームの回転は事実上四分円に
制限される。これによつて昇降マストの運動は相
応に制限され、ひいては作業台で到達することの
できる位置が著しく制限される。またこのような
形式の伝動装置では、高速回転する直流電動機の
ための十分な減速は不可能である。この結果及
び、回転ジヨイントとその回転駆動装置とが別体
の構成グループを形成しているという事実によつ
て、作業台の構成が比較的複雑になり、ひいては
昇降マスト端部における重量負荷が著しく増大
し、これによつて場合によつては形状安定性に関
する問題の生じることがある。
公知の減速伝動装置は確かに自縛作用を有して
はいるが、しかしながら作業台の振れは伝動装置
の自縛作用を相殺してしまい、電気系の故障時に
は作業台を、もはや修正不能な大きく傾いた位置
にもたらしてしまうことがある。これに伴なう危
険を確実になくすためには、回転ジヨイントにブ
レーキが組み込まれねばならない。しかしながら
危険時においてこのブレーキを適時に操作するこ
とは著しく困難であり、ひいては本来ならば回避
可能な事故を惹起してしまうことがある。また別
の欠点としては、昇降マストが油圧装置が完全に
止まつている場合には電気系の故障時に作業台の
位置を修正することができないということが挙げ
られる。
さらに別の公知の調節可能な作業台は、昇降マ
ストである既に設けられたクレーンマストと一時
的に協働するのではなく、作業台の必要に応じ
て、特に作業台の所望の到達範囲に応じて設計さ
れた昇降マストと常に協働し、従つて常に昇降マ
スト端部に固定されている(ドイツ連邦共和国特
許出願公開第2901786号明細書)。この場合におい
ても作業台の水平位置は制御装置によつて強制的
に維持されるようになつている。しかしながら昇
降マストは通常可能に構成されたクレーンマスト
よりも長いので、従つて昇降マストは相応に大き
な作業範囲を有している。これによつてスマト部
分の回転ジヨイントはより大きな旋回角を必要と
するので、マスト部分は、長さを増大せしめられ
たマストを折り畳まれた位置にもたらすことがで
きるように設計されており、この折り畳まれた位
置においては各マスト部分は平行に位置し、ひい
てはマストを容易に運搬することができる。
このような昇降マストでは保持アームの回転ジ
ヨイントにおいて、公知の電気駆動式の回転ジヨ
イントに比べて著しく大きな旋回角が望まれてい
る。ゆえにこの公知の作業台では駆動装置として
油圧式の推力ピストン伝動装置が使用されてお
り、この伝動装置の旋回角は機械的なリンク伝動
装置を介して240゜まで大きくすることができ、さ
らにこの場合同形式の別の回転ジヨイントを備え
たアームが分割されている。このような場合には
しかしながら2つの駆動媒体を保持アーム回転ジ
ヨイントと昇降マスト回転ジヨイントとに分割す
ることはもはや不可能である。さらにまた安全性
に関する疑念が生じる。なぜならば、旋回ジヨイ
ント及び昇降アームの調節を油圧媒体で行なわね
ばならず、この結果油圧装置の故障時には作業台
の位置を修正することが不可能だからである。
油圧式のために、調整装置を有する制御連鎖は
著しく複雑かつ不十分なものになる。それという
のは、このような制御連鎖は油圧エネルギ及び電
気エネルギによつて作動されねばならないからで
ある。この場合特に目標値を中心にした調整連鎖
のむらという問題が生じ、これによつて作業台の
激しい揺れが惹起される。
さらに、この公知の作業台では、保持アームを
駆動するために働きかつ作業液体で満たされてい
る推力ピストン伝動装置と該伝動装置に組み込ま
れているリンク伝動装置とが極めて重いことに基
づいて、昇降アームの重量負荷は比較的大であ
る。
ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の公
知の調節可能な作業台を改良して、交換機器とし
てのみならず、多方向に調節可能な昇降マストに
常に取り付けられた作業機器としても選択的に使
用することができ、かつ作業台に載つている人間
に対して高い安全性を保証することができる作業
台を提供することである。
この課題を解決するために本発明の構成では、
歯車伝動装置として構成された減速伝動装置が、
回転ジヨイントの回転可能な部分を直接駆動する
ように構成されており、保持アームの回動を両回
動方向において係止しかつモータのその都度一方
の回転方向における保持アームの回転だけを可能
にする一方向で接続される複数のクラツチが、保
持アームとモータとの間に設けられている。また
本発明の有利な実施態様は特許請求の範囲の従属
項に記載されている。
本発明によれば、モータの両回転方向における
作業台保持アームの旋回角の制限は歯車伝動装置
によつて完全に取り除かれるので、作業台を種種
異なつた構造形式の恣意に移動調節可能な昇降マ
ストと一緒に使用することができる。歯車伝動装
置はその構造上の理由から、保持アーム回転ジヨ
イントにおいて作業台の揺動を阻止するのに十分
な自縛作用を有してはいないが、しかしながら、
本発明では一方向で接続される複数のクラツチを
用いることによつて歯車伝動装置の使用が可能に
なつている。これらのクラツチにおける接続過程
は、駆動部材と被駆動部材との間の相対回動の方
向に関連する。例えば伝動ローラフリーホイール
として構成された複数例えば特に2つのクラツチ
が使用されて、両クラツチの空転状態がモータ回
転のその都度一方の方向において与えられていて
かつ係止状態が保持アームの両旋回方向において
生じるようになつていることによつて、作業台の
揺動を自動的に回避することができる。これによ
つて、電気系の故障時に作業台の不本意な傾斜位
置を回避することができ、かつ通常運転時には、
制御技術上取り除くことが極めて困難でありかつ
作業台に載つている人間を危険にさらす原因であ
る、傾斜測定器を備えたたいていの調整器におい
て生じる目標値を中心としたむらを、回避するこ
とができる。
以上のことからわかるように本発明の利点とし
ては、従来複雑であつた構造とこれに伴なう高い
製作費及び大きな重量負荷を極めて簡単な形式で
回避できるということが挙げられる。本発明によ
る作業台はこのような利点を有しているにもかか
わらず、事実上無制限の作業範囲を有し、特に交
換機器として複雑な昇降マストの多種多様な利用
を可能ならしめる。
特許請求の範囲第2項の記載のように構成され
ていると、高速回転する駆動モータ例えば空圧式
及び油圧式の駆動モータを使用することができ
る。なぜならば、比較的小さな出力で保持アーム
において必要なトルクをこのようなモータから取
出し可能であるということが判明しているからで
ある。本発明のこの有利な実施態様のように伝動
装置が分割されていることには、ウオーム式入力
段で例えば1:8の減速が達成されかつこれによ
つて危険時においてはハンドルを僅かに回転させ
るだけで作業台を水平にすることができるという
利点がある。さらに遊星歯車装置として構成され
た出力段には、作業台の過負荷に際して必要な破
壊荷重を、多数の歯車が常に噛み合つていること
によつて容易に得ることができ、従つて簡単かつ
単純な構造形式が得られるという利点がある。
さらに特許請求の範囲第3項の記載のように構
成されていると、高速回転する直流モータを使用
することができる。作業台回転ジヨイントの電気
式の駆動形式が実現され得る。周知のようにデイ
スクロータ型モータは直流モータであり、該モー
タのロータは、鉄を有していないプラスチツク製
デイスクと該デイスクに取り付けられた導電体と
から成つており、このモータでは、2100U/min
〜4500U/minの間の公称回転数と6000U/min
までの最高回転数が得られる。また直列に配置さ
れた複数の遊星歯車伝動装置はウオーム式入力段
との協働によつてこの高い回転数を十分に減速す
ることができる。ロータはまた、内側及び外側に
おいて磁界に取り囲まれているベル形の巻き線ケ
ージを有している。
特許請求の範囲第3項に記載の実施態様では、
小型の伝動装置と小さな電力で十分であり、これ
によつて重量は著しく減じられかつ形状安定性に
関する諸問題も簡単に解決され得る。
本発明の別の実施態様(特許請求の範囲第4
項)によれば、回転ジヨイントの駆動のために必
要な電力を単数又は複数の使用のために貯えるこ
とができる。これによつて回転ジヨイントを自動
車の搭載バツテリとは無関係に駆動することがで
き、ひいては付加的に、電気系の故障時にも作業
台の水平位置を維持するのに十分なエネルギが得
られるという安全性に関する利点も得られる。
さらにまた特許請求の範囲第5項の記載のよう
に構成されていると、極めて大きな作業範囲を有
する昇降マストが得られる。このような昇降マス
トによつて特に、建造物部分に上からかぶさつた
り又は下から接近したりすることが可能になる。
次に図面につき本発明の実施例を説明する。
第5図及び第6図に示されているように、貨物
用自動車1の車台には全体を符号2で示されてい
る上構部が設けられていて、この上溝部2は自動
車シヤーシの縦ビームと結合されている。上構部
2の横には複数の支持体3,4が設けられてい
て、これらの支持体3,4は、シリンダ6とピス
トン棒7とから成る油圧式推力ピストン伝動装置
によつて駆動装置を備えたテレスコープ式の有利
には油圧駆動式のジブ5として形成されていて、
該ジブ5の先端に路面支柱8を有している。この
路面支柱8自体は油圧によつて負荷されるシリン
ダ9と、路面受板11を備えた進出可能なピスト
ン棒10とから成つている。
運転室の後ろには図示されていないターンテー
ブルが配設されていて、このターンテーブルは、
該ターンテーブルのキングピンを中心にして運動
可能な鉛直なコラム19を有している。このコラ
ム19は、推力ピストン14から成る推力ピスト
ン伝動装置13と共に回転ジヨイント12を移動
させるために働く。回転ジヨイント12はベース
ブーム15をコラム19に接続している。ベース
ブーム15の先端には、旋回駆動装置として働く
推力ピストン伝動装置17を有する別の回転ジヨ
イント16が設けられている。この推力ピストン
伝動装置17もまた、レバー伝動装置20を備え
た推力ピストン18をモータとして有している。
回転ジヨイント16は昇降マストの中央部分21
をベースブーム15に接続している。中央部分2
1の自動端部には推力ピストン伝動装置23を有
する回転ジヨイント22が設けられており、この
推力ピストン伝動装置23は推力ピストン24と
リンク伝動装置25とから成つていて、前記推力
ピストン伝動装置17同様180゜の旋回角にわたつ
て有効である。
回転ジヨイント22は先端ブーム26を接続し
ており、この先端ブーム26は、別の2つの推力
ピストン伝動装置13,17を適当に操作すると
共に推力ピストン伝動装置23によつて中央部分
21の下にかつベースブーム15の上に折り畳む
ことができる。
以上述べた装置は原理的には公知であるが、こ
の公知の装置は従来コンクリート分配マストとし
てのみ用いられている。つまりマスト部分15,
21,26には、管ジヨイントないしはホースを
介して互いに結合されている複数の管が固定され
ていて、これらの管を通してコンクリートが、貨
物用自動車1の車台に支承されていて上構部2と
結合されているコンクリートポンプによつて圧送
される。
本発明によればこの装置は次のように改造され
ている。すなわち、先端ブーム26の端部28が
連結体30の半部29として構成されていて、連
結体30の両半部29,31が、いつでも解離す
ることのできるねじ締結部33を有している。連
結体30の半部29には第3図によれば取付け部
材32がねじ締結されていて、この取付け部材3
2の連結体半部34は同取付け部材32の一端に
固定されている。取付け部材32の他端は、ホー
ス36が接続されている管35を支承するために
働く。ホース36は、前記コンクリートポンプか
ら分配マストを介して案内されて延びているコン
クリート導管の端部を形成しており、この場合コ
ンクリートはホース36によつてコンクリートで
固められる建造物面に分配され得る。
連結体半部34を連結体半部31と交換する
と、調節可能な作業台38を先端ブーム26に取
り付けることができる。この作業台38は原則的
には、格子40を有するケージ39から成つてい
る。作業台38の下の支持ビーム41において剛
性の保持アーム42が固定されており、この保持
アーム42は作業台38の平面に対して直角に上
方に向かつて突出していて、回転ジヨイント43
を有している。この回転ジヨイント43を介して
作業台38は連結体半部31とひいては先端ブー
ム26と結合されている。回転ジヨイント43
は、昇降マストの前記回転ジヨイント12,1
6,22の平面における保持アーム42の旋回を
可能にしている。
調節可能な作動台38と前記昇降マストとから
成る装置によつて得られる可能性の1つが第4図
に示されている。第4図には、例えば橋脚53に
支承されている高架道路52の橋板50が示され
ている。種種異なつた旋回駆動装置(推力ピスト
ン伝動装置13,17,23)によつて昇降マス
トは先に述べた折り畳まれた位置から、ベースブ
ーム15、中央部分21及び先端ブーム26が、
橋板50の橋脚53に向かつて開いているU字形
を形成するように移動せしめられており、この場
合全旋回運動中において作業台38は既述のよう
に水平に保たれる。同様なことは折り畳まれた位
置に昇降マストを戻す際にも言える。
第4図には作業台38の、高架道路検査のため
の作業位置が示されているのに対して、第5図及
び第6図では作業台38を救助機器として用いる
場合の使用例が示されている。この場合、第4図
では図示の建物55の裏側54には、貨物自動車
1が位置している道路56からは到達できないと
仮定されている。第5図からわかるように、この
場合には建物55の屋根57を越えて建物55の
裏側54に達することができる。
第6図の場合では、低層部59の上に設けられ
た高層部60を有する高層ビル58が例として選
ばれている。この場合には、道路61に向かつて
張り出している低層部59を越えて作業台38
は、部分15,21,26から成る昇降マストに
よつて高層部60に達することができる。
第8図に示されているように、調節可能な作業
台38は保持アーム42の自由端部63で、全体
を符号65で示されている伝動装置の被駆動軸6
4に接続されている、つまり被駆動軸64と回動
不能に結合されている。伝動装置65は単数又は
複数のウオーム伝動装置段を備えた入力段66を
有している。この入力段66には、特に第7図か
らよくわかる遊星歯車伝道装置67が接続されて
いる。全体を符号68で示されている伝動装置ケ
ーシング68は先端ブーム26の端部28にフラ
ンジ結合されている。ケーシングを符号69で示
されている制御装置については第10図を参照し
ながら後で述べるが、この制御装置は主として、
電気式の傾斜測定器92を内蔵した調整器を有し
ている。作業台38には、例えば作業装置又は作
業員によつて被駆動軸64の軸線70に対して偏
心的な負荷71が加えられる。
伝動装置65が詳示されている第7図によれ
ば、ウオーム73は入力段66の入力軸74に配
設されており、入力段66のケーシング74には
第8図に示されているモータケーシング76がフ
ランジ結合されている。ウオーム73は、中空軸
80に堅く固定されているウオーム歯車79を駆
動する。中空軸80は一方の方向で接続される第
1の一方向クラツチ81を有し、この一方向クラ
ツチ81には逆方向で接続される別の一方向クラ
ツチ86が後置されている。この構成によつて、
保持アームの両回転方向において作用する一方向
クラツチが生ぜしめられる。中空軸80は、中空
であるがゆえに例えば締付け体と共に働く一方向
クラツチ81に軸83を接続することができる。
軸83の自由端部にはクランク85を備えたハン
ドル84が設けられている。クランク85には作
業台38から到達可能であり(第8図参照)、ゆ
えに遊星歯車伝動装置67を入力段66を介し
て、つまりウオーム73及びウオーム歯車79か
ら中空軸80を介して駆動する代わりに、外から
軸83を介して駆動することができる。
一方向クラツチ81,86の出力部82には、
3つの段から成る直列に配置された遊星歯車伝動
装置67の入力軸87が位置している。減速段は
Aから伝動装置Bの被駆動軸64に向かつて延び
ている。減速段はそれぞれI,I′,I″で示されて
おり、図示の実施例では減速比は次のように選択
されている。
I″=i=10.2:1 I′=i=10.8:1 I=i=6.75:1 ハンドル84の直径が125mmの場合伝動装置を
クランク85で回転させることができる。
第10図によれば高速回転する電動機97の電
圧供給部は、20Ahの容量を有することができる
12Vのバツテリ91から成つており、このバツテ
リ91は、24Vの電圧を有することができる自動
車搭載バツテリによつて給電される。バツテリ9
1の充電は電気式の充電コントローラによつて監
視される。この充電コントローラは給電バツテリ
として働くバツテリ91の電圧と搭載バツテリの
電圧とを比較し、これによつてバツテリ91の過
充電を阻止する。
測定値発信器である電気式の傾斜測定器92は
2室ケーシング内に配置されていて、グリセリン
によつて緩衝されている振り子から成つている。
この振り子はサーボポテンシオメータと結合され
ていて、このサーボポテンシオメータからは電子
信号が取り出される。
その都度の電圧変化は積分器93を介して電子
式の閾値回路94a,94bに送られて調節可能
な目標値と比較される。目標値は図示の回路では
±2゜、0゜+8゜である。
作業台38の傾きが例えば±2゜になると、駆動
モータとして働く電動機97の制御部96のため
のサイリスタが出力段95を介して点弧される。
電動機97は例えばデイスクロータ型モータ又は
ベルロータ型モータとして構成されている。
この電動機97のロータによつて作業台38は
零位置に運動せしめられ、測定値発信器によつて
0゜が認識されるやいなや、電動機97は遮断され
る。
±2゜よりも大きな傾きが生ぜしめられると、こ
れは第2の閾値回路94bによつて認識される。
この閾値回路94bは8゜で、装置を遮断する出力
安全装置に信号を送るようになつている。装置が
遮断されると、作業台38はクランク85によつ
て運動させることができる。
第11図に示されているように取付け部材10
0は連結体30を介して昇降マストの先端ブーム
26にねじ締結されている。この取付け部材10
0は、ガラス繊維で強化されたプラスチツクから
成る箱形中空体として構成されている保持体10
1から成つている。この保持体101は、鋼製の
連結体半部31において複数の結合部102によ
つて常に固定されている。保持体101の中空室
103を貫いて光フアイバケーブルの端部区分1
04が延びており、この端部区分104はコネク
タ105によつて、昇降マストを貫いて延びてい
る給電ストランド106に接続され、かつ別のコ
ネクタ107によつて図示されていない制御装置
に接続され得る。この場合給電は、太陽電池10
8が設けられているパネル109によつて行なわ
れる。これによつて、かつ湿気阻止体として働き
保持体101と構造ユニツトを形成している絶縁
体110によつて、保持アーム42で回転ジヨイ
ント43に取り付けられた作業台38を昇降マス
トに対して完全に電気的に絶縁することができ
る。従つてこのような構造形式は、作業台38に
立つている作業員を危険にさらすことなしに高電
圧出力部における作業を行なうのに適している。
制御は光フアイバケーブルを介して又は選択的に
無線を介して行なわれる。
図示の実施例では伝動装置65の被駆動軸64
が回転ジヨイント43の回転可能な部分を形成し
ているのに対して、伝動装置ケーシング68は回
転ジヨイント43の位置固定の部分である。伝動
装置ケーシング68はフランジを有していて、こ
のフランジは昇降マスト端部ないしは取付け部材
32に設けられた対応フランジとねじ締結可能で
ある。第8図において符号76で示されているモ
ータケーシングは伝動装置ケーシング68にフラ
ンジ結合され得るので、常に昇降マストに取り付
けておくことのできる交換機器が生ぜしめられ
る。回転ジヨイント43の回転可能な部分を形成
する被駆動軸64は爪クラツチで保持アーム42
に接続されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による調節可能な作業台と共に
使用される昇降マストの先端ブームとこれに続く
中央部分とを示す図、第2図は調節可能な作業台
を完全に取り付けられた昇降ブームを示す図、第
3図はコンクリート分配マストとして使用される
場合の昇降マストを示す図、第4図は橋板を検査
する場合における昇降マストの作業位置を示す
図、第5図は救助機器として調節可能な作業台を
使用する場合の昇降マストを示す図、第6図は同
様に救助機器として作業台を使用する場合の別の
例を示す図、第7図は回転ジヨイント伝動装置の
略示図、第8図は作業台及び回転ジヨイントの略
示図、第9図は第8図に示された作業台の上から
見た平面図、第10図は作業台を水平に保つため
の制御系を示す回路図、第11図は通電部分にお
ける作業に特に適した実施例を示す図である。 1……貨物自動車、2……上構部、3,4……
支持体、5……ジブ、6,9……シリンダ、7,
10……ピストン棒、8……路面支柱、11……
路面受板、12,16,22,43……回転ジヨ
イント、13,17,23……推力ピストン伝動
装置、14,18,24……推力ピストン、15
……ベースブーム、19……コラム、20……レ
バー伝動装置、21……中央部分、25……リン
ク伝動装置、26……先端ブーム、28……端
部、29,31,34……連結体半部、30……
連結体、32……取付け部材、33……ねじ締結
部、35……管、36……ホース、38……作業
台、39……ケージ、40……格子、41……支
持ビーム、42……保持アーム、50……橋板、
52……高架道路、53……橋脚、54……裏
側、55……建物、56,61……道路、57…
…屋根、58……高層ビル、59……低層部、6
0……高層部、63……自由端部、64……被駆
動軸、65……伝動装置、66……入力段、67
……遊星歯車伝動装置、68……伝動装置ケーシ
ング、69……制御装置ケーシング、70……軸
線、71……負荷、73……ウオーム、74……
入力軸、75……入力段のケーシング、76……
モータケーシング、79……ウオーム歯車、80
……中空軸、81,86……一方向クラツチ、8
2……出力部、83……軸、84……ハンドル、
85……クランク、87……入力軸、91……バ
ツテリ、92……傾斜測定器、93……積分器、
94a,94b……閾値回路、95……出力段、
96……制御部、97……電動機、100……取
付け部材、101……保持体、102……結合
部、103……中空室、104……端部区分、1
05,107……コネクタ、106……給電スト
ランド、108……太陽電池、109……パネ
ル、110……絶縁体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 調節可能な作業台であつて、保持アーム42
    と回転ジヨイント43とで昇降マスト部分の旋回
    平面において回転運動可能に昇降マスト端部に接
    続されており、切換え可能なモータによつて減速
    伝動装置を介して並びに、傾斜測定器92を備え
    た調整器を有する制御装置によつて自動的に水平
    に保たれる形式のものにおいて、歯車伝動装置と
    して構成された減速伝動装置が、回転ジヨイント
    43の回転可能な部分を直接駆動するように構成
    されており、保持アーム42の回動を両回動方向
    において係止しかつモータのその都度一方の回転
    方向における保持アーム42の回転だけを可能に
    する一方向で接続される複数のクラツチ81,8
    6が、保持アーム42とモータとの間に設けられ
    ていることを特徴とする調節可能な作業台。 2 ケーシング75で昇降マストにフランジ結合
    されている伝動装置が、モータによつて駆動され
    るウオーム式入力段66を有していて、該入力段
    が、組み込まれた一方向で接続されるクラツチ8
    1,86を介して、出力段である遊星歯車伝動装
    置67を駆動するように構成されており、ハンド
    ルクランク軸83,84,85が前記入力段66
    を迂回して、一方向で接続されるクラツチ81,
    86に作用する特許請求の範囲第1項記載の作業
    台。 3 前記モータがデイスクロータ型モータ又は中
    空ロータ型モータとして、かつ前記遊星歯車伝動
    装置67が直列に配置された複数の遊星歯車伝動
    装置,′,″として構成されている特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の作業台。 4 電圧供給のために、充電コントローラを備え
    たバツテリ91が設けられている特許請求の範囲
    第1項乃至第3項のいずれか1項記載の作業台。 5 昇降マストが、ベースブーム15と中央部分
    21と先端ブーム26とから成るコンクリート分
    配マストとして構成されていて、これらのマスト
    部分が180゜推力ピストン伝動装置17,23によ
    つて駆動されるようになつていて、先端ブーム2
    6が中央部分21とベースブーム15との間に折
    込み可能であり、先端ブーム26の先端部28
    に、コンクリート分配管35か又は作業台38の
    保持アーム42のための回転ジヨイント43の取
    付け部を選択的に接続するために働く連結体が設
    けられている特許請求の範囲第1項乃至第4項の
    いずれか1項記載の作業台。 6 前記回転ジヨイント43の取付け部が絶縁材
    料から構成されていて、前記制御装置が無線によ
    つて又は光フアイバケーブルを介して制御される
    特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか1項
    記載の作業台。
JP59000350A 1984-01-06 1984-01-06 調節可能な作業台 Granted JPS60153400A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59000350A JPS60153400A (ja) 1984-01-06 1984-01-06 調節可能な作業台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59000350A JPS60153400A (ja) 1984-01-06 1984-01-06 調節可能な作業台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60153400A JPS60153400A (ja) 1985-08-12
JPH0141600B2 true JPH0141600B2 (ja) 1989-09-06

Family

ID=11471386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59000350A Granted JPS60153400A (ja) 1984-01-06 1984-01-06 調節可能な作業台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60153400A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0477593U (ja) * 1990-11-21 1992-07-07
JP6486771B2 (ja) * 2015-05-27 2019-03-20 前田建設工業株式会社 構造物の点検装置、及び点検方法
JP2017226374A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 前田建設工業株式会社 構造物の点検装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60153400A (ja) 1985-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4799573A (en) Adjustable personnel platform
US6283315B1 (en) Crane, preferably a derrick crane
US8443936B1 (en) Self-contained work platform attachment for mobile cranes
US8857567B1 (en) Self-contained powered jib boom and optional work platform attachment for mobile cranes
US5582467A (en) Displaceable working apparatus with extensible boom
US3823902A (en) Articulated vehicle
JP2006315864A (ja) 重量物持上げ用ラティスブームクレーン
KR20140057756A (ko) 건설토목용 중량구조물 이송용 자주식 전동리프트
JP2880300B2 (ja) 可動クレーン
US2996140A (en) Mobile aerial tower
JPH0141600B2 (ja)
KR20140052554A (ko) 건설토목용 중량구조물 이송용 자주식 전동리프트
US6217044B1 (en) Steerable and retractable wheels for multi-purpose carriage
KR102155675B1 (ko) 교량 작업대차 및 이를 이용한 관로 시공방법
SK44397A3 (en) Railway building machine
CN108891884B (zh) 一种山地管道抢险爬坡运输车及使用方法
CN212532084U (zh) 一种可调节自行走液压吊车
GB2224262A (en) Gondola assembly eg for offshore platform
JPH01248917A (ja) 高架線移動装置
GB2352709A (en) Self-propelled crane
JP3438161B2 (ja) 軌陸両用車両
JPH08319082A (ja) クレーンの走行台車における走行部方向変換装置
EP3330212A1 (en) Mobile crane
FI74687B (fi) Instaellbar personplattform.
CN218117803U (zh) 一种隧道预制拱墙衬砌运安一体机