JPH0141323Y2 - - Google Patents

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JPH0141323Y2
JPH0141323Y2 JP17373384U JP17373384U JPH0141323Y2 JP H0141323 Y2 JPH0141323 Y2 JP H0141323Y2 JP 17373384 U JP17373384 U JP 17373384U JP 17373384 U JP17373384 U JP 17373384U JP H0141323 Y2 JPH0141323 Y2 JP H0141323Y2
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lock
pillow body
locking
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leg
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【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、シートバツク上部に設けるヘツドレ
ストに関し、特にその前後位置調節装置に関す
る。
「従来技術およびその問題点」 ヘツドレストは、乗員の体格や、好みに応じて
前後に位置を調節できることが望ましく、従来各
種の前後調節装置が提案されている。第4図は、
その一例の概念図で、シートバツク11に上下動
可能に支持したステー12にヒンジブラケツト1
3が固定され、このヒンジブラケツト13に、回
動中心軸14で枕体15が回動可能に枢着されて
いる。枕体15には、複数の係止歯16を有する
ラツチプレート17が固定され、ヒンジブラケツ
ト13にはこの係止歯16に係脱するポール18
が軸19で枢着されている。このポール18はト
ーシヨンスプリング20により係止歯16と噛み
合う方向に付勢されている。
このヘツドレストによると、枕体15を前方に
押すと、ラツチプレート17の係止歯16がポー
ル18を乗り越えていくため、係止歯16の歯の
ピツチが調節単位とする前後位置の調節ができ
る。ところが、この装置では、係止歯16とポー
ル18の噛合特性上、係止歯16がポール18を
乗り越える際、第5図のように、両者の噛合位置
よりも角度θに相当する分だけ枕体15を余分に
前方に回動させねばならない。枕体15は図示し
ないばねによりその後この角度θ分だけ後方に戻
される。すなわち係止歯16の1ピツチ当りの回
動角をαとすると、枕体15を一段前方に移動さ
せるには、第6図に示すように、これをθだけオ
ーバストロークさせてβ=θ+αだけ回動させね
ばならない訳で、実際に枕体15が止まる位置
と、操作時に回動させる位置とに差が生じ、これ
が調節時の異和感となつていた。またこのような
議論から離れても、従来のこのヘツドレストは、
強度を要求されるポール18と、これを回動付勢
するトーシヨンスプリング20とを必要とし、横
造の複雑化、大型化を招くという問題があつた。
「考案の目的」 本考案は、このような従来のヘツドレストの問
題点を解消し、枕体をオーバストロークさせるこ
となく係止歯の1ピツチずつ前後調節ができる、
調節操作上の異和感のないヘツドレストを得るこ
とを目的とする。また本考案は、従来装置とは異
なる簡易な構造で、同様の前後位置調節機能が得
られるヘツドレストを得ることを目的とする。
「考案の概要」 本考案のヘツドレストは、ヘツドレスト側部材
に対し前後に移動可能な枕体側には従来装置と同
様に、前後方向の複数の係止歯を有するラツチプ
レートを固定し、他方、シートバツク側ブラケツ
トには、従来装置のポールに代わる部材として、
一端係止脚がこのシートバツク側ブラケツトに支
持され、他端ロツク脚が上記ラツチプレートの係
止歯側に進入するよう移動付勢されたロツクばね
部材を支持し、さらに、このシーナバツク側ブラ
ケツトに対し前後に移動可能で、前方のロツク解
除位置に移動したとき、ロツクばね部材のロツク
脚を係止歯から係脱させるロツクオンオフブロツ
クを設け、かつ枕体側に、該枕体の前後の移動端
において、このロツクオンオフブロツクと係合し
てこれをロツクばね部材のロツク解除位置とロツ
ク位置にそれぞれ移動させるロツクオフ部材とロ
ツクオン部材を設けたことを特徴としている。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。第
1図ないし第3図は本考案の実施例を示すもの
で、シートバツク11、ステー12、ヒンジブラ
ケツト13および回動中心軸14は、従来装置と
同一の構成要素である。回動中心軸14を中心と
する弧状のラツチプレート21は、枕体15の一
側に位置するサイドプレート22に固定されてお
り、その複数の係止歯23の係止面23aは、回
動中心軸14の略放射方向に向けて形成されてい
る。また乗り越え面23bは、滑らかに後方に傾
斜している。これに対してヒンジブラケツト13
には、このラツチプレート21の係止歯23に係
脱するトーシヨンばね(ロツクばね部材)24が
支持されている。このトーシヨンば24はコイル
部25から係止脚26とロツク脚27を突出させ
たもので、ロツク脚27には、その中間部分に、
傾斜部28が形成されている。このトーシヨンば
ね24の係止脚26はヒンジブラケツト13の係
止孔29に挿入支持され、ロツク脚27は、ヒン
ジブラケツト13に固定したばねガイドブラケツ
ト30を通り、常時は自身の弾性によつて係止歯
23に係合する。このばねガイドブラケツト30
と上記ラツチプレート21はそれぞれ、第3図に
示すように、ヒンジブラケツト13とサイドプレ
ート22に互いに接近する側に突出形成した固定
座13a,22aに固定されていて、トーシヨン
ばね24とラツチプレート21をほぼ同一平面に
位置させている。
33は、このトーシヨンばね24のロツク脚2
7の突出位置を制御するロツクオンオフブロツク
で、ヒンジブラケツト13に形成した切起しガイ
ド31,32と、上記固定座13aとの間に支持
されている。このロツクオンオフブロツク33に
は、トーシヨンばね24のロツク脚27を挿通さ
せた貫通孔34と、傾斜部28と係合するカム面
35が形成されていて、貫通孔34とロツク脚2
7との間のクリアランス分だけ、このロツクオン
オフブロツク33が回動中心軸14を中心とする
円弧内を移動可能となつている。そしてこのロツ
クオンオフブロツク33は、トーシヨンばね24
に対し前進したロツク解除位置(第2図)におい
て、そのカム面35が傾斜部28を押してロツク
脚27を係止歯23から離脱させ、後退したロツ
ク位置(第1図)において、ロツク脚27を係止
歯23に噛み合わせる。
サイドプレート22には、回動中心軸14を中
心とする前後に、このロツクオンオフブロツク3
3と係合するロツクオン突起36とロツクオフ突
起37がそれぞれ切起し片として形成されてい
る。ロツクオフ突起37は、サイドプレート22
(枕体15)が前方回動端に達するとロツクオン
オフブロツク33の後端部を押してこれをロツク
解除位置に移動させ、ロツクオン突起36は逆
に、サイドプレート22(枕体15)を前方回動
端から後方に回動させると、ロツクオンオフブロ
ツク33の前端部を押してこれをロツク位置に復
帰させる。
したがつて上記構成の本装置は、枕体15の位
置を前方に変更するには、枕体15を単に前方に
押せばよい。枕体15は回動中心軸14を中心に
回動し、ラツチプレート21の係止歯23の乗り
越え面23bが、トーシヨンばね24のロツク脚
27を下方に押してこれを係止歯23から離脱さ
せる。そして次の係止歯23がロツク脚27に至
ると、これが自身の弾性により再び係止歯23と
噛み合つて枕体15をロツクする。係止面23a
とロツク脚27は、この場合の際、遊びなく係合
するため、枕体15を係止歯23の1ピツチを越
えてオーバストロークさせる構造とはなつていな
い。この状態では、係止面23aとロツク脚27
の係合により、枕体15の後方への移動が阻止さ
れる。
枕体15を最前方位置に回動させると、サイド
プレート22のロツクオフ突起37がロツクオン
オフブロツク33の後端部を押し、ロツクオンオ
フブロツク33をトーシヨンばね24に対し前進
させる。すると、上述のように、カム面35が傾
斜部28を押してロツク脚27を係止歯23から
離脱させるため、枕体15を自由に後方端(復帰
位置)迄回動させることができる。枕体15が後
方端に復帰すると、今度はロツクオン突起36が
ロツクオンオフブロツク33の前端部を押してこ
れをトーシヨンばね24に対し後退させるため、
カム面35と傾斜部28の関係によつて、ロツク
脚27が一番前方の係止歯23と噛み合う。よつ
て枕体15は後方回動端に復帰してロツクされる
ことになる。したがつて以上の動作により(前方
位置に移動させ過ぎたときには一旦前方回動端迄
回動させて後方回動端に復帰させることにより)
枕体15を任意の位置に調節できる。
上記実施例は、枕体15が回動中心軸14を中
心に回動するタイプのヘツドレストに本考案を適
用したものであるが、枕体15がブラケツト13
に直進進退動可能に支持されたタイプのヘツドレ
ストにも本考案は同様に適用できる。この場合に
は、弧状のラツチプレート21、ばねガイドブラ
ケツト30およびロツクオンオフブロツク33を
直線状に展開した形にすればよい。
「考案の効果」 以上のように本考案のヘツドレストは、枕体側
のラツチプレートの係止歯と係脱するロツク部材
として、ロツクばね部材を用いたから、枕体のオ
ーバストロークなしに、係止歯の一歯毎に確実に
係止することができる。またばね部材は、比較的
細い線径で高い強度を示すため、軽量の部材で枕
体を高い保持力でロツクすることができ、さらに
ロツクオンオフブロツクと、これに係合するロツ
クオン部材およびロツクオフ部材は、単にロツク
ばね部材を変形させるだけのものであつてそれ程
高強度のものとする必要はなく、例えば樹脂材料
等の軽量部材から構成することも可能であるの
で、構造の単純化、小型化および軽量化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のヘツドレストの実施例を示す
要部の側面図、第2図は同異なる作動状態の側面
図、第3図は同分解斜視図、第4図は従来のこの
種ヘツドレストの例を示す要部の側面図、第5
図、第6図はそれぞれ第4図の従来装置における
オーバストロークを説明するための要部拡大図と
側面図である。 11……シートバツク、13……ヒンジブラケ
ツト、(シートバツク側ブラケツト)、14……回
動中心軸、15……枕体、21……ラツチプレー
ト、22……サイドプレート(枕体)、23……
係止歯、24……トーシヨンばね(ロツクばね部
材)、26……係止脚、27……ロツク脚、33
……ロツクオンオフブロツク、35……カム面、
36……ロツクオン突起、37……ロツクオフ突
起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シートバツク側ブラケツトに、枕体を前後位
    置調節可能に支持したヘツドレストにおいて、 枕体側に、前後方向の複数の係止歯を有する
    ラツチプレートを固定し、 シートバツク側ブラケツトに、一端係止脚が
    このシートバツク側ブラケツトに支持され、他
    端ロツク脚が上記ラツチプレートの係止歯側に
    進入するよう移動付勢されたロツクばね部材
    と、このシートバツク側ブラケツトに対し前後
    に移動可能で、前方のロツク解除位置に移動し
    たとき、ロツクばね部材のロツク脚を係止歯か
    ら係脱させるロツクオンオフブロツクとを支持
    し、 上記枕体側に、該枕体の前後の移動端におい
    て、上記ロツクオンオフブロツクと係合してこ
    れをロツクばね部材のロツク解除位置とロツク
    位置にそれぞれ移動させるロツクオフ部材とロ
    ツクオン部材を設けたことを特徴とするヘツド
    レスト。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、枕
    体は、シートバツク側ブラケツトに回動可能に
    枢着されているヘツドレスト。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項において、枕
    体は、シートバツク側ブラケツトに直線的に前
    後動可能に支持されているヘツドレスト。
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