JPH0140456B2 - - Google Patents

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JPH0140456B2
JPH0140456B2 JP58015731A JP1573183A JPH0140456B2 JP H0140456 B2 JPH0140456 B2 JP H0140456B2 JP 58015731 A JP58015731 A JP 58015731A JP 1573183 A JP1573183 A JP 1573183A JP H0140456 B2 JPH0140456 B2 JP H0140456B2
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Japan
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plate
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trip
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JP58015731A
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Yoichi Yokoyama
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明はリモートコントロール式回路しや断
器に関するものである。
〔背景技術〕
従来、たとえば特開昭48−13868号のように、
中台を挟んで機構部と電磁石装置とを各々装備
し、この中台を下ケースと上カバーとで包囲固定
するものは、機構部および電磁石装置を中台に固
定する部品およびその固定作業が必要となるため
作業性が低下するという欠点があつた。また機構
部および電磁石装置を中台に取付けた状態でブロ
ツク化されるため、機構部の異常対象たとえばし
や断電流の変更や電磁石装置の電圧の変更等に対
する対応が図りずらいという欠点があつた。
〔発明の目的〕
したがつて、この発明の目的は、組立作業を容
易にできるとともに、しや断電流の変更や電磁石
装置の電圧の変更等に容易に対応することができ
るリモートコントロール式回路しや断器を提供す
ることである。
〔発明の開示〕
この発明は、手動のハンドルおよびこのハンド
ルに連動して開閉する接点部並びに異常時に前記
接点部を強制開極する引外し装置を有する機構部
と、この機構部にリンク連結して前記接点部を遠
隔信号により開閉させる操作用電磁石装置と、前
記機構部および前記操作用電磁石装置を挿入させ
る収納用の開口を一側部に有するとともに前記操
作用電磁石装置の周囲を包囲する操作電磁石収納
室形成用の分離壁を内部に設けた本体ケースと、
前記開口の前記機構部の前側に嵌められて前記機
構部を保持する中ケースと、前記開口を被覆して
前記中ケースおよび前記操作用電磁石装置を固定
する側ケースとを備えたものである。
この発明の構成によれば、操作用電磁石装置は
分離壁の包囲により保持し、機構部は中ケースに
より保持するため作業の容易性を確保でき、また
機構部および操作用電磁石装置を各々ブロツク化
できるため機構部の異常対象の変更や電磁石装置
の電圧の変更等に対する対応が簡単なる。また本
体ケースに操作用電磁石装置、機構部および中ケ
ースを収納した状態では操作用電磁石装置は分離
壁により包囲固定され、機構部は中ケースにより
保持されており、側ケースの装備以前に操作用電
磁石装置、機構部等が位置決めされた状態となる
ので側ケースの装着が簡単になるとともに、これ
らに対するねじ等の固定部品が不必要となるので
組立作業性の向上が図れる。また電磁石装置には
中ケースが位置しないため、大きいスペースが確
保でき、したがつて高感度の電磁石の使用が可能
となる。また本体ケースの一側部の開口より電磁
石装置および機構部並びに中ケース等を収納する
ので組立が容易に行える。
この発明の一実施例を第1図ないし第22図に
示す。すなわち、まず1極分の構造について説明
すると、これは30アンペアフレームのもので線路
の過電流および短絡電流を検出してトリツプ動作
し、またハンドルおよび遠隔制御操作信号により
線路をオン、オフ、リセツト操作できるようにし
ている。
外殻(しや断器本体)Aは、主に第11図のよ
うに本体ケース1、中ケース2、側ケース3、上
カバー4からなり、本体ケース1の横方向および
上方向の開口をほぼ閉塞する天板11aおよび立
板11bをもつた中ケース2が被せられ、中ケー
ス2の外面に側ケース3が被せられて本体ケース
1および側ケース3の3箇所の連結孔5〜7を通
すはとめピン8により一体に組合わされ、中ケー
ス2は挾持される。上カバー4は弾性のあるプラ
スチツク製で本体ケース1と側ケース3の上端部
に段設された取付壁9,10および中ケース2の
天板11aの両端縁部に冠着し、その両端部より
外方に端子カバー12を延出して、その付根部を
薄肉12aに形成することにより上方向に弾性回
動できるヒンジ部13を形成している。このよう
に組合わされて扁平箱形の外殻Aが構成され、外
殻Aの幅方向の両側の肩部はテーパ14に落とさ
れるとともに、外殻Aの両側部は階段状をなす段
部15〜18が本体ケース1および中ケース2に
より形成され、外殻Aの下端部にはしや断器を分
電盤等に取付ける取付溝19が本体ケース1によ
り形成されている。
端子は、主に第7図のように電路用の主端子2
0,21、遠隔制御操作信号用の操作端子22お
よび補助端子23からなり、主端子20,21は
電源側端子装置21および負荷側端子装置20か
らなる。これらの端子装置は主に第11図のよう
に端子板24,25、押え突起付座金26、スプ
リングワツシヤ27、角ナツト28および端子ね
じ29を構成部品とし、それぞれ端子板24,2
5にねじ通孔30を形成し、端子ねじ29にワツ
シヤ27および座金26を通して、端子ねじ29
をねじ通孔30に通し、下面のナツト28にねじ
込んでいる。各端子板24,25はその一側縁部
を下方に折曲して垂下片31,32を形成してあ
り、各端子装置20,21は外殻Aの両側の下側
の段部15,16に取付けられる。そのため、こ
れらの段部15,16はその上面および本体ケー
ス1の横方向に開口するねじ・ナツト遊挿溝33
と垂下片挿通スリツト34,35を形成してい
る。各端子装置20,21を本体ケース1の開口
側から第7図のように段部15,16に挿入し、
垂下片31,32をスリツト34,35に通し、
端子ねじ29およびナツト28を溝33に通して
中ケース2および側ケース3を閉じることにより
挾持される。結線は電線(図示省略)を座金26
と端子板24,25との間に通し、端子ねじ29
をねじつて端子ねじ29を締付けることにより行
う。
また操作端子22はコ字形端子枠36の上片に
端子ねじ37をねじ込んだもので3線式遠隔制御
を考慮して3個よりなり、しかも前記端子装置よ
りも小さい形状をなし、電源側端子装置21の位
置する段部16の中ケース2に形成された上側段
部18の絶縁仕切板38で仕切られた位置に取付
けられる。すなわち段部18に固定スリツト39
を形成し、3個の端子枠34をスリツト39に挿
入し、端子枠36のばね作用で段部18に挾持固
定される。また補助端子23は負荷側端子装置2
0側の上側段部17に設けられている。この補助
端子23は回路しや断器のオン、オフおよびトリ
ツプ動作の検出信号を外部の警報用ランプやブザ
ーに送信するためのものである。これはZ字形端
子板40の下片にねじ41をねじ込んだもので、
中ケース2の段部17の絶縁仕切板42の間に設
置され、上片40aを保持溝17aに差込んで保
持される。前記操作端子22および補助端子23
の上面には丁度前記端子カバー12が位置し、こ
のしや断器を分電盤等に設置して上面をフラツシ
ユプレートで被覆した際、フラツシユプレートと
端子22,23の絶縁が確保できるようにしてい
る。なお、これらの端子22,23への結線は端
子カバー12を上方に開いて行う。
主端子20,21間の電路を構成するものとし
て、主に第11図のように接点部43、プランジ
ヤ式電磁石装置44およびバイメタル45があ
り、これらは主端子20,21間のほぼ一直線上
に配列される。接点部43は電路を開閉制御する
もので、固定接点46と可動接点47をもつた可
動接触子48からなる。この接点部43を位置決
めするため、本体ケースの底板49の中央部に本
体ケース1の高さの約1/3程度の高さをもつ仕切
板50を立設して本体ケース1の横方向開口から
みて、左側を消弧室51となし、右側に操作用電
磁石装置112の周囲を包囲する分離壁により形
成された操作電磁石収納室52を形成し、仕切板
50の表面に沿うように固定接点板53を逆U字
形に折曲して、本体ケース1の横方向開口側から
仕切板50にガイドさせて押入し、収納室52側
の端部に設けた幅板54の奥端を本体ケース1の
横方向開口側からみた奥面に当接して位置決めさ
れる。そして固定接点46は固定接点板53の消
弧室51側に固着される。また本体ケース1にお
ける前記幅板54と前記端子板25の垂下片32
との間で、収納室52の下部にスリツト55を形
成し、スリツト55を形成し、スリツト55に銅
より線56または導電板を挿入して、第7図のよ
うに幅板54と垂下片32とを溶接により接続し
ている。可動接触子48は、第12図のように可
動接点板57、接点枠58、接点圧付与ばね59
および可動接点47からなり、可動接点板57と
接点枠58が上部でピン60により枢結され、第
7図および第11図のようにピン60の上位側で
接点板57と接点枠58の上端部間に接点圧付与
ばね59が圧縮状態に架設される。このばね59
により接点枠58の下端部61に接点板57の中
間部が弾接して安定状態となる。可動接点47は
可動接点板57の下端部に固着され、その上位に
強制開極用だるま孔62が形成されている。この
可動接触子48は接点枠58の下端部でだるま孔
62の上位の支持孔61aにピン63が通され、
このピン63により後述のランチリンク64に枢
結支持され、これにより第7図のように可動接点
47が固定接点46に対向する。
プランジヤ式電磁石装置44は短絡電流を検出
するもので、主に第12図のようにヨーク65
と、コイル66と、コイル筒67と、固定鉄心6
8と、復帰ばね69と、プランジヤ70と、可動
棒71を構成部品としている。まずヨーク65は
コ字形枠72と当板73からなり、当板73はコ
字形枠72の立片72aの反対側で上片74と下
片75との間に突起76と角孔77の嵌着かしめ
により架設固定される。このヨーク65は後述の
機構部78のフレーム79を一体形成しており、
フレーム79の一側板80を上片74の一側縁よ
り上方に立ち上げ、また上片74および立片72
aの他側に突起81を形成して、フレーム79の
対向側板82の角孔83を嵌着し、かしめて対向
側板82を一側板80に対向するように立設す
る。また当板73の下端部よりアーク走行板84
を折曲延出している。そしてこのフレーム79は
ヨーク65の下片75が本体ケース1に設けられ
た支持台1aに載せられ、支持台1aの下面をア
ーク走行板84が位置して支持台1aを挾むよう
に配置され、かつ後述の機構部78を構成する2
個のピン87,88が本体ケース1と中ケース2
の支持孔89,90間に架設されてこれらのピン
87,88がフレーム9の孔91,92に通され
てフレーム79が保持され、また中ケース2の側
面でフレーム79の対向側板82に当接し(第9
図)、これらによりヨーク65およびフレーム7
9の姿勢が位置決めされる。固定鉄心68は貫通
孔68aを有し、コ字形枠72の立片72aに形
成した孔93に内側から嵌着されてかしめにより
固定され、可動棒71は固定鉄心68より長くて
貫通孔68aに摺動自在に貫挿される。コイル筒
67は一端部に小径部94を有し、この小径部9
4を当板73に形成した取付孔95に嵌着し、他
端部を固定鉄心68に嵌着して架設している。プ
ランジヤ70はコイル筒67内にスライド自在に
嵌められ、その一端部から突出した強制開極棒9
6がコイル筒67の小径部94より外部に突出
し、その先端につば97が形成され、固定接点4
6に対向する可動接点板57のだるま孔62の大
径側を貫通してその小径側に位置している(第7
図)。復帰ばね69は固定鉄心68とプランジヤ
70との間に圧縮架設される。コイル66は線断
面積が大きいため剛性を有し、コイル66の穴部
をコイル筒67に外嵌し、かつその一端部は軸方
向に折返えされて負荷側端子装置20の端子板2
4の垂下片31に溶接されている。このような構
成により、この電磁石装置44はコイル66に定
格電流や過電流が流れただけでは復帰ばね69の
ばね力によりプランジヤ70の動作が制限される
が、短絡電流が流れると固定鉄心68とプランジ
ヤ70間の磁束が増大し、復帰ばね69の力に勝
つてプランジヤ70が固定鉄心68に吸引され、
プランジヤ70が動作する。これにより、可動棒
71がプランジヤ70に押されてコ字形枠72の
立片72aより外方へ突出し、また強制開極棒9
6のつば97がだるま孔62の小径側に係止して
可動接点板57を引寄せる動作をする。
バイメタル45は過電流を検出するもので、本
体は熱膨張率の異なる2枚の薄板を一体に重合し
てなり、第7図および第11図のように、水平片
98と斜片99とよりなる略L字形に折曲し、斜
片99の上端部にギヤツプ調整ねじ100を螺通
し、水平片98にかしめ孔(図示省略)を形成し
てフレーム79の側板82の下端部にかしめ付け
している(溶接でもよい)。このバイメタル45
は前記コイル66の他端部とバイメタル45の上
端部が可とうな銅より線101により溶接接続さ
れる。そしてフレーム79の側板82と可動接点
板57の上端部とが可とう銅より線102により
溶接結線され、銅より線101とコイル66間に
電流が流れると自己のジユール熱により加熱さ
れ、高膨張側が端子装置20側に位置するので斜
片99が端子装置20から離れる方向にわん曲す
る。そのわん曲動作は定格電流の数倍程度の過電
流により動作するように設定される。
以上の構成から電路は、電源側端子装置21か
ら順次、接続用銅より線56、固定接点板53、
固定接点46、可動接点47、可動接点板57、
銅より線102、フレーム79の側板82、バイ
メタル45、銅より線101、コイル66を経て
負荷側端子装置20に連絡される。そして接点部
43によつて開閉制御される。また消弧室51は
短絡しや断時に接点部43に発生するアークを接
点46,47間から速やかに離間させて消滅させ
るもので、消弧室51を構成する本体ケース1の
側壁の負荷側端子装置20の下部に排気口103
を形成し、固定接点板53の固定接点46の下位
よりアーク走行板104を連続延出して消弧室5
1の仕切板51および底板49に沿つて敷設し、
これを上側アーク走行板84に対向し、排気口1
03の内側でアーク走行板84,104の間にデ
アイオングリツド105を配置し、デアイオング
リツド105の背面に多数の孔を形成した排気板
106を立て、またデアイオングリツド105と
固定接点板53の間の両側に本体ケース1および
中ケース2をアークから保護するとともにアーク
ガスの還流路を形成する消弧側板107を設けて
いる。またアーム走行板104の中央線上には固
定接点46からデアイオングリツド105にかけ
て突リブ108を設け、アークの走行をしやすく
してこう着を避けるようにしている。このように
した消弧装置の動作は、短絡時の接点46,47
の開極により接点46,47間にアークが発生す
ると、アークを含む電流経路が固定接点板53、
固定接点46、アーク、可動接点47、可動接点
板57によつてU字形をなすため、アークをグリ
ツド105側に駆動する電磁駆動力が発生する。
これによつてアークは接点46,47から離れて
アーク走行板84,104を走行し、デアイオン
グリツド105に接近すると吸引されてデアイオ
ングリツド105内に侵入し、デアイオングリツ
ド105により分断・冷却されて消弧に至り、そ
のガスが排気板106を通して排気口103より
排気される。こうして短絡しや断の高速化が図ら
れている。
前記可動接触子43をオン、オフ、トリツプお
よびリセツトする機構部78、第11図および第
12図のようにトリツプリンク109、ラツチリ
ンク64、操作リンク110、ハンドル111お
よび操作用電磁石装置112で構成されている。
なお引外し装置はトリツプリンク109、ラツチ
リンク64、プランジヤ式電磁石装置44、バイ
メタル45等により構成されている。トリツプリ
ンク109は第12図のように立片113と立片
113の中間部で一体連接された側片114より
なり、立片113の側片114と反対側に耳片1
15を形成して側片114と耳片115とに軸孔
116を形成し、ピン87によりフレーム79の
側片80,82のバイメタル45側端部の孔91
に通し、かつ両端部を本体ケース1および中ケー
ス2に形成した支持孔89に枢支させている。立
片113の下端部は第7図のように前記プランジ
ヤ式電磁石装置44の可動棒71の前方に位置
し、上端部はバイメタル45のギヤツプ調整ねじ
100の前方に位置する。また側片114は斜上
方に立上り、その上端部の斜上縁側に下向き引掛
部119を形成し、上端縁を円弧面120に形成
している。このトリツプリンク109のピン87
に復帰用のねじりコイルばね121が嵌挿支持さ
れ、その一端部121aは側片114の斜下縁に
係止し、他端部112bはヨーク65の上片74
に当接係止してトリツプリンク109を第7図で
反時計針方向に回動付勢し、立片113の下端部
が可動棒71に当接して固定鉄心68の突出面に
係止しうるようにしている。ラツチリンク64は
一対の細長側片122,123を対向し、上端部
の左側縁(第12図)をラツチ用橋絡片124で
連接してなり、側片122,123の中間部の孔
125にピン88を通し、そのピン88をフレー
ム79の側片80,82の可動接触子48側の孔
92に通してさらに両端部を本体ケース1および
中ケース2の支持孔90に枢架している。ピン8
8には復帰用ねじりコイルばね127が支持さ
れ、その一端部127aがヨーク65の上片74
に係止し、他端部127bが側片122,123
の下側縁に係止しており、そのばね作用によりラ
ツチリンク64を第7図で時計針方向に回動付勢
し、下端部が当板73の上縁に係止しうるように
している。このラツチリンク64の上端部と前記
トリツプリンク109の上端部とは交差してお
り、橋絡片124の下端のラツチ部128がトリ
ツプリンク109の引掛部119の回動方向の上
方に位置している。そのためラツチリンク64を
ねじりコイルばね127のばね力に抗して左方に
回動すると、ラツチ部128がトリツプリンク1
09の円弧面120をスライドしてトリツプリン
ク109をそのばね作用に抗して右方に回動さ
せ、ラツチ部128が引掛部119に係止する。
これにより、トリツプリンク109とラツチリン
ク64とはリセツト状態となり、トリツプリンク
109のその姿勢が立片113によるバイメタル
調整ねじ100および可動棒71の検知位置とな
る。そしてトリツプリンク109が動作するとラ
ツチリンク64が離脱釈放され、トリツプ状態と
なる。また前記可動接触子43を支持するピン6
3はラツチリンク64の下端部の孔129に軸支
される。なお、前記ヨーク65の下片75のかし
め突起76bに対向して接点板53の上位に対向
板126が本体ケース1と一体に形成され、両者
間に接点板57が垂下していて、その間隔を接点
板57が回動できる最大限の間隔とし、もつてア
ークの上方移動を防止している。
ハンドル111は絶縁材料で形成され、第11
図のように中ケース2の天板11aの中央部のや
や右寄りに形成されたハンドル溝130aおよび
上カバー4のハンドル穴130bに挿入され、ハ
ンドル穴130bの下部で軸131により本体ケ
ース1および中ケース2の孔131a間に回動自
在に支持されている。このハンドル111は上カ
バー4から突出した部分の回動方向の両側に操作
用凹凸111aを形成し、上カバー4の下側の両
側に円弧板状のオン表示板111b(表面に
「ON」を表示)およびオフ表示板111c(表面
に「OFF」を表示)を張出し、前記軸131を
間にしたハンドル111の下端部に連接孔133
(第13図)を形成し、さらに第7図のように軸
131の位置より右方略水平方向に腕134を出
し、腕134にプランジヤ連接孔135(第13
図)を形成している。こうして、ハンドル111
が第14図のようにオンの位置ではハンドル穴1
30bからはオン表示板111bの「ON」とい
う文字が読取れ、またハンドル111が第15図
のようにオフの位置ではハンドル穴130bから
はオフ表示板111cの「OFF」という文字が
読取れ、オン、オフが確認できることとなる。操
作リンク110はH形平板の両側を同方向に折曲
したもので、両側片136と橋絡片137よりな
り、両側片136の一端部が枢支ピン138によ
り連接孔133に連結され、他端部が前記可動接
点板57と接点枠58とを支持する枢支ピン60
に連結される。第14図のハンドル111の姿勢
(右倒状態)はオン状態であつて、このように右
倒動作することにより操作リンク110を押して
可動接触子48を押し、ラツチリンク64がトリ
ツプリンク109にラツチされているので可動接
触子48はピン63を支点に回動し、可動接点4
7が固定接点46に接触する。さらにハンドル1
11を定位置まで押すと、可動接点47は固定接
点46に接触しているため今度は可動接点板57
がピン60の支点に回動し、これにより接点圧付
与ばね59が圧縮されるので接点圧が付与され
る。こうして接点部43が閉成されるオン状態と
なるが、その状態の保持は後述の操作電磁石装置
112により行われる。また第15図はハンドル
111のオフ状態(左倒)であるが、これも可動
接触子48はラツチリンク64の枢支ピン63を
支点に回動するもので、ハンドル111の左倒に
より操作リンク110が引かれ操作リンク110
により可動接触子48の上端部を引くので可動接
点47が固定接点46から離れ、開成する。また
このオフ動作はトリツプ動作後の場合においてラ
ツチリンク64をリセツト操作する。すなわち、
トリツプフリーの状態はラツチリンク64がトリ
ツプリンク109から釈放され、ばね127によ
りピン126を支点に回動するため、ラツチリン
ク64は第16図および第17図の状態になる
が、ハンドル111を定位置まで左倒するとき操
作リンク110を引くため可動接触子48がハン
ドル111側に全体として引上げられ、そのため
ラツチリンク64がピン126を支点にばね12
7のばね力に抗して左方に回動し、ラツチ部12
8がトリツプリンク109の円弧面120をスラ
イドして引掛部119に係止するに至るのであ
る。
トリツプ表示装置139は、異常電流によりト
リツプ動作が行われたときのトリツプ表示を行う
もので、第13図のように表示リンク139aお
よび連動リンク139bからなる。表示リンク1
39aは下端部がハンドル軸131に軸支され、
上端部に円弧板状のトリツプ表示板139c(表
面に「TRIP」を表示している)を設けている。
連動リンク139bは両端が同方向に折曲されて
軸をなし、表示リンク139aとラツチリンク6
4の上端部に連接されている。このトリツプ表示
装置139はラツチリンク64が第14図および
第15図のように、リセツト状態のときハンドル
111のオフ位置から後退した位置にあるが、第
16図および第17図のようにラツチリンク64
がトリツプ状態になるとラツチリンク64が時計
方向に回動することにより、連動リンク139b
を押して表示リンク139aを回動し、トリツプ
表示板139cをハンドル111のオン表示板1
11bの上面に被さるように位置する(トリツプ
動作のときハンドル111は常にオンの位置にあ
る)。この結果、ハンドル穴130bからみると
トリツプ表示板139の「TRIP」という文字が
読取れ、「ON」という表示は隠ぺいされる。
操作用電磁石装置112は、第11図ないし第
14図のようにプランジヤ140を突出した側を
上部にして本体ケース1の底板49に対して立位
状態に収納部52に挿着され、そのプランジヤ1
40の上端部がコ字形ピン141を介してハンド
ル111のプランジヤ連接孔135に連結され
る。この電磁石装置112は双安定有極型であつ
て、第13図のように、コイル枠143に角孔1
44を貫通し、上下フランジ145,146間に
コイル147を巻装し、コイル枠143の左右両
側部に一対の内側ヨーク148をその上片148
aと下片148bで嵌着し、ヨーク148の両側
縁をフランジ145,146間に係着し、内側ヨ
ーク148の外面に板厚方向に着磁した一対の永
久磁石149を吸着させ(磁極をN、Sで表示)、
さらに永久磁石149の外側に一対の外側ヨーク
150をそれぞれ吸着させる。コイル枠143の
角孔144には前記プランジヤ140がスライド
自在に貫通し、その上下端部で内側ヨーク148
および外側ヨーク150の間につば151,15
2を設け、つば151の上面に連結部153が突
出し、連結部153の上端部にコ字形ピン141
を軸受する係合孔153aを形成している。外側
ヨーク150の下端部の間には緩衝板154が介
在されてプランジヤ140の移動時の緩衝を行つ
ている。永久磁石149の磁極N、Sは第14図
のように同極同志が向い合つているため、内側ヨ
ーク148の上下両端部148a,148bには
磁極Sが表われ、外側ヨーク150の上下端物に
は磁極Nが表われて、相対峙している。したがい
プランジヤ140の両つば151,152は第1
4図および第15図のいずれの位置にあつても吸
着状態となりラツチされる。また、コイル枠14
3とハンドル111の腕134との間に復帰コイ
ルばね155を圧縮し、そのばね力はプランジヤ
140の吸着力より弱いがハンドル111を手動
または磁石装置112によつてオフ動作するとき
はこのばね作用が働き、接点46,47間を勢い
よく開極させている。この電磁石装置112は、
無通電の状態ではハンドル111をオンまたはオ
フに手動操作すると、その力によつてプランジヤ
140が上下動作し、かつ前記したように永久磁
石149の磁力によつてプランジヤ140の上位
置および下位置がそれぞれ保持されるので、ハン
ドル111のオンおよびオフ状態がそれぞれ保持
され、これによつて可動接触子48は第14図の
ように固定接点46に接点圧をもつて接触する状
態に保持され、また第15図の開極状態に保持さ
れる。一方、コイル147の端部と操作端子22
との間には第21図のように一対の整流用ダイオ
ード156,157と切換接点部158が介在さ
れて結線され、この電磁石装置112を交流駆動
できるようにしている。すなわち、これらの部品
は中ケース2と側ケース3の間で中ケース2側に
形成された凹部159に配設される。まずコ字形
固定接点板160が固定突部161に嵌着され、
一対の切換接点板162,163が固定突部16
1に対向する支持突部164のスリツト165
a,165bに挾持状態に支持され、固定接点板
160の上面および下面に接触している。さらに
固定突部161と支持突部164との間に円弧孔
166が形成され、ハンドル111の腕134の
側面に一対形成された切換接点駆動バー167が
円弧孔166を貫通して切換接点板162,16
3間に位置し、ハンドル111のオン位置(第8
図、第14図)により下側切換接点板163を固
定接点板160から開成し、ハンドル111のオ
フ位置(第15図)により上側切換接点板162
を開成させている。そして結線は第21図のよう
に固定接点板160と1個の操作端子22とにコ
イル147の端部を接続し、一対の可動接点板1
62,163に互いに逆極性となるようにダイオ
ード156,157を接続し、各ダイオード15
6,157を残りの操作端子22に接続してい
る。第21図において、167は交流電源、16
8は外部切換スイツチである。このようにして、
たとえば外部切換スイツチ168をオンにすると
ダイオード156を通してコイル147に一方向
の電流が流れ、プランジヤ140は第15図の上
側位置から第14図の下側位置へ移動し保持され
る。このとき駆動レバー167が下方へ回動して
可動接点板162が固定接点板160に接触し、
可動接点板163が固定接点板160から離間し
て第21図bの状態になる。したがつてオフにす
る場合は外部切換スイツチ168をオフ側に切換
えればコイル147には逆向きに通電されてプラ
ンジヤ140を上方向に駆動させ、ハンドル11
1をオフ位置へ駆動し、レバー167により可動
接点板162,163を切換える。さらに前記し
たトリツプ状態では第16図および第17図のよ
うにラツチリンク64がトリツプリンク109か
ら釈放されてそのばね127により回動するた
め、ピン63の回動によりハンドル111のピン
138を支点に操作リンク110を介して可動接
触子48が回動し、ハンドル111および電磁石
装置112のプランジヤ153が動作することな
く可動接点47が固定接点46から開極するトリ
ツプフリーが行われる。
前記は3線式の場合であるが、2線式の場合は
第22図のようにダイオード156,157を接
続する操作端子22を共通にし、かつ外部切換ス
イツチ168にも一対のダイオード169,17
0を設ければよく、動作原理は3線式と同様であ
る。さらに直流電圧を印加することにより電磁石
装置112を駆動できることは勿論である。
トリツプテスト釦171は機構部78のトリツ
プ動作を任意にテストするためのものである。す
なわち、第7図および第11図のように中ケース
2および上カバー4のハンドル111の位置の左
隣りに釦穴172および取付溝173を形成し、
これにテスト釦171を中ケース2の横開口から
挿入し、軸部174で回動自在に支持する。この
テスト釦171は取付溝173内で回動方向に固
定腕173aが延出し、この固定腕173aを取
付溝173の横溝175に位置し、横溝175の
奥部に設けた突起176で固定腕173aの先端
の突部177を弾性係止することにより固定状態
とし、テスト釦171を第7図で左方向に一定以
上の力で回動するとき突部177が突起175を
乗り越える。テスト釦171の下端部171aは
トリツプリンク109の上端縁の前側に臨んでい
る。したがつてテスト釦171を回動するとその
下端部でトリツプリンク109の側片114を押
すためトリツプリンク109が右方回動し、これ
によつてラツチリンク64との係合が釈放され、
トリツプ動作が行われる。
オプシヨンスイツチ178は外部警報等に使用
されるもので、中ケース2と側ケース3の間の中
ケース2側に形成された凹部179にビス190
により第8図のように設置される。この凹部17
9ならびにダイオード156,157などのある
前記凹部159は電磁石装置112の占有する幅
スペースと機構部78およびハンドル111が占
有する幅スペースの差により形成されるものであ
る。したがつて側ケース3は平板でよく、しかも
しや断器全体の幅を大きくすることがない。この
オプシヨンスイツチ178は補助端子23に接続
されて、補助端子23より所定の遠隔地(たとえ
ば管理部)に信号線により伝達される。一方ラン
チリンク支持ピン88の中ケース貫通端に線材の
中央部に少なくとも1回の巻部を形成したリンク
178aの巻部178bを支持させ、その一端部
をスイツチ178のスイツチレバー191に係合
し、リンク178aの他端は、ピン88の貫通部
を中心として中ケース2に形成した円弧溝192
に挿入し、円弧溝192よりラツチリンク64に
係合して、ラツチリンク64のラツチ状態でスイ
ツチレバー191を押した状態にしている。第8
図の想像線はトリツプリンク109からラツチリ
ンク64が釈放されて回動した、つまりトリツプ
動作状態であり、スイツチレバー191のばね作
用でスイツチレバー191は復元し、スイツチ1
78のスイツチ接点が切換る。この信号が信号線
を通して管理室に伝達される。
変形例として、リンク178aの他端部を第1
4図のようにラツチリンク64でなく、可動接触
子48に係合させることができる。この場合、中
ケース2の対応位置に所定の窓を設けるものとす
る。またこのときのスイツチ178は回路しや断
器のオン、オフを知らせる補助スイツチとなる。
前記警報用と補助用とは第14A図に示すように
単にリンク178a,178′aの形状とりわけ
開き角が異なるだけで実現でき他の構成は共通で
ある。
以上の構成のリモートコントロール式回路しや
断器は、外殻A内に前記したように各部品を納め
るが、機構部78は瞬時引外し動作する電磁石装
置44、バイメタル45、可動接触子48、アー
ク走行板84、ハンドル111およびリモートコ
ントロール用電磁石装置112、トリツプ表示装
置139とともに1ブロツクで本体ケース1に納
められる。またこのしや断器は垂直取付面に本体
ケース1の底板49が取付けられて使用される。
このとき操作用電磁石装置112のプランジヤ1
40は地面に対して水平姿勢となり、水平方向に
動作することとなる。さらにこのリモートコント
ロール式回路しや断器は1極分の構造について示
したものであり、複数極の場合には同構造のもの
を側面に並設して連結孔5〜7にかしめピンを通
すことにより一体に連結される。3極の場合第1
9図のように、前記上カバー4の代わりに3極用
上カバー180を3個のしや断器にわたつて被
せ、分電盤等で単に単極のしや断器を3個並べた
ものと区別し、またハンドル穴181およびトリ
ツプテスト釦穴182もそれぞれ1個のみ開口
し、他極のハンドルはそのつまみとなる突出部を
削除し、テスト釦171については除去するよう
にしている。また多極の場合、ハンドル連動およ
びトリツプ連動のためそれぞれオンオフ連動棒1
83およびトリツプ連動棒184が適用される。
第20図に示すトリツプ連動棒184は第7図の
ようにトリツプリンク109およびラツチリンク
64の交差部の内側でフレーム79に形成した貫
通孔185を通して各極に貫通し、各極のトリツ
プリンク109およびチツチリンク64に対向す
るラツチリンク感知突起186とトリツプリンク
引外し突起187とを張出し、両端部を外殻Aの
側板に回転自在に支持させている。たとえば1極
の電路に異常電流が流れてトリツプ動作すると、
ラツチリンク64の上端部がばね127により上
方に回動するためラツチリンク感知突起186が
押されて第7図で左回転し、これにより各極にお
ける引外し突起187が回動してトリツプリンク
109を引外し方向に押す。その結果、他極も同
時にトリツプ動作する。一方、オンオフ連動棒1
83は各ハンドル111の表示板位置に孔183
aを形成してこれらに連動させ、1極のハンドル
を手または電磁石装置112によりオンまたはオ
フに操作すると、他極のハンドルも同時にオンま
たはオフに動作するようにしている。さらに操作
用電磁石装置112の各極のコイル147を相互
に直列に接続し、操作端子22は1極分のみと
し、操作端子22に操作信号を送ることにより、
電磁石装置112が同時に働いて同じ動作を行わ
すことができる。
つぎにこのリモートコントロール式回路しや断
器の動作について要約説明する。すなわち、オン
状態は第18図aおよび第14図に示している。
この場合、ラツチリンク64はトリツプリンク1
09にラツチされ、ハンドル111は右倒し、し
たがい可動接触子48は固定接点46に接触し、
また操作用電磁石装置112のプランジヤ140
は下位に移動して永久磁石149により保持され
る。前記したようにこの保持のため、ハンドル1
11および可動接触子48がオン姿勢に保持され
る。なお、このオン操作はハンドル111を直接
操作する場合と、操作端子22に信号を送つてプ
ランジヤ140を下方に駆動する場合とがある。
オフ状態は第18図bおよび第15図に示して
いる。前記と同様、ラツチリンク64はラツチさ
れハンドル111は左倒、したがい可動接触子4
8は開極状態である。また操作用電磁石装置11
2のプランジヤ140は上位に移動して保持され
ている。その作用関係および操作態様は前記オン
状態と同様である。
トリツプ状態のうち過電流トリツプは第18図
cおよび第16図に示している。すなわち、第1
4図のオン状態にあつて電路に過電流が流れる
と、バイメタル45の自己発熱により漸時にトリ
ツプリンク109が押されてラツチリンク64が
釈放され、ラツチリンク64が回動する。このた
め可動接触子枢支ピン63が下方に移動し、ハン
ドル111はプランジヤ140に保持されたまま
のため可動接点47が固定接点46から離れ、電
路がしや断される。トリツプ後のリセツトは前記
したように第16図の状態からハンドル111を
オフ位置に回動した場合であり、したがい操作用
操作リンク110によつて可動接触子48が引上
げられるためラツチリンク64が右方に回動し、
ラツチ部128がトリツプリンク109の引掛部
119にラツチされる。もちろん操作端子15,
16に信号を投入し、電磁石装置112を働かせ
てハンドル111をオフ位置に作動してもよい。
短絡トリツプは第18図dおよび第17図に示
している。すなわちオン状態において、電路に短
絡電流が流れると電磁石装置44のプランジヤ9
6が固定鉄心68に吸引される。これにより可動
棒71が押出されてトリツプリンク109の下端
部を押し、トリツプリンク109が回動するため
ラツチリンク64が釈放され、前記したように可
動接触子48が開極動作する。しかし、可動接触
子48はこのようなリンク連動によつて開極する
前に、すなわち、プランジヤ70の動作と全く同
時に強制開極棒96のつば97が接点板57に係
止してこれを引き寄せて可動接点47を固定接点
46から離間させる。すなわち、ラツチリンク6
4がトリツプされる寸前においてピン60を支点
に接点板57が接点圧付与ばね59を圧縮する方
向に回動して開極動作する。リセツト操作は前記
と同様である。
これらのトリツプ動作において、ラツチリンク
64が回動すると表示リンク139aが回動し、
トリツプ表示板139cがオン表示板111bの
上面に位置してトリツプ表示が行われる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明のリモートコントロー
ル式回路しや断器によれば、操作用電磁石装置は
分離壁の包囲により保持し、機構部は中ケースに
より保持するため作業の容易性を確保でき、また
機構部および操作用電磁石装置を各々ブロツク化
できるため機構部の異常対象の変更や電磁石装置
の電圧の変更等に対する対応が簡単なる。また本
体ケースに操作用電磁石装置、機構部および中ケ
ースを収納した状態では操作用電磁石装置は分離
壁により包囲固定され、機構部は中ケースにより
保持されており、側ケースの装備以前に操作用電
磁石装置、機構部等が位置決めされた状態となる
ので側ケースの装着が簡単になるとともに、これ
らに対するねじ等の固定部品が不必要となるので
組立作業性の向上が図れる。また電磁石装置には
中ケースが位置しないため、大きいスペースが確
保でき、したがつて高感度の電磁石の使用が可能
となる。また本体ケースの一側部の開口より電磁
石装置および機構部並びに中ケース等を収納する
ので組立が容易に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の平面図、第2図
はその側面図、第3図は正面図、第4図は背面
図、第5図は本体ケースの側面図、第6図は中ケ
ースの内側からみた側面図、第7図は中ケースを
外した状態の側面図、第8図は側ケースを外した
状態の断面図、第9図は一部切欠平面図、第10
図は第7図X−X線断面図、第11図は分解斜視
図、第12図は可動接触子、電磁石装置、機構部
の分解斜視図、第13図は操作用電磁石装置およ
びハンドルの分解斜視図、第14図はオン状態の
断面図、第14A図はオプシヨンスイツチ用リン
クの斜視図、第15図はオフ状態の断面図、第1
6図はバイメタルによるトリツプ状態の断面図、
第17図は電磁石装置によるトリツプ状態の断面
図、第18図は動作線図、第19図は3極型回路
しや断器の平面図、第20図はトリツプ連動棒の
斜視図、第21図は操作用電磁石装置の3線式駆
動回路図、第22図は2線式駆動回路図である。 1……本体ケース、2……中ケース、3……側
ケース、43……接点部、52……分離壁により
形成された操作電磁石収納室、78……機構部、
111……ハンドル、112……操作用電磁石装
置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 手動のハンドルおよびこのハンドルに連動し
    て開閉する接点部並びに異常時に前記接点部を強
    制開極する引外し装置を有する機構部と、この機
    構部にリンク連結して前記接点部を遠隔信号によ
    り開閉させる操作用電磁石装置と、前記機構部お
    よび前記操作用電磁石装置を挿入させる収納用の
    開口を一側部に有するとともに前記操作用電磁石
    装置の周囲を包囲する操作電磁石収納室形成用の
    分離壁を内部に設けた本体ケースと、前記開口の
    前記機構部の前側に嵌められて前記機構部を保持
    する中ケースと、前記開口を被覆して前記中ケー
    スおよび前記操作用電磁石装置を固定する側ケー
    スとを備えたリモートコントロール式回路しや断
    器。
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