JPH0244100B2 - - Google Patents

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JPH0244100B2
JPH0244100B2 JP58145869A JP14586983A JPH0244100B2 JP H0244100 B2 JPH0244100 B2 JP H0244100B2 JP 58145869 A JP58145869 A JP 58145869A JP 14586983 A JP14586983 A JP 14586983A JP H0244100 B2 JPH0244100 B2 JP H0244100B2
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JP
Japan
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link
handle
trip
contact
plate
Prior art date
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Application number
JP58145869A
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English (en)
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JPS6037631A (ja
Inventor
Yoichi Yokoyama
Tatsuo Hiroshima
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP14586983A priority Critical patent/JPS6037631A/ja
Publication of JPS6037631A publication Critical patent/JPS6037631A/ja
Publication of JPH0244100B2 publication Critical patent/JPH0244100B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H89/00Combinations of two or more different basic types of electric switches, relays, selectors and emergency protective devices, not covered by any single one of the other main groups of this subclass
    • H01H89/06Combination of a manual reset circuit with a contactor, i.e. the same circuit controlled by both a protective and a remote control device
    • H01H89/08Combination of a manual reset circuit with a contactor, i.e. the same circuit controlled by both a protective and a remote control device with both devices using the same contact pair
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/30Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
    • H01H9/34Stationary parts for restricting or subdividing the arc, e.g. barrier plate
    • H01H9/342Venting arrangements for arc chutes

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明はリモートコントロール式回路しや断
器の遠隔制御回路に関するものである。
〔背景技術〕
外部信号により主接点およびハンドルをオン、
オフ駆動する操作用双安定型電磁石を内蔵したリ
モートコントロール式回路しや断器において、従
来つぎのような問題があつた。すなわち、過電流
等の事故で回路しや断器がトリツプした場合、そ
の異常状態が遠方ではわからないため、事故が修
復されないうちに遠隔制御により再投入されるこ
とがあり、そのため事故状態が再現されて危険で
ある。
〔発明の目的〕
したがつて、この発明の目的は、事故が発生し
た場合に遠隔制御によつて再投入されることを防
止したリモートコントロール式回路しや断器の遠
隔制御回路を提供することである。
〔発明の開示〕
この発明は、コイルへの通電方向によりプラン
ジヤの安定位置を可変する双安定型の操作用電磁
石装置と、 この操作用電磁石装置の前記プランジヤに連動
するハンドルおよび接点部並びに異常電流に応動
するトリツプリンクに係脱自在に係合するラツチ
リンクを有し、前記トリツプリンクに前記ラツチ
リンクが係合した状態で前記ハンドル開閉動作に
より前記接点部を開閉可能にし、前記ハンドルの
閉状態で前記トリツプリンクからの前記ラツチリ
ンクの離脱により前記接点部を開極動作させると
ともに、前記ハンドルの復帰動作に伴つて前記ラ
ツチリンクを前記トリツプリンクに係合復帰可能
にした開閉機構部と、 前記ハンドルの開極位置で前記操作用電磁石装
置の前記コイルに直列接続され、前記ハンドルの
閉極方向を通電方向とする第1のダイオードと、 前記ハンドルの閉極位置で前記操作用電磁石装
置の前記コイルに直列接続され、前記ハンドルの
開極方向を通電方向とする第2のダイオードとを
備えたリモートコントロール式回路しや断器にお
いて、 前記トリツプリンクからの前記ラツチリンクの
離脱に応動して前記第2のダイオードと前記コイ
ルとの直列接続を遮断するようにしたことを特徴
とするものである。
この発明の構成によれば、事故が発生して回路
しや断器がトリツプした場合、第2のダイオード
とコイルとの直列接続が遮断されるため、遠隔信
号により回路しや断器をリセツトすることができ
ず、したがつて事故が修復されないうちに遠隔制
御により再投入できず、そのため事故状態が再現
されて危険となることを防止でき、安全が図れ
る。
この発明の第1の実施例を適用したリモートコ
ントロール式回路しや断器を第1図ないし第24
図に示す。すなわち、まず1極分の構造について
説明すると、これは30アンペアフレームのもので
線路の過電流および短絡電流を検出してトリツプ
動作し、またハンドルおよび遠隔制御操作信号に
より線路をオン、オフ、リセツト操作できるよう
にしている。
外殻(しや断器本体)Aは、主に第11図のよ
うに本体ケース1、中ケース2、側ケース3、上
カバー4からなり、本体ケース1の横方向および
上方向の開口をほぼ閉塞する天板11aおよび立
板11bをもつた中ケース2が被せられ、中ケー
ス2の外面に側ケース3が被せられて本体ケース
1および側ケース3の3箇所の連結孔5〜7を通
すはとめピン8により一体に組合わされ、中ケー
ス2は挟持される。上カバー4は弾性のあるプラ
スチツク製で本体ケース1と側ケース3の上端部
に段設された取付壁9,10および中ケース2の
天板11aの両端縁部に冠着し、その両端部より
外方に端子カバー12を延出して、その付根部を
薄肉12aに形成することにより上方向に弾性回
動できるヒンジ部13を形成している。このよう
に組合わされて扁平箱形の外殻Aが構成され、外
殻Aの幅方向の両側の肩部はテーパ14に落とさ
れるとともに、外殻Aの両側部は階段状をなす段
部15〜18が本体ケース1および中ケース2に
より形成され、外殻Aの下端部にはしや断器を分
電盤等に取付ける取付溝19が本体ケース1によ
り形成されている。
端子は、主に第7図のように電路用の主端子2
0,21、遠隔制御操作信号用の操作端子22お
よび補助端子23からなり、主端子20,21は
電源側端子装置21および負荷側端子装置20か
らなる。これらの端子装置は主に第11図のよう
に端子板24,25、押え突起付座金26、スプ
リングワツシヤ27、角ナツト28および端子ね
じ29を構成部品とし、それぞれ端子板24,2
5にねじ通孔30を形成し、端子ねじ29にワツ
シヤ27および座金26を通して、端子ねじ29
をねじ通孔30に通し、下面のナツト28にねじ
込んでいる。各端子板24,25はその一側縁部
を下方に折曲して垂下片31,32を形成してあ
り、各端子装置20,21は外殻Aの両側の下側
の段部15,16に取付けられる。そのため、こ
れらの段部15,16はその上面および本体ケー
ス1の横方向に開口するねじ・ナツト遊挿溝33
と垂下片挿通スリツト34,35を形成してい
る。各端子装置20,21を本体ケース1の開口
側から第7図のように段部15,16に挿入し、
垂下片31,32をスリツト34,35に通し、
端子ねじ29およびナツト28を溝33に通して
中ケース2および側ケース3を閉じることにより
挟持される。結線は電線(図示省略)を座金26
と端子板24,25との間に通し、端子ねじ29
をねじつて端子ねじ29を締付けることにより行
う。
また操作端子22はコ字形端子枠36の上片に
端子ねじ37をねじ込んだもので3線式遠隔制御
を考慮して3個よりなり、しかも前記端子装置よ
りも小さい形状をなし、電源側端子装置21の位
置する段部16の中ケース2に形成された上側段
部18の絶縁仕切板38で仕切られた位置に取付
けられる。すなわち段部18は固定スリツト39
を形成し、3個の端子枠34をスリツト39に挿
入し、端子枠36のばね作用で段部18に挟持固
定される。また補助端子23は負荷側端子装置2
0側の上側段部17に設けられている。この補助
端子23は回路しや断器のオン、オフおよびトリ
ツプ動作の検出信号を外部の警報用ランプやブザ
ーに送信するためのものである。これはZ字形端
子板40の下片にねじ41をねじ込んだもので、
中ケース2の段部17の絶縁仕切板42の間に設
置され、上片40aを保持溝17aに差込んで保
持される。前記操作端子22および補助端子23
の上面には丁度前記端子カバー12が位置し、こ
のしや断器を分電盤等に設置して上面をフラツシ
ユプレートで被覆した際、フラツシユプレートと
端子22,23の絶縁が確保できるようにしてい
る。なお、これらの端子22,23への結線は端
子カバー12を上方に開いて行う。
主端子20,21間の電路を構成するものとし
て、主に第11図のように接点部43、プランジ
ヤ式電磁石装置44およびバイメタル45があ
り、これらは主端子20,21間のほぼ一直線上
に配列される。接点部43は電路を開閉制御する
もので、固定接点46と可動接点47をもつた可
動接触子48からなる。この接点部43を位置決
めするため、本体ケースの底板49の中央部に本
体ケース1の高さの約1/3程度の高さをもつ仕切
板50を立設して本体ケース1の横方向開口から
みて、左側を消弧室51となし、右側に操作電磁
石収納室52を形成し、仕切板50の表面に沿う
ように固定接点板53を逆U字形に折曲して、本
体ケース1の横方向開口側から仕切板50にガイ
ドさせて挿入し、収納室52側の端部に設けた幅
板54の奥端を本体ケース1の横方向開口側から
みた奥面に当接して位置決めされる。そして固定
接点46は固定接点板53の消弧室51側に固着
される。また本体ケース1における前記幅板54
と前記端子板25の垂下片32との間で、収納室
52の下部にスリツト55を形成し、スリツト5
5に銅より線56または導電板を挿入して第7図
のように幅板54と垂下片32とを溶接により接
続している。可動接触子48は、第12図のよう
に可動接点板57、接点枠58、接点圧付与ばね
59および可動接点47からなり、可動接点板5
7と接点枠58が上部でピン60により枢結さ
れ、第7図および第11図のようにピン60の上
位側で接点板57と接点枠58の上端部間に接点
圧付与ばね59が圧縮状態に架設される。このば
ね59により接点枠58の下端部61に接点板5
7の中間部が弾接して安定状態となる。可動接点
47は可動接点板57の下端部に固着され、その
上位に強制開極用だるま孔62が形成されてい
る。この可動接触子48は接点枠58の下端部で
だるま孔62の上位の支持孔61aにピン63が
通され、このピン63により後述のラツチリンク
62に枢結支持され、これにより第7図のように
可動接点47が固定接点46に対向する。
プランジヤ式電磁石装置44は短絡電流を検出
するもので、主に第12図のようにヨーク65
と、コイル66と、コイル筒67と、固定鉄心6
8と、復帰ばね69と、プランジヤ70と、可動
棒71を構成部品としている。まずヨーク65は
コ字形枠72と当板73からなり、当板73はコ
字形枠72の立片72aの反対側で上片74と下
片75との間に突起76と角孔77の嵌着かしめ
により架設固定される。このヨーク65は後述の
機構部78のフレーム79を一体形成しており、
フレーム79の一側板80を上片74の一側縁よ
り上方に立ち上げ、また上片74および立片72
aの他側に突起81を形成して、フレーム79の
対向側板82の角孔83を嵌着し、かしめて対向
側板82を一側板80に対向するように立設す
る。また当板73の下端部よりアーク走行板84
を折曲延出し、コ字形枠72の下片75の下位に
位置してその間に絶縁板85を介在している。そ
してこのフレーム79はヨーク65の下片75が
本体ケース1に設けられた支持台1aに載せら
れ、支持台1aの下面をアーク走行板84が位置
して支持台1aを挟むように配置され、かつ後述
の機構部78を構成する2個のピン87,88が
本体ケース1と中ケース2の支持孔89,90間
に架設されてこれらのピン87,88がフレーム
79の孔91,92に通されてフレーム79が保
持され、また中ケース2の側面でフレーム79の
対向側板82に当接し(第9図)、これらにより
ヨーク65およびフレーム79の姿勢が位置決め
される。固定鉄心68は貫通孔68aを有し、コ
字形枠72の立片72aに形成した孔93に内側
から嵌着されてかしめにより固定され、可動棒7
1は固定鉄心78より長くて貫通孔68aに摺動
自在に貫挿される。コイル筒67は一端部に小径
部94を有し、この小径部94を当板73に形成
した取付孔95に嵌着し、他端部を固定鉄心68
に嵌着して架設している。プランジヤ70はコイ
ル筒67内にスライド自在に嵌められ、その一端
部から突出した強制開極棒96がコイル筒67の
小径部94より外部に突出し、その先端につば9
7が形成され、固定接点46に対向する可動接点
板57のだるま孔62の大径側を貫通してその小
径側に位置している(第7図)。復帰ばね69は
固定鉄心68とプランジヤ70との間に圧縮架設
される。コイル66は線断面積が大きいため剛性
を有し、コイル66の穴部をコイル筒67に外嵌
し、かつその一端部は軸方向に折返えされて負荷
側端子装置20に端子板24の垂下片31に溶接
されている。このような構成により、この電磁石
装置44はコイル66に定格電流や過電流が流れ
ただけでは復帰ばね69のばね力によりプランジ
ヤ70の動作が制限されるが、短絡電流が流れる
と固定鉄心68とプランジヤ70間の磁束が増大
し、復帰ばね69の力に勝つてプランジヤ70が
固定鉄心68に吸引され、プランジヤ70が動作
する。これにより、可動棒71がプランジヤ70
に押されてコ字形枠72の立片72aより外方へ
突出し、また強制開極棒96のつば97がだるま
孔62の小径側に係止して可動接点板57を引寄
せる動作をする。
バイメタル45は過電流を検出するもので、本
体は熱膨張率の異なる2枚の薄板を一体に重合し
てなり、第7図および第11図のように、水平片
98と斜片99とよりなる略L字形に折曲し、斜
片99の上端部にギヤツプ調整ねじ100を螺通
し、水平片98にかしめ孔(図示省略)を形成し
てフレーム79の側板82の下端部にかしめ付け
している(溶接でもよい)。このバイメタル45
は前記コイル66の他端部とバイメタル45の上
端部が可とうな銅より線101により溶接接続さ
れる。そしてフレーム79の側板82と可動接点
板57の上端部とが可とう銅より線102により
溶接結線され、銅より線101とコイル66間に
電流が流れると自己のジユール熱により加熱さ
れ、高膨張側が端子装置20側に位置するので斜
片99が端子装置20から離れる方向にわん曲す
る。そのわん曲動作は定格電流の数倍程度の過電
流により動作するように設定される。
以上の構成から電路は、電源側端子装置21か
ら順次、接続用銅より線56、固定接点板53、
固定接点47、可動接点47、可動接点板57、
銅より線102、フレーム79の側板82、バイ
メタル45、銅より線101、コイル66を経て
負荷側端子装置20に連結される。そして接点部
43によつて開閉制御される。また消弧室51は
短絡しや断時に接点部43に発生するアークを接
点46,47間から速やかに離間させて消滅させ
るもので、消弧室51を構成する本体ケース1の
側壁の負荷側端子装置20の下部に排気口103
を形成し、固定接点板53の固定接点46の下位
よりアーク走行板104を連続延出して消弧室5
1の仕切板50および底板49に沿つて敷設し、
これを上側アーク走行板84に対向し、排気口1
03の内側でアーク走行板84,104の間にデ
アイオングリツド105を配置し、デアイオング
リツド105の背面に多数の孔を形成した排気孔
106を立て、またデアイオングリツド105と
固定接点板53の間の両側に本体ケース1および
中ケース2をアークから保護するとともにアーク
ガスの還流路を形成する消弧側板107を設けて
いる。またアーク走行板104の中央線上には固
定接点46からデアイオングリツド105にかけ
て突リブ108を設け、アークの走行をしやすく
してこう着を避けるようにしている。このように
した消弧装置の動作は、短絡時の接点46,47
の間極により接点46,47間にアークが発生す
ると、アークを含む電流経路が固定接点板53、
固定接点46、アーク、可動接点47、可動接点
板57によつてU字形をなすため、アークをグリ
ツド105側に駆動する電磁駆動力が発生する。
これによつてアークは接点46,47から離れて
アーク走行板54,104を走行し、デアイオン
グリツド105に接近すると吸引されてデアイオ
ングリツド105内に侵入し、デアイオングリツ
ド105により分断・冷却されて消弧に至り、そ
のガスが排気板106を通して排気口103より
排気される。こうして短絡しや断の高速化が図ら
れている。
前記可動接触子43をオン、オフ、トリツプお
よびリセツトする機構部78は、第11図および
第12図のようにトリツプリンク109、ラツチ
リンク64、操作リンク110、ハンドル111
および操作用電磁石装置112で構成されてい
る。トリツプリンク109は第12図のように立
片113と立片113の中間部で一体連接された
側片114よりなり、立片113の側片114と
反対側に耳片115を形成して側片114と耳片
115とに軸孔116を形成し、ピン87により
フレーム79の側片80,82のバイメタル45
側端部の孔91に通し、かつ両端部を本体ケース
1および中ケース2に形成した支持孔89に枢支
させている。立片113の下端部は第7図のよう
に前記プランジヤ式電磁石装置44の可動棒71
の前方に位置し、上端部はバイメタル45のギヤ
ツプ調整ねじ100の前方に位置する。また側片
114は斜上方に立上り、その上端部の斜上縁側
に下向き引掛部119を形成し、上端縁を円弧面
120に形成している。このトリツプリンク10
9のピン87に復帰用のねじりコイルばね121
が嵌挿支持され、その一端部121aは側片11
4の斜下縁に係止し、他端部121bはヨーク6
5の上片74に当接係止してトリツプリンク10
9を第7図で反時計針方向に回動付勢し、立片1
13の下端部が可動棒71に当接して固定鉄心6
8の突出面に係止しうるようにしている。ラツチ
リンク64は一対の細長側片122,123を対
向し、上端部の左側縁(第12図)をラツチ用橋
絡片124で連接してなり、側片122,123
の中間部の孔125にピン88を通し、そのピン
88をフレーム79の側片80,82の可動接触
子48側の孔92に通してさらに両端部を本体ケ
ース1および中ケース2の支持孔90に枢架して
いる。ピン88は復帰用ねじりコイルばね127
が支持され、その一端部127aがヨーク65の
上片74に係止し、他端部127bが側片12
2,123の下側縁に係止しており、そのばね作
用によりラツチリンク64を第7図で時計針方向
に回動付勢し、下端部が当板73の上縁に係止し
うるようにしている。このラツチリンク64の上
端部と前記トリツプリンク109の上端部とは交
差しており、橋絡片124の下端のラツチ部12
8がトリツプリンク109の引掛部119の回動
方向の上方に位置している。そのためラツチリン
ク64をねじりコイルばね127のばね力に抗し
て左方に回動すると、ラツチ部128がトリツプ
リンク109の円弧面120をスライドしてトリ
ツプリンク109をそのばね作用に抗して右方に
回動させ、ラツチ部128が引掛部119に係止
する。これによりトリツプリンク109とラツチ
リンク64とはリセツト状態となり、トリツプリ
ンク109のその姿勢が立片113によるバイメ
タル調整ねじ100および可動棒71の検知位置
となる。そしてトリツプリンク109が動作する
とラツチリンク64が離脱釈放され、トリツプ状
態となる。また前記可動接触子43を支持するピ
ン63はラツチリンク64の下端部の孔129に
軸支される。なお、前記ヨーク65の下片75の
かしめ突起76bに対向して接点板53の上位に
対向板126が本体ケース1と一体に形成され、
両者間に接点板57が垂下していて、その間隔を
接点板57が回動できる最大限の間隔とし、もつ
てアークの上方移動を防止している。
ハンドル111は絶縁材料で形成され、第11
図のように中ケース2の天板11aの中央部のや
や右寄りに形成されたハンドル溝103aおよび
上カバー4のハンドル穴103bに挿入され、ハ
ンドル穴130bの下部で軸131により本体ケ
ース1および中ケース2の孔131a間に回動自
在に支持されている。このハンドル111は上カ
バー4から突出した部分の回動方向の両側に操作
用凹凸111aを形成し、上カバー4の下側の両
側に円弧板状のオン表示板111b(表面に
「ON」を表示)およびオフ表示板111c(表面
に「OFF」を表示)を張出し、前記軸131を
間にしたハンドル111の下端部に連接孔133
(第13図)を形成し、さらに第7図のように軸
131の位置より右方略水平方向に腕134を出
し、腕134にプランジヤ連接孔135(第13
図)を形成している。こうして、ハンドル111
が第14図のようにオンの位置ではハンドル穴1
30bからはオン表示板111bの「ON」とい
う文字が読取れ、またハンドル111が第15図
のようにオフの位置ではハンドル穴130bから
はオフ表示板111cの「OFF」という文字が
読取れ、オン、オフが確認できることとなる。操
作リンク110はH形平板の両側を同方向に折曲
したもので、両側片136と橋絡片137よりな
り、両側片136の一端部が枢支ピン138によ
り連接孔133に連結され、他端部が前記可動接
点板57と接点枠58とを支持する枢支ピン60
に連結される。第14図のハンドル111の姿勢
(右倒状態)はオン状態であつて、このように右
倒動作することにより操作リンク110を押して
可動接触子48を押し、ラツチリンク64がトリ
ツプリンク109にラツチされているので可動接
触子48はピン63を支点に回動し、可動接点4
7が固定接点46に接触する。さらにハンドル1
11を定位置まで押すと、可動接点47は固定接
点46に接触しているため今度は可動接点板57
がピン60を支点に回動し、これにより接点圧付
与ばね59が圧縮されるので接点圧が付与され
る。こうして接点部43が閉成されるオン状態と
なるが、その状態の保持は後述の操作用電磁石装
置112により行われる。また第15図はハンド
ル111のオフ状態(左側)であるが、これも可
動接触子48はラツチリンク64の枢支ピン63
を支点に回動するもので、ハンドル111の左倒
により操作リンク110が引かれ操作リンク11
0により可動接触子48の上端部を引くので可動
接点47が固定接点46から離れ、開成する。ま
たこのオフ動作はトリツプ動作後の場合において
ラツチリンク64をリセツト操作する。すなわ
ち、トリツプフリーの状態はラツチリンク64が
トリツプリンク109から釈放され、ばね127
によりピン126を支点に回動するため、ラツチ
リンク64は第16図および第17図の状態にな
るが、ハンドル111を定位置まで左倒するとき
操作リンク110を引くため可動接触子48がハ
ンドル111側に全体として引上げられ、そのた
めラツチリンク64がピン126を支点にばね1
27のばね力に抗して左方に回動し、ラツチ部1
28がトリツプリンク109の円弧面120をス
ライドして引掛部119に係止するに至るのであ
る。
トリツプ表示装置139は、異常電流によりト
リツプ動作が行われたときのトリツプ動作を行う
もので、第13図のように表示リンク139aお
よび連動リンク139bからなる。表示リンク1
39aは下端部がハンドル軸131に軸支され、
上端部に円弧板状のトリツプ表示板139c(表
面に「TRIP」を表示している)を設けている。
連動リンク139bは両端が同方向に折曲されて
軸をなし、表示リンク139aとラツチリンク6
4の上端部に連接されている。このトリツプ表示
装置139はラツチリンク64が第14図および
第15図のように、リセツト状態のときハンドル
111のオフ位置から後退した位置にあるが、第
16図および第17図のようにラツチリンク64
がトリツプ状態になるとラツチリンク64が時計
方向に回動することにより、連動リンク139b
を押して表示リンク139aを回動し、トリツプ
表示板139cをハンドル111のオン表示板1
11bの上面に被さるように位置する(トリツプ
動作のときハンドル111は常にオンの位置にあ
る)。この結果、ハンドル穴130bからみると
トリツプ表示板139の「TRIP」という文字が
読取れ、「ON」という表示は隠ぺいされる。
操作用電磁石装置112は、第11図ないし第
14図のようにプランジヤ140を突出した側を
上部にして本体ケース1の底板49に対して立体
状態に収納部52に挿着され、そのプランジヤ1
40の上端部がコ字形ピン141を介してハンド
ル111のプランジヤ連接孔135を連結され
る。この電磁石装置112は双安定有極型であつ
て、第13図のように、コイル枠143に角孔1
44を貫通し、上下フランジ145,146間に
コイル147を巻装し、コイル枠143の左右両
側部に一対の内側ヨーク148をその上片148
aと下片148bで嵌着し、ヨーク148の両側
縁をフランジ145,146間に係着し、内側ヨ
ーク148の外面に板厚方向に着磁した一対の永
久磁石149を吸着させ(磁極をN、Sで表示)、
さらに永久磁石149の、外側に一対の外側ヨー
ク150をそれぞれ吸着させる。コイル枠143
の角孔144には前記プランジヤ140がスライ
ド自在に貫通し、その上下端部で内側ヨーク14
8および外側ヨーク149の間につば151,1
52を設け、つば151の上面に連結部153が
突出し、連結部153の上端部にコ字形ピン14
1を軸受する係合孔153aを形成している。外
側ヨーク150の下端部の間には緩衝板154が
介在されてプランジヤ140の移動時の緩衝を行
つている。永久磁石149の磁極N、Sは第14
図のように同極同志が向い合つているため、内側
ヨーク148の上下両端部148a,148bに
は磁極Sが表われ、外側ヨーク150の上下端物
には磁極Nが表われて、相対峙している。したが
いプランジヤ140の両つば151,152は第
14図および第15図のいずれの位置にあつても
吸着状態となりラツチされる。また、コイル枠1
43とハンドル111の腕134との間に復帰コ
イルばね155を圧縮し、そのばね力はプランジ
ヤ140の吸着力より弱いがハンドル111を手
動または磁石装置112によつてオフ動作すると
きはこのばね作用が働き、接点46,47間を勢
いよく開極させている。この電磁石装置112
は、無通電の状態ではハンドル111をオンまた
はオフに手動操作すると、その力によつてプラン
ジヤ140が上下動作し、かつ前記したように永
久磁石149の磁力によつてプランジヤ140の
上位置(オフ)および下位置(オン)がそれぞれ
保持されるので、ハンドル111のオンおよびオ
フ状態がそれぞれ保持され、これによつて可動接
触子48は第14図のように固定接点46に接点
圧をもつて接触する状態に保持され、また第15
図の開極状態に保持される。一方、コイル147
の端部と操作端子22との間には第21図のよう
に第1のダイオード156および第2のダイオー
ド157と切換接点部158が介在されて結線さ
れ、この電磁石装置112を交流駆動できるよう
にしている。すなわち、これらの部品は中ケース
2と側ケース3の間で中ケース2側に形成された
凹部159に配設される。まずコ字形固定接点板
160が固定突部161に嵌着され、一対の切換
接点板162,163が固定突部161に対向す
る支持突部164のスリツト165a,165b
に挟持状態に支持され、固定接点板160の上面
および下面に接触している。さらに固定突部16
1と支持突部164との間に円弧孔166が形成
され、ハンドル111の腕134の側面に一体形
成された切換接点駆動バー167が円弧状166
を貫通して切換接点板162,163間に位置
し、ハンドル111のオン位置(第8図、第14
図)により下側切換接点板163を固定接点板1
60から開成し、ハンドル111のオフ位置(第
15図)により上側切換接点板162を開成させ
ている。そして結線は第21図のように固定接点
板160と1個の操作端子22とにコイル147
の端部を接続し、一対の可動接点板162,16
3に互いに逆極性となるようにダイオード15
6,157を接続し、各ダイオード156,15
7を残りの操作端子22に接続している。第21
図において、167は交流電源、168は遠隔操
作用スイツチ、178は再投入防止用常閉スイツ
チである。このようにして、たとえば遠隔操作用
スイツチ168をダイオード156側に切換える
とコイル147に一方向の電流が流れ、プランジ
ヤ140は第15図の上側(オフ)位置から第1
4図の下側(オン)位置へ移動し保持される。こ
のとき駆動レバー167が下方へ回動して可動接
点板162が固定接点板160に接触し、可動接
点板163が可動接点板160から離間して第2
1図bの状態になる。したがつてオフにする場合
は遠隔操作用スイツチ168を反対側に切換えれ
ばコイル147には逆向きに通電されてプランジ
ヤ140を上方向に駆動され、ハンドル111を
オフ位置へ駆動し、レバー167により可動接点
板162,163を切換え、コイル147への通
電が断たれる。さらに前記したトリツプ状態では
第16図および第17図のようにラツチリンク6
4がトリツプリンク109から釈放されてそのば
ね127により回動するため、ピン63の回動に
よりハンドル111のピン138を支点に操作リ
ンク110を介して可動接触子48が回動し、ハ
ンドル111および電磁石装置112のプランジ
ヤ153が動作することなく可動接点47が固定
接点46から開極するトリツプフリーが行われ
る。同時に第22図のように再投入防止用スイツ
チ178が後述のように開成し、遠隔操作用スイ
ツチ168の切換えによるコイル147のオフ方
向への通電を断ち、遠隔操作で回路しや断器が再
投入されないように安全を図つている。
前記は3線式の場合であるが、2線式の場合は
第24図のようにダイオード156,157を接
続する操作端子22を共通にし、かつ遠隔操作用
スイツチ168にも一対のダイオード169,1
70を設ければよく、動作原理は3線式と同様で
ある。そして再投入防止用スイツチ178をその
共通側に挿入している。
トリツプテスト釦171は機構部78のトリツ
プ動作を任意にテストするためのものである。す
なわち、第7図および第11図のように中ケース
2および上カバー4のハンドル111の位置の左
隣りに釦穴172および取付溝173を形成し、
これにテスト釦171を中ケース2の横開口から
挿入し、軸部174で回動自在に支持する。この
テスト釦171は取付溝173内で回動方向に固
定腕173aが延出し、この固定腕173aを取
付溝173の横溝175に位置し、横溝175の
奥部に設けた突起176で固定腕173aの先端
の突部177を弾性係止することにより固定状態
とし、テスト釦171を第7図で左方向に一定以
上の力で回動するとき突部177が突起175を
乗り越える。テスト釦171の下端部171aは
トリツプリンク109の上端縁の前側に臨んでい
る。したがつてテスト釦171を回動するとその
下端部でトリツプリンク109の側片114を押
すためトリツプリンク109が右方向回動し、こ
れによつてラツチリンク64との係合が釈放さ
れ、トリツプ動作が行われる。
再投入防止用スイツチ178はマイクロスイツ
チを用い、中ケース2と側ケース3の間の中ケー
ス2側に形成された凹部179に第8図のように
設置される。この凹部179ならびにダイオード
156,157などのある前記凹部159は電磁
石装置112の占有する幅スペースと機構部78
およびハンドル111が占有する幅スペースの差
により形成されるものである。この再投入防止用
スイツチ178はリード線190により第21図
のように結線され(第23図)、機構部78のラ
ツチリンク64を軸支するピン88の中ケース2
の支持孔90を突出した端部に検出部材178a
の巻部を支持させ、その一端を中ケース2の円弧
スリツト191を通して突出したラツチリンク6
4の突出片192の釈放動作側の反対側に位置
し、他端をスイツチ178のレバー193に対向
し、レバー193でスイツチ釦194を押すよう
にしている。そしてラツチリンク64がトリツプ
リンク109にラツチされた状態(第8図)では
スイツチ釦194を押して接点を閉成し、トリツ
プ状態で第23図のようにレバー193のばね作
用による復帰動作でスイツチ釦194が復帰し接
点を開成する。
以上の構成のリモートコントロール式回路しや
断器は、外殻A内に前記したように各部品を納め
るが、機構部78は瞬時引外し動作する電磁石装
置44、バイメタル45、可動接触子48、アー
ク走行板84、ハンドル111およびリモートコ
ントロール用電磁石装置112、トリツプ表示装
置139とともに1ブロツクで本体ケース1に納
められる。またこのしや断器は垂直取付面に本体
ケース1の底板49が取付けられて使用される。
このとき操作用電磁石装置112のプランジヤ1
40は地面に対して水平状態となり、水平方向に
動作することとなる。さらにこのリモートコント
ロール式回路しや断器は1極分の構造について示
したものであり、複数極の場合には同構造のもの
を側面に並設して連結孔5〜7にかしめピンを通
すことにより一体に連結される。3極の場合第1
9図のように、前記上カバー4の代わりに3極用
上カバー180を3個のしや断器にわたつて被
せ、分電盤等で単に単極のしや断器を3個並べた
ものと区別し、またハンドル穴181およびトリ
ツプテスト釦穴182もそれぞれ1個のみ開口
し、他極のハンドルはそのつまみとなる突出部を
削除し、テスト釦171については除去するよう
にしている。また多極の場合、ハンドル連動およ
びトリツプ連動のためそれぞれオンオフ連動棒1
83およびトリツプ連動棒184が適用される。
第20図に示すトリツプ連動棒184は第7図の
ようにトリツプリンク109およびラツチリンク
64の交差部の内側でフレーム79に形成した貫
通孔185を通して各極に貫通し、各極のトリツ
プリンク109およびラツチリンク64に対向す
るラツチリンク感知突起186とトリツプリンク
引外し突起187とを張出し、両端部を外殻の側
板に回転自在に支持させている。たとえば1極の
電路に異常電流が流れてトリツプ動作すると、ラ
ツチリンク64の上端部がばね127により上方
に回動するためラツチリンク感知突起186が押
されて第7図で左回転し、これにより各極におけ
る引外し突起180が回動してトリツプリンク1
09を引外し方向に押す。その結果、他極も同時
にトリツプ動作する。一方、オンオフ連動棒18
3は各ハンドル111の表示板位置に孔183a
を形成してこれらに連通させ、1極のハンドルを
手または電磁石装置112によりオンまたはオフ
に操作すると、他極のハンドルも同時にオンまた
はオフに動作するようにしている。さらに操作用
電磁石装置112の各極のコイル147を相互に
直列に接続し、操作端子22は1極分のみとし、
操作端子22に操作信号を送ることにより、電磁
石装置112が同時に働いて同じ動作を行わすこ
とができる。
つぎにこのリモートコントロール式回路しや断
器の動作について要約説明する。すなわち、オン
状態は第18図aおよび第14図に示している。
この場合、ラツチリンク64はトリツプリンク1
09にラツチされ、ハンドル111は右倒し、し
たがい可動接触子48は固定接点46に接触し、
また操作用電磁石装置112のプランジヤ140
は下位に移動して永久磁石149により保持され
る。前記したようにこの保持のため、ハンドル1
11および可動接触子48がオン姿勢に保持され
る。なお、このオン操作はハンドル111を直接
操作する場合と、操作端子22に信号を送つてプ
ランジヤ140を下方に駆動する場合とがある。
オフ状態は第18図bおよび第15図に示して
いる。前記と同様、ラツチリンク64はラツチさ
れハンドル111は左倒、したがい可動接触子4
8は開極状態である。また操作用電磁石装置11
2のプランジヤ140は上位に移動して保持され
ている。その作用関係および操作態様は前記オン
状態と同様である。
トリツプ状態のうち過電流トリツプは第18図
cおよび第16図に示している。すなわち、第1
4図のオン状態にあつて電路に過電流が流れる
と、バイメタル45の自己発熱により漸時にトリ
ツプリンク109が押されてラツチリンク64が
釈放され、ラツチリンク64が回動する。このた
め可動接触子枢支ピン63が下方に移動して、ハ
ンドル111はプランジヤ140に保持されたま
まのため可動接点47が固定接点46から離れ、
電路がしや断される。トリツプ後のリセツトは前
記したように第16図の状態からハンドル111
をオフ位置に回動した場合であり、したがい操作
用操作リンク110によつて可動接触子48が引
上げられるためラツチリンク64が右方に回動
し、ラツチ部128がトリツプリンク109の引
掛部119にラツチされる。もちろん操作端子1
5,16に信号を投入し、電磁石装置112を働
かせてハンドル111をオフ位置に作動してもよ
い。
短絡トリツプは第18図dおよび第17図に示
している。すなわちオン状態において、電路に短
絡電流が流れると電磁石装置44のプランジヤ9
6が固定鉄心68に吸引される。これにより可動
棒71が押出されてトリツプリンク109の下端
部を押し、トリツプリンク109が回動するため
ラツチリンク64が釈放され、前記したように可
動接触子48が開極動作する。しかし、可動接触
子48はこのようなリンク連動によつて開極する
前に、すなわちプランジヤ70の動作と全く同時
に強制開極棒96のつば97が接点板57に係止
してこれを引き寄せて可動接点47を固定接点4
6から離間させる。すなわち、ラツチリンク64
がトリツプされる寸前においてピン60を支点に
接点板57が接点圧付与ばね59を圧縮する方向
に回動して開極動作する。リセツト操作は前記と
同様である。
これらのトリツプ動作において、ラツチリンク
64が回動すると表示リンク139aが回動し、
トリツプ表示板139cがオン表示板111bの
上面に位置してトリツプ表示が行われる。
この発明の第2の実施例を第25図に示す。こ
れは、再投入防止用常閉スイツチ178を励磁コ
イル147との交流電源167との間に接続した
ものである。この場合も前記第1の実施例と同様
に回路しや断器に異常電流が流れてトリツプした
とき、ラツチリンク64に連動して常閉スイツチ
178が開成する。このため、遠隔操作用スイツ
チ168をオフ駆動(ダイオード157)側へ切
換えてもコイル147に通電されないのでリセツ
トされず、したがつて遠隔操作用スイツチ168
をオフ駆動側へ切換えた後オン駆動側へ切換える
操作を行つても回路しや断器が再投入され、事故
状態が再現されることがなく安全である。
なお、この発明において遠隔操作用スイツチは
直流電源の方向を切換えるものでよい。この場合
は前記ダイオード156,157は不要となる。
また極性切換接点部158はコイル147への無
駄な通電を防止するものであるが、なくてもよ
く、また両方向への通電が遠隔操作用スイツチに
連動して一定時間のみ通電させるタイマを用いた
り、遠隔操作用スイツチに中立オフのスイツチを
用いる等他の手段を用いることができる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明のリモートコントロー
ル式回路しや断器の遠隔制御回路によれば、遠隔
操作によつて事故後修復されないまま再投入され
ることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例を適用したリ
モートコントロール式回路しや断器の平面図、第
2図はその側面図、第3図は正面図、第4図は背
面図、第5図は本体ケースの側面図、第6図は中
ケースの内側からみた側面図、第7図は中ケース
を外した状態の側面図、第8図は側ケースを外し
た状態の断面図、第9図は一部切欠平面図、第1
0図は第7図X−X線断面図、第11図は分解斜
視図、第12図は可動接触子、電磁石装置、機構
部の分解斜視図、第13図は操作用電磁石装置お
よびハンドルの分解斜視図、第14図はオン状態
の断面図、第15図はオフ状態の断面図、第16
図はバイメタルによるトリツプ状態の断面図、第
17図は電磁石装置によるトリツプ状態の断面
図、第18図は動作線図、第19図は3極型回路
しや断器の平面図、第20図はトリツプ連動棒の
斜視図、第21図は操作用電磁石装置の3線式駆
動回路図、第22図はそのトリツプ状態時の回路
図、第23図は第8図に対応するものでトリツプ
状態の断面図、第24図は2線式駆動回路図、第
25図は第2の実施例の回路図である。 43……接点部、64……ラツチリンク、78
……開閉機構部、109……トリツプリンク、1
11……ハンドル、112……操作用電磁石装
置、140……プランジヤ、147……コイル、
156……第1のダイオード、157……第2の
ダイオード。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コイルへの通電方向によりプランジヤの安定
    位置を可変する双安定型の操作用電磁石装置と、 この操作用電磁石装置の前記プランジヤに連動
    するハンドルおよび接点部並びに異常電流に応動
    するトリツプリンクに係脱自在に係合するラツチ
    リンクを有し、前記トリツプリンクに前記ラツチ
    リンクが係合した状態で前記ハンドルの開閉動作
    により前記接点部を開閉可能にし、前記ハンドル
    の閉状態で前記トリツプリンクからの前記ラツチ
    リンクの離脱により前記接点部を開極動作させる
    とともに、前記ハンドルの復帰動作に伴つて前記
    ラツチリンクを前記トリツプリンクに係合復帰可
    能にした開閉機構部と、 前記ハンドルの開極位置で前記操作用電磁石装
    置の前記コイルに直列接続され、前記ハンドルの
    閉極方向を通電方向とする第1のダイオードと、 前記ハンドルの閉極位置で前記操作用電磁石装
    置の前記コイルに直列接続され、前記ハンドルの
    開極方向を通電方向とする第2のダイオードとを
    備えたリモートコントロール式回路しや断器にお
    いて、 前記トリツプリンクからの前記ラツチリンクの
    離脱に応動して前記第2のダイオードと前記コイ
    ルとの直列接続を遮断するようにしたことを特徴
    とするリモートコントロール式回路しや断器。
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