JPH0140320Y2 - - Google Patents

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JPH0140320Y2
JPH0140320Y2 JP1983138795U JP13879583U JPH0140320Y2 JP H0140320 Y2 JPH0140320 Y2 JP H0140320Y2 JP 1983138795 U JP1983138795 U JP 1983138795U JP 13879583 U JP13879583 U JP 13879583U JP H0140320 Y2 JPH0140320 Y2 JP H0140320Y2
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JP
Japan
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speed
fan motor
capacitor
low
terminal
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JP1983138795U
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JPS6048400U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 近年、インテリアと室内空気の循環を目的とし
て、クラシツクデザインの天井用扇風機が人気を
集めているが、インテリア性と暖冷房時の空気循
環の効果を一層高めるため、静かで20〜30rpmの
低速にて回転する天井用扇風機の要望が多くなつ
ている。本考案は、こうした低速回転を実現する
ための、フアンモータの速度制御装置に関するも
のである。
従来例の構成とその問題点 従来の天井用扇風機の速度制御回路は、第1図
に示す通り、フアンモータ101と直列にインダ
クタンス102を接続し、切換スイツチ103に
て、インダクタンスの大きさを切換えて速度制御
を行なつていた。しかし、この方法では、インダ
クタンスに使用する鉄芯の透磁率の非直線性によ
り、電源電圧が低下した場合に定格電圧時に比較
してインダクタンスの値が見かけ上増加するた
め、電源電圧が低下した場合にフアンモータが起
動しないという問題があつた。このため、この方
法で天井扇の超低速を実現することは出来なかつ
た。また、鉄芯のヒステリシス特性により電流波
形に歪が生じ、特に風害の少ない低速時に、扇風
機本体の共振による異常音が目立つという問題が
あつた。
また、これらの欠点を解消するために、第2図
に示す通り、フアンモータ201と直列にコンデ
ンサ群202を接続し、切換スイツチ203にて
コンデンサ容量を切換える方法もある。この場合
はコンデンサのリアクタンスは一定であるので、
上記に述べたインダクタンスを用いる方法より
は、電源電圧が低下した場合のフアンモータのト
ルクダウンは少なく比較的低速まで制御できる
が、フアンモータの軸受部等の静止摩擦に打ち勝
つ、十分な始動トルクを得るためには50〜60rpm
までの低速回転が限界であつた。
考案の目的 本考案はこれら従来の欠点を除去するもので、
低速運転の始動時のみ、フアンモータに流れる電
流を大きくして、フアンモータに十分な始動力を
与えることにより20〜30rpm等の低速回転を始動
不良なく実現しようとするものである。
考案の構成 本考案の速度制御装置は、フアンモータと直列
にコンデンサを接続して速度を制御する回路を有
し、低速ノツチ用のコンデンサと他の高速ノツチ
用のコンデンサの切換スイツチに接続される側の
端子間を整流器を介して接続することにより、始
動時のフアンモータに流れる電流を増加させて、
大きな始動力を得るようにしたものである。
実施例の説明 以下、本考案の一実施例を第3図にもとづいて
説明する。第3図において、1はフアンモータ
で、その一端は交流電源2の一端に、他端は、端
子OFF−a−b−cを選択切換できる様になつ
た切換スイツチ3のc端子に接続されている。4
は中速用のコンデンサで、一端はフアンモータ1
の一端に、他端は切換スイツチ3のb端子に接続
されており、その容量は、フアンモータ1に直列
に接続した場合に、フアンモータ1が所要の中速
回転数にて回転する様な容量に選定されている。
5は低速用のコンデンサで、その一端はフアンモ
ータ1の一端に、他端は、切換スイツチ3のa端
子に接続されており、その容量は、フアンモータ
1に直列に接続した場合に、フアンモータ1が20
〜30rpmの低速にて回転する様な容量に選定され
ている。6は整流器で、その陽極は切換スイツチ
3のa端子に、陰極はb端子に接続されている。
切換スイツチ3のc端子は交流入電源2の一端と
接続されている。7,8は放電用抵抗で、それぞ
れ中速用コンデンサ4、低速用コンデンサ5と並
列に接続されている。
上記の様に構成されているので、今切換スイツ
チ3の接点が、a端子に接続された場合、フアン
モータ1と直列に、低速用コンデンサ5と、中速
用コンデンサ4と整流器6の直列回路との並列回
路が接続されるので、フアンモータ1には低速用
コンデンサ5を直列インピーダンスとした交流電
流とともに、中速用コンデンサ4への半波の充
電々流が、中速用コンデンサ4が充電されるま
で、流れるので、この間フアンモータ1の実効電
流が低速用コンデンサ5をフアンモータ1に直列
に接続しただけの場合よりも大きくなり、フアン
モータ1は大きな始動トルクを生じ、軸受等の摩
擦に打ち勝つて回転を始める。中速用コンデンサ
4が充電されると、フアンモータ1の電流は低速
用コンデンサ5を介しての電流のみとなりフアン
モータ1は20〜30rpmの低速で回転を続ける。
次に切換スイツチ3の接点がb端子に接続され
ている場合には、フアンモータ1と直列に、中速
用コンデンサ4と、低速用コンデンサ5と整流器
6の直列回路との並列回路が接続され、上記と同
様、低速用コンデンサ5が充電されるまでは、フ
アンモータ1には、中速用コンデンサ4を直列に
介した交流電流と、低速用コンデンサ5への半波
の充電々流が流れ、低速用コンデンサ5が充電さ
れると、中速用コンデンサ4を介した交流電流の
みとなり、フアンモータ1は所要の中速回転数に
て回転する。
次に切換スイツチ3の端子がc端子にある場合
は、フアンモータ1は直接交流電源4に接続され
フアンモータ1は高速で回転する。
上記の説明において、中速用コンデンサ4、低
速用コンデンサ5に充電された電流は切換スイツ
チ3がOFF端子に接続されている時、放電用抵
抗7,8を介して放電される様になつている。
また、放電用抵抗7,8はその抵抗値が比較的
大きいので上記作用効果説明においては無視でき
るものである。
上記実施例においては整流器6の陽極は低速の
端子aに、陰極は中速の端子6に接続した場合に
ついて説明したが、この極性はこれに限定するも
のではなく、逆極性に接続してもその動作は全く
同様である。
考案の効果 上記の様に本考案は、フアンモータの始動時の
み、大きなトルクが得られ、フアンモータの軸受
等の静止摩擦に打ち勝つて回転し始めた後は、フ
アンモータの電流が少なくなり20〜30rpm等の低
速回転が実現できる。したがつて、例えば天井扇
等の使用者にとつて大へん有用な効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のインダクタンスを用いたフアン
モータ速度制御回路図、第2図は同様に、コンデ
ンサを用いたフアンモータの速度制御回路図、第
3図は本考案によるフアンモータの速度制御装置
の一実施例の回路図である。 1……フアンモータ、3……切換スイツチ、4
……中速用コンデンサ、5……低速用コンデン
サ、6……整流器、a,b……端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンデンサを直列に接続してフアンモータの速
    度を制御する回路を備え、低速用コンデンサの速
    度切換スイツチに接続される側の端子と、他のそ
    れよりも高速のコンデンサの速度切換スイツチに
    接続される側の端子間に整流器を接続したフアン
    モータの速度制御装置。
JP1983138795U 1983-09-06 1983-09-06 ファンモ−タの速度制御装置 Granted JPS6048400U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983138795U JPS6048400U (ja) 1983-09-06 1983-09-06 ファンモ−タの速度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983138795U JPS6048400U (ja) 1983-09-06 1983-09-06 ファンモ−タの速度制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6048400U JPS6048400U (ja) 1985-04-05
JPH0140320Y2 true JPH0140320Y2 (ja) 1989-12-01

Family

ID=30311305

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983138795U Granted JPS6048400U (ja) 1983-09-06 1983-09-06 ファンモ−タの速度制御装置

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