JPH0140153Y2 - - Google Patents

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JPH0140153Y2
JPH0140153Y2 JP19086284U JP19086284U JPH0140153Y2 JP H0140153 Y2 JPH0140153 Y2 JP H0140153Y2 JP 19086284 U JP19086284 U JP 19086284U JP 19086284 U JP19086284 U JP 19086284U JP H0140153 Y2 JPH0140153 Y2 JP H0140153Y2
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lightning arrester
gas
electrode
short
discharge tube
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、異常サージから電子機器類を保護す
るためのガス入放電管形避雷器(以下避雷器とい
う)に係り、詳しくは接続波等による避雷器の開
放破壊を捕捉して短絡させるためのフエールセー
フ機構に関するものである。
(従来技術) 本件出願人は、実開昭57−130540号公報に示す
ように、この種の既存の通信用ガス入放電管形避
雷器にそのまま装着できて且つスペースを必要と
しない短絡板を提供している。
上記避雷器は、全体として釦形で、円筒絶縁管
の管端面を対の電極で封止され、電極のフレア部
が円筒絶縁管の外周面に張出しされて成る外形を
呈している。又、短絡板は斯る避雷器にその側面
から着脱自在に装着可能なるために全体視略コ字
形状を呈している。即ち、短絡板は、装着時に上
記円筒絶縁管及び電極フレア部の外周面に位置す
る基板と、この基板からそれぞれの両端を略直角
に対向して成形され低溶融絶縁物を介して電極端
面をバネ力で加圧する対の押圧片とを備えて構成
されている。上記押圧片は、その対向面側を低溶
融絶縁物によつて被覆されている。
上記短絡板によれば、押圧片は常時は低溶融絶
縁物によつて電極端面から離間されているが、過
負荷時の放電熱によつて溶融した低溶融絶縁物を
押圧片全体面で押圧排除しつつ接触されて短絡さ
れるものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが実際に避雷器に短絡板を装着して実験
を繰返したところ、次の問題点が生じてきた。
第一に、装着時に際して、電極外周面のフレア
部に短絡板の基板が接触して短絡状態となること
が時々起こるものであつた。実際に避雷器が数mm
と小さいうえ、これに対応して数mmと小さな短絡
板の装着を手作業で行なうために、電極外周面の
フレア部に短絡板の基板を接触しないように挿入
途中で手加減して停止することに熟練を要するも
のであつた。しかも、プリント基板等に避雷器が
既に装着されている場合には、他の素子間の余裕
がないために、短絡板を斜めに後挿入することも
あつた。いずれにしても、短絡板を充分に挿入し
た上で停止しなければならないばかりか、フレア
部が突出しているために、どうしても接触しがち
であつたので、挿入後にドライバ等の工具を差込
んで再度離間させなければならず、装着作業能率
が悪いものであつた。
第二に、上記押圧片が面状となつてバネ力が分
散してしまうために、溶融した低溶融絶縁物を完
全に押広げるまでにある程度長時間を必要とする
ことが判明した。
本件考案は上記実情に鑑みてさらに改良を加え
られたものであつて、確実な装着位置が得られ、
迅速な応答動作を可能とするようにしたことを、
その目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を解消するために本考案は、円筒絶縁
管を対の電極でガス封止して成る避雷器に着脱自
在に装着される全体視略コ字形状の短絡板から構
成される。この短絡板は、上記円筒絶縁管の外周
面一側に沿う基板と、この基板から略直角に対向
されて電極端面をバネ力で加圧する対の押圧片と
を備え、上記押圧片と電極端面との間には常時は
これらを離間させる低溶融絶縁物が介在されて短
絡機構が構成される。
斯る短絡機構の構成の特徴は、上記短絡板の基
板には装着時に電極外周面との接触を阻止して円
筒絶縁管に当接するスペーサ部が突出されるとと
もに、前記押圧片と電極端面との間には離間状態
で接続突起が突出されていることにある。
(考案の作用) 避雷器への装着に際しては、両電極端面に各押
圧片を当てがつて押込すると、基板のスペーサ部
が絶縁管外周面に最初に当接して挿入が阻止され
る。この状態では、スペーサ部によつて電極外周
面から基板が離間されていると同時に、各押圧片
が低溶融絶縁物を介して離間されている。
上記装着状態で持続波による放電熱が継続する
と、電極端面から放電熱を受けて低溶融絶縁物が
軟化して溶融し始める。接続突起は、その接触部
分の低溶融絶縁物に対して各押圧片のバネ力に従
つて溶融に先立つ軟化状態から強圧する。接続突
起は局部的に溶融物を排除して電極端面と押圧片
との接続を得て、短絡状態として放電を停止させ
て開放破壊を阻止することとなる。
(考案の実施例) 図面第1図乃至第4図は本考案のガス入放電管
形避雷器の短絡機構の第一実施例を示し、第1図
は同全体斜視図、第2図は短絡板を示す正面図、
第3図は同右側面図、第4図A,B,Cは短絡過
程を説明する要部拡大断面図であつて、ガス入放
電管形避雷器としては3極構造のものを示す。
図中、1は避雷器、10,10は円筒絶縁管、
11,12,12はその開口端面をガス封止する
中間電極と対の端部電極で、各電極外周面11
a,12a,12aと円筒絶縁管外周面10aと
は略同一径の円筒外形を構成している。又、短絡
板2は、導電素材で全体視略コ字形状を呈してお
り、上記避雷器1の長さと同様の長さを有する基
板20と、この基板20の長手方向両端を略直角
に対向して成形される対の押圧片21,21とを
備えている。上記押圧片21,21と電極端面1
2a,12aとの間には、常時はこれらを離間さ
せる低溶融絶縁物3が介在されて避雷器の短絡機
構が構成される。斯る構成は公知である。
しかして、上記短絡板2の基板20には、コ字
形状の内側に向けてスペーサ部22,22が突出
されている。スペーサ部22,22は、避雷器1
への短絡板2の装着時に電極外周面11a,12
a又は12aと基板20とが接触を阻止できる程
度の突出量であれば良く、円筒絶縁管10,10
に当接する位置にある。
又、前記押圧片21,21は上記基板20,2
0から折曲された基部から自由端に向けて略方形
を呈し、バネ性を保有するために自由端を僅かに
互いに対向方向へ曲げられており、自由端から両
面全体に低溶融絶縁物3が被覆されている。低溶
融絶縁物3としては、例えば低溶融絶縁樹脂チユ
ーブを押圧片21に挿通して加熱収縮するものを
選択でき、収縮部分が自由端よりも延ばすことが
望ましい。
さらに、押圧片21,21には対向方向へ向け
て接続突起として圧迫接続部23,23が突出さ
れている。圧迫接続部23は、溶融樹脂を排除案
内するテーパ面部24と確実な接続を得る接続部
25とから成形され、押圧片21の巾方向に長く
形成されている。
さらに必要に応じて、基板20の巾方向から略
L字形状に延長して曲げられたホルダ片4,4を
設けることができる。ホルダ片4,4は避雷器1
の外周を保持できるような細い巾と長さ寸法で対
向され、夫々の自由端対向方向には抜止め突起4
0,40が突出されている。
上記構成によれば、短絡板2の避雷器1への装
着に際しては、押圧片21,21の各自由端を電
極端面12a,12aに当てがつて押込すれば、
テーパ面部24,24を案内としつつバネ力に抗
して各押圧片21,21が開被されて装着され
る。これと同時に、ホルダ片4,4が中間電極外
周面12bを案内されて拡開されつつ装着され
る。
装着位置において、基板20のスペーサ部2
2,22は円筒絶縁管の外周面11a,11aの
一側に当接してそれ以上の挿入を阻止すると同時
に、電極外周面12b,12bと基板とを離間さ
せて位置決めする。この位置決めは、ホルダ片
4,4の抜止め突起40,40によつて維持され
る。又、前記押圧片21,21と電極端面12
b,12bとは、第6図に示すように、圧迫接続
部23とその表面の低溶融絶縁物3を介して熱結
合された絶縁状態となつている。さらに、短絡板
2はホルダ片4,4及び抜止め突起40,40と
中間電極外周面12aとが接続状態となつてお
り、中間電極11は図示しないがアース接続され
る。
上記装着状態において、電力等の持続波印加に
より避雷器1が継続放電して発熱すると、第4図
Bに示すように、電極端面12a,12aと熱的
結合状態の圧迫接続部23,23に位置する低溶
融絶縁物3が最初に熱影響を受けて軟化状態とな
る。軟化状態においては、押圧片21,21のバ
ネ力が作用するので、接続部25に位置する軟化
部分が押圧されると同時にテーパ面部24,24
に沿う流動路が形成されることとなる。
次で上記部分の低溶融絶縁物3が溶融すると、
接続部25にある溶融樹脂はテーパ面部24,2
4へと速やかに排除され、第4図Cに示すように
接続部25と電極端面12aとの接続が得られて
アース放流されることとなる。
上記第一実施例によれば、ホルダ片4,4とそ
の抜止め突起40,40とスペーサ部22,22
とによつて、電極端面12a,12aの中心に圧
迫接続部23,23を正確にセツトすることがで
き、発熱を最初に検出できる。
又、圧迫接続部23を押圧片21の自由端側で
巾方向に長く形成したことによつて、バネ限界を
大きく設定しつつ広い接続面域が得られ、確実な
短絡が行なえる。
上記第1実施例の外に他の類似の構造を採用で
きる。例えば図面第5図は短絡板の第2の実施例
を示す要部斜視図であり、図中同一符号は同等部
分を示すので重複説明を省略する。
しかして、押圧片21には接続突起26が断面
略三角形状に打抜き形成され、ホルダ片4の一方
には巾狭のアース端子部41が連続形成されてい
る。
上記構成によれば、装着後にアース端子部41
を配線孔内に挿入してプリント配線基板用として
装着利用することができ、特にアース部分に高抵
抗を回避する回路等に有効である。
図面第6図は短絡機構の第3実施例を示す要部
正面図である。
しかして、押圧片21の自由端には接続突起2
7が対向方向へ折曲して突出され、この接続突起
27を被覆せずにこれよりも低溶融絶縁物30を
塊状に突出させておく。
上記構成によれば、熱により低溶融絶縁物30
が塊状から軟化を示すと、直ちに接続突起27が
電極端面12aに接続できる。
上記説明において、3極の避雷器を対象とした
が2極避雷器の一方電極だけにも適用でき、或は
多極にも装着可能とできる。又、接続突起23,
26,27として巾方向に長いものを図示した
が、溶融樹脂等の排除と確実な接続を行なえる限
り巾長に拘束されず、例えば半円球突起状等の如
く突起形状位置を任意に設計できる。さらに、ス
ペーサ部22の数や他の位置への形成等について
も変更可能である。
(考案の効果) 以上説明した通り本考案によれば、ガス入放電
管形避雷器に着脱自在に装着可能な短絡板を有す
る短絡機構であつて、短絡板の基板に装着時に電
極外周面との接触を阻止して円筒絶縁管に当接す
るスペーサ部を突出するとともに、押圧片と電極
端面との間に低溶融絶縁物の溶融を分を排除する
圧迫接続部を突出するので、装着に際して誤挿入
がなく正確に挿入作業を行なうことができ、装着
作業効率を向上させることができた。
又、押圧片が面状となつてバネ力が分散するこ
とがなく、接続突起によつて迅速且つ正確な接続
が得られ、避雷器の開放破壊を完全に阻止できる
こととなつた。
【図面の簡単な説明】
図面第1図乃至第4図は本考案のガス入放電管
形避雷器の短絡機構の第一実施例を示し、第1図
は同全体斜視図、第2図は短絡板を示す正面図、
第3図は同右側面図、第4図A,B,Cは短絡過
程を説明する要部拡大断面図であり、第5図は短
絡板の第2の実施例を示す要部斜視図であり、第
6図は短絡機構の第3実施例を示す要部正面図で
ある。 1……ガス入放電管形避雷器、2……短絡板、
3,30……低溶融絶縁物、4……ホルダ片、1
0……円筒絶縁管、11,12……電極、20…
…基板、21……押圧片、22……スペーサ部、
23,26,27……接続突起、40……抜け止
め突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円筒絶縁管を対の電極でガス封止して成るガ
    ス入放電管形避雷器に着脱自在に装着される短
    絡板であつて、この短絡板は上記円筒絶縁管の
    外周面一側に沿う基板と、この基板から略直角
    に対向されて電極端面をバネ力で加圧する対の
    押圧片とを備え、前記押圧片と電極端面との間
    には常時はこれらを離間させる低溶融絶縁物が
    介在されて構成されるガス入放電管形避雷器の
    短絡機構において、 上記短絡板の基板には装着時に電極外周面と
    の接触を阻止して円筒絶縁管に当接するスペー
    サ部が突出されるとともに、前記押圧片と電極
    端面との間には離間状態で接続突起が突出され
    ていることを特徴とするガス入放電管形避雷器
    の短絡機構。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のものに
    おいて、接続突起が押圧片の対向方向へ突出さ
    れている圧迫接続部であることを特徴とするガ
    ス入放電管形避雷器の短絡機構。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記
    載のものにおいて、接続突起が押圧片の自由端
    側に位置されていることを特徴とするガス入放
    電管形避雷器の短絡機構。
JP19086284U 1984-12-18 1984-12-18 Expired JPH0140153Y2 (ja)

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JPS61107183U JPS61107183U (ja) 1986-07-07
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JPH0632757Y2 (ja) * 1987-08-20 1994-08-24 日本電気株式会社 避雷器素子のフェイルセ−フ機構

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