JPH05161259A - サージ保護システム - Google Patents

サージ保護システム

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JPH05161259A
JPH05161259A JP4136998A JP13699892A JPH05161259A JP H05161259 A JPH05161259 A JP H05161259A JP 4136998 A JP4136998 A JP 4136998A JP 13699892 A JP13699892 A JP 13699892A JP H05161259 A JPH05161259 A JP H05161259A
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surge
electrodes
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ポパット プラビン
Diethard Unterweger
ウンターウェーガー ディーサード
Ronald J Candelet
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/04Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage
    • H02H9/044Physical layout, materials not provided for elsewhere
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/04Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage
    • H02H9/042Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage comprising means to limit the absorbed power or indicate damaged over-voltage protection device

Abstract

(57)【要約】 【目的】 システム中に明瞭な電気的サージが発生した
時に進歩した敏速さを持って回路部品を保護する望まし
いサージ保護を提供できるサージ保護デバイスおよびサ
ージ保護システムを得る。 【構成】 本発明のサージ保護システムは2つの電極間
に取り付けられた半導体円盤要素を含み、前記要素は前
記電極間で電気的エネルギーを選択的に導通させて前記
回路に対して第1レベルのサージ保護を提供しており、
前記電極は第2のより大きいレベルのサージ保護を提供
する場合に前記要素が破壊された時に電極間に短絡回路
を形成保持するように互いに接近する方向へ移動できる
ようになっている。前記半導体要素は前記要素の一方の
側面の選ばれた限定部分と他方の要素側面との間に臨界
エネルギー導通経路を提供し、第2レベルのサージ保護
を提供する間に加熱によって要素の破壊がその経路に沿
って優先的に発生するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的にはサージ(su
rge)保護システムに関するものであり、更に詳細に
は固体サージ保護要素を含むサージ保護システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】固体サージ保護システムでは従来から、
一対の電極間に半導体要素をつないだサージ保護デバイ
スを採用している。この要素は回路中に組み込まれ、そ
の回路は、例えばその回路中での落雷や短絡回路、その
他同様の原因によってその回路にサージが生じた場合
に、電話回線の一部と大地との間で電気的エネルギーを
選択的に導通させて、それによってその回路中につなが
れている電気部品をサージ状態による損傷から保護する
ようになっている。場合によってこの回路は、その半導
体要素を破壊させ、そのためそれに引き続いて発生する
サージ状態に対してその回路部品が無防備になるような
電気的サージを経験するであろう。従って、従来のサー
ジ保護システムでは、半導体要素が破壊された場合に
は、電極を互いに電気的に結合状態にしてしまう手段を
設けるのが通例であって、それによって半導体要素が取
り替えられるまでは、発生するサージ状態に対して短絡
状態になった電極が回路部品を保護するようになってい
る。しかし、半導体要素が破壊された時に電極間に望ま
しい短絡状態を実現し、それを保持することにはしばし
ば困難がつきまとう。回路中に明瞭な電気的サージが発
生した場合に、より敏速に望ましい短絡回路を確立する
ことによって、より確かに回路に対する保護を提供する
ために、サージ保護システム中にそのようなサージ保護
デバイスを組み込むことが望ましい。
【0003】
【発明の概要】本発明の1つの目的は新規な、進歩した
サージ保護システムを得ること;そのようなシステム中
に使用するための新規な、進歩したサージ保護デバイス
を得ること;進歩した信頼性を持ってそのようなサージ
保護を提供できるそのような進歩したサージ保護デバイ
スを得ること;そして、システム中に明瞭な電気的サー
ジが発生した時に進歩した敏速さを持って回路部品を保
護する望ましいサージ保護を提供できるようなサージ保
護デバイスを得ることである。
【0004】要約すると、本発明の新規な、進歩したサ
ージ保護システムは回路と新規な、進歩したサージ保護
デバイスとを含み、そのデバイスはその回路と回路中の
電気部品とに対して第1と第2の2つのレベルのサージ
保護を提供している。本発明の進歩したサージ保護デバ
イスは、半導体要素を含み、その要素はその両側面へ電
気的に導通状態で取り付けられた第1と第2の電極を有
しており、その要素はまた通常それらの電極間で電気的
エネルギーを選択的に導通させて、その回路に対する第
1レベルのサージ保護を提供する。例えば、1つの好適
実施例では、それらの電極が電話回線の一部と大地とへ
それぞれつながれており、前記半導体要素は通常の電話
回路電圧の状態では非導通状態にある。この要素は落
雷、その他同様の原因によって回路中に選ばれたサージ
電圧が発生した時に導通状態になり、その回路を大地へ
つなぐことによってその回路および回路部品を電圧サー
ジから保護する。サージ状態が去った後は、前記半導体
要素はそれの非導通状態へ復帰し、通常の回路動作の回
復を許可する。このようにして、本サージ保護デバイス
は、回路およびシステムに対して第1レベルのサージ保
護を提供する。
【0005】前記電極は、前記デバイスが上に述べたよ
うなサージ保護の第1レベルを越えるようなより大きい
電圧サージに曝されることによって破壊された場合に
は、電極間に短絡回路を形成するように互いに接近する
方向へ移動し、それによって第2レベルのサージ保護を
提供するようになっている。典型的には、例えば、前記
デバイスの電極はバネを取り付けた電気的コンタクトア
ームまたは同等物間へ弾性的に取り付けられており、上
に述べたようなより大きいサージ状態によって前記半導
体要素が破壊された場合に、前記バネコンタクトアーム
によって互いに押しつけられるようになっている。本発
明に従えば、前記電極の一方が前記半導体要素の片面の
限られた部分へ電気的につながれており、要素破壊時に
電極間に望ましい短絡回路状態を確立し、また保持し易
くしている。前記半導体要素には臨界エネルギー導通経
路が要素の対向面間に設けられて、サージ保護の第2レ
ベルを提供する時に加熱または同様の原因によって要素
が破壊される場合に、そこを経由して優先的に要素破壊
が発生するようにしておくことが望ましい。この経路は
要素の前記片面の選ばれた限定部分と要素の他の面との
間に延びている。更に、前記第1の電極は、円盤部と、
円盤部よりも小さい断面寸法の柱部とを含んでいること
が望ましい。前記第1電極の柱部の末端は要素の前記片
面の選ばれた限定部分へ電気的に導通状態に固定されて
おり、それによって臨界エネルギー導通経路に沿って半
導体要素の破壊が発生した場合に、前記第1の電極の柱
部が容易且つ信頼性高くその経路に沿って要素中を貫通
し、第2の電極との間に第2レベルのサージ保護を提供
するための短絡回路を形成するように電気的に結合する
ようになっている。本発明の1つの好適実施例では、前
記第2電極がその中に凹部を有しており、その凹部へ半
導体要素の前記他の面が受けとめられて前記第2電極と
予め定められた揃った位置関係を構成するようになって
いる。前記第1の電極は前記第2の電極と同一の外延を
持つように釣り合った円盤部を有し、前記半導体要素は
交番極性のシステム中で、コンタクトアームまたは同等
物間へのデバイスの搭載を容易にするためにいずれか極
性でも動作するようになっていることが望ましい。同一
の外延を持つ電極構造は、第1電極の柱部を第2導通要
素の臨界エネルギー導通経路と位置合わせする手助けに
なり、望ましい。
【0006】電気的絶縁性のシールコーティング(se
al coating)または同等物の雰囲気(env
ironmental)シールのようなシールを第1電
極の柱部周りの半導体要素の前記片面の一部に取り付け
ることが望ましい。本発明の1つの好適実施例では、こ
のシールは前記第1電極の円盤部から離されており、第
2レベルのサージ保護を提供する場合に短絡回路状態へ
の電極の移動を容易にしている。本発明の別の好適実施
例では、このシールには選ばれた限定厚みと脆さとが与
えられて、半導体要素の破壊時に第2レベルのサージ保
護を提供するように、電極を互いに近づけるバイアスに
よって容易に破られるようになっている。別の好適実施
例では、このシールは半導体要素の加熱によって破られ
るように選ばれており、それによって電極の短絡回路状
態への移動を容易にしている。
【0007】本発明の新規な、進歩したサージ保護デバ
イスおよびシステムの、これ以外の目的、特長、そして
詳細については、以下の図面を参照した詳細な説明から
明らかになろう。
【0008】
【実施例】図面を参照すると、図4aの10は本発明の
新規な、進歩したサージ保護システムの1つの好適実施
例を示しており、それは回路12と、回路12に対して
第1および第2レベルのサージ保護を提供するように組
み込まれたサージ保護デバイス14とを含むように示さ
れている。前記サージ保護デバイスは半導体のサージ保
護要素16を含んでおり、それは要素の対向する側面1
6.1と16.2とへ電気的に導通関係を持って取り付
けられた電極18と20を有している。前記半導体要素
16は通常は非導通状態にあるが、選ばれたレベルの電
圧が要素の電極間に印加された時には導通状態になり、
それによって回路に対して第1レベルのサージ保護を提
供するようになっている。この半導体要素は電圧サージ
状態が取り去られた後は再び非導通状態へ戻って回路1
2の通常動作を許容するようになっている。前記電極
は、第1レベルのサージ保護を越える電気的サージが回
路中に発生することによって半導体要素が破壊された場
合の短絡回路状態において、互いに電気的に結合するよ
うに互いに接近する方向へ移動し、それによって破壊さ
れた半導体要素が取り替えられるまで、次に発生するサ
ージ状態に対して回路を確実に保護するようになってい
る。典型的には、例えば、回路12中のコンタクトアー
ム22、24はバネ手段または同等物によって25で示
されたように互いに押しつけられるように弾性的にバイ
アスを与えられており、図4aに模式的に示されたよう
に、コンタクトアーム22は電話システム中のラインへ
つながれ、コンタクトアーム24は大地へつながれてい
る。このように、デバイス14は電話回路の瞬時的な中
断だけで第1レベルのサージ状態から電話回路の要素1
2aを保護するようになっており、またもしこのシステ
ムに半導体サージ保護要素を破壊するような第2のより
大きいレベルの電気的サージが発生した時には、このデ
バイスは第2レベルのサージ保護を提供して、破壊され
た要素が取り替えられるまでは回路と回路部品とを保護
するようになっている。
【0009】本発明に従えば、前記半導体サージ保護要
素16は一般的な従来型のものである。本デバイスは逆
方向ブレークダウンPN接合を有するシリコン半導体母
体を含んでいることが望ましい。本発明の1つの好適実
施例では、本デバイスはテキサスインスツルメンツ社に
よって製造・販売されているTISP3180要素のよ
うな双方向性シリコン半導体デバイスを含んでいる。こ
の要素は英国特許第Publn.2113907B号に
示され、図4aに27で模式的に示されたように、要素
の片側16.1の選ばれた限定部分と要素の他の側面1
6.2との間に臨界エネルギー導通経路を有し、その経
路に沿って電気的エネルギーが要素側面間で優先的に導
通し、また要素の加熱によってその経路に沿って要素の
破壊が優先的に発生して、既に述べたように第2レベル
のサージ保護を提供するようになっている。例えば、臨
界エネルギー導通経路は要素の片側16.1の選ばれた
限定部分上に取り付けられた端子26(図1にのみ示さ
れている)と、要素の他の側面16.2上に取り付けら
れた対応する端子28とで定義されていることが望まし
く、また前記端子は金属堆積または同様の従来の方法で
形成される。要素が望ましいように双方向的であって、
それぞれの導通方向に対応して2つの隣接する優先的な
導通経路を有している場合は、前記臨界エネルギー導通
経路はそれら2つの隣接する経路で重なりあうと考えら
れる。典型的には、図1の要素側面16.1上に二点鎖
線30で模式的に示されたように、半導体要素側面の一
部分は、腐食または同様原因から要素の特定の部分を保
護し、あるいは湿気または同様原因によって要素端子間
に短絡が発生することを防止するために、雰囲気シール
または誘電性障壁(dielectric barri
er)シールまたは同等物を必要とする。半導体要素
は、本発明の範囲内でその他の外形も可能ではあるが、
典型的には正方形または直線的な形状をしている。
【0010】本発明に従えば、第1の電気的に導電性の
電極18はそれの幾何学的形状を通して半導体要素16
の一方の側面の限定された部分へ電気的に導通関係を保
って取り付けられている。例えば、前記第1の電極は円
盤部18.1と、円盤部よりも比較的小さい断面寸法を
有する柱部18.2とを有していることが望ましい。第
1電極の柱部の末端18.3には、はんだコーティング
32が行われ、要素側面16.1の望みの限定部分へ電
気的に導通関係を持たせて固定される。例えば、柱部1
8.2の末端は、既に述べたように臨界エネルギー導通
経路を定義する要素側面16.1の選ばれた限定部分と
電気的に導通状態で結合するように第1電極の柱部を取
り付けるために、端子26へはんだ付けされることが望
ましい。要素が双方向的な場合には、既に述べたように
柱部18.2と端子26とは各方向での優先的導通経路
が重なり合うように配置される。第1電極の柱部18.
2は半導体要素16の厚さに少なくとも等しいか、望
ましくはそれを越える長さを有する。
【0011】本サージ保護デバイス14は更に、半導体
要素の反対側の側面16.2へ電気的に導通関係を持っ
て取り付けられた第2の電気的に導電性の電極20を含
んでいる。第2の電極には凹部20.1が設けられて、
そこへ半導体要素16を正しく受けとめて、要素を第2
電極と相対的に予め定められた位置関係に揃えるように
することが望ましい。凹部20.1にはその上に要素1
6を受けとめるためのはんだ材料の層34が設けられ、
そのはんだは溶融して半導体要素の側面16.2全体を
電極に対して電気的に導通状態にしっかり固定するよう
になっており、また第2の要素側面から要素への熱放散
を確保する様になっていることが望ましい。第2電極が
銅または高い熱伝導度を有する同等物でできている場合
は、上述の第1レベルのサージ保護を提供する上で第2
電極は半導体要素からの急速な熱放散を行わせることに
役立つ。図1−図6に示されたように、第1電極と第2
電極とが同一の外延を持つことで、互いに同一の外延を
持つような位置関係に揃えられた電極の配置は、要素の
端子26の下側に定義された臨界エネルギー導通経路に
対して第1電極の末端18.3を正確に位置ぎめするよ
うになっていることが望ましい。望ましくは、要素16
は双方向性のものあるいは交番極性で動作するものに選
ばれ、また電極が同一の外延を持つものであることによ
って、デバイス14が、交番極性で、システム10中に
組み込まれた場合に特定の方向性を要求しないコンタク
トアーム22、24またはその他のコンタクト結合手段
の間に組み込まれることが許容されることが望ましい。
【0012】本発明に従えば、図4aに示されたよう
に、半導体要素の選ばれた部分上にシール36が取り付
けられている。例えば、図4aに示されたような本発明
の1つの好適実施例に従えば、このシールはルース・エ
ポキシ・プレフォーム(loose epoxy pr
eform)またはそれと同等物を含み、それは半導体
要素側面16.2の第2の限定部分30上に接着して取
り付けられており、その要素の第2の部分30(図4a
には示されていない)に対する雰囲気シールおよび誘電
性障壁シールを提供している。電極の円盤部18.1
は、図4aに示されているように、シール36から離さ
れていることが望ましい。この配置において、デバイス
14の電極18、20はサージ保護システム回路12中
でコンタクトアーム22、24と組み合わされるように
なっており、またデバイス14中の半導体要素16は通
常は非導通状態にあるが、要素両端間の電位差が要素の
ブレークダウン電圧を越える場合には回路中の第1レベ
ルサージに応答して導通状態になり、回路を大地へつな
ぎ、それによって回路に対して第1レベルのサージ保護
を提供するようになっている。回路中で電気的サージ状
態が終了した時には、要素16は再び非導通となって、
回路の正常動作を回復する。しかし、半導体要素が急速
に加熱して、要素を通って臨界エネルギー導通経路に沿
って優先的に破壊されるような、サージ保護の第1レベ
ルを越えるサージ状態が回路に発生した場合には、電極
18と20が敏速に互いに接近する方向へ移動し、図4
bに示されたように、電極の柱部が優先的に臨界エネル
ギー導通経路を貫通して要素を貫き、敏速に第2電極と
結合することによって電極間に短絡回路を形成し、破壊
された要素16が取り替えられるまでその状態を保持す
る。第1電極の柱部の断面積は第2のサージ保護レベル
に相対的に選ばれるようになっており、上述のように要
素16の破壊につながるサージ条件では、図4bに(3
8)で示されたように第2電極へ第1電極の柱部の末端
18.3を溶着させるようになっていることが望まし
い。典型的には、はんだ32、34と要素16の貫通さ
れた材料(図4bには示されていない)とは、要素破壊
の際の力によって溶融部分から散逸している。シール3
6が第1電極の円盤部から離されている場合には、明ら
かなように、電極はシールからの干渉なしに自由に互い
に接近する方向へ動くことができる。
【0013】対応する部品を対応する参照符号で示して
いる図5a−図5bに(40)で示したように、本発明
のサージ保護デバイスの別の好適実施例では、雰囲気シ
ール36aが半導体要素の片面16.1と末端上に取り
付けられ、第1電極の柱部18.2と第2電極とへ接着
されている。シール36aは図5aに示されたように、
重合体材料のような比較的薄く、脆い成形コーティング
材料でできている。シール材料は、それが図5bに示さ
れたように、電極間の半導体要素16の破壊時に互いに
接近する方向へ電極が移動することに応じて容易に破ら
れるようなものに選ばれる。
【0014】ここでも対応する参照符号を用いている図
6a−図6bに(42)に示したように、本発明のサー
ジ保護デバイスの別の好適実施例では、シール36bは
図6aに示されたように、半導体要素の周囲および第1
電極の柱部の周囲に電極間の空間を本質的に埋めるよう
に取り付けられ、両電極へ接着されている。シールの材
料には、要素の破壊の結果生ずる半導体要素中の加熱の
発生時に、熱膨張、その他同様な状況において、蒸発し
たり飛散するか、あるいは図6bに破線36bで模式的
に示したように破られるような性質の、パリレン(Pa
rylene)という製品名で一般に市販されている材
料のようなものが選ばれ、それによって電極がより容易
に移動でき、図6bに示されたように第2レベルのサー
ジ保護を提供できるようになっている。
【0015】この配置において、サージ保護デバイス1
4、40、42は信頼性高く、且つ効率よい方法で望ま
しい第1レベルのサージ保護を提供するようになってお
り、また本発明の新規なサージ保護システム中で回路部
品や同等物に対して適正な保護を保証するための、高い
信頼性を進歩した高速性を持つ望ましい第2レベルのサ
ージ保護を提供するようになっている。本サージ保護デ
バイスはまた、いずれかの電極がいずれかのコンタクト
アームに結合しているコンタクトアーム22、24間に
取り付けられるようになっている。すなわち、半導体要
素はいずれの極性でも動作できるものに優先的に選ばれ
ており、互いに同一の外延を持つようになった電極の配
置のために、前記デバイスが電極のいずれ方向性におい
てもコンタクトアームまたはそれと同等物の間に組み込
まれることが許容されるようになっている。本サージ保
護デバイスはまた、製造および組立の容易さによって特
徴付けられる。
【0016】本発明の特定の実施例について説明するこ
とによって本発明の説明を行ってきたが、本発明は特許
請求の範囲に含まれる、開示された実施例に対する修正
や等価例をすべて含むものと解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の新規な、進歩したサージ保護デバイス
の主要な部品の互いの組み上げ関係を示す展開図。
【図2】図1に対応する側面展開図。
【図3】図2に対応する正面展開図であって、図1のサ
ージ保護デバイスの部品のサーブグループごとの組み上
げ図。
【図4】aは本発明のサージ保護デバイスの1つの好適
実施例の、一例として動作中の電話回路を保護する場合
のサージ保護システム中における前記デバイスの中心軸
に沿っての断面図。bはシステム中で短絡状態にあるデ
バイスを示す図4aと同様の断面図。
【図5】本発明のサージ保護デバイスの別の好適実施例
についての中心軸に沿っての断面図であって、aは図4
aと同様の非導通状態にあるデバイスの断面図、bは図
4bと同様の短絡状態にあるデバイスの断面図。
【図6】本発明のサージ保護デバイスの更に別の好適実
施例についての中心軸に沿っての断面図であって、aは
図4aと同様の非導通状態にあるデバイスの断面図、b
は図4bと同様の短絡状態にあるデバイスの断面図。
【符号の説明】
10 本発明のサージ保護システム 12 回路 12a 電話回路部品 14 サージ保護デバイス 16 半導体サージ保護要素 16.1 要素側面 16.2 要素側面 18 電極 18.1 円盤部 18.2 柱部 18.3 柱部末端 20 電極 20.1 凹部 22 コンタクトアーム 24 コンタクトアーム 26 端子 28 端子 30 第2の限定部分 32 臨界エネルギー導通経路 34 はんだコーティング 36 シール 36,36 シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロナルド ジェイ.キャンデレット アメリカ合衆国マサチューセッツ州アトル ボロ,リンドセイ ストリート 353

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの回路と、その回路に対
    して第1および第2レベルのサージ保護を提供するため
    のサージ保護デバイスとを有するサージ保護システムで
    あって、前記サージ保護デバイスが、2つの対向する側
    面を有する半導体円盤要素、前記要素の側面の片側へ電
    気的に導通状態で結合した第1の電極、前記要素の他方
    の側面へ電気的に導通状態で結合した第2の電極を含
    み、前記要素が電気的エネルギーを電極間で選択的に導
    通させることで第1レベルのサージ保護を提供してお
    り、前記電極が前記要素が破壊された時に、互いに電気
    的に導通状態となって電極間に短絡回路を形成するよう
    に移動して第2レベルのサージ保護を提供するようにな
    っており、また少なくとも前記第1電極が前記要素の前
    記片側の限定された部分と電気的に結合するように取り
    付けられて要素破壊時に電極間に短絡状態を確立し保持
    することを容易している、サージ保護システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサージ保護システムであ
    って、前記半導体円盤要素が要素の対向する側面間に臨
    界エネルギー導通経路を提供し、それに沿って要素破壊
    が優先的に発生し、それによって第2レベルのサージ保
    護が提供されており、前記経路が前記一方の要素側面の
    選ばれた限定部分と前記第2の側面との間に定義されて
    おり、また前記第1電極が前記一方の要素側面の前記選
    ばれた限定部分へ前記のような電気的に導通状態の結合
    を形成して取り付けられているサージ保護システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のサージ保護システムであ
    って、前記要素が選ばれた厚さを有し、前記第1電極が
    円盤部と、円盤部から延びたより小さい断面寸法の柱部
    とを含み、前記柱部が少なくとも前記要素厚さに等しい
    程度の長さを有し、また前記柱部がそれの末端を前記要
    素の一方の側面の前記選ばれた限定部分へ前記のような
    電気的に導通状態の結合を形成して取り付けられている
    サージ保護システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のサージ保護システムであ
    って、前記第1電極の前記柱部の周囲の、前記要素の一
    方の側面の第2の部分にシール手段が取り付けられてい
    るサージ保護システム。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のサージ保護システムであ
    って、前記要素の側面が選ばれた面積を有しており、前
    記第1電極の円盤部が前記第1の要素側面よりも広い面
    積を有し、交番極性の回路中で電極の接続を容易にする
    ために前記第2電極と同一の外延を持つようになってい
    るサージ保護システム。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のサージ保護システムであ
    って、前記第1電極の柱の断面寸法が、前記柱部を前記
    第2電極へ溶着させて第2レベルのサージ保護を提供す
    ることを容易にする大きさに選ばれているサージ保護シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のサージ保護システムであ
    って、前記第2電極が前記他方の要素側面のすべてと電
    気的に導通状態で結合して、第1レベルのサージ保護を
    提供する間に要素からの熱放散を容易にするようになっ
    ているサージ保護システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のサージ保護システムであ
    って、前記第2電極が凹部を有し、そこへ前記第2の要
    素側面を受けとめ、要素と第2電極との位置合わせを行
    うようになっているサージ保護システム。
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