JPH0140087Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0140087Y2 JPH0140087Y2 JP14531284U JP14531284U JPH0140087Y2 JP H0140087 Y2 JPH0140087 Y2 JP H0140087Y2 JP 14531284 U JP14531284 U JP 14531284U JP 14531284 U JP14531284 U JP 14531284U JP H0140087 Y2 JPH0140087 Y2 JP H0140087Y2
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- JP
- Japan
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- reflector
- light
- filament
- paraboloid
- revolution
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- Expired
Links
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 229910052736 halogen Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000002367 halogens Chemical class 0.000 description 2
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
[技術分野]
本考案は、照明光放射面が角型をなし、自動車
用ヘツドランプなどとして用いる照明用灯具に関
するものである。
用ヘツドランプなどとして用いる照明用灯具に関
するものである。
[従来技術]
自動車用ヘツドランプは丸型ヘツドランプが主
流であつたが、最近、角型ヘツドランプが盛んに
用いられるようになつている。角型は、簡単に言
えば丸型の上下左右を平面で切取り、正面より見
たとき四角に見えるように工夫したものである。
流であつたが、最近、角型ヘツドランプが盛んに
用いられるようになつている。角型は、簡単に言
えば丸型の上下左右を平面で切取り、正面より見
たとき四角に見えるように工夫したものである。
ヘツドランプは、光を発する部分(電球)と放
物面反射鏡と前面レンズの3つにより構成されて
いるが、第7図に示すように丸型の反射鏡1から
外形円に内接する四角形2の角型のものを取出す
と、切取つた部分A,B,C,Dに放射される光
は利用できなくなり、暗いランプとなる。
物面反射鏡と前面レンズの3つにより構成されて
いるが、第7図に示すように丸型の反射鏡1から
外形円に内接する四角形2の角型のものを取出す
と、切取つた部分A,B,C,Dに放射される光
は利用できなくなり、暗いランプとなる。
この光量低減を防ぐため、一般的に角型ヘツド
ランプは、第8図に示すように従来の丸型反射鏡
3より一回り大きいもの4を利用し、内接する四
角形5の角型のものを取出して、上下方向への光
のロスを左右方向の斜線領域の光(これまで丸型
では使う必要のなかつた光)で補うようにしてい
る。
ランプは、第8図に示すように従来の丸型反射鏡
3より一回り大きいもの4を利用し、内接する四
角形5の角型のものを取出して、上下方向への光
のロスを左右方向の斜線領域の光(これまで丸型
では使う必要のなかつた光)で補うようにしてい
る。
また、同一消費電力でも明るいハロゲン電球
(光量が3〜4割増加)を利用し、この光量低減
を防いでいる。
(光量が3〜4割増加)を利用し、この光量低減
を防いでいる。
ところで、角型ヘツドランプは、第9図aに示
すように縦横比が1:1.4から1:2程度である
が、最近、車の空気抵抗を減じて燃費効率を上げ
るためやデザイン上の要求から更に薄形化が要望
されている。
すように縦横比が1:1.4から1:2程度である
が、最近、車の空気抵抗を減じて燃費効率を上げ
るためやデザイン上の要求から更に薄形化が要望
されている。
しかし、丸型の上下左右を平面で切取つた形で
形成したのでは、第9図b,cに示すように薄形
にする程電球より発する光のうち、上下方向に逃
げてしまう光の量の比率が増え、同一消費電力の
電球の場合には光量低減が不可避である。また、
ハロゲン電球の効率向上も略限界に達しており、
この薄形化は難問題となつている。
形成したのでは、第9図b,cに示すように薄形
にする程電球より発する光のうち、上下方向に逃
げてしまう光の量の比率が増え、同一消費電力の
電球の場合には光量低減が不可避である。また、
ハロゲン電球の効率向上も略限界に達しており、
この薄形化は難問題となつている。
なお、一部の高級車種では、昼間などの未使用
時はランプを倒してボンネツト内に収納してお
き、夜間などの使用時にヘツドランプを起こして
走行するという方式が採用されているが、夜間の
空気抵抗増加は避けられない。また、小さな角型
ヘツドランプを複数個並べて一組のヘツドランプ
を形成する方式なども検討されているが、保守面
などに問題がある。
時はランプを倒してボンネツト内に収納してお
き、夜間などの使用時にヘツドランプを起こして
走行するという方式が採用されているが、夜間の
空気抵抗増加は避けられない。また、小さな角型
ヘツドランプを複数個並べて一組のヘツドランプ
を形成する方式なども検討されているが、保守面
などに問題がある。
[考案の目的]
本考案の目的は、薄形で明るい照明用灯具を提
供することにある。
供することにある。
[考案の概要]
本考案は、前方開口が角型をなす回転放物面反
射鏡の焦点にフイラメントが位置するように電球
を配置する一方、前記フイラメントより下方に出
た光を横向きに変え、かつ扇形に展開させる方向
転換用反射鏡を前記電球の下方に配置し、更にこ
の方向転換用反射鏡よりの光を略平行光束として
横長の角型前面レンズに投射する補助反射鏡を前
記回転放物面反射鏡の下端縁に連接して設けたこ
とを特徴とするものである。
射鏡の焦点にフイラメントが位置するように電球
を配置する一方、前記フイラメントより下方に出
た光を横向きに変え、かつ扇形に展開させる方向
転換用反射鏡を前記電球の下方に配置し、更にこ
の方向転換用反射鏡よりの光を略平行光束として
横長の角型前面レンズに投射する補助反射鏡を前
記回転放物面反射鏡の下端縁に連接して設けたこ
とを特徴とするものである。
[実施例]
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示すもの
で、11は主フイラメントMと副フイラメントS
とシエードSDを有する電球、例えばH4と称さ
れる電球、12は回転放物面反射鏡で、前方から
見た形状は横長としている。13は横長の前面レ
ンズで、その縦寸法は前記反射鏡12より大きな
値としている。14は前記回転放物面反射鏡12
の下端縁に連設した補助反射鏡で、帯状の板をそ
の平面が放物線を描くよう湾曲させており、帯状
板の幅は前記レンズ13と前記回転放物面反射鏡
12の縦寸法の差寸法程度としている。15は前
記電球11の主フイラメントMの下方光束を左右
に扇状に展開させて前記補助反射鏡14に投射す
るための方向転換用反射鏡で、主フイラメントM
の下方に頂点を有し、その反射面が放物線をなす
ように湾曲する略3角形状のブロツクとなつてお
り、その高さhは前記補助反射鏡14の帯状板の
幅と同じとしている。また、反射鏡15と主フイ
ラメントMは、放物線の焦点を通る軸(焦点軸と
称する)とフイラメント中心軸が略一致する位置
関係としている。
で、11は主フイラメントMと副フイラメントS
とシエードSDを有する電球、例えばH4と称さ
れる電球、12は回転放物面反射鏡で、前方から
見た形状は横長としている。13は横長の前面レ
ンズで、その縦寸法は前記反射鏡12より大きな
値としている。14は前記回転放物面反射鏡12
の下端縁に連設した補助反射鏡で、帯状の板をそ
の平面が放物線を描くよう湾曲させており、帯状
板の幅は前記レンズ13と前記回転放物面反射鏡
12の縦寸法の差寸法程度としている。15は前
記電球11の主フイラメントMの下方光束を左右
に扇状に展開させて前記補助反射鏡14に投射す
るための方向転換用反射鏡で、主フイラメントM
の下方に頂点を有し、その反射面が放物線をなす
ように湾曲する略3角形状のブロツクとなつてお
り、その高さhは前記補助反射鏡14の帯状板の
幅と同じとしている。また、反射鏡15と主フイ
ラメントMは、放物線の焦点を通る軸(焦点軸と
称する)とフイラメント中心軸が略一致する位置
関係としている。
なお、第3図に示すように電球11はその中心
が前面レンズ13の中心より寸法l1だけ下方に位
置し、更にその下方の寸法l2の位置に回転放物面
反射鏡12と補助反射鏡14の連接点がある。
が前面レンズ13の中心より寸法l1だけ下方に位
置し、更にその下方の寸法l2の位置に回転放物面
反射鏡12と補助反射鏡14の連接点がある。
上記のような構造とすると、主フイラメントM
より下方に出た光は反射鏡15によつて反射さ
れ、あたかもフイラメントM′(第4図)から発光
したように広がる。その場合、この光束は上下方
向には広がらず、扇形の配光分布を持つようにな
る。この扇の要に相当する近辺に補助反射鏡14
の焦点があり、反射鏡15の反射光は上下、左右
共規制された略平行光束となり、前方に放射され
る。
より下方に出た光は反射鏡15によつて反射さ
れ、あたかもフイラメントM′(第4図)から発光
したように広がる。その場合、この光束は上下方
向には広がらず、扇形の配光分布を持つようにな
る。この扇の要に相当する近辺に補助反射鏡14
の焦点があり、反射鏡15の反射光は上下、左右
共規制された略平行光束となり、前方に放射され
る。
なお、フイラメントMより上方に出た光は従来
と同様に回転放物面反射鏡12で反射して前方に
放射される。
と同様に回転放物面反射鏡12で反射して前方に
放射される。
この結果、配光パターンは第5図に示すよう
に、水平方向の中心線Hより下に上下4゜、左右
10゜の幅広い配光パターンとなるとともに、スポ
ツト光が8〜12cdにもなる。しかも電球11が
下方に位置しているため、上方も充分な明るさが
得られる。
に、水平方向の中心線Hより下に上下4゜、左右
10゜の幅広い配光パターンとなるとともに、スポ
ツト光が8〜12cdにもなる。しかも電球11が
下方に位置しているため、上方も充分な明るさが
得られる。
一方、電球位置を下げたことで、副フイラメン
トSを点灯したときの配光パターンは第6図に示
すようになり、従来は下半部の垂直方向の中心線
V上に生じた暗部が解消される。
トSを点灯したときの配光パターンは第6図に示
すようになり、従来は下半部の垂直方向の中心線
V上に生じた暗部が解消される。
なお、上記説明は自動車用ヘツドランプとして
用いた場合についてであるが、ヘツドランプに限
らず照明全般に適用可能である。
用いた場合についてであるが、ヘツドランプに限
らず照明全般に適用可能である。
[効果]
以上のように本考案によれば、フイラメントの
下方光束を横向きにし、かつ扇形に展開させる方
向転換用の反射鏡と、前方開口が角形をなす回転
放物面反射鏡の下側端に連接して前記反射鏡から
の光を前方に略平行光束として放射する補助反射
鏡を設け、2回の反射で横長の配光パターンを形
成するようにしたので、薄形で明るい照明用灯具
が得られる。
下方光束を横向きにし、かつ扇形に展開させる方
向転換用の反射鏡と、前方開口が角形をなす回転
放物面反射鏡の下側端に連接して前記反射鏡から
の光を前方に略平行光束として放射する補助反射
鏡を設け、2回の反射で横長の配光パターンを形
成するようにしたので、薄形で明るい照明用灯具
が得られる。
第1図及び第2図は本考案に係る照明用灯具の
一実施例を示す断面図、第3図は同実施例の正面
図、第4図は同実施例の要部の斜視図、第5図及
び第6図は同実施例の配光パターン図、第7図及
び第8図は丸型ヘツドランプと角型ヘツドランプ
の光量の差異を説明するための図、第9図a,
b,cは角型ヘツドランプ薄形化の要求度合を示
す斜視図である。 11……電球、12……回転放物面反射鏡、1
3……前面レンズ、14……補助反射鏡、15…
…方向転換用反射鏡、M……主フイラメント、S
……副フイラメント。
一実施例を示す断面図、第3図は同実施例の正面
図、第4図は同実施例の要部の斜視図、第5図及
び第6図は同実施例の配光パターン図、第7図及
び第8図は丸型ヘツドランプと角型ヘツドランプ
の光量の差異を説明するための図、第9図a,
b,cは角型ヘツドランプ薄形化の要求度合を示
す斜視図である。 11……電球、12……回転放物面反射鏡、1
3……前面レンズ、14……補助反射鏡、15…
…方向転換用反射鏡、M……主フイラメント、S
……副フイラメント。
Claims (1)
- 前方開口が角型をなす回転放物面反射鏡の焦点
にフイラメントが位置するように電球を配置する
一方、前記フイラメントより下方に出た光を横向
きに変え、かつ扇形に展開させる方向転換用反射
鏡を前記電球の下方に配置し、更にこの方向転換
用反射鏡よりの光を略平行光束として横長の角型
前面レンズに投射する補助反射鏡を前記回転放物
面反射鏡の下端縁に連接して設けたことを特徴と
する照明用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14531284U JPH0140087Y2 (ja) | 1984-09-26 | 1984-09-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14531284U JPH0140087Y2 (ja) | 1984-09-26 | 1984-09-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6163702U JPS6163702U (ja) | 1986-04-30 |
JPH0140087Y2 true JPH0140087Y2 (ja) | 1989-12-01 |
Family
ID=30703567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14531284U Expired JPH0140087Y2 (ja) | 1984-09-26 | 1984-09-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0140087Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-09-26 JP JP14531284U patent/JPH0140087Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6163702U (ja) | 1986-04-30 |
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