JPH0139707Y2 - - Google Patents

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JPH0139707Y2
JPH0139707Y2 JP8417585U JP8417585U JPH0139707Y2 JP H0139707 Y2 JPH0139707 Y2 JP H0139707Y2 JP 8417585 U JP8417585 U JP 8417585U JP 8417585 U JP8417585 U JP 8417585U JP H0139707 Y2 JPH0139707 Y2 JP H0139707Y2
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JP
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slag
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weight
sampling
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JP8417585U
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  • Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は炉内の溶融金属表面等のスラグを採取
するスラグ採取装置に関するものである。
(従来の技術) スラグは吹錬中の製鋼反応を促進するための重
要な媒体でありるのみならずこの生成スラグの成
分を分析測定することにより溶鋼中の種々の成分
の変動状況の推定を行うことが可能となるため製
鋼上極めて重要な情報源とされている。
従来のスラグ試料採取装置としては、例えば実
公昭49−24456号のように紙管等を素材とする棒
材料の外周に金属性耐熱材料を嵌装したもの、又
は実公昭57−20590号のように計測用プローブ本
体に金属筒又は多数のフインを設けた金属体を取
付けたものが公知である。
すなわちこれらの装置は溶融スラグ中に浸漬す
ることによりスラグを付着させて採取するもので
ある。
然しながらこれらの従来の方法では、炉内のス
ラグ層の厚さが不明な場合、又はスラグ層の生
成、変動等が激しい場合にはスラグ層を通過して
溶鋼浴中に計測用プローブが浸漬されてしまうこ
とがあり、従つてスラグ試料のみを採取すること
が困難であつた。
また採取したスラグが炉内の雰囲気により酸化
されたり、又は炉内の粉塵が付着したりして良好
な試料にならない場合があつた。
この様な問題点を回避するため、実公昭57−
20590号のように電気的レベル測定方法によりス
ラグレベル位置で計測用プローブを停止させて試
料採取容器の流入口からスラグ試料を流入させる
溶融スラグ試料採取装置が提案されている。
然しながら、この従来例では自動浸漬装置の降
下速度の制御面で複雑な操作を要するという欠点
がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は以上の従来の問題を解決し良好なスラ
グ試料を採取できるスラグ採取装置の提供を目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は以上の従来の問題を解決するために本
体の内部に設けられその下部において開口する採
取室と、該採取室の上部を閉じる錘と、該錘と前
記本体の複合体の重心より下方において前記本体
が回転可能に取り付けられる支持アームと、高温
時に消失する前記本体の保持手段とからなるスラ
グ採取装置を提案するものである。
(作用) 本体が回転することによりスラグは採取室内に
確実に採取される。
(実施例) 以下本考案のスラグ採取装置(以下本考案の採
取装置という)を図面に示す実施例に従い説明す
る。
第1図は本考案の採取装置を示し、該採取装置
3は内部に採取室5が形成されセラミツクス等の
耐熱性材料で作られた本体4を有する。
前記採取室5は本体4の下部の孔7において開
口している。
また孔7には鍔6が設けられ、該鍔6は採取室
5に流入したスラグSが再び流出しない様に流出
抵抗を与えるものである。
次に採取室5は下方に従つてその内径が縮小し
ているが、これもスラグSに流出抵抗を与えるも
のである。
更に採取室5の内周面に突条を設けておけばス
ラグSの凝固を促進してその流失を阻止する上で
望ましい。
次に前記本体4の上部は鋼等の錘8により閉じ
られている。
該錘8には空気抜き9が設けられ孔7から採取
室5内にスラグSが流入する際に該採取室5内の
空気を排出可能にしている。
次に前記本体4は錘8と本体4の複合体の重心
より下方であつて中心線より横にずれた位置にお
いて支持アーム11(軸12において)に回転可
能に取り付けられる。
また前記支持アーム11に取り付けられた本体
4は高温時に溶断、溶失、燃焼等により消失する
材料(例えばポリプロピレン、紙等)の保持手段
13により回転阻止されている。
次に支持アーム11は紙管等で作られた支持体
10から下方に突出した状態で固定される。
以上の実施例に示した本考案の採取装置の作用
を次に説明する。
すなわち採取装置3は第2図に示す様に支持ア
ーム11に本体3が吊り下げられた状態で取り付
けられて炉内を降ろされる。
この状態においては、保持手段13により本体
4は回転阻止されている。
次に第3図に示す様に本体4がスラグS中に浸
漬されることにより第1図に示した様にスラグS
は孔7から採取室5内に流入する。
この際採取室5内の空気は空気抜き9から排出
される。
又採取室5内に流入したスラグSは本体4に熱
を奪われて凝固し始める。
一方スラグSの表面に近接することにより保持
手段13は高温にさらされ消失する。
このため錘8により本体4は第3図に示す様に
回転して第4図に示す状態となる。
本体4の回転は該本体4の下部が第3図に示す
様に溶融金属M中に浸漬されることにより該溶融
金属Mから受ける浮力(スラグSの浮力よりも極
めて大きい)により促進される。
以上の結果第4図に示す状態でスラグSは採取
室5内に採取(スラグSの深さ方向に層状に採取
されて分析に好適)されることになる。
第5図は本考案の他の採取装置を示し、該採取
装置は第1図のものと比較して次の特徴を有す
る。
すなわち第1図のものの孔7は本体4の下端面
に開口していたが第5図のものの孔7は本体4の
下部側方に開口している。
すなわち本体4の下部に開口しているという点
において共通するが、第5図のものは本体4が回
転する際に開口7においてスラグSを掬つて採取
するという点に特徴を有する。
従つて第5図のものにおいては第1図における
様な錘8の空気抜き9が不要となつている。
(考案の効果) 本考案のスラグ採取装置の実施例は以上の通り
でありその効果を次に列記する。
(1) 本考案の採取装置は実用新案登録請求の範囲
に記載した構成であり、特にスラグは採取室に
採取されるため炉内の雰囲気による酸化、粉塵
の付着等が生じることなく良好なスラグ試料の
採取が可能となる。
(2) 本考案の採取装置は同上の構成であり、特に
錘と本体の複合体の重心より下方において支持
アームに本体が回転可能に取り付けられるため
スラグの採取後本体は回転し、その結果流入し
たスラグは零れ落ちることなく確実に採取され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスラグ採取装置の斜視図、第
2図乃至第4図は同上使用状態を示す側面図、第
5図は同上他のスラグ採取装置の側面図。 3:採取装置、4:本体、5:採取室、6:
鍔、7:孔、8:錘、9:空気抜き、10:支持
体、11:支持アーム、12:軸、13:保持手
段、S:スラグ、M:溶融金属。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体の内部に設けられその下部において開口す
    る採取室と、該採取室の上部を閉じる錘と、該錘
    と前記本体の複合体の重心より下方において前記
    本体が回転可能に取り付けられる支持アームと、
    高温時に消失する前記本体の保持手段とからなる
    スラグ採取装置。
JP8417585U 1985-06-03 1985-06-03 Expired JPH0139707Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8417585U JPH0139707Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

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JP8417585U JPH0139707Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

Publications (2)

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JPS61199554U JPS61199554U (ja) 1986-12-13
JPH0139707Y2 true JPH0139707Y2 (ja) 1989-11-29

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JP8417585U Expired JPH0139707Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

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JP4509403B2 (ja) * 2000-02-18 2010-07-21 ヘレーウス エレクトロ−ナイト インターナシヨナル エヌ ヴイ 溶融物用試料採取装置

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JPS61199554U (ja) 1986-12-13

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