JPH0138950B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0138950B2
JPH0138950B2 JP26239184A JP26239184A JPH0138950B2 JP H0138950 B2 JPH0138950 B2 JP H0138950B2 JP 26239184 A JP26239184 A JP 26239184A JP 26239184 A JP26239184 A JP 26239184A JP H0138950 B2 JPH0138950 B2 JP H0138950B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
motor
hydraulic
speed
cage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP26239184A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61137972A (ja
Inventor
Kenji Motooka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP26239184A priority Critical patent/JPS61137972A/ja
Publication of JPS61137972A publication Critical patent/JPS61137972A/ja
Publication of JPH0138950B2 publication Critical patent/JPH0138950B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Handcart (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、上下に適宜離間して配置した各2個
宛の上・下スプロケツト間に無端鎖を張設し、こ
れらの無端鎖に多数の車両搭載用ケージを吊持し
た、いわゆる垂直循環式駐車設備において、上・
下スプロケツトのいずれかに関連して設けられる
駆動装置に関する。
(従来技術とその問題点) 近年、前述垂直循環式駐車設備は、益々高層
化・多ケージ化の傾向が強まり、それに伴い入出
庫待時間の短縮および駐車設備の処理能力の向上
を図る上でケージ循環速度の高速化が急務の課題
となつてきた。この高速化にとつて問題となるの
は前記駆動装置に対する負荷のかかり方である。
この負荷は、前述垂直循環式駐車設備の構成上の
特殊事情として、入庫する車両の重量と車両が入
庫したケージの位置関係によつて決まる。一般的
な使用形態では、不特定のケージに均等に入・出
庫を繰返すので通常は左・右昇降経路における車
両の重量差(以後、「アンバランス」と呼称する)
は小さい。しかし、片側昇降経路のケージからの
出庫が相次ぐことが希にあり、この場合は前記ア
ンバランスは無視できないほど大きくなる。
従来、前述駆動装置は二次側抵抗制御による巻
線型誘導電動機と油圧押上げ式ブレーキを採用し
ていた。この従来の駆動装置には主に以下の3つ
の問題点が挙げられる。
(i) 前記ブレーキの応答性が悪いため、ケージの
停止位置精度が悪い。
(ii) 巻上げ・巻下げ負荷における速度変動率が大
きいため、ケージの停止位置精度が悪くなる
上、停止時にケージに大きな慣性力が加わり、
ケージが激しく揺動する。
(iii) 大きなアンバランスが発生すると、電動機に
大電流が流れるため、最大のアンバランスを想
定して通常必要とするよりはるかに大容量の電
源設備を設置しなければならず、循環速度の高
速化に伴い電動機容量も大きくしなければなら
ない。
(問題点を解決するための手段) 前記駆動装置は電動機によつて駆動される変速
装置を備え、該変速装置は少くとも一方を可変容
量とした油圧ポンプおよび油圧モータと、該両者
を閉回路に接続した主回路と、該主回路の負荷を
検知する負荷検知手段と、該負荷検知手段の負荷
の検知により前記可容量のポンプまたはモータに
変速を指令する変速指令手段と、前記ポンプまた
はモータの変速状態を前記変速指令手段にフイー
ドバツクするフイードバツク手段とから成る。
(作用) 本発明の駆動装置は、軽負荷時においては高速
で運転し、アンバランスが所定以上に大きくなつ
たときだけ減速して大トルクで駆動する。これに
より、電源容量および電動機容量を増加すること
なく、ケージ循環速度の円滑な高速化が実現でき
る。
(実施例) 以下、図面に示す実施例につき詳述する。説明
の便宜上、第1図における左・右を「左」・「右」、
第2,3,4図における左・右を「前」・「後」と
呼称する。
先ず、第1,2図を参照しながら本発明の駆動
装置を採用した垂直循環式駐車設備の概略を説明
する。
1は建屋、2は建屋1の前壁1a地上部に形成
した入出庫口、3,4は建屋1内前・後において
上・下離間して設けた各2個宛の上・下スプロケ
ツトで、このうち上スプロケツト3は前・後壁1
a,1bの受梁1a1,1b1間に架設したマシンベ
ース5上に前・後離間して立設した1対の架台6
により軸支し、また、下スプロケツト4は下部
前・後壁1a,1bに軸支してある。7は各上・
下スプロケツト3・4間に張設した前後2本の無
端鎖、8は多数の車両W搭載用ケージで、前記無
端鎖7に等間隔に取着した支持腕7aにより前・
後上部を枢着吊持してある。9は入出庫口2外に
設置したコンピユータ内蔵の制御手段で、操作盤
9aを付設し、前記マシンベース5上に上スプロ
ケツト3に関連して設置した本発明の駆動装置1
0を含め、駐車設備全体を総合的に制御するもの
である。
次に第3,4図を参照しながら前記駆動装置1
0について説明する。11は変速装置で、マシン
ベース5上に前・後に設置した可変容量型油圧ポ
ンプ12と油圧モータ13とから成り、油圧ポン
プ12は油タンク14に配管接続するとともに電
動機15により駆動され、油圧ポンプ12と油圧
モータ13は2本の主管路16a,16bにより
閉回路に配線接続してある。そして、前記油圧モ
ータ13の出力軸は適宜軸継手(符号付さず)を
介し順次後方に電磁ブレーキ17および減速機1
8に接続し、該減速機18の出力軸18aはさら
に後方に延長して前記架台6に回転自在に支承す
るとともに、該架台6の後方延長端に駆動歯車1
9を固定している。
20は前記変速装置11等の若干上方位置にお
いて前・後の架台6,6間に前後水平に軸架した
伝動軸で、後側の架台6より後方に延長した軸端
に被動歯車21を固定し、該被動歯車21を常時
前記駆動歯車19に噛合させてある。
また、前記伝動軸20の前・後部に2個の小歯
車22を固定し、該各小歯車22は各架台6に軸
支した中間歯車23を介し各上スプロケツト3と
同軸に固定した大歯車24に噛合させてある。し
かして、前記出力軸18aの回転により、駆動歯
車19、被動歯車21、伝動軸20、小歯車2
2,22、中間歯車23,23、大歯車24,2
4を介し前・後の上スプロケツト3,3を同方向
且つ同速度で回転せしめ、それにより前・後の無
端鎖7,7を介しケージ8群を循環移動するもの
である。
次に、第5図の油圧回路と第6,7図に示す前
記変速装置11全体の制御機構について説明す
る。前記主管路16a,16bは、既述の通り油
圧ポンプ12と油圧モータ13との間に介在して
主回路を形成している。25は前記油圧ポンプ1
2と同軸で回転駆動されるチヤージポンプで該ポ
ンプ25の吸入管路26はストレーナ27を介し
前記油タンク14に接続し、また吐出管路28は
途中で管路28a,28bに分岐し、該各管路2
8a,28bはそれぞれチエツクバルブ29a,
29bを介し前記主管路16a,16bに接続し
てある。30は前記吐出管路28に介在して設け
たリリーフバルブで、主管路16a,16bのう
ち低圧側の圧力が設定値以上になつた際チヤージ
ポンプ25からの作動油の供給を停止し、油タン
ク14に戻すものである。
31,32は油圧ポンプ12の斜板12aの動
作を制御するための第1および第2の方向制御弁
で、前記吐出管路28から分岐した管路33、中
間管路34、管路35を介し油圧ポンプ12に接
続してある。前記斜板12aは、中心部を支点に
傾斜揺動可能であり、第6図に示すように、適宜
離間して枢着した2本のリンク12a1,12a2
各先端をそれぞれシリンダ12b,12cのピス
トン12b1,12c1に枢結し、前記管路35を一
方のシリンダ12bに接続し、第2方向制御弁3
2からのもう1つの管路36を他方のシリンダ1
2cに接続してある。12b2,12c2はそれぞれ
前記シリンダ12b,12c内に内蔵した圧縮ば
ねで、常時ピストン12b1,12c1を外方に弾発
付勢している。
37は前記主管路16a,16b間に介在した
電磁弁で、方向の切換えは外部からの制御信号
(これは油圧モータ13の回転方向に対応)によ
る。例えば、第1図において、ケージ8群が時計
回り方向に循環するとき、作動油が主管路16a
→油圧モータ13→主管路16bの方向に流れる
ものとすれば、電磁弁37は主管路16b側を遮
断し、主管路16a側を管路38を介し前記第1
方向制御弁31にパイロツト圧力として作動油を
導入するように(第5図の図示状態)、またケー
ジ8群が反時計回り方向に循環するときは主管路
16a側を遮断し、主管路16b側を前記管路3
8を介し第1方向制御弁31に接続するように、
該電磁弁37に対し前記制御信号を付与するごと
くなつている。このように、前記電磁弁37は負
荷とケージ循環方向が一致している場合のみ、主
管路16a,16b内の圧力をパイロツト圧力と
して第1方向制御弁31にフイードバツクさせる
作用を行う。前記第1方向制御弁31は電磁弁3
7と共に負荷検知手段を構成し、電磁弁37によ
つて選択された主管路16aまたは16b内の圧
力が低い場合は、第5図に図示の切換位置にあつ
てチヤージポンプ25からの吐出圧力を第2方向
制御弁32を介しシリンダ12bまたは12cに
導入して斜板12aを傾斜させ、前記選択された
主管路16aまたは16b内の圧力が高い場合は
中間管路34が油タンク14側に切換わり、それ
によつてシリンダ12bまたは12cの圧力が低
下し、斜板12aを平衡状態に復帰させる。即
ち、第2方向制御弁32は変速指令手段を構成す
る。
前記第1および第2方向制御弁31,32のさ
らに詳細な構成につき、第6図を参照して説明す
る。
前記第1方向制御弁31は、シリンダ31a
と、該シリンダ31a内に摺動自在に内挿したス
リーブ31bと、前記シリンダ31a内に内蔵さ
れ前記スリーブ31bを第6図における左方に常
時付勢する圧縮ばね31cと、前記スリーブ31
b内に摺動自在に内挿したスプール31dとから
成る。31eは前記管路38からのパイロツト圧
力を受けてスプール31dを左方に押圧するシヤ
トルピンで、シリンダ31aの右端ブロツク31
a1に前記管路38とシリンダ31a内を連通する
ように穿設した通孔(符号付さず)に内挿し、該
シヤトルピン31eの左端がスプール31dの右
端に当接するようになつている。31fは前記ス
プール31dに対する押圧力調整機構で、案内孔
31f1内に左右移動自在に座金31f2を内挿し、
該金座31f2の右座面に前記スプール31dの左
端を固定し、座金31f2の左方には圧縮ばね31
f3を介し調整ねじ31f4を案内孔31f1に螺挿し、
該調整ねじ31f4のねじ込み具合により前記パイ
ロツト圧力によるシヤトルピン31eを介し、ス
プール31dにかかる左方押圧力のバランスを調
整するごとくしてある。
前記第2方向制御弁31は、シリンダ32a内
に第6図において左右方向に摺動自在にスプール
32bを内挿し、該スプール32bの左端を、フ
イードバツク手段を構成するフイードバツクレバ
ー39の中間に枢結してある。
40は外部からの速度指令に基づき前記第2方
向制御弁32に動作指令を与える操作手段で、電
動または油圧のアクチユエータから成り、プラン
ジヤ40a端を中間部を適宜固定部に軸支した操
作レバー41の一端に枢結してある。そして、前
記操作レバーの他端はリンク42を介し前記フイ
ードバツクレバー39の一端側中間部に枢結して
あり、該フイードバツクレバー39の一端はリン
ク43を介し、前記斜板12aの延長部12a3
接続してある。前記操作レバー41は、枢支軸に
装着せるねじりばね(図示せず)により常時は第
2方向制御弁32を中立位置に保持する。
44は前記フイードバツクレバー39と前記ス
リーブ31bとの間に介在させたフイードバツク
機構で、案内部材44aと、一端を前記フイード
バツクレバー39の他端に枢結し案内部材44a
に沿つて移動自在としたカムブロツク44bと、
下端を常時前記カムブロツク44bのカム面44
b1に当接するように案内部材44aに遊挿したピ
ン44cと、該ピン44cの上下動に応じて前記
スリーブ31bの左端面に押動係合するV字形レ
バー部材44dとから成る。前記レバー部材44
dは基部を適宜固定部に枢支し、一方のレバー4
4d1は前記ピン44cの上端に当接し、他方のレ
バー44d2の左端面に当接している。
45,46は主管路16a,16b間に介在さ
せた2個のリリーフバルブで、油圧モータ13に
設定値以上の負荷トルクが加わつた際、主管路1
6a,16b内の圧力を高圧側から低圧側にバイ
パスして駆動装置10を保護する役目を果す。
47は油圧モータ13からのドレーン管路で、
作動油を一旦油圧ポンプ12に戻し、該油圧ポン
プ12からドレーン管路48を介して油タンク1
4に戻すようになつている。
次に駐車設備全体の作用につき説明する。
いま駐車設備の入庫状態は、第1図に示すよう
に、右昇降経路の、番ケージ8および左昇降
経路の、番ケージ8にのみ車両Wが搭載さ
れ、左・右昇降経路の重量バランスがとれてお
り、これより番ケージ8の出庫操作を行うもの
とする。
管理人は先ず操作盤9aにおいて番ケージ8
の呼釦(図示せず)を押し、さらに起動釦(図示
せず)を押すと、制御手段9は番ケージ8が入
出庫口2に近い方向、即ち第1図における時計回
り方向をケージ循環方向と決め、この循環方向の
指令信号を前記電磁弁37に付与する。これによ
り電磁弁37は主管路16aと管路38を接続し
主管路16bを遮断する位置(第5図の状態)に
切換わる。
また電動機15は制御手段9からの起動指令に
より始動するが、油圧ポンプ12の斜板12aは
最初平衡状態にあつて油圧ポンプ12からの作動
油の吐出がないため、無負荷で起動される。従つ
て、電動機15の起動電流はY−△起動、起動抵
抗器、起動リアクトル等を用いることにより低く
抑制される。
前記電動機15の回転に伴いチヤージポンプ2
5が回転駆動し、該チヤージポンプ25は油タン
ク14から作動油を吸入し、吐出管路28、管路
28a,28b、チエツクバルブ29a,29b
を介し主管路16a,16bに作動油を供給する
とともに管路33を介し第1方向制御弁31にも
作動油を供給する。
さらに前記制御手段9からの起動指令の信号
は、電磁ブレーキ17および操作手段40にも発
せられる。従つて、電磁ブレーキ17は電圧の印
加により制動を解除する。同時に前記操作手段4
0のプランジヤ40aがケージ8の循環方向に従
つて選択された方向に伸長または短縮動作を行
う。この場合、ケージ8の第1図における時計回
り方向をプランジヤ40aの短縮方向と定める。
このプランジヤ40aの短縮動作により、操作レ
バー41が反時計回り方向(第6図)に揺動しリ
ンク42およびフイードバツクレバー39を介し
第2方向制御弁32のスプール32bを右方に移
動させる。これで、第2方向制御弁32は中立位
置から管路36側に切換わり、チヤージポンプ2
5から吐出された作動油は管路33、第1方向制
御弁31におけるスリーブ31bの流路31b1
31b2、中間管路34、第2方向制御弁32、お
よび管路36を経由してシリンダ12c側に供給
され、斜板12aは第6図における時計回り方向
に揺動傾斜する。この斜板12aの傾斜に判い、
前記スプール32bは延長部12a3、リンク4
3、およびフイードバツクレバー39を介し左方
向(第6図)に戻され、管路36への開口が絞ら
れ、斜板12aの傾斜運動が停止する。これと共
に、前記フイードバツクレバー39の揺動により
カムブロツク44bは左方に移動し、ピン44c
はカム面44b1によつて上方に押上げられ、レバ
ー部材44dは該ピン44cによつて時計回り方
向に揺動し、レバー44d2がスリーブ31bを右
方(第6図)に移動させる。即ち、このスリーブ
31bの移動量は斜板12aの傾斜角度に相応す
るフイードバツク量となる。
このように操作レバー41の揺動角度と斜板1
2aの傾斜角度は相対応しているため、操作レバ
ー41の回転に従つて斜板12aが傾斜し、油圧
ポンプ12から吐出される作動油の流量が増し、
油圧モータ13の回転が加速される。
さて、こうしてケージ8群は時計回り方向(第
1図)に循環移動し、番ケージ8が下スプロケ
ツト4まわりの旋回部に差し掛かかると、左・右
昇降経路の重量アンバランスが生じ始め、このア
ンバランスが増加するにつれて油圧モータ13に
加わる負荷も増大する。この場合、ケージ8の循
環方向と負荷の方向が一致しているため、管路3
8内の圧力が上昇し、シヤトルピン31eが左方
に押圧され、圧縮ばね31f3に抗してスプール3
1dを左方(第6図)に移動させる。油圧モータ
13に加わる負荷が設定範囲内であれば、流路3
1b2は閉鎖されるに至らないが、設定範囲を越え
ると、流路31b2はスプール31dにより閉鎖さ
れ、シリンダ12cには作動油が供給されず、作
動油の油タンク14への漏れに伴い斜板12aは
平衡状態に戻る方向(この場合、第6図における
反時計回り方向)に揺動する。従つて、カムブロ
ツク44bはリンク43およびフイードバツクレ
バー39を介し右方に戻されるため、ピン44c
が下がり、レバー部材44dは反時計回り方向に
揺動し、スリーブ31bが圧縮ばね31cにより
左方(第6図)に戻され、前記閉状態の流路31
b2が開口し始め、再び作動油がシリンダ12c内
に供給され始める状態となる。
このように、斜板12aの傾斜角度は油圧モー
タ13にかかる負荷の大小に応じて自動的に制御
され、大きな負荷に対しては傾斜角度を少くし、
油圧ポンプ12の吐出量を減少させて、運転速度
を減速し、電動機15に加わる負荷を一定に保つ
ように制御するごとくしてある。
次に所望の番ケージ8が入出庫口2の所定停
止位置に近づくと、制御手段9は操作手段40に
対し減速指令を発する。これに応じて、操作手段
40はプランジヤ40aを中立状態の方向(この
場合、プランジヤ40aの伸長方向)に移動させ
る。従つて、操作レバー41が中立方向(この場
合、時計回り方向)に回転し、スプール32bが
左方に移動し、管路36が閉鎖され、代つて管路
35が開き、該管路35を介してシリンダ12b
に作動油が供給され、斜板12aが反時計回り方
向に揺動し、油圧モータ13の回転が減速する。
そして斜板12aが平衡状態になる直前に、制御
手段9から停止信号が発せられ、電磁ブレーキ1
7がOFFされ、内蔵するばねの力でブレーキが
かかり、運転が停止され、その間に斜板12aは
平衡状態となる。減速位置は予め定められた減速
速度パターンにより減速運転に要する距離を算定
して設定しておけば、定格速度から減速、停止ま
でが滑らかに行うことができ、低速での無駄な緩
速運転をする必要がなくなる。
尚、前述実施例では、ケージ8の時計回り方向
の循環について説明したが、反時計回り方向の循
環の場合は、制御手段9からの起動信号により操
作手段40はプランジヤ40aを伸長方向に駆動
し、操作レバー41を時計回り方向に揺動させる
ため、スプール32bが左方に移動し、作動油は
管路34,35を経由してシリンダ12bに供給
され、斜板12aは先とは逆の反時計方向に傾斜
され、油圧モータ13を逆方向に回転させる。
また、前述実施例では、ケージ8の循環方向と
負荷のかかる方向が一致している場合につき説明
したが、これらの方向が一致しない場合、即ち、
油圧モータ13に負荷(巻下げ負荷)が加わつ
ている場合、電磁弁37の方向選択により主管路
16a,16bの低圧側圧力が管路38に加わつ
ているので、第1方向制御弁31のスプール31
dは圧縮ばね31f3によつて右端ブロツク31a1
に押付けられたまま移動せず、油圧モータ13は
定格(最高)速度で運転する。この場合の油圧モ
ータ13は、負荷に対しては伝動機構、油圧回
路の損失および電動機15の回生制御動力によつ
て負荷に対応し運転される。
さらに、第6図に示した油圧モータ13にかか
る負荷の検知と変速指令の機構は、第8図に示す
機構に代えても同様に実施できる。以下、第8図
に示す機構につき説明する。尚、第6図と同一構
成部分は第6図と同一の符号を付す。
100は前述管路38の圧力に反比例した電流
を出力する変換器、101は前記制御手段9から
の起動および減速指令により加・減速度パターン
を発生する速度パターン発生器、102は正・逆
転切換器である。103は前記変換器100等を
介し作動されるフラツパーノズル式の電気・油圧
サーボバルブで、コイル103a、アーマチユア
103b、ポールピース103c、アーマチユア
103bの中央垂下部103b1下端に上端を枢着
したフラツパ103d、および該フラツパ103
d下部を挾むように適宜離間して各噴口を対向配
置した左右1対のノズル103e1,103e2等か
ら成る。前記フラツパ103dは常時は枢着部に
装着したセンターリングばね(図示せず)によ
り、左・右ノズル103e1・103e2の噴口のい
ずれにも接触しない中立位置に保持し、アーマチ
ユア103bがコイル103aへの入力電流に応
じて磁化された際、左・右ノズル103e1,10
3e2のいずれかの方向に揺動するものである。1
04は前述第1方向制御弁31に代る第1方向制
御弁で、シリンダ104a内にスプール104b
を内挿し、センターリングばね104cにより中
立位置に保持している。105は前述第2方向制
御弁32に代る第2方向制御弁で、シリンダ10
5a内にスプール105bを内挿して成る。
106は前述フイードバツクレバー39に代る
屈曲状フイードバツクリンクで、中間屈曲部を適
宜固定部に枢着し、一端を短リンク107を介し
斜板12aの延長部12a3に枢結し、他端はクロ
スリンク108の中間部に枢結し、該クロスリン
ク108の両端はそれぞれ前記スプール104b
およびスプール105bの左方延長部に、スプー
ル移動方向に対し直角方向のみ移動自在に接続し
てある。そして、前述チヤージポンプ25からの
管路33は管路108,109,110に分岐
し、それぞれ前記第2方向制御弁105、左・右
ノズル103e1,103e2に接続し、該左・右ノ
ズル103e1,103e2はさらにそれぞれ管路1
11,112を介し前記第1方向制御弁104に
接続してある。113,114は前記第2方向制
御弁105からそれぞれ前記シリンダ12b,1
2cに接続した管路で、前述管路35,36に相
当する。
しかして、制御手段9からの起動指令により
正・逆転切換器102により回転方向が決定され
ると共に、速度パターン発生器101により加速
速度パターンに応じた電流を出力し、該電流がコ
イル103aに入力される。それによりコイル1
03aが励磁してアーマチユア103bが回転
(左回転で以下説明)し、フラツパ103dが右
側のノズル103e2に近接する。アーマチユア1
03bは、コイル103aの励磁によるとトルク
と、センターリングばね(図示せず)およびノズ
ル103e2によりフラツパ103dに加えられる
圧力によりトルクとをバランス状態にする。
管路33はチヤージポンプ25の吐出圧力を供
給され、第1方向制御弁104においてシリンダ
104a内の右側空室104a2が前記フラツパ1
03dのノズル103e2への接近により左側空室
104a1より高圧となるため、スプール104b
はセンターリングばね104cのばね力に抗して
左方に移動する。このスプール104bの左行に
伴い、クロスリンク108を介し第2方向制御弁
105のスプール105bは右方に移動され、管
路114側が開となるため、チヤージポンプ25
からの作動油は管路33,108,114を経て
シリンダ12c内に流入し、斜板12aを時計方
向まわりに揺動させる。
前記斜板12aの時計回り方向の揺動により、
フイードバツクリンク106は枢支軸を支点に反
時計回り方向に揺動するため、スプール105b
が左方(管路114を閉じる方向)に引戻されて
平衡状態となる。即ち、斜板12aの傾斜角度は
コイル103aに入力される電流によつて決定さ
れ、コイル103aに入力する電流により油圧モ
ータ13の回転速度を自在に制御することができ
る。
運転中にアンバランスが増し、油圧モータ13
に加わる負荷が増大すると、管路38内の圧力が
上昇し、その圧力に反比例して変換器100より
出力される電流が低下する。従つて、コイル10
3aに入力される電流が減少しフラツパ103d
はノズル103e2から若干離反し、前記右側空室
104a2内の圧力が低下する。それに伴い、スプ
ール104bはセンターリングばね104cによ
り右方に戻され、クロスリンク108が時計回り
方向に揺動し、スプール105bは左方に移動
し、管路113側が開く。従つて、チヤージポン
プ25からの作動油は管路113を経てシリンダ
12b内に供給され、斜板12aは反時計回り方
向に揺動し、該傾斜板12aの傾斜角が小さくな
り、油圧モータ13は油圧ポンプ12からの吐出
流量が減少するため、減速運転となる。尚、前述
説明と逆回転の場合は、正・逆転切換器102に
おいて極性が切換えられ、フラツパ103dが左
側のノズル103e1に接近することにより前述と
逆の動作が行われる。
第9図は、前述2つの実施例に共通する油圧モ
ータ13の出力トルクTと回転数nの関係を示
す。Tm、nmは電動機15の定格トルクと定格
回転数であり、この図よりトルク特性は低速に従
つてトルクを増加するような定馬力特性を示す。
尚、前述いずれの実施例においても、油圧モー
タ13にかかる負荷の検出を主管路16a,16
b内の圧力検出により行つたが、電動機15に入
力される電流および電流/電圧の位相ずれ、電動
機15の出力回転数を検知することによる電動機
15のすべり/電流、トルク特性から判別した
り、あるいは油圧モータ13の出力軸にトルク検
出器を設ける等の手段によつても同様に実施でき
る。また、さらに低速・大トルクを必要とする場
合は、油圧モータ13自体も可変容量型にすれば
対応できる。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の駆動装置によれ
ば、変速装置は油圧ポンプと油圧モータで構成さ
れる主回路の負荷を負荷検知手段により検知し、
これの所定値以上の負荷検知により変速指令手段
を介して可変容量の油圧ポンプ(または油圧モー
タ)の容量を加減し、また変速状態をフイードバ
ツク手段により変速指令手段にフイードバツクす
るようにし、軽負荷時においては高速で運転し、
希に起る大アンバランス時、即ち高負荷時にのみ
減速して大トルクで駆動するため、定馬力特性の
駆動装置が得られ、電動機の容量を大きくするこ
となくケージ循環速度の高速化が実現できる。ま
た変速装置の駆動に使用する電動機は無負荷で起
動されるため、起動時の電流を抑制でき、運転中
は自動的に電動機の出力トルクが抑制されるた
め、大電流が流れることがなく電源容量を少くで
きる。さらに加減速および停止が連続的且つ滑ら
かに自在に制御できるため、ケージの揺れが少
く、ケージの循環移動が非常に円滑となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の駆動装置を採用した垂直循環
式駐車設備の正面概略図、第2図は第1図の〜
矢視側面図、第3図は第2図の部拡大詳細
図、第4図は第3図の−矢視平面図、第5図
は油圧回路図、第6図は変速装置の変速機構図、
第7図は第6図の〜矢視断面図、第8図は別
実施例における第6図同等の変速機構図、第9図
は駆動装置の出力回転数とトルクの関係を示す特
性説明図である。 図中、3は上スプロケツト、4は下スプロケツ
ト、8はケージ、10は駆動装置、11は変速装
置、12は油圧ポンプ、13は油圧モータ、15
は電動機、16a,16bは主管路、25はチヤ
ージポンプ、31は第1方向制御弁、32は第2
方向制御弁、37は電磁弁、39はフイードバツ
クレバーである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上下に適宜離間して配置した上・下スプロケ
    ツト間に無端鎖を張設し、該無端鎖に多数の車両
    搭載用ケージを吊持し、前記上・下スプロケツト
    のいずれかに関連して駆動装置を設けた垂直循環
    式駐車設備において、前記駆動装置は電動機によ
    つて駆動されるとともに出力を適宜伝動機構を介
    し前記いずれかのスプロケツトに伝達する変速装
    置を備え、該変速装置は少くとも一方を可変容量
    とした油圧ポンプおよび油圧モータと、該油圧ポ
    ンプと油圧モータを閉回路に接続した主回路と、
    前記駆動装置の負荷を検知する負荷検知手段と、
    該負荷検知手段の負荷の検知により前記可変容量
    のポンプまたはモータに変速を指令する変速指令
    手段と、前記可変容量のポンプまたはモータの変
    速状態を前記変速指令手段にフイードバツクする
    フイードバツク手段とから成り、低負荷時は高速
    で駆動し、高負荷時には負荷に応じて減速し、前
    記電動機の定格トルク以上のトルクを出力するこ
    とを特徴とする、垂直循環式駐車設備における駆
    動装置。
JP26239184A 1984-12-11 1984-12-11 垂直循環式駐車設備における駆動装置 Granted JPS61137972A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26239184A JPS61137972A (ja) 1984-12-11 1984-12-11 垂直循環式駐車設備における駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26239184A JPS61137972A (ja) 1984-12-11 1984-12-11 垂直循環式駐車設備における駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61137972A JPS61137972A (ja) 1986-06-25
JPH0138950B2 true JPH0138950B2 (ja) 1989-08-17

Family

ID=17375112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26239184A Granted JPS61137972A (ja) 1984-12-11 1984-12-11 垂直循環式駐車設備における駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61137972A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61203959U (ja) * 1985-06-11 1986-12-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61137972A (ja) 1986-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5244060A (en) Elevator apparatus
US4761953A (en) Hydraulic elevator mechanism
JPH04292391A (ja) エレベータ
JPH03186597A (ja) リフトクレーン操作用制御装置及び制御方法
US6644629B1 (en) Overwinding prevention device for winch
JPH0138950B2 (ja)
CA1191073A (en) Power transmission
JPH0717688A (ja) 油圧ウインチの駆動制御装置
JP2953264B2 (ja) クレーンの駆動装置
JPH045342A (ja) 土木・建設機械の油圧駆動装置
JPS6314230B2 (ja)
JP2702058B2 (ja) 油圧ウインチの駆動制御方法及び装置
JP2003146587A (ja) ウインチの制御装置
JPH07309590A (ja) ウインチの制御回路
JP3767389B2 (ja) 油圧ウィンチの制御装置
JP2000257712A (ja) 走行駆動装置
JP2934519B2 (ja) 重量物対応型平衡荷役装置
JPH078360Y2 (ja) 建設機械の走行制御回路
JP3171195B2 (ja) 油圧モータ制御装置
JPH1059686A (ja) 巻上装置の制御方法及び制御装置
JPH0771413A (ja) 油圧モータの駆動回路
JP3658327B2 (ja) ウインチ制御装置
JP2000198681A (ja) ウインチの過巻防止装置
JPH0682407U (ja) ウインチドラム駆動用流体回路
JPH11199178A (ja) 建設機械の旋回制御装置