JPH0138784Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0138784Y2
JPH0138784Y2 JP15917483U JP15917483U JPH0138784Y2 JP H0138784 Y2 JPH0138784 Y2 JP H0138784Y2 JP 15917483 U JP15917483 U JP 15917483U JP 15917483 U JP15917483 U JP 15917483U JP H0138784 Y2 JPH0138784 Y2 JP H0138784Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tone arm
arm
fitting hole
base end
support arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15917483U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6067563U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15917483U priority Critical patent/JPS6067563U/ja
Publication of JPS6067563U publication Critical patent/JPS6067563U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0138784Y2 publication Critical patent/JPH0138784Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はリニアトラツキング式レコードプレー
ヤに関し、特にトーンアームの支持部の改良に関
する。
一般にトーンアームを回動する方式のレコード
プレーヤにおいては、トーンアームのトラツキン
グエラー及びトーンアームに作用するインサイド
フオースが大きい為、音に歪を発生し音質が悪く
なる欠点がある。この欠点を除去する為トーンア
ームをレコード盤に対し平行移動する方式のリニ
アトラツキング式レコードプレーヤが知られてい
る。
しかし、リニアトラツキング式レコードプレー
ヤにおいて従来は、トーンアームの基端部をメカ
ニカルベアリングを介して支持アームに支持して
いる為摩擦係数が大きい。また、トーンアームの
基端部を歯車機構や紐を介して移動用モータに接
続し、トラツキングエラー角が15′〜20′の範囲に
なつた場合これをセンサーにて検出し、該検出信
号によりモータを駆動制御してトラツキングエラ
ー角をゼロにする様補正しながら平行移動する構
成であつた。この従来のものは15′〜20′の角度範
囲でトラツキングエラーが発生することを前提と
して該トラツキングエラー角を常にゼロに補正す
る様、移動用モータを駆動制御する方式である
為、トラツキングエラーが発生しなければ作動し
ないものである。尚、トラツキングエラーの検出
感度を15′以下にすることは可能であるが、該検
出感度を15′以下にすると敏感すぎて、レコード
盤の製造時に生じるその回転中心と音溝中心との
偏心や、レコードプレーヤの外部からの振動をも
検出してしまう為トーンアームは常に微動を起こ
してしまう為、実用上はトラツキングエラーの検
出感度を15′〜20′に設定しているものである。
更に従来のものは移動用モータ、歯車機構や紐
及びセンサー等を設けなければならず、構成が複
雑になる。レコード盤駆動用モータの振動が支持
アームからメカニカルベアリングを介してトーン
アームに伝わることにより音に悪影響を及ぼす。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものでトー
ンアームの基端部と支持アームとの間の摩擦係数
を従来のメカニカルベアリングの場合に比し極め
て小さくして、従来の如きトーンアーム移動用モ
ータ、歯車機構や紐、及びセンサー等を不要とし
て構成を簡単にすると共に、常にカートリツジが
音の歪を発生することなく安定した状態で音溝を
トレースし得る様にすることを目的とし、この目
的達成の為、トーンアームの基端部嵌合孔を支持
アームの外周に往復動可能に嵌合し、前記トーン
アームの基端部嵌合孔内周面に周方向に等間隔を
存して複数の吹出口を配設し、該吹出口からの圧
搾空気により、トーンアームの基端部嵌合孔内周
面と支持アームの外周面との間にエアベアリング
を構成したことを特徴とするリニアトラツキング
式レコードプレーヤを提供するものである。
以下本考案の各実施例について図面を参照して
説明する。まず第1図乃至第3図を基に一実施例
を説明する。図中1はレコードプレーヤのキヤビ
ネツト、2はターンテーブル、3はその上に載置
したレコード盤、4は前記キヤビネツト1の一側
上面に水平に配設した断面円形の支持アームで、
両端部が支持部材5(一端部のもののみ図示して
ある)を介してキヤビネツト1の上面との間に所
定間隔を存して支持してある。前記支持アーム4
の外周には、先端部にカートリツジ6を装着した
トーンアーム7の基端部嵌合孔8が若干の隙間
(例えば20μ程度)を存して往復動及び回動可能
に嵌合してある。トーンアーム7はトーンアーム
本体9の基端部に、軸心を該トーンアーム本体9
の軸心と直交させて、両端開放の短軸円筒体10
の軸心方向略中間部を固定してなり、該円筒体1
0の内孔が前記嵌合孔8となつている。前記円筒
体10の内孔の内周面にはその軸心方向略中間部
に位置し且つ周方向に等間隔を存して例えば4個
の圧搾空気吹出口11が配設してある。これら吹
出口11はそれぞれ小径連通孔を介して、円筒体
10の軸線方向略中間部に位置してその周壁内部
に同心円状に設けた圧搾空気流入室13に連通
し、該流入室13には円筒体10の外周に突設し
た圧搾空気流入口14が連通し、該流入口14
は、例えばシリコンゴム等の軟質材製チユーブ1
5を介してエアポンプ等の圧搾空気供給源(図示
省略)に接続してある。従つて圧搾空気供給源か
らの圧搾空気は、チユーブ15、流入口14、流
入室13、連通孔12を順次通つて、吹出口11
から支持アーム4の外周に向かつて吹き出すもの
で、該吹き出す圧搾空気により、支持アーム4の
外周面とトーンアーム7の基端部嵌合孔8の内周
面との間にその円周方向且つ軸心方向全体に亘つ
てエアベアリング16が構成される。
尚前記支持アーム4の両端部の支持部材5は、
キヤビネツト1の上面に突設したポール17に一
端部の嵌合孔18を嵌合して固定ねじ19を締付
けることによつて嵌合孔18に対して回転不可能
に固定した基台20の他端部上面に、支持アーム
4の端部の嵌合孔21を有する支持体22を立設
固定してなる。そして支持アーム4の端部は支持
体22の嵌合孔21に嵌合して固定ねじ23を締
め付けることによつて嵌合孔21に対して回転不
可能に固定してある。また図中24は針圧調整用
ウエイトで、円筒体10の外周面にトーンアーム
本体9と対向して突設した取付軸25に軸心方向
に移動調整可能に嵌着してあり、該取付軸25に
対するウエイト24の取付位置を調整することに
より針圧を調整することができるようになつてい
る。また、26はカートリツジ6の接続端子でリ
ード線(図示せず)を介してアンプ部へ電気的に
接続される。27はカートリツジ6の針である。
次に上記構成の本考案のリニアトラツキング式
レコードプレーヤの作用を説明する。ターンテー
ブル2にレコード盤3載置してスタートスイツチ
(図示せず)をONすると、ターンテーブル2が
回転すると共に圧搾空気供給源が駆動し、その圧
搾空気が吹出口11から吹き出して、支持アーム
4の外周面とトーンアーム7の基端部嵌合孔8の
内周面との間に、その円周方向且つ軸心方向全体
に亘つて圧搾空気層が介在し、これによつて所謂
エアベアリング16が構成される。この状態でト
ーンアーム7の先端部のカートリツジ6の針27
をレコード盤3の外周部の音溝に係合させると、
この係合力によりトーンアーム7の先端部が順次
内周側に移動する。この時トーンアーム7の基端
部嵌合孔8の内周面と支持アーム4の外周面との
間に上述の如くエアベアリング16が介在し、そ
の摩擦係数が従来のメカニカルベアリングの場合
の1/1000程度と極めて小さなものであるから移動
のための力は小さくてすみ、追従性が良好とな
り、従つてトーンアーム7の先端の移動に対して
基端部の移動が同時に行なわれ、トーンアーム7
はその軸心lが第1図の線laに対して直交する状
態を常に維持しながら確実に平行移動しトラツキ
ングエラーは30″〜1′程度となり従来の15′〜20′に
比して極めて小さいものである。
特に、圧搾空気を周方向に等間隔を存して配設
した吹出口11より吹き出すようにしている為、
支持アーム4とトーンアーム7の基端部嵌合孔8
とを互いに同心状に保つ調心作用が自動的にしか
も円滑に行なわれ、常に支持アーム4の外周面と
トーンアーム7の基端部嵌合孔8の内周面との間
に、軸心方向全体に亘つて均等な圧搾空気層を介
在し得、トーンアーム7の動きを軽く保つことが
できるものである。
上記吹出口11から支持アーム4の外周に向け
て吹き出た圧搾空気は円筒体10の両端部から大
気に放出される。
尚、LPレコード盤のように複数の曲がある場
合その曲間に針が達した時該針が飛んだり、或い
はバリアブルピツチ録音ではレベルが低い時送り
が遅くレベルが高い時送りが早い為、針先だけが
引張られてトーンアーム側が追従作動しないとい
うことが起こる場合がある。これを防止する為
に、第4図に示す如くトーンアーム7の針27よ
り先端部下側に案内用ブラシ28を設け、該案内
用ブラシ28のブラシ毛28aが針27の係合し
ている音溝を含む両側の多数本の音溝に係合する
ことにより、トーンアーム7全体をレコード盤3
の内周に向かつて引張つて行くようにすればよ
い。即ち、多数本のブラシ毛28aと多数本の音
溝との係合力により引張るものであるため、強い
引張力が得られ、従つてトーンアーム7の平行移
動が確実に行なえる。
更に、エアベアリング16の介在により支持ア
ーム4の外周面とトーンアーム7の基端部嵌合孔
8の内周面との間の摩擦係数があまり小さすぎる
と、レコード盤3の製造時に生じるその回転中心
と音溝中心との偏心と、トーンアームの可動部質
量との関係で共振して針飛びする虞のある場合
は、例えば第1図の二点鎖線で示す如く円筒体1
0の一端面に、該円筒体10と支持アーム4との
間の摩擦抵抗を若干増大すると共に円筒体10の
移動に支障とならないような、例えばゴム等の軟
質弾性部材29を設ければよい。
尚、トーンアーム7を戻す方法については手動
操作或いは自動操作のいずれでもよく、これらは
必要に応じて任意に設計し得るものである。
上述の如く本考案のリニアトラツキング式レコ
ードプレーヤは、トーンアームの基端部嵌合孔を
支持アームの外周に往復動及び回動可能に嵌合
し、前記トーンアームの基端部嵌合孔内周面に周
方向に等間隔を存して配設した吹出口からの圧搾
空気により、トーンアームの基端部嵌合孔内周面
と支持アーム外周面との間にエアベアリングを構
成したから、トーンアームの基端部と支持アーム
との間の摩擦係数は従来のメカニカルベアリング
の場合に比し1/1000程度と極めて小さくなり、ト
ーンアームの先端部と基端部とで動きのずれはな
く、トーンアーム全体が確実に平行移動し得て、
トラツキングエラーは従来のものに比して30″〜
1′程度と極めて小さく、常にカートリツジが音の
歪を発生することなく安定した状態で音溝をトレ
ースし得、また従来の如きトーンアーム移動用モ
ータ、歯車機構や紐、或いはセンサー等の部品が
不要となり、更にエアベアリングはラジアル方向
及びスライド方向いずれも共通しているため従来
の如くメカニカルベアリングを設ける場合に比し
より一層構成が簡素化され、またエアベアリング
の為メカニカルベアリングの如く給油等の保守作
業が不要となり、取り扱いが簡単であり、しかも
エアベアリングの介在によりトーンアームと支持
アームとの間の音の伝達が遮断される為、ターン
テーブル駆動モータ等の振動が支持アームからト
ーンアームに伝わり音に悪影響を及ぼすというこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は平面図、第2図は第1図の−線に沿
う縦断面図、第3図は第1図の−線に沿う縦
断面図、第4図は本考案の他の実施例を示すトー
ンアーム先端部分の縦断面図である。 4……支持アーム、7……トーンアーム、8…
…トーンアームの基端部嵌合孔、11……吹出
口、16……エアベアリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トーンアームの基端部嵌合孔を支持アームの外
    周に往復動及び回動可能に嵌合し、前記トーンア
    ームの基端部嵌合孔内周面に周方向に等間隔を存
    して複数の吹出口を配設し、該吹出口からの圧搾
    空気により、トーンアームの基端部嵌合孔内周面
    と支持アームの外周面との間にエアベアリングを
    構成したことを特徴とするリニアトラツキング式
    レコードプレーヤ。
JP15917483U 1983-10-14 1983-10-14 リニアトラツキング式レコ−ドプレ−ヤ Granted JPS6067563U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15917483U JPS6067563U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 リニアトラツキング式レコ−ドプレ−ヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15917483U JPS6067563U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 リニアトラツキング式レコ−ドプレ−ヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6067563U JPS6067563U (ja) 1985-05-14
JPH0138784Y2 true JPH0138784Y2 (ja) 1989-11-20

Family

ID=30350468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15917483U Granted JPS6067563U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 リニアトラツキング式レコ−ドプレ−ヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6067563U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6067563U (ja) 1985-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8576687B1 (en) Compact tangential tracking tonearm mechanism
JPH0138784Y2 (ja)
CA1114946A (en) Method and apparatus for transporting tape through a recorder
US4030133A (en) Guide drum apparatus for a video tape recorder and/or player
US4539672A (en) Low friction phonograph tone arm traverse
US3485501A (en) Phonograph tone arm assembly
US4114183A (en) Recording system with gas supported record medium
US20230124443A1 (en) Tone arm and record player
US4127274A (en) Tone arm system for record turntable
JPS5919922Y2 (ja) ト−ンア−ム
JPH0222837Y2 (ja)
JPS637924Y2 (ja)
JPH0351790Y2 (ja)
JPS5823322A (ja) 回転ヘツド装置
JPH0142864Y2 (ja)
JP2774718B2 (ja) 回転磁気ヘッド移動装置
JPS5982621A (ja) 回転ヘツド構体
JPS6230179Y2 (ja)
JPS6360462B2 (ja)
JPH09293295A (ja) テープ駆動装置
JPS5813443Y2 (ja) カイテンヘツドガタジキキロクサイセイソウチノ ガイドドラム
JPH08249627A (ja) 回転ヘッドドラム装置
JPS61296502A (ja) レコ−ドプレ−ヤ用ピツクアツプ
JPH06282801A (ja) 回転ドラム装置
JPH0377570B2 (ja)