JP2774718B2 - 回転磁気ヘッド移動装置 - Google Patents
回転磁気ヘッド移動装置Info
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- JP2774718B2 JP2774718B2 JP3297271A JP29727191A JP2774718B2 JP 2774718 B2 JP2774718 B2 JP 2774718B2 JP 3297271 A JP3297271 A JP 3297271A JP 29727191 A JP29727191 A JP 29727191A JP 2774718 B2 JP2774718 B2 JP 2774718B2
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- head moving
- yoke
- drum
- moving mechanism
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転磁気ヘッド移動
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(VTR)やデジ
タルオーディオテープレコーダ(DAT)などには、ヘ
リカルスキャン方式が採用されている。ヘリカルスキャ
ン方式とは、回転ヘッドドラムに磁気テープを斜めに巻
つけて走行させる方式である。この方式を採用した回転
ヘッドドラムでは、磁気テープの長手方向に対し傾斜す
るように、磁気テープ上に記録トラックが形成される。
この記録トラックを回転ヘッドで形成することにより、
信号が記録される。しかし、磁気テープ上に記録された
記録トラックは、テープ走行におけるテンションむらや
機械振動などにより、磁気テープの長手方向に対し一定
の傾斜を保持できず、曲がりを持った軌跡となる。この
ように、記録トラックの曲がりがあると、その曲がりが
大きな場合には、再生時に、部分的にトラックずれを生
じ、再生信号の低下をきたすおそれがある。このため、
再生時に回転ヘッドが記録トラック上を正確に操作追従
するようなトラッキング制御が必要となる。また、テー
プ走行速度が記録時と異なる変速再生(スローモーショ
ン再生,スチル再生など)の場合、ガードバンドノイズ
の少ない再生信号が要求される。このため、変速再生時
においても、回転ヘッドが記録トラック上を正確に操作
追従するようなトラッキング制御が必要となる。これら
のトラッキング制御の手段として回転ヘッドを磁気テー
プに対して変位させるヘッドムービング機構がある。
タルオーディオテープレコーダ(DAT)などには、ヘ
リカルスキャン方式が採用されている。ヘリカルスキャ
ン方式とは、回転ヘッドドラムに磁気テープを斜めに巻
つけて走行させる方式である。この方式を採用した回転
ヘッドドラムでは、磁気テープの長手方向に対し傾斜す
るように、磁気テープ上に記録トラックが形成される。
この記録トラックを回転ヘッドで形成することにより、
信号が記録される。しかし、磁気テープ上に記録された
記録トラックは、テープ走行におけるテンションむらや
機械振動などにより、磁気テープの長手方向に対し一定
の傾斜を保持できず、曲がりを持った軌跡となる。この
ように、記録トラックの曲がりがあると、その曲がりが
大きな場合には、再生時に、部分的にトラックずれを生
じ、再生信号の低下をきたすおそれがある。このため、
再生時に回転ヘッドが記録トラック上を正確に操作追従
するようなトラッキング制御が必要となる。また、テー
プ走行速度が記録時と異なる変速再生(スローモーショ
ン再生,スチル再生など)の場合、ガードバンドノイズ
の少ない再生信号が要求される。このため、変速再生時
においても、回転ヘッドが記録トラック上を正確に操作
追従するようなトラッキング制御が必要となる。これら
のトラッキング制御の手段として回転ヘッドを磁気テー
プに対して変位させるヘッドムービング機構がある。
【0003】以下、従来例について説明する。図11
(a)は、従来のヘッドムービング機構を有する回転磁
気ヘッド移動装置の平面図,図11(b)は、図11
(a)のXI−XI線に沿う断面図である。これらの図
を参照して、回転磁気ヘッド移動装置300は、ヘッド
ムービング機構部220,回転ドラム230,固定ドラ
ム240,モータ部250,軸一体型ベアリング部26
0およびトランス部270から構成されている。まず、
固定ドラム240は円筒形状をなしている。この固定ド
ラム240の円筒面の中央には、軸挿入孔241が設け
られている。この軸挿入孔241には、軸一体型ベアリ
ング部260が挿入されている。
(a)は、従来のヘッドムービング機構を有する回転磁
気ヘッド移動装置の平面図,図11(b)は、図11
(a)のXI−XI線に沿う断面図である。これらの図
を参照して、回転磁気ヘッド移動装置300は、ヘッド
ムービング機構部220,回転ドラム230,固定ドラ
ム240,モータ部250,軸一体型ベアリング部26
0およびトランス部270から構成されている。まず、
固定ドラム240は円筒形状をなしている。この固定ド
ラム240の円筒面の中央には、軸挿入孔241が設け
られている。この軸挿入孔241には、軸一体型ベアリ
ング部260が挿入されている。
【0004】軸一体型ベアリング260は、軸261,
上下1対の外輪262,上下1対の球263,カラー2
64および予圧ばね265から構成されている。この筒
形状のカラー264が固定ドラム240の軸挿入孔の内
壁表面に接触するように嵌められている。このカラー2
64の上側と下側には、各々上下1対の外輪262が支
持されている。これらの外輪262の間には、予圧ばね
265が嵌め込まれている。外輪262の内壁表面に
は、複数個の球263が配されている。この球263に
よって、軸261が支持されている。この軸261は、
軸の中心線を回転軸として滑らかに回転可能である。固
定ドラム240の下側には、モータ部250が設置され
ている。
上下1対の外輪262,上下1対の球263,カラー2
64および予圧ばね265から構成されている。この筒
形状のカラー264が固定ドラム240の軸挿入孔の内
壁表面に接触するように嵌められている。このカラー2
64の上側と下側には、各々上下1対の外輪262が支
持されている。これらの外輪262の間には、予圧ばね
265が嵌め込まれている。外輪262の内壁表面に
は、複数個の球263が配されている。この球263に
よって、軸261が支持されている。この軸261は、
軸の中心線を回転軸として滑らかに回転可能である。固
定ドラム240の下側には、モータ部250が設置され
ている。
【0005】モータ部250は、モータステータ25
1,モータロータ252およびカラー253から構成さ
れている。円筒形状をなすモータステータ251は、固
定ドラム240の下側に固定されている。カラー253
は、固定ドラム240の円筒下面から突き出た軸261
の下端付近に固定されている。このカラー253の下側
にモータロータ252が取付固定されている。モータス
テータ251とモータロータ252は対面するように配
されている。
1,モータロータ252およびカラー253から構成さ
れている。円筒形状をなすモータステータ251は、固
定ドラム240の下側に固定されている。カラー253
は、固定ドラム240の円筒下面から突き出た軸261
の下端付近に固定されている。このカラー253の下側
にモータロータ252が取付固定されている。モータス
テータ251とモータロータ252は対面するように配
されている。
【0006】固定ドラム240の上側には、回転ドラム
230が配置されている。この回転ドラム230は、固
定ドラム240の円筒上面から突出た軸261に固定さ
れている。回転ドラム230は、円筒形状をなしてい
る。この回転ドラム230の固定ドラム240と対向す
る面には、この面と偏心した位置に円形の溝が形成され
ている。この溝に、ヘッドムービング機構部220が配
置されている。また、この溝の上側であって、回転ドラ
ム230の円筒上面には開口290が形成されている。
この開口290からは、ヘッドムービング機構部220
の一部が露出している。この開口290の上方には、所
定の距離を介して位置センサ213が設けられている。
回転ドラム230の円筒上面には、スリップリング23
1が取付固定されている。
230が配置されている。この回転ドラム230は、固
定ドラム240の円筒上面から突出た軸261に固定さ
れている。回転ドラム230は、円筒形状をなしてい
る。この回転ドラム230の固定ドラム240と対向す
る面には、この面と偏心した位置に円形の溝が形成され
ている。この溝に、ヘッドムービング機構部220が配
置されている。また、この溝の上側であって、回転ドラ
ム230の円筒上面には開口290が形成されている。
この開口290からは、ヘッドムービング機構部220
の一部が露出している。この開口290の上方には、所
定の距離を介して位置センサ213が設けられている。
回転ドラム230の円筒上面には、スリップリング23
1が取付固定されている。
【0007】トランス部270は環状をなすロータ側回
転トランス271とステータ側回転トランス272から
構成されている。ステータ側回転トランス272は、固
定ドラム240の円筒上面に形成された環状の溝に取付
けられている。ロータ側回転トランス271は、回転ド
ラム230の円筒下面に取付けられている。このロータ
側回転トランス271とステータ側回転トランス272
は、僅少な隙間を介して対向している。
転トランス271とステータ側回転トランス272から
構成されている。ステータ側回転トランス272は、固
定ドラム240の円筒上面に形成された環状の溝に取付
けられている。ロータ側回転トランス271は、回転ド
ラム230の円筒下面に取付けられている。このロータ
側回転トランス271とステータ側回転トランス272
は、僅少な隙間を介して対向している。
【0008】上記のように、回転磁気ヘッド移動装置3
00が構成されている。この回転磁気ヘッド移動装置3
00のスリップリング231に、支持部材281によっ
て支持されたブラシ282が接している。このブラシ2
82とスリップリング231は電気的に接続されてい
る。
00が構成されている。この回転磁気ヘッド移動装置3
00のスリップリング231に、支持部材281によっ
て支持されたブラシ282が接している。このブラシ2
82とスリップリング231は電気的に接続されてい
る。
【0009】次に、上記従来の回転磁気ヘッド移動装置
に取付けられたヘッドムービング機構の構成について説
明する。
に取付けられたヘッドムービング機構の構成について説
明する。
【0010】図12は、図11(b)のヘッドムービン
グ機構部を拡大して示す断面図である。図12を参照し
て、ヘッドムービング機構部220は、継鉄部,ヘッド
可動部および永久磁石よりなる。
グ機構部を拡大して示す断面図である。図12を参照し
て、ヘッドムービング機構部220は、継鉄部,ヘッド
可動部および永久磁石よりなる。
【0011】継鉄部は、天面環状継鉄206,底面環状
継鉄209および筒型継鉄210から構成されている。
円筒形状をなす筒型継鉄210の上端に、円形の天面環
状継鉄206が取付けられている。また、筒型継鉄21
0の下端には、底面環状継鉄209が取付けられてい
る。筒型継鉄210の円筒側面の下方には、切欠領域が
設けられている。天面環状継鉄206には、貫通孔が設
けられている。この貫通孔は、回転ドラム230に設け
られた開口290の下側部分に配置されている。このよ
うに、継鉄部は、内部が中空で、一部切欠領域を有する
円柱形状をなしている。この継鉄部内の中空部には、永
久磁石211とヘッド可動部が設けられている。また、
この継鉄部は、磁束を通す材料からなっている。このた
め、ヘッドムービング機構部220で生じる磁束は、継
鉄部で閉ループを形成している。
継鉄209および筒型継鉄210から構成されている。
円筒形状をなす筒型継鉄210の上端に、円形の天面環
状継鉄206が取付けられている。また、筒型継鉄21
0の下端には、底面環状継鉄209が取付けられてい
る。筒型継鉄210の円筒側面の下方には、切欠領域が
設けられている。天面環状継鉄206には、貫通孔が設
けられている。この貫通孔は、回転ドラム230に設け
られた開口290の下側部分に配置されている。このよ
うに、継鉄部は、内部が中空で、一部切欠領域を有する
円柱形状をなしている。この継鉄部内の中空部には、永
久磁石211とヘッド可動部が設けられている。また、
この継鉄部は、磁束を通す材料からなっている。このた
め、ヘッドムービング機構部220で生じる磁束は、継
鉄部で閉ループを形成している。
【0012】円柱形状の永久磁石211が、天面環状継
鉄206と底面環状継鉄209に各々1つずつ取付けら
れている。この2つの永久磁石211は、互いが所定の
間隔を介して対向している。
鉄206と底面環状継鉄209に各々1つずつ取付けら
れている。この2つの永久磁石211は、互いが所定の
間隔を介して対向している。
【0013】ヘッド可動部は、絶縁部材201,巻線2
02,上側支持ばね203,下側支持ばね204および
磁気ヘッド205から構成されている。まず上側支持ば
ね203と下側支持ばね204が、各々筒型継鉄210
の上側と下側に取付けられている。この上側支持ばねと
下側支持ばねは、矢印Pに沿う方向に変位可能である。
この下側支持ばね204には、磁気ヘッド205が取付
けられている。この磁気ヘッド205は、筒型継鉄21
0と回転ドラム230に設けられた切欠領域を介して、
回転ドラム230の円周表面に露出している。巻線20
2を巻つけた絶縁部材201は、その一方端部を上側支
持ばね203に,他方端部を下側支持ばね204にそれ
ぞれ取付けられている。この絶縁部材201内に、対向
する2つの永久磁石211が挿入された状態となってい
る。
02,上側支持ばね203,下側支持ばね204および
磁気ヘッド205から構成されている。まず上側支持ば
ね203と下側支持ばね204が、各々筒型継鉄210
の上側と下側に取付けられている。この上側支持ばねと
下側支持ばねは、矢印Pに沿う方向に変位可能である。
この下側支持ばね204には、磁気ヘッド205が取付
けられている。この磁気ヘッド205は、筒型継鉄21
0と回転ドラム230に設けられた切欠領域を介して、
回転ドラム230の円周表面に露出している。巻線20
2を巻つけた絶縁部材201は、その一方端部を上側支
持ばね203に,他方端部を下側支持ばね204にそれ
ぞれ取付けられている。この絶縁部材201内に、対向
する2つの永久磁石211が挿入された状態となってい
る。
【0014】上記のようにヘッドムービング機構部22
0は構成され、回転ドラム230に取付けられている。
0は構成され、回転ドラム230に取付けられている。
【0015】次に、上記ヘッドムービング機構を有する
従来の回転磁気ヘッド移動装置の動作について説明す
る。
従来の回転磁気ヘッド移動装置の動作について説明す
る。
【0016】図11,図12を参照して、まずモータ部
250が動作する。すなわち、モータステータ251に
対してモータロータ252が回転する。このモータロー
タの回転の駆動力は、軸261を介して、回転ドラム2
30に伝えられる。これによって、回転ドラム230が
回転する。この回転ドラム230の回転により、位置セ
ンサ213の下方を回転ドラム230の開口290が通
過する。この通過時に、上側支持ばね203の矢印Pに
沿う方向の位置が、位置センサ213により検出され
る。この検出により、制御電流がブラシ282,スリッ
プリング231を介して、巻線202に供給される。コ
イルに流れる電流と永久磁石の磁束により、巻線202
が巻かれた絶縁部材201は、矢印Pに沿ってどちらか
一方の方向に力を受ける。絶縁部材201を支持してい
る上側支持ばね203と下側支持ばね204は、矢印P
に沿う方向に変位可能であるため、絶縁部材201は力
を受ける方向へ移動する。この絶縁部材201の移動に
より、下側支持ばね204に取付固定された磁気ヘッド
205も矢印P方向に移動する。このようにして、磁気
ヘッド205は所望の位置へ移動可能となる。磁気ヘッ
ド205からの再生信号は、ロータ側回転トランス27
1,ステータ側回転トランス272を介して外部へ引出
される。また、磁気ヘッド205への記録信号は、ステ
ータ側回転トランス272,ロータ側回転トランス27
1を介して外部から磁気ヘッド205へ供給される。
250が動作する。すなわち、モータステータ251に
対してモータロータ252が回転する。このモータロー
タの回転の駆動力は、軸261を介して、回転ドラム2
30に伝えられる。これによって、回転ドラム230が
回転する。この回転ドラム230の回転により、位置セ
ンサ213の下方を回転ドラム230の開口290が通
過する。この通過時に、上側支持ばね203の矢印Pに
沿う方向の位置が、位置センサ213により検出され
る。この検出により、制御電流がブラシ282,スリッ
プリング231を介して、巻線202に供給される。コ
イルに流れる電流と永久磁石の磁束により、巻線202
が巻かれた絶縁部材201は、矢印Pに沿ってどちらか
一方の方向に力を受ける。絶縁部材201を支持してい
る上側支持ばね203と下側支持ばね204は、矢印P
に沿う方向に変位可能であるため、絶縁部材201は力
を受ける方向へ移動する。この絶縁部材201の移動に
より、下側支持ばね204に取付固定された磁気ヘッド
205も矢印P方向に移動する。このようにして、磁気
ヘッド205は所望の位置へ移動可能となる。磁気ヘッ
ド205からの再生信号は、ロータ側回転トランス27
1,ステータ側回転トランス272を介して外部へ引出
される。また、磁気ヘッド205への記録信号は、ステ
ータ側回転トランス272,ロータ側回転トランス27
1を介して外部から磁気ヘッド205へ供給される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の回
転磁気ヘッド移動装置では、ヘッドムービング機構部2
20が、回転ドラム230の円筒下面と偏心した位置に
配置されている。このため、ヘッドムービング機構のヘ
ッドの高さ位置検出は、1回転に一度しかなされない。
また、ヘッドの所定変位量を得るため、低剛性の支持ば
ねで、ヘッド可動部が支持されている。このため、記録
時においてヘッドとテープとの接触圧が変化することに
より、1回転の間にヘッド位置が変位してしまう。この
ヘッド位置の変位により、所定高さでの記録が困難とな
り、記録後のトラックパターンに大きな曲がりを生ずる
という問題点があった。さらに、回転ヘッド型磁気記録
再生装置の小型軽量化には、トラックピッチを縮小して
記録密度を向上させる方法がある。しかし、トラックピ
ッチを縮小したときに、ヘッドの高さ位置検出が1回転
に1度しかされないと、記録トラックの曲がりが大きい
と場合、再生時において記録トラックの追従が困難とな
る。この記録トラックの追従不能により、クロストーク
の増大,トラッキング外れ,再生出力の不安低下,互換
性悪化などを生じるという問題点があった。
転磁気ヘッド移動装置では、ヘッドムービング機構部2
20が、回転ドラム230の円筒下面と偏心した位置に
配置されている。このため、ヘッドムービング機構のヘ
ッドの高さ位置検出は、1回転に一度しかなされない。
また、ヘッドの所定変位量を得るため、低剛性の支持ば
ねで、ヘッド可動部が支持されている。このため、記録
時においてヘッドとテープとの接触圧が変化することに
より、1回転の間にヘッド位置が変位してしまう。この
ヘッド位置の変位により、所定高さでの記録が困難とな
り、記録後のトラックパターンに大きな曲がりを生ずる
という問題点があった。さらに、回転ヘッド型磁気記録
再生装置の小型軽量化には、トラックピッチを縮小して
記録密度を向上させる方法がある。しかし、トラックピ
ッチを縮小したときに、ヘッドの高さ位置検出が1回転
に1度しかされないと、記録トラックの曲がりが大きい
と場合、再生時において記録トラックの追従が困難とな
る。この記録トラックの追従不能により、クロストーク
の増大,トラッキング外れ,再生出力の不安低下,互換
性悪化などを生じるという問題点があった。
【0018】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、磁気ヘッドがテープに接している
間、常にヘッドの高さ位置を検出できる回転磁気ヘッド
移動装置を提供することを目的とする。
めになされたもので、磁気ヘッドがテープに接している
間、常にヘッドの高さ位置を検出できる回転磁気ヘッド
移動装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の回転磁気ヘッド
移動装置は、回転軸を中心に回転可能な回転ドラムと、
前記回転ドラムの内部に保持された磁気ヘッド移動手段
とを備えた回転磁気ヘッド移動装置において、前記磁気
ヘッド移動手段は、前記回転ドラムの円周方向に沿って
配されることで、前記回転軸の周囲を連続的に取囲み、
かつ磁気ヘッドが取付けられた支持体と、前記支持体を
前記回転ドラムの前記回転軸方向に沿って移動させる支
持体移動手段とを含み、さらに、前記回転ドラムの外部
に保持され、前記支持体の回転軸方向の変位を検出する
ための位置センサを設けるとともに、前記位置センサに
対して前記支持体の一部表面を露出させるように、前記
磁気ヘッド移動手段には前記回転軸の周囲を連続的に取
囲む貫通孔を設けて構成している。
移動装置は、回転軸を中心に回転可能な回転ドラムと、
前記回転ドラムの内部に保持された磁気ヘッド移動手段
とを備えた回転磁気ヘッド移動装置において、前記磁気
ヘッド移動手段は、前記回転ドラムの円周方向に沿って
配されることで、前記回転軸の周囲を連続的に取囲み、
かつ磁気ヘッドが取付けられた支持体と、前記支持体を
前記回転ドラムの前記回転軸方向に沿って移動させる支
持体移動手段とを含み、さらに、前記回転ドラムの外部
に保持され、前記支持体の回転軸方向の変位を検出する
ための位置センサを設けるとともに、前記位置センサに
対して前記支持体の一部表面を露出させるように、前記
磁気ヘッド移動手段には前記回転軸の周囲を連続的に取
囲む貫通孔を設けて構成している。
【0020】
【作用】本発明においては、磁気ヘッドを支持する支持
体は、回転ドラムの円周方向に沿って配されることで回
転軸の周囲を連続的に取囲んでいる。このため、位置セ
ンサが回転ドラムと別体に設けられていても、回転ドラ
ムの回転中は、常に位置センサの検出位置に支持体が位
置することになる。これにより、回転ドラムの回転中、
常に支持体の高さ位置を位置センサにより検出すること
ができ、この支持体の高さ位置から磁気ヘッドの高さ位
置を検出することが可能となる。
体は、回転ドラムの円周方向に沿って配されることで回
転軸の周囲を連続的に取囲んでいる。このため、位置セ
ンサが回転ドラムと別体に設けられていても、回転ドラ
ムの回転中は、常に位置センサの検出位置に支持体が位
置することになる。これにより、回転ドラムの回転中、
常に支持体の高さ位置を位置センサにより検出すること
ができ、この支持体の高さ位置から磁気ヘッドの高さ位
置を検出することが可能となる。
【0021】これにより、記録時の磁気ヘッドの移動量
が、常時、検出される。この検出により、磁気ヘッドの
高さを常時、修正可能となり、磁気ヘッドは所定高さに
保たれる。したがって、記録後のトラックパターンに大
きな曲がりは生じない。
が、常時、検出される。この検出により、磁気ヘッドの
高さを常時、修正可能となり、磁気ヘッドは所定高さに
保たれる。したがって、記録後のトラックパターンに大
きな曲がりは生じない。
【0022】また、小型軽量化に伴うトラックピッチの
縮小時に、記録トラックに大きな曲がりが生じても、磁
気ヘッドの位置が、常時、検出されているため、再生時
において記録トラックの追従が可能となる。よって、ク
ロストークの増大,トラッキング外れ,再生出力の不安
定化,交換性悪化などが防止できる。したがって、装置
の小型軽量化を図ることができる。
縮小時に、記録トラックに大きな曲がりが生じても、磁
気ヘッドの位置が、常時、検出されているため、再生時
において記録トラックの追従が可能となる。よって、ク
ロストークの増大,トラッキング外れ,再生出力の不安
定化,交換性悪化などが防止できる。したがって、装置
の小型軽量化を図ることができる。
【0023】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例によるヘッド
ムービング機構を有する回転磁気ヘッド移動装置の概略
構成を示す断面図である。図1を参照して、回転磁気ヘ
ッド移動装置100は、ヘッドムービング機構部20,
回転ドラム30,固定ドラム40,モータ部50,軸一
体型ベアリング部60およびトランス部70から構成さ
れている。まず、固定ドラム40は円筒形状をなす。こ
の固定ドラム40の円筒面中央には、軸挿入孔41が設
けられている。また、固定ドラム40の円筒上面であ
り、軸挿入孔41と離れた位置には、凹部が設けられて
いる。この凹部には、位置センサ13が取付けられてい
る。軸挿入孔41には、軸一体型ベアリング部60が挿
入されている。
ムービング機構を有する回転磁気ヘッド移動装置の概略
構成を示す断面図である。図1を参照して、回転磁気ヘ
ッド移動装置100は、ヘッドムービング機構部20,
回転ドラム30,固定ドラム40,モータ部50,軸一
体型ベアリング部60およびトランス部70から構成さ
れている。まず、固定ドラム40は円筒形状をなす。こ
の固定ドラム40の円筒面中央には、軸挿入孔41が設
けられている。また、固定ドラム40の円筒上面であ
り、軸挿入孔41と離れた位置には、凹部が設けられて
いる。この凹部には、位置センサ13が取付けられてい
る。軸挿入孔41には、軸一体型ベアリング部60が挿
入されている。
【0024】軸一体型ベアリング部60は、軸61,上
下1対の外輪62,上下1対の球63,カラー64およ
び予圧ばね65から構成されている。この構成は従来例
と同様のため、その説明は省略する。固定ドラム40の
下側には、モータ部50が設置されている。
下1対の外輪62,上下1対の球63,カラー64およ
び予圧ばね65から構成されている。この構成は従来例
と同様のため、その説明は省略する。固定ドラム40の
下側には、モータ部50が設置されている。
【0025】モータ部50は、モータステータ51,モ
ータロータ52およびカラー53から構成されている。
この構成は従来例と同様なためその説明は省略する。
ータロータ52およびカラー53から構成されている。
この構成は従来例と同様なためその説明は省略する。
【0026】固定ドラム40の上側には、回転ドラム3
0が設置されている。この回転ドラム30は、固定ドラ
ム40の円筒上面から突出た軸61に固定されている。
この回転ドラム30は円筒形状をなしている。回転ドラ
ム30の固定ドラム40と対向する面には、環状の溝が
形成されている。環状の溝は、この溝が形成される面と
同じ中心を有する。この環状の溝には、ヘッドムービン
グ機構部20が取付けられている。回転ドラム30の円
筒上面には、トランス部70が配置されている。
0が設置されている。この回転ドラム30は、固定ドラ
ム40の円筒上面から突出た軸61に固定されている。
この回転ドラム30は円筒形状をなしている。回転ドラ
ム30の固定ドラム40と対向する面には、環状の溝が
形成されている。環状の溝は、この溝が形成される面と
同じ中心を有する。この環状の溝には、ヘッドムービン
グ機構部20が取付けられている。回転ドラム30の円
筒上面には、トランス部70が配置されている。
【0027】トランス部70は、ロータ側回転トランス
71とステータ側回転トランス72から構成されてい
る。環状のロータ側回転トランス71は、回転ドラム3
0の円筒上面に取付け固定されている。このロータ側回
転トランス71と僅少な隙間を介して、環状のステータ
側回転トランス72がロータ側回転トランス71と対向
している。このステータ側回転トランス72は、支持ア
ーム73に固定されている。この環状のロータ側回転ト
ランス71とステータ側回転トランス72に、スリップ
リング31が挿入され、回転ドラム30の円筒上面に取
付固定されている。
71とステータ側回転トランス72から構成されてい
る。環状のロータ側回転トランス71は、回転ドラム3
0の円筒上面に取付け固定されている。このロータ側回
転トランス71と僅少な隙間を介して、環状のステータ
側回転トランス72がロータ側回転トランス71と対向
している。このステータ側回転トランス72は、支持ア
ーム73に固定されている。この環状のロータ側回転ト
ランス71とステータ側回転トランス72に、スリップ
リング31が挿入され、回転ドラム30の円筒上面に取
付固定されている。
【0028】上記のように、回転磁気ヘッド移動装置1
00は構成されている。この回転磁気ヘッド移動装置1
00のスリップリング31には、支持部材81に支持さ
れたブラシ82が接触している。このスリップリング3
1とブラシ82は電気的に接続されている。
00は構成されている。この回転磁気ヘッド移動装置1
00のスリップリング31には、支持部材81に支持さ
れたブラシ82が接触している。このスリップリング3
1とブラシ82は電気的に接続されている。
【0029】次に、第1の実施例によるヘッドムービン
グ機構の構成について説明する。図2は、本発明の第1
の実施例によるヘッドムービング機構の概略構成を示す
断面図である。図2を参照して、まず、ヘッドムービン
グ機構部20は、回転ドラム30の円筒下面に形成され
た環状の溝に設置されている。このヘッドムービング機
構部20は、継鉄部,永久磁石およびヘッド可動部から
構成されている。まず、継鉄部は、天面環状継鉄6,上
側環状継鉄7,下側環状継鉄8,内側底面環状継鉄9
a,外側底面環状継鉄9b,内側筒型継鉄10aおよび
外側筒型継鉄10bから構成されている。まず円筒形状
をなす外側筒型継鉄10bの上側端部には、環状の上側
環状継鉄7が固定されている。また、外側筒型継鉄10
bの下側端部には、一部切欠領域を有する下側環状継鉄
8が固定されている。この外側筒型継鉄10bの内側に
は、外側筒型継鉄10bより径の小さい円筒形状の内側
筒型継鉄10aが配置されている。この内側筒型継鉄1
0aと外側筒型継鉄10bの上側端部には、中央に穴を
有する円板形状の天面環状継鉄6が固定されている。ま
た、内側筒型継鉄10aの下側端部には、内側底面環状
継鉄9aが固定されている。外側筒型継鉄10bの下側
端部には、外側底面環状継鉄9bが固定されている。内
側底面環状継鉄9aと外側底面環状継鉄9bの間には、
環状スリット12が設けられている。このように、継鉄
部は一部切欠領域を有し、肉厚部が中空の円筒形状を構
成している。この継鉄部の中空領域には、永久磁石11
とヘッド可動部が設置されている。また、この継鉄部
は、磁束を通す材料からなっている。このため、ヘッド
ムービング機構部20で生じる磁束は、継鉄部で閉ルー
プを形成している。
グ機構の構成について説明する。図2は、本発明の第1
の実施例によるヘッドムービング機構の概略構成を示す
断面図である。図2を参照して、まず、ヘッドムービン
グ機構部20は、回転ドラム30の円筒下面に形成され
た環状の溝に設置されている。このヘッドムービング機
構部20は、継鉄部,永久磁石およびヘッド可動部から
構成されている。まず、継鉄部は、天面環状継鉄6,上
側環状継鉄7,下側環状継鉄8,内側底面環状継鉄9
a,外側底面環状継鉄9b,内側筒型継鉄10aおよび
外側筒型継鉄10bから構成されている。まず円筒形状
をなす外側筒型継鉄10bの上側端部には、環状の上側
環状継鉄7が固定されている。また、外側筒型継鉄10
bの下側端部には、一部切欠領域を有する下側環状継鉄
8が固定されている。この外側筒型継鉄10bの内側に
は、外側筒型継鉄10bより径の小さい円筒形状の内側
筒型継鉄10aが配置されている。この内側筒型継鉄1
0aと外側筒型継鉄10bの上側端部には、中央に穴を
有する円板形状の天面環状継鉄6が固定されている。ま
た、内側筒型継鉄10aの下側端部には、内側底面環状
継鉄9aが固定されている。外側筒型継鉄10bの下側
端部には、外側底面環状継鉄9bが固定されている。内
側底面環状継鉄9aと外側底面環状継鉄9bの間には、
環状スリット12が設けられている。このように、継鉄
部は一部切欠領域を有し、肉厚部が中空の円筒形状を構
成している。この継鉄部の中空領域には、永久磁石11
とヘッド可動部が設置されている。また、この継鉄部
は、磁束を通す材料からなっている。このため、ヘッド
ムービング機構部20で生じる磁束は、継鉄部で閉ルー
プを形成している。
【0030】環状の永久磁石11は、外側筒型継鉄10
bの内壁中央部に固定されている。この永久磁石11
は、半径方向に着磁されている。
bの内壁中央部に固定されている。この永久磁石11
は、半径方向に着磁されている。
【0031】ヘッド可動部は、絶縁部材1,巻線2,上
側支持ばね3,下側支持ばね4および磁気ヘッド5から
構成されている。平面形状をなす上側支持ばね3は、上
側環状継鉄7と内側筒型継鉄10bにより、その端部が
支持されている。また、平面形状をなす下側支持ばね4
は、下側環状継鉄8と外側筒型継鉄10bにより、その
端部が支持されている。巻線2を巻つけられた環形状の
絶縁部材1は、上端部を上側支持ばね3に、下端部を下
側支持ばね4にそれぞれ固定されている。下側支持ばね
4には、磁気ヘッド5が取付固定されている。磁気ヘッ
ド5は、継鉄部と回転ドラム30に設けられた切欠領域
を介して、回転ドラム30の円周表面に露出している。
側支持ばね3,下側支持ばね4および磁気ヘッド5から
構成されている。平面形状をなす上側支持ばね3は、上
側環状継鉄7と内側筒型継鉄10bにより、その端部が
支持されている。また、平面形状をなす下側支持ばね4
は、下側環状継鉄8と外側筒型継鉄10bにより、その
端部が支持されている。巻線2を巻つけられた環形状の
絶縁部材1は、上端部を上側支持ばね3に、下端部を下
側支持ばね4にそれぞれ固定されている。下側支持ばね
4には、磁気ヘッド5が取付固定されている。磁気ヘッ
ド5は、継鉄部と回転ドラム30に設けられた切欠領域
を介して、回転ドラム30の円周表面に露出している。
【0032】上記のように、本発明の第1の実施例によ
るヘッドムービング機構は構成されている。
るヘッドムービング機構は構成されている。
【0033】次に、上記のヘッドムービング機構を位置
センサ13方向から見た構成について説明する。
センサ13方向から見た構成について説明する。
【0034】図3(a)は、本発明の第1の実施例によ
るヘッドムービング機構部の拡大断面図,図3(b)
は、図3(a)の矢印N方向から見た平面図である。こ
れらの図を参照して、内側底面環状継鉄9aと外側底面
環状継鉄9bの間には、環状スリット12が設けられて
いる。この環状スリット12の下方には、位置センサが
設置されている。この位置センサは、矢印Mに沿って、
下側支持ばね4のL方向に沿う位置を検出する。下側支
持ばね4の位置は、磁気ヘッド5の位置に対応してい
る。このように、スリット12を環状にしたため、回転
ヘッドが矢印O方向へ回転しても位置センサの上方に
は、常に、環状スリット12がある。このため、磁気ヘ
ッド5の位置が、位置センサにより、常時検出可能であ
る。この環状スリット12の幅Hは、漏洩磁束を少なく
するため極力小さい方がよい。
るヘッドムービング機構部の拡大断面図,図3(b)
は、図3(a)の矢印N方向から見た平面図である。こ
れらの図を参照して、内側底面環状継鉄9aと外側底面
環状継鉄9bの間には、環状スリット12が設けられて
いる。この環状スリット12の下方には、位置センサが
設置されている。この位置センサは、矢印Mに沿って、
下側支持ばね4のL方向に沿う位置を検出する。下側支
持ばね4の位置は、磁気ヘッド5の位置に対応してい
る。このように、スリット12を環状にしたため、回転
ヘッドが矢印O方向へ回転しても位置センサの上方に
は、常に、環状スリット12がある。このため、磁気ヘ
ッド5の位置が、位置センサにより、常時検出可能であ
る。この環状スリット12の幅Hは、漏洩磁束を少なく
するため極力小さい方がよい。
【0035】次に、上記のヘッドムービング機構とこの
ヘッドムービング機構を備えた回転磁気ヘッド移動装置
の組立について以下に説明する。
ヘッドムービング機構を備えた回転磁気ヘッド移動装置
の組立について以下に説明する。
【0036】図4は、本発明の第1の実施例によるヘッ
ドムービング機構の組立を概略的に示す斜視図である。
図4を参照して、磁気ヘッド5を取付けられた下側支持
ばね4は、巻線2が施された筒型の絶縁部材1の下端部
に固定される。一方、外側筒型継鉄10bの内壁中央部
に、永久磁石11が固定される。この外側筒型継鉄10
bに、磁気ヘッド5などを取付けた絶縁部材1がz軸
(−)方向より挿入される。この際、下側支持ばね4の
円周端部が外側筒型継鉄10bに固定される。また、絶
縁部材1の内側に、内側筒型継鉄10aが挿入される。
さらに、z軸(−)方向より、下側環状継鉄8が、外側
筒型継鉄10bの下端部と下側支持ばね4の円周端部に
固定される。上側支持ばね3がz軸(+)方向より、絶
縁部材1の上端部と外側筒型継鉄10bの上端部に固定
される。また、上側環状継鉄7がz軸(+)方向より、
外側筒型継鉄10bの上端部と上側支持ばね3の円周端
部に固定される。なお、下側環状継鉄8と外側筒型継鉄
10bの一部には、切欠が設けられており(図示せ
ず)、磁気ヘッド5のz軸方向の移動が妨げられないよ
うになっている。次に、天面環状継鉄6が、z軸(+)
方向より、上側環状継鉄7に固定される。内側底面環状
継鉄9aが、z軸(−)方向より、内側筒型継鉄10a
の下側端部に固定される。外側底面環状継鉄9bは、z
軸(−)方向より、下側底面環状継鉄8に固定される。
ドムービング機構の組立を概略的に示す斜視図である。
図4を参照して、磁気ヘッド5を取付けられた下側支持
ばね4は、巻線2が施された筒型の絶縁部材1の下端部
に固定される。一方、外側筒型継鉄10bの内壁中央部
に、永久磁石11が固定される。この外側筒型継鉄10
bに、磁気ヘッド5などを取付けた絶縁部材1がz軸
(−)方向より挿入される。この際、下側支持ばね4の
円周端部が外側筒型継鉄10bに固定される。また、絶
縁部材1の内側に、内側筒型継鉄10aが挿入される。
さらに、z軸(−)方向より、下側環状継鉄8が、外側
筒型継鉄10bの下端部と下側支持ばね4の円周端部に
固定される。上側支持ばね3がz軸(+)方向より、絶
縁部材1の上端部と外側筒型継鉄10bの上端部に固定
される。また、上側環状継鉄7がz軸(+)方向より、
外側筒型継鉄10bの上端部と上側支持ばね3の円周端
部に固定される。なお、下側環状継鉄8と外側筒型継鉄
10bの一部には、切欠が設けられており(図示せ
ず)、磁気ヘッド5のz軸方向の移動が妨げられないよ
うになっている。次に、天面環状継鉄6が、z軸(+)
方向より、上側環状継鉄7に固定される。内側底面環状
継鉄9aが、z軸(−)方向より、内側筒型継鉄10a
の下側端部に固定される。外側底面環状継鉄9bは、z
軸(−)方向より、下側底面環状継鉄8に固定される。
【0037】上記のように、本発明の第1の実施例によ
るヘッドムービング機構が組立てられる。
るヘッドムービング機構が組立てられる。
【0038】次に、図5は、本発明の第1の実施例によ
るヘッドムービング機構を有する回転磁気ヘッド移動装
置の組立を概略的に示す断面図である。図5を参照し
て、回転ドラム30に、軸一体型ベアリング部60が焼
きばめされる。回転ドラム30の円筒上面に、ロータ側
回転トランス71とスリップリング31が取付け固定さ
れる。図4に示すように組立てられたヘッドムービング
機構部20が、回転ドラム30の円筒下面に設けられた
環状の溝内に組込まれる。この際、回転ドラム30とヘ
ッドムービング機構部20の巻線端末の線処理が施され
る。位置センサ13が、固定ドラム40の円筒上面に設
けられた凹部に取付けられる。この固定ドラム40に軸
一体型ベアリング部60が挿入される。固定ドラム40
の円筒下面に設けられた凸部にモータステータ51が取
付固定される。固定ドラム40の円筒下面から突出た軸
一体型ベアリング部の軸61の下端部に、カラー53が
取付けられる。カラー53が取付けられた後、モータロ
ータ52がモータステータ51と対向するように、カラ
ー53に取付け固定される。
るヘッドムービング機構を有する回転磁気ヘッド移動装
置の組立を概略的に示す断面図である。図5を参照し
て、回転ドラム30に、軸一体型ベアリング部60が焼
きばめされる。回転ドラム30の円筒上面に、ロータ側
回転トランス71とスリップリング31が取付け固定さ
れる。図4に示すように組立てられたヘッドムービング
機構部20が、回転ドラム30の円筒下面に設けられた
環状の溝内に組込まれる。この際、回転ドラム30とヘ
ッドムービング機構部20の巻線端末の線処理が施され
る。位置センサ13が、固定ドラム40の円筒上面に設
けられた凹部に取付けられる。この固定ドラム40に軸
一体型ベアリング部60が挿入される。固定ドラム40
の円筒下面に設けられた凸部にモータステータ51が取
付固定される。固定ドラム40の円筒下面から突出た軸
一体型ベアリング部の軸61の下端部に、カラー53が
取付けられる。カラー53が取付けられた後、モータロ
ータ52がモータステータ51と対向するように、カラ
ー53に取付け固定される。
【0039】上記のように、本発明の第1の実施例によ
るヘッドムービング機構を有する回転磁気ヘッド移動装
置が組立てられる。
るヘッドムービング機構を有する回転磁気ヘッド移動装
置が組立てられる。
【0040】次に、本発明の第1の実施例によるヘッド
ムービング機構を有する回転磁気ヘッド移動装置の動作
について以下に説明する。
ムービング機構を有する回転磁気ヘッド移動装置の動作
について以下に説明する。
【0041】図1,図2を参照して、まず、モータ部5
0のモータロータ52が回転する。このモータロータ5
2の回転の駆動力は、滑らかに軸61を回転させる軸一
体型ベアリング部60によって、回転ドラム30に伝え
られる。これにより、回転ドラム30が回転する。回転
ドラム30が回転している間、常時、下側支持ばね4の
位置が環状スリット12を介して、位置センサ13によ
って検出される。この検出により、制御電流が、ブラシ
82,スリップリング31を介して、巻線2に供給され
る。巻線2に電流が供給されると、永久磁石の磁束の影
響で、絶縁部材1は、矢印Lに沿う方向へ移動する。こ
の際、上側支持ばね3と下側支持ばね4が同方向へ変位
する。この絶縁部材1の移動により、磁気ヘッド5が矢
印Lに沿う方向へ移動する。このようにして、磁気ヘッ
ド5は所望の位置へ移動可能となる。磁気ヘッド5から
の再生信号は、ロータ側回転トランス71,ステータ側
回転トランス72を介して外部へ引出される。また、磁
気ヘッド5への記録信号は、ステータ側回転トランス7
2,ロータ側回転トランス71を介して外部からヘッド
へ供給される。
0のモータロータ52が回転する。このモータロータ5
2の回転の駆動力は、滑らかに軸61を回転させる軸一
体型ベアリング部60によって、回転ドラム30に伝え
られる。これにより、回転ドラム30が回転する。回転
ドラム30が回転している間、常時、下側支持ばね4の
位置が環状スリット12を介して、位置センサ13によ
って検出される。この検出により、制御電流が、ブラシ
82,スリップリング31を介して、巻線2に供給され
る。巻線2に電流が供給されると、永久磁石の磁束の影
響で、絶縁部材1は、矢印Lに沿う方向へ移動する。こ
の際、上側支持ばね3と下側支持ばね4が同方向へ変位
する。この絶縁部材1の移動により、磁気ヘッド5が矢
印Lに沿う方向へ移動する。このようにして、磁気ヘッ
ド5は所望の位置へ移動可能となる。磁気ヘッド5から
の再生信号は、ロータ側回転トランス71,ステータ側
回転トランス72を介して外部へ引出される。また、磁
気ヘッド5への記録信号は、ステータ側回転トランス7
2,ロータ側回転トランス71を介して外部からヘッド
へ供給される。
【0042】次に、位置センサによって検出された信号
の処理工程を図6を用いて説明する。
の処理工程を図6を用いて説明する。
【0043】図6を参照して、位置センサ601によっ
て検出された信号は、センサ出力602として、アンプ
603へ信号線を介して送られる。このアンプ603に
よって、検出信号は増幅され、比較器604に入力され
る。比較器604では、この入力信号を基準信号発生器
605で発生される基準信号と比較し、誤差電圧をヘッ
ドムービング機構制御回路606に出力する。ここで、
基準信号発生器605で発生される基準信号とは、磁気
ヘッドの所定高さに対応するように調節された信号のこ
とである。このヘッドムービング機構制御回路606
は、入力された誤差電圧に応じて、ヘッドムービング機
構に供給する電流量を調整する。このように調整された
制御電流607は、ヘッドムービング機構608に供給
される。ヘッドムービング機構608に制御電流607
が供給されることにより、前述したように磁気ヘッドは
移動する。
て検出された信号は、センサ出力602として、アンプ
603へ信号線を介して送られる。このアンプ603に
よって、検出信号は増幅され、比較器604に入力され
る。比較器604では、この入力信号を基準信号発生器
605で発生される基準信号と比較し、誤差電圧をヘッ
ドムービング機構制御回路606に出力する。ここで、
基準信号発生器605で発生される基準信号とは、磁気
ヘッドの所定高さに対応するように調節された信号のこ
とである。このヘッドムービング機構制御回路606
は、入力された誤差電圧に応じて、ヘッドムービング機
構に供給する電流量を調整する。このように調整された
制御電流607は、ヘッドムービング機構608に供給
される。ヘッドムービング機構608に制御電流607
が供給されることにより、前述したように磁気ヘッドは
移動する。
【0044】上記のように本発明の第1の実施例による
回転磁気ヘッド移動装置の信号処理が施される。
回転磁気ヘッド移動装置の信号処理が施される。
【0045】なお、本発明の第1の実施例による回転磁
気ヘッド移動装置では、ヘッドムービング機構の底面環
状継鉄を内側9a,外側9bの2つに分割した構成とし
たが、図7に示す構成でもよい。すなわち、図7を参照
して、可動部の高さ位置検出スリット12aは、底面環
状継鉄9cに環状に、かつ間欠的に設けられていてもよ
い。この構成の場合、底面環状継鉄9cは、2つに分割
される必要はない。
気ヘッド移動装置では、ヘッドムービング機構の底面環
状継鉄を内側9a,外側9bの2つに分割した構成とし
たが、図7に示す構成でもよい。すなわち、図7を参照
して、可動部の高さ位置検出スリット12aは、底面環
状継鉄9cに環状に、かつ間欠的に設けられていてもよ
い。この構成の場合、底面環状継鉄9cは、2つに分割
される必要はない。
【0046】次に、底面環状継鉄9cを用いた場合の位
置センサ検出信号処理について、その一例を説明する。
置センサ検出信号処理について、その一例を説明する。
【0047】図9は、位置センサ検出信号の処理方法を
示す図である。図9を参照し、位置検出スリット12a
は、図7に示されるように、間欠的に配されているた
め、位置センサから出力されるセンサ出力Aは間欠的に
なる。この間欠信号を連続した高さ位置検出信号とする
ため、まず、センサ出力Aの有効信号部Ibが、ゲート
パルスBの振幅領域Iaに相当する部分のみ取出され
る。このゲートパルスBの振幅領域Iaは、センサ出力
Aの有効信号部Ibよりも小さくなるように設定されて
いる。このゲートパルスBの振幅領域Iaとセンサ出力
Aの有効信号部Ibとの位相は、ゲートパルスBの立上
がり位置EdとPG信号の立下がり位置Epg(もしく
は立上がり位置)の時間間隔Tを調整することにより正
確に合わせられる。ここで、PG信号とは、回転ドラム
の所望位置に設けられた磁石が、固定ドラムに設けられ
たセンサ上を通過するときに得られるパルス状のセンサ
出力信号である。次に、ゲートパルスBにより取出され
たセンサ出力Aの信号は、不連続であるため、信号の取
出されていない領域Iの電圧を、サンプルホールド回路
により直前の電圧で置換える。以上の信号処理により、
連続する検出信号Dが得られる。
示す図である。図9を参照し、位置検出スリット12a
は、図7に示されるように、間欠的に配されているた
め、位置センサから出力されるセンサ出力Aは間欠的に
なる。この間欠信号を連続した高さ位置検出信号とする
ため、まず、センサ出力Aの有効信号部Ibが、ゲート
パルスBの振幅領域Iaに相当する部分のみ取出され
る。このゲートパルスBの振幅領域Iaは、センサ出力
Aの有効信号部Ibよりも小さくなるように設定されて
いる。このゲートパルスBの振幅領域Iaとセンサ出力
Aの有効信号部Ibとの位相は、ゲートパルスBの立上
がり位置EdとPG信号の立下がり位置Epg(もしく
は立上がり位置)の時間間隔Tを調整することにより正
確に合わせられる。ここで、PG信号とは、回転ドラム
の所望位置に設けられた磁石が、固定ドラムに設けられ
たセンサ上を通過するときに得られるパルス状のセンサ
出力信号である。次に、ゲートパルスBにより取出され
たセンサ出力Aの信号は、不連続であるため、信号の取
出されていない領域Iの電圧を、サンプルホールド回路
により直前の電圧で置換える。以上の信号処理により、
連続する検出信号Dが得られる。
【0048】また、底面環状継鉄の構成は図8に示す構
成でもよい。図8を参照して、可動部の高さ位置検出ス
リット12bは、回転ヘッドによる記録が行なわれてい
ないときは高さ位置を検出する必要がないので、底面環
状継鉄9dに円弧状に設けられていてもよい。この構成
の場合においても、底面環状継鉄9dは2つに分割され
る必要はない。
成でもよい。図8を参照して、可動部の高さ位置検出ス
リット12bは、回転ヘッドによる記録が行なわれてい
ないときは高さ位置を検出する必要がないので、底面環
状継鉄9dに円弧状に設けられていてもよい。この構成
の場合においても、底面環状継鉄9dは2つに分割され
る必要はない。
【0049】図10(a)は、本発明の第2の実施例に
よるヘッドムービング機構を有する回転磁気ヘッド移動
装置の平面図,図10(b)は図10(a)のX−X線
に沿う断面図である。これらの図を参照して、回転磁気
ヘッド移動装置200は、ヘッドムービング機構部12
0,回転ドラム130,固定ドラム140,モータ部1
50,軸一体型ベアリング部160およびトランス部1
70から構成されている。この回転磁気ヘッド移動装置
200においては、トランス部170が固定ドラム14
0の円筒上面に形成された環状の溝部に配置されてい
る。また、ヘッドムービング機構部120は、回転ドラ
ム130の円筒上面に形成された環状の溝部に設置され
ている。ヘッドムービング機構部120は、回転ドラム
130の円筒上面側に取付けられている。このため、磁
気ヘッドを所定の位置に調整するため、下側支持ばね1
04と磁気ヘッド105の間に取付部材114が設置さ
れている。また、環状スリット112は、ヘッドムービ
ング機構部120の天面環状継鉄106に設けられてい
る。この環状スリット112の上方には、位置センサ1
13が設けられている。この他の構成については、第1
の実施例とほぼ同様なのでその説明は省略する。
よるヘッドムービング機構を有する回転磁気ヘッド移動
装置の平面図,図10(b)は図10(a)のX−X線
に沿う断面図である。これらの図を参照して、回転磁気
ヘッド移動装置200は、ヘッドムービング機構部12
0,回転ドラム130,固定ドラム140,モータ部1
50,軸一体型ベアリング部160およびトランス部1
70から構成されている。この回転磁気ヘッド移動装置
200においては、トランス部170が固定ドラム14
0の円筒上面に形成された環状の溝部に配置されてい
る。また、ヘッドムービング機構部120は、回転ドラ
ム130の円筒上面に形成された環状の溝部に設置され
ている。ヘッドムービング機構部120は、回転ドラム
130の円筒上面側に取付けられている。このため、磁
気ヘッドを所定の位置に調整するため、下側支持ばね1
04と磁気ヘッド105の間に取付部材114が設置さ
れている。また、環状スリット112は、ヘッドムービ
ング機構部120の天面環状継鉄106に設けられてい
る。この環状スリット112の上方には、位置センサ1
13が設けられている。この他の構成については、第1
の実施例とほぼ同様なのでその説明は省略する。
【0050】上記のように本発明の第2の実施例による
回転磁気ヘッド移動装置においては、位置センサ113
を回転ヘッドドラム120の上方に設けることにより、
磁気ヘッド105の位置を上方から測定するような構成
となっている。
回転磁気ヘッド移動装置においては、位置センサ113
を回転ヘッドドラム120の上方に設けることにより、
磁気ヘッド105の位置を上方から測定するような構成
となっている。
【0051】
【発明の効果】本発明の回転磁気ヘッド移動装置は、上
記のように構成しているため、回転ドラムが回転してい
る間、常に、支持体の回転軸方向の位置を検出できる。
したがって、記録時のトラックパターン形成時において
は、トラックパターンに大きな曲がりが生じない。ま
た、再生時においては、記録トラックに大きな曲がりが
生じていても、磁気ヘッドは記録トラックを追従可能と
なる。さらに、位置センサを回転ドラムの外部に設けて
いるので、位置センサへの電源供給が簡単であり、セン
サ検出信号におけるノイズの発生を防止することができ
る。また、回転ドラムの重量の増加、動バランスの悪化
を招来することがないため、回転ドラムの振動,騒音の
発生、回転ドラムの回転精度の悪化などを防止すること
が可能である。
記のように構成しているため、回転ドラムが回転してい
る間、常に、支持体の回転軸方向の位置を検出できる。
したがって、記録時のトラックパターン形成時において
は、トラックパターンに大きな曲がりが生じない。ま
た、再生時においては、記録トラックに大きな曲がりが
生じていても、磁気ヘッドは記録トラックを追従可能と
なる。さらに、位置センサを回転ドラムの外部に設けて
いるので、位置センサへの電源供給が簡単であり、セン
サ検出信号におけるノイズの発生を防止することができ
る。また、回転ドラムの重量の増加、動バランスの悪化
を招来することがないため、回転ドラムの振動,騒音の
発生、回転ドラムの回転精度の悪化などを防止すること
が可能である。
【図1】本発明の第1の実施例による回転磁気ヘッド移
動装置の概略構成を示す断面図である。
動装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例によるヘッドムービング
機構を概略的に示す断面図である。
機構を概略的に示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例によるヘッドムービング
機構下部の拡大断面図(a),図3(a)の矢印N方向
から見た底面環状継鉄の平面図(b)である。
機構下部の拡大断面図(a),図3(a)の矢印N方向
から見た底面環状継鉄の平面図(b)である。
【図4】本発明の第1の実施例によるヘッドムービング
機構の組立を概略的に示す斜視図である。
機構の組立を概略的に示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施例によるヘッドムービング
機構を有する回転磁気ヘッド移動装置の組立を概略的に
示す断面図である。
機構を有する回転磁気ヘッド移動装置の組立を概略的に
示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例によるヘッド位置信号の
処理工程を示す図である。
処理工程を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例による回転磁気ヘッド移
動装置の第2の底面環状継鉄の構造を示す平面図であ
る。
動装置の第2の底面環状継鉄の構造を示す平面図であ
る。
【図8】本発明の第1の実施例による回転磁気ヘッド移
動装置の第3の底面環状継鉄の構成を示す平面図であ
る。
動装置の第3の底面環状継鉄の構成を示す平面図であ
る。
【図9】本発明の第1の実施例による回転磁気ヘッド移
動装置の第2の底面環状継鉄におけるヘッド位置信号の
処理を示す図である。
動装置の第2の底面環状継鉄におけるヘッド位置信号の
処理を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例による回転磁気ヘッド
移動装置の平面図(a),図10(a)のX−X線に沿
う断面図(b)である。
移動装置の平面図(a),図10(a)のX−X線に沿
う断面図(b)である。
【図11】従来の回転磁気ヘッド移動装置の平面図
(a),図11(a)のXI−XI線に沿う断面図
(b)である。
(a),図11(a)のXI−XI線に沿う断面図
(b)である。
【図12】従来のヘッドムービング機構の概略構成を示
す断面図である。
す断面図である。
2 巻線 3 上側支持ばね 4 下側支持ばね 5 磁気ヘッド 11 永久磁石 12 環状スリット 13 位置センサ 20 ヘッドムービング機構部 30 回転ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−122010(JP,A) 特開 昭61−246911(JP,A) 特開 昭60−111316(JP,A) 特開 昭59−207420(JP,A) 特開 平3−173913(JP,A) 特開 平2−230508(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/588
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸を中心に回転可能な回転ドラム
と、 前記回転ドラムの内部に保持された磁気ヘッド移動手段
とを備えた回転磁気ヘッド移動装置において、 前記磁気ヘッド移動手段は、 前記回転ドラムの円周方向に沿って配されることで、前
記回転軸の周囲を連続的に取囲み、かつ磁気ヘッドが取
付けられた支持体と、 前記支持体を前記回転ドラムの前記回転軸方向に沿って
移動させる支持体移動手段とを含み、さらに、前記回転ドラムの外部に保持され、前記支持体の回転軸
方向の変位を検出するための位置センサを設けるととも
に、 前記位置センサに対して前記支持体の一部表面を露出さ
せるように、前記磁気ヘッド移動手段には前記回転軸の
周囲を連続的に取囲む貫通孔を設けたことを特徴とする
回転磁気ヘッド移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3297271A JP2774718B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 回転磁気ヘッド移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3297271A JP2774718B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 回転磁気ヘッド移動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05135339A JPH05135339A (ja) | 1993-06-01 |
JP2774718B2 true JP2774718B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=17844363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3297271A Expired - Lifetime JP2774718B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 回転磁気ヘッド移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2774718B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6568091B1 (en) * | 2000-02-23 | 2003-05-27 | General Electric Company | Rotor component displacement measurement system |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2647519B2 (ja) * | 1989-12-01 | 1997-08-27 | 三菱電機株式会社 | 磁気ヘッドの位置調整装置 |
-
1991
- 1991-11-13 JP JP3297271A patent/JP2774718B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05135339A (ja) | 1993-06-01 |
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