JPH0138086Y2 - - Google Patents

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JPH0138086Y2
JPH0138086Y2 JP1984096456U JP9645684U JPH0138086Y2 JP H0138086 Y2 JPH0138086 Y2 JP H0138086Y2 JP 1984096456 U JP1984096456 U JP 1984096456U JP 9645684 U JP9645684 U JP 9645684U JP H0138086 Y2 JPH0138086 Y2 JP H0138086Y2
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guide rod
screw shaft
machine frame
gutter cover
gutter
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JP1984096456U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主として清掃時等において道路脇の溝
等に嵌着されるコンクリート製の溝蓋を吊上げる
ための簡易吊上げ機に関するものである。
〔従来技術〕
各種下水回収用の溝のうちでも、とりわけ道路
脇等に設けられている側溝は、往来する車輌等か
ら路面上にばらまかれた土や砂等が雨水と共に流
れ込むため土砂や汚泥の堆積が激しく、一年に何
度となく清掃作業をくり返し行う必要がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、これら道路脇の側溝は、一般に自動
車の脱輪事故等を防止すべく、コンクリート製の
頑丈な溝蓋で閉鎖されており、またこれら側蓋を
閉鎖している溝蓋は、悪戯による取外しや、下水
の水圧で自然に外れるのを防止すべく、相当な重
量(通常は1個30〜100Kg程度)に設計されてい
るため、溝内部の土砂や汚泥回収作業よりむしろ
溝蓋の取り外し、取りつけ作業の方が主要な作業
となつている。
そのため、従来、このようなコンクリート製の
溝蓋を取り外し、取り付けする場合には、溝蓋の
隣り合う部分に設けられた孔に金具を挿入して手
で引き上げたり、溝の上に丸太等で脚を組み、こ
れにチエーンブロツクを引掛けて溝蓋を吊上げる
等の作業を行つていたが、これらの作業は通常の
場合、一人で行うには相当の力を必要とし、また
腰部にかかる負担も大きく作業能率も極めて低い
外、危険を伴なうなどの問題があつた。
本考案はかかる従来の溝蓋取り外し、取りつけ
作業の問題点に着目し、一人でも溝蓋の取り外
し、取りつけが簡易に行える吊上げ機を提供すべ
くなされたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の溝蓋開閉作業の問題点を解決するための
本考案の構成は、所要の間隔を隔てて互いに平行
に立設され、下部に車輪を設けた一対の脚部上端
間にわたり梁部を亘設してなる機枠と、該機枠の
梁部中央に穿設された螺子孔に螺入され、上端に
操作レバーを有するネジ軸と、該ネジ軸の下端に
水平方向に配設され、その中央部分が回転可能に
支承されたガイドロツドと、該ガイドロツドの両
端に摺動可能に挿通支持され、該ガイドロツドに
設けた位置決め手段により摺動方向所要位置に固
定される2本のアーム部材と、各アーム部材の端
部に長さ調整可能な吊下部材により吊設され、下
端に溝蓋を抱持するL字状金具を有するフツク部
材とを具え構成せしめた点にある。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を添付図面にもとづいて詳
細に説明する。
第1図は本考案溝蓋吊上げ機の斜視図、第2図
は同吊上げ機の正面図、第3図は第2図における
−線矢視断面図である。
これらの図において、1は本考案溝蓋吊上げ機
の本体をなす機枠であつて、該機枠1は、道路脇
等に設けられた溝2の両脇に設置可能な幅を有し
て配設された台車3,3′の上面に逆V字形の鋼
材4,4′を溶接等の手段により立設した一対の
脚部5,5′上端間に水平な断面矩形の梁6を亘
設し、一体に固着した構成を有するもので、前記
梁6の中央には、垂直な螺子孔7が形成されてい
ると共に、前記脚部5,5′下端の台車3,3′に
は、各々複数の車輪8,8…が取付けられてい
る。
9は、前記機枠1の螺子孔7に対し垂直に螺入
されたネジ軸であつて、該ネジ軸9は、その外周
に前記螺子孔7に螺合する四角ネジが螺刻されて
おり、上端に形成したボス部10に水平に穿設し
た孔11に操作レバー12が挿通されている。
13は、前記ネジ軸9に挿通され、該ネジ軸9
下端の抜け止め部9aにより回転可能に支承され
た角筒状のガイドロツドであつて、該ガイドロツ
ド13は、その内部空洞に角柱状の2本のアーム
部材14,14′を夫々長手方向に摺動可能に挿
通支持していると共に、上面において、各アーム
部材14,14′の外面を押圧固定するための複
数の止めボルト15,15…を螺着している。
16,16′は、前記アーム部材14,14′の
端部に設けられた一対のフツク部材であつて、該
フツク部材16,16′は、夫々、前記アーム部
材14,14′の下面に突設した吊下片17,1
7′に連結された吊下部材18,18′と該吊下部
材18,18′の下端に連結されたL字形の金具
19,19′とから構成されていて、該L字形金
具19,19′の下端屈曲部20,20′がコンク
リート製溝蓋21の下面を抱持するようになつて
いると共に、前記吊下部材18,18′を構成す
る環は随時着脱して個数を変更し、前記金具1
9,19′の高さを変更し得るようになつている。
なお、前記L字形金具19,19′の表面には、
通常コンクリート製溝蓋21のスリツプを防止す
るため多数の突条が形成されている。また、前記
ガイドロツド13は、第4図に示す如く前記アー
ム部材14,14′を押し縮めて収納したときの
全長lが、前記機枠1の脚部5,5′間の幅Lよ
り短くなるよう設定されていて格納し易くする配
慮がなされている。
本考案の溝蓋吊上げ機は叙上の構成を有するも
のであるが、次にこれを用いて溝蓋の取外し、取
りつけ作業を行う場合について順を追つて説明す
ると、先ず、溝2に嵌着されているコンクリート
製溝蓋21を吊上げる場合には、機枠1をその脚
部5,5′の台車3,3′が溝2と平行になるよう
に設置し、操作レバー12を回転させてネジ軸9
を所要の高さまで下降させ、L字状金具19,1
9′を約90度ねじつて溝蓋21の側面に形成され
た凹部21aに挿入した後、各L字形金具19,
19′の下端屈曲部20,20′が対向するように
ねじれを戻し、該屈曲部20,20′を溝蓋21
の下面に接触させる。
次に、この状態で、前記操作レバー12を逆方
向に操作しネジ軸9を上昇方向に回転させると、
該ネジ軸9の下端によつて支承されたガイドロツ
ド13が水平を保ちながら上昇し、該ガイドロツ
ド13によつて支持されたアーム部材14,1
4′およびフツク部材16,16′が一体に上昇す
るため、該フツク部材16,16′で保持された
コンクリート製溝蓋21が溝2から鉛直上方に引
き上げられる。その後、溝蓋21が溝2から完全
に取外された時点で、機枠1を溝蓋21を吊下げ
たまま溝2と平行に押すと、該機枠1は車輪8の
作用により溝2に沿つて軽快に移動し、溝蓋21
を溝2の清掃の邪魔にならない位置まで移動させ
ることが出来る。
また、溝2内の清掃が終了したときは、機枠1
を元の位置まで移動させ、操作レバー12を回動
操作しネジ軸9を下降させると、フツク部材1
6,16′により保持されたコンクリート製溝蓋
21は、これと共に下降し、溝2の上部に嵌着さ
れるため、金具19,19′の屈曲部20,2
0′に力が加わらなくなつた時点で各金具19,
19′を約90度捻り溝蓋21の凹部21aから抜
き去ればよい。
なお、溝蓋21の大きさに応じてフツク部材1
6,16′の間隔を変更する場合は、ガイドロツ
ド13上面の止めネジ15をゆるめ、アーム部材
14,14′を所定長さまで引き出した後、再び
止めネジ15を締め付けて固定すればよい。
また、溝蓋吊上げ機を格納又は連搬する際に
は、第4図に示す如くネジ軸9を下限位置まで下
げ、ガイドロツド13を梁6と平行にし、フツク
部材16,16′を折り畳めば、使用時より遥か
にコンパクトに収納することが出来る。
〔考案の効果〕
以上述べた如く、本考案の溝蓋吊上げ機は、溝
に跨設される機枠により下端に溝蓋を抱持するフ
ツク部材を備えたネジ軸を垂直に支持し、該ネジ
軸の回転によつて溝蓋を鉛直方向に昇降し得るよ
うにしたものであるから、立つて操作ハンドルを
持ちネジ軸を回転させるだけで、わずかの力で相
当な重量のコンクリート製溝蓋を吊上げることが
出来、清掃作業を安全かつ能率的に行うことが出
来るというすぐれた効果を発揮する。
しかも、本考案によれば、溝蓋の大きさに応じ
てアーム部材を伸縮し両端のフツク部材の間隔を
任意に調整することができ、また、ガイドロツク
を梁と平行にしてフツク部材を折りたたむことに
より格納、運搬時に好適なコンパクト化が可能で
あるため極めて適用範囲が広く、一般道路の側溝
等の下水蓋をはじめ、水田用の潅漑水路の溝蓋や
マンホールの蓋等の開閉にも利用することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案溝蓋吊上げ機の一実施例を示す
斜視図、第2図は同吊上げ機の正面図、第3図は
第2図における−線矢視断面図、第4図は本
考案溝蓋吊上げ機の格納状態を示す正面図であ
る。 1……機枠、5,5′……脚部、6……梁、7
……螺子孔、8……車輪、9……ネジ軸、12…
…操作レバー、13……ガイドロツド、14,1
4′……アーム部材、15……位置決め手段(止
めねじ)、16,16′……フツク部材、18,1
8′……吊下部材、19,19′……金具、21…
…溝蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所要の間隔を隔てて互いに平行に立設され、下
    部に車輪を設けた一対の脚部上端間にわたり梁部
    を亘設してなる機枠と、該機枠の梁部中央に穿設
    された螺子孔に螺入され、上端に操作レバーを有
    するネジ軸と、該ネジ軸の下端に水平方向に配設
    され、その中央部分が回転可能に支承されたガイ
    ドロツドと、該ガイドロツドの両端に摺動可能に
    挿通支持され、該ガイドロツドに設けた位置決め
    手段により摺動方向所要位置に固定される2本の
    アーム部材と、各アーム部材の端部に長さ調整可
    能な吊下部材により吊設され、下端に溝蓋を抱持
    するL字状金具を有するフツク部材とを具え構成
    されたことを特徴とする溝蓋吊上げ機。
JP9645684U 1984-06-26 1984-06-26 溝蓋吊上げ機 Granted JPS6111698U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9645684U JPS6111698U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 溝蓋吊上げ機

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JP9645684U JPS6111698U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 溝蓋吊上げ機

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Publication Number Publication Date
JPS6111698U JPS6111698U (ja) 1986-01-23
JPH0138086Y2 true JPH0138086Y2 (ja) 1989-11-15

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ID=30655935

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JP9645684U Granted JPS6111698U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 溝蓋吊上げ機

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JPS6111698U (ja) 1986-01-23

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