JPH0137502B2 - - Google Patents

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JPH0137502B2
JPH0137502B2 JP786485A JP786485A JPH0137502B2 JP H0137502 B2 JPH0137502 B2 JP H0137502B2 JP 786485 A JP786485 A JP 786485A JP 786485 A JP786485 A JP 786485A JP H0137502 B2 JPH0137502 B2 JP H0137502B2
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JP
Japan
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weft
warp
threads
upper hook
bent part
Prior art date
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Expired
Application number
JP786485A
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English (en)
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JPS61167069A (ja
Inventor
Masakuni Hayashi
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、刺網などの漁網の結節方法に関す
る。
<従来の技術> 一般に、刺網などの漁網の網地の結節方法とし
ては、1重又は2重の蛙又結節方法が主に使用さ
れている。このような結節方法において、合成繊
維のモノフイラメントのような糸を網糸とする場
合には、目ずれが発生して網目が広がり等を生じ
て変形し、網全体として歪んだり、又は絡まりを
生じたりして使用上において不都合があるばかり
でなく、漁獲高の低下の原因ともなつている。
このため結節方法の研究は種々行われており、
多くの製網技術が開発されている。例えば、特開
昭52−112581号には、目締の安定した結節を形成
するとともに、仕立方向において細長く小さく形
成できて目ずれが生じないようにするため等の目
的で、巻鉤に縦糸を掛け、巻鉤を少なくとも半回
転させて横糸を縦糸の掛け方向とは別の方向から
掛け、巻鉤を反転させて先に掛けた縦糸を巻鉤か
ら外すことにより横糸に絡め、次いで前とは反対
の方向から巻鉤に縦糸を掛け、巻鉤を一回転させ
てから縦糸を引き出して横糸をくぐらせる方法が
提案されている。
<発明が解決しようとする問題点> この結節方法では、縦糸と横糸が最後まで巻鉤
に掛かつていることになるが、一般に横糸は舟型
に掛かつていて縦糸で締めているので、上記のよ
うに縦糸と横糸が掛かつている状態では目締りが
悪くなるという問題点がある。
<問題点を解決するための手段> この発明は、以上のような問題点のない漁網の
結節方法を提供することを目的とするもので、上
鉤の屈曲部に縦糸と横糸を対称状に当接係合させ
たのち、縦糸を前記上鉤に引掛けるように引下げ
るとともに、横糸を縦糸と同じ側に同様に引下げ
て屈曲部より外して縦糸に絡ませ、次に上鉤を半
回転させてから縦糸を前記屈曲部に当接させ、上
鉤を逆方向に半回転させたのち縦糸を引下げて屈
曲部へ引掛け、続いて上鉤を上記と逆方向に一回
転させて屈曲部に縦糸による二重のループを形成
させ、このループ内に縦糸により横糸を引込んで
締付けることにより結節を完了するようにしたも
のである。
<作 用> 上記の結節方法により、縦糸のみが上鉤の屈曲
部に2回引掛けられて二重のループが形成され、
これに対し横糸は上鉤に引掛けられていない構成
の結節が形成される。
<実施例> 次にこの発明の結節方法を図示の実施例の場合
について説明する。
1は先端側に屈曲部2を形成した上鉤で、図示
されない編網装置のほぼ中央に位置して設けら
れ、該上鉤1はその軸線を中心に正逆回転可能と
されるとともに傾動可能な構成とされている。前
記編網装置の上部には縦糸3を巻付け保持するボ
ビンが支持されており、また、編網装置の中央部
付近には舟型が設けてあつて、横糸4を巻付け保
持するボビンが収納してある。そしてボビンから
引出された縦糸3は編網装置に設けられる糸振り
5に係合され、糸振り5の作動により縦糸3は上
下、左右、前後に所定のパターンで振られるよう
になつている。また、舟型のボビンから引出され
た横糸4は、編網装置に設けられる挙上板6と係
合され、挙上板6の作動により横糸4は所定のタ
イミングで上下動され、これらの縦糸3、横糸4
は図示されない櫛板に案内されている。
次に第1〜13図の編網工程図に従つて編網方
法を説明する。
まず、上鉤1の屈曲部2を挙上板6側とした状
態の第2図において、挙上板6を上昇させて横糸
4を屈曲部2側方に持ち上げ、次に、第3図に示
すように上鉤1をその軸線上方からみて時計回り
方向、つまり横糸側の方向に半回転させ、横糸4
を屈曲部2の一側面に当接係合させる。そして第
4図に示すように糸振り5を上昇させて縦糸3を
横糸4とは反対側の屈曲部2側方に持ち上げ、そ
の後、第5図のように上鉤1を前記とは逆方向に
半回転させると、縦糸3は横糸4と対称状とされ
て屈曲部2に係合される。次に、糸振り5、挙上
板6を下げて縦糸3を引下げるとともに横糸4を
屈曲部2に関して縦糸3と同じ側へ引下げて、該
横糸4を屈曲部2に引掛けることなく縦糸3に絡
ませると、第6図に示すように、屈曲部2には縦
糸3のみが引掛けられてループ状となり、この縦
糸3の首部に横糸4が絡まつた状態となる。この
状態で上鉤1を再び最初の回転と同方向に半回転
させて、縦糸3への横糸4の絡まりを充分とした
のち(第7図)、糸振り5を再び上昇させて第8
図に示すように、縦糸3を屈曲部2の側方に位置
させ、続いて上鉤1を前記と逆方向に半回転させ
(第9図)、次に糸振り5を下げて縦糸3を引下
げ、第10図のように屈曲部2に引掛ける。更
に、上鉤1を最初の回転と同方向に一回転させる
と、第11図に示すように、縦糸3は屈曲部2に
二回引掛けられて二重のループが形成され、これ
に対し横糸4は屈曲部2より外されたままで、縦
糸3に絡んで下方に位置している。
次に、図示されない下鉤の先端に縦糸3を引掛
け、第12図にあるように縦糸3を前記ループ内
を通して輪状に引出し、該輪状部に横糸4をくぐ
らす。続いて下鍵を外して第13図に示すように
縦糸3の輪状部を左方へ引出し、横糸4をループ
内を通して引込んで屈折させることにより、横糸
4の二重のループを形成させるとともに縦糸3の
二重のループと互いに絡ませながら締めつけ、そ
の後、上鉤1を所定の方向に傾けて屈曲部2を前
記結節部より抜き取ることにより、結節の一工程
が終了し、第15図に示す結節7が完成し、下方
へ張力を受けて一ストローク送られる。
以後、上鉤1はその傾動位置より戻されて最初
の状態に復帰し、また、上鉤1に後続の縦糸3、
横糸4が所定の対応位置とされる。
<発明の効果> 以上の説明より明らかなように、この発明によ
れば、結節時に上鉤の屈曲部には縦糸による二重
のループのみが形成されて横糸は引掛けられてお
らず、したがつて、有効に締めつけが行われて良
好な目締りが得られ、しかも、縦糸、横糸は共に
二つのループを有効に絡めた構成とされて強固な
結節が得られ、目ずれが生せず且糸足もひねりが
なくて自然の状態で四方へ引出され目反りがなく
優れた漁網が製作可能となり、また、この種結節
方式としては比較的結節部が小さく従つて魚の眼
にはうつり難く漁獲高が増加して好都合である。
【図面の簡単な説明】
第1〜13図はこの発明の結節工程説明図、第
14図はこの発明による結節のゆるめた状端の拡
大正面図、第15図は締めた状態の拡大正面図で
ある。 1……上鉤、2……屈曲部、3……縦糸、4…
…横糸、7……結節。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 横糸を上鉤の屈曲部側方に持ち上げたのち該
    上鉤を該横糸側の方向に半回転させて前記屈曲部
    に横糸を係合させ、次に縦糸を横糸とは反対側の
    上鉤の屈曲部側方に持ち上げてから前記上鉤を上
    記とは逆方向に半回転させて縦糸を屈曲部に横糸
    と対称状に係合させ、前記縦糸を引下げて屈曲部
    に引掛けるとともに横糸を縦糸と同じ側に引下げ
    ることにより屈曲部に引掛けることなく縦糸に絡
    ませ、次いで上鉤を最初の回転と同方向に半回転
    させてから縦糸を再び屈曲部側方に持ち上げ、上
    鉤を再び逆方向に半回転させたのち縦糸を引下げ
    て屈曲部に引掛け、更に上鉤を最初の回転と同方
    向に一回転させて屈曲部に縦糸の2重のループを
    形成させ、前記ループ内に縦糸を輪状に引出して
    横糸をくぐらせたのち縦糸により横糸を引込んで
    締めつけることを特徴とする漁網の結節方法。
JP786485A 1985-01-19 1985-01-19 漁網の結節方法 Granted JPS61167069A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP786485A JPS61167069A (ja) 1985-01-19 1985-01-19 漁網の結節方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP786485A JPS61167069A (ja) 1985-01-19 1985-01-19 漁網の結節方法

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Publication Number Publication Date
JPS61167069A JPS61167069A (ja) 1986-07-28
JPH0137502B2 true JPH0137502B2 (ja) 1989-08-08

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ID=11677512

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JP786485A Granted JPS61167069A (ja) 1985-01-19 1985-01-19 漁網の結節方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4964972B2 (ja) * 2010-01-29 2012-07-04 桃井製網株式会社 漁網及びその製造方法

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JPS61167069A (ja) 1986-07-28

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