JPH0137279Y2 - - Google Patents

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JPH0137279Y2
JPH0137279Y2 JP2544182U JP2544182U JPH0137279Y2 JP H0137279 Y2 JPH0137279 Y2 JP H0137279Y2 JP 2544182 U JP2544182 U JP 2544182U JP 2544182 U JP2544182 U JP 2544182U JP H0137279 Y2 JPH0137279 Y2 JP H0137279Y2
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JP
Japan
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inner bag
powder
vacuum
time
bag
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JP2544182U
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JPS58127289U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は冷蔵庫等に使用する真空断熱材に関す
るものである。
従来の技術 従来より冷蔵庫に真空断熱材を採用することが
提案されており、出願人においてもこの真空断熱
材を用いるべく検討してきた。
従来、真空断熱材は、例えば特開昭51−8085号
公報に示されているように、粉砕パーライト等の
粉末を水分1%以下に乾燥し、紙又は布等ででき
た中袋にあらかじめ粉末を充填し、その開口端面
を接着剤、テープなどで接着し、粉末がもれない
ようにして、金属−プラスチツクのラミネート袋
に入れた後、真空包装機にて、真空脱気及び金属
−プラスチツクのラミネート袋の開口端面を熱溶
着して真空断熱材を作つていた。
考案が解決しようとする問題点 ところが、紙又は布等でできた中袋を用いた場
合は、形状が不安定な中袋の開口端面を接着する
作業に時間がかかり、その間に乾燥した粉末が吸
湿し真空包装機にて減圧を達成する時間が長くな
るという問題があつた。また、真空包装機にて真
空脱気する際には、中袋の接着剤の溶剤が蒸発
し、減圧を達成する時間を長引かせる原因にな
る。さらに、接着剤中の溶剤は、金属−プラスチ
ツクのラミネート袋の開口端面を熱を加えて溶着
して完全に封止した後も蒸発し続け、真空断熱材
の真空度を低下させ、断熱性能を劣化させるとい
う問題があつた。
本考案は上記問題点に鑑み、中袋の開口部の封
止を速やかにし、減圧を達成する時間を短縮し、
さらに断熱性能を長期にわたつて保ち続けるよう
にするものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための本考案の技術的な
手段は上記中袋の材料に熱を加えて開口部を溶着
封止する事が可能な通気性のあるポリエチレン不
織布のようなプラスチツクス不織布又はプラスチ
ツクスとパルプの混抄不織布を用いるものであ
る。
作 用 この技術的手段による作用は次のようになる。
すなわち、中袋を熱溶着ができ、かつ通気性を
有する材質より構成するため、中袋は真空脱気中
に粉末が飛散するのを防ぐフイルターとして働
き、真空脱気操作が容易となる。また、中袋は熱
溶着により封止されるので、テープ又は接着材か
ら発生するガスにより真空度を低下させることが
なく安定した品質を得るとともに、中袋を熱溶着
することによりテープ又は接着にかかる時間が短
かく作業性が向上する。また、時間が短かくなる
ことにより粉末2の吸湿時間が短かくなるため真
空引きの時間が短かくなる。
実施例 以下本考案の真空断熱材の一実施例を図面を参
考に説明する。
図において、1は真空断熱材である。2は粉砕
パーライト等の粉末で、ポリエチレン不織布のよ
うなプラスチツクス不織布やプラスチツクスとパ
ルプの混抄不織布等の通気性及び熱溶着性をもつ
た材質からなる中袋3に充填されている。そし
て、この中袋3は周囲端部4を熱溶着するもので
ある。
5は金属−プラスチツクのラミネート袋で、前
記中袋3を収容して真空引きした後に周囲端部6
に熱を加えて溶着する。前記真空断熱材1は前記
粉末2、中袋3、ラミネート袋5より形成される
ものである。
上記構成のように、中袋3を熱溶着ができ、か
つ通気性を有する材質より構成するため、中袋3
は真空脱気中に粉末2が飛散するのを防ぐフイル
ターとして働き、真空脱気操作が容易となる。ま
た、従来のように、テープ又は接着材から発生す
るガスにより真空度を低下させることがなく安定
した品質を得るとともに、中袋を熱溶着すること
によりテープ又は接着にかかる時間が短かく作業
性が向上する。また時間が短かくなることにより
粉末2の吸湿時間が短かくなるため真空引きの時
間が短かくなるという利点が生じる。
考案の効果 以上のように本考案の真空断熱材は、粉砕パー
ライト等の粉末を収容して周囲端部を熱溶着によ
り封止された通気性の中袋と、前記中袋を収容し
た内部を真空にされて封止された非通気性の容器
とを備え、前記中袋をプラスチツクス不織布また
は、プラスチツクスとパルプの混抄不織布で構成
したことにより以下のような効果が得られるもの
である。
すなわち、中袋の封止に必要な時間が短かくな
り、その結果、粉末の吸湿時間を短かくできるの
で、真空引き時の時間短縮が図れ、また真空引き
時に粉末が飛散することなく真空脱気操作が容易
に行なえる。しかも、経年変化で中袋よりガスが
発生しないので長期間にわたつて断熱性能が低下
しないものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例における真空断熱材
の断面図である。 1……真空断熱材、2……粉末、3……中袋、
5……ラミネート袋(容器)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粉砕パーライト等の粉末と、内部に前記粉末を
    収容して周囲端部を熱溶着により封止された通気
    性の中袋と、前記中袋を収容し内部を真空にされ
    開口部を熱溶着によつて封止された非通気性の容
    器とを備え、前記中袋をプラスチツクス不織布ま
    たは、プラスチツクスとパルプの混抄不織布で構
    成した真空断熱材。
JP2544182U 1982-02-23 1982-02-23 真空断熱材 Granted JPS58127289U (ja)

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JPS58127289U JPS58127289U (ja) 1983-08-29
JPH0137279Y2 true JPH0137279Y2 (ja) 1989-11-10

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JPH0820031B2 (ja) * 1985-02-20 1996-03-04 松下冷機株式会社 減圧断熱板
JP2610250B2 (ja) * 1986-03-13 1997-05-14 株式会社東芝 断熱板及びその検査方法
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US20210354421A1 (en) * 2020-05-13 2021-11-18 Whirlpool Corporation Stiffening structure for an appliance

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