JPH0137162Y2 - - Google Patents

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JPH0137162Y2
JPH0137162Y2 JP1984183073U JP18307384U JPH0137162Y2 JP H0137162 Y2 JPH0137162 Y2 JP H0137162Y2 JP 1984183073 U JP1984183073 U JP 1984183073U JP 18307384 U JP18307384 U JP 18307384U JP H0137162 Y2 JPH0137162 Y2 JP H0137162Y2
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JP
Japan
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temperature
throttle valve
engine
cam
valve
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JP1984183073U
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  • Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、フアストアイドルカム機構を備え
たオートチヨーク式気化器に関するものである。
(従来技術) 内燃機関のオートチヨーク式気化器において、
低温始動時には、潤滑油の粘度が大きく摩擦低抗
が大きいので、フアストアイドル機構を設けるこ
とにより絞り弁の開度を通常のアイドル開度より
大きくしたフアストアイドル開度に保ち、機関の
回転を安定させるとともに、暖機の促進を図つて
いる。更に、機関の暖機完了後には、フアストア
イドル機構に連結された解除機構により、絞り弁
の開度を通常のアイドル開度に戻し、機関の回転
数を下げ、エンジンの騒音防止、燃費向上等を図
つている。
一方、チヨーク弁においては、機関の始動性を
考慮し、セツト温度は20℃〜30℃にセツトされて
おり、従つて、上記セツト温度以下であれば機関
のクランキング時は常にチヨーク弁は全閉とな
り、濃空燃比の混合気を供給するようになつてい
る。しかし、チヨーク弁を閉じている時の混合気
の過濃による排気ガス中の未燃焼成分の増加およ
び触媒コンバーターの過熱を防止するために、チ
ヨーク弁を強制的に開くチヨークオープナー機構
が設けられており、チヨーク弁を開くことにより
生じる空燃比の変動により機関の回転に支障が生
じない暖機完了後にチヨークオープナー機構を作
動させている。
これらの構造を組合せたものが、例えば特公昭
55−20063号公報に示されているように、所定の
機関温度以上でチヨーク弁をほぼ全開位置に維持
するチヨークオープナー機構を作動させると同時
に、フアストアイドルカムを解除位置に維持する
解除機構も作動させる構造が提案されている。
しかしながら、比較的外気温度の高い(20℃前
後以上)時には、低温時とは違い燃料の気化の状
態も良く、機関の完爆後は特に濃空燃比の混合気
は要求されない。また、この気温では、潤滑油粘
度が小さく摩擦抵抗も小さくなり、必ずしも絞り
弁をフアストアイドル開度に保持しておく必要も
ない。従つて、上記構造においては、この比較的
外気温度の高い時にも、機関の温度が所定温度に
なりチヨークオープナー機構が作動し、フアスト
アイドルカムが解除されるまで、濃空燃比の混合
気が供給され続け、しかも高回転で機関が運転さ
れることになる。これらにより、機関の騒音の増
大、燃費の悪化、排気ガス中の未燃焼成分の増加
の恐れがあり、上記従来の問題を効果的に解消し
たものとはいえない。
(考案の目的) この発明は上記従来の問題点を解消するために
なされたもので、特に比較的外気温が高い始動時
には、機関の暖機状態とは無関係にフアストアイ
ドルカム機構を解除して絞り弁を通常のアイドル
開度にすると共に、チヨーク弁を開くことによ
り、機関の騒音を防ぎ、燃費を向上させ、更に排
気ガス中の未燃焼成分の増加を抑制する内燃機関
のオートチヨーク式気化器を提供することを目的
としている。
(考案の構成) 上記的を達成するため、内燃機関の冷間始動時
に気化器上流の吸気通路を絞るチヨーク弁と、該
チヨーク弁に対してリンク機構を介して接続され
上記冷間始動時に絞り弁を所定開度開くフアスト
アイドルカムと、機関温度が第1の設定温度以上
であるか否かを検出する第1温度検出手段と、外
気温度が上記第1の設定温度より低い第2設定温
度検出手段と、上記2つの温度検出手段のうち少
なくとも一方が対応する設定温度以上であるとき
に上記チヨーク弁を開くと共に上記フアストアイ
ドルカムの絞り弁開作動を解除して絞り弁を通常
のアイドル開度にする解除手段とを設けたことを
特徴としている。
(実施例) 以下、この考案を図面にしたがつて説明する。
第1図は、この考案の一実施例を示している。
1は内燃機関に気化器であり、吸気通路2を介
して機関に混合気を供給するよう構成されてい
る。気化器1の空気入口にあるチヨーク弁3は軸
4に回動可能に軸着されている。この軸4にはチ
ヨークレバー5が固定されており、チヨークレバ
ー5の端部にはバイメタル6の一端が係合してお
り、チヨーク弁3がバイメタルにより外気温度に
応じた開度となるように構成されている。このバ
イメタル6は電熱コイル等により加熱され、その
変形によりチヨーク弁3を時計方向へ回動させ
る。またチヨーク弁3はチヨークレバー5及びリ
ンク7を介してフアストアイドルカム8に連結さ
れており、上記フアストアイドルカム8は軸9に
より気化器1本体に回動可能に支持されている。
また、チヨーク弁3の下流には絞り弁10が絞
り弁軸11により気化器1に対して回動可能に支
持されている。この絞り弁軸11には、絞り弁レ
バー12が固定されており、絞り弁レバー12は
上記フアストアイドルカム8のカム段部8a〜8
dの1つ、この場合カム段部8aに係合して絞り
弁10の開度を規制している。
そして、軸9には回動可能のカム13が設けら
れており、上記カム13の端部13aがフアスト
アイドルカム8と係合している。上記カム13は
リンク14を介してアクチユエーター15に接続
されている。さらにアクチユエーター15のケー
ス16とダイアフラム17とで区画される負圧室
18が通路19を介して吸気通路7の絞り弁10
より下流部分に開口している。上記通路19の途
中には三方ソレノイドバルブ20が設けられてお
り、この三方ソレノイドバルブ20には機関の温
度を検出する装置としてインテークマニホールド
の冷却水の温度を検出して、たとえば35℃以上に
なるとスイツチが閉じるインテークマニホールド
冷却水温を検出する水温スイツチ21と外気温度
を検出する装置としてラジエターの冷却水温を検
出して、たとえば17℃以上になるとスイツチが閉
じるラジエター水温スイツチ22とからの信号が
導かれており、これらからの信号により、三方ソ
レノイドバルブ20がアクチユエーター15の負
圧室18を大気に開口あるいは吸気通路2に開口
させるよう制御している。
なお、この実施例では完爆補正装置23が設け
られており、機関が完爆すると吸気通路2の絞り
弁10より下流部分の負圧が導かれ、チヨーク弁
3を一定開度開くよう構成されている。
次に作用について説明する。
まず、外気が低温状態にある場合は、バイメタ
ル6の閉じ力によりチヨーク弁3は全閉の位置に
ある一方、絞り弁10は絞り弁レバー12がカム
段部8aに係合していることにより、フアストア
イドル開度に保持されている。この状態で機関を
始動させると、機関は2000rpm以上で回転し数分
間で機関は暖機される。一方、暖機の進行にした
がつて、バイメタル6は、電熱コイル等により加
熱されて変形し、チヨークレバー5を時計方向に
回転させ、チヨーク弁3を次第に開かせようとす
る。またチヨークレバー5の回動につれてリンク
7を介して、フアストアイドルカム8も同方向に
回動させようとする。しかし、フアストアイドル
カム8のカム段部8aが絞り弁レバー12と係合
しているため、フアストアイドルカム8は回動せ
ず、チヨーク弁3の回動も規制される。従つて絞
り弁10はフアストアイドル開度に保たれ、暖機
の進行にともない機関回転数も次第に上昇してい
く。
暖機が進行するにつれ、インテークマニホール
ドの冷却水温も上昇し35℃に達すると、水温スイ
ツチ21が閉じ三方ソレノイドバルブ20がアク
チユエーター15を吸気通路2に連通するよう作
動し、吸気通路2の吸気負圧がアクチユエーター
15の負圧室18に導かれる。これによりアクチ
ユエーター15はリンク14を介して、カム13
を急激に時計方向に回動させるとともに、フアス
トアイドレカム8も同方向に回動させる。絞り弁
レバー12はカム段部8aとの係合を解除され、
カム段部8dと係合するまで回動し、絞り弁10
はこの位置で通常のアイドル開度となり、機関回
転数も通常のアイドル回転数となる。これらによ
つて、機関の騒音を防止し、燃費向上が図れる。
同時に、チヨークレバー5も時計方向に回動
し、チヨーク弁3はたとえば40゜程度開かれる。
従つて、吸入空気量が増加し、気化器1に作用す
る負圧が小さくなることにより、供給燃料が減少
し、混合気の空燃比が薄くなる。よつて排気ガス
中の未燃焼成分の増加を抑制することができる。
次に外気温度が比較的高い、たとえば20℃の場
合には、機関の始動性を考慮してチヨーク弁3は
全閉の位置にあり、絞り弁レバー12もカム段部
8aと係合しており、絞り弁10はフアストアイ
ドル開度に保持されている。この状態で始動させ
ると、ラジエター水温も外気温度と同じ20℃であ
り、ラジエター水温スイツチ22が閉じられ、三
方ソレノイドバルブ20がアクチユエーター15
の負圧室18を吸気通路1に連通するよう作動す
る。そして、機関の完爆後の大きい吸気負圧によ
り、上記低温時と同様に、カム13を急激に時計
方向に回動されるようアクチユエーター15が作
動する。このカム13の回動により、カム段部8
aと絞り弁レバー12との係合を解除され、絞り
弁10は通常のアイドル開度となるとともに、機
関回転数も通常のアイドル回転数となり、機関の
騒音を防止し、燃費の向上が図れる。これと同時
に、チヨーク弁3も開かれ、排気ガス中の未燃焼
成分の増加を抑制することができる。
なお、この実施例では、機関温度を検出する手
段としてインテークマニホールドの冷却水温を検
出する水温スイツチ21を、外気温度を検出する
手段としてラジエター水温を検出するラジエター
水温スイツチ22をそれぞれ用いたが、上記実施
例に限ることなく、機関温度と外気温度のそれぞ
れを検出することができるものであればよく、ア
クチユエーター15、三方ソレノイドバルブ20
も、たとえば、エンジンが完爆しオルタネーター
に発生した電流により作動するソレノイド機構
等、湿度検出装置からの信号によりカム13の作
動を制御するものであればよい。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、外気
温度が低い始動時においては、機関温度が第1の
設定温度以上にまで上昇した時にフアストアイド
ルカム機構を解除し、絞弁を通常のアイドル開度
にすると共にチヨーク弁を開いてやることによ
り、機関温度を第1の設定温度まで早期に上昇さ
せると共に、第1の設定温度より低い第2の設定
温度よりも外気温度の高い始動時においては、機
関の完爆直後に、フアストアイドルカム機構を解
除し、絞弁を通常のアイドル開度にすると共にチ
ヨーク弁を開いてやることにより、機関が低回転
で運転されると同時に、機関の要求に合つた空燃
比の混合気が供給されることにより、機関の騒音
を防止し、燃費を向上させ、更に排気ガス中の未
燃焼成分の増加を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すシステム構
成図である。 1……気化器、2……吸気通路、3……チヨー
ク弁、7……リンク、8……フアストアイドルカ
ム、10……絞り弁、12……絞り弁レバー、1
3……カム、15……アクチユエーター、20…
…三方ソレノイドバルブ、21……インテークマ
ニホールド冷却水温を検出する水温スイツチ、2
2……ラジエター水温スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関の冷間始動時に気化器上流の吸気通路
    を絞るチヨーク弁と、該チヨーク弁に対してリン
    ク機構を介して接続され上記冷間始動時に絞り弁
    を所定開度開くフアストアイドルカムと、機関温
    度が第1の設定温度以上であるか否かを検出する
    第1温度検出手段と、外気温度が上記第1の設定
    温度より低い第2の設定温度以上であるか否かを
    検出する第2温度検出手段と、上記2つの温度検
    出手段のうち少なくとも一方が対応する設定温度
    以上であるときに上記チヨーク弁を開くと共に上
    記フアストアイドルカムの絞り弁開作動を解除し
    絞り弁を通常のアイドル開度にする解除手段とを
    設けたことを特徴とする内燃機関のオートチヨー
    ク式気化器。
JP1984183073U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPH0137162Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984183073U JPH0137162Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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JP1984183073U JPH0137162Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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Publication Number Publication Date
JPS6197556U JPS6197556U (ja) 1986-06-23
JPH0137162Y2 true JPH0137162Y2 (ja) 1989-11-09

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ID=30740591

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JP1984183073U Expired JPH0137162Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4939712U (ja) * 1972-07-11 1974-04-08
JPS517774A (ja) * 1974-06-15 1976-01-22 Matsushita Electric Works Ltd Tatoyohodentotentosochi
JPS5239036A (en) * 1975-09-25 1977-03-26 Hitachi Ltd A starter used for a carburator
JPS5520063A (en) * 1978-07-31 1980-02-13 Fujitsu Ltd Data transmission control system

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JPS6197556U (ja) 1986-06-23

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