JPH0136984Y2 - - Google Patents

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JPH0136984Y2
JPH0136984Y2 JP11986283U JP11986283U JPH0136984Y2 JP H0136984 Y2 JPH0136984 Y2 JP H0136984Y2 JP 11986283 U JP11986283 U JP 11986283U JP 11986283 U JP11986283 U JP 11986283U JP H0136984 Y2 JPH0136984 Y2 JP H0136984Y2
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JP11986283U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、水路中に設け、水路を流れる海水ま
たは、河川水に浮遊するくらげ等を主体とする塵
芥類を、水路外へ除去するロータリスクリーンに
関するものである。
発電所設備の大型化等に伴ない、これに要する
冷却用水の使用も増加しており、この現象が人工
的な潮流を引き起こして、浮遊するくらげ等を主
体とする塵芥類が取水口に集まることが多くなつ
ている。これが極端な場合には、くらげ等の集団
による波状攻撃で発電所の機能が停止するまでに
追込まれることがあるので、従来から取水口にス
クリーンを設けて、浮遊するくらげ等の塵芥類を
水路外へ除去することが行なわれている。しかし
ながら、従来の種々のバー式スクリーンにおいて
は、バーピツチに限界があり、通り抜ける塵芥が
多くて満足した効果を期待することができなかつ
た。さらに、網を張架した網式スクリーンも提案
されているが、大量の塵埃が流入したときに水位
差が発生して取水量が低下することが多かつた。
本考案は、以上のような点に鑑み、なされたも
ので、複数個の各スクリーン枠をバー部と網部と
で一体成形して、各スクリーン枠の両側端を上下
方向に周回する無端帯で支持させて周回方向に並
設することにより、水位差の発生をなくし、大量
の塵芥類を確実にすくい上げ、除去することを可
能にしたロータリスクリーンを提供するものであ
る。
以下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に説
明する。
第1図ないし第3図は本考案のロータリスクリ
ーンの一実施例を示すものである。第1図はスク
リーン枠の正面図、第2図は第1図のA−A断面
図、第3図は全体の概要側面図である。
図において、スクリーン枠1の枠体2は、パイ
プ材と形鋼とで形成された上下一対のビーム3,
4と、その両側端を上下に連結する左右一対の側
板5,6とで長方形状に枠組が形成されている。
また、上部のビーム3と、下部の形鋼4との後
端からはビーム3,4と同長の固定板8,9が上
下に対向して突設されている。上下の固定板8,
9は、その両端から始まつて全長に所定の間隔で
並列された複数個の平板状のバー10で連結され
ており、これによつてバー部11が形成されてい
る。
また、バー部11の前面に網体12が張架され
ており、これによつて網部13が形成されてい
る。
網体12は枠体2のほぼ全長にわたり、バー部
11のほぼ下半分ほどの高さに設けられている。
網体12は複数個に分割されて並設され、その
各々は、枠状の網押え14によつて上下および左
右の端部を確実に押えられている。
また、前面に網体12が張架されており、これ
によつて網部13が形成されている。なお、網体
12は枠状の網押え14によつて上下両端を押え
られ、かつ、左右両端を支持されている。符号1
5で示すものは三角状に形成された前記側板5,
6の下部傾斜端を連結して設けられた傾斜板であ
つて、この傾斜板15と両側の側板5,6と下部
形網4及び網部13によつてバケツト16が形成
されている。
一方、水路の取水口近傍に軸架されて原動側か
ら回転駆動されるスプロケツト軸上には、左右一
対の上部スプロケツト17がスクリーン枠1の全
長とほぼ同間隔で軸着されている。また、スプロ
ケツト軸の下方に軸架された図示しないスプロケ
ツト軸上には、左右一対の下部スプロケツト(図
示せず)が上部スプロケツト17と対応して軸着
されている。左側の上部スプロケツト17と下部
スプロケツトとの間、ならびに右側の上部スプロ
ケツト17と下部スプロケツトとの間には、スク
リーン枠1の上下幅とほぼ同長のチエーンリンク
18を複数個無端状に連結してなる無端帯として
のチエーン19が張架されている。そして前記ス
クリーン枠1は、チエーンリンク18の数だけ用
意されており、各スクリーン枠1の両側の側板
5,6は、リンクピン20によつて両側のチエー
ンリンク18に固定されている。このようにして
組立てられたロータリスクリーンは、上部を水面
から露出させて設けられており、露出部の内側に
は、スクリーン枠1の主として網体12に付着し
た海洋生成物等を除去するウオータスプレイ21
が下降側のスクリーン枠1に向つて開口されてい
る。以上のように構成されたロータリスクリーン
において、原動側からの駆動でスプロケツト軸を
回転させると、上部スプロケツト17が回転して
チエーン19が走行し、各スクリーン枠1は、図
に矢印cで示す上下方向に周回する。したがつ
て、取水口から水路内へ流入しようとする海水ま
たは河川水は、上昇するスクリーン枠1のバケツ
ト16によつてすくい上げられながら、撹拌さ
れ、水中に浮遊するくらげ等を主体とする塵芥類
も同時にバケツト16ですくい上げられる。そし
て、水は、各バー10の間と網体12の網目を通
つて水路へ流入するが、バー10間や、網目を通
過できない塵芥類はバケツト16で運ばれて、フ
ロアレベル上の塵芥溝へ排出される。
この場合、スクリーン枠1はバー部と網部13
とで構成されていることにより、網式スクリーン
のみの場合のように塵芥流入時に目詰りして水位
差が発生したりすることがなく、また、バー式ス
クリーンのみの場合のように、塵芥が通り抜け過
ぎて塵芥の除去効果が低下することがない。そし
て、網体12の網目に詰つた塵芥や海洋生成物は
ウオータスプレイ21から噴出する水によつて除
去されるので網目が詰ることがない。
以上の説明によつて明らかなように、本考案に
よれば、ロータリスクリーンにおいて、複数個の
各スクリーン枠をバー部と網部とで一体成形して
各スクリーン枠の両側端を上下方向に周回する無
端帯で支持させて、周回方向に並設することによ
り、大量の塵芥が流入してもバー部があるので取
水に影響するほどの水位差が発生せず、取水量の
低減による発電量の低下等を解消することができ
る。また、網部の破損を防止することができると
ともに、バー枠で一旦阻止された塵芥は、バー枠
が水面から脱出する際、自重により下方のバケツ
ト内に自然落下し、バケツト内に収納されるた
め、引上げ途中でのバー間からの塵芥の抜けがな
く、確実にすべてをすくい上げることができる。
すなわち、くらげや海草その他それに類する塵
芥が水流のある海水中に漂流しているとき、海水
中に下方から上方に向かつてエンドレスに周回す
るロータリスクリーンのバー部、網部、バケツト
部からなるスクリーン枠に遭遇し、次々にバー部
に当接、阻止された塵芥は漂流を阻害された後海
水中から水面以上に浮上するロータリスクリーン
のスクリーン枠の最下部のバケツトで持上げら
れ、バケツトに溜まる。このときバケツトに溜ま
つた塵芥が多量にあるとき塵芥自身の重量により
網部より比較的スリツト間隙の大きなバー部がバ
ケツトの側壁となつていると、折角ロータリスク
リーンで回収した塵芥がその重力による圧力を受
けてバー部をすり抜けて落下し再び海水中へ逃げ
る。
本考案はバケツトの側壁に相当する個所はバー
でなくバーより目の細かい網としているので一度
回収した塵芥が上記のようにすり抜けて逸散する
ようなことはない。
また、網部はバー部の前面において、枠体のほ
ぼ全長にわたり、バー部のほぼ下半分の高さにお
いて、複数個に分割して並列されているため。網
体の一部取外し、追加取付けなどの工夫によつて
塵芥の掻上げ量および適性な水位差に調整するこ
とができ、本機の後に設置するトラベリングスク
リーンなどの負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし、第3図は本考案に係るロータリ
スクリーンの実施例を示し、第1図はスクリーン
枠の正面図、第2図は第1図のA−A断面図、第
3図は全体の概要断面図である。 1はスクリーン枠、2はスクリーン枠の枠体、
3はパイプ材のビーム、4は形鋼のビーム、5,
6は側板、8,9は固定板、10はバー、11は
バー部、12は網体、13は網部、14は網押
え、15は傾斜板、16はバケツト、17は上部
スプロケツト、18はチエーンリンク、19はチ
エーン、20はリンクピン、21はウオータスプ
レイである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スクリーン枠を複数個のバーを並列したバー部
    と、網体を張架した網部との組合せで形成し、ス
    クリーン枠の両側端を上下方向に周回する一対の
    無端帯で支持させて無端帯の周回方向に連続して
    並設したロータリスクリーンにおいて、網体を枠
    体のほぼ全長にわたりバー部のほぼ下半分ほどの
    高さにし、複数個に分割して並設し、その各々を
    枠状の網押えによつて上下および左右の端部を押
    止し、前記網部の前方および下方に位置する傾斜
    板および水平板からなるバケツトを備えたことを
    特徴とするロータリスクリーン。
JP11986283U 1983-08-02 1983-08-02 ロ−タリスクリ−ン Granted JPS6058625U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11986283U JPS6058625U (ja) 1983-08-02 1983-08-02 ロ−タリスクリ−ン

Applications Claiming Priority (1)

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JP11986283U JPS6058625U (ja) 1983-08-02 1983-08-02 ロ−タリスクリ−ン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6058625U JPS6058625U (ja) 1985-04-24
JPH0136984Y2 true JPH0136984Y2 (ja) 1989-11-09

Family

ID=30274918

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11986283U Granted JPS6058625U (ja) 1983-08-02 1983-08-02 ロ−タリスクリ−ン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0412095Y2 (ja) * 1985-02-16 1992-03-25
JPS6340008A (ja) * 1986-04-17 1988-02-20 Ube Ind Ltd 除塵機
JPH0355622Y2 (ja) * 1986-04-17 1991-12-11
JP7346952B2 (ja) * 2019-07-11 2023-09-20 Ubeマシナリー株式会社 ロータリースクリーン

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JPS6058625U (ja) 1985-04-24

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