JPH0315619Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0315619Y2 JPH0315619Y2 JP1983110939U JP11093983U JPH0315619Y2 JP H0315619 Y2 JPH0315619 Y2 JP H0315619Y2 JP 1983110939 U JP1983110939 U JP 1983110939U JP 11093983 U JP11093983 U JP 11093983U JP H0315619 Y2 JPH0315619 Y2 JP H0315619Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- bar
- water
- net
- garbage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 40
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 9
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 6
- 241000242583 Scyphozoa Species 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 2
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 241000224421 Heterolobosea Species 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Displays For Variable Information Using Movable Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は水路中に設け水路に流れる海水または
河川水に浮遊するくらげ等を主体とする塵芥類を
水路外へ除去するロータリスクリーンに関するも
のである。
河川水に浮遊するくらげ等を主体とする塵芥類を
水路外へ除去するロータリスクリーンに関するも
のである。
発電所設備の大形化等に伴ないこれに要する冷
却用水の使用量も増加しており、この現象が人工
的な潮流を引き起して浮遊するくらげ等を主体と
する塵芥類が取水口に集ることが多くなつてい
る。これが極端な場合には、くらげ等の集団によ
る波状攻撃で発電所の機能が停止するまでに追込
まれることがあるので、従来から取水口にスクリ
ーンを設けて浮遊するくらげ等の塵芥類を水路外
へ除去することが行なわれている。
却用水の使用量も増加しており、この現象が人工
的な潮流を引き起して浮遊するくらげ等を主体と
する塵芥類が取水口に集ることが多くなつてい
る。これが極端な場合には、くらげ等の集団によ
る波状攻撃で発電所の機能が停止するまでに追込
まれることがあるので、従来から取水口にスクリ
ーンを設けて浮遊するくらげ等の塵芥類を水路外
へ除去することが行なわれている。
しかしながら従来のレーキ付バー式スクリーン
においてはバーが固定されているため浸水部に海
洋生成物が付着して通水障害を起し、異常水位差
が発生してスクリーンが破損することがあるので
このような場合には取水量を低減する措置を採ら
なければならず、そのため発電所の場合には発電
量が低下するという欠点があつた。また、たとえ
ば実公昭51−2915号公報等に示されるようなバー
式スクリーンではバーピツチに限界があり通り抜
ける塵芥が多くて満足した効果を期待することが
できなかつた。さらに、網を張架した網式スクリ
ーンも、たとえば実公昭48−15470号公報等によ
り提案されているが、多量の塵埃が流入し、網部
を覆つて詰りを生じたときには、上、下流に水位
差が発生して取水量が低下することが多いもので
あつた。
においてはバーが固定されているため浸水部に海
洋生成物が付着して通水障害を起し、異常水位差
が発生してスクリーンが破損することがあるので
このような場合には取水量を低減する措置を採ら
なければならず、そのため発電所の場合には発電
量が低下するという欠点があつた。また、たとえ
ば実公昭51−2915号公報等に示されるようなバー
式スクリーンではバーピツチに限界があり通り抜
ける塵芥が多くて満足した効果を期待することが
できなかつた。さらに、網を張架した網式スクリ
ーンも、たとえば実公昭48−15470号公報等によ
り提案されているが、多量の塵埃が流入し、網部
を覆つて詰りを生じたときには、上、下流に水位
差が発生して取水量が低下することが多いもので
あつた。
このため、これらバー式と網式とを、流れに沿
つて並設することも考えられているが、バー式と
網式という二台のスクリーン装置を設置すること
が必要となり、設備面から問題であるばかりでな
く、塵芥類が多量に流入する異常事態が生じる
と、やはり取水量不足を避けられないのが実状で
ある。これは、バー式スクリーン部分を通過した
塵芥類が、網式スクリーンを覆つて詰りを生じ、
大きな水位差を招いてしまい、しかもその結果水
圧が大きくなり流速も速くなることから、バー式
スクリーンでの補捉除去機能が損なわれて網式ス
クリーンでの詰りがより一層促進される結果とな
るためで、これらの問題点を解決し得る何らかの
対策を講じることが望まれている。
つて並設することも考えられているが、バー式と
網式という二台のスクリーン装置を設置すること
が必要となり、設備面から問題であるばかりでな
く、塵芥類が多量に流入する異常事態が生じる
と、やはり取水量不足を避けられないのが実状で
ある。これは、バー式スクリーン部分を通過した
塵芥類が、網式スクリーンを覆つて詰りを生じ、
大きな水位差を招いてしまい、しかもその結果水
圧が大きくなり流速も速くなることから、バー式
スクリーンでの補捉除去機能が損なわれて網式ス
クリーンでの詰りがより一層促進される結果とな
るためで、これらの問題点を解決し得る何らかの
対策を講じることが望まれている。
本考案は以上のような事情に鑑みてなされたも
ので、複数個のバーによるバー部と網体による網
部とを、各スクリーン枠内で平面方向に区画して
形成し、これら各スクリーン枠の両側端を上下方
向に周回する無端帯に支持させてその周回方向に
並設することにより、たとえ一時的に多量の塵芥
類が流入した異常事態の場合にあつても、網部に
比べて比較的スリツト間隔の大きいバー部が流水
通過の安全弁となつて、このバー部での集中的な
流れを得ることができ、大きな水位差を発生せ
ず、その結果必要とする取水量が得られるばかり
でなく、塵芥類の流入がそれ程多くない平常時に
あつても、バー部および網部での塵芥類の補捉除
去を行なえ、しかも網部では細かい塵芥類の補捉
除去をも適切かつ確実に行なえるロータリスクリ
ーンを提供するものである。
ので、複数個のバーによるバー部と網体による網
部とを、各スクリーン枠内で平面方向に区画して
形成し、これら各スクリーン枠の両側端を上下方
向に周回する無端帯に支持させてその周回方向に
並設することにより、たとえ一時的に多量の塵芥
類が流入した異常事態の場合にあつても、網部に
比べて比較的スリツト間隔の大きいバー部が流水
通過の安全弁となつて、このバー部での集中的な
流れを得ることができ、大きな水位差を発生せ
ず、その結果必要とする取水量が得られるばかり
でなく、塵芥類の流入がそれ程多くない平常時に
あつても、バー部および網部での塵芥類の補捉除
去を行なえ、しかも網部では細かい塵芥類の補捉
除去をも適切かつ確実に行なえるロータリスクリ
ーンを提供するものである。
第1図ないし第4図は本考案に係るロータリス
クリーンの実施例を示し、第1図はスクリーン枠
の正面図、第2図は第1図のAA断面図、第3図
は第1図のBB断面図、第4図は全体の概要側面
図である。図においてスクリーン枠1の枠体2は
パイプ材および型鋼で形成された上下一対のビー
ム3,4とその両側端を上下に連結する左右一対
の側板5,6とで長方形状に枠組形成されてい
る。また上部のビーム3と下部の型鋼によるビー
ム4との後端からはビーム3,4と同長の固定板
7,8が上下に対向して突設されている。上下の
固定板7,8の両端から始まつて所望範囲までの
左右両端部は、所定の間隔で並列された複数個の
平板状のバー9で連結されており、これによつて
バー部10が形成されている。また、左右のバー
部10を除いた中央部には、上下の固定板7,8
を連結して網体11が張架されており、これによ
つて網部12が形成されている。なお、網体11
は枠状の網押え13によつて上下両端を押えられ
かつ左右両端を支持されている。符号14で示す
ものは、三角状に形成された前記側板5,6の下
部傾斜端縁を連結して設けられた傾斜板であつ
て、この傾斜板14と両側の側板5,6によつて
バケツト15が形成されている。
クリーンの実施例を示し、第1図はスクリーン枠
の正面図、第2図は第1図のAA断面図、第3図
は第1図のBB断面図、第4図は全体の概要側面
図である。図においてスクリーン枠1の枠体2は
パイプ材および型鋼で形成された上下一対のビー
ム3,4とその両側端を上下に連結する左右一対
の側板5,6とで長方形状に枠組形成されてい
る。また上部のビーム3と下部の型鋼によるビー
ム4との後端からはビーム3,4と同長の固定板
7,8が上下に対向して突設されている。上下の
固定板7,8の両端から始まつて所望範囲までの
左右両端部は、所定の間隔で並列された複数個の
平板状のバー9で連結されており、これによつて
バー部10が形成されている。また、左右のバー
部10を除いた中央部には、上下の固定板7,8
を連結して網体11が張架されており、これによ
つて網部12が形成されている。なお、網体11
は枠状の網押え13によつて上下両端を押えられ
かつ左右両端を支持されている。符号14で示す
ものは、三角状に形成された前記側板5,6の下
部傾斜端縁を連結して設けられた傾斜板であつ
て、この傾斜板14と両側の側板5,6によつて
バケツト15が形成されている。
一方、水路の取水口近傍に軸架されて原動側か
ら回転駆動されるスプロケツト軸上には、左右一
対の上部スプロケツト16がスクリーン枠1の全
長とほゞ同間隔で軸着されている。またスプロケ
ツト軸の下方に軸架された図示しないスプロケツ
ト軸上には、左右一対の下部スプロケツト(図示
せず)が上部スプロケツト16と対応して軸着さ
れている。左側の上部スプロケツト16と下部ス
プロケツトとの間ならびに右側の上部スプロケツ
ト16と下部スプロケツトとの間には、スクリー
ン枠1の上下幅とほゞ同長のチエーンリンク17
と複数個無端状に連結してなる無端帯としてのチ
エーン18が張架されている。そして前記スクリ
ーン枠1はチエーンリンク17の数だけ用意され
ており、各スクリーン枠1の両側の側板5,6は
リンクピン19によつて両側のチエーンリンク1
7に固定されている。このようにして組立てられ
たロータリスクリーンは上部を水面から露呈させ
て設けられており、露呈部の内側には、スクリー
ン枠1の主として網体11に付着した海洋生成物
等を除去するウオータスプレ20が下降側のスク
リーン枠1に向つて開口されている。
ら回転駆動されるスプロケツト軸上には、左右一
対の上部スプロケツト16がスクリーン枠1の全
長とほゞ同間隔で軸着されている。またスプロケ
ツト軸の下方に軸架された図示しないスプロケツ
ト軸上には、左右一対の下部スプロケツト(図示
せず)が上部スプロケツト16と対応して軸着さ
れている。左側の上部スプロケツト16と下部ス
プロケツトとの間ならびに右側の上部スプロケツ
ト16と下部スプロケツトとの間には、スクリー
ン枠1の上下幅とほゞ同長のチエーンリンク17
と複数個無端状に連結してなる無端帯としてのチ
エーン18が張架されている。そして前記スクリ
ーン枠1はチエーンリンク17の数だけ用意され
ており、各スクリーン枠1の両側の側板5,6は
リンクピン19によつて両側のチエーンリンク1
7に固定されている。このようにして組立てられ
たロータリスクリーンは上部を水面から露呈させ
て設けられており、露呈部の内側には、スクリー
ン枠1の主として網体11に付着した海洋生成物
等を除去するウオータスプレ20が下降側のスク
リーン枠1に向つて開口されている。
以上のように構成されたロータリスクリーンに
おいて、原動側からの駆動でスプロケツト軸を回
転させると、上部スプロケツト16が回転してチ
エーン18が走行し、各スクリーン枠1は図に矢
印Cで示す上下方向に周回する。したがつて取水
口から水路内へ流入しようとする海水または河川
水は上昇するスクリーン枠1のバケツト15によ
つてすくい上げられながら撹拌され、水中に浮遊
するくらげ等を主体とする塵芥類も同時にバケツ
ト15ですくい上げられる。そして水はバー9の
間と網体11の網目とを通つて水路へ流入する
が、バー9の間や網目を通過できない塵芥類はバ
ケツト15で運ばれてスクリーン後面側へ誘導さ
れ、水路外へ排出される。この場合、スクリーン
枠1をバー部10と網部12とで構成することに
より網式スクリーンのみの場合のように塵芥流入
時に目詰りして水位差が発生したりすることがな
く、またバー式スクリーンのみの場合のように、
塵芥が通り抜け過ぎて塵芥の除去効果が低下する
ことがない。そして網体11の網目に詰つた塵芥
や海洋生成物はウオータスプレ22から噴出する
水によつて除去されるので、網目が詰ることがな
い。
おいて、原動側からの駆動でスプロケツト軸を回
転させると、上部スプロケツト16が回転してチ
エーン18が走行し、各スクリーン枠1は図に矢
印Cで示す上下方向に周回する。したがつて取水
口から水路内へ流入しようとする海水または河川
水は上昇するスクリーン枠1のバケツト15によ
つてすくい上げられながら撹拌され、水中に浮遊
するくらげ等を主体とする塵芥類も同時にバケツ
ト15ですくい上げられる。そして水はバー9の
間と網体11の網目とを通つて水路へ流入する
が、バー9の間や網目を通過できない塵芥類はバ
ケツト15で運ばれてスクリーン後面側へ誘導さ
れ、水路外へ排出される。この場合、スクリーン
枠1をバー部10と網部12とで構成することに
より網式スクリーンのみの場合のように塵芥流入
時に目詰りして水位差が発生したりすることがな
く、またバー式スクリーンのみの場合のように、
塵芥が通り抜け過ぎて塵芥の除去効果が低下する
ことがない。そして網体11の網目に詰つた塵芥
や海洋生成物はウオータスプレ22から噴出する
水によつて除去されるので、網目が詰ることがな
い。
すなわち、本考案によれば、塵芥類の流入がそ
れ程多くない平常時には、勿論バー部10での細
かい塵芥類の通過はある程度避けられないが、少
なくとも網部12では細かい塵芥類を含めた塵芥
類の補捉除去を適切かつ確実に行なえるもので、
従来のようなバー部10のみのスクリーンなどに
比べて良質な取水を確保することができる。ま
た、一時的に多量の塵芥類が流入する異常状態と
なつた場合にあつても、網部12に比べて比較的
スリツト間隔の大きいバー部10が流水通過の安
全弁となつて、このバー部10での集中的な流れ
を得ることができ、たとえ網部12に塵芥類の詰
りが生じて通水障害を起したとしても、上、下流
側での通水を可能とし、大きな水位差の発生は防
止でき、必要とする取水量を確保できるものであ
る。したがつて、このような構成によれば、たと
えば発電所等に用いた場合における取水量不足に
よる発電量の低下等といつた問題を生じることを
防止し得るとともに、網部12での詰りによる破
損などといつた問題を回避できるものである。
れ程多くない平常時には、勿論バー部10での細
かい塵芥類の通過はある程度避けられないが、少
なくとも網部12では細かい塵芥類を含めた塵芥
類の補捉除去を適切かつ確実に行なえるもので、
従来のようなバー部10のみのスクリーンなどに
比べて良質な取水を確保することができる。ま
た、一時的に多量の塵芥類が流入する異常状態と
なつた場合にあつても、網部12に比べて比較的
スリツト間隔の大きいバー部10が流水通過の安
全弁となつて、このバー部10での集中的な流れ
を得ることができ、たとえ網部12に塵芥類の詰
りが生じて通水障害を起したとしても、上、下流
側での通水を可能とし、大きな水位差の発生は防
止でき、必要とする取水量を確保できるものであ
る。したがつて、このような構成によれば、たと
えば発電所等に用いた場合における取水量不足に
よる発電量の低下等といつた問題を生じることを
防止し得るとともに、網部12での詰りによる破
損などといつた問題を回避できるものである。
特に、本考案によれば、網部12により細かい
塵芥類までの補捉除去を可能とし、良質の取水を
確保するとともに、多量の塵芥類の流入による網
部等の破損や取水量不足という異常事態の回避
を、安全弁としても機能するバー部10により行
なつており、その利点は大きい。すなわち、この
ようなロータリスクリーンを経て取水される流水
には、大きな塵芥類が混入することは絶対排除し
なければならないが、細かい塵芥類は可能な限り
排除して少なくすることが望まれるもので、多少
の混入は致命的な問題とはならない。また、多量
の塵芥類が流入する頻度はそれ程多いものではな
いが、一旦この異常事態が生じたときには、スク
リーン各部の破損や運転停止、取水量不足等を招
くことは完全に阻止しなければならない。そし
て、本考案はこれら現実的な各種の条件を考慮
し、従来のバー式と網式とのもつ利害得失を種々
検討した結果として、ロータリスクリーンとして
の塵芥類の補捉除去機能を確保するとともに、多
量の塵芥類が流入する異常事態が生じた際の安全
性をも確保できるように、網部12とバー部10
とを巧みに組合わせて構成したもので、ロータリ
スクリーンに現実的に望まれる機能を兼ね備え、
実際面で必要かつ充分な機能を発揮させ得るもの
である。
塵芥類までの補捉除去を可能とし、良質の取水を
確保するとともに、多量の塵芥類の流入による網
部等の破損や取水量不足という異常事態の回避
を、安全弁としても機能するバー部10により行
なつており、その利点は大きい。すなわち、この
ようなロータリスクリーンを経て取水される流水
には、大きな塵芥類が混入することは絶対排除し
なければならないが、細かい塵芥類は可能な限り
排除して少なくすることが望まれるもので、多少
の混入は致命的な問題とはならない。また、多量
の塵芥類が流入する頻度はそれ程多いものではな
いが、一旦この異常事態が生じたときには、スク
リーン各部の破損や運転停止、取水量不足等を招
くことは完全に阻止しなければならない。そし
て、本考案はこれら現実的な各種の条件を考慮
し、従来のバー式と網式とのもつ利害得失を種々
検討した結果として、ロータリスクリーンとして
の塵芥類の補捉除去機能を確保するとともに、多
量の塵芥類が流入する異常事態が生じた際の安全
性をも確保できるように、網部12とバー部10
とを巧みに組合わせて構成したもので、ロータリ
スクリーンに現実的に望まれる機能を兼ね備え、
実際面で必要かつ充分な機能を発揮させ得るもの
である。
以上の説明から明らかなように本考案によるロ
ータリスクリーンによれば、複数個のバーによる
バー部と網体による網部とを、各スクリーン枠内
で平面方向に区画して形成し、これら各スクリー
ン枠の両側端を上下方向に周回する無端帯に支持
させてその周回方向に並設したので、簡単な構成
にもかかわらず、一時的に多量の塵芥類が流入し
た場合にあつても、網部に比べて比較的スリツト
間隔の大きいバー部が流水通過の安全弁となつ
て、このバー部での集中的な流れを得ることがで
き、大きな水位差を発生せず、その結果必要とす
る取水量を得ることができる。したがつて、この
ような構成では、たとえば発電所等に用いた場合
における取水量不足による発電量の低下等といつ
た問題を生じることを防止し得るとともに、網部
での詰りによる破損などといつた問題を防止する
ことができる。また、塵芥類の流入がそれ程多く
ない平常時には、少なくとも網部での細かい塵芥
類の補捉除去を行なえるもので、従来のようなバ
ー部のみのスクリーンなどに比べて良質な取水を
確保し得るという利点がある。
ータリスクリーンによれば、複数個のバーによる
バー部と網体による網部とを、各スクリーン枠内
で平面方向に区画して形成し、これら各スクリー
ン枠の両側端を上下方向に周回する無端帯に支持
させてその周回方向に並設したので、簡単な構成
にもかかわらず、一時的に多量の塵芥類が流入し
た場合にあつても、網部に比べて比較的スリツト
間隔の大きいバー部が流水通過の安全弁となつ
て、このバー部での集中的な流れを得ることがで
き、大きな水位差を発生せず、その結果必要とす
る取水量を得ることができる。したがつて、この
ような構成では、たとえば発電所等に用いた場合
における取水量不足による発電量の低下等といつ
た問題を生じることを防止し得るとともに、網部
での詰りによる破損などといつた問題を防止する
ことができる。また、塵芥類の流入がそれ程多く
ない平常時には、少なくとも網部での細かい塵芥
類の補捉除去を行なえるもので、従来のようなバ
ー部のみのスクリーンなどに比べて良質な取水を
確保し得るという利点がある。
第1図ないし第4図は本考案に係るロータリス
クリーンの実施例を示し、第1図はスクリーン枠
の正面図、第2図は第1図のAA断面図、第3図
は第1図のBB断面図、第4図は全体の概要側面
図である。 1……スクリーン枠、5,6……側板、9……
バー、10……バー部、11……網体、12……
網部、17……チエーンリンク、18……チエー
ン。
クリーンの実施例を示し、第1図はスクリーン枠
の正面図、第2図は第1図のAA断面図、第3図
は第1図のBB断面図、第4図は全体の概要側面
図である。 1……スクリーン枠、5,6……側板、9……
バー、10……バー部、11……網体、12……
網部、17……チエーンリンク、18……チエー
ン。
Claims (1)
- 複数個のバーが並列されているバー部と網体が
張架されている網部とを、スクリーン枠内で平面
方向において区画して形成し、このスクリーン枠
の両側端を上下方向に周回する一対の無端帯で支
持させて無端帯の周回方向に連続して並設したこ
とを特徴とするロータリスクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11093983U JPS6022524U (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | ロ−タリスクリ−ン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11093983U JPS6022524U (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | ロ−タリスクリ−ン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6022524U JPS6022524U (ja) | 1985-02-16 |
JPH0315619Y2 true JPH0315619Y2 (ja) | 1991-04-04 |
Family
ID=30257804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11093983U Granted JPS6022524U (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | ロ−タリスクリ−ン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6022524U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02300409A (ja) * | 1990-04-10 | 1990-12-12 | Ube Ind Ltd | 除塵装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4815470U (ja) * | 1971-06-29 | 1973-02-21 | ||
JPS512915U (ja) * | 1974-06-20 | 1976-01-10 |
-
1983
- 1983-07-19 JP JP11093983U patent/JPS6022524U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4815470U (ja) * | 1971-06-29 | 1973-02-21 | ||
JPS512915U (ja) * | 1974-06-20 | 1976-01-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6022524U (ja) | 1985-02-16 |
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