JPH0136778B2 - - Google Patents

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JPH0136778B2
JPH0136778B2 JP547285A JP547285A JPH0136778B2 JP H0136778 B2 JPH0136778 B2 JP H0136778B2 JP 547285 A JP547285 A JP 547285A JP 547285 A JP547285 A JP 547285A JP H0136778 B2 JPH0136778 B2 JP H0136778B2
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JP
Japan
Prior art keywords
resin sheet
thermoplastic resin
cavity
female mold
containers
Prior art date
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Expired
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JP547285A
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English (en)
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JPS61163829A (ja
Inventor
Hideyuki Takama
Toyokazu Yamada
Yukio Takada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP547285A priority Critical patent/JPS61163829A/ja
Publication of JPS61163829A publication Critical patent/JPS61163829A/ja
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は熱可塑性樹脂シートより容器類を製造
する方法および装置に係り、熱可塑性樹脂シート
からカツプ等の容器を成形する場合に利用するこ
とができる。 〔背景技術とその問題点〕 従来、熱可塑性樹脂シートを加熱して真空成形
或いは圧空成形等の熱成形により容器類の製造が
行われている。この種容器類の成形は、例えば、
第4図に示されるような複数のキヤビテイ10を
有する雌型11と、前記キヤビテイ10に対応す
る成形プラグ13を備えたプラグ板14とを用い
て行われ、これ雌型11およびプラグ13間に加
熱された熱成塑性樹脂シート15を供給し、真空
成形などによりキヤビテイ形状の容器16を成形
するものである。このような成形装置は、成形圧
力が低く、設備費も低いうえ、一度に多数個の容
器成形を可能とすることから、当該成形分野にお
いて多く採用されている。 しかしながら、雌型に多数のキヤビテイを設け
た多量生産方式であるため、全てのキヤビテイ1
0により得られる各容器16の相互の肉厚等は必
ずしも均一であるとは限らない。即ち、1シヨツ
トの成形において、雌型中央部に形成されたキヤ
ビテイ10からは比較的に均一な肉厚を有する容
器を得ることができるが、雌型の周辺部、特にシ
ート送り方向前後端部に形成されたキヤビテイ1
0から得られる容器16の肉厚分布は不均一にな
るという欠点があつた。特に、その肉厚分布の不
均一は容器フランジ部において顕著であり、その
肉厚差が100μmを超えることがしばしばある。
そのため、容器内へ内容物を充填した後の蓋材の
シール時にシール不良を生ずるという欠点があつ
た。このことは、近時のガスバリヤ−包装、ガス
パツキング包装およびレトルト包装等のように、
耐圧、耐熱機能が要求されるものにあつては、フ
ランジ部肉厚の不均一はシール性が不完全なため
使用に耐えないという欠点を有していた。 このようなフランジ部などにおける容器肉厚の
不均一を解消する手法として、前記雌型周辺部の
キヤビテイを個別に加熱制御することも考えられ
ているが、均一な肉厚化を図る根本的な解決方法
とは言い難く、また、装置構造の簡易化に逆行す
るものである。 そこで、このような多量生産方式における前記
肉厚の不均一という特有の欠点を簡易にして解消
し得る対策が望まれていた。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、熱可塑性樹脂シートから成形
される容器類の肉厚、特にフランジ部の肉厚を均
一なものとし、蓋材のシール性を良好にできる容
器類の製造方法および装置を提供することにあ
る。 〔問題点を解決するための主段および作用〕 このため、本発明は、熱可塑性樹脂シートを加
熱して真空成形、圧空成形、真空圧空成形などに
より多数個の容器類を雌型キヤビテイ形状に成形
する方法において、少なくとも前記樹脂シート供
給方向の前後部キヤビテイにて成形される容器類
のそれぞれの更に外側に、前記雌型方向へ突出す
る補助成形部が成形されるようにして前記目的を
達成しようとするものである。 また、前記目的を達成する製造装置は、多数の
容器類成形用キヤビテイを有する雌型を設けると
ともに、少なくとも樹脂シート送り方向における
前後のキヤビテイにて成形される容器類のそれぞ
れの更に外側に、前記雌型方向に突出する補助成
形部を成形する凸状手段を設けることにより構成
されている。 要するに本発明は、補助成形部を例えば凸状部
材により設けることにより、本来は最も外側に成
形される容器類が実質的には一回り分内側で成形
されるのと同じように補助成形部に擬制させると
ころに特徴がある。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図ないし第3図には、本発明に係る熱可塑
性樹脂シートより容器類を成形する方法が適用さ
れた成形装置の一実施例が示されている。これら
の図において、本成形装置は雌型20とプラグ板
30とを含んで構成され、雌型20には複数のキ
ヤビテイ21が雌型端面22より所定の深さまで
形成され、いわゆる多数個取り用に設けられてい
る。また、前記キヤビテイ21の底部には空気路
23がそれぞれ穿設されるとともに、これら空気
路23は空所24を介して中央空気流路25に連
通され、この空気流路25は図示しない真空ポン
プなどの減圧手段に接続されている。 前記プラグ板30には、キヤビテイ21と対応
して多数の成形プラグ31が設けられ、これらの
成形プラグ31と各キヤビテイ21とにより熱可
塑性樹脂シート25を所定形状の容器26にアシ
スト成形するようにされ、さに、最も外方へ配置
された各成形プラグ31の更に外側におけるプラ
グ板30の端部近傍には凸状部材としての補助プ
ラグ32がそれぞれ設けられている。 前記補助プラグ32は全体形状が略舌片状に設
けられるとともに、その突出高さHは、好ましく
は前記キヤビテイ21の深さDの0.3〜1.5倍とさ
れ、かつ、その幅bは前記成形プラグ31の基部
外径Rの0.2〜1.5倍とされている。また、前記補
助プラグ32は、前記雌型20とプラグ板30と
が型締めされたときに雌型20の外側面に僅かな
間隔すなわち樹脂シート25の板厚より狭い間隔
をあけて嵌まり合い(第2図参照)、これら補助
プラグ32が熱可塑性樹脂シート25を深く押し
込んで補助成形部25Aを形成することにより、
最も外側に形成される容器26を、実質的に一回
り分内側で形成されたもののように擬制できるよ
うになつている。 また、プラグ板30のシート送り方向の上流
側、すなわち、第2図中左端側には、樹脂シート
25を挟持して補助成形部25Aの成形を容易か
つ確実にする一対のクランプ27が設けられてい
る。このようなクランプ27はシート送り方向の
下流側すなわち、第2図中右端側にも必要に応じ
て設けることができる。 なお、前記熱可塑性樹脂シート26としては、
ポリプロピレン重合体等からなる単重シート、エ
チレン・ビニルアルコール共重合体等を用いた共
押出多層シートおよびラミネートシート等が主に
用いられ、その他、各種樹脂ブレンドシート、無
機充填剤配合シートや、これらシートに必要に応
じて各種の添加剤を配合したものが採用される。 また、成形方法としては、真空成形、圧空成
形、真空圧空成形およびこれら成形においてプラ
グを併用したプラグアシスト成形が採用される。 次に本発明における容器類成形工程について説
明する。容器類成形にあたり、熱可塑性樹脂シー
ト26を適宜なヒータで成形温度にまで加熱し、
この加熱された樹脂シート26を雌型20とプラ
グ板30との間に供給する。次いで、これら雌型
20とプラグ板30とが型締めされたのち、空気
流路25を介して空所24が減圧され、樹脂シー
ト25は各キヤビテイ21の内面形状に形成され
ることとなる。このとき、外周側の各キヤビテイ
21の更に外側には雌型20の側面と補助プラグ
32とにより補助成形部25Aがそれぞれ形成さ
れている。この後、雌型20とプラグ板30とが
型開きされ、雌型20シート送り方向巾より大き
い所定1ピツチ分送られ、各容器26ごとにトリ
ミングされて製品とされる。 このような本実施例によれば、次のような効果
がある。 即ち、最も外側のキヤビテイ21に形成される
容器26の更に外側に雌型方向へ押し込み成形さ
れた補助成形部25Aを補助プラグ32により形
成するものとしたから、外側キヤビテイ21から
得られる容器26を実質的に一回り内分側で形成
されたものとして擬制でき、外側に形成される容
器に生じていた従来例における肉厚分布の不均一
が補助成形部25Aによつて容器フランジ部が全
周にわたつて均一に伸ばされ、従つて、多数個取
り成形に特有の前記欠点を解消することができ
る。 また、補助成形部25Aはプラグ板30に設け
た補助プラグ32により成形される構成であるた
め、装置構造を複雑にすることがなく、また、従
来金型への適用も難なく行うことができる。さら
に、雌型外周部を個別に加熱する必要がなく、設
備費の上昇を招くこともないとともに、柔来装置
への適用も難なく行うことができる。 なお、前記実施例においては、補助成形部25
Aは補助プラグ32により形成するものとした
が、本発明は、必ずしもこれに限定されるもので
はない。すなわち、外側のキヤビテイ21の更に
外側の雌型20の部分に補助プラグ32と同じよ
うな形状を有する凹陥部を設け、差圧により樹脂
シート25を凹陥部形状に形成すれば、補助プラ
グ32を用いて形成したのと同様の補助成形部2
5Aを形成することができる。また、この際、前
記凹陥部に補助プラグ32を併用する構成として
もよい。この雌型20としてはキヤビテイ前後端
に凹陥部を有する金型を用いることにより、原料
シートの成形ロス量を減少させる効果が大きく望
ましい。要するに、外側に形成される容器26よ
りも更に外側に補助成形部25Aが形成し得る構
成であればよい。ただし、前記実施例のように、
補助成形部を補助プラグ32により成形する構成
とすれば、従来の金型をそのまま利用できる点で
有利であり、一方、新規に金型を製作する場合
は、凹陥部を設けるのが前述のようにロスを少な
くできて有利である。また、前記補助成形部25
Aは、各容器26に対応して断続的に設けられた
ものとしたが、外側容器26を全体的に囲繞する
よう連続的に設けられたものであつてもよい。さ
らに、補助プラグ32は、プラグ板30と一体に
設けられる構成であるとして説明したが、これら
は別体として構成することでもよい。また、補助
プラグ32はプラグ板30の外周全周に沿つて形
成したが、少なくとも樹脂シートの送り方向の前
後に設ければ足りる。 次に具体的数値に基づいた実験例を比較例を用
いて更に説明する。 熱可塑性樹脂シートとしてA:C:B:C:A
=380μm:10μm:20μm:380μm、(樹脂A:ポ
リプロピレン、B:エチレン・ビニルアルコール
共重合体、C:無水マレイン酸変性ポリプロピレ
ン)のシートを間接加熱式プラグアシスト真空成
形法により成形した。 雌型は7×7=49個の容器成形用キヤビテイを
有するものを用い、このキヤビテイの開口部直径
60mm、底部直径56mm、深さ27mmとした。また、成
形プラグおよび補助プラグは、図示のものに準
じ、各キヤビテイと対応するものを用いた。な
お、プラグおよび補助プラグの高さはそれぞれ24
mmとした。これにより、樹脂シートの供給方向に
おける前列および後列に形成された14個の容器フ
ランジ部の肉厚測定結果を、補助プラグを用いな
い場合の比較例と共に表に示す。
〔発明の効果〕
このような結果から明らかなように本発明によ
れば、容器肉厚差、特にフランジ部における肉厚
の不均一性を解消し、シール性の良好な容器類を
提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る製造装置の一実施例にお
ける型開き状態を示す断面図、第2図は、第1図
の型締め状態を示す断面図、第3図は前記実施例
に用いられるプラグ板の一部を切欠いた平面図、
第4図は従来のプラグアシスト真空成形装置の断
面図である。 20……雌型、21……キヤビテイ、25……
熱可塑性樹脂シート、25A……補助成形部、2
6……容器類、30……プラグ板、32……補助
プラグ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂シートを加熱し、真空成形、圧
    空成形、真空圧空成形などにより雌型のキヤビテ
    イ形状に容器類を製造する方法において、前記雌
    型は多数個取りキヤビテイを用い、これらキヤビ
    テイの少なくとも樹脂シート供給方向の前後端に
    形成される容器類のそれぞれの更に外側部に、前
    記雌型方向に向かつて連続または断続的に突出さ
    れた補助成形部が設けられるよう成形することを
    特徴とする熱可塑性樹脂シートより容器類を製造
    する方法。 2 特許請求の範囲第1項において、前記補助成
    形部は、差圧により形成されることを特徴とする
    熱可塑性樹脂シートより容器類を製造する方法。 3 特許請求の範囲第1項または第2項において
    前記補助成形部は凸状部材により形成されること
    を特徴とする熱可塑性樹脂容器類の製造方法。 4 熱可塑性樹脂シートを加熱して真空成形、圧
    空成形、真空圧空成形などにより雌型のキヤビテ
    イ形状に容器類を製造する装置において、前記雌
    型の少なくとも樹脂シート送り方向の前後端に位
    置するキヤビテイの更に外側に、前記雌型方向に
    突出される補助成形部を形成する凸状部材を設け
    たことを特徴とする熱可塑性樹脂シートより容器
    類を製造する装置。 5 特許請求の範囲第4項において、前記凸状部
    材は、成形プラグを備えたプラグ板と一体的に設
    けられたことを特徴とする熱可塑性樹脂シートよ
    り容器類を製造する装置。 6 特許請求の範囲第4項において、前記凸状部
    材は、成形プラグに対応して断続的に設けられて
    いることを特徴とする熱可塑性樹脂シートより容
    器類を製造する装置。 7 特許請求の範囲第4項において、前記凸状部
    材は、成形プラグの2以上に対応して連続的に設
    けられていることを特徴とする熱可塑性樹脂シー
    トより容器類を製造する装置。
JP547285A 1985-01-16 1985-01-16 熱可塑性樹脂シ−トより容器類を製造する方法および装置 Granted JPS61163829A (ja)

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