JPH0136661Y2 - - Google Patents

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JPH0136661Y2
JPH0136661Y2 JP1982002039U JP203982U JPH0136661Y2 JP H0136661 Y2 JPH0136661 Y2 JP H0136661Y2 JP 1982002039 U JP1982002039 U JP 1982002039U JP 203982 U JP203982 U JP 203982U JP H0136661 Y2 JPH0136661 Y2 JP H0136661Y2
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JP
Japan
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insulator
opening
conductor
protrusion
leg
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JP1982002039U
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JPS58104732U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、集電子を接触移動させる帯板状導体
と張力を分担する金属線とを一定の間隔を保持し
つつ並行させてこれらを横断面略逆U字状の絶縁
物で共通被覆した張力布設形の絶縁トロリーに関
する。
従来この種絶縁トロリーは、比較的小容量のも
のとして本出願人において既に提案した。(特願
昭56−175436号) 即ち、これを第1図を参照しつつ説明すると、
横断面略逆U字状として下側に集電子挿入用の開
口6を設定する対の脚状部4a,4Aを有し且つ
それとは反対側の上面に当該脚状部間の開口幅に
略一致する幅の突起4bを有する絶縁物に対し
て、下側の脚状部4a,4aと上側の突起4bと
の間の上下中立位置x−x′で帯板状導体2が一体
的に配置され且つ該その帯面2aを開口6内の底
に露出されているとともに、金属撚線3が上側に
変位した位置にある突起4b内に一体的に埋設さ
れた構造としていた。絶縁物4に対する帯板状導
体2及び金属撚線3の一体化は、当該帯板状導体
2と金属撚線3を樹脂押出機のダイスを並行して
通過させ、該ダイスより樹脂を略逆U字状として
押出成形することによりなされていた。
そのような絶縁トロリーは、可撓性を有するた
め、長尺に製造してこれを渦巻状に巻装すること
により長尺一条物として提供することができ、従
つて、布設現場では布設長に併せた長さ分を繰り
出し延線し、そして両端で金属線の端部を引留装
置に繋ぎ留めることにより、中間に接続部を有す
ることなく張力をかけて布設することを可能にし
たものである。
しかして、そのような構造の絶縁トロリー1
は、帯板状導体2の帯面2aが開口側に向くた
め、該導体のフラツトワイズな点を考慮して、第
2図に示す如く、脚状部4a,4aが内側に向く
ようにしてドラム5に渦巻状に巻装させ、その
際、外側に向く突起4bを対の脚状部4a,4a
の間に嵌入させることで、横ずれを防止して整列
巻が行えるように配慮されている。
ところで、このように渦巻状に巻装されて長尺
に巻き取られ且つ運搬に供する絶縁トロリーは、
布設現場において、布設条長に見合う長さ分を渦
巻状態から開放して繰り出しこれを延線するが、
その際繰り出しただけでは巻癖が残るため、ロー
ラー等で真つ直ぐになるように伸ばす矯正作業が
行われていた。
しかしながら、既に提案された当該絶縁トロリ
ーによれば、いくら矯正しても真つ直ぐにならず
に、対の脚状部4a,4aが変位して集電子の走
行を妨げるような状態に絶縁カバー4が捩じれる
現象が生じていた。
考案者等は、かかる捩じれの原因について鋭意
追求した結果、金属撚線3が絶縁物に一体化状態
で同絶縁物に一体化された帯板状導体2と並行し
てその上側から巻き込まれることにあることを突
き止めた。
即ち、これを第2図を参照して説明すると、絶
縁トロリー1がドラム5に脚状部4a,4aを内
側にして渦巻状に巻装したときに、帯板状導体2
が脚状部の端縁からHの高さの位置つまり中立位
置x−x′において巻き取られるのに対して、金属
撚線3が当該導体2の位置から幅h分だけ離れた
上側から一回巻かれる毎に導体2の巻き込み長さ
に対して2hπだけ余計に強制的に巻き込まれるこ
ととなり、そしてそのように巻き取つた絶縁トロ
リー1を巻ほぐして繰り出した場合には、金属撚
線3が導体2に長さに対して2hπ分だけ余計に余
長が生じた状態となり、これが導体と同じ長さと
なろうとして螺旋状に変形して真つ直ぐになら
ず、そしてそれに食い付いて一体化された絶縁物
4に捩じれを発生させていた。
本考案は、以上の従来技術の問題点つまり絶縁
物への捩じれを生じないように改善した絶縁トロ
リーを提供することに目的がある。
即ち、本考案の絶縁トロリーは、添付図面に示
した如く、横断面略逆U字状にして下側に開口6
を設定する対の脚状部4a,4aを有し且つそれ
とは反対側の上面に当該脚状部を内側に向けて渦
巻状に巻かれた際にそれらの間の開口に嵌入する
突起4bを有した絶縁物4に対して、帯板状導体
2が前記絶縁物4における脚状部と突起との間の
上下中立位置x−x′で前記開口の底に該導体自身
の帯面2aを露出した状態で一体的に配置されて
いるとともに、金属撚線3が前記絶縁物4の上下
中立位置x−x′より上方に偏倚した当該突起4b
内に該金属撚線自身の外径よりも大きな内径とし
て形成した孔4cにルーズに収容されていること
を特徴とする。
第1図において、絶縁トロリー1の横断面構造
例を示したもので、帯板状導体2は銅板等の導電
性良好な金属帯板材を用い、金属撚線3は鋼燃線
等の抗張力特性に優れたものを用いている。
しかして、これらは絶縁物としてまた適度の硬
さをもち併せたPVC(ポリ塩化ビニル)等の樹脂
押出機に導いて樹脂とともに押出し、所定の絶縁
物4を覆設した状態で連続的に製造される。
しかして、絶縁物4は、押出成形により横断面
略逆U字状とされていて、下側に開口6を設定す
る対の脚状部4a,4aを有するものとされ、そ
れらの間に集電子を介入しそれが長手方向(紙面
の表裏方向)に走行する際に案内部として役立て
られている。かかる脚状部4a,4aとは反対側
の上面においては、該脚状部4a,4a間の開口
幅と略等しい幅の突起4bを有している。
しかして、絶縁物4の脚状部4a,4aの下端
縁と突起4bとの間の上下中立の位置x−x′に
は、帯板状導体2が水平状態で一体的に配置され
ており、その下側の帯面2aが開口6の底に露出
されるようにしている。そして、絶縁物4の上側
に偏倚した位置で陸起している突起4b内におい
て、第3図に示した如く、金属撚線3の外径d0
対して若干大きな内径dとした孔4cを形成し、
この孔4cに金属撚線3がルーズに挿通されるよ
うにしてなる。そのようなルーズな挿通状態を形
成するには、樹脂押出過程で、成形ダイスを通過
させる金属線の周上にニツプルの先端を延長形成
させることで、金属線の周りに樹脂が中空上に押
出すことで得ることができる。
上記したようにして得られた絶縁トロリーは、
第2図に示すように、脚状部4a,4aを内側に
向けてドラム5の巻胴面に巻き付けそして内側の
絶縁トロリー部分の外側に巻き付けられる絶縁ト
ロリー部分が、脚状部4a,4aの間に突起4b
を嵌入させた状態とし、もつてラジアル方向に整
列状態で巻装される。
しかして、一旦渦巻に巻き付けられた絶縁トロ
リーでは、ラジアル方向において内側で巻き込ま
れる帯板状導体2に対して、外側の金属撚線3が
それらの離間幅hに基づいて、一回巻回される毎
に2hπ分だけ余計に巻き込まれるが、その際余分
な巻き込み分は、絶縁物4の孔4c内でその長手
方向に移動することで行われる。
そして、かかる巻装状態から、巻ほぐして矯正
機により真つ直ぐに伸ばした場合には、金属撚線
3が絶縁物4の孔4c内を移動して端末から余計
に巻き込んだ2hπ分だけ突き出すことにより、真
つ直ぐに矯正され、従つて、金属撚線の癖により
絶縁カバー4に捩じれを与える要因がなくなる。
以上説明した通り、本考案の絶縁トロリーによ
れば、帯板状導体に対して帯面を露出するように
絶縁物を被せ、同絶縁物において帯板状導体に対
してその露出した帯面とは反対側に離間した金属
撚線を内蔵させた張力形絶縁トロリーにおいて、
絶縁物の開口側を内側にして渦巻状に巻かれた場
合に金属撚線が帯板状導体よりも余分に巻き込ま
れることに起因して、巻ほぐし後の矯正時に捩じ
れが発生するという問題が解消され、従つて、絶
縁物において集電子を介入させる開口を設定し且
つ集電子走行の案内部材となる対の脚状部が真つ
直ぐに矯正することが簡単に行え、旋工性に優れ
ることと相まつて集電子の接触走行を安定なもの
として集電特性に優れたものを提供し、実用上の
効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本考案の実施例を示し、第1図は
絶縁トロリーの横断面説明図、第2図イ,ロは同
絶縁トロリーの巻装状況を示す説明図、第3図は
同絶縁トロリーの要部断面構造の拡大説明図であ
る。図中、1は絶縁トロリー、2は帯板状導体、
3は金属撚線、4は絶縁物、4a,4aは脚状
部、4bは突起、4cは孔、6は開口である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横断面略逆U字状にして下側に開口6を設定す
    る対の脚状部4a,4aを有し且つそれとは反対
    側の上面に当該脚状部を内側に向けて渦巻状に巻
    かれた際にそれらの間の開口に嵌入する突起4b
    を有した絶縁物4に対して、帯板状導体2が前記
    絶縁物4における脚状部と突起との間の上下中立
    位置x−x′で前記開口の底に該導体自身の帯面2
    aを露出した状態で一体的に配置されているとと
    もに、金属撚線3が前記絶縁物4の上下中立位置
    x−x′より上方に偏倚した当該突起4b内に該金
    属撚線自身の外径よりも大きな内径として形成し
    た孔4cにルーズに収容されていることを特徴と
    する絶縁トロリー。
JP203982U 1982-01-11 1982-01-11 絶縁トロリ− Granted JPS58104732U (ja)

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JP203982U JPS58104732U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 絶縁トロリ−

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JP203982U JPS58104732U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 絶縁トロリ−

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Publication Number Publication Date
JPS58104732U JPS58104732U (ja) 1983-07-16
JPH0136661Y2 true JPH0136661Y2 (ja) 1989-11-07

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53118793A (en) * 1977-03-25 1978-10-17 Hitachi Cable Ltd Insulated trolley wire and its manufacturing method
JPS5414382B2 (ja) * 1973-10-11 1979-06-06

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5710895Y2 (ja) * 1977-07-02 1982-03-03

Patent Citations (2)

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JPS5414382B2 (ja) * 1973-10-11 1979-06-06
JPS53118793A (en) * 1977-03-25 1978-10-17 Hitachi Cable Ltd Insulated trolley wire and its manufacturing method

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JPS58104732U (ja) 1983-07-16

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