JPH0136113Y2 - - Google Patents

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JPH0136113Y2
JPH0136113Y2 JP12506982U JP12506982U JPH0136113Y2 JP H0136113 Y2 JPH0136113 Y2 JP H0136113Y2 JP 12506982 U JP12506982 U JP 12506982U JP 12506982 U JP12506982 U JP 12506982U JP H0136113 Y2 JPH0136113 Y2 JP H0136113Y2
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disk
blood
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chamber
measuring element
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JP12506982U
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JPS5929751U (ja
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は血液の簡易型分析装置に関するもの
である。
血液中には多種の化学成分が含まれている。こ
れら化学成分の濃度は生体が健康である限り、あ
る範囲を保つているが、疾病などによつて生体の
平衡状態が崩れるとこれらの成分の濃度に変化を
生ずる。例えば急性肝炎のときの種々の酸素の急
激な増量、慢性肝炎のときの血清膠質反応の変化
などがある。従つて生体より採取した血液成分の
濃度を正確に測定することは、疾病の診断、経過
観察、治療の方針などを合理的に行う上で重要で
あり、従来から種々の血液分析装置が開発されて
来た。
しかしながら従来一般に用いられていた血液分
析装置はそのほとんどが血液(全血、血清、血
漿)を液体の状態で試薬と反応させ、その色の変
化を測定するようにしていた。従つて同一生体か
ら採取した血液の多種目化学成分の分析を行うた
めには多量の血液が必要であつたはかりでなく、
その分析にも時間がかかり測定の初めと終りでは
正常値が変動するという問題があつた。
また、従来、多種目化学成分の分析を目的とす
る装置も開発され、治療医学の分野のみならず予
防医学の分野にも広く利用されるようになつて来
たが、かかる装置は構造が複雑な上に大型にして
高価であり、一般開業医が手軽に設置できるもの
ではなかつた。
この考案は上記の点に鑑み、複数の透孔を同一
円上に等配列設したデイスクをデイスク室内に回
転自在に水平に設け、該デイスクの一つの透孔の
直下に、該透孔に嵌着した測定素子の裏面に測光
光線を照射し、照射した測定素子の裏面からの反
射光を受光素子へ取出す測光部を備え、前記デイ
スク室の上面を被冠した開閉蓋に血液分注用ピペ
ツト挿入部を設けるという簡易な構成によつて血
液中の多種目化学成分の分析を小量の血液にて簡
単かつ短時間に、しかも正確に測定できるように
するとともに、デイスク上の測定素子への血液分
注を適格になし得るようにした血液の簡易型分析
装置を提供することを目的としている。
次に、この考案を添付図面に示す一実施例にも
とづいて説明する。
1はヒーター等の加熱手段2により常に一定の
温度(30〜40℃)に維持された恒温室、3は恒温
室1の上部中央に設けたデイスク室で、該デイス
ク室3は断面状のトレー部4と透明性を有する
開閉蓋5とからなる。このデイスク室3のトレー
部4には通気孔6が設けられ、該通気孔6を通し
て恒温室1内で暖められた空気がデイスク室3内
に対流するようになつている。7は前記デイスク
室3のトレー部4の中央に設けた貫通孔8を通し
てデイスク室3内にせり出したデイスク載置台
で、該デイスク載置台7はその中心を貫通した軸
杆9に支持されている。この軸杆9は第4図、第
5図示の如くその下端部が前記恒温室1の底部に
て回転自在に保持された軸筒10に嵌挿されてい
るとともに、該軸筒10内に装填したスプリング
11により上向きに弾圧されている。なお、前記
軸杆9は軸筒10の側面に設けた縦長孔12にピ
ン13を介して係合し、上下動の範囲が規制され
ている一方、軸杆9の回転は軸筒10と一体に行
われるようになつている。
14は血液成分に反応発色する試薬を含浸させ
たシート状部材15を、上下面中央に露出窓1
6,16′を有する扁平な枠部材17によつて保
持してなる盤状の測定素子で、該測定素子14は
複数個(図において6個)の透孔18を同一円上
に等配列設したデイスク19の各透孔18に嵌着
されている。この測定素子は血液の化学成分ごと
に異なる試薬を含浸させたものが用意されるが小
なくとも18種類あれば大概満足できる。前記デイ
スク19の透孔に嵌着し切れない残りの測定素子
は図示しない予備デイスクの透孔に嵌着され、前
記恒温室1内に設けた保管庫(図示せず)に保管
予熱されるようになつている。
前記デイスク19はデイスク載置台7の中心よ
り突出した軸杆9の頭部9′に嵌合できる中心孔
20と、前記デイスク載置台7の扁心位置に突出
した突起21に係合する係合孔22がそれぞれ設
けられ、デイスク室3内に設置したときに正確に
位置決めされるようになつている。なお、デイス
ク19の回転は本実施例ではその一部が開閉蓋5
の前面切欠部23より突出し、手動にて行えるよ
うになつているが、電動にて回転できるようにし
てもよい。また、デイスク19はその透孔18の
配設角ごとに回転停止できるようにしている。こ
の手段として本実施例では前記軸杆9と一体回転
する軸筒10の下面にノツチ手段24を設けてい
る。
25は前記デイスク室3のトレー部4に設けた
測光用の貫通孔26を介して、第7図示の如く前
記デイスク19の一つの透孔18の直下に設けた
測光部で、該測光部25は第8図示の如く光源2
7から発光され、フイルター28を通して分離さ
れた一定波長の測光光線をレンズ25aで受けて
平行な光線になし、反射鏡25bにて垂直方向に
屈曲し、集光レンズ25cによつて集束して前記
測定素子14の裏面に照射し、照射した測定素子
14の裏面からの反射光を前記集光レンズ25c
の中心を貫通した光学繊維25dを介して受光素
子29へ取出すようになつている。30は受光素
子29にて受光した光学情報を図示しないセンサ
ーおよび自動演算装置を介して測定値をデジタル
表示する表示窓である。
31は前記デイスク室3の開閉蓋5に設けたピ
ペツト挿入部で、該ピペツト挿入部31は第9図
示の如く開閉蓋5の上面より斜状に突出した筒状
部32に、中心孔33を有する弾性材料よりなる
栓体34を嵌挿してなる。この栓体34の中心孔
33は、デイスク19がデイスク室3のトレー部
4よりせり上がつた位置にある場合において、該
デイスク19の一つの透孔18に嵌着した測定素
子14の中心部を指向するようになつている。つ
まり、栓体34の中心孔33に図示の如くピペツ
ト35の先端を挿入して、血液を分注する際には
血液が正しく測定素子14の中心部に滴下できる
ようになつている。なお、このピペツト挿入部3
1は本実施例では斜状に設け、ピペツト35を挿
入し易くしているが、デイスク19の一つの透孔
に正しく分注できる限り、開閉蓋5に垂直に設け
てもよいことはいうまでもない。
36,37は前記軸杆9の途中に設けた鍔体3
8の上面に自由端を係止した二つの揺動レバー
で、該揺動レバー36,37の基端は恒温室1内
に立設した壁板39を挿通した共通のピン40に
枢着されている。41は一方の揺動レバー36を
下動させる第1押ボタン、42は他方の揺動レバ
ー37を下動させる第2押ボタンである。これら
第1、第2押ボタン41,42はこれを押下げる
ことにより揺動レバー36,37を介して軸杆9
を下降させ、デイスク19をデイスク室3のトレ
ー部4に密接させるためのものである。このデイ
スク19がデイスク室3のトレー部4に密接する
ということは、即ち、第8図示の如くトレー部4
に設けた測光用の貫通孔26よりデイスク室3内
に突出している集光レンズ25cを被冠したコー
ン状のカバー25eの頂部に測定素子の裏面を当
接させることを意味する。つまり、測光距離を一
定に保つためである。なお第1押ボタン41はエ
ンドポイントアツセー用、第2押ボタン42はレ
ートアツセー用であり、従つて第2押ボタン42
にはこれを押下げた状態に保持するストツプレバ
ー43と押下げた状態よりさらに押下げるとスト
ツプレバー43を解除するように作用する回動レ
バー43が併設されている。図中45は測定スタ
ートスイツチ、46は前記第1、第2ボタン4
1,42を下降させたときに閉成される測定用ス
イツチである。
この考案は以上の如く、複数個の透孔を同一円
上に等配列設したデイスクをデイスク室内に回転
自在に水平に設け、該デイスクの一つの透孔の直
下に、該透孔に嵌着した測定素子の裏面に測光光
線を照射し、照射した測定素子の裏面からの反射
光を受光素子に取出す測光部を備え、かつ前記デ
イスク室の開閉蓋に、前記デイスクの一つの透孔
に対応し、該透孔に嵌着した測定素子に血液を分
注するためのピペツト挿入部を設けてなるから、
デイスクの各透孔に分析しようとする血液成分に
反応発色する試薬が含浸された測定素子を嵌着
し、これに同一生体より採取した血液を分注し、
その血液が測定素子の試薬に反応発色する度合
を、装光部より測光光線を照射して測定すること
により血液の多種目化学成分の分析が簡単かつ短
時間に、しかも正確に行うことができるととも
に、デイスクの各透孔に嵌着した測定素子に対す
る血液の分注は、デイスク室の開閉蓋に設けたピ
ペツト挿入部に挿入したピペツトにより正確かつ
効率的になし得るというすぐれた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示し、第1図はデイ
スク室の開閉蓋を開いた状態の外観斜視図、第2
図は測定素子の断面斜視図、第3図は測定素子を
嵌着したデイスクの斜視図、第4図はデイスクを
デイスク室内に設置した状態の正面断面図、第5
図はデイスク作動手段を示す斜視図、第6図は第
2押ボタンの斜視図、第7図はデイスクの透孔と
測光部との関係を示す断面図、第8図は測光時の
断面図、第9図はピペツト挿入部の拡大断面図で
ある。 3…デイスク室、5…開閉蓋、14…測定素
子、18…透孔、19…デイスク、25…測光
部、29…受光素子、31…ピペツト挿入部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の透孔を同一円上に等配列設したデイス
    クをデイスク室に回転自在に水平に設け、該デイ
    スクの一つの透孔の直下に、該透孔に嵌着した測
    定素子の裏面に測光光線を照射し、照射した測定
    素子の裏面からの反射光を受光素子に取出す測光
    部を備え、かつ前記デイスク室の開閉蓋に、前記
    デイスクの一つの透孔に対応し、該透孔に嵌着し
    た測定素子に血液を分注するためのピペツト挿入
    部を設けてなる血液の簡易型分析装置。
JP12506982U 1982-08-19 1982-08-19 血液の簡易型分析装置 Granted JPS5929751U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12506982U JPS5929751U (ja) 1982-08-19 1982-08-19 血液の簡易型分析装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP12506982U JPS5929751U (ja) 1982-08-19 1982-08-19 血液の簡易型分析装置

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Publication Number Publication Date
JPS5929751U JPS5929751U (ja) 1984-02-24
JPH0136113Y2 true JPH0136113Y2 (ja) 1989-11-02

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JP12506982U Granted JPS5929751U (ja) 1982-08-19 1982-08-19 血液の簡易型分析装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5089424A (en) * 1988-06-14 1992-02-18 Abbott Laboratories Method and apparatus for heterogeneous chemiluminescence assay
JP6972835B2 (ja) * 2017-09-25 2021-11-24 株式会社Jvcケンウッド 分注ユニット

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JPS5929751U (ja) 1984-02-24

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