JPH029712B2 - - Google Patents
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- JPH029712B2 JPH029712B2 JP14356382A JP14356382A JPH029712B2 JP H029712 B2 JPH029712 B2 JP H029712B2 JP 14356382 A JP14356382 A JP 14356382A JP 14356382 A JP14356382 A JP 14356382A JP H029712 B2 JPH029712 B2 JP H029712B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/25—Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
- G01N21/251—Colorimeters; Construction thereof
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Biochemistry (AREA)
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- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は血液の簡易型分析装置に関するもの
である。
である。
血液中には多種の化学成分が含まれている。こ
れらの化学成分の濃度は生体が健康である限り、
ある範囲を保つているが、疾病などにより生体の
平衡状態が崩れると、これらの成分は変化する。
例えば急性肝炎のときの種々の酵素の急激な増
量、慢性肝炎の場合の血清膠質反応の変化などが
ある。従つてこの成分濃度を正確に測定すること
は疾病の診断、経過観察、治療方針などを合理的
に行う上に重要であり、従来から種々の血液分析
装置が開発されて来た。
れらの化学成分の濃度は生体が健康である限り、
ある範囲を保つているが、疾病などにより生体の
平衡状態が崩れると、これらの成分は変化する。
例えば急性肝炎のときの種々の酵素の急激な増
量、慢性肝炎の場合の血清膠質反応の変化などが
ある。従つてこの成分濃度を正確に測定すること
は疾病の診断、経過観察、治療方針などを合理的
に行う上に重要であり、従来から種々の血液分析
装置が開発されて来た。
しかしながら、従来一般に用いられていた血液
分析装置はそのほとんどが血液(全血、血清、血
漿)を液体の状態で試薬と反応させ、その色の変
化を測定するようにしていた。従つて、同一生体
から採取した血液の多種目成分の分析を行うため
には多量の血液が必要であつたばかりでなく、そ
の分析にも時間がかかり、測定の初めと終りでは
正常値が変動するという問題があつた。また従
来、多種目化学成分分析を目的とする装置も開発
され、治療医学の分野のみならず予防医学の分野
にも利用されるようになつて来たが、かかる装置
は構造が極めて複雑な上に大型にして高価であ
り、一般開業医が手軽に設置できるものではなか
つた。
分析装置はそのほとんどが血液(全血、血清、血
漿)を液体の状態で試薬と反応させ、その色の変
化を測定するようにしていた。従つて、同一生体
から採取した血液の多種目成分の分析を行うため
には多量の血液が必要であつたばかりでなく、そ
の分析にも時間がかかり、測定の初めと終りでは
正常値が変動するという問題があつた。また従
来、多種目化学成分分析を目的とする装置も開発
され、治療医学の分野のみならず予防医学の分野
にも利用されるようになつて来たが、かかる装置
は構造が極めて複雑な上に大型にして高価であ
り、一般開業医が手軽に設置できるものではなか
つた。
この発明は上記の点に鑑み、血液成分に反応発
色する試薬を含浸させた盤状の測定素子を用い、
該測定素子が血液にて発色する度合を測光すると
いう簡易な構成によつて、血液中の多種目化学成
分の分析を小量の血液にて簡単かつ短時間に行う
ことができるようにするとともに、測定素子と測
光部との距離を常に一定にした状態にて正確に測
光できるようにした血液の簡易型分析装置を提供
することを目的としている。
色する試薬を含浸させた盤状の測定素子を用い、
該測定素子が血液にて発色する度合を測光すると
いう簡易な構成によつて、血液中の多種目化学成
分の分析を小量の血液にて簡単かつ短時間に行う
ことができるようにするとともに、測定素子と測
光部との距離を常に一定にした状態にて正確に測
光できるようにした血液の簡易型分析装置を提供
することを目的としている。
次に、この発明を添付図面に示す一実施例にも
とづいて説明する。
とづいて説明する。
1はヒーター等の加熱手段2により常に一定の
温度(30〜40℃)に維持された恒温室、3は恒温
室1の上部中央に設けたデイスク室で、該デイス
ク室3は断面状のトレー部4と透明性を有する
開閉蓋5とからなる。このデイスク室3のトレー
部4には通気孔6が設けられ、該通気孔6を通し
て恒温室1内で暖められた空気がデイスク室3内
に対流するようになつている。7は前記デイスク
室3のトレー部4の中央に設けた貫通孔8を通し
てデイスク室3内にせり出してデイスク載置台
で、該デイスク載置台7はその中心を貫通した軸
杆9に支持されている。この軸杆9は第4図、第
5図示の如くその下端部が前記恒温室1の底部に
て回転自在に保持された軸筒10に嵌挿されてい
るとともに、該軸筒10内に装填したスプリング
11により上向きに弾圧されている。なお、前記
軸杆9は軸筒10の側面に設けた縦長孔12にピ
ン13を介して係合し、上下動の範囲が規制され
ている一方、軸杆9の回転は軸筒10と一体に行
われるようになつている。
温度(30〜40℃)に維持された恒温室、3は恒温
室1の上部中央に設けたデイスク室で、該デイス
ク室3は断面状のトレー部4と透明性を有する
開閉蓋5とからなる。このデイスク室3のトレー
部4には通気孔6が設けられ、該通気孔6を通し
て恒温室1内で暖められた空気がデイスク室3内
に対流するようになつている。7は前記デイスク
室3のトレー部4の中央に設けた貫通孔8を通し
てデイスク室3内にせり出してデイスク載置台
で、該デイスク載置台7はその中心を貫通した軸
杆9に支持されている。この軸杆9は第4図、第
5図示の如くその下端部が前記恒温室1の底部に
て回転自在に保持された軸筒10に嵌挿されてい
るとともに、該軸筒10内に装填したスプリング
11により上向きに弾圧されている。なお、前記
軸杆9は軸筒10の側面に設けた縦長孔12にピ
ン13を介して係合し、上下動の範囲が規制され
ている一方、軸杆9の回転は軸筒10と一体に行
われるようになつている。
14は血液成分に反応発色する試薬を含浸させ
たシート状部材15を、上下面中央に露出窓1
6,16′を有する扁平な枠部材17によつて保
持してなる盤状の測定素子で、該測定素子14は
複数個(図において6個)の透孔18を同一円上
に等配列設したデイスク19の各透孔18に嵌着
されている。この測定素子は血液の化学成分ごと
に異なる試薬を含浸させたものが用意されるが少
くとも18種類あれば大概満足できる。前記デイス
ク19の透孔に嵌着し切れない残りの測定素子は
図示しない予備デイスクの透孔に嵌着され、前記
恒温室1内に設けた保管庫(図示せず)に保管予
熱されるようになつている。
たシート状部材15を、上下面中央に露出窓1
6,16′を有する扁平な枠部材17によつて保
持してなる盤状の測定素子で、該測定素子14は
複数個(図において6個)の透孔18を同一円上
に等配列設したデイスク19の各透孔18に嵌着
されている。この測定素子は血液の化学成分ごと
に異なる試薬を含浸させたものが用意されるが少
くとも18種類あれば大概満足できる。前記デイス
ク19の透孔に嵌着し切れない残りの測定素子は
図示しない予備デイスクの透孔に嵌着され、前記
恒温室1内に設けた保管庫(図示せず)に保管予
熱されるようになつている。
前記デイスク19はデイスク装置台7の中心よ
り突出した軸杆9の頭部9′に嵌合できる中心孔
20と、前記デイスク装置台7の偏心位置に突出
した突起21に係合する係合孔22がそれぞれ設
けられ、デイスク室3内に設置したときに正確に
位置決めされるようになつている。なお、デイス
ク19の回転は本実施例ではその一部が開閉蓋5
の前面切欠部23より突出し、手動にて行えるよ
うになつているが、電動にて回転できるようにし
てもよい。また、デイスク19はその透孔18の
配設角ごとに回転停止できるようにしている。こ
の手段として本実施例では前記軸杆9と一体回転
する軸筒10の下面にノツチ手段24を設けてい
る。
り突出した軸杆9の頭部9′に嵌合できる中心孔
20と、前記デイスク装置台7の偏心位置に突出
した突起21に係合する係合孔22がそれぞれ設
けられ、デイスク室3内に設置したときに正確に
位置決めされるようになつている。なお、デイス
ク19の回転は本実施例ではその一部が開閉蓋5
の前面切欠部23より突出し、手動にて行えるよ
うになつているが、電動にて回転できるようにし
てもよい。また、デイスク19はその透孔18の
配設角ごとに回転停止できるようにしている。こ
の手段として本実施例では前記軸杆9と一体回転
する軸筒10の下面にノツチ手段24を設けてい
る。
25は前記デイスク室3のトレー部4に設けた
測光用の貫通孔26を介して、第7図示の如く前
記デイスク19の一つの透孔18の直下に設けた
測光部で、該測光部25は第8図示の如く光源2
7から発光され、フイルター28を通して分離さ
れた一定波長の測光光線をレンズ25aで受けて
平行な光線になし、反射鏡25bにて垂直方向に
屈曲し、集光レンズ25cによつて集束して前記
測定素子14の裏面に照射し、照射した測定素子
14の裏面からの反射光を前記集光レンズ25c
の中心を貫通した光学繊維25dを介して受光素
子29へ取出すようになつている。30は受光素
子29にて受光した光学情報を図示しないセンサ
ーおよび自動演算装置を介して測定値をデジタル
表示する表示窓である。
測光用の貫通孔26を介して、第7図示の如く前
記デイスク19の一つの透孔18の直下に設けた
測光部で、該測光部25は第8図示の如く光源2
7から発光され、フイルター28を通して分離さ
れた一定波長の測光光線をレンズ25aで受けて
平行な光線になし、反射鏡25bにて垂直方向に
屈曲し、集光レンズ25cによつて集束して前記
測定素子14の裏面に照射し、照射した測定素子
14の裏面からの反射光を前記集光レンズ25c
の中心を貫通した光学繊維25dを介して受光素
子29へ取出すようになつている。30は受光素
子29にて受光した光学情報を図示しないセンサ
ーおよび自動演算装置を介して測定値をデジタル
表示する表示窓である。
31はデイスク室3の開閉蓋5に設けたピペツ
ト挿入部で、該ピペツト挿入部31はこれに挿入
したピペツト(図示せず)がデイスク19の一つ
の透孔18に嵌着した測定素子14の中央部に血
液を正確に分注できるように位置している。
ト挿入部で、該ピペツト挿入部31はこれに挿入
したピペツト(図示せず)がデイスク19の一つ
の透孔18に嵌着した測定素子14の中央部に血
液を正確に分注できるように位置している。
32は前記デイスク19をデイスク室3のトレ
ー部4に密接させる作動手段で、第4図ないし第
6図に示されている。このデイスク19をデイス
ク室3のトレー部4に密接させるということは、
即ち、測定素子14を第8図示の如くデイスク室
3のトレー部4に設けた測光用の貫通孔26を通
して突出した集光レンズ25cの上面を被包した
コーン状のカバー25eの頂部に当接させること
を意味する。つまり集光レンズ25cと測定素子
14との距離を常に一定に保つためである。図に
おいて、33,34は前記軸杆9の途中に固設し
た鍔体35の上面に自由端33′,34′を係止し
た二つの揺動レバーで、該揺動レバー33,34
の基端33″,34″は恒温室1内に立設した壁板
36の前後面に、共通のピン37を介して枢着さ
れている。38は前側に位置する揺動レバー33
を下動する第1押ボタン、39は後側の揺動レバ
ー34を下動する第2押ボタンである。第1押ボ
タン38は前記壁板36の前面に沿つて垂下した
スライド板40の上端に一体に取付けられ、第2
押ボタン39は前記壁板36の後面に沿つて垂下
したスライド板41の上端にアーム41′を介し
て一体に取付けられている。前記スライド板40
および41にはその上下部に長孔42,42′が
設けられ、前記壁板36に突出したピン43,4
3′に係合している。また、スライド板40およ
び41はその下端に設けた突片44と壁板36に
設けたピン45との間に張設したスプリング46
により常に上向きに弾圧されているとともに、ス
ライド板40および41と、前記揺動レバー33
および34はそれぞれ設けたピン47,48間に
張設されたスプリング49を介して連けいしてい
る。従つて、第1押ボタン38を下向きにスプリ
ング46に抗して押下げると、スライド板40は
スプリング49を介して前側の揺動レバー33を
下向きに揺動させ、その自由端33′が係止して
いる鍔体35とともに軸杆9を下動させデイスク
19をデイスク室3のトレー部4に密接させる一
方、前記第2押ボタン39を押下げるとスライド
板41によつて後側の揺動レバー34が下向きに
揺動し、前記同様にデイスク19をデイスク室3
のトレー部4に密接させ得るようになつている。
50は第6図示の如く前記第2押ボタン39と一
体のスライド板41の適所に設けた凹欠部51に
下端部が係合するストツプレバーで、該ストツプ
レバー50は長孔50′を介して前記壁板36の
後面に設けたピン52に回動自在に取付けられて
いる。53はストツプレバー50の下端部をスラ
イド板41に圧接する方向に回動付勢しているバ
ネである。54は前記ストツプレバー50の上端
に設けた突片で、該突片54は前記壁板36に設
けたバカ穴55を貫通して壁板36の前面に突出
している。56は前記第2押ボタン39の直下に
設けたボツチ57に自由端上面をバネ58によつ
て圧接した回動レバーでその基端はピン56′を
介して前記壁板36に枢着している。該回動レバ
ー56の自由端下面には前記ストツプレバー50
の上端部の突片54に当接する当接板59が設け
られている。
ー部4に密接させる作動手段で、第4図ないし第
6図に示されている。このデイスク19をデイス
ク室3のトレー部4に密接させるということは、
即ち、測定素子14を第8図示の如くデイスク室
3のトレー部4に設けた測光用の貫通孔26を通
して突出した集光レンズ25cの上面を被包した
コーン状のカバー25eの頂部に当接させること
を意味する。つまり集光レンズ25cと測定素子
14との距離を常に一定に保つためである。図に
おいて、33,34は前記軸杆9の途中に固設し
た鍔体35の上面に自由端33′,34′を係止し
た二つの揺動レバーで、該揺動レバー33,34
の基端33″,34″は恒温室1内に立設した壁板
36の前後面に、共通のピン37を介して枢着さ
れている。38は前側に位置する揺動レバー33
を下動する第1押ボタン、39は後側の揺動レバ
ー34を下動する第2押ボタンである。第1押ボ
タン38は前記壁板36の前面に沿つて垂下した
スライド板40の上端に一体に取付けられ、第2
押ボタン39は前記壁板36の後面に沿つて垂下
したスライド板41の上端にアーム41′を介し
て一体に取付けられている。前記スライド板40
および41にはその上下部に長孔42,42′が
設けられ、前記壁板36に突出したピン43,4
3′に係合している。また、スライド板40およ
び41はその下端に設けた突片44と壁板36に
設けたピン45との間に張設したスプリング46
により常に上向きに弾圧されているとともに、ス
ライド板40および41と、前記揺動レバー33
および34はそれぞれ設けたピン47,48間に
張設されたスプリング49を介して連けいしてい
る。従つて、第1押ボタン38を下向きにスプリ
ング46に抗して押下げると、スライド板40は
スプリング49を介して前側の揺動レバー33を
下向きに揺動させ、その自由端33′が係止して
いる鍔体35とともに軸杆9を下動させデイスク
19をデイスク室3のトレー部4に密接させる一
方、前記第2押ボタン39を押下げるとスライド
板41によつて後側の揺動レバー34が下向きに
揺動し、前記同様にデイスク19をデイスク室3
のトレー部4に密接させ得るようになつている。
50は第6図示の如く前記第2押ボタン39と一
体のスライド板41の適所に設けた凹欠部51に
下端部が係合するストツプレバーで、該ストツプ
レバー50は長孔50′を介して前記壁板36の
後面に設けたピン52に回動自在に取付けられて
いる。53はストツプレバー50の下端部をスラ
イド板41に圧接する方向に回動付勢しているバ
ネである。54は前記ストツプレバー50の上端
に設けた突片で、該突片54は前記壁板36に設
けたバカ穴55を貫通して壁板36の前面に突出
している。56は前記第2押ボタン39の直下に
設けたボツチ57に自由端上面をバネ58によつ
て圧接した回動レバーでその基端はピン56′を
介して前記壁板36に枢着している。該回動レバ
ー56の自由端下面には前記ストツプレバー50
の上端部の突片54に当接する当接板59が設け
られている。
いま、第2押ボタン39をOFFの状態からON
の状態に押下げると、第2押ボタン39と一体の
スライド板41が下降するから、その凹欠部51
に前記ストツプレバー50の下端がバネ53の押
圧で係合し、スライド板41を押下げたままの状
態に保持する。該スライド板41の下降は前記揺
動レバー34を介してデイスク19をデイスク室
3のトレー部4に密接させている。
の状態に押下げると、第2押ボタン39と一体の
スライド板41が下降するから、その凹欠部51
に前記ストツプレバー50の下端がバネ53の押
圧で係合し、スライド板41を押下げたままの状
態に保持する。該スライド板41の下降は前記揺
動レバー34を介してデイスク19をデイスク室
3のトレー部4に密接させている。
しかして第2押ボタン39の押圧力を解除する
と、スライド板41にはスプリング46の作用
で、上向きに戻る力が働くため、前記ストツプレ
バー50はスライド板41の凹欠部51に係合し
たままの状態で長孔50′のストローク分だけ上
動する。この状態つまり第2押ボタン39がON
になつている状態では前記回動レバー56の自由
端下面に設けた当接板59の先端は前記ストツプ
レバー50の上端の突片54に当接しているか、
近接している。従つて、第2押ボタン39をON
の状態よりさらに押下げると前記回動レバー56
の自由端上面は押されて下向きに回動し、当接板
59の先端で前記ストツプレバー50の上端を押
圧するので、ストツプレバー50はピン52を中
心に第6図矢印方向に回動し、スライド板41の
凹欠部51より離脱する。しかる後、第2押ボタ
ン39の押圧力を解除すると該第2押ボタンはス
プリング46の弾発力でOFFの状態に戻る。つ
まり、前記第1押ボタン38は前記デイスク19
を一時的にデイスク室3のトレー部4に密接させ
るものであり、第2押ボタン39はストツプレバ
ー50とその解除をなす回動レバー56の併設に
より継続してデイスク19をデイスク室3のトレ
ー部4に密接させたものである。換言すれば第1
押ボタン38はエンドポイントアツセー用、第2
押ボタン39はレートアツセー用であり、分析し
ようとする血液の化学成分によつて選択的に使用
される。図中60は測定スタートスイツチ、61
は前記第1、第2押ボタン38,39を押下げた
ときに閉成される測光用スイツチである。
と、スライド板41にはスプリング46の作用
で、上向きに戻る力が働くため、前記ストツプレ
バー50はスライド板41の凹欠部51に係合し
たままの状態で長孔50′のストローク分だけ上
動する。この状態つまり第2押ボタン39がON
になつている状態では前記回動レバー56の自由
端下面に設けた当接板59の先端は前記ストツプ
レバー50の上端の突片54に当接しているか、
近接している。従つて、第2押ボタン39をON
の状態よりさらに押下げると前記回動レバー56
の自由端上面は押されて下向きに回動し、当接板
59の先端で前記ストツプレバー50の上端を押
圧するので、ストツプレバー50はピン52を中
心に第6図矢印方向に回動し、スライド板41の
凹欠部51より離脱する。しかる後、第2押ボタ
ン39の押圧力を解除すると該第2押ボタンはス
プリング46の弾発力でOFFの状態に戻る。つ
まり、前記第1押ボタン38は前記デイスク19
を一時的にデイスク室3のトレー部4に密接させ
るものであり、第2押ボタン39はストツプレバ
ー50とその解除をなす回動レバー56の併設に
より継続してデイスク19をデイスク室3のトレ
ー部4に密接させたものである。換言すれば第1
押ボタン38はエンドポイントアツセー用、第2
押ボタン39はレートアツセー用であり、分析し
ようとする血液の化学成分によつて選択的に使用
される。図中60は測定スタートスイツチ、61
は前記第1、第2押ボタン38,39を押下げた
ときに閉成される測光用スイツチである。
次に、作用について述べる。
まず、血液分析に必要な試薬を含浸させた測定
素子14を第3図示の如くデイスク19の各透孔
18内に嵌着する。次いでデイスク19を恒温室
1の上部に設けたデイスク室3の開閉蓋5を第1
図示の如く開いて、デイスク載置台7の中心より
突出している軸杆9の頭部9′にデイスク19の
中心孔20を嵌合すると同時に、突起21に係合
孔22を係合する。かくしてデイスク19がセツ
トできたら、デイスク室3の開閉蓋5を閉じ該開
閉蓋5のピペツト挿入部25よりピペツトを挿入
し血液(全血、血清、血漿)を分注する。この分
注はデイスク19を手動(電動)により1コマづ
つ送りながら行われる。次いて測定素子14に分
注された血液が反応発色する度合を測定するが、
この前に、測定しようとする測定素子14の性質
に合わせてフイルター28を回転円盤62を回し
て選択するとともに、測定方法がエンドポイント
アツセーかレートアツセーかを決め、前者であれ
ば第1押ボタン38を、後者であれば第2押ボタ
ン39を押下げる。これによつて、揺動レバー3
3,34は下動し、鍔体35を介して軸杆9を下
降させ、デイスク19をデイスク室3のトレー部
4に密接させるとともに、デイスク19の測定素
子14を集光レンズ25cのコーン状のカバー2
5eの頂面に当接させ、測定距離を一定にする。
デイスク19がデイスク室3のトレー部4に密接
した状態では測光用スイツチ61がONされるか
ら、測定スタートスイツチ60を押すことにより
光源27が発光し、その光源はフイルター28を
通して所望の測光光線がレンズ25a、反射鏡2
5b、集光レンズ25cを経て測定素子14の裏
面に第8図示の如く照射され、該照射された測定
素子14の裏面からの反射光は光学繊維25dを
通して受光素子29に伝送され、図示しないセン
サーおよび自動演算装置を介して表示窓30に分
析値がデジタル表示される。
素子14を第3図示の如くデイスク19の各透孔
18内に嵌着する。次いでデイスク19を恒温室
1の上部に設けたデイスク室3の開閉蓋5を第1
図示の如く開いて、デイスク載置台7の中心より
突出している軸杆9の頭部9′にデイスク19の
中心孔20を嵌合すると同時に、突起21に係合
孔22を係合する。かくしてデイスク19がセツ
トできたら、デイスク室3の開閉蓋5を閉じ該開
閉蓋5のピペツト挿入部25よりピペツトを挿入
し血液(全血、血清、血漿)を分注する。この分
注はデイスク19を手動(電動)により1コマづ
つ送りながら行われる。次いて測定素子14に分
注された血液が反応発色する度合を測定するが、
この前に、測定しようとする測定素子14の性質
に合わせてフイルター28を回転円盤62を回し
て選択するとともに、測定方法がエンドポイント
アツセーかレートアツセーかを決め、前者であれ
ば第1押ボタン38を、後者であれば第2押ボタ
ン39を押下げる。これによつて、揺動レバー3
3,34は下動し、鍔体35を介して軸杆9を下
降させ、デイスク19をデイスク室3のトレー部
4に密接させるとともに、デイスク19の測定素
子14を集光レンズ25cのコーン状のカバー2
5eの頂面に当接させ、測定距離を一定にする。
デイスク19がデイスク室3のトレー部4に密接
した状態では測光用スイツチ61がONされるか
ら、測定スタートスイツチ60を押すことにより
光源27が発光し、その光源はフイルター28を
通して所望の測光光線がレンズ25a、反射鏡2
5b、集光レンズ25cを経て測定素子14の裏
面に第8図示の如く照射され、該照射された測定
素子14の裏面からの反射光は光学繊維25dを
通して受光素子29に伝送され、図示しないセン
サーおよび自動演算装置を介して表示窓30に分
析値がデジタル表示される。
この発明は以上の如く、複数個の透孔を同一円
上に等配列設したデイスクをデイスク室内に回転
自在に水平に設け、該デイスクの一つの透孔の直
下に、該透孔に嵌着した測定素子の裏面に測光光
線を照射し、照射した測定素子の裏面からの反射
光を受光素子へ取出す測光部を備え、かつ前記デ
イスクをデイスク室のトレー部に一時的または継
続的に密接させる作動手段を設けたから、デイス
クの各透孔に、分析しようとする血液成分にそれ
ぞれ反応発色する試薬を含浸させた測定素子を嵌
着しておけば血液中の多種目化学成分の分析が簡
単かつ短時間に行うことができ、正常値が変動す
ることもない。
上に等配列設したデイスクをデイスク室内に回転
自在に水平に設け、該デイスクの一つの透孔の直
下に、該透孔に嵌着した測定素子の裏面に測光光
線を照射し、照射した測定素子の裏面からの反射
光を受光素子へ取出す測光部を備え、かつ前記デ
イスクをデイスク室のトレー部に一時的または継
続的に密接させる作動手段を設けたから、デイス
クの各透孔に、分析しようとする血液成分にそれ
ぞれ反応発色する試薬を含浸させた測定素子を嵌
着しておけば血液中の多種目化学成分の分析が簡
単かつ短時間に行うことができ、正常値が変動す
ることもない。
また、測定素子の測光時には測定素子を嵌着し
たデイスクがデイスク室のトレー部に密接するの
で、測定距離が常に一定に保持され、測定精度の
高い正常値が得られるとともに、デイスクはデイ
スク室のトレー部に一時的または継続的に密接さ
せることができる作動条件を設けたため、分析し
ようとする成分によつてはエンドポイントアツセ
ーとレートアツセーがボタン操作のみで簡単に選
択できるというすぐれた効果を奏するものであ
る。
たデイスクがデイスク室のトレー部に密接するの
で、測定距離が常に一定に保持され、測定精度の
高い正常値が得られるとともに、デイスクはデイ
スク室のトレー部に一時的または継続的に密接さ
せることができる作動条件を設けたため、分析し
ようとする成分によつてはエンドポイントアツセ
ーとレートアツセーがボタン操作のみで簡単に選
択できるというすぐれた効果を奏するものであ
る。
図はこの発明の一実施例を示し、第1図はデイ
スク室の開閉蓋を開いた状態の外観斜視図、第2
図は測定素子の断面斜視図、第3図は測定素子を
嵌着したデイスクの斜視図、第4図はデイスクを
デイスク室内に設置した状態の正面断面図、第5
図はデイスクの作動手段を示す斜視図、第6図は
第2押ボタンとそのストツプレバーの斜視図、第
7図は測光部と測定素子の関係を示す断面図、第
8図は測光時の断面図である。 3……デイスク室、4……トレー部、9……軸
杆、14……測定素子、18……透孔、19……
デイスク、25……測光部、32……作動手段、
33,34……揺動レバー、35……鍔体、38
……第1押ボタン、39……第2押ボタン、50
……ストツプレバー、56……回動レバー。
スク室の開閉蓋を開いた状態の外観斜視図、第2
図は測定素子の断面斜視図、第3図は測定素子を
嵌着したデイスクの斜視図、第4図はデイスクを
デイスク室内に設置した状態の正面断面図、第5
図はデイスクの作動手段を示す斜視図、第6図は
第2押ボタンとそのストツプレバーの斜視図、第
7図は測光部と測定素子の関係を示す断面図、第
8図は測光時の断面図である。 3……デイスク室、4……トレー部、9……軸
杆、14……測定素子、18……透孔、19……
デイスク、25……測光部、32……作動手段、
33,34……揺動レバー、35……鍔体、38
……第1押ボタン、39……第2押ボタン、50
……ストツプレバー、56……回動レバー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数個の透孔を同一円上に等配列設したデイ
スクをデイスク室内に回転自在に水平に設け、該
デイスクの一つの透孔の直下に、該透孔に嵌着し
た測定素子の裏面に測光光線を照射し、照射した
測定素子の裏面からの反射光を受光素子へ取出す
測光部を備え、かつ前記デイスクをデイスク室の
トレー部に一時的または継続的に密接させる作動
手段を設けたことを特徴とする血液の簡易型分析
装置。 2 前記作動手段がデイスクをデイスク室内に支
持した上下動自在の軸杆の途中に固設した鍔体の
上面に自由端を係止した二つの揺動レバーと、該
各揺動レバーを下動する二つの押ボタンとからな
り、一方の押ボタンには揺動レバーを下動させた
状態を保持するストツプレバーと、該ストツプレ
バーを解除する回動レバーが併設されている特許
請求の範囲第1項記載の血液の簡易型分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14356382A JPS5932851A (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 血液の簡易型分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14356382A JPS5932851A (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 血液の簡易型分析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5932851A JPS5932851A (ja) | 1984-02-22 |
JPH029712B2 true JPH029712B2 (ja) | 1990-03-05 |
Family
ID=15341649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14356382A Granted JPS5932851A (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 血液の簡易型分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5932851A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61209343A (ja) * | 1985-03-13 | 1986-09-17 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 生化学分析装置 |
JPS61209344A (ja) * | 1985-03-13 | 1986-09-17 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 生化学分析装置 |
JPS61259144A (ja) * | 1985-05-14 | 1986-11-17 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 生化学分析装置 |
JPS6335013A (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-15 | Yamatake Honeywell Co Ltd | 近接スイツチ |
JPH0247551U (ja) * | 1988-09-27 | 1990-03-30 | ||
DE59410388D1 (de) * | 1993-04-23 | 2004-10-21 | Roche Diagnostics Gmbh | Diskette mit kreisförmig angeordneten Testelementen |
DE4425432A1 (de) * | 1994-07-19 | 1996-01-25 | Boehringer Mannheim Gmbh | Auswertevorrichtung zur reflektometrischen Auswertung von Testelementen |
-
1982
- 1982-08-19 JP JP14356382A patent/JPS5932851A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5932851A (ja) | 1984-02-22 |
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