JPH0135840B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0135840B2
JPH0135840B2 JP55501235A JP50123580A JPH0135840B2 JP H0135840 B2 JPH0135840 B2 JP H0135840B2 JP 55501235 A JP55501235 A JP 55501235A JP 50123580 A JP50123580 A JP 50123580A JP H0135840 B2 JPH0135840 B2 JP H0135840B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fragment
glu
group
ddz
thymosin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55501235A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56500655A (ja
Inventor
Kurisuchian Biru
Ururitsuhi Shutorenueruku
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ORUPEGEN MEDEITSUINISHUUMOREKURAARUBIOROGITSUSHE FUORUSHUNGUSUKEZERUSHAFUTO MBH
Original Assignee
ORUPEGEN MEDEITSUINISHUUMOREKURAARUBIOROGITSUSHE FUORUSHUNGUSUKEZERUSHAFUTO MBH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ORUPEGEN MEDEITSUINISHUUMOREKURAARUBIOROGITSUSHE FUORUSHUNGUSUKEZERUSHAFUTO MBH filed Critical ORUPEGEN MEDEITSUINISHUUMOREKURAARUBIOROGITSUSHE FUORUSHUNGUSUKEZERUSHAFUTO MBH
Publication of JPS56500655A publication Critical patent/JPS56500655A/ja
Publication of JPH0135840B2 publication Critical patent/JPH0135840B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
    • C07K14/57581Thymosin; Related peptides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S930/00Peptide or protein sequence
    • Y10S930/01Peptide or protein sequence
    • Y10S930/18Thymus derived hormone or factor; related peptides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Description

請求の範囲 1 一連の保護基含有ペプチドフラグメントの製
造、それらの縮合及び引続く保護基の離脱によ
り、チモシン−α1又はアミノ酸残基Glu(10)、
Asp(15)、Glu(21)、Glu(25)及びAsn(28)の少
なくとも1個の側鎖カルボキシル基がアミド又は
アルキルアミドとして存在し、又は/及びN−末
端アミノ基に結合したアセチル基が他のアシル基
1個で換えられているその誘導体を製造するため
に、 a) N−末端非保護の、C−末端エステル化さ
れたか又は支持体結合したC−末端ペプチドフ
ラグメントと隣接N−末端Ddz−保護されたC
−末端非保護のペプチドフラグメントとを少な
くとも1:1.5の化学量論的量比で、無水の有
機溶剤中で、ジシクロヘキシルカルボジイミド
及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾールを用い
て縮合させ、 b) 僅かな化学量論的過剰のトリフルオル酢酸
の添加により、縮合したフラグメントDdz−基
を離脱させ、 c) 過剰の酸を有機塩基で中和し、かつ d) こうして得たN−末端非保護の延長された
C−末端フラグメントとそれぞれ次のN−末端
Ddz−保護フラグメントとを、工程a)、b)
及びc)の繰り返しのもとにペプチド連鎖が完
全になるまで縮合させ、最後に、残留している
保護基を常法で離脱させ、この際Asp及びGlu
に対する側鎖保護基としてt−ブチルエステル
基を、Ser及びThrに対してt−ブチル基を、
Lysに対してベンジルオキシカルボニル基をか
つAsnに対して4,4′−ジメトキシベンズヒド
リル基を使用し、 かつ、場合により、N−末端アセチル基を他の
アセチル基で換えることを特徴とする、チモシン
−α1又はその誘導体の製法。
2 グルタミン酸残基(10)、(21)、(25)の少な
くとも1個又は/及びアスパラギン酸残基(15)
又は/及びアスパラギン残基(28)の側鎖カルボ
キシル基を、アミド又はアルキルアミドの形で、
もしくはアスパラギン(28)の場合はジアミドの
形で有するペプチドフラグメントを使用する、請
求の範囲第1項記載の方法。
3 工程a)で溶剤としてジメチルホルムアミド
を使用する、請求の範囲第1項又は第2項記載の
方法。
4 工程b)で、ジクロルメタン中のトリフルオ
ル酢酸を添加する、請求の範囲第1項から第3項
までのいずれか1項に記載の方法。
5 トリフルオル酢酸の1〜5%の溶液を使用す
る、請求の範囲第4項記載の方法。
6 工程a)の縮合を、0〜30℃の温度で実施す
る、請求の範囲第1項から第5項までのいずれか
1項に記載の方法。
7 ベンジルオキシカルボニル保護基及びC−末
端ベンジルエステル基をトリフルオルエタノール
中での水素添加分解により離脱させる、請求の範
囲第1項から第6項までのいずれか1項に記載の
方法。
8 t−ブチルエステル基を、アニソールの存在
で、ジクロルメタン中の40〜60%のトリフルオル
酢酸を用いて離脱させる、請求の範囲第1項から
第7項までのいずれか1項に記載の方法。
9 4,4′−ジメチルベンズヒドリル保護基を純
粋のトリフルオル酢酸中で離脱させる、請求の範
囲第1項から第8項までのいずれか1項に記載の
方法。
10 b)工程、N−メチルモルホリンを用いて
中和する、請求の範囲第1項から第9項までのい
ずれか1項に記載の方法。
11 a)、b)及びc)工程を、支持体結合し
たフラグメントV、、、: 式: Ddz−25 Glu (OBut)−26 Ala −27 Glu (OBut)−28 Asn (Mbh)(OBzl) (V) 〔ここで、グルタミン酸残基(25)はアミド又は
アルキルアミドとして、かつアスパラギン残基
(28)はジアミド又はジアルキルアミドとして存
在していてよい〕、 式: Ddz−20 Lys (Z)−21 Glu (OBut)−22 Val −23 Val −Glu(OBut)−25 Glu (OBut−26 Ala −27 Glu (OBut)−28 Asn −(Mbh)(OBzl) () 〔ここでグルタミン酸残基(21)及び(25)及
び/又はアスパラギン残基(28)はアミド又はア
ルキルアミドとしてもしくはジアミドとして又は
ジアルキルアミドとして存在していてよい〕、 式: Ddz−13 Thr (But)−14 Lys (Z)−15 Asp (OBut) −16 Leu −17 Lys (Z)−18 Glu (OBut)−19 Lys (Z) −20 Lys (Z)−21 Glu (OBut)−22 Val −23 Val −24 Glu (OBut)−25 Glu (OBut)−26 Ala −27 Glu (OBut)−28 Asn (Mbh)(OBzl) () 〔ここでグルタミン酸残基(21)及び(25)、ア
スパラギン酸残基(15)及び/又はアスパラギン
酸(28)はアミド又はアルキルアミドとして、も
しくはジアミド又はジアルキルアミドとして存在
していてよい〕及び、 式: Ddz−7 Thr (But)−8 Ser (But)−9 Ser (But) −10 Glu (OBut)−11 Ile −12 Thr (But)−13 Thr (But) −14 Lys (Z)−15 Asp (OBut)−16 Leu −17 Lys (Z) −Glu(OBut)−19 Lys (Z)−20 Lys (Z)−21 Glu (OBut)−22 Val −23 Val −24 Glu (OBut)−25 Glu (OBut) −26 Ala −27 Glu (OBut)−28 Asn (Mbh)(OBzl) () 〔ここでグルタミン酸残基(10)、(21)、(25)、
アスパラギン酸残基(15)及び/又はアスパラギ
ン残基(28)はアミド又はアルキルアミドとし
て、もしくはジアミド又はジアルキルアミドとし
て存在していてよい〕 で実施する、請求の範囲第1項から第10項まで
のいずれか1項記載の方法。
明細書 本発明はペプチドフラグメントからチモシン−
α1及びその特定の誘導体の製法に関する。
チモシン−α1は、配列Ser−Asp−Ala−Ala−
Val−Asp−Thr−Ser−Ser−Glu−Ile−Thr−
Thr−Lys−Asp−Leu−Lys−Glu−Lys−Lys−
Glu−Val−Val−Glu−Glu−Ala−Glu−Asnを
有し、この中のNo.1のアミノ酸セリンがアセチル
化されて存在する胸腺の特に酸性のポリペプチド
である。このチモシン−α1では、癌撲滅及び免
疫学的防御組織の調整の分野でのその使用性が期
待できる重要な生物学的特性がみつけられた
(Cancer Treatment Reports 62巻No.11(1978年)
参照)。例えば、癌治療の分野で照射により生じ
る免疫抑制がチモシン−α1での処置により低減
されることが判明した。
従つて、チモシン−α1の合成法は重要になつ
ている。
チモシン−α1の化学的全合成は、既にJ.A.C.
S.101、1、253〜254頁(1979年)から公知であ
る。この方法では、従来慣用のペプチド合成法に
より、差当り、数種のペプチドフラグメントを合
成し、これらを、引続き、種々の方法で、特にア
ジド法で相互に縮合させている。しかしながらこ
の公知法は、欠点を有し、非常に経費がかかる
が、非常に低い収率で得られるだけである。
本発明は、これらの欠点を有さず、簡単な反応
で良好な収率で所望の生成物を生じるチモシン−
α1の合成法を得ることを目的としている。この
方法は、更に、あまり変えることなしに、チモシ
ン−α1の生物学的に重要な誘導体及び類縁体の
製造をも可能にすることにも役立つ。
この課題は、本発明により、保護基を有する一
連のペプチドフラグメントを製造し、それらを縮
合させ、引続き保護基を離脱させることによる、
チモシン−α1又はアミノ酸残基Glu(10)、Asp
(15)、Glu(21)、Glu(25)およびAsn(28)の少
なくとも1個の側鎖のカルボキシ基がアミド又は
アルキルアミドとして存在しかつ/又はN−末端
アミノ基に結合したアセチル基は他のアシル基に
より換えられているその誘導体の製造により解決
され、その特徴とするところは、 a) N−末端非保護で、C−末端エステル化さ
れたか又は支持体結合されたC−末端ペプチド
フラグメントと隣接N−末端Ddz−保護され
た、C−末端非保護のペプチドフラグメントと
を少なくとも1:1.5の化学量論的量比で、無
水有機溶剤中で、ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(DCC/1−HOBt)で縮合させ、 b) 僅かな化学量論的過剰のトリフルオロ酢酸
の添加により、縮合されたフラグメントDdz−
基を離脱させ、 c) 過剰の酸を有機塩基で中和し、かつ d) こうして得たN−末端非保護の長鎖状C−
末端フラグメントとそれぞれ次のN−末端Ddz
−保護されたフラグメントとをペプチド連鎖が
完全になるまでa)、b)及びc)の工程を繰
り返して縮合させ、かつ最後に、残留している
保護基を常法で離脱させ、この際、Asp及び
Gluの側鎖保護基としてはt−ブチルエステル
基を、Ser及びThrにはt−ブチル基を、Lys
にはベンジルオキシカルボニル基を、かつAsn
には4,4′−ジメトキシベンズヒドリル基を使
用し、 かつ場合によつては、N−末端アセチル基を他
のアシル基で換える。
ここで使用されている略字はIUPAG−IUB−
提案〔J.Biol.Chem.247巻977〜983頁(1972年)
参照〕に依る。Ddzはα,α−ジメチル−3,6
−ジメトキシベンジルオキシカルボニルを意味
し、zはベンジルオキシカルボニル、Acはアセ
チル、DButはt−ブチルエステル、Mbhは4,
4′−ジメチルオキシベンズヒドリルを意味する。
アルキル基としては、1〜6個特に1〜4個のC
−原子を有する直鎖又は分枝鎖の基がこれに該当
する。支持体としては、当業者に公知の、ペプチ
ド及び蛋白質の固定化に好適な支持体物質が使用
される。
本発明方法で重要なことは、チモシン−α1分
子のN−末端端部を作るフラグメントを少なくと
も1.5倍特に〜2.5倍の化学量論的過剰で使用する
ことである。2個のフラグメントの縮合の際に、
それぞれN−末端Ddz−保護基を有する新しい大
きいC−末端フラグメントを生じ、N−末端Ddz
−保護基は次の非常に少量の酸との縮合のため
に、予め離脱されうるので、中和のためにも少量
の塩基が必要であるだけである。これに伴ない、
従来公知の方法で、慣用の多くの個々の工程及び
中間処理は、その都度の反応生成物の単離のため
に反応混合物を1カラムでの1回のクロマトグラ
フイ分離を行なうように、簡略化される。溶剤、
メタノール及び2,2,2−トリフルオルエタノ
ール中のセフアデツクスLH20を使用するのが有
利である。支持体結合したフラグメント結合の場
合には、最後に記載のクロマトグラフイによる中
間体単離も余分である。
本発明によれば無水の有機溶剤中で操作される
ので、水を除くための特別な乾燥工程は不必要で
ある。完全保護された最終生成物の有利にクロマ
トグラフイにより実施される精製も、同じ無水の
有機溶剤中で行なうことができる。
工程a)のために、溶剤として有利にジメチル
ホルムアミドが使用される。他の好適な溶剤はN
−メチルピロリドン及び双方とジメチルアセタミ
ドとからの混合物である。
b)工程では、酸の溶剤としてジクロルメタン
が有利である。他の好適な溶剤は、クロロホル
ム、テトラヒドロフラン及びジオキサンである。
特にジクロルメタン中の1〜約5%のトリフル
オル酢酸溶液を使用するのが有利である。トリフ
ルオル酢酸の特別な利点は、最終的なt−ブチル
エステル保護基及び4,4′−ジメトキシベンズヒ
ドリル保護基の離脱の分野でも、これを使用する
ことができる点にあり、この際には単にその濃度
が高められる。
中和のためには、原則的に、有機溶剤中に可溶
な又は支持体結合したすべての有機3級アミンを
使用することができる。特に、ラセミ化を抑制
し、これにより生成物の光学的純度を改良するの
で、N−メチルモルホリンが有利である。
a)工程の終了時に、溶剤を有利に真空中で溜
去し、残分をクロマトグラフイにより、例えば分
子フルイ物質例えば網状化されたデキストラン、
ポリスチロール又は類似物を通して精製する。こ
のクロマトグラフイは、適当な無水の溶剤例えば
アルコール、ハロゲン化された炭化水素等中で行
なう。メタノールが有利である。支持体結合した
フラグメント縮合物の場合には、単に、ジメチル
ホルムアミド及びジクロルメタンで支持体ポリマ
ーを洗浄する。
本発明方法に出発物質として使用されるペプチ
ドフラグメントは、ペプチド合成に公知の方法で
製造できる。その合成は同様にDdz−保護基の使
用下に行なうのが有利である。この場合、Ddz−
アミノ酸とイソブチルオキシカルボニルクロリ
ド/N−メチルモルホリンとの混合無水物が、N
−末端段階的配列延長により形成される。特にそ
れぞれDdz−アミノ酸、N−メチルモルホリン及
びSek−ブチロキシカルボニルクロリド1.5〜2当
量をジクロルメタン中に溶かし、約−10〜−20℃
で、トリフルオル酢酸1〜5%を含有し、1/4〜
1/2時間常温に保持され、次いでN−メチルモル
ホリンで中和されるジクロルメタン中の1当量の
Ddz−アミノ酸−t−ブチルエステルもしくは
Ddz−オリゴペプチド−t−ブチルエステルの変
換により得られる溶液と混合するのが有利であ
る。次いで、混合した溶液を室温で約30分〜2時
間反応させる。得られる反応混合物を真空中で蒸
発乾涸させ、クロマトグラフイにより適当なクロ
マトグラフイ材料例えば網状化されたデキストラ
ン例えばセフアデツクスLH20を通し、溶剤例え
ばメタノール中で精製する。この溶剤の除去の後
に、直接、次の縮合工程を、それぞれのペプチド
フラグメントが完成するまで前記の方法で行なう
ことができる。支持体結合したフラグメントの縮
合の場合には、ジメチルホルムアミド及びジクロ
ルメタンとの反応の後に、支持体ポリマーを洗浄
する。
こうして得たフラグメントからのチモシン−
α1の構成を、添付の図面につき詳説する。アミ
ノ酸1〜6(フラグメントI)、7〜12(フラグメ
ント)、13〜19(フラグメント)、20〜24(フラ
グメント)並びに25〜28(フラグメントV)よ
りなる5フラグメントを作ることが認められる。
C−末端フラグメントとしてのフラグメントV
を、次いで本発明により、フラグメントと反応
させると、この際、延長されたC−末端フラグメ
ントが得られる。同様にして、フラグメント
をフラグメントと改めて反応させると、フラグ
メントが新しいC−末端フラグメントとして生
じる。この後者をフラグメントと反応させて、
フラグメントを形成させながら、これを最後に
フラグメントIと反応させて、完成したペプチド
鎖を形成させ、これからは、なお保護基を離脱
させるだけである。アセチル基を他のアシル基で
換えるべき場合には、これはフラグメントIの形
成の際に行なう。フラグメントIとVは、有利に
ベンジルエステルとしては、Vは場合により支持
体結合して、、及びはメチルエステルとし
て製造される。このエステルからのカルボキシル
基の遊離は、アルカリ性鹸化により、メチルエス
テルの場合は、水性ジオキサン中で、ベンジルエ
ステルの場合はテトラヒドロフラン/メタノール
中で行なうのが有利である。
縮合反応そのものは、溶剤としてのジメチルホ
ルムアミド中で実施するのが有利である。この
際、個々の縮合工程での収率は優れており、90%
まで達する。フラグメントIでは、ベンジルエス
テル基を脱水素するのが有利である。好適な溶剤
は、プロパノール及び氷酢酸並びに2,2,2−
トリフルオルエタノールの混合物である。触媒と
しては、パラジウム−炭、パラジウム黒又は白金
黒を使用するのが有利である。
前記のように、本発明の方法は特定のチモシン
−α1−誘導体の合成、即ち、アミノ酸残基Glu
(10)、Asp(15)、Glu(21)、Glu(25)及びAsn
(28)の少なくとも1個の側鎖のカルボキシ基の
代りにアミド−又はアルキル−アミド基を有する
ようなものの合成も行なう。この場合、フラグメ
ントの相応する合成工程で、天然チモシン−α1
中に存在するそれぞれのアミノ酸の代りに、これ
らアミノ酸の既にアミド又はアルキルアミドに変
えられた誘導体を使用する。Asnの場合は、相応
するジアミドを使用する、それというのもAsnは
それ自体既にアミドであるからである。
前記の誘導体は特別な治療上の重要性を有し、
チモシン−α1とは別の作用効果を有する。
作用もしくは作用強度を変えるためにN−末端
アセチル基を他のアシル基で換えることもでき
る。この場合、アセチル基の代りにアシルグリシ
ン基を導入するのが有利である。
次の例は、更に添付図面との関連で本発明を説
明している。
例 1 チモシン−α1の製造 フラグメントI(1〜6)、(7〜12)、
(13〜19)、(20〜24)及びV(25〜28)を、溶
液中で、過剰のDdz−アミノ酸と、イソブチロキ
シカルボニルクロリド/N−メチルモルホリンと
の混合物の使用下に、N−末端での段階的配列延
長により全ての側で保護して形成した。この後、
フラグメントI及びVはベンジルエステルとし
て、、及びはメチルエステルとして、次の
すべての段階にわたり計算した収率で存在した:
I(67%)、(20%)、(31%)、(56%)及
びV(39%)。
水性ジオキサン中でのアルカリ性鹸化の後に、
フラグメントをジメチルホルムアミド中でVと
縮合させ、その後、後者から予め、Ddz−基を、
ジクロルメタン中の1%トリフルオル酢酸(V/
V)を用いて離脱させた。縮合は、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド/1−ヒドロキシルベンゾト
リアゾール(DCC/HOBt)を用いて、20℃、24
時間で70%の収率で行なつた。こうしてフラグメ
ントを得た。
フラグメントを水性テトラヒドロフラン/メ
タノール中のアルカリ性鹸化の後に、前記の条件
下でジメチルホルムアミド中、室温で66時間内
に、フラグメントと結合させる。フラグメント
が60%の収率で得られた。
次の段階で、フラグメントをVで行なつた
Ddz−離脱と同様にジメチルホルムアミド中で、
N−末端で、フラグメント(これは予めジオキ
サン/水8:2(V/V)中で鹸化した)と結合
させる。縮合は0℃で18時間かつ20℃で10時間実
施した。フラグメントの収率67%。
最後の縮合の前に、N−末端アセチルフラグメ
ントIから、ベンジルエステル基をプロパノー
ル/氷酢酸中で水素添加分解により離脱させた。
Iの遊離酸をN−メチルピロリドン/ジメチルホ
ルムアミド2:1(V/V)中で、予めのDdz−
離脱後のと24時間反応させた。生成物の収率
52%。
を2,2,2−トリフルオルエタノール中で
セフアデツクスLH20を通すクロマトグラフイに
より精製した。アミノ酸分析(括孤内計算値:
6NHCl 110℃、24時間);Asp4.11(4)、Thr2.64
(3)、Ser2.38(3)、Glu6.80(6)、Lys4.59(4)、Ile1.13
(1)、Leu1.23(1)、Ala2.51(3)、Val2.41(3)。
引続く3反応工程でからすべての保護基を除
いた。2,2,2−トリフルオルエタノール中、
Pd/Cを用いて水素添加分解によりすべてのベ
ンジルオキシカルボニル保護基及びC−末端ベン
ジルエステルを除去できた(収率96%)。アニソ
ール10%の存在下でのトリフルオル酢酸/ジクロ
ルメタン1:1(V/V)の30分間作用により、
主としてV−ブチルエステル基が離脱された。真
空中、室温で揮発性成分の除去の後にこのポリペ
プチド/アニソール−残分に4,4′−ジメトキシ
ベンズヒドリル保護基及び残留t−ベンジル基を
離脱させるためにトリフルオル酢酸を加えた
(120分、約20℃)、沈殿及びエーテルでの洗浄の
後に、この合成チモシン−α1をクロマトグラフ
イにより精製した。このために、ビオーゲル
(Bio−Gel)P6を有するカラム(0.6×240cm)
で、1%酢酸中(トリフルオルエタノール10%)
中で差当り、酸化されたインシユリン−B−鎖
(分子量:3495)に関する保留量を測定し、引続
き。合成チモシン−α1をクロマトグラフイにか
けた。これは、この分子量(3107)に相応する溶
離液量で、カラムから出た(に対する収率90
%)。アミノ酸分析(計算値括孤内:6NHCl/
110℃/24、48、96時間;Asp4.11(4)、Thr2.86
(3)、Ser2.70(3)、Glu5.89(6)、Lys3.98(4)Ile0.97(1)

Leu1.00(1)、Ala3.05(3)、Val2.97(3)。薄層クロマ
トグラム(シリカゲルメルク60F−254;0.25
mm);Rf=0.16(n−ブタノール/ピリジン/氷酢
酸/水5:5:1:4(V/V))単一。
〔α〕25 o:−96゜(579nm)。
−201.7゜(435nm)、−242.5゜(408nm、−338.5゜
(365nm)、−587.0゜(313nm)、C=水中で0.083。
この合成チモシン−α1は、リンパ細胞刺激試
験、E−ロゼツト−テスト(E−Rosetten−
Test)及びミトゲン−テスト(mitogen−Test)
で生物学的活性であることが立証された。
JP55501235A 1979-05-15 1980-05-14 Expired JPH0135840B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19792919592 DE2919592A1 (de) 1979-05-15 1979-05-15 Verfahren zur herstellung von thymosin- alpha 1 und derivaten davon

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56500655A JPS56500655A (ja) 1981-05-14
JPH0135840B2 true JPH0135840B2 (ja) 1989-07-27

Family

ID=6070778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP55501235A Expired JPH0135840B2 (ja) 1979-05-15 1980-05-14

Country Status (8)

Country Link
US (2) US4353821A (ja)
EP (1) EP0028627B1 (ja)
JP (1) JPH0135840B2 (ja)
CH (1) CH649089A5 (ja)
DE (1) DE2919592A1 (ja)
GB (1) GB2065662B (ja)
NL (1) NL8020195A (ja)
WO (1) WO1980002560A1 (ja)

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0033384B1 (de) * 1980-01-18 1984-02-15 Max-Planck-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V. Thymosin-alpha-1-Fragmente enthaltende Arzneimittel mit immunstimulierender Wirkung, und Thymosin-alpha-1-Fragmente
DE3137231A1 (de) * 1981-09-18 1983-04-14 Max-Planck-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V., 3400 Göttingen Bis-thymosin(alpha)(pfeil abwaerts)1(pfeil abwaerts)-verbindungen
US4497801A (en) * 1982-09-17 1985-02-05 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. New peptides, process for preparation thereof and use thereof
US4581168A (en) * 1983-02-21 1986-04-08 Sanofi Synthesis of hpGRF (Somatocrinin) in liquid phase and intermediate peptides
US4504415A (en) * 1983-04-04 1985-03-12 Hoffman-La Roche Inc. Synthesis of thymosin α1 and desacetyl thymosin α1
US4517119A (en) * 1983-04-04 1985-05-14 Hoffmann-La Roche Inc. Synthesis of thymosin α1
FR2551088B1 (ja) * 1983-08-29 1985-12-06 Pasteur Institut
NZ220200A (en) * 1986-05-19 1990-08-28 Viral Technologies Inc Hiv related peptides, antibodies to the peptides and vaccines therefrom
US4983387A (en) * 1986-05-19 1991-01-08 Viral Technologies Inc. HIV related peptides, immunogenic antigens, and use therefor as subunit vaccine for AIDS virus
US5807830A (en) * 1987-12-30 1998-09-15 Cytoven J.V. Method for treatment of purulent inflammatory diseases
US5728680A (en) * 1987-12-30 1998-03-17 Cytoven J.V. Methods for normalizing numbers of lymphocytes
US5811399A (en) * 1988-12-14 1998-09-22 Cytran, Inc. Pharmaceutical dipeptide compositions and methods of use thereof: immunodepressants
US5770576A (en) * 1989-08-30 1998-06-23 Cytran, Inc. Pharmaceutical dipeptide compositions and methods of use thereof: systemic toxicity
US6100380A (en) * 1991-10-28 2000-08-08 Cytran, Inc. Immunomodulating peptides and methods of use
US6066622A (en) * 1991-10-28 2000-05-23 Cytran, Inc. Immunomodulating peptides and methods of use
CN1058500C (zh) * 1993-02-03 2000-11-15 施塞克龙药品公司 胸腺素α-1衍生物
AU6359594A (en) * 1993-03-04 1994-09-26 Cytoven International N.V. Pharmaceutical tryptophan containing dipeptide compositions and methods of use thereof
US6262230B1 (en) * 1994-01-28 2001-07-17 Sciclone Pharmaceuticals Inc. Analogs of thymosin α1
US5632983A (en) * 1994-11-17 1997-05-27 University Of South Florida Method for treating secondary immunodeficiency
AU2001268326A1 (en) * 2000-06-14 2001-12-24 Chanda Zaveri Peptides with physiological activity
US20070031372A1 (en) * 2004-08-05 2007-02-08 Hadden John W Vaccine immunotherapy for immune suppressed patients
US20070154399A1 (en) * 2000-10-27 2007-07-05 Hadden John W Immunotherapy for immune suppressed patients
AU2002232560A1 (en) * 2000-10-27 2002-05-06 Immuno-Rx, Inc Vaccine immunotherapy for immune suppressed patients
US20070025958A1 (en) * 2000-10-27 2007-02-01 Hadden John W Vaccine immunotherapy
US7182942B2 (en) * 2000-10-27 2007-02-27 Irx Therapeutics, Inc. Vaccine immunotherapy for immune suppressed patients
US20060194242A1 (en) * 2000-10-27 2006-08-31 Hadden John W Immunotherapy for immune suppressed patients
US20050020495A1 (en) * 2001-10-24 2005-01-27 Martins Eduardo Bruno Guimaraes Antiretroviral compositions comprising thymosin alpha peptides and protease inhibitors
MXPA04003867A (es) * 2001-10-26 2005-06-17 Rhode Island Hospital Uso de la timosina para aumentar la inmunizacion genetica y composiciones farmaceuticas inmunologicas a base de timosina.
WO2003035004A2 (en) * 2001-10-26 2003-05-01 Immuno-Rx, Inc. Immunotherapy for reversing immune suppression
UA78726C2 (en) 2001-11-01 2007-04-25 Sciclone Pharmaceuticals Inc Pharmaceutical composition of thymosin alpha 1 conjugated with polyethylene glycol, method for production, and method for treatment
UA77999C2 (en) * 2001-12-10 2007-02-15 Thymosin-alpha 1 for treatment of malignant glioblastoma
CN100501400C (zh) 2002-11-25 2009-06-17 希克龙制药公司 使用α胸腺素防护辐射损伤的方法
JP4629033B2 (ja) 2003-03-28 2011-02-09 サイクローン・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド チモシンα1によるアスペルギルス感染の治療
US20100311656A1 (en) * 2003-04-23 2010-12-09 Sciclone Pharmaceuticals, Inc. Treatment or prevention of respiratory viral infections with alpha thymosin peptides
EP1648489A2 (en) * 2003-07-18 2006-04-26 Regenerx Biopharmaceuticals, Inc. Treatment or prevention of damage due to radiation exposure
AU2008329741B2 (en) 2007-11-28 2013-09-12 Irx Therapeutics, Inc. Method of increasing immunological effect
WO2010132867A1 (en) 2009-05-15 2010-11-18 Irx Therapeutics, Inc. Vaccine immunotherapy
CA2820202C (en) 2009-12-08 2018-06-12 Irx Therapeutics, Inc. Method of reversing immune suppression of langerhans cells

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53137914A (en) * 1977-04-22 1978-12-01 Hoffmann La Roche Thymocine alpha1 or asn2 homologue thereof

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH633258A5 (en) * 1976-10-28 1982-11-30 Hoffmann La Roche Process for preparing thymosin alpha 1
US4079127A (en) * 1976-10-28 1978-03-14 Board Of Regents Of The University Of Texas Thymosin alpha 1
US4116951A (en) * 1977-04-22 1978-09-26 Hoffmann-La Roche Inc. [Asn2 ]-thymosin α1 and analogs thereof
US4148788A (en) * 1978-01-23 1979-04-10 Hoffmann-La Roche Inc. Synthesis of thymosin α1
DE2830442A1 (de) * 1978-07-11 1980-01-24 Max Planck Gesellschaft Verfahren zur herstellung von polypeptiden

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53137914A (en) * 1977-04-22 1978-12-01 Hoffmann La Roche Thymocine alpha1 or asn2 homologue thereof

Also Published As

Publication number Publication date
WO1980002560A1 (en) 1980-11-27
NL8020195A (nl) 1981-02-27
DE2919592C2 (ja) 1992-01-16
US4466918A (en) 1984-08-21
GB2065662B (en) 1983-03-30
CH649089A5 (de) 1985-04-30
JPS56500655A (ja) 1981-05-14
DE2919592A1 (de) 1981-01-15
EP0028627B1 (de) 1984-05-09
EP0028627A1 (de) 1981-05-20
US4353821A (en) 1982-10-12
GB2065662A (en) 1981-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0135840B2 (ja)
Marshall et al. Synthesis of angiotensins by the solid-phase method
FI94350C (fi) Menetelmä T-soluavustaja-aktiivisuutta omaavien peptidien valmistamiseksi
KR940001007B1 (ko) 펩타이드의 제조방법
US4190646A (en) Polypeptide compositions and methods
DK149754B (da) Analogifremgangsmaade til fremstilling af et dermorphinanalogt tetra-, penta-, hexa- eller heptapeptidderivat eller et farmaceutisk acceptabelt salt deraf
JPH0378374B2 (ja)
Wang et al. SOLID PHASE SYNTHESIS OF BOVINE PITUITARY GROWTH HORMONE‐(123–131) NONAPEPTIDE
US4396605A (en) Bis-thymosine α-1 compounds
Blake et al. THE SOLID‐PHASE SYNTHESIS OF ALPHA‐MELANOTROPIN
US4397842A (en) Peptides having thymopoietin-like activity
CA1105925A (en) Pentapeptide compositions and methods
JPS60226898A (ja) 新規ゴナドリベリン誘導体およびその製造方法
WO1994018233A1 (en) Thymosin alpha-1 derivatives
EP0018182A1 (en) Peptides having thymopoietin-like activity, therapeutic compositions containing them, and process for their preparation
Rocchi et al. Synthesis of peptide analogs of the N-terminal eicosapeptide sequence of ribonuclease A. XIII. Synthesis of des-Lys7-[Orn10]-and des-Phe8-[Orn10]-S-peptides
CA1315470C (en) Allylic side chain-containing solid phase systems, processes for the preparation thereof and the use thereof in solid phase reactions
Rocchi et al. Synthesis of peptide analogs of the N-terminal eicosapeptide sequence of ribonuclease A. XI. Synthesis and conformational studies of [Orn10, Nle13]-S-peptide
SE446866B (sv) Sett att framstella en aktiv polypeptid med formaga att inducera differentiering av bade t-lymfocyter och komplementreceptor (cr?72+) b-lymfocyter
US4258152A (en) Pentapeptide modified resin
US3847892A (en) Octapeptide solid phase-fragment process and pentapeptide intermediates
JPS6120560B2 (ja)
FI96115B (fi) Menetelmä peptidien valmistamiseksi, joilla on T-soluavustaja-aktiivisuutta
CN118754966A (zh) 一种瑞他鲁肽的制备方法
JPS6126919B2 (ja)