JPH0378374B2 - - Google Patents

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JPH0378374B2
JPH0378374B2 JP56003982A JP398281A JPH0378374B2 JP H0378374 B2 JPH0378374 B2 JP H0378374B2 JP 56003982 A JP56003982 A JP 56003982A JP 398281 A JP398281 A JP 398281A JP H0378374 B2 JPH0378374 B2 JP H0378374B2
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JP
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ddz
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thymosin
mmol
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JP56003982A
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Biru Kurisuchian
Shutorenueruku Ururitsuhi
Uerunaa Irona
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ORUPEGEN MEDEITSUINISHU MOREKURAARUBIOROGITSUSHE FUORUSHUNGUSU GmbH
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ORUPEGEN MEDEITSUINISHU MOREKURAARUBIOROGITSUSHE FUORUSHUNGUSU GmbH
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/02Immunomodulators
    • A61P37/04Immunostimulants
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K5/00Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K5/04Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は免疫促進作用もしくは免疫調整作用を
有し、免疫欠乏症、ヴイールス性伝染病、早まる
老化、腫瘍形成蓋然性及び特に癌の治療に使用す
ることのできる医薬調剤並びに作用物質として該
医薬調剤中に含有されるチモシンα1−フラグメン
トに関する。 胸腺のポリペプチドによる体中の免疫器官への
影響は最近大きな興味と増大する結果をもつて調
べられている。このことは小牛の胸腺の無細胞プ
ロテイン抽出物、例えばチモシンフラクシヨンNo.
5の標準プレパラートが免疫欠乏症状、例えば移
植組織の減少する反撥、上昇する伝染病のかかり
やすさ、早まる老化及び腫瘍発性の確率の上昇を
異なる程度に押えるという認識の結果である。白
血病又は他の種類の癌をわずらつている患者への
チモシンフラクシヨンNo.5の臨床使用が、特に肺
癌において、すでに治療効果をあげたということ
が最近報じられた(P.B.Chretien等著、J.D.
Cancer Treat.Rep.第62巻(1978年)第1787〜
1790頁)。 1977年にゴールドスタイン(A.L.Goldstein)
等(J.Proc.Natl.Acad.Sci.USA、第74巻(1977
年)第725頁)はチモシン−ポリペプチド混合物
から酸性成分を純粋な形で分離することに成功
し、これをチモシンα1と名付け、かつこれをペプ
チド連鎖と報告した。チモシンα1はアミノ酸28個
で、分子量3107を有し、9個の酸性側面官能基及
びわずかに4個の塩基性基で酸性に反応する。チ
モシンα1は図1に示したようにアミノ酸連鎖及び
第二次構造を有する(この際Acはアセチル基を
表わす)。 チモシンα1は非常な困難によつてのみ胸腺から
単離することができるので、すでにその全合成の
ための方法が提起されている(J.A.C.S.101、1
(1979年)第253〜254頁)。更に同一出願人の古い
西ドイツ国特許出願P2919592.4号明細書にもチモ
シンα1及びその誘導体の製造法が課題となつてい
る。 すでにチモシンα1のフラグメントがチモシンα1
と同様に、又はわずかな程度であるとしても同じ
免疫調整作用又は免疫促進作用を示すということ
は意想外のことであつた。こうして本発明の課題
は一定のチモシンα1−フラグメントを免疫欠乏
症、例えばT−細胞欠乏症、早まる老化、上昇す
る腫瘍形成の確率及び特に癌の治療に使用するこ
とである。この際、本発明によるチモシンα1−フ
ラグメントがチモシンα1に対しわずかに弱い作用
を有するという小さな欠点は、このフラグメント
が極めて単純に、より高い収率でかつより良好な
純度で製造されることができ、これによりチモシ
ンα1−フラグメントを癌治療において臨床使用す
ることができるということにより十分に埋め合わ
せることができる。 従つて、本発明の課題は作用物質として少なく
ともチモシンα1−フラグメント1種及び/又は少
なくともその誘導体1種を遊離の形で又は薬理学
的に認容性の塩の形で含有する免疫促進作用を有
する医薬調剤である。この本発明による医薬調剤
は次に定義するチモシンα1−フラグメント2種以
上を含有してもよく、作用物質の他に選択された
投与法に好適な常用の薬理学的に認容性の結合
剤、担体及び/又は助剤を含有してもよい。 医薬組成分としては凍結乾燥物の形で使用し、
注射のためにはこれを燐酸塩緩衝液(PBS)中
に溶かす。有効量は例えばチモシン−α1(20〜
24):Lys−Glu−Val−Val−Glu並びにチモシン
−α1(20〜28):Lys−Glu−Val−Val−Glu−Glu
−Ala−Glu−Asnにおいては30×10-9Mol/Kg
(皮下、大容量注射、毎日)である。 毒性(15日間)テスト: 本発明によるすべてのチモシン−α1フラグメン
トについて、これらを投与量10-3〜10-9g/Kgで
マウスに皮下投与することによりテストした。 テスト結果:毒性なし 注射位置に全く所見なし、器官の病理学的変化
は視覚的になし、栄養吸収及び挙動の障害なし、
1次及び2次免疫器官に関して細胞学的に全く病
理学的変化なし。 作用物質として本発明の医薬調剤中に含有され
るチモシンα1−フラグメントは次のものであ
る。:
【表】
【表】 前記のフラグメント〜はN−末端に炭素原
子数1〜6のアシル基、特にアセチル基又はアシ
ル基が炭素原子数1〜6を有してよいアシルグリ
シン基を有してよい。この際、相応するチモシン
α1−フラグメントにおいて10位,21位,24位,25
位及び27位のグルタミン酸基並びに15位のアスパ
ラギン酸基及び28位のアスパラギン基はアミドと
して又はアルキル基中の炭素原子数が1〜6であ
るアルキルアミドとして、もしくはジアミドとし
て又はアルキル基中の炭素原子数が1〜6である
ジアルキルアミドとして存在してよい。 この際、炭素原子数1〜6のアシル基は特にア
セチル基、プロピオニル基、及びブチリル基が有
利であり、炭素原子数1〜6の有利なアルキル基
はメチル基、エチル基、プロピル基及び種々のブ
チル基である。この際、相応するチモシンα1−フ
ラグメントにおいて1位がセリンの代わりにリジ
ン基によりかつ24位及び25位がグルタミン酸基の
かわりにγ−カルボキシグルタミン酸(Gla)に
より変換されていてよい。 前記の本発明によるフラグメントの特性を次の
表にまとめた: シリカゲル−薄層クロマトグラフイープレート
(Me′rck K60F254、0.25mm)上のチモシンα1−フ
ラグメントのRf−値
【表】 前記の表中に記載したスペクトルは第3図〜第
10図に図示されている。 更に前記フラグメント〜は薬学的に認容性
の塩の形であつてよい。本発明によるチモシンα1
−フラグメントを常法のペプチド合成法を利用し
て、例えば側鎖の最大保護又は最少保護で溶剤中
で従来の合成により、ペプチドをポリマー担体上
に作るメリーフイールド(Merrifield)による固
相合成により、又はペプチドを鎖延長のためにポ
リマー結合活性アミノ酸を介して導入することよ
りなるポリマー試薬法により製造する。 しかし特に有利な方法は同一出願人の古い西ド
イツ国特許出願P2919592、4号明細書の方法に
より本発明のチモシンα1−フラグメントを形成す
ることである。この方法によれば混合無水物法を
用いて一工程ずつの連鎖延長により本発明のチモ
シンα1−フラグメントが構成される。この際、特
に3級炭素原子を有する保護基、例えばtert−ブ
チルオキシカルボニル基(短縮形=Boc)、α,
α−ジメチル−3,5−ジメトキシベンジルオキ
シカルボニル基(Ddz)及び2−(P−ビフエニ
ル)−プロピル−2−オキシ−カルボニル基
(Bpoc)をウレタン基中に使用し、立体障害によ
り副反応を押さえ、混合無水物の大過剰を使用す
ることを可能とする。 記載した図は次のものを表わす: 第1図…チモシンα1の第1次構造の概略図 第2図…西ドイツ特許出願第p2919592.4号明細書
(前記西ドイツ国明細書の優先権を請求す
る同一出願人の出願中の米国特許明細書)
の合成の途中で手入されると同様な本発明
によるフラグメントの概略図 第3図〜第10図…フラグメントa,,,
,,,及びaのNMR−スペク
トル 本発明を記載した第2図に関して詳細に説明す
る。この第2図は製造の際使用した保護基を有す
る本発明のチモシンα1−フラグメントの概略図を
あらわしている。そこで及び例中で使用した省略
はIUPAC−IUP−提案に相応する(J.Biol.
Chem.第247巻(1972年)第977〜983頁)。この際
次の意味を有する: Ddz:α,α−ジメチル−3,5−ジメトキシベ
ンジルオキシカルボニル、 Z:ベンジルオキシカルボニル、 Ac:アセチル、 OBut:fett−ブチルエステル、 Mbh:4,4′−ジメチルオキシベンズヒドリル、 Me:メチル、 OBzl:ベンジルエステル、及び But:fert−ブチル。 次の例は本発明のチモシンα1−フラグメントの
製造及びその薬理学的作用を明らかとする。 次の実施例中に挙げられた製法は保護されたチ
モシンα1−フラングメントにおいて終了するが、
その保護基を次のように脱離することができる: 保護基の脱離 Ddz−保護ペプチドエステルに塩化メチレン
(無水)中の5%溶液の形の無水トリフルオル酢
酸を8〜10倍過剰量で混合し、室温で15〜30分間
撹拌する。より長いペプチドの場合には時間を延
長する。酸不安定な4,4′−ジメトキシベンズヒ
ドリル基を連鎖区に有している場合、Ddz−保護
基を2.5%又は1%のトリフルオル酢酸で30〜60
分かけて脱離する。反応の中断のために溶剤を−
15℃に冷却し、計算量のN−メチルモルホリン
(+10%)でPHを7.0〜7.5とする。 ペプチドメチルエステルをアルコール、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン又はジメチルホルムア
ミド中に水20%の添加中に超音波浴中で溶解し、
そこで1N NaOH2当量で鹸化する。薄層クロマ
トグラフイーにより調べた反応時間の終了後酢酸
で中和し、配合物を真空中で濃縮し、残分をセフ
アデツクス(Sephadex)LH20でメタノール中
クロマトグラフイーを行なう。はじめに、tert−
ブチルエステル基並びにtert−ブチルエーテル基
をアニソールの添加下に塩化メチレンの50%溶液
の形でトリフルオル酢酸を用いて脱離し、次いで
95%トリフルオル酢酸/アニソールを用いて4,
4′−ジメトキシベンズヒドリル−保護基を脱離す
る。フラグメントがベンジルオキシカルボニル保
護基及び/又はベンジルエステルを有するなら
ば、これらを前記のトリフルオル酢酸処理の前に
常法でアルコール溶液中で炭素上のパラジウムの
存在下に水素添加することにより脱離する。 本発明によるチモシンα1−フラグメントを常法
で薬理学的に認容性の酸又は塩基を使用して相応
する塩に変換してもよい。 例 1 チモシンα1−フラグメント Ddz−(25−28)−OBzlの製造 Ddz−(28)−OBzl、Ddz−Asn(Mbh)−OBzl Ddz−Asn(Mbh)−OH 11.6g(20ミリモル)
をジメチルホルムアミド10ml中0℃でトリエチル
アミン3ml(10%過剰)及びベンジルブロミド
3.48g(=2.43ml)と混合した。この溶液を室温
で1夜撹拌し、氷水200ml中に注ぐ。この懸濁液
をNaHCO3ですぐに中和し、固体を酢酸エチル
で溶液中に取りこみ、有機相をKHSO4−溶液
(冷)及びNaHCO3溶液で洗浄する。CHCl3/エ
タノール93:7でなお遊離酸が存在する場合、溶
離剤としてCHCl3/エタノール94:6を用いてシ
リカゲルカラムを介して最終精製を行なう。収量
8.2g=61%。その他のデーターは第表を参照。 Ddz−(27−28)−OBzl、Ddz−Glu(OBut)−
Asn(Mbh)−OBzl Ddz−Glu(OBut)−OH7ミリモルを混合無水物
合成のための一般作業法によりAsn(Mbh)−
OBzl10ミリモルと共にジペプチドに変換する。
通常の振出工程後、シリカゲルカラムを介して
CHCl3/エタノール93:7でクロマトグラフイー
にかける。その後、このジペプチドはまだDdz−
分解成分を不純物として有すが、このことはこの
先の合成反応を妨害しない。データーは第表及
び第表を参照。 Ddz−(26−28)−OBzl、Ddz−Ala−Glu
(OBut)−Asn(Mbh)−OBzl Ddz−Ala−OH15ミリモルをDdz−(27−28)−
OBzl9.3ミリモルと共に常法で反応させ、トリペ
プチドとする。セフアデツクス(sephadex)
LH20上でメタノールを用いて、かつシリカゲル
上CHCl3/エタノール93:7を用いてクロマトグ
ラフイーにより精製する。収率50%。その他のデ
ーターは第表及び第表を参照。 Ddz−(25−28)−OBzl、Ddz−Glu(OBut)−
Ala−Glu(OBut)−Asn(Mbh)−OBzl(保護され
たチモシンα1−フラグメント) テトラペプチドが常法によりセフアデツクス
(Sephapex)LH20上でメタノールを用いてクロ
マトグラフイーを行なうことにより純粋に得られ
る。収率は78%。このペプチドは純粋なメタノー
ル中に僅かにとけるが、ジメチルホルムアミドを
添加するとよくとける。CHCl3への溶解性は僅か
であるが、CHCl3/メタノール混合物中にはよく
とける。その他のデーターは第及び表を参
照。 前記の方法で保護基を脱離すると所望のチモシ
ンα1−フラグメントが得られる。 例 2 チモシンα1−フラグメント Ddz−(20−24)−OMeの製造 a) Ddz−(24)−OMe、Ddz−Glu(OBut
OMe Ddz−Gli(OBut)−OH20ミリモルをアセ
トン中に溶かし、これに当量のジアゾメタン
(エーテル溶液)を混合する。クロマトグラフ
イーにより単一の黄色油状物質の収率は100%。
その他のデーターは表を参照。 b) Ddz−(23−24)−OMe、Ddz−Val−Glu
(OBut)−OMe Ddz−Val−OH7.5ミリモルをDdz−Glu
(OBut)−OMe5ミリモルと反応させ、ジペプ
チドとする。シリカゲル上でCHCl3/エタノー
ル93:7を用いて最後の精製を行なう。このペ
プチドはこの先の合成工程に影響を与えない
Ddz−分解物を含有する。データーは第表及
び第表を参照。 c) Ddz−(22−24)−OMe、Ddz−Val−Val
−GIu(OBut)−OMe トリペプチドを常法でセフアデツクスLH20
上メタノールを用いてクロマトグラフイーを行
ない純粋とする。これはメタノール及びCHCl3
中に良好に溶解性である。無色の油状物質が収
率60%で得られる。その他のデーターは第表
及び第表を参照。 d) Ddz−(21−24)−OMe、Ddz−Glu(OBut
−Val−Val−Glu(OBut)−OMe Ddz−Glu(OBut)−OH6ミリモルをDdz−
(22−24)−OMe2.98ミリモルと共に常法で反
応させテトラペプチドとする。これをセフアデ
ツクスLH20/メタノール−カラム上に加える
と、生成物が94%の収率で無色ガラス状物質と
して得られる。このテトラペプチドはCHCl3
メタノール、ジメチルホルムアミド及びジオキ
サン中に良好に溶ける。これは93:7、7:1
及び85:10:5での薄層クロマトグラフイーに
おいて単一であり、ニンヒドリンで通常の紫色
を示す。その他のデーターは第表及び第表
を参照。 e) Ddz−(20−24)−OMe、Ddz−Lys(Z)−
Glu(OBut)−Val−Val−Glu(OBut)−OMe
(保護フラグメント) Ddz−Lys(Z)−OH9ミリモルをDdz−(21−
24)−OMe2.43ミリモルと常法で反応させ、ペ
ンタペプチドとする。振出工程後、メタノー
ル/セフアデツクスLH−20−カラム上クロマ
トグラフイーを行ない精製すると、生成物が無
色ガラス状物質として99%の収率で得られる。
その他のデーターは第表及び第表を参照。 保護基の常法での脱離により、所望のチモシ
ンα1−フラグメントが得られる。 例 3 チモシンα1−フラグメント Ddz−(13−19)−OMeの製造 a) Ddz−(19)−OMe、Ddz−Lys(Z)−OMe Ddz−Lys(Z)−OH20ミリモルをテトラヒ
ドロフラン中に溶かし、これにジアゾメタンエ
ーテル溶液を混合する。NaHCO3溶液で振出
した後、アミノ酸基は帯黄色油状物質として収
率95%で得られる。常用の溶剤からの結晶化は
成功しなかつた。その他のデーターは第表を
参照。 b) Ddz−(18−19)−OMe、Ddz−Glu(OBut
−Lys(Z)−OMe ジペプチドを常法で製造する。ペプチドは黄
色油状物質として得られ、これは少量のDdz−
分解物を不純物として有する。データーは第
表及び第表を参照。 c) Ddz−(17−19)−OMe、Ddz−Lys(Z)−
Glu(OBut)−Lys(Z)−OMe トリペプチドの合成は常法により通常に行な
われる。Ddz−Lys(Z)−OH20ミリモルとDdz
−(18−19)−OMe10ミリモルとを反応させる。
酸性及びアルカリ性抽出の後、先ずシリカゲル
上CHCl3/エタノール97:3で、次いでセフア
デツクスLH20/メタノールでクロマトグラフ
イーを行なう。収率:無色、潮解性の泡状物質
86%。その他のデーターは第表及び第表を
参照。 d) Ddz−(16−19)−OMe、Ddz−Leu−Lys
(Z)−Glu(OBut)−Lys(Z)−OMe テトラペプチドを常法で製造する。LH20/
メタノール上でのクロマトグラフイーにより白
色、無定形固体が収量4.1g(77%)で単離さ
れる。このペプチドはメタノール及びCHCl3
に良好に溶ける。その他のデーターは第表及
び第表を参照。 e) Ddz−(15−19)−OMe、Ddz−Asp
(OBut)−Leu−Lys(Z)−Glu(OBut)−Lys
(Z)−OMe ペンタペプチドの合成のためには通常の方法
を変える必要がある。混合無水物合成を通常の
化学量論量(Ddz−Asp(OBut)−OH9.5ミリモ
ル及びテトラペプチド3.7ミリモル)で、三頚
フラスコ中強力な撹拌機を用いて行なう。カル
ボキシル成分及びアミン成分を一緒にした後こ
の塩化メチレン溶液は−15℃で自然にゼリー状
となる。流動化はジメチルホルムアミド40〜60
mlの添加により達せられる。反応時間4〜6時
間後もう一度ジメチルホルムアミド100〜200ml
を添加し、塩化メチレンを注意深く留去する。
残つたジメチルホルムアミド溶液をゆつくりと
5倍容量の氷冷NaCl溶液中にゆつくりと混入
し、白色、フレーク状沈殿を吸引濾過する。水
で洗浄した後、沈殿及び乾燥を繰り返えすと、
ペプチドが84%の収率で得られる。Ddz−分解
物の残りをエーテルで洗出することができる。 このペプチドはメタノール、CH2Cl2
CHCl3及びジオキサン中に非常にわずかに溶解
性である。1,1−ジクロルエタン中では懸濁
液を製造することができる。5%トリフルオル
酢酸/CH2Cl2中にはこのペプチドは問題なく
可溶性である。その他のデーターは第表及び
第表を参照。 f) Ddz−(14−19)−OMe、Ddz−Lys(Z)−
Asp(OBut)−Leu−Lys(Z)−Glu−(OBut)−
Lys(Z)−OMe Ddz−Lys(Z)−OH3.5ミリモル及びDdz−
(15−19)−OMe1.74ミリモルを溶解性の問題
なしに反応させ、ヘキサペプチドにすることが
できる。セフアデツクスLH20/メタノール上
でクロマトグラフイーを行なつた後約100%の
収率でガラス状固体が得られる。この生成物は
メタノール中に、特にジメチルホルムアミドの
添加により良好に溶ける。その他のデーターは
第表及び第表参照。 g) Ddz−(13−19)−OMe、Ddz−Thr(But
−Lys(Z)−Asp(OBut)−Leu−Lys(Z)−Glu
(OBut)−Lys(Z)−OMe(保護されたフラグメ
ント) Ddz−Thr(But)−OH11.4ミリモルをDdz−
(14−19)−OMe5.7ミリモルと反応させる。こ
の際ヘプタペプチドは酸性/アルカリ性抽出に
対しCH2Cl2中に溶解して残つているというこ
とすなわち通常の溶剤交換は問題にならなくな
るということを注意すべきである。このペプチ
ドは酢酸エチル、メタノール及びジメチルホル
ムアミド中に僅かに可溶性であり、それに対し
CH2Cl2及びCHCl3中に良好にとける。クロマ
トグラフイーによる精製はシリカゲル及び溶離
剤としてCHCl3/エタノール98:2を用いて行
ない、こうして収率56%でヘプタペプチドが得
られる。これはニンヒドリンではでな黄赤色と
なる。その他のデーターは第表及び第表参
照。 h) 保護基の脱離により所望のチモシンα1−フ
ラグメントが得られる。 例 4 チモシンα1−フラグメント Ddz−(7−12)−OBzlの製造 a) Ddz−(12)−OBzl、Ddz−Thr(But)−
OBzl Ddz−Thr(But)−OH20ミリモルをDdz−
Asn(Mbh)−OBzlに関する方法と同様にして
臭化ベンジルでエステル化する。KHSO4溶液
及びKHCO3溶液で抽出することによりクロマ
トグラフイーにより単一な油状物質が収率73%
で得られる。その他のデーターは第表を参
照。 b) Ddz−(11−12)−OBzl、Ddz−Ile−Thr
(But)−OBzl Ddz−Thr(But)−OBzl10ミリモルからDdz
−脱離後、Ddz−Ile−OH15ミリモルと常法で
ジペプチドを製造する。シリカゲル上クロロホ
ルム/エタノール98:2でクロマトグラフイー
を行ない、CCl4/n−ヘプタンから結晶化す
る。微細な白色針状晶5.1g(=8.47ミリモル、
85%)がこのようにして得られた。その他のデ
ーターは第表を参照。 c) Ddz−(10−12)−OBzl、Ddz−Glu(OBut
−Ile−Thr(But)−OBzl Ddz−Glu(OBut)−OH16ミリモルをDdz−
(11−12)−OBzl8ミリモルと常法で反応させト
リペプチドとする。酸性及びアルカリ性抽出
後、メタノールを用いてLH20上でクロマトグ
ラフイーを行なう。収率89%。その他のデータ
ーは第表を参照。 d) Ddz−(9−12)−OBzl、Ddz−Ser(But
−Glu(OBut)−Ile−Thr(But)−OBzl 常法でDdz−(10−12)−OBzl7ミリモルと
Ddz−Ser(But)−OH14ミリモルからテトラペ
プチドを製造する。酸性及びアルカリ性抽出
後、シリカゲルカラム上(CHCl3/エタノール
98:2)で精製を行なう。溶融範囲172〜177℃
の白色無定形物質5.3g(5.8ミリモル、83%)
が得られる。その他のデーターは第表参照。 e) Ddz−(8−12)−OBzl、Ddz−Ser(But
−Ser(But)−Glu(OBut)−Ile−Thr(But)−
OBzl Ddz−Ser(But)−OH11.6ミリモル及びDdz
−(9−12)−OBzl5.8ミリモルから常法でペン
タペプチドが得られる。酸性及びアルカリ性抽
出後、メタノール/ジメチルホルムアミド8:
2中に溶かし、セフアデツクスLH20/メタノ
ール−カラム上に入れる。溶離剤中でメタノー
ルに難溶性のペプチドが自然に析出する。白色
針状晶4.7gが得られ、これは収率78%に相応
する。その他のデーターは第表及び第表参
照。 f) Ddz−(7−12)−OBzl、Ddz−Thr(But
−Ser(But)−Glu(OBut)−Ile−Thr(But)−
OBzl(保護されたフラグメント) Ddz−Thr(But)−OH6.2ミリモル及びDdz−
(8−12)−OBzl3.5ミリモルから常法でヘキサ
ペプチドが得られる。酸性及びアルカリ性抽出
後、メタノールに難溶性のペプチドをジメチル
ホルムアミド/メタノール中に溶かし、LH−
20カラム上に入れ、メタノールで抽出する。ニ
ンヒドリンで黄赤色に着色するガラス状無定形
物質4.0g、収率=97%が得られる。このペプ
チドはベンゾール、CH2Cl2、CHCl3及びジメ
チルホルムアミド中に溶解性である。その他の
データーは第表及び第表を参照。 g) 同様にしてDdz−(7−12)−OMe、Ddz−
Thr(But)−Ser(But)−Ser(But)−Glu(OBut
−Ile−Thr(But)−OMe(保護されたフラグメ
ント)が得られる。この合成はDdz−(7−
12)−ベンジルエステルの製造と完全に同様に
行なわれる。中間生成物のすべての特性は第
表もしくは第表からわかる。 h) 保護基の脱離により所望のチモシンα1−フ
ラグメントが得られる。 例 5 チモシンα1−フラグメント Ac−(1−6)−OBzlの製造 a) Ddz−(6)−OBzl、Ddz−Asp(OBut)−
OBzl Ddz−Asp(OBut)−OH20ミリモルをDdz−
(28)−OBzlのための方法と同様にしてエステ
ル化を行なう。KHSO4溶液及びKHCO3溶液で
の抽出によりクロマトグラフイーで単一の油状
物質が収率81%で得られる。データーは第表
参照。 b) Ac−(1)−OH、Ac−Ser(But)−OH Ddz−Ser(But)−OH20ミリモルから5%−
トリフルオル酢酸でDdzを脱離し、この溶剤を
真空中で留去する。0℃で1N NaOH20ミリモ
ルと共に溶かし、三頚フラスコ中に入れる。PH
測定装置でPH9でジオキサンにより1:1に希
釈した塩化アセチル200ミリモル(=15.6g)
を滴下し、この際温度を0〜4℃に保持する。
添加終了30分後に真空中でジオキサン/H2O
−共沸混合物約50mlを留去する。アルカリ性溶
液をエーテルで抽出し、KHSO4でPH2〜3と
し、もう1度エーテルで洗浄する。最後に生成
物を酢酸エチルで水相から抽出する。無定形物
質3.6g=96%が得られ、これは酢酸エチルか
ら冷蔵庫中で無色粒状晶として析出する。その
他のデーターは第表参照。 c) Ddz−(5−6)−OBzl、Ddz−Val−Asp
(OBut)−OBzl Ddz−Val−OH15ミリモルをDdz−Asp
(OBut)−OBzl11.5ミリモルと常法で反応させ
る。ジペプチドをシリカゲル上CHCl3/エタノ
ール99:1でクロマトグラフイーにかける。デ
ーターは第及び表参照。 d) Ddz−(4−6)−OBzl、Ddz−Ala−Val
−Asp(OBut)−OBzl Ddz−Ala−OH20ミリモルをDdz−(5−6)
−OBzlと問題なく反応させ、トリペプチドと
する。セフアデツクスLH−20/メタノール上
でクロマトグラフイー精製を行なう。データー
は第表及び第表参照。 e) Ddz−(3−6)−OBzl、Ddz−Ala−Ala
−Val−Asp(OBut)−OBzl Ddz−Ala−OH17ミリモル及びDdz−(4−
6)−OBzl8.8ミリモルから常法でテトラペプ
チドを製造する。酸性及びアルカリ性抽出にお
いてペプチドが酢酸エチルからフレーク状に析
出するが、懸濁液が保持される。ゲルクロマト
グラフイー(LH20)によりクロマトグラフイ
ー的に単一生成物が得られない。従つて、シリ
カゲル上CHCl3/エタノール99:1中でクロマ
トグラフイーを行なう。無色無定形の生成物
4.5gが収率70%で得られる。その他のデータ
ーは第表及び第表参照。 f) Ddz−(2−6)−OBzl、Ddz−Asp
(OBut)−Ala−Ala−Val−Asp(OBut)−OBzl Ddz−Asp(OBut)−OH11.6ミリモルとDdz
−(3−6)−OBzl5.8ミリモルとの常法での反
応により難溶性のアミン成分がCH2Cl2中に沈
殿する。ゲル状に沈殿したペプチドはDdz−脱
離後及びジメチルホルムアミドとの結合の際に
溶解する。粗ペンタペプチドをメタノール/ジ
メチルホルムアミド中に溶かし、LH20上でク
ロマトグラフイーを行なう。この際クロマトグ
ラフイーのフラクシヨンから微細な白色針状晶
が晶出する。収率は85%。データーは第表及
び第表を参照。 g) Ac−(1−6)−OBzl、Ac−Ser(But)−
Asp(OBut)−Ala−Ala−Val−Asp(OBut)−
OBzl(保護されたフラグメント) Ac−Ser(But)−OH2.8ミリモルを常法で
Ddz−(2−6)−OBzl1.4ミリモルと反応させ
る。反応の終了及びCH2Cl2の留去後、ジメチ
ルホルムアミド150ml中に溶かし、氷冷し、
NaClで飽和された5%NaHCO3溶液800ml中
に混入する。沈殿した生成物を吸引過し、水
で洗浄し、乾燥させる。わずかなCHCl3中に溶
かし、メルク−完成カラム上に入れる。これを
アルコール不含CHCl3で溶離し、最先端が通過
した後CHCl3/0〜10%エタノールからなる直
線的な傾斜溶液で展開する。白色無定形ペプチ
ド950mgが得られる。これはCHCl3中に良好に
溶けず、ニンヒドリンで着色しないが、“塩素
/”と反応する。データーは第及び表
参照。 h) Ddz−(1−6)−OMeの製造 ヘキサペプチドはAc−(1−6)−OBzlの製
造と同様にして製造される。 Ddz−Ser(But)−Asp(OBut)−Ala−Ala−
Val−Asp(OBut)−OMe このヘキサペプチドはメタノール/ジメチル
ホルムアミド中に良好に溶ける。これは問題な
くセフアデツクスLH20上でクロマトグラフイ
ーにかけることができる。CHCl3、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン中への溶解性はほどほど
に良好であるが、アセチルペプチドより明らか
に良い。 次に記載したDdz−(1−6)−OBzlも同様
な特性を有する。 i) Ddz−(1−6)−OBzlの製造 このヘキサペプチドはAc−(1−6)−OBzl
の製法と同様にしてAc−Ser(But)のかわりに
Ddz−Ser(But)を使用して製造する。 j) Ddz−Lys(Z)−(2−6)−OBzl;(保護
したフラグメントa) Ddz−Lys(Z)OH7ミリモル及びDdz−(2
−6)−OBzl3.1ミリモルを常法で反応させヘ
キサペプチドとする。セフアデツクスLH20/
メタノールでクロマトグラフイーを行なつた
後、単一な最終生成物がほとんど定量的に得ら
れる。データーは第及びXI表を参照。 k) 保護基を脱離することによりi)及びj)
と呼ばれる生成物から所望のチモシンα1−フラ
グメントもしくはa、Lys−(2−6)−
OHが得られる。 例 6 チモシンα1−フラグメント フラグメントDdz−(13−28)−OBzlの合成 a) Ddz−(20−24)−OMe、Ddz−Lys(Z)−
Gle(OBut)−Val−Val−Glu(OBut)−OMeの
鹸化 Ddz−(20−24)−OMe1ミリモル(1.1g)を
80%ジオキサン水溶液20ml(濃度50ミリモル)
中に溶かす。この際超短波浴が有利である。次
いで1N NaOH2ml(2ミリモル)を添加し、
1時間撹拌する。反応時間は予備実験によりテ
ストする。酢酸1ミリモルで鹸化を中断した
後、ジオキサンの1部を回転蒸発装置で留去
し、残分をセフアデツクスLH20/メタノール
カラムを介してペプチドピークと塩ピークに分
離する。ペプチドピークは収率76%でクロマト
グラフイーにより純粋なペプチド酸を含有す
る。その他のデーターは第及びXI表参照。 b) Ddz−(20−28)−OBzlへのフラグメント
縮合(保護されたフラグメント) Ddz−(25−28)−OBzl895mg(=0.86ミリモ
ル、15%過剰)をCH2Cl2中の2.5%トリフルオ
ル酢酸8倍過剰量と共に45分間反応させ、保護
基を脱離させる。反応の中断及び中和(PH7.5)
をN−メチルモルホリン1.0mlと共に行なう。
溶剤は真空中で濃縮する。 Ddz−(20−24)−OH800mg(0.76ミリモル)
をジメチルホルムアミド15.2ml(最終濃度50ミ
リモル)中に溶かし、アミン成分と混合し、0
℃に冷却する。次いでジシクロヘキシンカルボ
ジイミド1.52ミリモル(313mg、2当量)及び
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・H2O349
mg(2.28ミリモル、3当量)を加える。透明溶
液を1時間0℃で撹拌し、次いでゆつくりと室
温に加温する。更に1時間後、ジシクロヘキシ
ル尿素が突然微細晶状の粘着物質で沈殿する。
全体で24時間の反応時間後0℃に冷却し、ジシ
クロヘキシル尿素から遠心分離し、5%
NaHCO3溶液50ml中で沈殿させ、沈殿を氷水
で洗浄し、乾燥させる。 粗生成物(0.7ミリモル=93%)をCHCl3
に溶かし、CHCl3で平衡とされたメルク完成カ
ラムK60、大きさC上に注ぐ。CHCl3から
CHCl3/エタノール90:10の平らな傾斜溶離を
行なう。純粋なノナペプチド1.1g(=70%)
が得られる。その他のデーターは第及びXI表
を参照 c) Ddz−(13−19)−OMe、Ddz−Thr(But
−Lys(Z)−Asp(OBut)−Leu−Lys(Z)−Glu
(OBut)−Lys(Z)−OMeの鹸化。 Ddz−(13−19)−OMe0.7ミリモル(=1.2
g)をテトラヒドロフラン9ml及びメタノール
4mlと超音波の作用下に溶かし、次いで水2ml
と混合した(最終濃度47ミリモル)。1N
NaOH1.5ml(1.4ミリモル)を添加した後25分
間鹸化を行なう。反応時間は予備実験により調
べる。反応中断を酢酸0.7ミリモルで行う。濃
縮後、セフアデツクスLH20/メタノールによ
りクロマトグラフイーを行なう。その他のデー
ターは第及びXI表を参照。 d) Ddz−(13−28)−OBzl(保護されたフラグ
メント)へのフラグメント縮合 Ddz−(20−28)−OBzl583mg(=0.3ミリモ
ル)をCH2Cl2中の2.5%トリフルオル酢酸10倍
過剰量と共に45分間反応させ、Ddz−保護基を
脱離する。反応中断及び中和をN−メチルモル
ホリン0.33ml(PH7.5)で行なう。この溶剤を
真空中で留去する。Ddz−(13−19)−OH663mg
(=0.4ミリモル、1.33当量)をジメチルホルム
アミド12ml(最終濃度25ミリモル)中に溶か
し、アミン成分を混合し、0℃に冷却する。次
いで、ジシクロヘキシルカルボジイミド165mg
(0.8ミリモル)及び1−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール・H2O184mg(=1.2ミリモル)を加え
る。もう一度N−メチルモルホリンでPH7.5に
調整した透明溶液を1時間0℃で撹拌し、ゆつ
くりと室温に加温する。更に1.5〜2時間する
と、急にジシクロヘキシル尿素が微細晶状の粘
着性物質として沈殿する。全体で66時間後(2
番目の配合において24時間)0℃に冷却し、ジ
シクロヘキシル尿素から分離し、大きな
LH20/メタノールカラムを介してクロマトグ
ラフイーを行なう。最初のペプチド含有フラク
シヨンから白いフレーク状物質が沈殿し、これ
はヘキサデカペプチドと確認された。分離の第
2及び第3ピークは未反応のカルボキシル成分
もしくはアミン成分を含有する。 ヘキサデカペプチドは白色粉末として得ら
れ、これはメタノールには僅かにとけるが、ジ
メチルホルムアミドを添加した後は良好に溶け
る。230℃で分解は開始し、260℃で完全に分解
する。その他のデーターは第及びXI表を参
照。 e) 保護基の常法での脱離により所望のチモシ
ンα1−フラグメントが得られる。 例 7 チモシンα1−フラグメント a) Ac−(1−6)−OBzl、Ac−Ser(But)−
Asp(OBut)−Ala−Ala−Val−Asp(OBut)−
OBzlの水素添加 Ac−(1−6)−OBzl500mgをイソプロパノ
ール/10%酢酸100ml中で膨潤させ、イソプロ
パノール600mlと共に50℃で振動混合機中で溶
かす。水素添加を室温H2−気流中でPd/C1g
を用いて振動混合機上行なう。9時間後触媒か
ら吸引別し、この溶剤をトルオールの添加下
に真空中で留去する。粗生成物をわずかにジメ
チルホルムアミド添加下にメタノール中でLH
−20カラム上に装入し、クロマトグラフイーを
行なう。収量300mg=67%。 水素添加を2、2、2−トリフルオルエタノ
ール50ml中0.5gPd/Cで行ない、精製を
LH20/2、2、2−トリフルオルエタノール
を介して行なうこともできる。分析結果は第
及びXI表参照 b) Ac−(1−12)−OBzl(保護されたフラグ
メント)へのフラグメント縮合Ddz−(7−
12)−OBzl1.54g(=1.3ミリモル)を
CH2Cl215ml中に溶かし、Ddz−保護基脱離の
ためにトリフルオル酢酸0.77ml8倍過剰量、5
%溶液)と混合する。15分後、N−メチルモル
ホリン1.4ml(1.2当量)で中和する(PH7.5)。 Ac−(1−6)−OH900mg(=1.17ミリモル)
をアミン成分と共にジメチルホルムアミド35ml
及びN−メチルモルホリン11ml中に溶かし、0
℃に冷却する。ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド2.34ミリモル(=2当量)及び1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾール・H2O3.51ミリモル(=
3当量)を加え、0℃で1時間撹拌する。室温
で60時間反応させる間、ゲル状に沈殿するドデ
カペプチドによりこの溶液の濁りがつよくな
る。これを遠心分離し、沈殿物をジメチルホル
ムアミド及び水でそれぞれ2回洗浄し、乾燥さ
せる。白色粉末1.4gが得られる。これは0.72
ミリモルに相応する、すなわち理論値の61%の
収率である。 この生成物は著しく不溶性である:CH2Cl2
CHCl3、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メ
タノール、ジメチルホルムアミド、N−メチル
ピロリドン、ヘキサメチル燐酸−トリアミド、
fert−ブタノール、イソアミルアルコール、イ
ソプロパノール、シクロヘキサン、シクロヘキ
サノン、Ac−OHの添加、エーテル、ベンジン
及びその他のものにもこのペプチドは溶けな
い。2、2、2−トリフルオルエタノールにの
み溶解する。その他のデーターは第及びXI表
を参照。 c) Ac−(1−12)−OBzlの水素添加 Ac−(1−12)−OBzl566mgを蒸留したトリ
フルオルエタノール60ml中のPd/C100mgと共
に1夜水素添加する。 シリカゲル−完成カラム(メルク)上
CHCl3/2、2、2−トリフルオルエタノー
ル/酢酸85:10:5から2、2、2−トリフル
オルエタノール/酢酸90:10への傾斜溶液で溶
離する。この物質は傾斜溶液の最後の方に平ら
なピークで溶離される。データーは第及びXI
表参照。 d) 保護基の脱離により所望のチモシンα1−フ
ラグメントが得られる。 例 8 チモシンα1−フラグメント a) Ddz−(7−12)−OMe、Ddz−thr(But)−
Ser(But)−Ser(But)−Glu(OBut)−Ile−Thr
(But)−OMeの鹸化 Ddz−(7−12)−OMe1.0g(0.95ミリモル)
をジオキサン19ml中に溶かし、これにH2O2.5
mlを混合する。この際物質が沈殿するので超音
波処理により鹸化に有利な乳液が得られる。反
応を1NNaOH0.5mlで開始する。20分及び40分
後に更に1NNaOH0.5mlもしくは0.9mlを添加す
る。この反応を1時間後に酢酸0.95ミリモルで
中止する(PH7.5)。 この溶剤を真空中で留去し、メタノール中に
溶かし、LH20/メタノールによりクロマトグ
ラフイーを行なう。この際未反応のペプチドエ
ステルがペプチド酸−主ピークの前に溶離され
る。物質(収率57%)はメタノール、CHCl3
びトルオール/メタノールに良くとける。その
他のデーターは第及びXI表を参照。 b) Ddz−(7−28)−OBzl(保護されたフラグ
メント)へのフラグメント縮合 典型的な配合物中でDdz−(13−28)−OBzl
(36マイクロモル)120mgをCH2Cl2中の2.5%
(又は1%)トリフルオル酢酸20倍過剰量と1
時間反応させ、Ddz−保護基を脱離する。反応
の中断及び中和(PH7.5)をN−メチルモルホ
リン(マイクロリツター注入器)で行なう。こ
の溶液を真空中で留去する。Ddz−(7−12)−
OH77mg(72マイクロモル、2当量)をジメチ
ルホルムアミド1.5ml中に溶かし、これにアミ
ン成分を混合し、0℃に冷却する。次いでジシ
クロヘキシルカルボジイミド16mg(78.6マイク
ロモル、2.2当量)及び1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール・H2O24mg(157マイクロモル、
4.4当量)を添加し、PHをN−メチルモルホリ
ン(理論的に6.4当量)で7.5に調整する。透明
な溶液を1夜0℃で撹拌する。ジシクロヘキシ
ル尿素の沈殿は反応の進行を示す。約20℃でな
お10時間保持し、再び0℃に冷却し、ジシクロ
ヘキシル尿素を遠心別する。上澄を氷冷メタ
ノール30ml中に滴加し、粗22−ペプチドを沈殿
させる。これを真空中で乾燥させ、2、2、2
−トリフルオルエタノール中に溶かし、2、
2、2−トリフルオルエタノール/LH−20−
カラム(0.6×240cm)上でクロマトグラフイー
により精製し、最初のピークが単一になるまで
再クロマトグラフイーを行なう。 保護基の常法で脱離することによりチモシン
α1−フラグメントが得られる。22−ペプチド
がガラス状固体として得られ、これはメタノー
ル中に不溶であり、ジメチルホルムアミド中に
溶け2、2、2−トリフルオルエタノール中に
易溶性である。収率は67%である。その他のデ
ーターは第及びXI表を参照。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 例 9 本発明のチモシンα1−フラグメントの免疫促進
もしくは免疫調整特性を証明するために免疫学的
薬理実験を実施した。 免疫学的試験法としてはこの際ワラ(Wara)、
アマン(Amman)等によるE−ロゼツト試験
(E−Rosettentest)(N.Y.Acad.Sci.第249巻
(1975年)第308頁及びN.Engl.J.Med.第292巻
(1975年)第70頁)及び混合リンパ球培養法を使
用するが、この両者はα−アマニチンによる細胞
RNS−ポリメラーゼの付加的な抑制を有する。 E−ロゼツト試験は末梢人血中のE−ロゼツト
形成細胞のパーセンテージが十分に成長したT−
細胞の含量の尺度となり、かつこれが羊の赤血球
により特徴的な顕微鏡下にかぞえることのできる
凝集を形成するということに基づく。ワラ、アマ
ン等の実験(前記引用文献参照)は胸腺発育不全
の患者において、最適な活性を有するチモシン調
剤を投与するならびE−ロゼツト形成を20%から
45%に上昇させることができるということを示
す。健康な人間におけるE−ロゼツト形成の通常
値は56%である。 E−ロゼツト試験を実施するためには未梢人リ
ンパ球をこう配遠心分離により単離する。その
RNS−ポリメラーゼをα−アマニチンにより遮
断する。次いで羊の赤血球及びE−ロゼツト形成
のα−アマニチン遮断を消すチモシン又はチモシ
ンα1−フラグメントを添加すると、細胞凝集形成
56%という通常値を達することができる。比較計
算尺度において、この値を100%とし、α−アマ
ニチン遮断を0%とする(第XII表参照)。 混合リンパ球培養における試験はT−細胞がア
ロジーン抗原での促進により増殖するということ
に基づく、この試験の実施のためには供与者Aの
リンパ球(応答体)を供与者Bのリンパ球(刺激
体)と一緒に4〜5日間恒温保持する。次いで
3H−チミジンを加え、ラジオ活性物質の取り込
みによる細胞培養体のラジオ活性の上昇にもとず
き増殖率を測定する。両方の個体群A及びBは増
殖を刺激することもでき、明らかでない効果が生
じるので、個体群BをミトマイシンCを用いてす
べての代謝活性において遮断する。この試験によ
り臓器移殖前に定期的に供与者の組織及び受容者
の組織の免疫学的認容性を確かめる。 これら薬理学的実験で得られた結果を次の第XII
及び表にまとめた。
【表】
【表】 前記第XII及び表中の例に示されるように本
発明によるチモシンα1−フラグメントは非常に著
しく免疫学的な作用を現わし、これを医学及び獣
医学に使用することができるということは第XII及
び表から明らかである。 先ずフラグメントの前記例に示した免疫学的活
性は母物質、すなわち全合成チモシンα1の活性と
比較すると(E−ロゼツト試験は第表に記載
されており、混合リンパ球培養は第表に記載
されている)、実験したフラグメントはすべて胸
腺依存リンパ球の免疫担当T−細胞への分化及び
成熟においても増殖過程(増殖)においても著し
く作用するということが導びかれる。 フラグメントとチモシンα1の免疫学的活性を詳
細に比較するとE−ロゼツト試験にあらわされる
T−細胞活性化の機構をN−末端を有するチモシ
ンα1−フラグメント(,)がC−末端を有す
る,及びより強く刺激するということが明
かに示される。ここでは特に活性の非天然フラグ
メントaが特別な地位を占める。付加的な塩基
性基(リジン)を有するaは天然のフラグメン
トにおいては中間部の連鎖と組み合わせてはじめ
て作用すると同様の効果をT−リンパ球に有す
る。これらE−ロゼツト試験において特に活性な
フラグメントは混合リンパ培養においても同様に
種々の供与者同志の相互の細胞結合抗原性への意
想外に強い抑制作用(フラグメントa及びに
関して第表参照)を示す。この結果は移植医
学にとつて、容易に合成可能な小さいペプチドを
基礎とする免疫抑制作用を有する医薬品の製造を
可能とすることにより著しい意味を有する。 しかしながら、チモシンα1とフラグメント,
及びの比較に基づき、両方のバイオアツセイ
からチモシンα1の免疫学的刺激中心がC−末端範
囲に局在するということが誘導されうる。この
際、特に容易に合成されるペプチドGlu−Ala−
Glu−Asn(フラグメント)及びLys−Glu−Val
−Val−Glu(フラグメント)を指摘すべきであ
り、これらは確かにE−ロゼツト試験において高
い投与量ではじめて活性を示すが、混合リンパ球
培養においてT−細胞増殖への特に著しい刺激を
あらわす。 免疫担当T−細胞(T−リンパ球)の欠乏にお
いてはすなわち特に免疫学的徴候(細胞)結合性
抗体形成)及び退化する体細胞の防止が低下す
る。細胞の退化はヴールスの感染、生物学的老化
(細胞の誤まつた制御)及び種々の癌の形成の原
因となる。 記載した結果は母物質と同様又はより強い活性
を示すチモシンα1が免疫学的欠乏症及び欠乏によ
る老化、ビールス感染に対する医薬調剤、特に
種々の形の癌(白血病、肺−転移)に対する医薬
調剤に好適であるということを期待させる。
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図はチモシンα1の第1次構造の概略図を表
わし、第2図は公知合成法により手に入る本発明
のフラグメントの概略図を表わし、第3図〜第1
0図はそれぞれフラグメントa,,,,
,,及びaのNMR−スペクトルを表わ
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 【表】 【表】 の群から選択されたチモシンα1−フラグメント少
    なくとも1種及び/又は該フラグメントのN−ア
    シル誘導体少なくとも1種を遊離の形で又は薬理
    学的に認容性の塩の形で含有することを特徴とす
    るチモシンα1−フラグメントを含有する免疫促進
    剤。 2 チモシンα1−フラグメントの誘導体として、
    N−末端が遊離の形であるか又は炭素原子数1〜
    6のアシル基又はアシル基が炭素原子数1〜6で
    あるアシルグリシン基を有するチモシンα1−フラ
    グメントを含有する、特許請求の範囲第1項記載
    の免疫促進剤。 3 10位のグルタミン酸基がアミド又はアルル基
    中に炭素原子数1〜6を有するアルキルアミドと
    して存在するフラグメントの誘導体を含有す
    る、特許請求の範囲第1項記載の免疫促進剤。 4 15位のアスパラギン酸基がアミド又はアルキ
    ル基中に炭素原子数1〜6を有するアルキルアミ
    ドとして存在するフラグメントの誘導体を含有
    する、特許請求の範囲第1項記載の免疫促進剤。 5 21位及び/又は24位のグルタミン酸基がアミ
    ド又はアルキル基中に炭素原子数1〜6を有する
    アルキルアミドとして存在するフラグメントの
    誘導体を含有する、特許請求の範囲第1項記載の
    免疫促進剤。 6 25位及び/又は27位のグルタミン酸基並びに
    28位のアスパラギン基がアミド又はアルキルアミ
    ドとしてもしくはジアミド又はジアルキルアミド
    として存在し、ここでアルキル基は炭素原子数1
    〜6を有するフラグメントの誘導体を含有す
    る、特許請求の範囲第1項記載の免疫促進剤。 7 21位及び25位のグルタミン酸基及び/又は28
    位のアスパラギン基がアミド又はアルキルアミド
    としてもしくはジアミド又はジアルキルアミドと
    して存在し、ここでアルキル基は炭素原子数1〜
    6を有するフラグメントの誘導体を含有する、
    特許請求の範囲第1項記載の免疫促進剤。 8 15位のアスパラギン酸基及び/又は21位、24
    位、25位及び/又は27位のグルタミン酸基並びに
    28位のアスパラギン基がアミド又はアルキルアミ
    ドとしてもしくはジアミド又はジアルキルアミド
    として存在し、この際アルキル基は炭素原子数1
    〜6を有するフラグメントの誘導体を含有す
    る、特許請求の範囲第1項記載の免疫促進剤。 9 10、21、24、25及び27位のグルタミン酸基、
    15位のアスパラギン酸基及び/又は28位のアスパ
    ラギン酸がアミド又はアルキルアミドもしくはジ
    アミド又はジアルキルアミドとして存在し、この
    際アルキル基は炭素原子数1〜6を有するフラグ
    メントの誘導体を含有する、特許請求の範囲第
    1項記載の免疫促進剤。 10 10位のグルタミン酸基がアミドとしてもし
    くはアルキル基中に炭素原子数1〜6を有するア
    ルキルアミドとして存在するフラグメントの誘
    導体を含有する、特許請求の範囲第1項記載の免
    疫促進剤。 11 作用物質の他に、選択した投与法に好適
    な、薬理学的に認容性の結合剤、担体及び/又は
    助剤を含有する特許請求の範囲第1項から第10
    項までのいずれか1項に記載の免疫促進剤。
JP398281A 1980-01-18 1981-01-16 Immunostimulant medicine containing thymosin alpha1-fragment and thymosin alpha1-fragment Granted JPS56164119A (en)

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