JPH0135764Y2 - - Google Patents

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JPH0135764Y2
JPH0135764Y2 JP953484U JP953484U JPH0135764Y2 JP H0135764 Y2 JPH0135764 Y2 JP H0135764Y2 JP 953484 U JP953484 U JP 953484U JP 953484 U JP953484 U JP 953484U JP H0135764 Y2 JPH0135764 Y2 JP H0135764Y2
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JP
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cutting tool
gauge
tool
boring
slide
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JP953484U
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は中ぐり加工に用いるボーリングヘツド
に関する。
(従来技術) ワークの中ぐり加工には一般にボーリングバー
やボーリングヘツドが用いられている。ボーリン
グバーとは第1図に示すようにバイト1をボデー
軸2に直接に備えたものであつて、例えばバイト
1に直接おねじ部1aを形成し、該おねじ部1a
に螺合する目盛付調節ナツト3により、バイト1
の刃先位置を微動調節できるようになつている。
バイト1の移動量はナツト3の目盛面3aに刻ま
れた目盛により読み取られる。ところがナツト3
の目盛によりバイト1の移動量を計測する方式で
は、ボデー軸心と直角方向へのバイト1の移動量
を、ナツト3の回動量に変換して読み取ることに
なるので、ナツト3とおねじ部1a間の間隙(が
たつき)等の影響により、計測精度上問題が残
る。一方計測精度を向上させるためにナツト3と
おねじ部1aの間隙を小さくしようとしても限界
があり、しかも製造費も加速度的に高くなる。
ボーリングヘツドとは第2図に示すようにバイ
ト1をスライド部5に固定し、スライド部5をボ
デー軸2に移動自在に備えたものであつて、目盛
付調節ナツト3にスライド部5のおねじ部5aを
螺合している。しかしながら第2図のボーリング
ヘツドも第1図のボーリングバーと同様に、ナツ
ト3の目盛面3aに刻まれた目盛によりバイト1
の移動量を読み取るようにしているので、第1図
の場合と同様の不具合を生じる。
(考案の目的) スライド部のおねじ部等のような微動機構の取
付精度を厳格に設定しなくても、計測精度を大幅
に向上できるようにすることを目的としている。
(考案の構成) (イ) ボーリングヘツドのボデー軸に、ボデー軸心
と直角方向に微動調節可能なスライド部を設け
ると共にダイヤルゲージ等のゲージを設け、 (ロ) スライド部にはバイトを着脱自在に設け、 (ハ) ゲージの測定子をスライド部に連結してい
る。
(実施例) 第3図において、ボーリングヘツドはボデー軸
10と柄部11を一体に備えており、柄部11は
中ぐり盤のボーリングヘツド取付部に挿入され、
固定される。ボデー軸10にはダイヤルゲージ1
3が固定されると共に、円柱状のスライド部15
がボデー軸心と直角方向(第3図の紙面と直交す
る方向)に移動可能に備えられている。スライド
部15はボデー軸10のスライド部嵌合孔16に
嵌合しており、キー(スプライン突起)17によ
り回動不能にボデー軸10に係止されている。
第3図の−断面を示す第4図において、ス
ライド部15には微動用おねじ部17が一体に形
成されており、該おねじ部17は微動調節用ナツ
ト18に螺合している。ナツト18はボデー軸1
0のボス部19に回転自在に嵌合すると共に、係
止リング21により抜出不能に係止されている。
ボーリングバイト20はスライド部15のバイト
挿入孔23にボデー軸心と平行に挿入され、バイ
ト固定ボルト24により固定されている。またバ
イト20はボデー軸10の先端部の長窓25を通
つて前方へ延び出し、その先端部に切刃26を一
体的に備えている。長窓25はスライド部15の
移動方向、即ち矢印A及び矢印A′方向に長く形
成されている。
スライド部15にはボデー軸心と平行に延びる
連動棒27が固着されており、ダイヤルゲージ1
3のプランジヤー30に連結している。プランジ
ヤー30はスライド部15の移動方向(矢印A,
A′)と平行に延びており、プランジヤー30の
長さ方向の伸縮によりダイヤルゲージ30の指示
針を動かす。プランジヤー30と連動棒27の連
結方法としては、例えばプランジヤー30にボデ
ー軸心と平行な切溝31を形成し、該切溝31に
連動棒27を係合させている。
第5図は第3図の矢視図であつて、長窓25
等の形状を明確にしている。
なおダイヤルゲージ13は一般に普及している
ダイヤルゲージであつて、ゲージ本体に対して文
字板のみを回動調節することにより、文字板の0
目盛を指示針13aに合わせることができるよう
になつている。
(作用) ワーク回転方式の中ぐり盤を使用する場合に
は、ワークW(第4図)は工作機械の回転主軸に
固着され、主軸と共に回転する。バイト20の切
刃26をワークWの内周面W′に当て、バイト2
0をボデー軸10等と共に軸方向に移動し、内周
面W′を切削する。
バイト20の刃先位置の調節は調節ナツト18
を回動することにより行なわれる。即ちナツト1
8を例えば右回転させると、おねじ部17、スラ
イド部15及びバイト20が一体的に矢印A方向
へ移動し、切削半径が広くなり、反対にナツト1
8を左回転させると、バイト20等が矢印A′方
向に移動し、切削半径が小さくなる。
スライド部15を上述のように矢印Aあるいは
矢印A′方向に移動させると、連動棒27もスラ
イド部15と一体的に矢印Aあるいは矢印A′方
向に移動し、プランジヤー30を縮めたりあるい
は伸ばしたりする。それによりバイト20の刃先
の移動量をダイヤルゲージ13により計測し、バ
イト20の刃先位置を決定する。
(別の実施例) (1) 第6図に示すようにボデー軸10の先端部に
あり溝40を形成し、スライド部15にはあり
部41を形成し、あり部41とあり溝40との
結合により、ボデー軸10にスライド部15を
第7図の矢印A及び矢印A′方向に移動可能に
保持するようにしてもよい。勿論第6、第7図
のものにおいても、スライド部15は連動棒に
よりダイヤルゲージ13のプランジヤーに連結
しており、また調節ナツト18の回動により、
スライド部15はおねじ部17を介して移動す
る。なおスライド部15には第7図に示すよう
に前面に3つのバイト挿入孔23が形成される
と共に、第6図に示すように側面にもバイト挿
入孔23が形成されている。即ちワークの内周
孔の直径に応じて、適宜の挿入孔23にバイト
20を固定するようになつている。24は各挿
入孔用のバイト固定ボルトである。
(2) ゲージとしてはてこ式ダイヤルゲージ等を利
用することもできる。
(3) 本考案によるボーリングヘツドを、工具回転
方式の中ぐり盤に適用することもできる。その
場合には第3図のようなボーリングヘツドは、
柄部11が工作機械の回転主軸に固着される。
(考案の効果) (1) ボデー軸10に、ボデー軸10と直角方向に
微動調節可能なスライド部15を設けると共に
ダイヤルゲージ13等のゲージを設け、スライ
ド部15にはバイト20を固定し、ゲージの測
定子(プランジヤー30)をスライド部15に
連結しているので、例えば第4図の調節ナツト
18とおねじ部17との組合せ精度等を必要以
上に向上させなくても、バイト微動量の計測精
度を大幅に向上させることができ、それにより
バイト刃先の位置決め精度も向上する。
(2) 上記のように第3図の調節ナツト18とおね
じ部17との組合せ精度を必要以上に正確にす
る必要はないので、ボーリングヘツドの製造費
を低く抑えることができる。
(3) バイト20をスライド部15に着脱自在に固
定し、該スライド部15をゲージ測定子に連結
しているので、バイト取替時において、ゲージ
測定子や、該測定子とスライド部15との連結
機構に手をつける必要がなく、従つてバイト取
替作業中に測定子等を損傷するおそれはない。
即ちバイト微動量を計測するゲージを備えたに
もかかわらず、バイト取替作業は簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1、第2図はそれぞれ従来例を示す側面図、
第3図は本考案を適用したボーリングヘツドを一
部断面にして示す側面図、第4図は第3図の−
断面図、第5図は第3図の矢視図、第6図は
別の実施例の側面図、第7図は第6図の矢視図
である。10……ボデー軸、13……ダイヤルゲ
ージ、15……スライド部、20……バイト、3
0……プランジヤー(測定子)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボーリングヘツドのボデー軸に、ボデー軸と直
    角方向に微動調節可能なスライド部を設けると共
    にダイヤルゲージ等のゲージを設け、スライド部
    にはバイトを着脱自在に固定し、ゲージの測定子
    をスライド部に連結したことを特徴とするボーリ
    ングヘツド。
JP953484U 1984-01-25 1984-01-25 ボ−リングヘツド Granted JPS60120703U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP953484U JPS60120703U (ja) 1984-01-25 1984-01-25 ボ−リングヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP953484U JPS60120703U (ja) 1984-01-25 1984-01-25 ボ−リングヘツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60120703U JPS60120703U (ja) 1985-08-15
JPH0135764Y2 true JPH0135764Y2 (ja) 1989-11-01

Family

ID=30489844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP953484U Granted JPS60120703U (ja) 1984-01-25 1984-01-25 ボ−リングヘツド

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JP (1) JPS60120703U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5350104B2 (ja) * 2009-07-02 2013-11-27 本田技研工業株式会社 ワークの内径加工方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60120703U (ja) 1985-08-15

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