JPH0135216Y2 - - Google Patents

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JPH0135216Y2
JPH0135216Y2 JP2637785U JP2637785U JPH0135216Y2 JP H0135216 Y2 JPH0135216 Y2 JP H0135216Y2 JP 2637785 U JP2637785 U JP 2637785U JP 2637785 U JP2637785 U JP 2637785U JP H0135216 Y2 JPH0135216 Y2 JP H0135216Y2
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JP
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valve case
oil
end plate
spring
oil filter
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JP2637785U
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、オイルフイルタ、特にカートリツ
ジ式オイルフイルタに関連する。
従来の技術 従来のカートリツジ式オイルフイルタを図面に
ついて説明すると、第4図に示される通り、この
オイルフイルタは、ケーシング1を有し、ケーシ
ング1内には、内部部品のガタツキを防止するた
め、上部端板21とケーシング頂壁との間にスプ
リング7が配置される。上部端板21と下部端板
11との間には、円筒状フイルタエレメント2及
びこのエレメント2と同軸上に補強筒20が配置
される。補強筒20には、多数の孔が穿設されて
いる。フイルタエレメント2とケーシング1との
間には外側室12が形成されかつ補強筒20の内
部には、内側室13が形成される。
下部端板11は、ケーシング1の内側下部に固
定された底板3で支持される。底板3には、オイ
ルポート8が形成され、このオイルポート8を閉
鎖するようにダイヤフラム5が底板3上に配置さ
れ、ダイヤフラム5と下部端板11との間にスプ
リング6が設けられる。ダイヤフラム5とスプリ
ング6は、逆止弁を形成する。底板3の中心部に
は内ねじが設けられ、この内ねじは、取付用ブラ
ケツト10のオイル出口9にねじ連結される。こ
のとき、底板3とブラケツト10との間に配置さ
れたシールリング4によつて、オイルポート8と
ブラケツト10のオイル入口18とは、外部に対
し液密に連絡される。
又、上部端板21には、リリーフバルブ装置1
4が設けられる。リリーフバルブ装置14は、上
部端板21に対し加締で固定される円筒状バルブ
ケース15と、バルブケース内に配置されかつそ
こに設けられたバネ座16で支持されるスプリン
グ17と、上部端板21の中心孔22の周囲に形
成された折曲部23に対しスプリング17で押圧
されるシール板24とを有する。
上記オイルフイルタの作動時には、オイルポン
プ(図示せず)で発生した圧力がオイル入口18
及びオイルポート8を通じてダイヤフラム5に加
えられ、この圧力が所定レベルを越えるとスプリ
ング6に抗してダイヤフラム5が開放され、オイ
ルポート8から外側室12にオイルが流入する。
定常作動状態では、外側室12内のオイルは、フ
イルタエレメント2及び補強筒20の孔を通り、
内側室13へ流入し、このとき、オイル中の異物
が過される。内側室13のオイルは、オイル出
口9からエンジン(図示せず)に送られ、その
後、オイルポンプで再びオイル入口18に送られ
る。低温時、オイル粘度が高いとき、オイルはフ
イルタエレメントを通過しにくくなり、外側室1
2は高圧となる。この高圧を開放するため、シー
ル板24は、スプリング17の力に抗して下方へ
移動し、外側室12内のオイルを中心孔22及び
バルブケース15に形成された孔15aから内側
室13内に流入させる。
考案が解決しようとする問題点 ところで、従来のオイルフイルタでは、バルブ
ケース15を上部端板21に固定するとき、加締
により中心孔22の周囲を180゜強制的に折返して
折曲部23を形成したため、製造後バルブケース
15の寸法精度が低く、このためシール板24が
必要時に円滑に移動しない場合が生じた。又、
180゜の無理な折曲げにより、折曲部23に亀裂が
生じオイルの密封性能が低下することがあつた。
一方バルブケース15を上部端板21に溶接す
る方法が提案されたが、この方法は、腐食防止の
ため亜鉛メツキされた上部端板21が使用される
ため、溶接強度が充分でなく、溶接部に錆が生じ
たり更に溶接時にバルブケース15の取付位置が
ずれることが多く、従つてオイル密封不良又は開
弁圧レベルが不均一となつた。
考案の目的 この考案は、上部端板と一体成形されたバルブ
ケースとこのバルブケースの上部に圧入された保
持プラグとの組合せにより上記欠点のないオイル
フイルタを提供することを目的とする。
実施例 以下この考案の実施例を図面について説明す
る。第1図ないし第3図に示される実施例は、基
本的には第4図に示されるオイルフイルタと同一
構造を有し、リリーフバルブ装置の構造のみが相
違する。従つて、これらの実施例では、第4図と
同一の部分については同一符号を付し、説明を省
略する。
第1図のリリーフバルブ装置30は、上部端板
21と一体に成形されかつ側部に孔31が形成さ
れた円筒状バルブケース32を有する。バルブケ
ース32の上部は、拡大入口部33が形成され、
入口部下方には内径が縮小する段部34が設けら
れる。バルブケース32の底部には、穴35が設
けられ、その周囲内側には、バネ座36となる水
平面が形成される。バネ座36上にはスプリング
17が配置され、スプリング17はその上端と当
接するシール板24を拡大入口部33に圧入され
た保持プラグ37の下面38aに対し押圧する。
シール板24は、ベークライト樹脂製で、従来の
耐油性樹脂で成形することができる。保持プラグ
37は、ステンレス鋼又は亜鉛メツキされた冷間
圧延鋼板のプレス成形品で、オイルの通過する貫
通孔38を有する。
保持プラグ37は、第2図に誇張して示される
通りプレス成形時拡大入口部33より大きい型勾
配のため、側壁39は入口部33の内面41に対
しθ=0.3゜ないし3゜傾斜し、このため保持プラグ
37の外周縁部40は入口部33の内面41と鋭
角で接触する。
バルブケース37内にスプリング17とシール
板24とを収納したのち保持プラグ37は、強制
的に入口部33に挿入され、保持プラグ37の下
面が段部34に当接した位置まで圧入される。こ
のとき、側壁39は、外方に拡張する弾性を有す
るため、外周縁部40は、バルブケース37の内
面41と強固に固着し、保持プラグ37が脱落方
向の外力を受けた場合でも外周縁部40がバルブ
ケースの内面41に食い込み、保持プラグ37が
入口部33から離脱することはない。内面41に
対する外周縁部40の強固な固着は、スプリング
17が発生する弾性力にも充分対向できる反力を
生ずると共に、側壁39と内面41との間のオイ
ル密封性が完全に維持されかつリリーフバルブ装
置の構造を簡素化するものである。
第3図に示される保持プラグ37は、側壁39
の上端にフランジ部42を有する。フランジ部4
2は、保持プラグ37の圧入時に上部端板21と
当接するので、バルブケース32の段部34を省
略できる。この場合、保持プラグ37の脱落を防
止するため、保持プラグ37の圧入に必要なポン
チ押圧力は第1図の場合よりやや高い。
考案の効果 上述の通り、この考案のオイルフイルタは、バ
ルブケースが上部端板と一体成形されかつ保持プ
ラグがバルブケースの上部に圧入された構造を有
するので、バルブケースの寸法精度は高くかつリ
リーフバルブ装置の製造時に複雑な構造への加締
加工又は不安定固着の原因となる溶接作業を必要
とせず、かつ短時間内の圧入により保持プラグを
バルブケースに固着することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案によるオイルフイルタのリ
リーフバルブ装置の断面図;第2図は、この部分
的拡大断面図;第3図はこの考案の他の実施例の
部分的拡大断面図を示し;第4図は従来のオイル
フイルタの断面図である。 17…スプリング、21…上部端板、24…シ
ール板、30…リリーフバルブ装置、31…孔、
32…バルブケース、36…バネ座、37…保持
プラグ、38…貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケーシング内にフイルタエレメントが配置さ
    れ、該フイルタエレメントの上部は、上部端板
    で閉鎖されると共に、その下部は、オイルポー
    トを有する底板で支持された下部端板で閉鎖さ
    れ、ケーシングとフイルタエレメントとの間に
    外側室が形成されると共に、フイルタエレメン
    ト内には、内側室が形成され、上記上部端板に
    は、リリーフバルブ装置が設けられたオイルフ
    イルタにおいて、該リリーフバルブ装置は、上
    記上部端板と一体形成されかつ側部に孔が形成
    された円筒状バルブケースと、該バルブケース
    内に配置されかつ該バルブケースに設けられた
    バネ座で支持されるスプリングと、上記バルブ
    ケースの上部には圧入されかつ貫通孔を有する
    保持プラグと、該保持プラグに対し上記スプリ
    ングにより押圧されるシール板とを有すること
    を特徴とするオイルフイルタ。 (2) 上記保持プラグの外周縁部は、上記バルブケ
    ースの内面に押圧され、保持プラグが脱落方向
    外力を受けたとき該外周縁部が該バルブケース
    内面に食い込む実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のオイルフイルタ。 (3) 上記バルブケースに段部が形成され、保持プ
    ラグは、該段部と接触した位置で固定された実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のオイルフイ
    ルタ。
JP2637785U 1985-02-27 1985-02-27 Expired JPH0135216Y2 (ja)

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JP2637785U JPH0135216Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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JP2637785U JPH0135216Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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JPS61143615U JPS61143615U (ja) 1986-09-04
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