JPH0135101Y2 - - Google Patents

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JPH0135101Y2
JPH0135101Y2 JP15396685U JP15396685U JPH0135101Y2 JP H0135101 Y2 JPH0135101 Y2 JP H0135101Y2 JP 15396685 U JP15396685 U JP 15396685U JP 15396685 U JP15396685 U JP 15396685U JP H0135101 Y2 JPH0135101 Y2 JP H0135101Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、LPG,LNG等の低温流体輸送導
管の支持装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来、前記導管の支持装置として、硬質ウレタ
ンフオーム、ポリイソシアヌレートフオーム、ポ
リスチレンフオームなどの発泡合成樹脂成形断熱
体を主要部とし、その上部を金属枠体で囲み、そ
のうえに導管を支承するための断面円弧状の金属
当て板を固定し、導管側の荷重を前記枠体を介し
て断熱体で支持する構造のものが知られている。
前記構成による支持装置は、導管を熱絶縁状態
で支持できる簡易な構成があるが、地震発生の際
に作用する横方向の荷重により生じる回転力なら
びに上方向の荷重に対しては、導管を安全確実に
保持できない欠点がある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 この考案は、上記の問題を解消するためになさ
れたものであつて、導管への熱絶縁支持力を有す
ると共に地震発生の際に作用する横方向の荷重な
らびに上下方向の荷重に対しても導管を安全に保
持できる低温流体輸送導管の支持装置を提供する
ことを主たる目的としているものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この考案による低温流体輸送導管の支持装置
は、断熱性および耐圧縮性を有する材料で縦断面
が大径部分および小径部分で凸形に形成されてい
る断熱体と、この断熱体の小径部分を囲む側板お
よびその側板の下端から大径部分の肩面に張り出
すように屈曲する鍔板からなる金属製の枠体と、
この枠体の鍔板に固定され、断熱体内に埋め込ま
れた支柱と、前記枠体の頂部に固定された導管支
承用金属製当て板とで構成され、地震発生時に作
用する横方向の荷重および鉛直方向荷重は主とし
て前記枠体で支持され、横方向荷重により生ずる
回転力および上方向の荷重は前記枠体を介し断熱
体に埋め込まれた支柱で支持されるようにしたも
のである。
(ホ) 実施例 以下、この考案を、その実施例を示した図面に
基いて詳細に説明する。
第1図および第2図において、1は硬質ウレタ
ンフオーム、ポリイソシアヌレートフオーム、ポ
リスチレンフオームなどの発泡合成樹脂材料ある
いは木材により、縦断面が大径部分1aと小径部
分1bとでほゞ凸形に作られた断熱体であり、こ
の断熱体1の上部には金属製の枠体2が装着され
ている。この枠体2は、小径部分1bの四方を囲
む側板2a,2a,2b,2bと、一方の対向側
板2a,2aの下端から大径部分1aの肩面1c
に向けて屈曲して張り出す鍔板2c,2cとで構
成され、四方を囲む側板2a,2a,2b,2b
は溶接またはボルトナツトによる締付具2′で連
結され、小径部分1bを包囲する状態に固着され
ている。前記側板2a,2a,2b,2bの上端
には、断面を円弧状とした当て板3が溶接で固定
され、この当て板3のうえにのせて溶接で固定す
る低温流体輸送導管Aを支持するようになつてい
る。
前記断熱体1の大径部分1aの底面には、肩面
1cと対向する部位に凹所1dが設けられ、そこ
から座板4aを下端に有するボルト支柱4が大径
部分1aに貫挿され、その上端は肩面1c上に置
かれている枠体2の鍔板2cを通して突出され、
その突出端に螺合させたナツト5を締付けること
により、鍔板2cは肩面1cに圧着され、かつ支
柱4の上端に固定され、また支柱自体もその下端
座板4aが凹所1dに係止されるため、大径部分
1a内に埋設状に固定されるようになつている。
前記断熱体1の底面には、立上り部7aを有す
る金属基板7がおかれ、基板7は配管架構上にボ
ルト等で固定されている。
上記低温流体輸送導管の支持装置の構成によれ
ば、導管に固定された当て板3に枠体2の側板2
a,2a,2b,2bが溶接固定されており、こ
れらの側板で断熱体の上部である小径部分1bを
抱き込んでいるので、地震発生時に作用する横方
向の荷重は前記側板で確実に支えることができ、
また上方向の荷重および横方向の荷重により発生
する回転力は、枠体2の鍔板2cに固定され、断
熱体1の大径部分1aに埋設状に固定された支柱
4によつて支えることができるので、地震発生時
においても、輸送導管は支持装置に確実に保持さ
れ、支持装置から外れるようなおそれはない。
また、前記ボルト支柱4の下端と基板7との間
に熱絶縁材6を介在させた構成によれば、導管か
ら枠体2およびボルト支柱4を経て基板7に至る
熱短絡を防止できる利点がある。
さらにまた、前記側板2a,2a,2b,2b
相互を溶接固定せず、側板間に間〓を残して、ボ
ルトナツト、スプリング座金による締付具2′で
連結する構成にしてあれば、断熱体1が低温で収
縮しても、一定の力で締付けることができる。
前記実施例では、断熱体1の小径部分1bは横
断面が長方形とされ、それを4つの側板2a,2
a,2b,2bで抱き込むようにしてあるが、第
3図に示すように、小径部分1bを円形断面と
し、これに環形の側板2dを嵌合させ、その下端
に鍔板2cを屈曲形成したものであつてもよい。
第4図に示したものは、この考案の他の実施例
であつて、10は導管に巻着される半環状の金属
製バンドであり、巾広のステンレス鋼板で作ら
れ、その両端に鍔板10a,10aが屈曲形成さ
れ、それにあけられた複数個の各孔にボルト11
を通し、ナツト12をかけて締付けることによ
り、導管を保持できるようになつている。
前記金属製バンド10は、前述した当て板3に
溶接固定して使用されるものであつて、ボルトナ
ツトの締付け時には、対向する鍔板10a,10
aの先端側に、第5図に示すような金属または硬
質プラスチツク等の硬質材料で断面長方形に形成
した棒状の間隔材13を挾持させた状態で締付け
るようになつている。
前記間隔材13を使用しないで締付けた場合に
は、第6図に示すように、鍔板10a,10aに
撓みが生じて締付け力が充分に発揮されず、また
バンドが導管から浮き上り、鍔板のエツジによつ
て導管を傷付ける問題があるが、前述したよう
に、間隔材13の使用によれば、バンドの締付け
力は確実に発揮され、導管を損傷させるおそれは
全くなく、また、バンドを薄くできるなどの利点
がある。
なお、間隔材13が断面長方形にしたものであ
れば、鍔板10a,10aの間隔寸法に応じ、長
方形のタテ・ヨコを使い分けて使用できるので、
便利である。
(ヘ) 考案の効果 以上に述べたように、この考案による低温流体
輸送導管の支持装置は、断熱性および耐圧縮性を
有する材料で縦断面が大径部分および小径部分で
凸形に形成されている断熱体と、この断熱体の小
径部分を囲む側板およびその側板の下端から大径
部分の肩面に張り出すように屈曲する鍔板からな
る金属製の枠体と、この枠体の鍔板に固定され、
断熱体内に埋め込まれた支柱と、前記枠体の頂部
に固定された導管支承用金属製当て板とで構成さ
れているので、地震発生時に作用する横方向の荷
重および鉛直方向荷重は主として前記枠体で支持
することができ、上方向の荷重および横方向荷重
により生ずる回転力は前記枠体を介し断熱体に埋
め込まれた支柱で支持することができる。
したがつて、この考案によれば、地震発生時に
作用する横方向の荷重および上下方向の荷重に対
して導管を確実に支持できる支持装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す低温流体輸
送導管の支持装置の縦断面図、第2図はその−
線の横断面図、第3図は他の実施例を示す同様
な横断面図、第4図は他の実施例による支持装置
の縦断面図、第5図は間隔材の斜視図、第6図は
締付け状態を設明する鍔板部分の断面図である。 1……断熱体、1a……大径部分、1b……小
径部分、1c……肩面、1d……凹所、2……枠
体、2a,2b,2d……側板、2c……鍔板、
3……当て板、4……ボルト支柱、4a……座
板、5……ナツト、6……熱絶縁材、7……基
板、10……金属製バンド、10a……鍔板、1
1……ボルト、12……ナツト、13……間隔
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断熱性および耐圧縮性を有する材料で縦断面が
    大径部分および小径部分で凸形に形成されている
    断熱体と、この断熱体の小径部分を囲む側板およ
    びその側板の下端から大径部分の肩面に張り出す
    ように屈曲する鍔板からなる金属製の枠体と、こ
    の枠体の鍔板に固定され、断熱体内に埋め込まれ
    た支柱と、前記枠体の頂部に固定された導管支承
    用金属製当て板とで構成されていることを特徴と
    する低温流体輸送導管の支持装置。
JP15396685U 1985-10-08 1985-10-08 Expired JPH0135101Y2 (ja)

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JP15396685U JPH0135101Y2 (ja) 1985-10-08 1985-10-08

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JP15396685U JPH0135101Y2 (ja) 1985-10-08 1985-10-08

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Publication Number Publication Date
JPS6262080U JPS6262080U (ja) 1987-04-17
JPH0135101Y2 true JPH0135101Y2 (ja) 1989-10-25

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