JPH0135041Y2 - - Google Patents

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JPH0135041Y2
JPH0135041Y2 JP20239585U JP20239585U JPH0135041Y2 JP H0135041 Y2 JPH0135041 Y2 JP H0135041Y2 JP 20239585 U JP20239585 U JP 20239585U JP 20239585 U JP20239585 U JP 20239585U JP H0135041 Y2 JPH0135041 Y2 JP H0135041Y2
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bracket
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は樹脂製容器を固定部に取付ける取付装
置に関するものである。
〈従来技術〉 近年自動車に使用されるリザーバタンク等の容
器は、軽量でかつ量産性にすぐれた合成術脂製の
ものが多くなつてきている。樹脂製容器は通常金
属体よりなるブラケツトに挾持されてエンジンル
ーム内の所定の位置に取付けられるようになつて
いるが、かかる樹脂製容器は温度変化に伴う変化
が大きく、冷間時又経年変化において容器の収縮
によりブラケツトとの間に隙間ができ、ガタを生
ずるようになる。このため、従来においては、第
4図、第5図に示すように勾配のついたあり溝1
aを有するブラケツト1により勾配のついた嵌合
部を有する樹脂製容器2を挾持するようにすると
ともに、樹脂製容器2の外周に張出部2aを突設
し、ブラケツトの側にはこの張出部2aに係合し
て樹脂製容器2に下向きの力を付与する板ばね3
を取付けていた。
そして、ブラケツト1から樹脂製容器2を取外
す場合には、ブラケツト1に形成した窓部1bか
らドライバーの先端を挿入し、板ばね3を外側へ
湾曲させて樹脂製容器2を取外すようにしてい
た。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、従来の取付ブラケツトにおいて
は、ブラケツト1の背面とこのブラケツト1の取
付けられる車のボデイーBとの間隔がせまい上、
両側に取付用の屈曲部5a,5bがあり、ドライ
バーを傾め上から窓部1bに挿入することができ
ず、樹脂製容器2を取外す作業がやりにくい問題
があつた。
〈実施例〉 本考案は、あり溝を形成するとともに上下方向
に延在する窓部を形成した保持板と、この保持板
の樹脂製容器取付側でない背面の前記窓部の側部
において前記保持板と溶着され前記保持板の窓部
と対応する箇所で前記保持板から遠ざかる方向へ
屈曲された取付板と、前記窓部を挾んで前記取付
板溶着箇所と対向する箇所において前記保持板の
背面に溶着され前記窓部と対応する位置において
前記保持板から遠ざかる方向に屈曲され、その先
端が前記取付板に溶着された補強板とによつて前
記ブラケツトを構成し、前記樹脂製容器に形成し
た張出部の上面に係合して前記樹脂製容器を下方
に押圧する板ばねを前記窓部の上下端間に係止
し、さらに、前記補強板と取付板の少なくとも一
方に前記窓部と対応する高さ位置の工具挿入用窓
部を形成したことを特徴とするものである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図および第2図において、10はオイル
を貯溜する合成樹脂製容器を示し、この容器10
の外周には、上方になる程幅広に形成された嵌合
部11が形成され、この嵌合部11の中央には上
下方向に勾配のついたリブ12が形成されるとと
もに、このリブ12の下方には容器10の外周面
と直交する上側面13aを有する張出部13が形
成されている。14は金属からなるブラケツト
で、このブラケツトには前記容器10の嵌合部1
1を嵌合する勾配のついたあり溝15が形成され
ている。また、このブラケツト14は、第3図に
も示されるようにあり溝15を形成した保持板2
0と、ボデイーBに固着される取付板21と、補
強板22とによつて構成され、これらのものはプ
レス成形後、スポット溶接にて一体化されてい
る。
前記保持板20には、容器10の嵌合部11を
保持するあり溝15がその両側部の折り曲げによ
つて形成されるとともに、幅方向の中央部には上
下方向に延在する窓部20aが形成されており、
この窓部20a上部に板ばね16の上端部が係止
されている。
この板ばね16は弓形形状を有し、その中央部
に形成された係合部16aが内方へ突出して張出
部13の上側面13aに係合しているとともに、
下端部は窓部20aの下端部において保持板20
の内面に係合している。この結果、容器10に対
して常に下方に力が作用し、容器10が収縮して
も、上下前後方向のガタが生じることがない。
なお、板ばね16の係合部16aは90度以上の
角度を持つて曲げ加工されており、板ばね16を
大きく外方へ撓ませなくても容器10を取外すこ
とができ、取外し時において板ばね16が折損す
ることを防止できる。
また、前記取付板21は、保持板20に形成さ
れた窓部20aの側部において保持板20の背面
と接合され、スポツト溶接にて固着されている。
この取付板21の下部は容器10の下方まで延在
し、この下端部はボデイーBの取付位置の形状に
対応した形状にプレス成形されるとともに、取付
穴21b,21cが形成されている。一方、取付
板21の上部は、窓部20aと対向する位置から
保持板20より遠ざかる方向へ屈曲されるととも
に、この屈曲部の先端がさらに屈曲され、この先
端部に取付穴21aが形成されている。
さらに、窓部20aを挾んで取付板21の取付
位置と対向する側の保持板20の背面には、補強
板22の一端がスポツト溶接され、この補強板2
2の他端は保持板20の窓部20aと対応する位
置において保持板20から遠ざかる方向へ屈曲さ
れ、この屈曲部の先端が取付板21とスポット溶
接により接合されている。
そして、取付板21と補強板22の窓部20a
と対向する位置での折曲部には、工具挿入窓23
a,23bが形成されている。この工具挿入窓2
3a,23bは、下端が窓部20aの下端と一致
し、上端が保持板20の上端よりも上方まで延び
ており、その幅は、ドライバー等の取外し工具T
の先端を突つ込んで板ばね16と容器10の外周
面との間に挿入するのに充分な寸法を有してい
る。
したがつて、容器10を取外す場合には、ドラ
イバー等の取外し工具Tを保持板20の背部側方
から挿入して、取外し工具Tの先端を工具挿入窓
23a,23bと窓部20aを介して、板ばね1
6と容器10の外周面との間に挿入する。そし
て、この後、取外し工具Tの操作によつて板ばね
16を外側に撓め、容器10を上方に引き抜くこ
とで容器10の取外しを行うことができる。
なお、上記実施例においては、取付板21と補
強板22の両方に工具挿入窓23a,23bを形
成していたが、取付板21、補強板22の形状に
よつては、いずれか一方のみ工具挿入窓23a,
23bを形成すればよい。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案においては、樹脂製容
器を取付けるブラケツトを、保持板と取付板と補
強板との3体によつて構成することにより、樹脂
製容器の背部側方からドライバー等の取外し工具
を容易に挿入できる形状にし、かつ取付板と補強
板の少なくとも一方には、樹脂製容器を保持する
板ばねを係止した窓部と対応して工具挿入用窓部
を形成したので、ドライバー等の取外し工具を窓
部の板ばねに容易に係合させることができ、樹脂
製容器の取外しを極めて容易に行うことができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の実施例を示すもの
で、第1図は樹脂製容器と取付装置の平面図、第
2図は第1図における−線断面矢視図、第3
図はブラケツト14の斜視図、第4図、第5図は
従来の取付装置を示す図で、第4図は樹脂製容器
と取付装置の平面図、第5図は断面図である。 10……樹脂製容器、11……嵌合部、14…
…ブラケツト、15……あり溝、16……板ば
ね、20……保持板、21……取付板、22……
補強板、23a,23b……工具挿入窓、T……
取外し工具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属体からなる勾配のついたあり溝を有したブ
    ラケツトにより、勾配のついた嵌合部を有した樹
    脂製容器を挾持して固定部に取付ける取付装置に
    おいて、前記樹脂製容器の外周に張出部を突設す
    るとともに、前記あり溝を形成するとともに上下
    方向に延在する窓部を形成した保持板と、この保
    持板の樹脂製容器取付側でない背面の前記窓部の
    側部において前記保持板と溶着され前記保持板の
    窓部と対応する箇所で前記保持板から遠ざかる方
    向へ屈曲された取付板と、前記窓部を挾んで前記
    取付板溶着箇所と対向する箇所において前記保持
    板の背面に溶着され前記窓部と対応する位置にお
    いて前記保持板から遠ざかる方向に屈曲され、そ
    の先端が前記取付板に溶着された補強板とによつ
    て前記ブラケツトを構成し、前記樹脂製容器に形
    成した前記張出部の上面に係合して前記樹脂製容
    器を下方に押圧する板ばねを前記窓部の上下端間
    に係止し、さらに、前記補強板と取付板の少なく
    とも一方に前記窓部と対応する高さ位置の工具挿
    入用窓部を形成したことを特徴とする樹脂製容器
    の取付装置。
JP20239585U 1985-12-26 1985-12-26 Expired JPH0135041Y2 (ja)

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JP20239585U JPH0135041Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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JPS62108605U JPS62108605U (ja) 1987-07-11
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