JPH0134977Y2 - - Google Patents

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JPH0134977Y2
JPH0134977Y2 JP737485U JP737485U JPH0134977Y2 JP H0134977 Y2 JPH0134977 Y2 JP H0134977Y2 JP 737485 U JP737485 U JP 737485U JP 737485 U JP737485 U JP 737485U JP H0134977 Y2 JPH0134977 Y2 JP H0134977Y2
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JP
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ring
rolling bearing
presser bolt
bolt
inner ring
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は2分割ころがり軸受の内輪の結合用
リングに関するもので、特に大型2分割ころがり
軸受の内輪結合用として適する結合用リングに関
するものである。
(従来の技術) 大型2分割ころがり軸受、例えば、製鉄所の転
炉のトラニオン軸を軸受するころがり軸受などに
は、近年この軸受が利用され始めている。
その理由は、ころがり軸受が分割型でなく、一
体型の場合は、若し、ころがり軸受を取換えるこ
とになれば、古いころがり軸受の内輪は軸の端か
ら外ずさなければならず、又新しい軸承の内輪は
軸の端から押込まねばならない。
ところが、上記転炉のトラニオン軸になると、
一方のトラニオン軸の端には傾動装置が取付けら
れているので、該軸のころがり軸受を取替えるこ
とになると、先づ傾動装置を取外さなければなら
ないため、ころがり軸受取換え完了までには30〜
50日にも及ぶ工数を必要とすることになり、生産
性に大きな影響を与えてしまうところから、一体
型のころがり軸受に代え、該傾動装置を取外さな
くとも軸受を換えることのできる2分割ころがり
軸受が使用されるようになつたのである。
上記2分割ころがり軸受装置は、一般に、第3
図に示すような構成である。
即ち、第3図イに示すように、内輪Aが2部分
a1,a2に、又外輪Bも2部分b1,b2に夫々分割さ
れており、内外輪A,B間に円筒ころCが挿入さ
れており、2部分に分割されている内輪Aは1対
の結合リングD,D((第3図ロ参照))で外周から
締付けられて結合され且つ軸Eに固定されてお
り、結合リングDは、普通、分割部部d,d((第
3図イ参照))で半円形分割ングD1,D2に2分割
されており、これらをボルトで連結するため、一
方の分割リングD1の両端小口には押えボルト
(タツプボルト)eのねじ穴fが、又他方の分割
ングD2の両端部には押えボルトeの頭gが陥没
できる切欠部hによつて形成されるフランジ部i
が夫々設けられ、該フランジ部iに、前記押えボ
ルトeの頭gを引掛けて該押えボルトeを一方の
分割リングD1の端面のねじ穴fに螺合して2分
割リングD1,D2を一体化し、2分割されている
内輪Aを締付け結合している。なお、第3図中E
は軸を示す。なお又、2分割されている外輪Bは
軸受箱で結合保持されている。
(考案が解決しようとする問題点) 叙上のような押えボルトを締付けたり、緩めた
りするのには、押えボルトeの頭gが切欠部h中
(図示のものは、第4図に示すように、フランジ
部iに更に凹窩部mを作つて、該凹窩部中にかく
してあるため、第4図に示すような、先端が押え
ボルトeの頭gに穿設されている六角穴g′に嵌合
する断面正六角形の屈曲部jがあつて把柄部kと
なる六角レンチGを使用するが、上記の形状の六
角レンチGを使用する関係上、前記把柄部kを握
つて押へボルトeを回動しようとすると、第5図
に示すように、六角レンチGの前記屈曲部jが、
常に押えボルトeの中心軸線の中心軸線O−O上
に保持されるように、力Fに相当する反力を屈曲
部jに与えて回動が行われれば、FL(但し、Fは
六角レンチGの把柄部kに直角に作用する力、L
は中心軸線O−Oより力Fの作用線までの垂直距
離)のトルクが働くだけであるが、そうでない場
合は、頭gに曲げモーメントFL′(L′は前記頭g
の六角形穴g′の底部より前記屈曲部jの頭部に作
用する力Fの作用線までの距離)が加わる。又、
屈曲部jと頭gとの間のガタにより第5図中点線
で示すように、六角レンチGが傾き、このため押
えボルトeが充分締らないことがある。
そのため、押えボルトを信頼性高く締付けるた
めには、第6図に示すように、押えボルトeの頭
gの六角穴g′に一端が嵌合する六角柱lの他端に
レンチHの一端の六角形孔を嵌合して回動させる
ようにするが、この方法とても六角柱lが押えボ
ルトeの中心軸線o−oの方向に確保されFに相
当する反力が与えられないかぎり、押えボルトe
の頭gの六角穴g′と六角柱lの下端との間のガ
タ、又六角柱lの上端とレンチHの一端の六角形
孔との間のガタのため、同じく六角柱lは傾いて
しまうし、而も、距離L′はこの場合、明らかに大
きくなるので、押えボルトeに対する曲げモーメ
ントも大きくなり、押えボルトの強度が問題とな
つて来る。
この問題は小径の六角穴付押えボルトでは大し
て問題とならず、レンチHの先端を手で押えて締
付けを行うこともできるが、転炉のトラニオン軸
ともなると、外径が1.6m位にまでなるので、締
付トルクも大きくなり、入力では支持し切れなく
なる問題点があつた。この考案は叙上の事実に鑑
み、分割リングD1,D2を結合するための六角形
の穴付押えボルトを回転用工具で回転する際の、
該回転用工具の保持装置を該分割リングの一方に
設けて置き、前記曲げモーメントの発生を防止で
きた、2分割ころがり軸受の内輪の結合用リング
を提供するのをその目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案に係る、2分割ころがり軸受の内輪の
結合用リングDは、2分割ころがり軸受の内輪A
の外周に嵌合でき、一部に押えボルトeで結合さ
れる切割部dを有する結合用リングDの、該分割
部dにおける該押えボルトeの頭gの露出側に、
該押えボルトeの回転用工具1の支え孔2を有す
るブラケツト3を取外し自在に設けたものであ
る。
実施例 第2図に示す、この考案に係る2分割ころがり
軸受の内輪の結合用リングの一実施例に基づき、
その構成を説明すると、2分割ころがり軸受の内
輪Aの外周に嵌合し、一部(この実施例では2箇
所)に切割部dを有する結合用リングDの、該切
割部dの一方の分割リングD1に押えボルトeを
螺合するねじ穴fを設け、該切割部dの他方の分
割リングD2には切欠部hを形成することにより
フランジ部iを形成し、該押えボルトeをフラン
ジ部iに更に穿設した凹窩部mを通して前記ねじ
穴fに螺合できるようにし、該押えボルトeにお
ける、押えボルトeの頭gの露出する側の分割リ
ングD2に、前記切欠部hに続く溝4を掘り、該
溝中に前記押えボルトeの頭gに被せた、押えボ
ルトeの回転用工具1の支え孔2を有するブラケ
ツト3を螺子5で取外し自在に設けたものであ
る。なお該支え孔2の中心と押えボルトeの中心
軸線o−oとは整合するように設けるものとす
る。
(作用) この実施例は叙上のような構成を有するから、
2分割ころがり軸受を軸Eより取外す場合には、
フランジ部iを有する分割リングD2の溝4中に
ブラケツト3を螺子5で取付け、押えボルトeの
回転用工具1を該ブラケツト3の支え孔2に挿入
し、該回転用工具1の一端を該押えボルトeの頭
gの六角穴g′に挿入嵌合し、該回転用工具1の他
端頂部にレンチHの一端の六角形孔を嵌合してレ
ンチHを廻し、押えボルトeをねじ戻し、このよ
うにして分割部dの押えボルトeを取外してリン
グDを二個の分割リングD1,D2に分割すれば内
輪Aは二つに分割でき軸Eから取外せるので、次
いでころC、分割されている外輪も取外せる。
又、ころ軸受を軸Eに取付ける場合は、軸Eを
軸受箱所定位置に設置し、軸Eの周囲に2分割さ
れている外輪Bを設置し、ころCを嵌め更に2分
割されている内輪Aを嵌め、該内輪Aの外周に2
分割されている分割リングD1,D2を嵌め、フラ
ンジ部iの方から押えボルトeを、他の分割リン
グD1の小口にねじ穴fに螺合し、次いで分割リ
ングD2に取付けてあるブラケツト3の支え孔2
に回転工具1を挿入し該工具の1の先端を前記押
えボルトeの六角穴g′に挿入嵌合し、該回転工具
1の他端にレンチHの一端の六角形孔を嵌合して
レンチHを回転すれば、回転工具1はブラケツト
3の支え孔2で軸受され、押えボルトeの中心軸
線o−o方向にしつかり保持されながら回転する
ので、押えボルトeを確実に締め、リングDによ
つて内輪Aを軸Eにしつかり固定し、而もその間
押えボルトeの頭に曲げモーメントを発生させる
ことがない。
〔考案の効果〕
この考案は叙上のような構成作用を有するか
ら、2分割されているころがり軸受の内輪Aを、
該内輪Aの外周より、分割リングD1,D2を押え
ボルトeで結合して一体化して軸Eに固定する場
合、該押えボルトeには回転工具1を介して締付
けのためのトルクのみ伝わり、曲げモーメントは
加わらないので、押えボルトeの設計に該曲げモ
ーメントを考慮する必要がなく、押えボルトeの
締付は信頼性高く行うことができ、回転工具1は
押えボルトeの中心軸線o−o上に確保されるの
で該回転工具1の頭部を回転する締付工具は種々
のものが選べるから作業性を改善することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図イはこの考案に係る2分割ころがり軸受
の内輪の結合用リングの一実施例の要部の正面
図、第1図ロは第1図イ中のロ−ロ線に沿つて見
たブラケツトの平面図、第2図はこの考案に係る
結合用リングの要部の斜視図、第3図イは従来の
2分割ころがり軸受の側面図、第3図ロは第3図
イ中のロ−ロ線に沿つて見た縦断正面図、第4図
は従来の2分割ころがり軸受の押えボルトの締付
方の説明図、第5図は第4図における押えボルト
に作用する力の説明図、第6図は押えボルト回転
用工具を使用する場合の説明図を夫々示し、Aは
内輪、Dは結合用リング、dは切割部、eは押え
ボルト、gは押えボルトの頭、1は回転用工具、
2はブラケツトの支え孔、3はブラケツトを夫々
示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2分割ころがり軸受の内輪Aの外周に嵌合で
    き、一部に、押えボルトeで結合される切割部d
    を有する結合用リングDの、該切割部dにおける
    押えボルトeの頭gの露出側に、該押えボルトe
    の回転用工具1の支え孔2を有するブラケツト3
    を取外し自在に設けたことを特徴とする、2分割
    ころがり軸受の内輪の結合用リング。
JP737485U 1985-01-24 1985-01-24 Expired JPH0134977Y2 (ja)

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JP737485U JPH0134977Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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JP737485U JPH0134977Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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JPS61124722U JPS61124722U (ja) 1986-08-06
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ID=30485669

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JP2521914Y2 (ja) * 1988-12-23 1997-01-08 エヌティエヌ株式会社 大型転がり軸受

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JPS61124722U (ja) 1986-08-06

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