JPH0134910Y2 - - Google Patents

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JPH0134910Y2
JPH0134910Y2 JP15158884U JP15158884U JPH0134910Y2 JP H0134910 Y2 JPH0134910 Y2 JP H0134910Y2 JP 15158884 U JP15158884 U JP 15158884U JP 15158884 U JP15158884 U JP 15158884U JP H0134910 Y2 JPH0134910 Y2 JP H0134910Y2
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wiper blade
rubber
porous body
blade rubber
base
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はワイパブレードゴムに関し、詳しくは
その柔軟性が改良されたワイパブレードゴムに関
する。
[従来の技術] 自動車の窓ガラス等の雨滴を抜いさるものとし
て、ワイパが使用されている。このワイパは第6
図に示すようにワイパブレードゴム23と、ワイ
パブレードゴム23の背面を固定するバツクプレ
ート24と、両端でバツクプレート24を一定間
隔ごとに保持する2個の小継片25と、この小継
片25の中央部を回動自在に保持する大継片26
と、この大継片26の中央部を保持し、電動機か
らの揺動運動を伝えるアーム27とで構成されて
いる。
従来のワイパブレードゴム23はその代表例を
第5図に示すように、断面において一端がリツプ
状に突出したリツプ部31を具備した揺動部29
とバツクプレート24が固定されている基部28
と揺動部29および基部28を結ぶリツプ部30
とで構成されている。この従来のワイパブレード
ゴム23はリツプ部31の先端部分において左右
に曲るとともに、基部28と揺動部29との間に
介在するネツク部30により揺動部29全体が左
右に揺動可能とし、リツプ部31の先端が窓ガラ
スの表面にそつて摺動できるようになつている。
また、窓ガラスが曲面ガラスとなつており、ワイ
パブレードゴム23が長手方向に対して曲る必要
がある場合にはワイパブレードゴム23全体が曲
る構成となつている。すなわち、従来のワイパに
おいては、バツクプレート24を薄い板状とし、
弾性的に容易に湾曲できるものとするとともに、
2個の小継片25が大継片26の両端の支点で回
転可能とし、これにより、ワイパブレードゴム2
3全体がバツクプレート24とともに長手方向に
湾曲可能としている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記した従来のワイパブレードゴムは、基部及
び揺動部は全体が均一な組成の中実状であつた。
そのため長手方向の柔軟性が不足し、曲面ガラス
の曲面に沿つて湾曲する場合にその曲面に充分沿
わない場合があつた。そしてこの問題に対処する
ためには柔軟なバツクプレートを用いたりする手
段をとらざるを得なかつた。
また実開昭48−42235にみられるようにワイパ
ブレードゴム内部を中空としたものも考案されて
いる。これは長手方向の柔軟性は充分確保される
が、中空部を囲む壁の厚さが薄くなり、ガラス表
面摺動時の剛性に問題があつた。
本考案は上記の問題点に鑑みなされたものであ
り、剛性を保ちながら長手方向の柔軟性を有する
ワイパブレードゴムを提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するめの手段] 本考案は、肉厚の基部と、該基部とネツク部を
介して連続する断面略三角形の揺動部と、該揺動
部の先端に設けられた薄い板状のリツプ部とより
なる長尺状のワイパブレードゴムにおいて、 該基部の軸芯部及び該揺動部の軸芯部の少なく
とも一方はその周囲のソリツドゴムより軟質な多
孔質体であることを特徴とする。
本考案のワイパブレードゴムの外観形状は、従
来のワイパブレードゴムの外観形状と基本的に同
一のものが使用できるがこれに限らない。本考案
のワイパブレードゴムは基部と揺動部とリツプ部
とで構成されている。基部とはワイパブレードゴ
ムの長手方向の剛性を得るための部分であり、例
えば小継片に保持されているバツクプレートが取
付けられる部分をいう。この基部は一般にその両
側面にバツクプレートと係合するための溝あるい
は突条を有する棒状のものが用いられることが望
ましい。揺動部は断面略三角形状で、上記基部と
は薄肉のネツク部を介して連続している。尚、ネ
ツク部は略断面三角形の底辺の中央部に設けるこ
とが望ましい。この揺動部は、ガラス面を左右に
往復摺動する際に揺動する部分を意味し、ネツク
部で右あるいは左に曲り、基部に対して揺動部が
左右に揺動する。リツプ部は揺動部の断面略三角
形の先端部に設けられている薄い板状の突出した
部分をいい、ガラス表面を摺動する部分である。
本考案のワイパブレードゴムは天然ゴム、クロ
ロプレンゴム、EPDM等の公知の材料を単独で、
或いは混合して用いることができる。特に基部及
び揺動部には主として天然ゴム、クロロプレンゴ
ム及びEPDM等の柔軟性ゴムを用いることが望
ましい。柔軟性ゴムには加硫剤、充填剤等の成分
を配合することができる。またリツプ部は摺動抵
抗が小さなウレタンゴム、SBR、フツ素ゴム等
の滑性ゴムを使用するのがよい。
本考案の特徴は基部及び揺動部の少なくとも一
方はその軸芯部に多孔質体を有しているところに
ある。この多孔質体は周囲を上記したソリツドゴ
ムで囲まれ、長手方向の柔軟性を付与するもので
あり、周囲のソリツドゴムより軟質である必要が
ある。この意味において多孔質体にはゴム、ウレ
タン樹脂等の軟質樹脂等を用いるのが好ましい。
この多孔質体は、製造面、及び摺動時の剛性等の
面から鑑みると発泡体であることが望ましい。特
に発泡ゴム或いは発泡ウレタンが望ましい。
多孔質体の空隙率は、高い方が柔軟性が大きい
が反面剛性が低下する。本考案の場合は15%〜65
%の空隙率を有するものが最適である。
多孔質体は、ソリツドゴム内部に単に具備され
ているだけでも本考案の目的は達成されるが、周
囲のソリツドゴムと一体的に結合していることも
好ましい。一体的に結合することによりガラス表
面摺動時の剛性が向上する。
上記多孔質体は基部及び揺動部の少なくともど
ちらか一方に形成することができるが、両方の軸
芯部に形成されているのが望ましい。この多孔質
体の形状、大きさは、長手方向の柔軟性と摺動時
の剛性との兼合いから任意に決められる。また揺
動部が傾いた状態での柔軟性及び剛性等の要因を
含めて決定することもできる。
本考案のワイパブレードゴムは例えば多色押出
成形により製造される。例えば柔軟性ゴムと発泡
ゴムを2色押出成形したのち押出素材を加熱する
ことにより加硫と発泡を同時に行なうことが望ま
しい。これにより柔軟性ゴムと樹脂発泡体とを一
体的に結合することが可能となり、柔軟性及び剛
性に優れたワイパブレードゴムを得ることができ
る。
[作用] 本考案のワイパブレードゴムは軸芯部に多孔質
体を具備している。この多孔質体は長手方向の柔
軟性を向上させる作用を有し、かつ軸芯部が中空
体の場合よりも摺動時の剛性を向上させる作用を
有している。
[実施例] 以下実施例にて説明する。
本考案の第1実施例のワイパブレードゴムの長
手方向に対して直角方法の縦断面図を第1図に、
このワイパブレードゴム1が実際に装着された状
態を示す斜視図を第2図に示す。このワイパブレ
ードゴム1は肉厚の基部11と、基部11に続く
ネツク部12と、ネツク部12を介して連続した
断面略三角形の揺動部13と、揺動部13の先端
に設けられたリツプ部14とより構成されてい
る。基部11はその一端面にバツクプレート3に
挿嵌される断面略三角形の頭部16を有し、さら
に小継片4が挿入されるように両側面には溝17
を具備している。そして基部11の軸芯部には断
面略円形の発泡ゴムから成る多孔質体15が周囲
の天然ゴムを主体とするソリツドゴムと一体的に
形成され、長手方向全体に連続して具備されてい
る。また揺動部13はその長手方向軸芯部に基部
11と同様の断面略卵形の多孔質体15′を長手
方向全体に連続して具備している。
この第1実施例のワイパブレードゴムは2色押
出成形により押出素材が形成され、その後加熱さ
れてソリツドゴムの加硫と、多孔質体となる発泡
ゴムの発泡とが同時に行なわれている。
本実施例のワイパブレードゴム1は、ワイパ駆
動時にリツプ部4が曲面ガラス5表面に押圧され
ると基部11及び揺動部13は第2図の上下方向
に圧縮応力を受ける。そしてこの時には軸芯部に
形成された発泡ゴムから成る多孔質体15,1
5′が応力により容易に断面略楕円形に変形する。
従つてリツプ部4は長手方向全体で曲面ガラス5
の表面形状に沿うように容易に変形し、その先端
で曲面ガラス5の表面を確実に拭うことが可能と
なる。
第3図に本考案の第2の実施例のワイパブレー
ドゴムの断面図を示す。この例では第1実施例と
同一形状であり、多孔質体17は基部18の軸芯
部のみに長手方向全体に連続して設けられ、揺動
部19は全体が均一なソリツドゴムで形成された
構造となつている。
第4図に本考案の第3の実施例のワイパブレー
ドゴムの断面図を示す。この例も第1実施例と同
一の形状であるが多孔質体20は揺動部21の軸
芯部のみに長手方向全体に連続して設けられ、基
部22は均一なソリツドゴムで形成された構造と
なつている。
[考案の効果] 本考案のワイパブレードゴムは長手方向に優れ
た柔軟性を有する。また多孔質体と周囲のソリツ
ドゴムが一体的に結合している場合には摺動時の
変形にも充分耐え、従来に比べてほとんど剛性の
低下はみられない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の第1実施例のワイパ
ブレードゴムに係る図であり、第1図はその断面
図、第2図はそのワイパブレードゴムをバツクプ
レート及び小継片に装着して使用時の斜視図であ
る。第3図は本考案の第2実施例のワイパブレー
ドゴムの断面図である。第4図は本考案の第3実
施例のワイパブレードゴムの断面図である。第5
図は従来のワイパブレードゴムの断面図、第6図
はワイパの側面図である。 1,23……ワイパブレードゴム、11,1
8,22,28……基部、13,19,21,2
9……揺動部、15,15′,17,20……多
孔質体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 肉厚の基部と、該基部とネツク部を介して連
    続する断面略三角形の揺動部と、該揺動部の先
    端に設けられた薄い板状のリツプ部とよりなる
    長尺状のワイパブレードゴムにおいて、 該基部の軸芯部及び該揺動部の軸芯部の少な
    くとも一方はその周囲のソリツドゴムより軟質
    な多孔質体であることを特徴とするワイパブレ
    ードゴム。 (2) 多孔質体はその空隙率が15%〜65%である実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のワイパブレ
    ードゴム。 (3) 多孔質体は該多孔質体を包む周囲のソリツド
    ゴムと一体的に結合されている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のワイパブレードゴム。
JP15158884U 1984-10-05 1984-10-05 Expired JPH0134910Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6167060U JPS6167060U (ja) 1986-05-08
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