JPH0134890B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷用版ロール、合成樹脂の型押用版
ロール、パーツ等の収納ケース等のように他の物
と衝合したり接触したりすることを嫌う特定棒状
被格納物の格納庫に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、印刷用版ロール、型押用の版ロール、棒
状バーツ等の、他のものに特に同時に格納される
被格納物との衝合、接触を嫌う諸々の棒状被格納
物を格納するものとしては、上下のみに多段的に
設けられそ各棚部に被格納物の単数本ずつを格納
しまた単数本ずつを出入するもの（米国特許第
3667618号公報または米国特許第4364706号公報参
照）、また、上下に多段的に設けられた各棚部に
コンテナを出入するようにしたもの（特開昭56−
12204号公報または実開昭56−17116号公報参照） は知られている。

しかし、前者には一段の棚に被格納物の多数本
を格納することができない欠点があり、また後者
には被格納物をコンテナに詰める際に被格納物が
衝合接触しないようにする手作業を施す必要があ
る欠陥があつた。しかも前者は棚を上下に伸ばす
ことができても奥の方に伸ばすことができなく、
後者はコンテナを横向き状態から縦向き状態にす
ることができないので、対面配置で設けられた格
納棚同士の間をコンテナの横向き幅より充分に広
くとる必要があり、一定の広さの空間内にできる
だけ多くの被格納物を高い密度で収納しようとす
る場合には不向な構造であつた。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、上記前後両者が享有する問題点を解
決する特定棒状被格納物の格納庫を提供すること
を目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本発明特定棒状被格
納物の格納庫は、格納する版ロールイ等特定棒状
被格納物の長さに見合う横幅間隔で立設した左右
両側縦向柱１，１′に於て相互に対応する多数段
個所の内面に格納用レール２，２′を前後向きに
横架することによつて構成され且つホルダー４９
の昇降用空間の両側に対面配置で設けられた、被
格納物の複数本をホルダー４９を介して前後方向
に並べて各対の格納用レール２，２′に橋架状態
に支持する形式の棚段３，３′を多数段まで有す
る対面一対の格納棚４，４′と、各棚段３，３′に
格納する被格納物の両端を保持してこれ等被格納
物を断曲自在の梯子状に連結するホルダー４９
と、対面の格納棚４，４′の間に設けた一対の縦
杆部１２，１２′と、これ等縦杆部１２，１２′間
に縦向きに架設した同部に沿つて昇降する枠状の
縦移動フレーム１３と、縦移動フレーム１３内に
同内に於て前後に移動する状態で装備したバケツ
ト状機能体２７と、バケツト状機能体２７の左右
両側に縦向きの対向配置で設けた下端部が分岐状
態で前後両方に向つてカーブした一対の向き変え
用溝形案内レール２６，２６′と、向き変え用溝
形案内レール２６，２６′に於ける分岐個所に設
けられた方向指定装置６７と、向き変え用溝形案
内レール２６，２６′に両端が同レール２６，２
６′に沿つて摺動する状態で支承した昇降横杆２
９と、縦移動フレーム１３を昇降するウインチ４
１、ホイスト等昇降装置と、昇降横杆を昇降する
ウインチ４１、ホイスト等昇降装置と、バケツト
状機能体２７を前後に移動する油圧シリンダー２
４，２４′、スクリユーボルト、ラツク等による
往復動装置と、ホルダー４９および昇降横杆２９
に設けたこれ等ホルダー４９、昇降横杆２９を連
結および非連結状態とするロツクピン５２等連結
装置と、向き変え用溝形案内レール２６，２６′
の裾口からホルダー４９により保持された物格納
物を同ホルダー４９ごと受け取る荷受台７５と、
この荷受台７５に受けた被格納物からホルダー４
９を外したり再び保持させたりする伸縮棒４６，
４６′等脱着装置とをもつものである。

〔実施例〕

図に示す実施例は格納する版ロールイの長さに
見合う横幅間隔で立設した左右両側縦向柱１，
１′に於て相互に対応する多数段個所の内面に前
後向きに横架することによつて版ロールイの複数
本を前後方向に並べて各対の格納用レール２，
２′間に橋架状態に支持する形式の棚段３を多数
段まで備えた複数横連の格納棚４を構成し、これ
等格納棚４の前面に同前面に沿つて左右に伸びた
上下両側横移動用レール５，５′を梁部材６およ
び地面７を介して横架し、これ等上下両側横移動
用レール５，５′の間に枠状の横移動フレーム８
を吊車９および足車１０を介して左右方向に移動
自在に縦架し、足車１０の一つに遠隔操作で起
動・停止するギヤードモーター１１を装備して横
移動フレーム８を自走型とすると共に当該横移動
フレーム８の左右両側縦杆部１２，１２′の間に
同縦杆部１２，１２′に沿つて昇降する四辺形枠
状の縦移動フレーム１３を案内レール１４，１
４′と同レール１４，１４′に沿つて転行する案内
輪１５，１５′とを介して縦向きに架設し、この
縦移動フレーム１３の下側両隅に電磁石１６によ
り出没するストツパーピン１７を、また上記の横
移動フレーム８の縦杆部１２，１２′に各棚段３
と対応する関係位置で同ストツパーピン１７が択
一に係合する多数の係止孔１８を夫々設け、更に
この縦移動フレーム１３の上下両側横杆部２０，
２０′の内側に一対の前後移動横杆２１，２１′を
左右向きに配し、これ等前後移動横杆２１，２
１′の両端を前後向き案内レール２２，２２′と同
レール２２，２２′に沿つて転行する案内輪２３，
２３′を介して前後移動自在に支承し且つ当該前
後移動横杆２１，２１′を前後方向に往復動させ
る遠隔操作の前後移動用油圧シリンダー２４，２
４′を上記の縦移動フレーム１３の上下両辺に搭
載し、更にこれ等上下両側の前後移動横杆２１，
２１′の左右両側部分に遠隔操作により外端が左
右方向に反対向きで伸縮する二対の横幅調節用油
圧シリンダー２５，２５′を搭載し、これ等横幅
調節用油圧シリンダー２５，２５′に於て上下位
置関係となる外端の間に下端がゆるやかなカーブ
で前後方向の二つ叉に分かれる分岐形の向き変え
用溝形案内レール２６，２６′の左右一対を左右
対向の縦向きに配し、これ等向き変え用溝形案内
レール２６，２６′の上下両端を横幅調節用油圧
シリンダー２５，２５′の外端に連結して横幅変
更自在のバケツト状機能体２７を形成すると共に
当該向き変え用案内レール２６，２６′の間に左
右両端に平行二対の伸縮自在軸２８，２８′を備
えた昇降横杆２９を配し、この昇降横杆２９に於
ける伸縮自在軸２８，２８′の外端遊転輪３０を
軸承して当該遊転輪３０を向き変え用溝形案内レ
ール２６，２６′の溝内にバケツト状機能体２７
の横幅変更によつても抜出しない状態に嵌入する
ことによつて昇降横杆２９を向き変え用溝形案内
レール２６，２６′間に昇降自在に横架し、この
昇降横杆２９の中間個所の上面に前後方向に首振
自在の支承部材３２を介して揺振型プーリー３３
を、また上記の縦移動フレーム１３の上側横杆部
２０の中間個所に同中間個所に通孔３４を介して
前後向きに横設した前後向き横軸３５を以て前後
遊動型プーリー３６を、更に上記の横移動フンー
ム８の上側横杆３７の中間個所と同横移動フレー
ム８の上下両側の左隅とに第１乃至第３ガイドプ
ーリー３８，３９，４０を夫々取付けると共に横
移動フレーム８の下側横杆部３７′に遠隔操作で
巻上・巻下するウインチ４１を搭載し、このウイ
ンチ４１のロープ４２を第１乃至第３ガイドプー
リー３８，３９，４０に掛け廻し且つ前後遊動型
プーリー３６の一方側溝に嵌合して揺振型プーリ
ー３３に掛け廻してＵターンさせ更に同ロープ４
２を前後遊動型プーリー３６の他方側溝に嵌合し
て当該ロープ４２の先端を横移動フレーム８の上
側横杆３７の中間個所に止着具４３を介して繋溜
する。

また、これ等とは別個に版ロールイの左右両端
に嵌着して同版ロールイをつかむ左右対形式のキ
ヤツチヤー４４，４４′の複数対を構成し、これ
等左側キヤツチヤー４４同士、右側キヤツチヤー
４４′同士を短尺リンク４５，４５′を以て連結し
て当該左右各側連結部材の上下両端間に左右両端
に伸縮棒４６，４６′を備えむ連杆４７，４７′を
配し、この伸縮棒４６，４６′の先端を左右各側
連結部材の上下両端部に止着すると共に各キヤツ
チヤー４４，４４′の外側に上記の格納レール２，
２′と向き変え用溝形案内レール２６，２６′と後
述する受出レール７０，７０′内を転行する遊輪
４８，４８′を軸承することによつて複数本の版
ロールイを折曲自在の梯子状に保持するホルダー
４９の多数個を構成し、これ等各ホルダー４９に
於ける上側の連杆４７の中間個所と上記の昇降横
杆２９の中間個所とに遠隔操作の電磁石５１によ
り係合したり外れたりするロツクピン５２と同ロ
ツクピン５２が係合して両中間個所を連結状態と
するロツク孔５３とを設けると共に各ホルダー４
９を上記の各棚段３に遊輪４８，４８′と格納レ
ール２，２′との嵌合により格納し且つ遊輪４８，
４８′を、向き変え用溝形案内レール２６，２
６′および受出レール７０，７０′に設けた内向縁
８０，８０′により各レール４８，４８′，２６，
２６′から外れないようにする。

更に、上記の向き変え用溝形案内レール２６，
２６′に於ける分岐個所の下側に遠隔操作の電磁
石５５とリンク５６とにより可逆的に反転して一
方の分岐路を開き他方の分岐路を閉じる方向指定
装置５７を設けると共に上記の地両７に於て下側
横移動用レール５′に直交する線上個所に一対の
前後移動用レール５９，５９′を敷設し、この前
後移動用レール５９，５９′の上に遠隔操作で起
動・停止するギヤードモーター６０付き自走型台
車６１を載架し、この台車６１の上面の四隅に前
後二対の固定支柱６２，６２′，６３，６３′を立
設して当該前側対の固定支柱６２，６２′の上端
間および下端間ならびに後側対の固定支柱６３，
６３′の上端間および下端間に横向案内レール６
４，６４′，６５，６５′を上下対向配置で渡し設
け、またこの上下対の各横向案内レール６４，６
４′，６５，６５′の両端寄り個所に遠隔操作によ
り左右外方向に伸縮するキヤツチ解除用油圧シリ
ンダー６６，６６′を搭載し、当該上下対のキヤ
ツチ解除用油圧シリンダー６６，６６′の伸縮端
間に前後二対の可動支柱６７，６７′，６８，６
８′の上下両端部を連結し且つこの可動支柱６７，
６７′，６８，６８′の上下両端に上記の横向案内
レール６４，６４′，６５，６５′に沿つて転行す
る車輪６９，６９′を軸承すると共にこれ等前後
対の可動支柱６７，６７′，６８，６８′の中間高
さ個所の内側に左右一対の受出レール７０，７
０′を前後向きの対向配置に横架し、更に下側の
横向案内レール６４，６４′，６５，６５′に於け
る中間個所の上面に後述する荷受台７５の載置部
７１を形成する。

また、これ等とは別個に材木を以て上面に複数
連の裾状受皿部７３を備え且つ同受皿部７３の受
面に損傷防止布７４を敷いた荷受台７５を構成
し、この荷受台７５を自走型フオークリフト７６
で上記の載置部７１に積み卸すようにしたもので
ある。

即ち、上記の第１実施例に於て例えば第１図お
よび第２図の×個所の格納棚４′に於ける下から
第５番目の棚段３′の版ロールイを取り出す場合
には、横移動フレーム８を×個所の格納棚４′の
前面に位置させ、前回の使用により係止した状態
となつているストツパーピン１７を外して縦移動
フレーム１３およびバケツト状機能体２７を上記
の棚段３′の前面に対応させ再びストツパーピン
１７を所定の係止孔１７に係止させ、次いで向き
変え用溝形案内レール２６，２６′の幅を棚段
３′に於ける左右両側の格納用レール２，２′の幅
に合せると共にバケツト状機能体２７を上記の棚
段３′に格能されている所望の版ロールイ′を含む
ホルダー４９′に近づけて向き変え用溝形案内レ
ール２６，２６′の一方分岐路の裾口を上記の棚
段３′内に於ける格納用レール２，２′の入口に合
致させ、この合致状態に於て昇降横杆２９を下降
させて上記の一方分岐路の裾部分に方向指定装置
５７の案内により位置させ且つロツク孔５３にロ
ツクピン５２を係合させることによつて昇降降横
杆２９とホルダー４９′を連結し、この連結状態
でウインチ４１を巻き上げてホルダー４９′をバ
ケツト状機能体２７内に収容したのち当該バケツ
ト状機能体２７を戻して向き変え用案内レール２
６，２６′の裾口を格納用レール２，２′の入口よ
り離すと共に横移動フレーム８を横移動用レール
５，５′と前後移動用レール５９，５９′との交叉
位置上まで自走させ、また台車６１を後方に移動
させて同台車６１を横移動フレーム８の前面に位
置させると共にウインチ４１の巻き上げにより当
該バケツト機能体２７と縦移動フレーム１３を僅
かに上昇させてストツパーピン１７を係止孔１８
より外し、この外し状態で縦移動フレーム８およ
びバケツト状機能体２７を台車６１と対応させ、
また可動支柱６７，６７′，６８，６８′を移動さ
せて受出レール７０，７０′の幅をバケツト状機
能体２７の向き変え用案内レール２６，２６′と
同幅とし且つバケツト状機能体２７を受出レール
７０，７０′に近づけて向き変え用溝形案内レー
ル２６，２６′の裾口を受出レール７０，７０′の
入口に合致させ、この合致状態に於てストツパー
ピン１７を係止孔１８に係合させたのち昇降横杆
２９を下降させて所望の版ロールイ′を含むホル
ダー４９′の両側の遊輪４８，４８′を受出レール
７０，７０′に方向指定装置５１の案内により移
行し、この移行状態に於て荷受台７５をフオーク
リフト７６により上昇させて当該荷受台７５上に
ホルダー４９′が保持する全ての版ロールイ，
イ′を載架し、然るのち可動支柱６７，６７′，６
８，６８′を外方に移鈍させて受出レール７０，
７０′の幅およびホルダー４９′の幅を拡げること
によつて荷受台７５上の全ての版ローヤルイ，
イ′をホルダー４９′より解放すると共にフオーク
リフト７６を所定の場所（例えば受渡し場所、印
刷機の所）まで自走させて同場所で所望の版ロー
ルイ′だけを卸し、他の残りの版ロールを同じフ
オークリフト７６で上記の拡幅状態のホルダー４
９の間に持ちかえつてホルダー４９′で再び保持
し、この保持後にウインチ４１を巻き上げて同ホ
ルダー４９′をバケツト機能体２７内に収容し、
次いで当該バケツト機能体２７を戻して向き変え
用溝形案内レール２６，２６′の裾口を受出レー
ル７０，７０′の入口より離すと共に横移動フレ
マム８を×個所の格納棚４′の前まで自走させ、
縦移動フレーム１３およびバケツト状機能体２７
を上上記の棚段３′の前面に対応させてストツパ
ーピン１７を所定の係止孔１７に係止し且つ同バ
ケツト状機能体２７を棚段３′に近づけて向き変
え用溝形案内レール２６，２６′の一方分岐路の
裾口を同棚段３′内に於ける格納用レール２，
２′の入口に合致させ、この合致状態に於てウイ
ンチ４１の巻解と方向指定装置５７の案内により
昇降横杆２９を下降させて上記の一方分岐路の裾
部分に位置させ且つ同時に残りの版ロールのホル
ダー４９′も下降させて棚段３′に戻し入れ、然る
のちロツクピン５２を外して昇降横杆２９とホル
ダー４９′とを分離させ、この昇降横杆２９を上
昇させてバケツト状機能体２７の上方に戻すと共
に当該バケツト状機能体２７を戻して向き変え用
溝形案内レール２６，２６′裾口を格納用レール
２，２′の入口より離し、仍つて所望の版ロール
イ′の取出を完了する等の用法で供するようにし
たものである。尚、取出した版ロールを所定の棚
段に戻し入れる操作、反対側の格納棚から版ロー
ルを出入する操作等は上記の用法から容易に想知
することが可能であるので其の説明を省略する。

本発明は縦移動フレーム８を自走型とする手
段、ギヤードモーター１１、ウインチ４１の取付
位置を上記の実施例のみに限定するものではな
く、また本発明は全体を中空棒状のパーツ等収納
ケース用としたり、横移動フレーム８をワイヤー
牽引等で他走型としたり、全体をキービクルタイ
プにまとめたり、バケツト状機能体２７と昇降横
杆２９とを別々のウインチ等で作動するようにし
たり、ウインチ代りにホイスト等を使用したり、
油圧シリンダーの代りにスクリユーボルト、ラツ
ク等による往復動装置を使用したり、方向指定装
置５７、ロツクピン５２による連結器、ストツパ
ーピン１７によるストツプ装置等としてこれ等と
同効の機能を果す他の装置を採用したり、台車６
１を固定台としたり、荷受台７５の上でホルダー
４９から全ての版ロールを解放する際に同荷受台
を昇降させるリフト装置を台車６１に直付けとし
たりすることもある。

〔作用〕

本発明はホルダー４９により保持された被格納
物は縦向き状態として移動する時も横向き状態と
しても移動する時もカーブさせち状態で移動する
時も相互に衝合したり接触したりしないものであ
る。

〔発明の効果〕

本発明は上記のように格納する版ロールイ等特
定棒状被格納物の長さに見合う横幅間隔で立設し
た左右両側縦向柱１，１′に於て相互に対応する
多数段個所の内面に格納用レール２，２′を前後
向きに横架することによつて構成され且つホルダ
ー４９の昇降用空間の両側に対面配置で設けられ
た、被格納物の複数本をホルダー４９を介して前
後方向に変べて各対の格納用レール２，２′間に
橋架状態に支持する形式の棚段３，３′を多数段
まで有する対面一対の格納棚４，４′と、各棚段
３，３′に格納する被格納物の両端を保持してこ
れ等被格納物を折曲自在の梯子状に連結するホル
ダー４９と、対面の格納棚４，４′の間に設けた
一対の縦杆部１２，１２′と、これ等縦杆部１２，
１２′間に縦向きに架設した同部に沿つて昇降す
る枠状の縦移動フレーム１３と、縦移動フレーム
１３内に同内に於て前後に移動する状態で装備し
たバケツト状機能体２７と、バケツト状機能体２
７の左右両側に縦向きの対向配置で設けた下端部
が分岐状態で前後両方に向つてカーブした一対の
向き変え用溝形案内レール２６，２６′と、向き
変え用溝形案内レール２６，２６′に於ける分岐
個所に設けられた方向指定装置６７と、向き変え
用溝形案内レール２６，２６′に両端が同レール
２６，２６′に沿つて摺動する状態で支承した昇
降横杆２９と、縦移動フレーム１３を昇降するウ
インチ４１、ホイスト等昇降装置と、昇降横杆を
昇降するウインチ４１、ホイスト等昇降装置と、
バケツト状機能体２７を前後に移動する油圧シリ
ンダー２４，２４′、スクリユーボルト、ラツク
等による往復動装置と、ホルダー４９および昇降
杆２９に設けたこれ等ホルダー４９、昇降横杆２
９を連結および非連結状態とするロツクピン５２
等連結装置と、向き変え用溝形案内レール２６，
２６′の裾口からホルダー４１により保持された
被格納物を同ホルダー４９ごと受け取る荷受台７
５と、この荷受台７５に受けた被格納物からホル
ダー４９を外したり再び保持させたりする伸縮棒
４６，４６′等脱着装置とを備えたことを特徴と
するので、各段の棚を奥の方に伸ばして被格納物
の多数本を相互に衝合、接触しない状態で格納す
るようにすること、被格納物が衝合、接触しない
ようにするための手作業をいらなくすること、連
結体を縦向き状態すなわち狭い幅として狭い空間
を上下動させることができるので一定の設置空間
あたりの格納量を多くすることを可能とするもの
であり、特に一対の格納棚４，４′を対面配置で
設けこれ等両格納棚４，４′の間をホルダー４９
により梯子状に連結された連結体が縦向き状態で
上下動するようにされ且つ、当該連結体が向き変
え用溝形案内レール２６，２６′の分岐個所に於
て方向指定装置６７により対面一対の格納棚４，
４′に振分の状態で格納されるようにしたもので
あつて、一定の広さの空間内にできるだけ多くの
被格納物を高い密度で収納しようとする場合には
好適で便利であるのみならず一台のホルダー４９
で対面する多数の棚段を効率よく管理できる利点
がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すものであつて、第１
図は第１実施例を示す全体の正面図、第２図は同
じく平面図、第３図は格納棚と横移動フレーム等
との関係を示す一部切截拡大側面図、第４図は横
移動フレーム等を示す一部切截拡大正面図、第５
図はバケツト状機能体とホルダーと荷受台との関
係を示す一部切截拡大側面図、第６図はは同じく
平面図、第７図は荷受台部を示す正面図、第８図
はロツクピンとロツク孔との関係を示す拡大正面
図、第９図はストツパーピンと係止孔との関係を
示す拡大正面図、第１０図は方向指定装置と向き
変え用溝形案内レールとの関係を示す正面図、第
１１図はホルダーの一部を示す側面図、第１２図
は格納用レールとホルダーと版ロールとの関係を
示す要部の正面図、である。 イ，イ′……版ロール、１，１′……縦向柱、
２，２′……格納用レール、３，３′……棚段、
４，４′……格納棚、５，５′……横移動用レー
ル、６……梁部材、７……地面、８……横移動フ
レーム、９……吊車、１１……ギヤードモータ、
１２，１２′……左右両側縦杆部、１３……縦移
動フレーム、１４，１４′……案内レール、１５，
１５′……案内輪、１６……電磁石、１７……ス
トツパーピン、１８……係止孔、２０，２０′…
…上下両側横杆部、１１，２１′……前後移動横
杆、２２，２２′……前後向き案内レール、２３，
２３′……案内輪、２４，２４′……前後移動用油
圧シリンダー、２５，２５′……横幅調節用油圧
シリンダー、２６，２６′……向き変え用溝形案
内レール、２７……バケツト状機能体、２８，２
８′……伸縮自在軸、２９……昇降維杆、３０…
…遊転輪、３２……支承部材、３３……揺振型プ
ーリー、３４……通孔、３５……前後向き横軸、
３６……前後遊動型プーリー、３７，３７′……
上下両側横杆、３８，３９，４０……ガイドプー
リー、４１……ウインチ、４２……ロープ、４３
……止着具、４４，４４′……キヤツチー、４５，
４５′……短尺リンク、４６，４６′……伸縮棒、
４７，４７′……連杆、４８，４８′……遊輪、４
９……ホルダー、５１……電磁石、５２……ロツ
クピン、５３……ロツク孔、５５……電磁石、５
６……リンク、５７……方向指定装置、５９，５
９′……前後移動用レール、６０……台車、６２，
６２′，６３，６３′……固定支柱、６４，６４′，
６５，６５′……横向案内レール、６６，６６′…
…キヤツチ解除用油圧シリンダー、６７，６７′，
６８，６８′……可動支柱、６９，６９′……車
輪、７０，７０′……受出レール、７１……載置
部、７３……皿部、７４……損傷防止布、７５…
…荷受台、７６……フオークリフト、７８……支
承軸、８０，８０′……内向縁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 格納する版ロールイ等特定棒状被格納物の長
   さに見合う横幅間隔で吏設した左右両側縦向柱
   １，１′に於て相互に対応する多段個所の内面に
   格納用レール２，２′を前後向きに横架すること
   によつて構成され且つホルダー４９の昇降用空間
   の両側に対面配置で設けられた、被格納物の複数
   本をホルダー４９を介して前後方向に並べて各対
   の格納用レール２，２′間に橋架状態に支持する
   形式の棚段３，３′を多数段まで有する対面一対
   の格納棚４，４′と、各棚段３，３′に格納する被
   格納物の両端を保持してこれ等被格納物を折曲自
   在の梯子状に連結するホルダー４９と、対面の格
   納棚４，４′の間に設けた一対の縦杆部１２，１
   ２′と、これ等縦杆部１２，１２′間に縦向きに架
   設した同部に沿つて昇降する枠状の縦移動フレー
   ム１３と、縦移動フレーム１３内に同内に於て前
   後に移動する状態で装備したバケツト状機能体２
   ７と、バケツト状機能体２７の左右両側に縦向き
   の対向配置で設けた下端部が分岐状態で前後両方
   に向つてカーブした一対の向き変え用溝形案内レ
   ール２７，２７′と、向き変え用溝形案内レール
   ２６，２６′に於ける分岐個所に設けられた方向
   指定装置５７と、向き変え用溝形案内レール２
   ６，２６′に両端が同レール２６，２６′に沿つて
   摺動する状態で支承した昇降横杆２９と、縦移動
   フレーム１３を昇降するウインチ４１、ホイスト
   等昇降装置と、昇降横杆を昇降するウインチ４
   １、ホイスト等昇降装置と、バケツト状機能体２
   ７を前後に移動する油圧シリンダー２４，２４′、
   スクリユーボルト、ラツク等による往復動装置
   と、ホルダー４９および昇降横杆２９に設けたこ
   れ等ホルダー４９、昇降横杆２７を連結および非
   連結状態とするロツクピン５２等連結装置と、向
   き変え用溝形案内レール２６，２６′の裾口から
   ホルダー４９により保持された被格納物を同ホル
   ダー４９ごと受け取る荷受台７５と、この荷受台
   ７５に受けた被格納物からホルダー４９を外した
   り再び保持させたりする伸縮棒４６，４６′等脱
   着装置とを備えたことを特徴とする特定棒状被格
   納物の格納庫。