JPH0134881Y2 - - Google Patents

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JPH0134881Y2
JPH0134881Y2 JP17961785U JP17961785U JPH0134881Y2 JP H0134881 Y2 JPH0134881 Y2 JP H0134881Y2 JP 17961785 U JP17961785 U JP 17961785U JP 17961785 U JP17961785 U JP 17961785U JP H0134881 Y2 JPH0134881 Y2 JP H0134881Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用空気調和装置に関する。 〔従来の技術〕 車両用空気調和装置には、例えば特開昭57−
198112号公報に示されるように空気調和装置から
の冷風または温風を車室内に吹き出す通風ダクト
に、車外に連通る換気装置を連設し、この換気装
置内に、通風ダクトから換気装置を経て車外に排
出する冷風または温風と換気装置から通風ダクト
に取り入れる外気とを熱交換する排熱回収熱交換
器を配設して、通風ダクトに取り込まれる外気の
温度を排熱回収熱交換器で通風ダクトから車室内
に吹き出される冷風または温風の温度に近づける
ことによつて冷暖房使用時及び不使用時での換気
に際し、体感温度差の少ない室温制御をするよう
にしたものがある。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、前記車両用空気調和装置の構造では排
熱回収熱交換器が空気調和装置から車室内への通
風ダクトに連設した換気装置に配設されているの
で空気調和装置の熱交換器としてのエバポレータ
またはヒータコアに取り込む外気は何ら熱交換作
用を受けることなく、そのままであり、空気調和
装置の外気取り込みモードにおけるエバポレータ
やヒータコアでの負荷を軽減し得ないものであ
る。 従つて、本考案は空気調和装置の外気取り込み
モード時の熱交換器としてのエバポレータやヒー
タコアの負荷を軽減し冷暖房能力を高め体感温度
差の少ない室温制御のできる車両用空気調和装置
を提供するようにしたものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案の車両用空気調和装置は、内気口からの
車室内空気または外気口からの車室外空気を内外
気導入用送風機によりダクト内に導入し、熱交換
器を介して車室内に導出するクーリングユニツト
を備えた車両用空気調和装置において、上記外気
口側に、外部に連通する排気部と、上記内気口か
らの空気を内気排出用送風機により上記排気部に
導く流路と上記外気口からの空気を上記内外気導
入用送風機によりクーリングユニツト内に導く流
路とを高熱伝導材を介して結合して成る排熱回収
熱交換器を設けたことを特徴としたものである。 〔作用〕 空気調和装置の外気取り入れモードの場合には
排熱回収熱交換器を通して内気を車外に排出する
とともに外気を車両用空気調和装置に取り込み、
排熱回収熱交換器で外気の温度を内気の温度に近
づけて空気調和装置の熱交換器、つまりエバポレ
ータ又はヒータコアに供給し、熱交換器の負荷を
軽減させる。 〔実施例〕 以下、本考案の車両用空気調和装置の実施例を
図面に基づいて説明する。 第1図〜5図に示すように、車両、例えばバス
にぎ装した空気調和装置を図示して説明する。こ
の空気調和装置は、第1図に示すように車体フロ
ア1の下に配設したクーリングユニツト2と、こ
のクーリングユニツト2に連通されて車体ルーフ
側に配設されかつ車室内に冷風を吹出すクーラダ
クト3と、上記クーリングユニツト2に連通され
て車体フロア1側に配設されかつ車室内に温風を
吹出すヒータダクト4とを備えている。上記クー
リングユニツト2は、第2,3図に示すように、
コンプレツサ5と、熱交換器としてのエバポレー
タ6と別の熱交換器としてのヒータコア7と、上
記クーラダクト3或いはヒータダクト4へ所要温
度に設定した空気を送るフアン8(内外気導入用
送風機)と、車室内空気をエバポレータ6側へ導
入する内気口9と、車室外空気をエバポレータ6
側へ導入する外気口10と、この外気口10側に
設けられた排熱回収熱交換器11とを備えてい
る。上記コンプレツサ5は冷房モード設定時のみ
接作動する電磁クラツチ12を介してエンジン1
3のクランクシヤフト13aに連結されている。
上記フアン8は冷房モード設定時のみ接作動する
電磁クラツチ14を介してエンジン13のクラン
クシヤフト13aに連動するカウンタシヤフト1
5に連結されていると共に、冷房モード以外のモ
ード、備えば暖房モードや換気モードのときにの
み駆動するモータ16に連結されている。上記エ
バポレータ6はコンプレツサ5から冷媒の供給を
受けて内気口9又は外気口10からヒータコア7
側へ通過する空気の冷却と空気の除湿とを行うも
のである。ヒータコア7はエンジン13のラジエ
ターから熱焼式ヒータ17a及び温水コツク17
bを介して温水の供給を受けてエバポレータ6側
からフアン8側へ通過する空気を加熱するもので
ある。上記内気口9はエバポレータ6への空気流
入側の車体フロア1に開口されている。 上記外気口10は車体フロア1より下部の車体
サイド部に開口されている。この外気口10の車
外に露出する部分はメツシユ10aで被覆されて
いる。一方、19は外部に連通する排気部で、上
記排熱回収熱交換器11は外気口10のメツシユ
10aよりも内側に配設されたサービスドア18
に設けられ、内気口9からの空気を内気排出用送
風機24により上記排気部19に導く流路20
と、外気口10からの空気をフアン8によりクー
リングユニツト2内に導く流路21とを高熱伝導
材を介して互いに交差状に結合して構成されてい
る。具体的には第4図に示すように、鉄、アルミ
ニウム等の金属製の複数枚のセパレート22の間
に断面波形の形状の波形フイン23を交互に異な
つた向きに積層して、一層おきに流路構成を変え
て、流路aとこの流路aと直交する流路bを構成
してある。この流路aの上流側にサービスドア1
8に取付けた送風機24のアウトレツト24aを
連通させると共に、この流路aの下流側を排気部
19に連通させて、この流路aを上記内気口9か
らの空気を排気部19に導く流路20に構成して
ある。また、前記流路bの上流側を排気口のメツ
シユ10a側に連通させると共に、この流路bの
下流側をエバポレータ6の空気流入側に連通させ
て、上記外気口10からの空気をクーリングユニ
ツト2内に導く流路21に構成してある。さら
に、この排熱回収熱交換器11の流路21のクー
リングユニツト2との連通口部にシヤツタ25を
配設してある。このシヤツタ25は空気調和装置
の外気取込みモードの設定に連動して開動すると
共に、空気調和装置の内気循環モードの設定に連
動して閉動するようになつている。 上記のように構成された空気調和装置によれ
ば、冷房モード又は暖房モードで外気取込みモー
ドの場合には、送風機24が駆動すると共にシヤ
ツタ25が開動して、内気口9からエバポレータ
6へ流入する車室内空気の一部が送風機24のイ
ンレツト24bに吸込まれ、この車室内空気が排
熱回収熱交換器11の流路20を通つて排気部1
9から車外に排出されると共に、上記シヤツタ2
5の開動によつて車室外空気が外気口10のメツ
シユ10aから排熱回収熱交換器11の流路21
を経由してエバポレータ6に流入するのである
が、上記排熱回収熱交換器11を通過する車室外
空気が車室内空気で冷却又は加熱されたセパレー
ト22と波形フイン23とからの熱交換を受け
て、その温度が上記内気口9からエバポレータ6
に流入する車室内空気の温度に近づくように冷却
されるか又は温められる。 冷房モード又は暖房モードで内気循環モードの
場合には、送風機24が停止されると共に、シヤ
ツタ25が閉動して、内気口9を通過した車室内
空気の全部がエバポレータ6に流入すると共に、
車室外空気の流入が阻止さて、通常の内気循環モ
ードによる空気調和が実行される。 強制換気モードの場合には、クーリングユニツ
ト2のコンプレツサ5とヒータコア7とが停止し
ているが、フアン8が駆動されると共に、送風機
24が駆動しかつシヤツタ25が開動して、前述
と同様に排熱回収熱交換器11で外気口10から
の車室外空気が熱交換を受けて、極端な寒さや、
暑さを感じるような不具合を阻止できる。 第5図は上記実施例に基づき行つた実験結果を
示すものである。即ち、同A図は排熱回収熱交換
器11を用いていない従来の空気調和装置による
暖房時を示し、外気温−20℃、車室内温30℃の
時、車室内に導入された外気は−20℃であり、外
気を含めての暖房負荷は25000Kcal/Hである。
同B図は排熱回収熱交換器11を使用した前記実
施例の空気調和装置による暖房時を示し外気温−
20℃、車室内温30℃の時、車室内に導入された外
気は15℃であり、外気を含めての暖房負荷は
21000Kcal/Hである。このことにより暖房時に
おいては、25000Kcal/H−21000Kcal/H=
4000Kcal/Hの熱量が排熱回収熱交換器11で
熱交換されたものであり、これが空気調和装置の
ヒータコア7の負荷を軽減する。 また、同C図は前述したA図における従来の空
気調和装置による冷房時を示し、外気温35℃、車
室内温25℃の時車室内に導入された外気は35℃で
あり、外気を含めての冷房負荷は25500Kcal/H
である。同D図は前述したB図における前記実施
例の空気調和装置による冷房時を示し外気温35
℃、車室内温25℃の時車室内に導入された外気は
27℃であり、外気を含めての冷房負荷は
21000Kcal/Hである。このことより冷房時にお
いては25500Kcal/H−21000Kcal/H=
4500Kcal/Hの熱量が排熱回収熱交換器11で
熱交換されたものであり、これが空気調和装置の
エバポレータ6の負荷を軽減する。 第6図は本考案の他の実施例を示すものであつ
て、クーリングユニツト2の外気口10に排熱回
収熱交換器11を複数、例えば2基設置したこと
を特徴としている。これら2基の排熱回収熱交換
器11A,11Bそれぞれは第7図に示す電気回
路で接続された送風機モータM1,M2を備え、
2基高速運転時にはリレー常開接点R1,R2,
R3をオンさせると共にリレー常閉接点R4をオ
フさせて前記モータM1,M2を並列に回転させ
る。また2基低速運転時にはリレー常開接点R
1,R3をオフさせると共にリレー常開接点R2
とリレー常閉接点R4をオンさせて前記モータM
1,M2を直列に回転させる。さらに1基運転時
には各リレー接点R1〜R4のオン、オフの組合
わせでモータM1,M2の何れか一方を回転させ
る。上記各運転状態の換気量の一例を左記表を示
す。
【表】 この表のように、複数基排熱回収熱交換器を設
けることにより、巾の広い段階的な換気特性を発
揮させることができる。 〔考案の効果〕 以上のように本考案による車両用空気調和装置
のクーリングユニツトの外気口側に外部に連通す
る排気部と、内気口からの空気を内気排出用送風
機により上記排気部に導く流路と外気口からの空
気を内外気導入用送風機によりクーリングユニツ
ト内に導く流路とを高熱伝導材を介して結合して
成る排熱回収熱交換器を設けてあるので外気取入
れモードに際して車外に排出される内気で車内に
取入れられる外気を暖め空気調和装置の熱交換器
としてのエバポレータまたはヒータコアの負荷を
軽減させることができるばかりでなく、取入れら
れる外気によつて車室内温度の急激な温度変化を
防ぎ体感温度差の少ない良好な空気調和制御を発
揮できて品質感を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による空気調和装置を搭載した
自動車の一実施例を示す側面図、第2図は同実施
例のクーリングユニツト近傍を示す概略構成図、
第3図は同実施例による要部を示す縦断面図、第
4図は第3図に示す矢視図、第5図A〜Dは同
実施例の実験結果を示す側面図、第6図は本考案
の他の実施例を示す側面図、第7図は同他の実施
例における送風機モータの電気回路図である。 2……クーリングユニツト、6……エバポレー
タ、7……ヒータコア、9……内気口、10……
外気口、11……排熱回収熱交換器、19……排
気部、20,21……流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内気口9からの車室内空気又は外気口10から
    の車室外空気を内外気導入用送風機8によりダク
    ト内に導入し、熱交換器6,7を介して車室内に
    導出するクーリーングユニツト2を備えた車両用
    空気調和装置において、上記外気口10側に、外
    部に連通する排気部19と、上記内気口9からの
    空気を内気排出用送風機24により上記排気部1
    9に導く流路20と上記外気口10からの空気を
    上記内外気導入用送風機8によりクーリングユニ
    ツト2内に導く流路21とを高熱伝導材22を介
    して結合して成る排熱回収熱交換器11を設けた
    ことを特徴とする車両用空気調和装置。
JP17961785U 1985-11-21 1985-11-21 Expired JPH0134881Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17961785U JPH0134881Y2 (ja) 1985-11-21 1985-11-21

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17961785U JPH0134881Y2 (ja) 1985-11-21 1985-11-21

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Publication Number Publication Date
JPS6287917U JPS6287917U (ja) 1987-06-05
JPH0134881Y2 true JPH0134881Y2 (ja) 1989-10-24

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