JPH0134305B2 - - Google Patents

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JPH0134305B2
JPH0134305B2 JP55164484A JP16448480A JPH0134305B2 JP H0134305 B2 JPH0134305 B2 JP H0134305B2 JP 55164484 A JP55164484 A JP 55164484A JP 16448480 A JP16448480 A JP 16448480A JP H0134305 B2 JPH0134305 B2 JP H0134305B2
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JP
Japan
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cylinder
port
cylinder barrel
barrel
port surface
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JP55164484A
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Jon Ifuiirudo Kenesu
Jozefu Ifuiirudo Richaado
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Ifield Engineering Pty Ltd
Original Assignee
Ifield Engineering Pty Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5696180A publication Critical patent/JPS5696180A/ja
Publication of JPH0134305B2 publication Critical patent/JPH0134305B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B1/00Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B1/12Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B1/122Details or component parts, e.g. valves, sealings or lubrication means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B1/00Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B1/12Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B1/20Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block
    • F04B1/2014Details or component parts
    • F04B1/2021Details or component parts characterised by the contact area between cylinder barrel and valve plate

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複数のピストンを有する回転しうるシ
リンダーバレルを備えた容積型の油圧装置に関す
る。本発明の油圧装置は同一の構造で油圧ポンプ
にも油圧モータにも用いることができる。
この種の油圧装置はよく知られており、通常吸
込口と吐出口とを有する固定ポートブロツクのポ
ート表面と相接するポート面をシリンダーバレル
が有している。シリンダーポート面は通常実質的
に静水圧的に平衡しておりかつスプリングで負荷
されているので、ポート表面との緊密な接触が保
たれており、高圧孔からの漏れは無視できるほど
少ない。一般にシリンダーバレルの形状は環状で
あり、その表面にシリンダーの内部にまで貫通し
ている開口が設けられている。該開口は幅狭の環
状シール部によつて囲まれている。
幅狭の環状シール部においては緊密な接触が必
要とされる。しかしながらもし漏れがまつたくな
いときには表面は非常に熱せられるので、硬質の
表面および低融点を有する接触を保証する材料を
使用することが必要となる。
従来のこの種の油圧装置の耐用年数は、変形ま
たは係合するポート面の摩耗から起るポート面の
漏れのために制限を受けていた。本発明の目的は
耐用年数を伸ばすための手段を提供することにあ
る。
以下、図面に基づいて従来の油圧装置の構成お
よび問題点を明らかにする。
第7図は従来の油圧装置のシリンダーバレルの
ポート側端部の様子を表わす説明図、第8図は同
じく固定ポートブロツクの固定ポート表面の様子
を表わす説明図、第9図は第8〜9図のA−A線
断面図である。
第7図において101はシリンダーボア(図示
せず)に通じる孔である。102はポンプ設計者
により選ばれた圧力バランスを提供する部分を構
成する凹所である。残りの環状の部分103は平
たんな連続体であり、シリンダーバレル回転時に
固定ポートブロツクの固定ポート表面に押圧され
る部分である。環状の部分103は、内側シール
部109、外側シール部107およびこれら両シ
ール部をつなぐブリツジ部111からなつてい
る。
第8図は固定ポートブロツク側の表面を表わし
ており、該表面は2つのポート105,106が
形成された環状の平たんな表面104からなつて
いる。
以上述べた2つの面103,104はポンプの
ポート面と呼ばれている。シリンダーバレルが回
転するとき該シリンダーバレルの環状の部分10
3と固定ポート表面104とは緊密な接触関係に
ある。そしてポート面103,104は液体がポ
ートから漏れるのを防止する機能を果たしてい
る。すなわちポート面103,104は、第7〜
8図に示されるごとく3つの部分から構成されて
いる(ただしこれら3つの部分は連続した平たん
な面である)と考えることができるのであるが、
外側シール部107,108は液体がポンプケー
シングの外側の部分へ漏れるのを防ぐ役割を果た
し、一方、内側シール部109,110は液体が
ポンプのセンターへ漏れるのを防ぐ役割を果たし
ているのである。シリンダーバレル側の幅狭のブ
リツジ部111はシリンダーを分離する役割を果
たし、固定ポートブロツク側の2つの幅広のブリ
ツジ部112はポート105,106を分離する
役割を果たしている。
ところで従来より油圧装置を故障に導く原因の
大部分は、通常過度の摩耗から生じるポート面の
故障である。ポート面はポンプにおいて最大の漏
れが生じうる部分であり、効率の低下(粘度の低
い液体を使用するばあいはとくに顕著である)を
ひき起こすのである。
以上の事情を第9〜10図に基づいて詳しく説
明する。
第9図において、114は固定ポートブロツク
115に対向するシリンダーバレルである。シリ
ンダー116は孔部101を介してポート106
につながつている。外側シール部107,108
の外側はポンプケーシングに開かれている。ポン
プケーシングはシリンダーバレルの回転により乱
流の状態にある液体によつて満たされているの
で、シール部表面の摺動作用により生じた熱は容
易に117で示される付近にある液体に伝達され
る。また、外側シール部の内側の縁および内側シ
ール部の外側の縁はそれぞれ118および119
付近にあるポートを出入する液体によつて充分に
冷却される。
しかしながら、内側シール部109,110の
内側の縁はシリンダーの軸を囲んでいる実質的に
動かない非常にわずかな液体と接触しているにす
ぎない。そのため液体による冷却効果をほとんど
受けることができず、外側の縁よりも相当高い温
度となり、熱的変形が生じて2つの相対する表面
がわずかに凸状になる。第10図はかかる熱的変
形の様子を解りやすくするために誇張して描いた
図である。
内側シール部の内側の縁121は外側シール部
107,108を離れさせるよう機能し、漏れの
通路122をつくりだす。シリンダー116およ
びポート106から漏れる液体は外側シール部を
さらに冷却し、高い液体圧力は外側シール部にエ
ロージヨン(erosion)を引き起こす。そして、
熱的変形により内側シール部の負荷は増大し、さ
らに一層温度の上昇をきたす。
本発明の第1の目的は、内側シール部の内側に
適当な冷却流を与え、それによりポート面を全面
にわたり実質的に均一な温度にし、前記したごと
き熱的変形を最小限にすることにある。かかる目
的を達成するために本発明の油圧装置にあつて
は、シリンダーバレルおよび固定ポートブロツク
のそれぞれに少なくとも1本の流路が、ポンプケ
ーシング内にある液体とシリンダーセンター(第
9図の120に対応する部分)にある液体と連通
させるように形成されている。そしてこれらの液
体はシリンダーバレルの回転によつて循環される
ので、内側の縁にも充分な冷却効果を与えること
ができ、該内側の縁における前述した熱的変形を
有効に防止することが可能となる。
ところで、どのような油圧装置における液体も
多数の摩耗性粒子を含んでいる。該粒子は通常非
常に小さく、たとえば10ミクロン程度かそれ以下
である。最近の濾過システムは大半の粒子を除共
することができるものの完全には粒子を取りきれ
ない。そして装置中の要素の摩耗によつて新しい
粒子が絶え間なく作り出され、またシール部など
を通して装置内に外部から粒子が侵入してくる。
これらの粒子による摩耗は油圧装置の故障の大き
な原因のひとつである。
これらの粒子のうち幾らかは、ポート内の圧力
によつてポート界面に圧入され軟かい方の表面に
埋め込まれて硬い方の対抗面に摩耗を生ぜしめ、
最終的にポンプを故障させる。
ポートを通る液体の流れはシール部の内側の縁
から粒子を洗い流し、流された粒子は外側シール
部の外側の縁から遠心力により分離される。しか
しポンプのセンター120に入り込んだ粒子はシ
リンダーバレルの回転による遠心力によつて内側
シール部の内側の縁に達する。いつたん該縁部に
達するとポンプのセンターには粒子を移動させる
液体の流れがないので粒子は集積されてしまう。
そしてこれらの粒子は遠心力によつて内側シール
部の界面内に圧入され、シール部の摩耗を生ぜし
めてポンプの寿命を短かくするのである。
本発明の第2の目的は、前記した流路を設け、
シリンダーセンターの液体を循環させることで内
側シール部の内側の縁に集積する摩耗性粒子をそ
の部分から追いだすように調整することによつて
摩耗の主原因を実質的に解消することにある。
本発明の油圧装置は、本体空洞内を回転しうる
シリンダーバレルを有し、該バレルはその円周上
に配置された複数のピストンおよび円周上に配置
されたピストンと同数のシリンダーポートを含む
ポート面を有し、該ポート面と円周上に配置され
た吸込口および吐出口を有する固定ポートブロツ
クの固定ポート表面とが相接する油圧装置の改良
に関するものである。そして、本発明の油圧装置
においては、少なくとも1本の流路がシリンダー
バレルおよび固定ポートブロツクのそれぞれに設
けられている。各流路は前記本体空洞から放射状
にポート面の内側へと延びて液体を本体空洞から
該流路を経てポート面の内側に出入せしめてお
り、さらに少なくともシリンダーバレル内の流路
がポート面の半径方向においてもつとも内側の縁
に近いポート面の内側部分に連結している。かか
る構成を採用することにより、内側シール部の内
側に適当な冷却流が与えられ、かつシリンダーセ
ンターの液体が循環されるので、前述した2つの
目的(シール部の熱的変形を最少限にすることお
よびシール部の摩耗を防止すること)を効果的に
達成することができる。
つぎに本発明の油圧装置の実施例を図面に基づ
いて説明するが、本発明はそれらのみに限定され
るものではない。
第1図は本発明の油圧装置の一実施例の側断面
図、第2図はシリンダーバレルと固定ポートブロ
ツクの境界部分の断面図、第3図はシリンダーバ
レルのポート面を説明するための第2図の3−3
線断面図、第4図は本発明の油圧装置の他の実施
例のシリンダーバレルと固定ポートブロツクの境
界部分の断面図、第5図は本発明の油圧装置の他
の実施例のシリンダーバレルのポート面の平面
図、第6図は第5図に示すポート面に相対する固
定ポートブロツク表面の平面図である。
第1図および第2図示す本発明の実施例は、固
定ポートブロツク10と回転可能なシリンダーバ
レル11を有している。シリンダーバレル11は
スプリング12によつて固定ポートブロツク10
に対して付勢されている。シリンダーバレル11
が回転するとき、複数のシリンダーポート13は
固定ポートブロツク10に設けられている吸入口
8および吐出口9(第6図参照)につぎつぎ連通
するように構成されている。
本発明の油圧装置はよく知られている定容積型
のポンプまたはモータのシリンダーバレルと固定
ポートブロツクとの関係の改良に関するものであ
るので、本発明にかかわる部分以外のこの種の定
容積型ポンプおよびモータの基本構造および操作
についての記載を省略した。
ラジアル孔15がシリンダーバレル11の各シ
リンダー間に穿孔されており、ラジアル孔15に
は軸方向の孔16が設けられている。該孔16は
シリンダーポート面18の内側シール部18aの
内縁17にわずかに切込まれており(第3図参
照)、摩耗を生ぜしめる物質がその部分に遠心力
によつて集められる。固定ポートブロツク10に
も1本または2本以上の通路19が設けられてお
り、本体の空洞20内の液体と内側シール部18
aの内側部分21とを連通している。通路19は
シリンダーバレル11と固定ポートブロツク10
の接触面に対して、ある角度をもつて配設しても
よいし(第2図参照)、平行に配設してもよい
(第4図参照)。
ケーシング内でシリンダーバレル11が回転す
ると、それらに伴つてケーシング内にある液体も
回転する。この液体の回転により該液体には遠心
力による圧力勾配が生じ、ケーシング内において
外側にある液体の圧力は、同じく内側もしくは内
部にある液体のそれよりも高くなる。すなわち第
2図においてたとえば矢印Rで示されるようにシ
リンダーバレル11が回転すると、遠心力によつ
て28の部分にある液体の圧力は、内側シール部
18aの内側部分21にある液体のそれよりも高
くなるのである。この圧力勾配のために28の部
分にある液体は通路19を通つて半径方向内側へ
と移動させられて、内側シール部18aの内側部
分21に達し、さらに該液体は孔16,15を通
してケーシング内に戻る(かかる液体の流れを第
2図および第4図において矢印で表わしている)。
このようにして油圧装置内には連続した冷却液の
循環が生じ、また内側シール部18aの内側の縁
17にある固形粒子が排出される。このように構
成することにより前記2つの目的、すなわち内側
シール部の熱的変形を防止するという目的と、内
側シール部の内側の縁に集積する固形粒子をその
部分から追いだして内側シール部の摩耗を防止す
るという目的が達成される。
ところで、油圧装置の分野においては、相対す
るポート面の片一方を硬質スチールなどにより硬
い表面とし、他方の面をより軟かい材料、典型的
には青銅で構成するのが一般的である。そしてか
かる組み合わせは、ほとんどの条件下において適
切なベアリング性能を提供するのであるが、液体
の圧力が高く、粘性が小さいときはキヤビテーシ
ヨンや漏れによるエロージヨン(leakage
erosion)といつた問題が生じてしまう。つまり、
低融点を有する表面を使用するときには、軟かい
表面にキヤビテーシヨンのような欠陥を惹起する
1つの原因となつたり、小さな半径方向のひつか
き傷によつて漏れが始まると、傷が高圧液体の流
れに基づくエロージヨンにより急速に増大してし
まうという欠点がある。理想的には、両表面とも
硬い耐摩耗性の材料とすべきであるが、通常の同
心円状のシール部によるときは、液体の冷却効果
を受けにくいシール部中央部の過熱によつて装置
がとまつてしまう。したがつて、ポート表面がそ
れらの面積の全体にわたつて絶えず冷却されるば
あいにのみ可能である。
第5図に示す油圧装置においては、内側シール
部23の内側の縁24および外側シール部22の
外側の縁27、つまりシリンダーポート面29の
半径方向においてもつとも内側の縁24および外
側の縁27の形状はそれぞれ非円形である波形で
ある。そしてこの波形部分のうち内側シール部2
3についてみれば、該波形部分は複数の等間隔に
配置された半径方向に外側に延びている峰30と
半径方向に内側に延びているトラフ31とからな
つており、この峰30とトラフ31とは前記内側
シール部23の内側の縁24を円周状に囲んで延
びている。かかる波形の形状ゆえに作動中に対抗
する面のあいだに生ずる接触は連続したものでは
ない。
このように構成することによつて、回転してい
るシール面の全面は、反復して固定ポート表面2
6を被覆および開放し、固定ポートブロツクの新
たに濡らされた面を通過し、連続的に冷却され
る。第5図に示される油圧装置においては、シリ
ンダーバレルは、前記峰30に対応する同数の流
路15,16を備えている。
前記軸方向の孔16を第5図に示す油圧装置に
適用するときには、シリンダーバレル11内のラ
ジアル孔15に通ずる孔16を内側シール部23
の波形エツジ24のもつとも外側に凹んだ位置、
すなわち峰30の部分に穿孔するのが好ましい。
というのはシール部の形状が波形であるため、固
体粒子(液体よりも重い)が該波形形状の半径方
向で最も外側の部分、すなわち峰30に遠心力に
よつて集積してしまうからである。本発明の目的
はかかる固体粒子を内側シール部の内側の縁から
追い出すことにあるのであるから、摩耗性粒子が
追い出されないおそれのある、峰30よりも半径
方向内側の部分に孔を形成するよりも、峰30の
部分に孔16を形成するのが最も効果的なのであ
る。
ベアリングの技術分野において、あまりに滑ら
かに研摩された表面はベアリング効果を低下させ
ることがよく知られている。多くのベアリングは
適切な運転のために表面仕上げの粗さが制御され
ている。もし、ポンプのポート表面が非常に滑ら
かに研摩されているならば、ポンプはただちにと
まつてしまうだろう。これに対して、もし表面が
多少粗く仕上げられていたならばポンプは満足に
作動するであろう。
かかる粗さを実現するものとしてひつかきによ
る方法やシヨツトピーニングによる方法などがあ
げられるが、シヨツトピーニングによる方法はひ
つかきによる方法よりも優れている。というの
は、ひつかき傷はエロージヨンを引き起こす最初
の流体濡れの通路を提供しがちだからである。
しかして、本発明の油圧装置においても、固定
ポートブロツクの表面を第6図に示すごとくシヨ
ツトピーニングするか、または他の手段により小
さなポケツト25を形成し、これらの小さなポケ
ツトの液体が界面に入り込むようにすべきであ
る。そうすることにより、摩耗ひいては装置の停
止をひき起こす金属の接触を防ぐことができるの
である。このポケツトの有効性については、多く
の要因が絡みあつておりそのメカニズムは複雑で
あるが、温度の上昇によつてこれらのポケツトの
中の液体が膨張あるいは蒸発して対抗する面をわ
ずかに離れさせるという理論がひとつの理論とし
て受け入れられている。
一般に耐摩耗性は材料が硬くなるほど向上する
ものであり、またポート面における摩耗が油圧装
置の故障の大きな原因なのであるから、硬い材料
を使用することにより油圧装置の寿命を何倍にも
延ばすことが可能となる。そして、炭化タングス
テンは非常に硬く、耐摩耗性に優れた材料として
知られており、本発明の油圧装置にあつても、接
触する面の一方または両方の表面を炭化タングス
テンのような非常に硬い物質で被覆するのが好ま
しい。
また高融点の材料を用いれば、金属の接触が起
こることなく、より高い運転温度を実現すること
ができるという利点もあるので、かかる性質を有
する炭化タングステンはこの点でも好ましいもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の油圧装置の一実施例の側断面
図、第2図はシリンダーバレルとポートブロツク
の境界部分の断面図、第3図はシリンダーバレル
のポート面を説明するための第2図の3−3線断
面図、第4図は本発明の油圧装置の他の実施例の
シリンダーバレルと固定ポートブロツクの境界部
分の断面図、第5図は他の実施例のシリンダーバ
レルのポート面の平面図、第6図は第5図に示す
ポート面に相対する固定ポートブロツク面の平面
図、第7図は従来の油圧装置のシリンダーバレル
のポート側端部の様子を表わす説明図、第8図は
第7図に示される油圧装置の固定ポートブロツク
の固定ポート表面の様子を表わす説明図、第9図
は7〜8図のA−A線断面図、第10図は内側シ
ール部の熱的変形の様子を表わす説明図である。 (図面の主要符号) 8:吸入口、9:吐出
口、10:固定ポートブロツク、11:シリンダ
ーバレル、13:シリンダーポート、15:ラジ
アル孔、16:軸方向の孔、18,22,23:
シール部、19:通路、20:本体空洞、21:
内側シール部の内側部分、24:波形エツジ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 本体空洞20内を回転しうるシリンダーバレ
    ル11を有し、該バレルはその円周上に配置され
    た複数のピストンおよび円周上に配置されたピス
    トンと同数のシリンダーポート13を含むシリン
    ダーポート面18を有し、該シリンダーポート面
    18と円周上に配置された吸込口8および吐出口
    9を有する固定ポートブロツク10の固定ポート
    表面26とが相接する油圧装置において、少なく
    とも1本の流路15,16,19がシリンダーバ
    レルおよび固定ポートブロツクのそれぞれに設け
    られており、各流路15,16,19は該本体空
    洞20から放射状にシリンダーポート面18の内
    側部分21へと延びて液体を本体空洞20から該
    流路15,16,19を経てシリンダーポート面
    18の内側部分21に出入せしめており、さらに
    少なくともシリンダーバレル内の流路15,16
    がシリンダーポート面18の半径方向においても
    つとも内側の縁17に近接する、シリンダーポー
    ト面18の内側部分21に連通していることを特
    徴とする油圧装置。 2 前記流路15,16,19が複数個設けられ
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の油圧装置。 3 前記シリンダーバレル内の流路が該バレル内
    においてシリンダーポート13の間に設けられて
    いるラジアル孔15によつて形成されており、各
    ラジアル孔15が前記シリンダーポート面18の
    内側部分21に開口している軸方向の孔16に連
    通していることを特徴とする特許請求の範囲第2
    項記載の油圧装置。 4 前記軸方向の孔16の少なくとも一部がシリ
    ンダーポート面18を切欠いていることを特徴と
    する特許請求の範囲第3項記載の油圧装置。 5 前記固定ポートブロツク10内の流路がそれ
    ぞれシリンダーバレルの軸に角度をもつて延びる
    2本の相交わる孔19によつて形成されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の油圧
    装置。 6 前記シリンダーバレル内の流路15,16の
    少なくとも一部がシリンダーポート面を切り欠い
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の油圧装置。
JP16448480A 1979-11-21 1980-11-20 Oil pressure device Granted JPS5696180A (en)

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AU64082/80A AU536164B2 (en) 1979-11-21 1979-11-21 Hydraulic pump or motor
AUPE142779 1979-11-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5696180A JPS5696180A (en) 1981-08-04
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CA (1) CA1155004A (ja)
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