JPH0134300Y2 -

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【考案の詳細な説明】 (a) 考案の技術分野プリント板に取り付けたプリント板用コネクタ
には、電源供給用や接地用に特定の端子を共通端
子にして接続することが多い。

この考案は、このような共通端子をプリント板
コネクタの端子側で導通させるための導通部品に
関するものである。

(b) 従来技術と問題点最初に、従来の導通部品の構成図を第２図に示
す。

第２図の１はプリント板、２はプリント板用コ
ネクタ、３は端子、４はブロツク、５はハンダで
ある。

第２図ではプリント板１に取り付けたコネクタ
２の端子３を横に共通接続する場合、銅板などの
ブロツク４を端子３の上に乗せ、ハンダ５で端子
３をブロツク４に固定している。

第２図のような手段では、ハンダ付けの面積が
広くなるのでハンダ付け作業に時間がかかるう
え、端子３間の上下間隔が狭いのでブロツク４を
何列も続けて使用するのは困難になるという問題
がある。

(c) 考案の目的この考案は、第２図のブロツク４の代わりに断
面がコ字状のブロツクを使用し、電気的には従来
のブロツクと同じ性能で、従来技術の問題を解決
した共通端子導通部品の提供を目的とする。

(d) 考案の実施例まず、この考案による実施例の構成部分図を第
１図に示す。

第１図の６はブロツク、７はハンダであり、そ
の他は第２図と同じである。

ブロツク６がこの考案による共通端子導通部品
であり、銅板などの導体をコの字状に曲げたもの
である。

ブロツク６のコ字状の対辺にはプリント板の格
子寸法で端子３を通す貫通穴８を明ける。なお、
貫通穴８の間隔は格子寸法の整数倍でもよい。

第１図のブロツク６の取り付け方法は、次のと
おりである。

プリント板１の格子にコネクタ２の端子３を挿
入するとともに、コネクタ２とブロツク６でプリ
ント板１を挟むようにしながら共通に導通させる
端子３をブロツク６の貫通穴８に通す。そして、
共通に導通させる端子３とブロツク６をハンダ７
で固定する。

次に、第１図の側面図を第３図に示す。

第３図の９は絶縁板である。

端子３はブロツク６の側面にハンダ付けされて
おり、ブロツク６の上部にはハンダ付けをしてい
ないので、絶縁板９を取り付けることができる。

したがつて、第３図のようにブロツク６を何列
も続けて使用することができる。

(e) 考案の効果この考案によれば、断面がコ字状のブロツク６
を共通端子導通部品として使用しているので、ハ
ンダ面が外側になりハンダ付け作業が容易にな
る。

また、ブロツク６の上部にはハンダ付けをして
いないので、絶縁板９を取り付けることができ、
何列も続けてブロツク６を使用することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案による実施例の構成部分図、
第２図は従来の導通部品の構成図、第３図は第１
図の側面図。１……プリント板、２……コネクタ、３……端
子、４……ブロツク、５……ハンダ、６……ブロ
ツク、７……ハンダ、８……貫通穴、９……絶縁
板。