JPH0133474Y2 - - Google Patents

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JPH0133474Y2
JPH0133474Y2 JP1983116492U JP11649283U JPH0133474Y2 JP H0133474 Y2 JPH0133474 Y2 JP H0133474Y2 JP 1983116492 U JP1983116492 U JP 1983116492U JP 11649283 U JP11649283 U JP 11649283U JP H0133474 Y2 JPH0133474 Y2 JP H0133474Y2
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JP1983116492U
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JPS6024740U (ja
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、把手収納機構の改良に関するもので
ある。一般に、箱体を携帯し易くするため箱体表
面に把手が取付けられる。ところで、この把手は
不使用時に箱体表面に密着されるようにすれば、
箱体を収納するとき等に便利である。
従来のこの種の機構の一例を第1図に示す。こ
の図に示す把手1は、軟質な材料で作成され、板
ばね2をその両端を除いて覆うような形状に形成
されたものである。板ばね2の両端は、板ばね2
の長手方向を長径方向とする長穴が設けられてい
る。板ばね2の両端は、この長穴により、把手1
を取付けられる物3の表面に所定の間隔で取付け
られた2つの取付具4,5に係り、取付具4,5
を結ぶ線分上を所定の距離だけ移動できるように
なつている。このように取付けられた把手1を取
扱者が引張ると、第2図に示すように把手1およ
び板ばね2は、中央部が盛上る。そして取扱者が
把手1を離すと、板ばね2の力により、再び第1
図のように把手1および板ばね2はもとの位置に
戻る。
ところがこのような機構において、把手1を十
分に引き出して握り易くするためには、板ばね2
の長さおよび取付具4,5の間隔を十分にとつ
て、板ばね2が塑性変形を起こさないようにする
必要がある。このため例えば、小さな物には、こ
のような把手1を取付けることは不可能となる。
またこのような把手1は、使用時に湾曲するた
め、取扱者は不快感や不安感を免れない。そこで
把手1を硬質の材料で形成したとすると、把手1
を従来どおり、把手1が取付けられる物3から十
分に引き離すためには、板ばね2の長さおよび取
付具4,5の間隔を従来以上に長くしなければな
らない。通常このような板ばね2は金属材料で作
られている。そして把手使用時には、板ばね2の
両端は、かなりな力が加えられて移動するため、
取扱者は、その端面で怪我をする危険性がある。
本考案は上記欠点に鑑みなされたもので、その
目的は、機構が簡単で、把手が握り易く、把手取
付スペースがわずかで済み、かつ安全な把手収納
機構を提供することである。
そこで本考案では、1対の接続部材を介して取
付対象物に取付けられた把手を収納する把手収納
機構において、 前記接続部材は方形のリング状に形成された弾
性部材から成り、該方形リング状弾性部材の側辺
部分の長さがそれぞれ異なり、該側辺部分からそ
れぞれ直角方向に向かつて延びる自由端辺部分と
両側辺部分を連結している連結辺部分がほぼ同一
平面内にあり、自由端辺部分のそれぞれは前記把
手の引出し方向に対して直角に前記取付対象物ま
たは前記把手にそれぞれ回動自在に取付けられて
おり、連結辺部分は前記把手または前記取付対象
物に把手の引出し方向と交差する方向に延在する
長孔の中に摺動可能に保持されており、前記接続
部材の弾性が前記両側辺部分の長さの差により把
手を取付対象物から引出したときにそれを復帰さ
せる復帰ばね力を生ずるように選定されている構
成となつている。
このように構成された把手収納機構において、
収納状態にある把手が引出されると、接続部材の
連結辺部分は、保持されている把手又は取付対象
物に対し摺動しながら自由端辺部分の辺りを中心
として回転する。このとき上記自由端辺部分は
夫々の位置を固定された状態で回転する。このた
め接続部材に歪みが生じ、把手には復帰ばね力が
作用する。しかしこの力に抗して把手を引出すな
らば把手は引出し方向に移動する。そして把手と
取付対象物の間がある距離になると接続部材は把
手をそれ以上移動させないように作用する。なぜ
ならば、接続部材は把手に夫々取付けられて1対
をなしており、これらが単なるリング状の部材と
同様の作用をして把手を保持するからである。そ
して把手に引出し方向の力が加わらなくなつたと
き把手は復帰ばね力によつて引戻され、もとの収
納状態となる。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明
する。
本実施例で用いる接続部材の形状を第3図に示
す。この図は、外力が加えられていないときの接
続部材の形状を示したものである。この接続部材
は、図に示すように金属等の棒材を4箇所で同一
平面上同一回転方向に90゜ずつ曲げられて形成さ
れたもので、両端は重複している。
第4図は、第3図に示した接続部材を2つ用い
(夫々11,12とする)、把手13と2つの取付
具14,15とを接続した接続状態を示したもの
である。接続部材11,12夫々の両端部分は、
夫々コイルの長手方向を中心軸として回転自在と
なるように取付具14,15に保持されている。
一方把手13は、その長手方向が長径方向となる
2つの長穴を有しており、この長穴夫々に接続部
材11,12夫々の両端部分に対向する部分が保
持されている。なお取付具14,15は、把手1
3が取付けられる物(取付対象物;図示せず)の
表面に固定されているものとする。
このような接続状態において、接続部材11,
12は、第3図に示した外力が加わつていないと
きの形状(以下もとの形状と称す)よりわずかに
歪んでいるから、第4図中矢印で示す方向に把手
13を引張る力を生じている。このため把手13
の両端は取付具14,15に密着する。
第5図は、取扱者が把手13を手に持つて図中
矢印の方向へ引き出したときの各部の状態を示し
たものである。このとき接続部材11,12夫々
の両端部分に対向する部分は、把手13に設けら
れた2つの長穴中を夫々把手13の長手方向外側
に向けて移動している。このため取付具14,1
5と把手13との間は、取扱者が把手13をつか
むために十分な距離となる。またこのとき接続部
材11,12は、もとの形状からかなり歪んでい
るため、取扱者が把手13を手離すと、把手13
は接続部材11,12の力により、第4図に示す
位置に戻る。
第6図は他の実施例を示したものである。この
場合も、もとの形状が第3図に示すような形状の
2つの接続部材11,12(第4,5図に示した
コイルばねと同一のものであるから同一番号を付
す)を用いる。ただし本実施例の場合、接続部材
11,12の両端部分は、把手16において、
夫々コイルの長手方向を中心軸方向として回転自
在となるように保持されている。一方接続部材1
1,12夫々の両端部分に対向する部分は、取付
具17,18夫々に設けられた長穴に保持されて
いる。なお取付具17,18は、把手16を取付
けられる物(図示せず)の表面に固定されている
ものとする。
このような状態において、把手16は、もとの
形状からわずかに歪んだ接続部材11,12夫々
がもとの形状に戻ろうとする力(図中矢印で示す
方向に働く)により、取付具17,18に密着す
る。
第7図は、取扱者が把手16を手に持つて図中
矢印の方向へ引き出したときの各部の状態を示し
たものである。このとき接続部材11,12夫々
の両端部分に対向する部分は、把手17,18
夫々に設けられた長穴中を夫々の長手方向内側に
向けて移動している。このため取付具17,18
と把手16との間は、取扱者が把手16をつかむ
ために十分な距離となる。またこのとき接続部材
11,12は、もとの形状からかなり歪んでいる
ため、取扱者が把手16を手離すと、把手16は
接続部材11,12の力により、第6図に示す位
置に戻る。
以上2つの実施例では、第3図に示したよう
に、もとの形状の各部が同一平面上にあるような
接続部材を用いた。このような接続部材による力
を最適なものとするためには、もとの形状が例え
ば、第8図に示すように、接続部材の内側の一端
を、第3図に示したような平面から持ち上げられ
た状態とし、図示する高さaを決定すれば良い。
この他接続部材の線径、材質等によつても、接続
部材による力を決定することができる。
また第8図に示す接続部材の部分の長さb,c
は、第9図に示すように、完全に引き出された時
の把手13(例えば、第4,5図に示す機構のも
のとする)が取付具14が取付けられる物20の
表面と平行になるような長さに設定しておく。
更に第4,5図または第6,7図夫々における
長穴は、その中を接続部材の一部が移動する(こ
の移動に伴つて接続部材は変形する)ために充分
な余裕がある大きさにしておく。このようにすれ
ば把手が収納されたとき接続部材から把手に加え
られる力はわずかとなり、把手は取付具に略密着
する。
以上説明したように本考案の把手収納機構によ
れば、把手をにぎり易い形状とすることができ、
かつ把手取付スペースを小さくすることができ
る。従つて本考案は、把手取付スペースが限られ
るような小さな物へ把手を取付ける場合に特に有
効である。また本考案の把手収納機構は、簡単な
構造であり、部品点数も少ないため安価に作製で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の把手収納機構の一例を
示す図、第3,8図は本考案の把手収納機構に用
いる接続部材の一例を示す図、第4,5,6,
7,9図は、本考案の把手収納機構を示す図であ
る。 11,12……接続部材、13,16……把
手、14,15,17,18……取付具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1対の接続部材を介して取付対象物に取付けら
    れた把手を収納する把手収納機構において、 前記接続部材は方形のリング状に形成された弾
    性部材から成り、該方形リング状弾性部材の側辺
    部分の長さがそれぞれ異なり、該側辺部分からそ
    れぞれ直角方向に向かつて延びる自由端辺部分と
    両側辺部分を連結している連結辺部分がほぼ同一
    平面内にあり、自由端辺部分のそれぞれは前記把
    手の引出し方向に対して直角に前記取付対象物ま
    たは前記把手にそれぞれ回動自在に取付けられて
    おり、連結辺部分は前記把手または前記取付対象
    物に把手の引出し方向と交差する方向に延在する
    長孔の中に摺動可能に保持されており、前記接続
    部材の弾性が前記両側辺部分の長さの差により把
    手を取付対象物から引出したときにそれを復帰さ
    せる復帰ばね力を生ずるように選定されているこ
    とを特徴とする把手収納機構。
JP11649283U 1983-07-28 1983-07-28 把手収納機構 Granted JPS6024740U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11649283U JPS6024740U (ja) 1983-07-28 1983-07-28 把手収納機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11649283U JPS6024740U (ja) 1983-07-28 1983-07-28 把手収納機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6024740U JPS6024740U (ja) 1985-02-20
JPH0133474Y2 true JPH0133474Y2 (ja) 1989-10-11

Family

ID=30268516

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JP11649283U Granted JPS6024740U (ja) 1983-07-28 1983-07-28 把手収納機構

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0561222U (ja) * 1992-01-23 1993-08-13 日本ソリッド株式会社 汚濁拡散防止装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5246257U (ja) * 1975-09-29 1977-04-01
JPS564286B2 (ja) * 1978-12-15 1981-01-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564286U (ja) * 1979-06-22 1981-01-14

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5246257U (ja) * 1975-09-29 1977-04-01
JPS564286B2 (ja) * 1978-12-15 1981-01-29

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JPS6024740U (ja) 1985-02-20

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