JPH0133335Y2 - - Google Patents
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- JPH0133335Y2 JPH0133335Y2 JP1980068314U JP6831480U JPH0133335Y2 JP H0133335 Y2 JPH0133335 Y2 JP H0133335Y2 JP 1980068314 U JP1980068314 U JP 1980068314U JP 6831480 U JP6831480 U JP 6831480U JP H0133335 Y2 JPH0133335 Y2 JP H0133335Y2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Wrappers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、低密度ポリエチレン、エチレン−ブ
テン共重合物、ポリプロピレンからなる共押出3
種5層構成フイルムで耐寒性、風合、透明性、平
滑性、耐摩耗性、耐油性等に優れていることを特
長とし、尚且つ層間接着力の優れた低密度ポリエ
チレンを主体とする多層フイルムに関するもので
ある。 周知のように低密度ポリエチレン単体フイルム
は低温下における耐寒強度及び破袋強度が高く、
製袋時の溶断シール刃による糸引現象も少なく又
風合(腰の軟らかさ)が良いので、各種野菜包装
用フイルム、食パン包装用フイルム及び繊維、紙
等の包装用フイルムに至るまで巾広く用いられて
いる。 しかし、低密度ポリエチレンフイルムはポリプ
ロピレンフイルムと比較し透明性が劣り、店頭に
陳列したとき、鮮度、美観をそこない、商品価値
が低下する場合が多い。又、フイルム表面が軟ら
かい為、摩耗により傷つき易く、包装物の美観を
低下させる。 一方、ポリプロピレンフイルムは剛性があり、
透明性、平滑性、耐摩耗性、耐油性等も優れてい
るが、欠点として耐寒性が低密度ポリエチレンフ
イルムに比べてはるかに劣り、特に10℃以下の環
境温度下では著しく衝撃強度が低下し、破袋を起
こすことがあつた。 上記従来の欠点に鑑み本考案は、かかる欠点を
解消せしめた透明性、平滑性、耐摩耗性、耐油性
の優れた低密度ポリエチレンを主体とする3種5
層の多層フイルムを提供したものである。 本考案者等は先ず中心層の第1層にメルトイン
デツクス(以下MIという)2.0密度0.915から成る
低密度ポリエチレン(以下LDPEという)、その
両面の第2層にメルトフローインデツクス(以下
MFIという)5.0密度0.900からなるポリプロピレ
ン(以下PPという)を積層せしめたPP/
LDPE/PPの共押出3層構成フイルムを試作し
た。 ここで該3層構成フイルムの層厚比率を
LDPE、80%、60%、40%、PP20%、40%、60
%の3種類のものを作成した。 その結果前記3種のPP/LDPE/PP構成フイ
ルムは透明性、平滑性、耐摩耗性においてLDPE
単体フイルムの性質を上回りPP単体フイルムと
同等の性質を有していた。 又該3層フイルムはPPの比率が増すとともに
剛性は向上するが耐寒性は低下する。従つて、
LDPE単体フイルムの風合、耐寒性を活かす上で
もPPの比率は40%以下が望ましい。 又PPとLDPEは層間接着力が極めて弱く、ヒ
ートシール強度も極度に弱い。従つて前述3層構
成フイルムは透明性、平滑性、耐摩耗性等に優れ
ているものの、実用上シール強度を必要とする包
装分野には不適当であることが判つた。 そこで本考案者等はLDPEとPPを接着せしめ
る接着性樹脂を種々検討した結果エチレン−ブテ
ン共重合物(以下COPEという)が極めて優れて
いることを見い出した。すなわち接着性樹脂とし
ては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下
EVAという)が一般的には知られているが接着
強度が十分ではなく酢酸臭があり、好ましくな
い。これに反し該COPEは接着強度が優れ臭気も
なく、EVAに見られる熱分解が生じにくいので
フイルム成形性が大巾に向上する。 而して、中心層が密度0.910乃至0.930g/c.c.の
LDPEの第1層1でその両最外層にPPの第3層
3,3′と第1層のLDPEと第3層のPPとの接着
層としてCOPEの第2層2,2′を積層した3種
5層の共押出多層フイルムで積層された、各層の
厚み比率が第1層40乃至96%、第2層3乃至40
%、第3層3乃至40%であることを特徴とした
LDPEを主体とする多層フイルムとした場合、耐
寒性、風合、透明性、平滑性、耐摩耗性、耐油性
及び溶断シール時に糸引のない優れたフイルムを
得ることができた。 尚ここで言うPPとはホモポリマーPP又エチレ
ン−プロピレンランダムコポリマー、エチレン−
プロピレンブロツクコポリマー等あるが、表面の
透明性、光沢、平滑性を考慮すれば、MFIの低
いPPは表面荒れを生じ、尚且つエチレン−プロ
ピレンブロツクコポリマーは表面が粗面となる。
従つてMFI5乃至30の透明性良好なホモポリマ
PP、エチレン−プロピレンランダムコポリマー
が望ましい。 又ポリエチレンはLDPE、高密度ポリエチレン
(HDPE)等あるが衝撃強度、風合を重視し、
LDPEのMIが1乃至15で密度0.910乃至0.930g/
c.c.のものが望ましい。 一方、COPEは接着層であるため薄層化を図る
上からも適度な流動性をもつたものが望ましく
MI3乃至20が良い。 さらに、用途に応じてPP層あるいはLDPE層
もしくはCOPE層に主たる成分が界面活性剤であ
る帯電防止剤、防曇剤を添加したり、あるいは高
級脂肪酸等の滑剤、及び無機物より有るブロツキ
ング防止剤を添加してもよい。 本考案の多層フイルムの成形は従来周知の方
法、例えば3台の押出機からPP,LDPE,COPE
を夫々押出しダイ内で3種の樹脂を合流させるか
或いは、3つのダイから個別に押出されたフイル
ムをダイ外で接着させる等の方法を形成すること
ができる。 本考案をさらに詳細に述べるとLDPEを主成分
とするものであり、LDPE層の比率低下に伴う
(すなわちPP層の増加)耐寒性の悪化と剛性の上
昇を防止する上からも該LDPE層の比率は40乃至
96%の範囲で望ましくは60%以上が良い。 一方、PP層の構成比率はPP層を有する透明
性、平滑性さらに用途に応じて耐油性等を保持さ
せる必要がある。PP層比率を増加すると前述の
性質は良くなる方向にあるが、逆に低温衝撃強度
が蓄しく低下してしまう。従つて可能な限り薄層
化したほうが良いが、成膜上薄層化すると外観不
良の現象を生じ易くなるので該構成比率としては
3乃至40%の範囲で、望ましくは5乃至20%が良
い。 又LDPEとPPとの接着層となるCOPE層の構成
比率としては実用上接着強度の面で支障のない程
度の厚みで良いが、COPEの他の効果として該層
比率を増すとフイルムの衝撃強度が良くなる性質
もある。従つて層比率としては3乃至40%の範囲
で望ましくは5乃至20%が良い。 本考案に係る多層フイルムは、上記の如き構成
になつており、PP単体フイルムと同等の透明性、
平滑性、耐摩耗性を保持し、用途に応じては耐油
性も保持させることが可能である。さらにLDPE
単体フイルム以上の耐寒性(同厚み)を有し、風
合も良い。 又、シール強度も強く、溶断シール性に優れ、
各種包装フイルムに使用できる。又、印刷適性に
も優れ、光沢のある印刷品が得られる。 実施例 共押出多層フイルム成形機によりLDPE(MI2.0
密度0.915g/c.c.)、PP(MFI5.0密度0.900g/
c.c.)、COPE(MI5.0密度0.895g/c.c.)を用い、成
膜した3種5層フイルムと比較例としてLDPE、
PPの単体フイルムを成膜し、性能試験を行つた。
その結果は表−1に示した通りである。 尚実施例、比較例とも20m/分の速度で成膜し
フイルム総厚みを30μとした。 【表】
テン共重合物、ポリプロピレンからなる共押出3
種5層構成フイルムで耐寒性、風合、透明性、平
滑性、耐摩耗性、耐油性等に優れていることを特
長とし、尚且つ層間接着力の優れた低密度ポリエ
チレンを主体とする多層フイルムに関するもので
ある。 周知のように低密度ポリエチレン単体フイルム
は低温下における耐寒強度及び破袋強度が高く、
製袋時の溶断シール刃による糸引現象も少なく又
風合(腰の軟らかさ)が良いので、各種野菜包装
用フイルム、食パン包装用フイルム及び繊維、紙
等の包装用フイルムに至るまで巾広く用いられて
いる。 しかし、低密度ポリエチレンフイルムはポリプ
ロピレンフイルムと比較し透明性が劣り、店頭に
陳列したとき、鮮度、美観をそこない、商品価値
が低下する場合が多い。又、フイルム表面が軟ら
かい為、摩耗により傷つき易く、包装物の美観を
低下させる。 一方、ポリプロピレンフイルムは剛性があり、
透明性、平滑性、耐摩耗性、耐油性等も優れてい
るが、欠点として耐寒性が低密度ポリエチレンフ
イルムに比べてはるかに劣り、特に10℃以下の環
境温度下では著しく衝撃強度が低下し、破袋を起
こすことがあつた。 上記従来の欠点に鑑み本考案は、かかる欠点を
解消せしめた透明性、平滑性、耐摩耗性、耐油性
の優れた低密度ポリエチレンを主体とする3種5
層の多層フイルムを提供したものである。 本考案者等は先ず中心層の第1層にメルトイン
デツクス(以下MIという)2.0密度0.915から成る
低密度ポリエチレン(以下LDPEという)、その
両面の第2層にメルトフローインデツクス(以下
MFIという)5.0密度0.900からなるポリプロピレ
ン(以下PPという)を積層せしめたPP/
LDPE/PPの共押出3層構成フイルムを試作し
た。 ここで該3層構成フイルムの層厚比率を
LDPE、80%、60%、40%、PP20%、40%、60
%の3種類のものを作成した。 その結果前記3種のPP/LDPE/PP構成フイ
ルムは透明性、平滑性、耐摩耗性においてLDPE
単体フイルムの性質を上回りPP単体フイルムと
同等の性質を有していた。 又該3層フイルムはPPの比率が増すとともに
剛性は向上するが耐寒性は低下する。従つて、
LDPE単体フイルムの風合、耐寒性を活かす上で
もPPの比率は40%以下が望ましい。 又PPとLDPEは層間接着力が極めて弱く、ヒ
ートシール強度も極度に弱い。従つて前述3層構
成フイルムは透明性、平滑性、耐摩耗性等に優れ
ているものの、実用上シール強度を必要とする包
装分野には不適当であることが判つた。 そこで本考案者等はLDPEとPPを接着せしめ
る接着性樹脂を種々検討した結果エチレン−ブテ
ン共重合物(以下COPEという)が極めて優れて
いることを見い出した。すなわち接着性樹脂とし
ては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下
EVAという)が一般的には知られているが接着
強度が十分ではなく酢酸臭があり、好ましくな
い。これに反し該COPEは接着強度が優れ臭気も
なく、EVAに見られる熱分解が生じにくいので
フイルム成形性が大巾に向上する。 而して、中心層が密度0.910乃至0.930g/c.c.の
LDPEの第1層1でその両最外層にPPの第3層
3,3′と第1層のLDPEと第3層のPPとの接着
層としてCOPEの第2層2,2′を積層した3種
5層の共押出多層フイルムで積層された、各層の
厚み比率が第1層40乃至96%、第2層3乃至40
%、第3層3乃至40%であることを特徴とした
LDPEを主体とする多層フイルムとした場合、耐
寒性、風合、透明性、平滑性、耐摩耗性、耐油性
及び溶断シール時に糸引のない優れたフイルムを
得ることができた。 尚ここで言うPPとはホモポリマーPP又エチレ
ン−プロピレンランダムコポリマー、エチレン−
プロピレンブロツクコポリマー等あるが、表面の
透明性、光沢、平滑性を考慮すれば、MFIの低
いPPは表面荒れを生じ、尚且つエチレン−プロ
ピレンブロツクコポリマーは表面が粗面となる。
従つてMFI5乃至30の透明性良好なホモポリマ
PP、エチレン−プロピレンランダムコポリマー
が望ましい。 又ポリエチレンはLDPE、高密度ポリエチレン
(HDPE)等あるが衝撃強度、風合を重視し、
LDPEのMIが1乃至15で密度0.910乃至0.930g/
c.c.のものが望ましい。 一方、COPEは接着層であるため薄層化を図る
上からも適度な流動性をもつたものが望ましく
MI3乃至20が良い。 さらに、用途に応じてPP層あるいはLDPE層
もしくはCOPE層に主たる成分が界面活性剤であ
る帯電防止剤、防曇剤を添加したり、あるいは高
級脂肪酸等の滑剤、及び無機物より有るブロツキ
ング防止剤を添加してもよい。 本考案の多層フイルムの成形は従来周知の方
法、例えば3台の押出機からPP,LDPE,COPE
を夫々押出しダイ内で3種の樹脂を合流させるか
或いは、3つのダイから個別に押出されたフイル
ムをダイ外で接着させる等の方法を形成すること
ができる。 本考案をさらに詳細に述べるとLDPEを主成分
とするものであり、LDPE層の比率低下に伴う
(すなわちPP層の増加)耐寒性の悪化と剛性の上
昇を防止する上からも該LDPE層の比率は40乃至
96%の範囲で望ましくは60%以上が良い。 一方、PP層の構成比率はPP層を有する透明
性、平滑性さらに用途に応じて耐油性等を保持さ
せる必要がある。PP層比率を増加すると前述の
性質は良くなる方向にあるが、逆に低温衝撃強度
が蓄しく低下してしまう。従つて可能な限り薄層
化したほうが良いが、成膜上薄層化すると外観不
良の現象を生じ易くなるので該構成比率としては
3乃至40%の範囲で、望ましくは5乃至20%が良
い。 又LDPEとPPとの接着層となるCOPE層の構成
比率としては実用上接着強度の面で支障のない程
度の厚みで良いが、COPEの他の効果として該層
比率を増すとフイルムの衝撃強度が良くなる性質
もある。従つて層比率としては3乃至40%の範囲
で望ましくは5乃至20%が良い。 本考案に係る多層フイルムは、上記の如き構成
になつており、PP単体フイルムと同等の透明性、
平滑性、耐摩耗性を保持し、用途に応じては耐油
性も保持させることが可能である。さらにLDPE
単体フイルム以上の耐寒性(同厚み)を有し、風
合も良い。 又、シール強度も強く、溶断シール性に優れ、
各種包装フイルムに使用できる。又、印刷適性に
も優れ、光沢のある印刷品が得られる。 実施例 共押出多層フイルム成形機によりLDPE(MI2.0
密度0.915g/c.c.)、PP(MFI5.0密度0.900g/
c.c.)、COPE(MI5.0密度0.895g/c.c.)を用い、成
膜した3種5層フイルムと比較例としてLDPE、
PPの単体フイルムを成膜し、性能試験を行つた。
その結果は表−1に示した通りである。 尚実施例、比較例とも20m/分の速度で成膜し
フイルム総厚みを30μとした。 【表】
第1図は本考案多層フイルムの層構成を示す断
面を示し、図中1は中心層、2,2′は第2層、
3,3′は第3層を夫々示している。
面を示し、図中1は中心層、2,2′は第2層、
3,3′は第3層を夫々示している。
Claims (1)
- 中心層である第1層1が密度0.910乃至0.930
g/c.c.の低密度ポリエチレン、接着層である第2
層2,2′がエチレン−ブテン共重合物、最外層
である第3層3,3′がポリプロピレンである3
種5層の多層フイルムであつて、各層の厚み比率
が第1層40乃至96%、第2層3乃至40%、第3層
3乃至40%であることを特徴とする低密度ポリエ
チレンを主体とする透明性に優れた共押出多層フ
イルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980068314U JPH0133335Y2 (ja) | 1980-05-20 | 1980-05-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980068314U JPH0133335Y2 (ja) | 1980-05-20 | 1980-05-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56171228U JPS56171228U (ja) | 1981-12-17 |
JPH0133335Y2 true JPH0133335Y2 (ja) | 1989-10-09 |
Family
ID=29662265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980068314U Expired JPH0133335Y2 (ja) | 1980-05-20 | 1980-05-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0133335Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001287294A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-16 | Toppan Printing Co Ltd | 腰強度と耐衝撃性に優れた透明ガスバリア性積層体 |
JP2001293809A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-23 | Toppan Printing Co Ltd | 腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバリア性積層体 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5225177B2 (ja) * | 1973-11-12 | 1977-07-06 | ||
JPS52109577A (en) * | 1976-03-11 | 1977-09-13 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | Bisxially oriented composite polypropylene films |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS591794Y2 (ja) * | 1975-08-09 | 1984-01-19 | 大日本印刷株式会社 | ホウソウヨウセキソウフイルム |
-
1980
- 1980-05-20 JP JP1980068314U patent/JPH0133335Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5225177B2 (ja) * | 1973-11-12 | 1977-07-06 | ||
JPS52109577A (en) * | 1976-03-11 | 1977-09-13 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | Bisxially oriented composite polypropylene films |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56171228U (ja) | 1981-12-17 |
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