JPH0133188Y2 - - Google Patents

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JPH0133188Y2
JPH0133188Y2 JP1496384U JP1496384U JPH0133188Y2 JP H0133188 Y2 JPH0133188 Y2 JP H0133188Y2 JP 1496384 U JP1496384 U JP 1496384U JP 1496384 U JP1496384 U JP 1496384U JP H0133188 Y2 JPH0133188 Y2 JP H0133188Y2
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、搬送気体中の粉体を分級羽根によつ
て分級する回転式分級装置に関するものである。
ローラミルに内蔵されている回転式分級装置に
ついて従来例を説明すると、第1、第2図に示す
ように供給管10から投入された塊粉炭等の被粉
砕物は、回転テーブル20上で粉砕ローラ30に
より荷重が与えられて粉砕され回転テーブル20
の外周へ飛ばされて、下方の熱風入口部40から
吹上部50を通りミル内部へ送入された熱風、即
ち搬送気体によつて上部の回転式分級装置60内
に送り込まれ、搬送気体中の粉体が粗粉と細粉に
分級され、粗粉は外側へ飛ばされて落下し再び粉
砕されるとともに、細粉は排出管110から取り
出される構造になつている。
また、前記回転式分級装置60は、上、下支持
板80,90によつて供給管10の下部周りに縦
設された複数の分級羽根70を有し、供給管10
即ち垂直駆動軸によつて各分級羽根70が同軸周
りで回転移動されて、各分級羽根70によつて搬
送気体中の粉体が粗粉と細粉に分級される構造に
なつており、その分級原理は次の2作用によつて
いる。
(A) 分級羽根に入つた粒子に作用する力のバラン
ス第3図に示すように羽根内の粒子には、気流
による求心方向の流体抵抗Rと羽根の回転運動
による遠心力Fとが作用し、それぞれの力は次
式で示される。
R=3πdpμgVr ……(1) F=π/6d3 p(ρs−ρg)V2/〓/r……(2) dp:粒子直径〔cm〕、μg:気体粘度〔poise〕 Vr:気流向心方向速度〔cm/sec〕、V〓:羽
根周速度〔cm/sec〕、r:羽根半径〔cm〕、 ρs,ρg:粒子、気体の密度【g/cm3〕 つまり、一定条件で分級装置が運転されてい
る時には、F>Rとなる粗粒子が分級装置の外
側に放出され、F>Rとなる細粒子が分級装置
の内側へ流れ込み、粗粒子と細粒子とに分級さ
れる。
(B) 粒子の羽根への衝突後の反発角度α 第4図に粒子が羽根に衝突する状況を示して
いるが、粒子が羽根に衝突した後の反発角度α
が接線よりも外側に向く時は、分級装置の外側
に粒子が放出され易く、逆にαが内側に向く時
は分級装置内へ流れ込み易い。
気流が分級羽根間に入り込む時には旋回流が発
生するが、細粒子は旋回流に近い運動をし、粗粒
子は旋回流から外れて直線に近い運動をすること
が知られている。
このために、細粒子は羽根に衝突後の反発角α
が内側に向き、粗粒子は外側に向き易くなつてお
り、細粒子と粗粒子との分級が行われる。
また、従来の前記回転式分級装置において、各
分級羽根70における水平面Lに対する縦方向の
傾斜角度θは、羽根の前後や内側で渦などの発生
が少なくて滑らかに搬送気体が流入する適切な角
が存在し、それはまたローラミルの運転条件、即
ち搬送気体の風量の多少によつてかなり異なつた
ものとなつて、前記傾斜角度θの最適値が変化す
るため、前記傾斜角度θを搬送気体の状態に対応
させて前記最適値に調整する必要があるが、従来
の前記回転式分級装置では、分級羽根が固設され
その水平面に対する傾斜角度が特定されているた
め、ミル運転条件が変化した場合に分級性能が低
下する欠点がある。
本案は、従来の回転式分級装置における前記の
ような欠点を解消する考案であつて、垂直駆動軸
の周りに上、下支持板を介して縦設された複数の
分級羽根を有し、前記分級羽根によつて搬送気体
中の粉体を分級する回転式分級装置において、前
記分級羽根を水平面に対する縦方向傾斜角度の取
付角度調整機構によつて前記上、下支持板に傾斜
角度調整可能に装着した構成に特徴を有し、垂直
駆動軸の周りに上、下支持板を介して縦設されて
いる複数の分級羽根を、水平面に対する縦方向傾
斜角度の取付角度調整機構によつて上、下支持板
に角度調整可能に装着することにより、ローラミ
ルの運転条件換言すれば搬送気体に対応させて、
水平面に対する分級羽根の縦方向傾斜角度を最適
値に調整してその分級性能を高め前記のような欠
点を解消した回転式分級装置を供する点にある。
以下、本考案を図示の実施例によつて説明す
る。第5図ないし第7図に本考案の一実施例を示
しており、図中10は第1図に示したような供給
管、即ち垂直駆動軸、80,90は垂直駆動軸1
0の外周面上に上下間隔を存して固設された上、
下支持板、70は上、下支持板80,90の外周
部間に縦設された分級羽根であつて、該分級羽根
70は、水平面Lに対する縦方向傾斜角度θの取
付角度調整機構(後記参照)によつて前記上、下
支持板80,90の外周部に傾斜角度調整可能に
装着されているとともに、上、下支持板80,9
0の外周部に適宜の周方向間隔を存しかつ垂直駆
動軸10の周りに適宜間隔を存した同一円上に複
数の前記分級羽根70が配設されている。
さらに、前記上、下支持板80,90の外周部
間に分級羽根7を装着する前記取付角度調整機構
について詳述すると、分級羽根70の上端部73
に固定板75をピン74によつて一方向に揺動可
能に連結して、固定板75の上側に突設した上部
固定棒72を上支持板80の外周部に設けた上部
固定穴81に挿嵌して固定している。
また、下支持板90の外周部には、ボルト93
によつて突出幅の異なる角度調整用支持板92
a,92b……が着脱自在に突設され、分級羽根
70の下側に突設された複数の下部固定棒71,
71を前記角度調整用支持板に設けられた下部固
定穴94,94に挿嵌して固定した構成になつて
おり、第5図に示すように下支持板90の外周部
に突出幅が短かい角度調整用支持板92aをボル
ト93で取り付けると、水平面Lに対する分級羽
根70の縦方向傾斜角度がθ1になり、第7図に示
すように突出幅の大きい角度調整用支持板92b
に取り替えて取り付けることによつて、分級羽根
70の縦方向傾斜角度がθ2に変更調整され、突出
幅の異なる多数の角度調整用支持板の取替使用に
よつて分級羽根70の縦方向傾斜角度の調整を数
段階にすることができ、また、前記角度調整用支
持板は複数の分級羽根に共通の構成になつてい
る。
図示した本考案の実施例は、前記のような構成
になつており作用効果について説明すると、第8
図に水平面Lに対する分級羽根70の縦方向傾斜
角度θをパロメータとした試験結果を示してお
り、曲線,,は前記傾斜角度θ1,θ2,θ3
おける試験結果であつて、粉体を含む搬送気体の
風量比(実風量/基準風量)に対して、分級後の
細粒子への粗粒子混入比(実際量/基準量)が最
小になる最適傾斜角度θが存在することが明らか
であつて、例えば、風量比が0.8では曲線、即
ちθ=θ2が最適であり、また、風量比0.72ではθ
=θ3が最適となる。
従つて、実際のミル運転において、搬送気体の
実風量が基準風量と異なる運転をしなければなら
ない場合にも、前記取付角度調整機構の角度調整
用支持板の取り替えによつて分級羽根70の縦方
向傾斜角度θを前記のような最適値に簡単、容易
に調整することができ、分級性能(前記粗粒子混
合量比)を損うことなく安定した性能を得ること
ができる。
なお、前記基準風量とはローラミルの大きさお
よび乾燥性から要求される熱量で決るミル入口風
量のことであり、第8図の例では180℃で270Kg/
minの風量である。従つて、例えば水分の多い石
炭を粉砕する場合、同じ乾燥性を得るには当然大
きな風量(温が一定の場合)が必要となる。即
ち、実風量は基準風量と異なる場合が多い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転式分級装置付ローラミルの
機構を示す縦断面図、第2図は第1図の分級羽根
の部分拡大斜視図、第3図は第1図の−部分
の断面図、第4図は第3図の部分拡大図、第5図
は本考案の一実施例を示す分級羽根の組立機構
図、第6図は第5図の側視図、第7図は第6図の
使用態様図、第8図は試験結果例図である。 10:垂直駆動軸(供給管)、70:分級羽根、
80:上支持板、90:下支持板、71,72,
74,75,92a,92b,93:取付角度調
整機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直駆動軸の周りに上、下支持板を介して縦設
    された複数の分級羽根を有し、前記分級羽根によ
    つて搬送気体中の粉体を分級する回転式分級装置
    において、前記分級羽根を水平面に対する縦方向
    傾斜角度の取付角度調整機構によつて前記上、下
    支持板に傾斜角度調整可能に装着したことを特徴
    とする回転式分級装置。
JP1496384U 1984-02-07 1984-02-07 回転式分級装置 Granted JPS60128786U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1496384U JPS60128786U (ja) 1984-02-07 1984-02-07 回転式分級装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1496384U JPS60128786U (ja) 1984-02-07 1984-02-07 回転式分級装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60128786U JPS60128786U (ja) 1985-08-29
JPH0133188Y2 true JPH0133188Y2 (ja) 1989-10-09

Family

ID=30500365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1496384U Granted JPS60128786U (ja) 1984-02-07 1984-02-07 回転式分級装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6629605B2 (ja) * 2016-01-27 2020-01-15 三菱日立パワーシステムズ株式会社 分級機、粉砕分級装置及び微粉炭焚きボイラ

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Publication number Publication date
JPS60128786U (ja) 1985-08-29

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