JPH0132318Y2 - - Google Patents

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JPH0132318Y2
JPH0132318Y2 JP1986021592U JP2159286U JPH0132318Y2 JP H0132318 Y2 JPH0132318 Y2 JP H0132318Y2 JP 1986021592 U JP1986021592 U JP 1986021592U JP 2159286 U JP2159286 U JP 2159286U JP H0132318 Y2 JPH0132318 Y2 JP H0132318Y2
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JP
Japan
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conductive ink
resin plate
resin film
resin
transparent
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JP1986021592U
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JPS62133399U (ja
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、電子レンジの扉体に設けられる電波
シールド体の改良に関する。
〈従来の技術〉 従来の電子レンジの電波シールド体2は、第1
図に示すように、電子レンジ1の加熱室3に取り
付けられた扉体4ののぞき窓9に取り付けられ、
被加熱物10の可視性を保ちつつ電波を遮断する
ものである。
従来、一般にこの電波シールド体には、第4図
に示すように、鉄板に小さなパンチ穴をあけた通
常パンチングパネルaと呼ばれるものを使用して
いた。このパンチングパネルa(電波シールド体)
は、鉄板に微細な穴をあてたものであるため、精
密な金型が必要であつた。又、金型の消耗も激し
いため金型のコストが高いという問題点があつ
た。
それに加え、パンチングパネルaとその前後に
破損防止の透明バリアb,cを設ける必要があ
り、コスト的に高いものとなつていた。
そこで、特開昭53−36050号においては、第2
図に示すように、ポリエステルフイルム製の透明
バリア6に導電性インク2′を印刷してなる電波
シールド体2が提案されている。しかし、この電
波シールド体2は、導電性インク2′が透明バリ
ア6に印刷されているに止まるため、この導電性
インク2′を保護するため、もう一枚の透明バリ
ア6を対向して配設する必要があつた。
これに対して、特開昭54−105349号において
は、第3図に示すように、透明バリア7に、網目
状等の多数の孔を備えた印刷パターンにより導電
性インクを印刷することにより電波シールド体2
を形成し、粘着剤を導電性インク側に被覆し、こ
の粘着剤によりガラス板を貼り付けて一枚の板8
とすることが開示されている。又、このガラス板
に代え、透明フイルムを粘着剤で貼り付けするこ
とも開示されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、粘着剤によりガラス板や透明フイル
ムを貼り付ける場合、導電性インクの厚みによつ
ては、透明バリア7とガラス板又は透明フイルム
との間を、粘着剤と導電性インクとで空気が入ら
ないように密着させるのが困難な場合とか、密着
させても粘着剤と導電性インクとの境界で粘着剤
の透明性が乱れ、可視性に不足を来す場合があ
る。
〈課題を解決するための手段〉 そこで本考案は、透明バリアに導電性インクを
網目状等の多数の孔15を備えた印刷パターンに
より印刷してなる電子レンジの扉体用のシールド
体において、次の構成を備えたものを提供するこ
とにより上記課題を解決する。本考案の電子レン
ジの扉体用のシールド体は、透明の樹脂フイルム
11と導電性インク12と樹脂フイルム11より
厚みの大きな透明の樹脂板部13とから構成され
る。そしてこの樹脂フイルム11に導電性インク
12が印刷されると共に、この印刷面を内部に配
して樹脂板部13がインサート成形により形成さ
れることにより、このシールド体が、一方の面に
樹脂フイルム11を、他方の面に樹脂板部13
を、さらに両者の内部に導電性インク12を有す
る一枚の樹脂板14とされたものである。
〈作用〉 本考案においては、樹脂フイルム11に導電性
インク12が印刷されると共に、この印刷面を内
部に配して樹脂板部13がインサート成形により
形成されることにより、樹脂板部13の樹脂素材
が、導電性インク12の孔15内にも入り込み、
樹脂フイルム11と一体化する。従つて、従来の
ように、フイルムとガラス板等の接着工程が不要
となることはもちろん、導電性インク12の厚み
の如何にかかわらず、樹脂フイルム11と樹脂板
13との間に空気が入つたり或いは粘着剤によつ
て透明性が乱れることなく、両者11,13は、
内部に導電性インク12を配した状態で、完全に
一体化した一枚の樹脂板14となる。
〈実施例〉 以下図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
第5図は実施例の電波シールド体の拡大断面図
であり、このシールド体は、透明の樹脂フイルム
11と、導電性インク12と、透明の樹脂板部1
3とから構成された一枚の樹脂板14からなる。
導電性インク12は、シルクスクリーン印刷法
等の公知の方法で透明の樹脂フイルム11の片面
に印刷される(第6図)。導電性のインク12は
市販されているものから適宜選択すれば良く、帯
電流量を増加させるためにニツケル等の金属の微
粉末をインクに混入しても良い。この導電性イン
ク12の印刷パターンは網目状等、自由に選択し
得るが、のぞき窓の可視性を得るために、網目状
等に多数の孔15が必要となる。
次に、透明の樹脂板部13は、樹脂フイルム1
1よりその厚みが大きく、インサート成形によつ
て導電性インク12の印刷面側に形成される。即
ち、導電性インク12を印刷した樹脂フイルム1
1を、射出成形等の型内にインサートし、樹脂板
部13の成形を行う。これにより、樹脂板部13
の樹脂素材は、導電性インク12の孔15内にも
入り込み、樹脂フイルム11と一体化する。従つ
て、従来のように、フイルムとガラス板等の接着
工程が不要となることはもちろん、導電性インク
12の厚み如何にかかわらず、樹脂フイルム11
と樹脂板13との間に空気が入つたり或いは粘着
剤によつて透明性が乱れるといつたこともなく、
両者11,13は、内部に導電性インク12を配
した状態で、完全に一体化した一枚の樹脂板14
となる。しかも、粘着剤による接着に比して、両
者11,13の剥離も生じ難い。
〈考案の効果〉 本考案の電子レンジの電波シールド体において
は、樹脂板部13の樹脂素材が、導電性インク1
2の孔15内にも入り込み、樹脂フイルム11と
一体化するため、両者11,13は、内部に導電
性インク12を配した状態で、完全に一体化した
一枚の樹脂板14となつているものである。従つ
て、両者11,13の接着工程が不要となること
はもちろん、導電性インク12の厚み如何にかか
わらず、樹脂フイルム11と樹脂板13との間に
空気が入つたり或いは粘着剤によつて透明性が乱
れるといつた従来のこの種の電子レンジの電波シ
ールド体の問題を解決し得たものである。しか
も、粘着剤による接着に比して、両者11,13
の剥離も生じ難く耐久性も向上する。
本考案は以上のような効果を有する有用かつ実
用的な電子レンジの電波シールド体を提供し得た
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子レンジの側断面図、第2図
乃至第4図は従来の電波シールド体を示すもの
で、第2図は第1図の要部拡大斜視図、第3図、
第4図は第2図に対応する従来の電波シールド体
の拡大斜視図、第5図は本考案の一実施例の電波
シールド体の拡大断面図、第6図は同電波シール
ド体の製造工程を示す拡大断面図である。 11……樹脂フイルム、12……導電性イン
ク、13……樹脂板部、14……樹脂板、15…
…孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透明バリアに導電性インクを網目状等の多数の
    孔を備えた印刷パターンにより印刷してなる電子
    レンジの扉体用のシールド体において、このシー
    ルド体が、透明の樹脂フイルム11と導電性イン
    ク12と樹脂フイルム11より厚みの大きな透明
    の樹脂板部13とから構成され、樹脂フイルム1
    1に導電性インク12が印刷されると共に、この
    印刷面を内部に配して樹脂板部13がインサート
    成形により形成されることにより、このシールド
    体が、一方の面に樹脂フイルム11を、他方の面
    に樹脂板部13を、さらに両者の内部に導電性イ
    ンク12を有する一枚の樹脂板14とされたもの
    であることを特徴とする電子レンジの電波シール
    ド体。
JP1986021592U 1986-02-17 1986-02-17 Expired JPH0132318Y2 (ja)

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JP1986021592U JPH0132318Y2 (ja) 1986-02-17 1986-02-17

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JP1986021592U JPH0132318Y2 (ja) 1986-02-17 1986-02-17

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JPS62133399U JPS62133399U (ja) 1987-08-22
JPH0132318Y2 true JPH0132318Y2 (ja) 1989-10-03

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ID=30818172

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5336050A (en) * 1976-09-13 1978-04-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd High frequency heater
JPS54105349A (en) * 1978-02-03 1979-08-18 Sharp Corp Door of high-frequency heating device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5336050A (en) * 1976-09-13 1978-04-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd High frequency heater
JPS54105349A (en) * 1978-02-03 1979-08-18 Sharp Corp Door of high-frequency heating device

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JPS62133399U (ja) 1987-08-22

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