JPH0132245B2 - - Google Patents

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JPH0132245B2
JPH0132245B2 JP2806581A JP2806581A JPH0132245B2 JP H0132245 B2 JPH0132245 B2 JP H0132245B2 JP 2806581 A JP2806581 A JP 2806581A JP 2806581 A JP2806581 A JP 2806581A JP H0132245 B2 JPH0132245 B2 JP H0132245B2
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JP
Japan
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ethylene
polymerization
prepolymerization
hydrocarbon
catalyst
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JP2806581A
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Tooru Tanaka
Eiji Tanaka
Nobuo Enokido
Seiji Yoshida
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はエチレン又はエチレンと炭素数3以上
のα―オレフインを100℃以下の温度で重合又は
共重合して密度0.90ないし0.97g/cm3の重合体又
は共重合体を製造する方法に関する。 一般にチグラー触媒を用いてスラリー重合法で
高密度ポリエチレンや、中・低密度ポリエチレン
を製造する場合、触媒を予備処理なしに直接、重
合系内に導入しポリエチレン又はエチレン共重合
体を製造する時、以下のような問題が生ずる。 (1) 良好なスラリー性状を有するポリエチレン又
はエチレン共重合体が得られにくい。特に生産
性に関連した高い嵩密度を有するスラリーが得
にくい。この傾向はエチレン共重合体を製造す
る場合、特に顕著で、より低密度のエチレン共
重合体を製造する場合嵩密度の低下が大きい。 (2) 重合溶媒に低分子量ポリエチレンや共重合体
が溶解又は膨潤しやすく、重合液の粘度上昇や
重合器壁への付着が生じ長期連続運転が不可能
となつたり、著しく生産性を低下させる。 (3) 触媒成分が重合溶媒に可溶化し、ヒゲ状ポリ
エチレンの生成や、重合器壁へ付着がおこり長
期連続運転の妨げとなる。 本発明者等は上記問題点を改善すべく、スラリ
ー重合法におけるポリエチレン又はエチレン共重
合体の製造検討を実施した結果、 エチレン又はエチレンと炭素数3以上のα―オ
レフインを100℃以下の温度で重合又は共重合し
て、密度0.90ないし0.97g/cm3のポリエチレン又
はエチレン共重合体を製造する方法において、特
定の触媒を用いると共に、該重合又は共重合に先
立つて触媒1g当り1ないし100gのエチレン又
は炭素数3以上のα―オレフイン又はエチレンと
炭素数3以上のα―オレフインを予め前重合させ
ておき、しかる後に該重合又は共重合を行うこと
により目的とする、重合器壁への付着防止や高い
嵩密度を有するポリエチレン又はエチレン共重合
体の製造を可能とし、高い生産性のもとに長期安
定連続運転によるポリエチレン又はエチレン共重
合体の製造を達成した。 すなわち、本発明の要旨は、一般式Mg(OR2
mX2 2-n(式中、R2はアルキル、アリール又はシク
ロアルキル基を示し、X2はハロゲン原子を示し、
mは1又は2である)で表わされる化合物及び一
般式Ti(OR3)nX3 4-o(式中、R3はアルキル、アリ
ール又はシクロアルキル基を示し、X3はハロゲ
ン原子を示し、nは1,2又は3である)で表わ
される化合物を含む均一な炭化水素溶液を、一般
式AlR1 lX1 3-l(式中、R1はアルキル、アリール又は
シクロアルキル基を示し、X1はハロゲン原子を
示し、lは1≦l≦2の数を示す。)で表わされ
る有機ハロゲン化アルミニウム化合物で処理して
得られる炭化水素不溶性固体触媒と有機アルミニ
ウム化合物とを組み合せてなる触媒系を用いてエ
チレン又はエチレンと炭素数3以上のα―オレフ
インを100℃以下の温度で重合又は共重合する方
法において、該重合又は共重合に先立つて該固体
触媒1g当り、1ないし100gのエチレン又は炭
素数3以上のα―オレフイン又はエチレンと炭素
数3以上のα―オレフインを前重合させておき、
しかる後に該重合又は共重合をおこなうことを特
徴とするオレフインの重合方法に存する。 更に本発明を詳細に説明するに、マグネシウム
化合物としては一般式Mg(OR2)mX2 2-n(式中R2
はアルキル、アリール又はシクロアルキル基を示
し、X2はハロゲン原子を示し、mは1又は2で
ある)で表わされる化合物が使用される。具体的
にはR2がメチル、エチル、プロピル、ブチル、
ペンチル、ヘキシル、オクチル、フエニル、トリ
ル、キシリル、シクロヘキシル等の炭素数15程度
までのアルキル、アリール、シクロアルキル基で
あり、X2が塩素、臭素又はヨウ素であるような
化合物、例えばジメトキシマグネシウム、ジエト
キシマグネシウム、エトキシマグネシウムクロラ
イド、ジフエノキシマグネシウム等が挙げられ
る。このうち一般式中のmが2であるような化合
物が好ましい。中でもジエトキシマグネシウムが
最適である。 一方チタン化合物としては一般式Ti(OR3
nX3 4-o(式中、R3はアルキル、アリール又はシク
ロアルキル基を示し、X3はハロゲン原子を示し、
nは1、2又は3である。)で表わされる化合物
が使用される。R3、X3としては上記R2、X2で例
示したものが同様に挙げられ、具体的にはnが2
の化合物としてはジエトキシジクロルチタン、ジ
n―プロポキシジクロルチタン、ジn―ブトキシ
ジクロルチタン等;nが3であるような化合物と
してはトリエトキシモノクロルチタン、トリn―
プロポキシモノクロルチタン、トリn―ブトキシ
モノクロルチタン等;nが1であるような化合物
としてはエトキシトリクロルチタン、n―プロポ
キシトリクロルチタン、n―ブトキシトリクロル
チタンが挙げられる。このうちnが3又は2のも
の、とくにnが3のものが好ましい。中でもトリ
n―ブトキシモノクロルチタンが最適である。 本発明方法においては先ず上述のようなマグネ
シウム化合物及びチタン化合物を含む均一な炭化
水素溶液を調製する。溶媒として使用される炭化
水素としてはヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化
水素、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素なども
使用しうるが、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素がとくに好ましい。炭化水素溶
液を調製するには、マグネシウム化合物、チタン
化合物を予め混合し、均一な液状物を調製してお
くことが好ましい。均一な液状物は用いる化合物
の種類によつては上記二成分を単に混合し、加温
することによつて達成しうるが均一な液状物が生
成し難い場合にはアルコールを存在させることが
好ましい。アルコールとしてはエチルアルコー
ル、n―プロピルアルコール、n―ブチルアルコ
ール、n―ペンチルアルコール、n―オクチルア
ルコール等が挙げられる。二成分の混合順序には
特に制限はなく任意でよい。そして混合後好まし
くは100℃〜170℃に加温すれば均一な液状物もし
くは均一なアルコール溶液が得られる。 次いで炭化水素溶媒を加えて炭化水素溶液とす
る。 本発明方法においては、上記のようにして得ら
れた炭化水素溶液を一般式AlR1 lX1 3-l(式中、R1
アルキル、アリールまたはシクロアルキル基を示
しX1はハロゲン原子を示し、lは1≦l≦2の
数を示す。)で表わされる有機ハロゲン化アルミ
ニウム化合物で処理して、炭化水素不溶の固体を
調製する。有機ハロゲン化アルミニウム化合物の
一般式R1、X1としては先にR2、X2で例示したも
のが同様に挙げられる。具体例としてはメチルア
ルミニウムジクロライド、メチルアルミニウムセ
スキクロライド、ジメチルアルミニウムモノクロ
ライド、エチルアルミニウムジクロライド、エチ
ルアルミニウムセスキクロライド、ジエチルアル
ミニウムモノクロライド、イソブチルアルミニウ
ムジクロライド、イソブチルアルミニウムセスキ
クロライド、ジイソブチルアルミニウムモノクロ
ライド等が挙げられる。特にエチルアルミニウム
ジクロライド、エチルアルミニウムセスキクロラ
イド、ジエチルアルミニウムモノクロライドが好
ましく、中でもエチルアルミニウムセスキクロラ
イドが最も好ましい結果を与える。有機ハロゲン
化アルミニウム化合物処理は均一な炭化水素溶液
に有機ハロゲン化アルミニウム化合物を添加し、
好ましくは20〜100℃の温度で反応させればよく、
炭化水素不溶性固体触媒が得られるので、固体を
分解し、炭化水素溶媒で洗浄すればよい。しかし
て、各成分の使用量は、各成分の一般式中のX1
X2、OR2、OR3、MgおよびTiのモル比で、次の
式を満足するような割合で選ばれ、この範囲内で
高活性な触媒が得られる。 1≦Mg/Ti≦4 好ましくは 2≦Mg/Ti≦3 1≦X1+X2+X3/OR2+OR3≦4 好まししくは 1.5≦X1+X2+X3/OR2+OR3≦3 次に本発明方法で共触媒として用いられる有機
アルミニウム化合物としては例えば一般式AlR4 p
X4 3-p(式中、R4はアルキル、アリール又はシクロ
アルキル基を示し、X4はハロゲン原子を示し、
pは1〜3の数を示す。)で表わされる化合物が
挙げられる。R4、X4としてはR2、X2として例示
したようなものが挙げられる。具体的にはトリエ
チルアルミニウム、トリn―プロピルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウムなどのトリアル
キルアルミニウム、ジエチルアルミニウムモノク
ロライドなどが挙げられる。 本発明方法では前記した触媒を使用し、前重合
を行う。前重合に使用される炭化水素溶媒として
は、脂肪族炭化水素溶媒具体的にはプロパン、イ
ソブタン、ノルマルブタン、ノルマルペンタン、
ノルマルヘキサン、ノルマルオクタン等又はこれ
らの混合物、シクロペンタン、シクロヘキサン等
の脂環族炭化水素溶媒などが挙げられるが、中で
も炭素4ないし6の脂肪族炭化水素溶媒が好まし
い。 前重合に使用されるモノマーとしては、エチレ
ン又は炭素数3以上のα―オレフイン又はエチレ
ンと炭素数3以上のα―オレフインとの混合物が
挙げられる。炭素数3以上のα―オレフインとし
てはプロピレン、1―ブテン、1―ペンテン、1
―ヘキセン、1―オクテン、1―デセン等が挙げ
られるが特にプロピレン、1―ブテン、1―ペン
テン、1―ヘキセンが好ましい。 本発明方法において、前重合に使用される触媒
系を構成する炭化水素不溶性固体触媒と有機アル
ミニウム化合物の使用割合は通常Al/Tiの原子
比で0.001ないし100、好ましくは0.01ないし50、
更に好ましくは0.1ないし10の範囲である。有機
アルミニウム化合物の使用割合が前記の範囲以外
では前重合活性が低すぎたり、本重合における重
合活性が低下し、好ましくない。 前重合における重合量は触媒系を構成する炭化
水素不溶性固体触媒1g当り1ないし200g好ま
しくは1ないし100g更に好ましくは、5ないし
50gである。前重合量が少なすぎる場合にはその
効果が認められず、また前重合量が多すぎる場合
には生成ポリエチレン又はエチレン共重合体中に
フイツシユアイが発生し、好ましくない。 前重合における温度、圧力、時間、モノマーフ
イード速度、触媒濃度、水素のような分子量調節
剤の有無、前重合後の前重合触媒の洗浄の有無等
は特に制限はないが、重合温度は通常−40℃ない
し100℃好ましくは0℃ないし90℃の範囲である。
圧力は50気圧以下、重合時間は数分ないし数時間
でよいが、通常は前重合量が少量で良いので高
圧、長時間は必要としない。又前重合に際して水
素のような分子量調節剤の添加は生成ポリエチレ
ン又はエチレン共重合体の均一性を良くし、前重
合触媒の洗浄は本重合時の重合反応器へのポリマ
ー付着等を防止する上で有効である。 かくして調製した前重合触媒を使用してエチレ
ン又はエチレンと炭素数3以上のα―オレフイン
を100℃以下の温度で重合又は共重合して密度
0.90ないし0.97g/cm3の重合体または共重合体を
製造することができる。 本重合に使用される炭素数3以上のα―オレフ
インとしてはプロピレン、1―ブテン、1―ペン
テン、1―ヘキセン、1―オクテン、1―デセン
等が挙げられる。またこれらを混合して共重合さ
せることも出来る。中でも本発明はエチレン単独
重合体又は使用するα―オレフインの種類によつ
ても異るが30重量%以下好ましくは20重量%以下
のα―オレフインを含むエチレン共重合体の製造
に適している。 本重合に使用される炭化水素溶媒としては、脂
肪族炭化水素溶媒、具体的にはプロパン、イソブ
タン、ノルマルブタン、ノルマルペンタン、ノル
マルヘキサン、ノルマルオクタン等又はこれらの
混合物、シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂
環族炭化水素溶媒などが挙げられるが中でも炭素
数4ないし6の脂肪族炭化水素が好ましい。 本重合反応において、前重合触媒と有機アルミ
ニウム化合物の使用割合は通常Al/Tiの原子比
で0.01ないし100好ましくは0.1ないし50、更に好
ましくは1ないし20の範囲で使用される。本重合
反応は通常、常温ないし100℃の範囲で、好まし
くは40ないし90℃の範囲内から、また重合圧力は
常温ないし100気圧の範囲内から選ばれる。 また本発明方法においては重合反応帯域に水素
を存在させた場合、水素による分子量調節効果が
大きく、容易に目的の分子量の重合体を得ること
ができる。 尚、前重合と本重合のその他の条件は種々変更
して前記の利点が最も有効に得られるよう選ぶこ
とができる。 例えば
【表】 本発明のように、オレフイン重合用の触媒成分
をオレフインの重合に先だち、オレフインで予備
処理あるいは前重合することはしばしば行われる
が、本発明方法を用いるとその得られる利点が工
業的に著るしく大きなものになるのである。また
本発明は気相重合その他重合体が固態状で生成し
てくる重合方法にはいずれの方法にも有効に使用
することができる。 例えば気相重合に応用した場合、本願に於ける
オレフイン類による溶媒中での前重合のあと、該
溶媒を除き、得られた前重合済みの触媒成分を本
重合に使用したり、あるいは該溶媒中の懸濁液と
して本重合に使用したり種々の方法が考えられ
る。 尚、実施例中、触媒の重合活性Kは、K=(g
ポリマー)/(g・固体触媒)(hr)(Kg/cm2オレ
フイン圧)で表わし、チタン当りの重合活性KTi
はKTi=(gポリマー)/(g・Ti)(hr)(Kg/cm2
オレフイン圧)で表わした。また、メルトインデ
ツクスはASTM.D.1238.57Tに基づき190℃で2.16
Kg荷重で測定しMIで表わした。更に、分子量分
布の尺度としての流出量比(以下FRと略す)は
溶融粘度の剪断応力依存性を示す値で、ASTM.
D.1238.57Tに準じ、剪断応力106dyne/cm2及び
105dyne/cm2において測定したメルトインデツク
スの比をもつて表わされ、FRが大であれば分子
量分布は広く、小であれば狭いとされている。ま
た、第1図は、本発明に含まれる技術内容の理解
を助けるためのフローチヤート図であり、本発明
はその要旨を逸脱しない限り、フローチヤート図
によつて何ら制約を受けるものではない。 実施例 1〜4 マグネシウムジエチラート20mmol、トリノル
マルブトキシモノクロルチタン10mmol及び精製
ノルマルブタノール10mmolを混合し、140℃に
て4時間撹拌し均一なアルコール溶液としたのち
60℃まで冷却後精製ベンゼン150mlを加え均一溶
液とした。次いで60℃にてエチルアルミニウムセ
スキクロライド100mmolを滴下した後65℃で1
時間撹拌した。 生成した沈澱を精製ノルマルヘキサンで洗浄後
乾燥し固体粉末を得た。 つぎにオートクレーブに所定量の精製ノルマル
ヘキサン、上記固体粉末を仕込み、所定温度に保
持した。 次いで水素を0.5Kg/cm2導入し、所定量のトリ
エチルアルミニウムをエチレンと共に導入し、エ
チレン圧を0ないし0.5Kg/cm2の範囲内で30分間
前重合を行つた後、精製窒素でエチレンを置換し
前重合を停止した。 次いで精製ノルマルヘキサンにて前重合触媒を
洗浄後、予め精製窒素で置換した2lオートクレー
ブに精製ノルマルヘキサン1000mlを採取し上記前
重合触媒を炭化水素不溶性固体に換算して5mg仕
込んだ。90℃に昇温後、水素を1.5Kg/cm2まで導
入し、トリエチルアルミニウム0.08mmolをエチ
レンと共に導入し全圧5Kg/cm2にした。エチレン
の導入と共にエチレンの吸収が見られるが、全圧
を5Kg/cm2に保つようエチレンを追加導入し1時
間後にエタノールを圧入し重合停止した。得られ
た結果を表―1に示した。 実施例 5 実施例2の前重合触媒を予め精製窒素で置換し
た2lオートクレーブに精製混合ブタン(イソブタ
ン41.1%、ノルマルブタン56.1%、プロパン1.9
%、ペンタン0.9%)750mlと上記前重合触媒を炭
化水素不溶性固体に換算して5mg仕込んだ。80℃
に昇温後、水素1.0Kg/cm2まで導入し、トリエチ
ルアルミニウム0.08mmolと1―ブテン20gをエ
チレンと共に導入し、全圧13Kg/cm2にした。1―
ブテンとエチレンを導入すると共にエチレンの吸
収が見られるが全圧を13Kg/cm2に保つようエチレ
ンを追加導入すると共に1―ブテンの消費量も追
加導入し1時間後にエタノールを圧入し重合停止
した。得られた結果を表―2に示した。 実施例 6〜9 実施例1〜4で製造した触媒を用い、実施例6
では、プロピレン実施例7では1―ブテン、実施
例8では1―ヘキセン、実施例9ではエチレンと
1―ブテンの混合物のα―オレフインを表―2に
示す条件下で実施例1〜4に示す前重合手順にて
前重合を行つた。 次いで実施例5と全く同一処法にてエチレン―
1―ブテン共重合を行つた結果を表―2に示し
た。
【表】
【表】
【表】
【表】 実施例 10 予め精製窒素で置換した2lオートクレーブに精
製混合ブタン600mlと実施例2の前重合触媒を炭
化水素不溶性固体に換算して4mg仕込んだ。 80℃に昇温後、水素0.7Kg/cm2まで導入し、ト
リエチルアルミニウム0.064mmolと1―ヘキセン
54gをエチレンと共に導入し、全圧を14Kg/cm2
した。1―ヘキセンとエチレンを導入すると共に
エチレンの吸収が見られるが全圧を14Kg/cm2に保
つようエチレンを追加導入すると共に1―ヘキセ
ンの消費量も追加導入し、1時間後にエタノール
を圧入し重合を停止した。 重合活性Kは38000gポリマー/gcat・hr・エ
チレン圧、MIは0.75g/10min、FRは23倍、ρ
は0.917g/cm3、G.W.(グリスワツクス、80℃ブ
タン抽出分)2.4重量%、嵩密度0.35g/cm3であ
つた。 比較例 1 予め精製窒素で置換した2lオートクレーブに実
施例1で得た炭化水素不溶性固体5mgを前重合す
ることなく5mg仕込み、次いで精製ノルマルヘキ
サン1000mlを仕込んだ。 90℃に昇温後、水素を1.5Kg/cm2まで導入し、
トリエチルアルミニウム0.08mmolをエチレンと
共に導入し、全圧5Kg/cm2にした。エチレンの導
入と共にエチレンの吸収が見られるが全圧を5
Kg/cm2に保つようエチレンを追加導入し1時間後
にエタノールを圧入し重合停止した結果、 K=20100gポリマー/gcat・hr・エチレン
圧、MI=0.35g/10min、FR=23倍、密度0.966
g/cm3、嵩密度=0.35g/cm3であつた。 比較例 2 予め精製窒素で置換した2lオートクレーブに精
製混合ブタン(イソブタン41.1%、ノルマルブタ
ン56.1%プロパン1.9%、ペンタン0.9%)750mlと
実施例1で得た炭化水素不溶性固体5mgを前重合
することなく仕込んだ。 80℃に昇温後、水素1.0Kg/cm2まで導入し、ト
リエチルアルミニウム0.08mmolと1―ブテン20
gをエチレンと共に導入し、全圧13Kg/cm2にし
た。1―ブテンとエチレンを導入すると共にエチ
レンの吸収が見られるが全圧を13Kg/cm2に保つよ
うにエチレンを追加導入すると共に1―ブテンの
消費量も追加導入し1時間後にエタノールを圧入
し重合停止した結果、 K=38900gポリマー/gcat・hr・エチレン
圧、M=0.90g/10min、FR=22倍、密度0.920
g/cm3、嵩密度0.34g/cm3であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一態様を示すフローチヤー
ト図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一般式Mg(OR2)mX2 2-n(式中、R2はアルキ
    ル、アリール又はシクロアルキル基を示し、X2
    はハロゲン原子を示し、mは1又は2である)で
    表わされる化合物及び一般式Ti(OR3)nX3 4-o(式
    中、R3はアルキル、アリール又はシクロアルキ
    ル基を示し、X3はハロゲン原子を示し、nは1、
    2又は3である)で表わされる化合物を含む均一
    な炭化水素溶液を、一般式AlR1 lX1 3-l(式中、R1
    アルキル、アリール又はシクロアルキル基を示
    し、X1はハロゲン原子を示し、lは1≦l≦2
    の数を示す。)で表わされる有機ハロゲン化アル
    ミニウム化合物で処理して得られる炭化水素不溶
    性固体触媒と有機アルミニウム化合物とを組み合
    せてなる触媒系を用いてエチレン又はエチレンと
    炭素数3以上のα―オレフインを100℃以下の温
    度で重合又は共重合する方法において、該重合又
    は共重合に先立つて該固体触媒1g当り、1ない
    し100gのエチレン又は炭素数3以上のα―オレ
    フイン又はエチレンと炭素数3以上のα―オレフ
    インを前重合させておき、しかる後に該重合又は
    共重合をおこなうことを特徴とするオレフインの
    重合方法。
JP2806581A 1981-02-27 1981-02-27 Polymerization of olefin Granted JPS57141407A (en)

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JPS59204603A (ja) * 1983-05-06 1984-11-20 Mitsubishi Chem Ind Ltd ポリエチレンの製造方法

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