JPH0132175Y2 - - Google Patents
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- JPH0132175Y2 JPH0132175Y2 JP2400782U JP2400782U JPH0132175Y2 JP H0132175 Y2 JPH0132175 Y2 JP H0132175Y2 JP 2400782 U JP2400782 U JP 2400782U JP 2400782 U JP2400782 U JP 2400782U JP H0132175 Y2 JPH0132175 Y2 JP H0132175Y2
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- legs
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- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 3
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
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- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、簡単な構成を有する緩衝部材を用い
て対物レンズを互いに異なる2方向に移動せしめ
るようにされた、対物レンズ2次元駆動装置に関
する。
て対物レンズを互いに異なる2方向に移動せしめ
るようにされた、対物レンズ2次元駆動装置に関
する。
一般に、光学式デイスクの再生装置において
は、半導体レーザや気体レーザ等のレーザ光源か
らのレーザ光ビームを用いて、デイスクの信号ト
ラツクに記録されたオーデイオ信号やビデオ信号
等の読取りを行うに際し、この信号読取りを正確
に行うべく、レーザ光源からのレーザ光ビームを
デイスクに適正な集束状態で入射せしめる為のフ
オーカス制御と、レーザ光ビームをデイスクの信
号トラツクに追従させる為のトラツキング制御と
が行われる必要がある。斯かるフオーカス制御及
びトラツキング制御は、例えば、レーザ光源から
のレーザ光ビームをデイスクに入射せしめる対物
レンズを、2次元駆動装置により互いに異なる2
方向に移動せしめることによつてなされる。この
場合、例えば対物レンズを被駆動部材を構成する
コイルボビンに固着し、このコイルボビンにフオ
ーカス制御コイルとトラツキング制御コイルを巻
装して、これらを固定部材側に形成される磁気ギ
ヤツプ中に配し、このフオーカス制御コイルにフ
オーカスエラー信号にもとずくフオーカス制御用
駆動信号を供給して、対物レンズをデイスクに対
して近接もしくは離隔するよう移動せしめる事に
よつてフオーカス制御が行われ、また、トラツキ
ング制御コイルにトラツキングエラー信号にもと
ずくトラツキング制御用駆動信号を供給して、対
物レンズをデイスクの信号トラツクを横切る方向
に移動せしめる事によつてトラツキング制御が行
われる。
は、半導体レーザや気体レーザ等のレーザ光源か
らのレーザ光ビームを用いて、デイスクの信号ト
ラツクに記録されたオーデイオ信号やビデオ信号
等の読取りを行うに際し、この信号読取りを正確
に行うべく、レーザ光源からのレーザ光ビームを
デイスクに適正な集束状態で入射せしめる為のフ
オーカス制御と、レーザ光ビームをデイスクの信
号トラツクに追従させる為のトラツキング制御と
が行われる必要がある。斯かるフオーカス制御及
びトラツキング制御は、例えば、レーザ光源から
のレーザ光ビームをデイスクに入射せしめる対物
レンズを、2次元駆動装置により互いに異なる2
方向に移動せしめることによつてなされる。この
場合、例えば対物レンズを被駆動部材を構成する
コイルボビンに固着し、このコイルボビンにフオ
ーカス制御コイルとトラツキング制御コイルを巻
装して、これらを固定部材側に形成される磁気ギ
ヤツプ中に配し、このフオーカス制御コイルにフ
オーカスエラー信号にもとずくフオーカス制御用
駆動信号を供給して、対物レンズをデイスクに対
して近接もしくは離隔するよう移動せしめる事に
よつてフオーカス制御が行われ、また、トラツキ
ング制御コイルにトラツキングエラー信号にもと
ずくトラツキング制御用駆動信号を供給して、対
物レンズをデイスクの信号トラツクを横切る方向
に移動せしめる事によつてトラツキング制御が行
われる。
そして、この様な対物レンズ2次元駆動装置に
おいては、対物レンズが固着される被駆動部が、
固定部に緩衝部材を介して弾力的に支持される必
要がある。この緩衝部材としては、通常、フオー
カス制御方向に移動自在なフオーカス制御用の第
1の緩衝部材と、トラツキング制御方向に移動自
在なトラツキング制御用の第2の緩衝部材との2
つの緩衝部材が用いられるが、斯かる場合、対物
レンズ2次元駆動装置の構造が複雑化すると共に
部品点数が増えて組立て工数が増加する不都合が
ある。また、フオーカス制御方向とトラツキング
制御方向との2つの方向に移動可能な板ばねが緩
衝部材として用いられることもあるが、この板ば
ねはその長さが必然的に大となり、対物レンズ2
次元駆動装置の大形化を招く欠点を生じ、そのう
え板厚に応じてあるいは傷によつてばね常数が変
動するので、品質管理を厳格に行わなければなら
ず、これに伴なう工数増加を伴なうことになる。
更に、斯かる板ばねの代りに、うずまき状のばね
を用いることも行われるが、構造の複雑化がさけ
られず、組立て工数が増える欠点がある。
おいては、対物レンズが固着される被駆動部が、
固定部に緩衝部材を介して弾力的に支持される必
要がある。この緩衝部材としては、通常、フオー
カス制御方向に移動自在なフオーカス制御用の第
1の緩衝部材と、トラツキング制御方向に移動自
在なトラツキング制御用の第2の緩衝部材との2
つの緩衝部材が用いられるが、斯かる場合、対物
レンズ2次元駆動装置の構造が複雑化すると共に
部品点数が増えて組立て工数が増加する不都合が
ある。また、フオーカス制御方向とトラツキング
制御方向との2つの方向に移動可能な板ばねが緩
衝部材として用いられることもあるが、この板ば
ねはその長さが必然的に大となり、対物レンズ2
次元駆動装置の大形化を招く欠点を生じ、そのう
え板厚に応じてあるいは傷によつてばね常数が変
動するので、品質管理を厳格に行わなければなら
ず、これに伴なう工数増加を伴なうことになる。
更に、斯かる板ばねの代りに、うずまき状のばね
を用いることも行われるが、構造の複雑化がさけ
られず、組立て工数が増える欠点がある。
本考案は、上述の様な不都合や欠点に鑑みてな
されたもので、その目的は、全体の大形化をまね
くことなく、1つの部材で互いに異なる2方向に
おける移動部材に対する充分な緩衝動作が行え、
しかも、小形軽量で構成簡単な緩衝部材を備えた
対物レンズ2次元駆動装置を提供することにあ
る。
されたもので、その目的は、全体の大形化をまね
くことなく、1つの部材で互いに異なる2方向に
おける移動部材に対する充分な緩衝動作が行え、
しかも、小形軽量で構成簡単な緩衝部材を備えた
対物レンズ2次元駆動装置を提供することにあ
る。
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第1図から第3図は、夫々、本考案に係る対物
レンズ2次元駆動装置の一例を示す図で、第1図
は平面図、第2図は第1図の−線断面図、第
3図は第1図の−線断面図である。各図にお
いて、1は非磁性体で製された支持部材で被駆動
部を形成している。この支持部材1の中心軸上に
は、その軸方向に貫通された中心孔2が設けられ
ている。また、支持部材1の外周面にはフオーカ
ス制御コイル3が中心孔2を中心とする環を形成
して巻装され、このフオーカス制御コイル3に密
接して、2組のトラツキング制御コイル4A,4
Bが設けられている。このトラツキング制御コイ
ル4A,4Bの夫々は、その巻回軸方向がフオー
カス制御コイル3の巻回軸方向と直交しており、
支持部材1の外周面上に配された計4個の環を形
成している。更に、支持部材1の周辺部には、中
心孔2に並行する孔5が設けられ、この孔5内に
は、筒状の取付け部材6を介して対物レンズ7が
取り付けられている。この様に構成された支持部
材1は、磁性体で製された固定部8の中央部に立
設された軸9に中心孔2が嵌装されて、回動自
在、かつ、摺動自在に支持されている。
レンズ2次元駆動装置の一例を示す図で、第1図
は平面図、第2図は第1図の−線断面図、第
3図は第1図の−線断面図である。各図にお
いて、1は非磁性体で製された支持部材で被駆動
部を形成している。この支持部材1の中心軸上に
は、その軸方向に貫通された中心孔2が設けられ
ている。また、支持部材1の外周面にはフオーカ
ス制御コイル3が中心孔2を中心とする環を形成
して巻装され、このフオーカス制御コイル3に密
接して、2組のトラツキング制御コイル4A,4
Bが設けられている。このトラツキング制御コイ
ル4A,4Bの夫々は、その巻回軸方向がフオー
カス制御コイル3の巻回軸方向と直交しており、
支持部材1の外周面上に配された計4個の環を形
成している。更に、支持部材1の周辺部には、中
心孔2に並行する孔5が設けられ、この孔5内に
は、筒状の取付け部材6を介して対物レンズ7が
取り付けられている。この様に構成された支持部
材1は、磁性体で製された固定部8の中央部に立
設された軸9に中心孔2が嵌装されて、回動自
在、かつ、摺動自在に支持されている。
ここで、支持部材1と固定部8との間には、緩
衝部材10が支持部材1に設けられた取付け部と
固定部8に設けられた取付け部とに取付けられ、
支持部材1が固定部8に緩衝部材10を介して弾
力的に支持されている。この緩衝部材10として
は、例えば、弾性材料である板状のゴム材を、第
4図に示す如くの形状に打抜き加工する事によつ
て得られる、極めて簡単な構成のものが用いられ
る。第4図に示す緩衝部材20は、夫々の一端が
互いに結合されて連結部21を形成し、また、
夫々の他端が3方向に延びる3個の脚部22,2
3,24を備えている。そして、中央の脚部23
の他端は取付け部とされ、所定の取付け部に係合
する孔25が設けられている。また、両側の脚部
22,24の夫々の他端も取付け部とされ、所定
の取付け部に係合する孔26,27が設けられて
いる。
衝部材10が支持部材1に設けられた取付け部と
固定部8に設けられた取付け部とに取付けられ、
支持部材1が固定部8に緩衝部材10を介して弾
力的に支持されている。この緩衝部材10として
は、例えば、弾性材料である板状のゴム材を、第
4図に示す如くの形状に打抜き加工する事によつ
て得られる、極めて簡単な構成のものが用いられ
る。第4図に示す緩衝部材20は、夫々の一端が
互いに結合されて連結部21を形成し、また、
夫々の他端が3方向に延びる3個の脚部22,2
3,24を備えている。そして、中央の脚部23
の他端は取付け部とされ、所定の取付け部に係合
する孔25が設けられている。また、両側の脚部
22,24の夫々の他端も取付け部とされ、所定
の取付け部に係合する孔26,27が設けられて
いる。
この様に構成された緩衝部材20が用いられる
場合には、第5図に詳細に示す様にして、支持部
材1と固定部8との間に取り付けられる。即ち、
支持部材1に立設されたピン1′の先端部が脚部
23の端部に形成された孔25に挿入され、この
ピン1′の頭部に固定リング28が圧入されて、
ピン1′と固定リング28との間に脚部23の端
部が挾持される様にされる。また、固定部8に立
設されたピン8′が脚部22の端部に形成された
孔26に挿入され、このピン8′の頭部に固定リ
ング29が圧入されて、固定部8と固定リング2
9との間に脚部22の端部が挾持され、更に、図
示せずも、脚部24の孔27が設けられた端部
も、固定部8に立設されたピン8′と同様のピン
と固定リング29と同様の固定リングで固定され
ている。この様にして支持部材1が緩衝部材20
を介して、固定部8に弾力的に支持されるのであ
る。
場合には、第5図に詳細に示す様にして、支持部
材1と固定部8との間に取り付けられる。即ち、
支持部材1に立設されたピン1′の先端部が脚部
23の端部に形成された孔25に挿入され、この
ピン1′の頭部に固定リング28が圧入されて、
ピン1′と固定リング28との間に脚部23の端
部が挾持される様にされる。また、固定部8に立
設されたピン8′が脚部22の端部に形成された
孔26に挿入され、このピン8′の頭部に固定リ
ング29が圧入されて、固定部8と固定リング2
9との間に脚部22の端部が挾持され、更に、図
示せずも、脚部24の孔27が設けられた端部
も、固定部8に立設されたピン8′と同様のピン
と固定リング29と同様の固定リングで固定され
ている。この様にして支持部材1が緩衝部材20
を介して、固定部8に弾力的に支持されるのであ
る。
再び、第1図〜第3図に戻つて、軸9が立設さ
れた固定部8の上面には、環状の永久磁石11が
固着され、この永久磁石11の上端面には第1図
及び第2図に示される様な2つの切欠き部12を
有する環状の第1のヨーク部13が固着され、更
に、第1のヨーク部13に対向する部位に、第2
のヨーク部14が固定部8と一体に、従つて、永
久磁石11の下端面に連らなつて設けられ、これ
ら永久磁石11、第1のヨーク部13、第2のヨ
ーク部14によつて磁路形成部が構成されてい
る。そして、この第1のヨーク部13と第2のヨ
ーク部14の間の磁気ギヤツプ内に、フオーカス
制御コイル3とトラツキング制御コイル4A,4
Bが位置せしめられる。また、固定部8の支持部
材1の孔5に対応する部位に、大径の孔15が設
けられており、支持部材1の孔5が形成された部
分の一部分が筒状に延びて、その端部が孔15に
挿入されている。なお、固定部8の4隅には、取
付け孔16が設けられている。
れた固定部8の上面には、環状の永久磁石11が
固着され、この永久磁石11の上端面には第1図
及び第2図に示される様な2つの切欠き部12を
有する環状の第1のヨーク部13が固着され、更
に、第1のヨーク部13に対向する部位に、第2
のヨーク部14が固定部8と一体に、従つて、永
久磁石11の下端面に連らなつて設けられ、これ
ら永久磁石11、第1のヨーク部13、第2のヨ
ーク部14によつて磁路形成部が構成されてい
る。そして、この第1のヨーク部13と第2のヨ
ーク部14の間の磁気ギヤツプ内に、フオーカス
制御コイル3とトラツキング制御コイル4A,4
Bが位置せしめられる。また、固定部8の支持部
材1の孔5に対応する部位に、大径の孔15が設
けられており、支持部材1の孔5が形成された部
分の一部分が筒状に延びて、その端部が孔15に
挿入されている。なお、固定部8の4隅には、取
付け孔16が設けられている。
以上の様に構成された本考案に係る対物レンズ
2次元駆動装置の一例において、フオーカスエラ
ー信号にもとずくフオーカス制御用駆動信号がフ
オーカス制御コイル3に供給された場合には、フ
オーカス制御用駆動信号に対応した極性と大きさ
を有した電流がフオーカス制御コイル3を流れ、
これによりフオーカス制御コイル3が、第1のヨ
ーク部13と第2のヨーク部14との間に形成さ
れる磁気ギヤツプ中の磁界から第2図及び第3図
における上方もしくは下方への力を受け、これに
もとずいて支持部材1が固定部8の軸9に沿つて
摺動し、上方もしくは下方に移動する。これによ
り、対物レンズ7がデイスクDに近づく様に、ま
たは、遠ざかる様に移動せしめられ、所定のフオ
ーカス制御が行われるのである。
2次元駆動装置の一例において、フオーカスエラ
ー信号にもとずくフオーカス制御用駆動信号がフ
オーカス制御コイル3に供給された場合には、フ
オーカス制御用駆動信号に対応した極性と大きさ
を有した電流がフオーカス制御コイル3を流れ、
これによりフオーカス制御コイル3が、第1のヨ
ーク部13と第2のヨーク部14との間に形成さ
れる磁気ギヤツプ中の磁界から第2図及び第3図
における上方もしくは下方への力を受け、これに
もとずいて支持部材1が固定部8の軸9に沿つて
摺動し、上方もしくは下方に移動する。これによ
り、対物レンズ7がデイスクDに近づく様に、ま
たは、遠ざかる様に移動せしめられ、所定のフオ
ーカス制御が行われるのである。
また、トラツキングエラー信号にもとずくトラ
ツキング制御用駆動信号がトラツキング制御コイ
ル4A,4Bに供給された場合には、トラツキン
グ制御用駆動信号に対応した極性と大きさを有し
た電流がトラツキング制御コイル4A,4Bを流
れ、第1のヨーク部13と第2のヨーク部14と
の間に形成される磁気ギヤツプの磁界から、各ト
ラツキング制御コイル4A,4Bが軸9を中心と
して一の方向もしくはその逆の方向に回動せしめ
られる様な力を受け、これにもとずいて、支持部
材1の全体が軸9を中心にして一の方向もしくは
その逆の方向、例えば、右方向もしくは左方向に
回動する。このとき、対物レンズ7は支持部材1
に、その中心軸に対して偏心して取り付けられて
いるので、対物レンズ7の光軸はデイスクDの信
号トラツクを横切る方向(第1図の矢印tもしく
はt′の方向)に移動せしめられることになり、所
定のトラツキング制御が行われるのである。
ツキング制御用駆動信号がトラツキング制御コイ
ル4A,4Bに供給された場合には、トラツキン
グ制御用駆動信号に対応した極性と大きさを有し
た電流がトラツキング制御コイル4A,4Bを流
れ、第1のヨーク部13と第2のヨーク部14と
の間に形成される磁気ギヤツプの磁界から、各ト
ラツキング制御コイル4A,4Bが軸9を中心と
して一の方向もしくはその逆の方向に回動せしめ
られる様な力を受け、これにもとずいて、支持部
材1の全体が軸9を中心にして一の方向もしくは
その逆の方向、例えば、右方向もしくは左方向に
回動する。このとき、対物レンズ7は支持部材1
に、その中心軸に対して偏心して取り付けられて
いるので、対物レンズ7の光軸はデイスクDの信
号トラツクを横切る方向(第1図の矢印tもしく
はt′の方向)に移動せしめられることになり、所
定のトラツキング制御が行われるのである。
もちろん、フオーカス制御用駆動信号がフオー
カス制御コイル3に供給されると共にトラツキン
グ制御用駆動信号がトラツキング制御コイル4
A,4Bに供給された場合には、対物レンズ7の
デイスクDに近ずく、もしくは、遠ざかる移動と
デイスクDの信号トラツクを横切る方向への移動
とが複合的になされ、フオーカス制御とトラツキ
ング制御とが同時に行われるのである。
カス制御コイル3に供給されると共にトラツキン
グ制御用駆動信号がトラツキング制御コイル4
A,4Bに供給された場合には、対物レンズ7の
デイスクDに近ずく、もしくは、遠ざかる移動と
デイスクDの信号トラツクを横切る方向への移動
とが複合的になされ、フオーカス制御とトラツキ
ング制御とが同時に行われるのである。
この様なフオーカス制御とトラツキング制御が
行われる際には、支持部材1が固定部8に緩衝部
材20によつて緩衝支持されることになる。即
ち、第5図に示す様に、支持部材1が固定部8に
対して、第5図における上下方向(フオーカス制
御方向)に駆動された場合、支持部材1の駆動に
応じて緩衝部材20の脚部22,24と脚部23
との間に伸縮が生じ、この伸縮は脚部22及び2
4に生じる伸縮と脚部23に生じる伸縮とに分散
される。この場合、脚部23に対し脚部22及び
24が連結部21で折り返えされた形状とされて
いることにより、緩衝距離が拡大されていて、支
持部材1の固定部8に対するフオーカス制御方向
における駆動に充分に追従することができる。言
い換えれば、支持部材1の所定の駆動範囲に対応
するに、緩衝部材20の各脚部の長さを直線状の
緩衝部材を用いた場合に比して短縮する事ができ
るのである。
行われる際には、支持部材1が固定部8に緩衝部
材20によつて緩衝支持されることになる。即
ち、第5図に示す様に、支持部材1が固定部8に
対して、第5図における上下方向(フオーカス制
御方向)に駆動された場合、支持部材1の駆動に
応じて緩衝部材20の脚部22,24と脚部23
との間に伸縮が生じ、この伸縮は脚部22及び2
4に生じる伸縮と脚部23に生じる伸縮とに分散
される。この場合、脚部23に対し脚部22及び
24が連結部21で折り返えされた形状とされて
いることにより、緩衝距離が拡大されていて、支
持部材1の固定部8に対するフオーカス制御方向
における駆動に充分に追従することができる。言
い換えれば、支持部材1の所定の駆動範囲に対応
するに、緩衝部材20の各脚部の長さを直線状の
緩衝部材を用いた場合に比して短縮する事ができ
るのである。
また、支持部材1が固定部8に対してトラツキ
ング制御方向に駆動される場合においては、支持
部材1のトラツキング制御方向の移動につれてピ
ン1′に固着された脚部23の端部が、第4図に
おける矢印u方向または矢印u′方向に回動される
事になる。この場合においても、上述のフオーカ
ス制御方向における駆動と同様に、支持部材1か
ら固定部8への実質的な経路長が、脚部22から
23へ及び脚部24から23へと連結部21が折
返し部となつて延長されているので、矢印u方向
または矢印u′方向での緩衝距離が拡大されるので
ある。
ング制御方向に駆動される場合においては、支持
部材1のトラツキング制御方向の移動につれてピ
ン1′に固着された脚部23の端部が、第4図に
おける矢印u方向または矢印u′方向に回動される
事になる。この場合においても、上述のフオーカ
ス制御方向における駆動と同様に、支持部材1か
ら固定部8への実質的な経路長が、脚部22から
23へ及び脚部24から23へと連結部21が折
返し部となつて延長されているので、矢印u方向
または矢印u′方向での緩衝距離が拡大されるので
ある。
次に、本考案に係る対物レンズ2次元駆動装置
に用いられる緩衝部材の他の例を第6図を参照し
て説明する。第6図に示される緩衝部材30は、
上述の緩衝部材20と同様、板状のゴム材を打抜
き加工する事により、極めて簡単な構成をもつて
製されている。ここで中央の脚部31の端部は取
付け部とされて孔32が設けられ、この中央脚部
31の両側に配された脚部33及び34は、それ
らの端部が互いに結合されて、環状部を形成して
いる。これら脚部33,34の互いに結合されて
一体とされた端部は取付け部とされ、夫々、孔3
5,36が形成されている。また、脚部31,3
3及び34は連結部37で互いに結合されてい
る。
に用いられる緩衝部材の他の例を第6図を参照し
て説明する。第6図に示される緩衝部材30は、
上述の緩衝部材20と同様、板状のゴム材を打抜
き加工する事により、極めて簡単な構成をもつて
製されている。ここで中央の脚部31の端部は取
付け部とされて孔32が設けられ、この中央脚部
31の両側に配された脚部33及び34は、それ
らの端部が互いに結合されて、環状部を形成して
いる。これら脚部33,34の互いに結合されて
一体とされた端部は取付け部とされ、夫々、孔3
5,36が形成されている。また、脚部31,3
3及び34は連結部37で互いに結合されてい
る。
そして、この様に形成された緩衝部材30が上
述の緩衝部材20と同様に用いられる場合には、
第7図に示す様に、支持部材1と固定部8との間
に取り付けられ、支持部材1が固定部8に緩衝支
持されるのである。即ち、支持部材1に設けられ
たピン1′の先端部が脚部31の孔32内に挿入
され、これに固定リング38が圧入されて、ピン
1′と固定リング38との間に脚部31の端部が
挾持される。また、緩衝部材30の孔36に固定
部8に設けられたピン8′が挿入され、これに固
定リング39が圧入されて、固定部8と固定リン
グ39との間に脚部33の端部が挾持され、更
に、図示せずも、ピン8′と同様のピンと固定リ
ング39と同様の固定リングにより脚部34の端
部の固定がなされる。
述の緩衝部材20と同様に用いられる場合には、
第7図に示す様に、支持部材1と固定部8との間
に取り付けられ、支持部材1が固定部8に緩衝支
持されるのである。即ち、支持部材1に設けられ
たピン1′の先端部が脚部31の孔32内に挿入
され、これに固定リング38が圧入されて、ピン
1′と固定リング38との間に脚部31の端部が
挾持される。また、緩衝部材30の孔36に固定
部8に設けられたピン8′が挿入され、これに固
定リング39が圧入されて、固定部8と固定リン
グ39との間に脚部33の端部が挾持され、更
に、図示せずも、ピン8′と同様のピンと固定リ
ング39と同様の固定リングにより脚部34の端
部の固定がなされる。
上述の様に支持部材1と固定部8との間に固着
された緩衝部材30においても、支持部材1から
固定部8への実質的経路長が、脚部33から31
へ及び脚部34から31へと連結部37が折返し
部となつて延長されるので、支持部材1に対する
フオーカス制御方向(第7図の上下方向)及びト
ラツキング制御方向(第6図の矢印方向)での緩
衝距離が拡大される。
された緩衝部材30においても、支持部材1から
固定部8への実質的経路長が、脚部33から31
へ及び脚部34から31へと連結部37が折返し
部となつて延長されるので、支持部材1に対する
フオーカス制御方向(第7図の上下方向)及びト
ラツキング制御方向(第6図の矢印方向)での緩
衝距離が拡大される。
以上の説明から明らかな様に、本考案に係る対
物レンズ2次元駆動装置は、構成簡単で、極めて
小形軽量に形成され、また、脚部に折返し部が設
けられることによつて互いに異なる2方向での緩
衝距離を拡大することができるものとされた緩衝
部材が、対物レンズをその光軸方向、即ち、フオ
ーカス制御方向と光軸方向をよぎる方向、即ち、
トラツキング制御方向の2方向に移動させるべく
支持する被駆動部と、この支持部材を緩衝支持す
べき固定部との間に配されるので、被駆動部と固
定部の夫々に対する取付け部間の距離を短くして
も充分な緩衝距離が得られ、しかも、全体の小形
化が図られるとともに組立が容易なものとされる
ことになる。
物レンズ2次元駆動装置は、構成簡単で、極めて
小形軽量に形成され、また、脚部に折返し部が設
けられることによつて互いに異なる2方向での緩
衝距離を拡大することができるものとされた緩衝
部材が、対物レンズをその光軸方向、即ち、フオ
ーカス制御方向と光軸方向をよぎる方向、即ち、
トラツキング制御方向の2方向に移動させるべく
支持する被駆動部と、この支持部材を緩衝支持す
べき固定部との間に配されるので、被駆動部と固
定部の夫々に対する取付け部間の距離を短くして
も充分な緩衝距離が得られ、しかも、全体の小形
化が図られるとともに組立が容易なものとされる
ことになる。
なお、上述の例においては、緩衝部材20また
は30の両側の脚部22,24または、33,3
4の端部が固定部8に取り付けられ中央の脚部2
3または脚部31の端部が支持部材1に取り付け
られているが、この例とは異なり、両側の脚部2
2,24または脚部33,34の端部が支持部材
1に取り付けられ、中央の脚部23または脚部3
1の端部が固定部8に取り付けられる様にされて
も良い。更に、緩衝部材の形状は、第4図及び第
6図に示す例に限定されるものではなく、中央の
脚部の取付け部から両側の脚部の取付け部への経
路が、折返し部を介して実質的に延長されるもの
であれば、他の形状であつても良い。
は30の両側の脚部22,24または、33,3
4の端部が固定部8に取り付けられ中央の脚部2
3または脚部31の端部が支持部材1に取り付け
られているが、この例とは異なり、両側の脚部2
2,24または脚部33,34の端部が支持部材
1に取り付けられ、中央の脚部23または脚部3
1の端部が固定部8に取り付けられる様にされて
も良い。更に、緩衝部材の形状は、第4図及び第
6図に示す例に限定されるものではなく、中央の
脚部の取付け部から両側の脚部の取付け部への経
路が、折返し部を介して実質的に延長されるもの
であれば、他の形状であつても良い。
第1図は本考案に係る対物レンズ2次元駆動装
置の一例を示す平面図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図は第1図の−線断面図、第
4図は本考案に係る対物レンズ2次元駆動装置に
用いられる緩衝部材の一例を示す平面図、第5図
は第4図に示す例の取付け状態を示す断面図、第
6図は本考案に係る対物レンズ2次元駆動装置に
用いられる緩衝部材の他の例を示す平面図、第7
図は第6図に示す例の取付け状態を示す断面図で
ある。 図中、1は支持部材(被駆動部)、8は固定部、
10,20,30は緩衝部材、21,37は連結
部、22,23,24,31,33,34は脚
部、25,26,27,32,35,36は孔で
ある。
置の一例を示す平面図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図は第1図の−線断面図、第
4図は本考案に係る対物レンズ2次元駆動装置に
用いられる緩衝部材の一例を示す平面図、第5図
は第4図に示す例の取付け状態を示す断面図、第
6図は本考案に係る対物レンズ2次元駆動装置に
用いられる緩衝部材の他の例を示す平面図、第7
図は第6図に示す例の取付け状態を示す断面図で
ある。 図中、1は支持部材(被駆動部)、8は固定部、
10,20,30は緩衝部材、21,37は連結
部、22,23,24,31,33,34は脚
部、25,26,27,32,35,36は孔で
ある。
Claims (1)
- 固定部と、対物レンズが取り付けられる支持部
材と、上記固定部と支持部材との間に設けられ、
上記固定部に対して上記支持部材を弾力的に支持
する緩衝部材とを有して成り、上記緩衝部材が、
弾性材料によつて第1の脚部と該第1の脚部の両
側に位置する第2及び第3の脚部とを備えるもの
として形成され、上記第1、第2及び第3の脚部
の夫々の一端が互いに結合されて連結部を形成
し、上記第1の脚部の他端が上記支持部材に取り
付けられ、上記第2及び第3の脚部の他端が、上
記連結部に関して上記第1の脚部の他端と同じ側
に延び、夫々分離されるかもしくは互いに結合さ
れて上記固定部に取り付けられるものとされたこ
とを特徴とする対物レンズ2次元駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2400782U JPS58127430U (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 対物レンズ2次元駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2400782U JPS58127430U (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 対物レンズ2次元駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58127430U JPS58127430U (ja) | 1983-08-29 |
JPH0132175Y2 true JPH0132175Y2 (ja) | 1989-10-03 |
Family
ID=30036021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2400782U Granted JPS58127430U (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 対物レンズ2次元駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58127430U (ja) |
-
1982
- 1982-02-22 JP JP2400782U patent/JPS58127430U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58127430U (ja) | 1983-08-29 |
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