JPH013195A - 2′−デオキシ−5−置換ウリジン誘導体 - Google Patents

2′−デオキシ−5−置換ウリジン誘導体

Info

Publication number
JPH013195A
JPH013195A JP62-159150A JP15915087A JPH013195A JP H013195 A JPH013195 A JP H013195A JP 15915087 A JP15915087 A JP 15915087A JP H013195 A JPH013195 A JP H013195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deoxy
solvent
reaction
reduced pressure
under reduced
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62-159150A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS643195A (en
Inventor
亨 上田
三治 安本
純一 山下
宏 松本
多田 幸雄
和弘 小林
和春 野口
Original Assignee
大鵬薬品工業株式会社
Filing date
Publication date
Application filed by 大鵬薬品工業株式会社 filed Critical 大鵬薬品工業株式会社
Priority to JP62-159150A priority Critical patent/JPH013195A/ja
Publication of JPS643195A publication Critical patent/JPS643195A/ja
Publication of JPH013195A publication Critical patent/JPH013195A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規な2′−デオキシ−5−置換ウリジン誘導
体に関する。本発明の2′−デオキシ−5−置換ウリジ
ン誘導体は、優れた制癌作用を有する一般式 (式中、R1は水素原子、テトラヒドロフリル基あるい
はベンゾイル基を示す。R4、R5は一方が水素原子を
、他方が低級アルキル基、ベンジル基あるいはハロゲン
置換ベンジル基を示す)で表わされる2′−デオキシ−
5−トリフルオロメチルウリジン誘導体を製造するため
の中間体として有用である。また本発明誘導体は、抗ウ
ィルス剤としても有用である。
従来の技術及びその問題点 従来、上記一般式(I)で表わされる2′〜デオキシ−
5−トリフルオロメチルウリジン誘導体は、2′ −デ
オキシ−5−トリフルオロメチルウリジンを出発原料と
し、これに安息香酸ノ1ライドを反応させて、式 で表わされる3−ベンゾイル−2′ −デオキシ−5−
トリフルオロメチルウリジンを得、次いで得られる一般
式(II)の化合物に酸化銀等の金属酸化物触媒の存在
下アルキルハライド又はベンジルハライドを反応させて
一般式 (式中、R4及びR5は前記に同じ。)で表わされる3
−ベンゾイル−2′ −デオキシ−5−ト・リフルオロ
メチルウリジンのモノエーテル誘導体を得るか、あるい
は更にこの一般式(■′)の化合物に酸又はアルカリを
作用させて脱ベンゾイル化反応を行うことにより製造さ
れている(特開明59−216899号公報、特開昭6
0−61593号公報参照)。
しかしながら上記従来方法には、化合物(I′)を得る
工程において2種のモノエーテル体及びジエーテル体が
同時に生成するため、目的とするモノエーテル体を得る
収率が非常に低いという問題点がある。加えて、目的と
するモノエーテル体を分離するためにカラムクロマトグ
ラフィー等の使用が必要で操作が煩雑であること、原料
である2′−デオキシ−5−トリフルオロメチルウリジ
ン及び触媒として用いる酸化銀等が高価であること等の
問題点もある。従って上記従来方法は工業的製造法とし
ては不適当であった。
解決手段 本発明者らは、上記問題点が解消された化合物(I)の
好適な工業的製造法を開発するべく鋭意研究した。その
結果、この目的を達成できる、化合物(I)製造のため
の新規中間体を見い出し、本発明を完成するに至った。
発明の開示 本発明は、一般式 (式中、Wは臭素原子あるいはヨウ素原子を示す。
R1は前記に同じ。R2、R3は一方が水素原子あるい
はトリフェニルメチル基を、他方が低級アルキル基、ベ
ンジル基あるいはハロゲン置換ベンジル基を示す) で表わされ□る2′ −デオキシ−5−置換ウリジン誘
導体に係る。
上記一般式(m)で表わされる本発明化合物は効率よく
化合物(1)に導く事ができる。またその際煩雑な分離
操作は不要で、高価な触媒を用いる必要もない。従って
化合物(I)の好適な工業的製造中間体として極めて有
用である。また化合物(I)は、抗ウィルス剤としても
有用である。
上記一般式(III)の中、R2あるいはR3で示され
る低級アルキル基としては炭素数1〜6のアルキル基、
例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、5ec−ブチル、tert−ブチル、ヘキシル基等
の直鎖状、分枝状のアルキル基を挙げることができる。
ハロゲン置換ベンジル基としては、フッ素、塩素、臭素
、ヨウ素等のハロゲン原子がフェニル環上に置換したも
の、具体的には4−フルオロベンジル、2−クロロベン
ジル、4−クロロベンジル、2,4−ジクロロベンジル
、4−ブロモベンジル基等が挙げられる。
本発明の上記一般式(m)で表わされる誘導体は各種方
法により製造できる。その出発原料としては、例えば一
般式 (式中Wは前記に同じ、Trはトリフェニルメチル基を
示す。) で表わされる化合物等を用いることができる。化合物(
R’a)は既知化合物である。また、化合物(IVb)
は文献未掲載の新規化合物であり、既知化合物である5
′−〇−ベンゾイルー2′−デオキシー5−置換ウリジ
ンより後記参考例1.2のごとくして製造される。
一般式(m)中R2が水素原子或いはトリフェニルメチ
ル基である本発明化合物は、例えば上記化合物(IVa
)を出発原料として下記反応工程式−Aに従って製造で
きる。
(式中、Tr及びWは前記に同じ。
Rlaはテトラヒドロフリル基あるいはベンゾイル基を
示す。R3aは低級アルキル基、ベンジル基あるいはハ
ロゲン置換ベンジル基を示す。Xは塩素、臭素あるいは
ヨウ素原子を示す。) 即ち、一般式(rVa)で表わされる化合物を適当な溶
媒中、塩基の存在下アルキルハライドあるいはベンジル
ハライド(R3a−X)と反応さることにより一般式(
Ha)で表わされる本発明化合物を得る。得られる化合
物(Ha)を適当な溶媒中、塩基の存在下2−テトラヒ
ドロフリルハライドあるいはベンゾイルハライド(Rl
a  x>と反応させれば一般式(Ha’)で表わされ
る本発明化合物が得られる。必要に応じて化合物(II
Ia)、(IIIa’)を各々脱トリフェニルメチル化
反応に付せば一般式(III a”’ )  (m a
 ’ )で表わされる本発明化合物が製造できる。
一般式(IIIa)で表わされる化合物の製造に際して
用いる溶媒としては、反応に影響を与えない限り限定さ
れないが、具体的にはジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、ジメチルスルホキシド、リン酸へキサメ
チルトリアミド(HMPA)等の非プロトン性極性溶媒
、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類等を
挙げることができ、これらを単独あるいは複数混合して
用いることができる。用いる塩基としては、具体的には
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
第3ブトキシカリウム、水素化ナトリウム、ブチルリチ
ウム等が好適に用いられ、その使用量は一般式(IVa
)で表わされる化合物に対して2〜10倍モル程度、好
ましくは2.5〜5倍モル程度が用いられる。アルキル
ハライドあるいはベンジルハライドの使用量は特に制限
されないが、一般式(IVa)で表わされる化合物に対
して1〜5倍モル程度、好ましくは1〜3倍モル程度と
すればよい。反応温度は特に限定されないが、通常水冷
下〜溶媒の沸点温度範囲、好ましくは水冷下〜室温付近
である。反応時間は通常0.5〜10時間程度である。
また、上記テトラヒドロフリル化反応及びベンゾイル化
反応に用いる溶媒としては反応に影響を与えない限り限
定されないが、具体的にはアセトニトリル、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキ
シド、リン酸ヘキサメチルトリアミド(HMPA)等の
非プロトン性極性溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等のエーテル類、2−ブタノン等のケトン類、ピリジ
ン、トリエチルアミン等の有機アミン類、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、ベンゼン等を挙げることができ、こ
れらを単独であるいは2種以上混合して用いることがで
きる。塩基はこの種の反応に通常用いられるものを広く
使用でき、具体的には水素化ナトリウム、第3ブトキシ
カリウム、ピリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピ
ルエチルアミン、ブチルリチウム等が好適に用いられる
塩基の使用量は通常一般式(IIra)で表わされる化
合物に対して1〜10倍モル程度、好ましくは1〜5倍
モル程度が用いられる。2−テトラヒドロフリルハライ
ドあるいはベンゾイルハライドの使用量は一般式(Ha
)で表わされる化合物に対して通常1〜5倍モル程度、
好ましくは1〜3倍モル程度が望ましい。反応温度は特
に限定されないが、通常水冷下乃至溶媒の沸点範囲、好
ましくは水冷下〜室温付近である。反応時間は通常0.
5〜10時間程度である。
さらに上記脱トリフェニルメチル化反応は適当な溶媒中
、酸触媒を用いて行うことができる。該反応溶媒として
反応に影響を与えない限り限定されないが、具体的には
メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等の
アルコール類、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸等のカル
ボン酸類、ジクロロメタン、クロロホルム、ベンゼン等
が好適に用いられ、これらを単独であるいは複数混合し
てさらにまた、その水溶液として用いることができる。
酸触媒としては、塩化水素、臭化水素、硫酸、硝酸、3
フツ化ホウ素エーテラート等の無機酸、パラトルエンス
ルホン酸、カンファースルホン酸等の有機酸が好適に用
いられる。なおりルボン酸類は溶媒であると同時に酸触
媒として作用する。
該反応温度は、特に限定されないが、通常水冷下乃至溶
媒の沸点範囲である。反応時間は通常0.5〜10時間
程度である。
また−パー(III)中R3が水素原子或いはトリフェ
ニルメチル基である本発明化合物は、例えば上記化合物
(IVb)を出発原料として下記反応工程式−Bに従っ
て製造できる。
a (式中R,Tr、W及びXは前記に同じ。R2aは低級
アルキル基、ベンジル基あるいはハロゲン置換ベンジル
基を示す。) 上記反応は反応工程式−Aの場合と同様にして行えばよ
く、これによって本発明化合物である一般式(mb)、
(mb’ )、(mb’)及び(■b ” )で表わさ
れる化合物を夫々得ることができる。
斯くして製造された一般式(I[I)で表わされる本発
明化合物は、例えば反応工程式−Cで示される方法に従
って、医薬として有用な一般式(I)で示される化合物
に変換することができる。
(式中R1、R2、R3、R4、R5及びWは前記と同
じ。) 即ち本発明化合物(III)を金属銅の存在下、ハロゲ
ットリフルオロメタンでトリフルオロメチル化した後、
必要に応じて脱トリフェニルメチル化反応、あるいは脱
テトラヒドロフリル化反応を行うことにより一般式(I
)で表わされる化合物を得ることができる。
上記トリフルオロメチル化反応は、通常、適当な溶媒中
或は無溶媒で、ハロゲットリフルオロメタンと金属銅を
用いて、適当な密閉容器中例えばオートクレーブ中、封
管中等で行なわれる。
ここで用いられる溶媒としては、反応に影響を与えない
限り限定されないが、具体的にはアセトニトリル、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、リン酸へキ
サメチルトリアミド(HMPA)等の非プロトン性極性
溶媒、トリエチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリン
、ジメチルアミノピリジン等のアミン類、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等のエーテル類、3−ペンタノン等
のケトン類を挙げることができ、これらを単独で或は複
数混合して用いることができる。
ハロゲットリフルオロメタンの使用量は、ハロゲン原子
の種類に応じて適宜選択すればよいが、通常、一般式(
m)で表わされる化合物に対し1乃至100倍モル程度
、好ましくは2乃至50倍モルが望ましい。金属銅の使
用量も、ハロゲットリフルオロメタンの種類に応じて適
宜選択すればよいが、一般式(III)で表わされる化
合物に対し1乃至100倍モル程度、好ましくは2乃至
80倍モルが望ましい。反応温度は、ハロゲットリフル
オロメタンの種類により異なるが、室温乃至200°C
程度、好ましくは50乃至160°Cが望ましい。反応
時間は、ハロゲットリフルオロメタンの種類と反応温度
により異なるが、通常は24時間以内で充分である。
=  19 − 尚、上記トリフルオロメチル化反応に際しては、予めハ
ロゲントリフルオロメタンと金属銅を反応させて成績体
を得た後、一般式(III)で表わされる化合物と反応
させることも可能である。ハロゲットリフルオロメタン
と金属銅の反応成績体と、一般式(m)で表わされる化
合物との反応においては、反応温度は室温乃至100℃
程度が好ましい。反応時間は、反応温度により異なるが
、通常15時間以内で充分である。
脱トリフェニルメチル化反応は、前記化合物(Ha)、
(■b)より化合物(IIIa“′)、(mb″′)へ
の脱トリフェニルメチル化反応と同様の条件下で行われ
る。脱テトラヒドロフリル化反応は脱トリフェニルメチ
ル化反応と同時に、同様の溶媒及び同様の酸触媒を用い
て行うことが可能であり、その際反応時間は、脱トリフ
ェニルメチル化反応の時間に比し、長時間を要する。
以上の各方法で製造される各化合物は通常公知の精製手
段、例えば再結晶等により単離精製することができる。
実施例 以下に参考例及び実施例を挙げて、本発明化合物につい
てより具体的に説明する。
参考例1 3’ −0−)リフ上ニルメチル−2′−デオキシ−5
−ヨウドウリジンの製造 5′ −〇−ベンゾイルー2′−デオキシー5−ヨウド
ウリジン45.8g (0,1モル)およびトリフェニ
ルメチルクロリド27.9g (0,1モル)をピリジ
ン200 mQに溶解し100°Cにて4時間撹拌した
。溶媒を減圧下留去し、水を加え、ジクロロメタンで抽
出した。ジクロロメタン層を水洗し、Na25Oaで乾
燥した後減圧下に溶媒を留去した。得られた残渣を30
0 mQのメタノールに溶解し、水酸化カリウム14g
 (0,25モル)を加えて室温にて1時間撹拌した。
塩酸にて中和し、溶媒を減圧下濃縮した。水を加え、ジ
クロロメタンで抽出し、ジクロロメタン層を水洗、Na
2 SO4乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、クロロホルム−アセトン(90:10v/v’)
溶出部より3’ −C1)ジフェニルメチル−2′−デ
オキシ−5−ヨウドウリジン50、 7g (収率85
%)を得た。
核磁気共鳴スペクトル (TMS  内部標準、DMSOds中)δppm; 11.68 (IH,b rSNH)、8.30 (I
HSsSH6)、 7.6〜7.0 (15HSm、芳香族H)、6.22
 (IH,t、Hl ’ )、5.02 (LH,br
、5’ −0H)、4.34 (IH,m、H4′)、 3.78 (IHSm、H3′)、 3.6〜3.0  (2H,mS H5’  )、1、
 9〜1.5  (2H,m、H2′ )。
参考例−2 3’ −0−1リフェニルメチル−2′−デオキシ−5
−ブロモウリジンの製造 参考例−1と同様の方法により、5’ −0−ベンゾイ
ル−2′−デオキシ−5−ブロモウリジン41.1g 
(0,1モル)を出発原料として用い、3’ −〇−)
ジフェニルメチル−2′−デオキシ−5−ブロモウリジ
ン47.9g (収率87%)を得た。
核磁気共鳴スペクトル (TMS  内部標準、DMSOds中)δppm; 11.79 (IH,5SNH)、 8.25 (IH,5SH6)、 7、 5〜7. 0 (15H,m、芳香族H)、6.
18 (IHStSHl ’ )、5、06(IHS 
br、5’  −0H)  、4、 30  (IH,
mS H”  )  、3.73  (IHS m、H
3′ ) 、3.4〜2. 9  (2H,m、H5′
 ) 、1.9〜1.5  (2HSm、H2′ )。
実施例1 3′−〇−エチルー5’ −0−トリフェニルメチル−
2′−デオキシ−5−ヨウドウリジンの製造 5’ −0−1リフェニルメチル−2′−デオキシ−5
−ヨウドウリジン23.9g (0,04モル)及び水
素化ナトリウム2.4g (0,1モル)にテトラヒド
ロフラン200 mQを加え、室温下0.5時間撹拌後
、ヨウ化エチル9.4g(0,06モル)を加え、50
℃の温度下、6時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、水
を加えて酢酸エチルで抽出し、抽出液を水洗後、減圧下
溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フイーに付し、クロロホルム溶出部より3′−〇−エチ
ルー5’−0−1リフェニルメチル−2′−デオキシ−
5−ヨウドウリジン20. 5g(収率82%)を得た
核磁気共鳴スペクトル (TMS  内部標準、D M S O−d s中)δ
p p m ; 11.70 (LH,s、NH)、 8.00 (IHSs、H” )、 7.5〜7.1 (15HSm、芳香族H)、6.00
 (LH,t、Hl ’ )、4.1〜3.9(2HS
mSH3′及びH4′:3.3.8 (2H,q、−0
CH2CH3)、3.1〜3.4 (2HSmSH5’
 )、2、 28 (IH,broad t SH2′
)、1.07 (3H,t、−oc)(2CH3)。
実施例2 3′−〇−ベンジル−5’−0−4リフェニルメチル−
2′−デオキシ−5−ヨウドウリジンの製造 5’ −0−トリフェニルメチル−2′−デオキシ−5
−ヨウドウリジン29.8g (0,05モル)及び水
素化ナトリウム3g (0,125モル)にテトラヒド
ロフラン2!50mQを加え、室温下0.5時間撹拌後
、臭化ベンジル12.8g(0,075モル)を加え、
509Cの温度下、4時間撹拌した。メタノールを加え
て過剰の水素化ナトリウムを分解し、溶媒を減圧上留去
した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を
水洗後、減圧下溶媒を留去した。残渣をジクロルメタン
−メタノールより再結晶して3’ −0−ベンジル−5
’ −0−)リフェニルメチルー2′−デオキシ−5−
ヨウドウリジン30.8g (収率90%)を得た。融
点189〜191℃。
実施例3及び4 5’ −〇−トリフェニルメチルー2′−デオキシ−5
−ブロモウリジンを出発物質として、実施例1.2と同
様にして下記化合物を合成した。
3′−〇−エチルー5’−0−1リフェニルメチル−2
′−デオキシ−5−ブロモウリジン核磁気共鳴スペクト
ル (TMS  内部標準、DMSOds中)δp p m
 ; 11、 80 (IHSbroad 、 NH)、8.
15 (IH,’s、H6)、 7、QC)−7,60(15H,m、芳香族H)、6.
05 (IH,tS)1+ ’ )、3.85〜4.0
8 (2HSmSH3’及びH4′)、 3.45 (2H,q、 OCH2CH3)、3.2C
)−3,45(2H,m、H5’ )、2.08〜2.
28 (2HSm、H2′)、1.08 (3H,t、
−0cH2CH3)。
o3/−o−ベンジル−5′−〇−トリフェニルメチル
−2′−デオキシ−5−ブロモウリジン核磁気共鳴スペ
クトル (TMS  内部標準、DMSO−d6中)δppm; 11、82 (IH,broad 5NH)、8.17
 (IHSsSH6)、 6.90〜7.65 (20H,m、芳香族H)、6.
11 (IHSt、Hl ’ )、4.00〜4.10
 (2HSmSH3′及びH4′)、 3.60〜3.65 (2HSmSH5′)、2.2.
0〜2.50 (2H,m、H2′)。
実施例5 3′−〇−ベンジルー3−(2−テトラヒドロフリル)
−5’ −04リフェニルメチル−2′−デオキシ−5
−ヨウドウリジンの製造3′−〇−ベンジルー5’−0
−トリフェニル=  28 − メチル−2′−デオキシ−5−ヨウドウリジン13.7
g (0,02モル)及びジイソプロピルエチルアミン
5.17g (0,04モル)をジクロロメタン100
rllQに溶解し、2−テトラヒドロフリルクロライド
3. 2g (0,03モル)を加え、室温にて5時間
撹拌した。これに水を加え、ジクロロメタンで抽出し、
抽出液を水洗、芒硝乾燥後、減圧下溶媒を留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ベン
ゼン−アセトン(95:5v/v)溶出部より3’ −
0−ベンジル−3−(2−テトラヒドロフリル)−5’
−o−トリフェニルメチル−2′−デオキシ−5−ヨウ
ドウリジン14.1g(収率93%)を得た。
核磁気共鳴スペクトル (TMS  内部標準、DMSO−66中)δp p 
m ; 8.07 (IH,s、H6)、 7.5〜7.1 (20HSm、芳香族H)、6.09
  (IHS t、H”  )、4.48 (2H,s
、−〇−C且zPh)、4.4〜3.6 (4H,m5
H3’ 、H4′3.4〜B、1  (2H,mSH”
 ’ )、2.6〜1.6 (6HSm、H2′及び3
′ −〇−ベンジルー3−ベンゾイルー5′ −o−ト
リフェニルメチル−2′−デオキシ−5−ヨウドウリジ
ンの製造 3′−〇−ベンジルー5’−C)−)ジフェニルメチル
−2′−デオキシ−5−ヨウドウリジン13.7g (
0,02モル)及びトリエチルアミン3.04g (0
,03モル)をジクロロメタン100r++Qに溶解し
、ベンゾイルクロライド3.09g (0,022モル
)を加え、室温にて2時間撹拌した。これに水を加え、
ジクロロメタンで抽出し、抽出液を水洗、芒硝乾燥後、
減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トクラフィーに付し、ベンゼン−アセトン(95:5 
v / v )溶出部より3′−〇−ベンジルー3−ベ
ンゾイルー5’ −0−トリフェニルメチル−27−ジ
オキシ−5−ヨラドウリジン15.3g(収率97%)
を得た。
核磁気共鳴スペクトル (TMS  内部標準、DMSO−66中)δp p 
m ; 8.22 (LH,s、H6)、 8.1〜7.0 (25HSm、芳香族H)、6− 0
7 (IHStSH” )、 4.47 (2H,s、  OCH2Ph)、4.4−
4.0 (2HSmSH3′及びH4′)、 3,4〜3. 1  (2HS m、H” ’  )、
2.6〜2.3  (2H,m、H2′ )。
実施例7 3’ −o−p−クロロベンジル−2フーゾオキシー5
−ヨウドウリジンの製造 5’ −0−)ジフェニルメチル−2′−デオキシ−5
−ヨウドウリジン11.93g (0,Q2モル)をテ
トラヒドロフラン60m1に溶解し、水冷下水素化ナト
リウム1. 2g (0,05モル)を加え、室温にて
1時間撹拌した。次いで塩化p−クロロベンジル3.3
8g (0,021モル)およびヨウ化ナトリウム0.
3g (0,002モル)を加え50℃で5時間加熱撹
拌した。冷却後溶媒を減圧下留去し、残渣に80%酢酸
水溶液60mGを加え、3時間加熱還流した。溶媒を減
圧下に濃縮し、得られる残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、クロロホルム−メタノール(9
5:5v/v)溶出部より3’ −o−p一クロロベン
ジルー2′−デオキシ−5−ヨウドウリジン7、 56
g (収率79%)を白色アモルファスとして得た。
核磁気共鳴スペクトル (TMS  内部標準、DMSO−d6中)δp p 
m ; 11.70 (IH,brSNH)、 8.37 (IH,s、H6)、 7.48〜7.08 (4H,m、芳香族H)、6.0
8 (IH,tSHl ’ )、5.14 (IHSb
r、5’−0H)、4.34〜3.86 (2H,m5
H3′及びH4′)、 3.80〜3.36 (2H,mSH” ’ )、2.
44〜1.96 (2H,mXH2′)。
実施例8 5′−〇−メチル−3’−0−トリフェニルメチル−2
′−デオキシ−5−ヨウドウリジンの製造 3’ −0−1リフェニルメチル−2′−デオキシ−5
−ヨウドウリジン5.96g (0,01モル)をテト
ラヒドロフラン30m12に溶解し、水冷下水素化ナト
リウム0.6g (0,025モル)を加え、室温にて
1時間撹拌した。次いでヨウ化メチル1.56g (0
,011モル)を加え室温にて6時間撹拌した。反応溶
液を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、トルエンで抽
出した。抽出液を水洗、Na2 SO4乾燥し溶媒を減
圧下留去した。得られる残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、クロロホルム−アセトン(95
: 5 V/V)溶出部より5′−〇−メチルー3’ 
−0−トリフェニルメチル−2′−デオキシ−5−ヨウ
ドウリジン5. 62g (収率92%)を得た。核磁
気共鳴スペクトル (TMS  内部標準、DMSO−d6中)δp p 
m ; 11、 70  (IHS s、NH)  、8、 1
0  (IHS sS H” )、7、6〜7.0 (
15H,m、芳香族H)、6、 17  (IHS t
S Hl  ’  )、4、 23  (IH,mS 
H”  )  、3、 75  (IHS mS H3
′ ) 、3.4〜2.9  (2H,mS H5′ 
)3、 21  (3HS s、   CH3)  、
1.9〜1.5  (2H1m、H2′ )。
実施例9 5′−〇−メチルー3’ −0−)リフ上ニルメチル−
2′−デオキシ−5−ブロモウリジンの製造 3’ −0−)リフ上ニルメチル−2′−デオキシ−5
−ブロモウリジン5. 5g (0,01モル)を出発
原料として用い、実施例8と同様の方法により5′−〇
−メチルー3’ −04リフェニルメチル−2′−デオ
キシ−5−ブロモウリジン5、 08g (収率90%
)を得た。
核磁気共鳴スペクトル (TMS  内部標準、DMSC)−66中)δp p
 m ; 11.79 (IHSs、NH)、 8.02 (LH,s、H6)、 7.5〜7.0 (15HSm、芳香族H)、6.13
 (IH,tSH+ ’ )、4.18 (LH,mS
H” )、 3.73 (IHSmSH3′)、 3.3〜2.8 (2HSm、H”” )3.17 (
3HSs、  CH3)、2.0〜1.8 (2H,m
、H2′)。
実施例10 5′ −〇−ベンジルー2′−デオキシー5−ヨウドウ
リジンの製造 3’ −〇−トリフェニルメチルー2′−デオキシー5
−ヨウドウリジン5.96g (0,01モル)をテト
ラヒドロフラン30mQに溶解し、水冷下箱3ブトキシ
カリウム2.81g (0,025モル)を加え、0°
Cにて30分間撹拌後、臭化ベンジル1.88g (0
,011モル)を加えて室温にて5時間撹拌した。反応
液を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、トルエンで抽
出した。抽出液を水洗、Na2SO4乾燥後、減圧下に
溶媒を留去し、残渣に2%塩酸−メタノール(50mG
)を加え、室温にて3時間撹拌した。炭酸水素ナトリウ
ム水溶液により中和し、減圧下に溶媒を濃縮し、酢酸エ
チルにより抽出した。抽出液を水洗、Na2SO4乾燥
後、減圧下に溶媒を留去した。
得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付してクロロホルム−アセトン(90:10v/v)
溶出部より油状物を得、これをエタノールより結晶化さ
せることにより5′−〇−ベンジルー2′−デオキシー
5−ヨウドウリジン3.64g (収率82%)を無色
針状晶として得た。融点151.5〜152.5℃ 参考例3 3′−〇−エチルー5′−〇−トリフェニルメチル−2
′−デオキシ−5−トリフルオロメチルウリジンの製造 3′−〇−エチルー5’ −0−1リフェニルメチル−
2′−デオキシ−5−ヨウドウリジン1.25g (2
ミリモル)及び銅末2.95g(46ミリモル)にHM
PA20m(11を加え、ヨウ化トリフルオロメタン7
.1g (36ミリモル)を導入して、封管中110℃
で20時間撹拌した。
反応物を氷水中に注ぎ、エーテル−酢酸エチルで抽出し
た。抽出液より減圧上溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム(3
0)/エタノール(1)溶出部より3′−〇−エチルー
5′−〇−トリフェニルメチル−2′−デオキシ−5−
トリフルオロメチルウリジン0.46g (収率37%
)を得た。
核磁気共鳴スペクトル (TMS  内部標準、DMSOds中)δppm; 12付近(I H,broad 、 NH)、8.13
 (IH,sSH” )、 7、 5〜7. 1 (15H,m、芳香族H)、5.
95 (IH,t、Hl ’ )、4.04 (2H,
m、H3’及びH4′)、3.40 (2H,q、−0
CHLCH3)、3.27 (2H,m、H5′)、 2.37 (2H,m、H2′)、 1.0.7 (3H,tl−OCH2CH3)。
参考例4 3′−〇−ベンジルー5’ −0−1リフェニルメチル
−2′−デオキシ−5−トリフルオロメチルウリジンの
製造 銅末3.0g (0,047モル)にジメチルホルムア
ミド(3)/ピリジン(1)24mQを加え、臭化トリ
フルオロメタン5.4g (0,036モル)を導入し
て、封管中、140℃で5時間撹拌した。冷却後、3′
−〇−ベンジルー5’−0−トリフェニルメチル−2′
−デオキシ−5−ヨウドウリジン824mg(1,2ミ
リモル)を加え、60℃で10時間撹拌した。反応物よ
り溶媒を減圧下留去し、残渣を塩化メチレンで抽出した
。抽出液より溶媒を減圧下留去し、残渣をメタノールで
再結晶することにより融点154〜155°Cを示す3
′−〇−ベンジルー5’ −04リフェニルメチル−2
′ −デオキシ−5−トリフルオロメチルウリジン43
8mg(収率58%)を得た。
核磁気共鳴スペクトル (TMS  内部標準、DMSO−d6中)δppm; 11、 94 (IHSbroad 、 NH)、8.
09 (IHSsSH6)、 7、 5〜7.1 (20H,m、芳香族H)、6.0
4 (IH,t、H” )、 4、46 (2H,s、  0CH2a )、4.13
 (2H,m、H3’及びH4′)、3.24 (2H
,mSH” ’ )、2.40 (2H,m、H2′)
参考例5 3′−〇−エチルー5′−〇−トリフェニルメチル−2
′−デオキシ−5−トリフルオロメチルウリジンの製造 3′−〇−エチルー5’−C1−トリフェニルメチル−
2′−デオキシ−5−ブロモウリジンの1.15g(2
ミリモル)及び銅粉末2.95g(46ミリモル)にH
MPA20mQを加え、ヨウ化トリフルオロメタン7.
19g (36ミリモル)を導入して、封管中、100
 ’Cで24時間撹拌した。反応物を氷水中に注ぎ、酢
酸エチルで抽出した。抽出液より、減圧下、溶媒を留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、クロロホルム溶出部より、3’ −〇−エチルー5
’ −0−トリフェニルメチル−2′−デオキシ−5−
トリフルオロメチルウリジン0.40g(収率35%)
を無色油状物として得た。物理化学定数は参考例3のも
のと一致した。
参考例6 3′−〇−ベンジルー5’ −0−)リフェニルメチル
ー2′−デオキシ−5−トリフルオロメチルウリジンの
製造 銅末3.0g (47ミリモル)にジメチルホルムアミ
ド(2)/ピリジン(1)24mQを加え、臭化トリフ
ルオロメタン5.4g (36ミリモル)を導入して、
封管中、140°Cで5時間撹拌した。
冷却後、3′−〇−ベンジルー5′−〇−トリフェニル
メチル−2′−デオキシ−5−ブロモウリジン767m
g(1,2ミリモル)を加え80℃で16時間撹拌した
。反応物より、溶媒を減圧上留去し、酢酸エチルで抽出
した。抽出液より溶媒を減圧留去し、残渣をメタノール
で再結晶することにより、融点154〜155°Cの3
′−〇−ベンジルー5’−01−リフェニルメチル−2
′−デオキシ−5−トリフルオロメチルウリジン484
mg (収率64%)を得た。物理化学定数は参考例4
のものと一致した。
参考例7 3′−〇−ベンジルー2′−デオキシー5−トリフルオ
ロメチルウリジンの製造 3′−〇〜ベンジルー5’−0−1リフェニルメチル−
2′−デオキシ−5−トリフルオロメチルウリジン3.
14g (5ミリモル)に2%塩酸−メタノール20m
Qを加え、室温下3時間撹拌した。反応物をトリエチル
アミンで中和後、溶媒を減圧上留去し、水を加え、塩化
メチレンで抽出した。抽出液を水洗し、溶媒を減圧下に
留去した。
残渣にメタノールを加え、析出する結晶を沖天した後、
母液を減圧濃縮し、クロロホルムを加えて析出する結晶
を戸数して融点157〜158℃を示す3′−〇−ベン
ジルー2′−デオキシー5−トリフルオロメチルウリジ
ン1. 78g (収率92%)を得た。
参考例8 3′ −〇−エチルー2′−デオキシー5−トリフルオ
ロメチルウリジンの製造 3′ −〇−エチルー5’ −0−)−リフェニルメチ
ル−2′ −デオキシ−5−トリフルオロメチルウリジ
ン2.83g (5ミリモル)を80%酢酸水溶液に溶
解し、2時間加熱還流した。溶媒を減圧下留去後、クロ
ロホルム10m0を加え、析出する結晶を戸数して融点
181〜183℃を示す3′ −〇−エチルー2′−デ
オキシー5−トリフルオロメチルウリジン1.4B’g
 (88%)を得た。
参考例9 3′−〇−ベンジルー2′−デオキシー5−トリフルオ
ロメチルウリジンの製造 3′−〇−ベンジルー3−(2−テトラヒドロフリル)
−5′−〇−トリフェニルメチルー2′−デオキシ−5
−ヨウドウリジン1.51g (2ミリモル)及び銅末
2.95g (46−:リモル)にHMPA20mGを
加え、ヨウ化トリフルオロメタン7.1g (36ミリ
モル)を導入して封管中110℃で20時間撹拌した。
反応物を氷水中に注ぎ、エーテル−酢酸エチルで抽出し
た。抽出液より減圧下溶媒を留去した。残渣を2%塩酸
−メタノール10mQに溶解し、50°Cで4時間加熱
撹拌した。反応物をトリエチルアミンで中和後、溶媒を
減圧上留去し、水を加え、塩化メチレンで抽出した。抽
出液を水洗し、溶媒を減圧上留去した。
残渣にメタノールを加えて析出する結晶を枦去した後、
母液を減圧濃縮し、クロロホルムを加えて析出する結晶
を沖取して融点157〜158℃を示す3′−〇−ベン
ジルー2′−デオキシー5=トリフルオロメチルウリジ
ン0.51g (66%)を得た。
参考例10 3′−〇−ベンジルー3−ベンゾイルー2′−デオキシ
−5−トリフルオロメチルウリジンの製造 銅末6.4g(0,1モル)及びHMPA25mQにヨ
ウ化トリフルオロメタン9.8g(0,05モル)を加
え、封管中、120℃で2.5時間撹拌した。窒素ガス
気流下、反応物をセライトで沖過し、母液に3’ −〇
−ベンジルー3−ベンゾイルー5’ −0−4リフルオ
ロメチル−2′−デオキシ−5−ヨウドウリジン2.3
7g(:3ミリモル)を加え、室温にて10時間撹拌し
た。反応物を氷水中に注ぎ、エーテル−酢酸エチルで抽
出した。抽出液より溶媒を減圧下留去し、残渣を2%塩
酸メタノール15m(lに溶解し、室温下3時間撹拌し
た。反応物をトリエチルアミンで中和後、溶媒を減圧下
留去し、水を加え、塩化メチレンで抽出した。抽出液を
水洗し、溶媒を減圧下に留去した。残渣にメタノールを
加え、析出する結晶を枦去した後、母液を減圧濃縮し、
得られる残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、クロロホルム−アセトン(90:10v/V)
溶出部より粉末を得、ベンゼンから再結晶して融点16
0.5〜162.5℃を示す3′−〇−ベンジルー3−
ベンゾイルー2′−デオキシ−5−トリフルオロメチル
ウリジン1.1’2g(76%)を得た。
参考例11及び12 3’−0−p−クロロベンジル−2′−デオキシ−5−
ヨウドウリジン及び5’ −〇−ベンジルー2′−デオ
キシー5−ヨウドウリジンを出発原料として参考例4と
同様にして下記化合物を各々合成した。
o3/ −o−p−クロロベンジル−2′ −デオキシ
−5−トリフルオロメチルウリジン 融点160〜161°C(クロロホルムで再結晶)05
′ −〇−ベンジルー2′−デオキシー5−トリフルオ
ロメチルウリジン 核磁気共鳴スペクトル (TMS  内部標準、DMSO−d6中)δppm; 11.86 (IH,5SNH)、 8.38 (IH,dSH6)、 7.32 (5HSs、芳香族H)、 6.08 (IHStSH” )、 5、 36 (II(、d、 3’ −0I()、4.
27 (IHSm、H” )、 3.97 (IHSmSH3′)、 3.62 (2HSmSH” ’ )、2.24 (2
H,m5H2′)。
参考例13 5′ −〇−メチルー2′−デオキシー5−トリフルオ
ロメチルウリジンの製造 銅末6.4g (0,1モル)及びHMPA25mQに
ヨウ化トリフルオロメタン9.8g(0,05モル)を
加え、封管中、120℃で2.5時間撹拌した。5′−
〇−メチルー3′−〇−トリフェニルメチル−2′−デ
オキシ−5−ヨウドウリジン1.49g (2,5ミリ
モル)を加え、室温で10時間撹拌した。反応物を氷水
中に注ぎ、エーテル−酢酸エチルで抽出した。溶媒を留
去し、残渣を2%塩酸−メタノール10mQに溶解し3
時間撹拌した。反応物を炭酸水素ナトリウムで中和し、
溶媒を減圧下に濃縮した後、酢酸エチルにより抽出した
。抽出液を水洗、Na2SO4乾燥後、減圧下に溶媒を
留去し、残留物をメタノールで結晶化することにより、
5’ −0−メチル−2′ −デオキシ−5−トリフル
オロメチルウリジン465mg(収率60%)を無色針
状晶として得た。融点205〜206°C0 参考例14 5′ −〇−メチルー2′−デオキシー5−トリフルオ
ロメチルウリジンの製造 5′−O−メチル−3’−0−)リフェニルメチルー2
′−デオキシ−5−ブロモウリジン1゜41g (2,
5ミリモル)を出発原料として用い、5′ −〇−メチ
ルー2′−デオキシー5−トリフルオロメチルウリジン
326mg(収率42%)を得た。融点205〜206
°C0 (以 上)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Wは臭素原子あるいはヨウ素原子を示す。R^
    1は水素原子、テトラヒドロフリル基あるいはベンゾイ
    ル基を示す。R^2、R^3は一方が水素原子あるいは
    トリフェニルメチル基を、他方が低級アルキル基、ベン
    ジル基あるいはハロゲン置換ベンジル基を示す) で表わされる2′−デオキシ−5−置換ウリジン誘導体
JP62-159150A 1987-06-25 2′−デオキシ−5−置換ウリジン誘導体 Pending JPH013195A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-159150A JPH013195A (ja) 1987-06-25 2′−デオキシ−5−置換ウリジン誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-159150A JPH013195A (ja) 1987-06-25 2′−デオキシ−5−置換ウリジン誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS643195A JPS643195A (en) 1989-01-06
JPH013195A true JPH013195A (ja) 1989-01-06

Family

ID=

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002530423A (ja) 新規な中間体、それを用いたマイクロライド系抗生物質の製造方法
JP2731853B2 (ja) トリ低級アルカノイルオキシホウ素の製造法
JPH051092A (ja) ヌクレオシド誘導体とその製造方法
KR910008112B1 (ko) O²,2' - 무수-1-(β-D-아라비노푸라노실)티민의 제조방법
US4408063A (en) Preparation of epihalohydrin enantiomers
JPH013195A (ja) 2′−デオキシ−5−置換ウリジン誘導体
CN115448971A (zh) 一种用于制备氟维司群的中间体及其制备方法
JPH06100487A (ja) エーテル化合物の製造方法
JP4399885B2 (ja) 4−メチルテトラフルオロベンジルアルコール誘導体の製造法
CN114539020B (zh) 一种1,5-二溴-3,3-二氟戊烷的制备方法
US4376734A (en) Process for 3-amino-steroid preparation
JP2522926B2 (ja) 2′−デオキシ−5−トリフルオロメチルウリジン誘導体の製造方法
JP3942674B2 (ja) 7位水酸基が選択的に保護されたエスクレチン誘導体の製造方法
JPS62153296A (ja) 2′−デオキシ−5−トリフルオロメチルウリジン誘導体
JPS63250396A (ja) 3′−アジド−3′−デオキシチミジン誘導体
JPH0761979A (ja) ビスフェノール誘導体及びその製造方法
JPH027583B2 (ja)
JPS597183A (ja) ナフタセンキノン誘導体
CN111620829A (zh) 2-甲基-1,2,4-三唑-3-胺的合成方法
JPS62283973A (ja) アリステロマイシンのシクララジンへの転化
JPH07116211B2 (ja) ウラシル誘導体
JPS62221665A (ja) アゼチジノンの製造法及び中間体
JPH01313471A (ja) N−スルフアモイルアミジン化合物の製造法
JPH05339264A (ja) 1−(2, 3−ジデオキシ−d−グリセロ−ペントフラノシル)チミン誘導体の製造方法
JPS5982396A (ja) 5―置換ウラシルヌクレオシドの製造法