JPH01318073A - 孔版印刷用紫外線硬化型インク - Google Patents

孔版印刷用紫外線硬化型インク

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JPH01318073A
JPH01318073A JP63149444A JP14944488A JPH01318073A JP H01318073 A JPH01318073 A JP H01318073A JP 63149444 A JP63149444 A JP 63149444A JP 14944488 A JP14944488 A JP 14944488A JP H01318073 A JPH01318073 A JP H01318073A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、紫外線硬化型インクに係り、特に孔版印刷用
に用いられる、硬化速度が速い紫外線硬化型のインクに
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、輪転謄写印刷の孔版印刷用インクとして、エマル
ジョンインクが使用されていたが、このエマルジョンイ
ンクは乾燥が遅く、印刷物にべた部分が多い場合には、
裏移り、すなわち印刷されたばかりの印刷物を重ねたと
き、隣接する印刷物のインクが付着して印刷物を汚すと
いう問題があった。そこでエマルジョンインクに代わり
、紫外線照射によって即時に硬化する紫外線硬化型イン
クが使用されるようになってきた。しかし、この紫外線
硬化型インクを用いて印刷した場合でも、裏移りをなく
すためには印刷速度を遅くして紫外線の照射時間を長く
するか、または紫外線照射エネルギー密度を強くしなけ
ればならず、印刷速度を遅くした場合には印刷作業効率
が低下し、また、紫外線照射強度を強くした場合には印
刷用紙自体が変色するという不都合がある。最近では、
上記問題の発生をなくし、紫外線硬化型インクの硬化速
度をさらに速くするために、インクに含まれる樹脂の反
応性を向上させるとともに、光開始剤の改良が検討され
ている。
しかしながら、樹脂の反応性を向上させようとすると、
毒性が増大して人体への刺激性が強くなる上、インクの
保存安定性が低下し、暗所保存でゲル化が起こるという
問題が発生する。一方、光開始剤を改良することにより
、インクの使用時に異臭が発生することがあり、新たな
問題を招いている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、裏移り
のない良好な印刷物が得られる、硬化速度の速い紫外線
硬化型インクを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、紫外線硬化型インクの毒性および保存安定
性を悪化させることなく、硬化性だけを向上させるため
鋭意研究した結果、紫外線硬化型インクにアクリル樹脂
の微粉体を添加することにより、硬化速度が著しく増加
することを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、紫外線硬化型インク100重量%中
に、2〜5重量%のアクリル樹脂微粉体を含むことを特
徴とする。
紫外線硬化型インクにアクリル樹脂の微粉体を添加する
ことにより、インクの硬化性が改善される理由は明らか
ではないが、これは、素材の異なる同程度の微粉体を添
加しても硬化性の改善が認められないことから、微粉体
による光学的な作用によるものではな(、むしろアクリ
ル樹脂微粉体特有の化学的な性質に由来するものと考え
られる。
本発明に用いられるアクリル樹脂粉体は、従来の重合方
法とは異なり、ソープフリー乳化重合法により調製され
る界面活性剤を含まないものである。
ソープフリー乳化重合法とは、石けん等の界面活性剤を
使用しない乳化重合法であり、分散安定剤の共存下で水
中に七ツマ−を溶解または分散させ、これに重合開始剤
を加えて重合させるものである。この方法で製造される
重合体の粒径分布は、重合体粒子生成工程における攪拌
条件に左右され、一般には0.2〜0.5μmの粒子が
生成される。このようなソープフリー乳化重合法につい
ては、例えば「合成ポリマーラテックスの新展開と問題
点」山崎信助、東工試ニュース:化学資料VO113、
N11L4が参照される。
本発明に用いられるアクリル樹脂粉体の粒径は、好まし
くは数ミクロン以下、さらに好ましくはサブミクロンで
あり、細かくなるほどインクの硬化速度が向上する。第
1表にアクリル樹脂微粉体の平均粒径とインクの固着性
との関係を示す。
第   1   表 ◎:より良好、○:良好 △:使用下限、×:使用不可 上記固着性は、紫外線硬化型インクに、表に示すアクリ
ル樹脂をそれぞれ3%添加して紫外線硬化型孔版印刷用
インクを調製し、これらのインクを用いて輪転謄写印刷
機リソグラフ007 (理想科学社製)にて印刷物を得
、印刷物について紫外線照射機(300W)により紫外
線を1秒照射した時のコスレに対する強度を評価したも
のである。
アクリル樹脂微粉体の添加量は、紫外線硬化型インク1
00重量%中に2〜5重量%、好ましくは3〜4重量%
である。2重量%未満では硬化速度の増加効果は見られ
ず、また、5重量%を超えて添加してもコスト高となる
だけで、硬化性はそれほど向上するものではない。
本発明において、紫外線硬化型のインクとしては公知の
ものが用いられる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例において、インクの硬化性試験は、以下に示す方
法に従って行なった。
インクの硬化性試験 供試インクをインクのフィルムを形成する治具(アルミ
ニウム製、幅10R1厚み50μm)に入れ、出力30
0Wの小型紫外線照射装置を用い、該紫外線照射装置の
水平方向に動くシャッターにより、治具上で層状に伸ば
したインクに対する照耐強度40W/c+nの紫外線の
照射時間を1秒刻みに変えて前記供試インクがフィルム
状になり治具から剥離するまでの時間を計測した。
なお、実施例中、インクの成分を表す部およびパーセン
トは、それぞれ1ift部および重量パーセントである
実施例1 エポキシ系紫外線硬化樹脂UV−22C(播暦化成株式
会社裂)3.1部と、光開始剤(イルガーキュア−65
1、チバガイギー社製)4部と、ポリエステル系紫外線
硬化樹脂5A−2006(三菱油化株式会社製)63.
1部と、ポリエステル系紫外線硬化樹脂5A−4100
(三菱油化株式会社製)6.2部と、有機ベントナイト
系粉体(商品名チクソゲル■Z、日産ガードラー触媒社
製)8゜0部と、インク100%中に2.5%含まれる
カーボンブラック#10 (三菱化成社製)とからなる
紫外線硬化型孔版印刷用インク100%中に、ソープフ
リー乳化重合法により製造されたアクリル樹脂MP−3
100(粒径0.4 p m、綜研化学社製)3%を配
合し、スリーワンモーター(新東科学社製)により1時
間40分間予備攪拌した後、3本ロールミルに2回通し
て、アクリル樹脂微粉体を含有する紫外線硬化型孔版印
刷用インクを得た。次に、このインクを用いて硬化性試
験を行うとともに、輪転謄写印刷機リソグラフ007 
(理想科学社製)により印刷速度を最高(120枚/m
1n)にして印刷したところ、裏移りがなく、用紙自体
の変色もない良好な印刷物が得られた。
比較例1 アクリル樹脂を添加しない以外は、実施例1と同様にし
て紫外線硬化型孔版印刷用インクをつくり、同様の試験
を行なった。
実施例1および比較例1の結果をまとめて第2表に示す
第  2  表 ○:良好、△:使用可、×:使用不可 実施例1のアクリル樹脂微粉体を添加した紫外線硬化型
孔版印刷用インクの方が硬化性に優れており、得られた
印刷物も裏移りのない良好なものであった。
実施例2 実施例工の紫外線硬化型孔版印刷用インクを用いて、印
刷雰囲気温度5℃および35℃で印刷したところ、35
℃のとき印刷濃度の若干の上昇は見られたが、両条件と
もかすれやにじみのない良好な印刷物が得られ、インク
の粘度が高すぎて孔版に印刷用紙が張り付くという問題
もなかった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、紫外線硬化型インクにアクリル樹脂の
微粉体を添加したことにより、インクの硬化性が向上す
るので、印刷時に紫外線の照射強度および時間を増加さ
せる必要がなく、裏移りおよび用紙自体の変色がない良
好な印刷物が得られる。
本発明の紫外線硬化型インクを用いることにより、印刷
速度を速くすることができるので、印刷作業効率が向上
する。
代理人 弁理士 川 北 武 長

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紫外線硬化型インク100重量%中に、2〜5重
    量%のアクリル樹脂微粉体を含むことを特徴とする紫外
    線硬化型インク。
  2. (2)前記アクリル樹脂微粉体が、ソープフリー乳化重
    合法により製造されたものであることを特徴とする請求
    項(1)記載の紫外線硬化型インク。
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