JPH01317721A - 車両用シートの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動車用座席（シート）などの車両用シートの
製造方法、詳しくはシートの外形形状にモールド成形し
た発泡体製クッション体に表皮を接着して被覆する車両
用シートの！！！遣方法に関する。

（従来の技術とその問題点） 従来、この種の一般的なシートは発泡体製クッション体
として、コールドキュア法によってモールド加工したウ
レタン７オームを使用している。これは配合自体発熱す
るような処方となっており、その発熱自体によって反応
を促進するもので、外部からの熱の供給をあまり必要と
しないものである。そのため１，７レタン７オームの表
面には所謂スキン（薄皮）が形成されないため、その表
面に接着剤を塗布して表皮を接着しても、表皮が剥離す
る虞れがなく確実に接着される利点がある。

ところが、前記コールドキュア法によるウレタン７オー
ムに対して低価格のホットキュア法によってウレタン７
オームのモールド加工品は外部からの熱の供給によって
反応を促進して成形するものであるから、その表面に前
記薄皮が形成される。そして、この薄皮が表皮を接着剤
で接着する際に妨げになるから、これは、自動重用シー
シにはホットキュア法によるウレタン７オームは使用で
きない不具合がある。Ｂ８ち、前記表面に薄皮を有する
ホットキュア法によるウレタン７オームの表面に接着剤
を塗布して表皮を接着すると、薄皮が接着剤と共に剥離
されるためである。

一方、ホットキュア法によるウレタン７オームは表面に
表皮を接着しない自動車用シートのクッション体として
広く使用されでいる。即ち、ホットキュア法１こよるウ
レタン７オームは自動車用のシートのクツシラン材とし
て物性的な問題はない。

そこで、本発明はホットキュア法によるウレタン７オー
ムに表皮が剥離することなく確実に接着できるようにす
ることを目的とするものである。

（問題点を解決しようとする手段） 以上の目的を達成するための本発明に係る車両用シート
の製造方法は、発泡体製クツシミン体成形用のモールド
内に、該モールドで発泡成形するクッシ」ン体の表面に
一体に止着されるテープ体を固定した後、クッシ５ン体
成形用発泡液を前記モールド内に注入してクッション体
を発泡成形し、該テープ体を表面に有するクッション体
をモールド内から脱型した後、前記テープ体をクッショ
ン体の表面から剥離し、該７７９８２体の剥離した部分
に接着剤を塗布して、表皮なりッシタン体に接着して形
成するものである。

以上のテープ体はクラツト紙製の粘着テープなど、モー
ルド内に接着でき、且つ発泡成形時に成形液が含浸され
難く、シかも成形後のウレタン７オームの表面から剥離
し易いもの・が好ましい。

また、片面に接着性を有しないテープ体を使用する場合
にはモールド内に植設した針棒に固定しても良いし、ま
た、モールドに設けた真空吸着手段によってモールドに
固定するも任意である。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はウレタン７オームからなる２７９１２体（１）
を発泡成形するモールド（Ａｌ内にテープ体（ａ）を貼
着しだ状態を示し、このモールド（Ａ）は７７９８２体
（１）がシート（シートクッシａン又はシートパック）
の外形形状に一致するように形成され、その適宜個所に
テープ体（ａ）を固定する。

このテープ体（ａ）はモールド（Ａ）（金型）で、クッ
ション体（１）をホットキュア法で発泡成形する際に、
その発泡熱によって変形せず、しかも、発泡液が含浸さ
れ難いもの、また、２７２１７体（１）に対して結合性
が良いものを使用する。−この−例を挙げゐと、クラフ
ト紙製の粘着テープが最適であり、塩化ビニールテープ
の如き表面が円滑すぎるものは２２９１２体（１）側に
対する結合性が悪く、クッション体（１）を脱型した場
合にモールｌ’（Ａ）内に残存する可能性があり、好ま
しくない。

図示するテープ体（ａ）は、モールド（Ａ）の突起（３
）（３）に貼着する。この突起（３）（３）は２７９５
７体（１）の表面に設けた凹溝（１３）を形成するもの
であり、この凹溝（１３）はクッション体（１）の隆起
部（１１）（１１）（１１）と、平担部（１２）との境
界に沿りて形成される。

第２図乃至第４図は２７９５７体（１）の成形方法を示
し、＃Ｓ２図はモールド（Ａ）内面に離型剤（ｂ）を塗
布した状態を示す。

なお、この離型剤（ｂ）は通常のホットキュアモールド
用主原料に内部離型剤を規定量混入したものにおいては
不要である。

次に、第３図に示すようにモールド（Ａ）の突起（３）
（３）ＷＳ分に、前記テープ体（ａ）を接着する。この
テープ体（ａ）がモールド（Ａ）に接着できないもの、
即ち、片面に接着加工されていないものを使用する場合
には、突起（３）（３）に針棒などを固定してテープ体
（ＩＩ）が固定できるようにするか、或いは、突起（３
）（３）に真空吸引装置に連結する吸着孔を開孔して、
テープ体（ａ）を吸着するようにするも任意である。

なお、離型剤（ｂ）を塗布した後、モールド（Ａ）にテ
ープ体（ａ）を固定することにより、このテープ体（ａ
）がマスキングの作用をなすため、クッション体（１）
に対する離型剤（ｂ）の悪影響を防止できる。

次に、第４図に示すように、モールド（Ａ）内を密閉し
て外部から発泡液（１′）を注入して発泡、硬化させて
クッション体（１）を成形する。

この発泡液はホットキエア、モールドウレタン７オーム
用を使用してホットキ：Ｌ７法によって発泡硬化を行な
う。

然る後、モールド（Ａ）からクッション体（１）を脱型
させて、第５図に示すようにクッション体（１）の凹溝
（１３）（１３）（，１３）に沿って一体に止着せるテ
ープ体（ａ）をクッション体（１）から剥離する。

次にあらかじめクッション体（１）の外形形状に成形、
又は縫製した表皮（２）でクッション体（１）に被覆し
て接着剤で接着する（第６図）。

このクッション体（１）に対する表皮（２）は、前記テ
ープ体（ａ）を剥離した位置において接着する。テープ
体（ａ）を剥離した部分にはスキンが形成されていない
ため、接着剤を塗布して表皮（２）を接着する０図示す
るクツシラン体（］）は隆起部（１１）・・・と平担部
（１２）との境界に設けた凹溝（１３）に沿って、テー
プ体（ａ）を剥離した部分があり、この剥離した部分に
は薄皮が形成されておらず、該部分に表皮（２）を接着
する。そして、表皮（２）における身頃（２２）と額縁
（２１）（２１）・・・との縫い代（２３）がりンショ
ン体（１）の凹溝（１３）内に嵌合されて接着される。

そして、直配表皮（２）を接着したり・７２３２体（１
）は７レーム（不図示）に組付けられて第７図に示す自
動車用シートが形１＆される。第７図において図中（４
）（４）・・・は表皮（２）のクッション体（１）に対
する接着個所を示す。

（効果） 本発明によれば、叙上の如くモールド内にテープ体を固
定した後、クッション体を発泡硬化させ、脱型後クッシ
ョン体と一体のテープ体を剥離することにより、その剥
離した部分のクッション体に外力によって剥離され易い
薄皮が形成されない。そのため、クッション体のテープ
体を剥離した部分に接着剤を塗布して表皮を接着すると
、表皮が確実に接着されシートの艮朋使用によっても表
皮がクッション体から剥離されることがない、従って、
コールドキュア法によるウレタン７オームに比べ、低原
価且つシートとして物性が損なわれないホットキュア法
によるウレタン７オームを使用できる。

更に、本発明はテープ体をモールド内に固定して成形後
のクッション体からテープ体を剥離するだけで良いため
、生産性も頗る良好である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図はモールド内に
テープ体を固定した状態の斜視図、第２図はモールド内
に剥離剤を塗布した状態の断面図、第３図は第１図の断
面図、第４図は発泡成形状態の断面図、第５図はクツシ
ラン体の断面図、ｔｔＳ、６図は表皮をクツシラン体に
接着する状態の部分切欠斜視図、第７図は本発明によっ
て形成した自動車用シートの斜視図である。 図中、（Ａ）はモールド、（ａ）はテープ体、（１）は
クッション体、（２）は表皮を夫々示す。 特許出願人　　株式会社　　タチェス

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 発泡体製クッション体成形用のモールド内に、該モール
   ドで発泡成形するクッション体の裏面に一体に止着され
   るテープ体を固定した後、クッション体成形用発泡液を
   前記モールド内に注入してクッション体を発泡成形し、
   該テープ体を表面に有するクッション体をモールド内か
   ら脱型した後、前記テープ体をクッション体の表面から
   剥離し、該クッション体の剥離した部分に接着剤を塗布
   して、表皮をクッション体に接着して形成する車両用シ
   ートの製造方法。