JPH01317222A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH01317222A JPH01317222A JP15067388A JP15067388A JPH01317222A JP H01317222 A JPH01317222 A JP H01317222A JP 15067388 A JP15067388 A JP 15067388A JP 15067388 A JP15067388 A JP 15067388A JP H01317222 A JPH01317222 A JP H01317222A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- film
- magnetic film
- ratio
- composition ratio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 37
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 11
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 claims description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 abstract description 16
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 abstract description 16
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 abstract description 13
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 abstract description 2
- 239000010408 film Substances 0.000 description 87
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000001755 magnetron sputter deposition Methods 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 3
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 2
- 229910000684 Cobalt-chrome Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001566 austenite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000010952 cobalt-chrome Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 239000006249 magnetic particle Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
- 238000001771 vacuum deposition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、高密度磁気記録装置、たとえば磁気ディスク
装置に用いられる磁気ディスク等の磁気記録媒体に関す
るものである。
装置に用いられる磁気ディスク等の磁気記録媒体に関す
るものである。
従来の技術
現在実用化されている磁気記録媒体は、γ−Fe!Oa
、Cr○2.Fe−Co等の磁性体粒子を有機樹脂等か
らなる結合剤と混合する。そして、その混合したものを
基板上に塗布して製造する塗布型媒体が主流である。し
かし、磁気記録媒体の 、高密度記録化にともなって
、磁気記録媒体は塗布型媒体から金属薄膜媒体に移行し
つつある。金属薄膜媒体は主にめっき、真空蒸着、スパ
ッタ、イオンブレーティング等の手法により作られるC
。
、Cr○2.Fe−Co等の磁性体粒子を有機樹脂等か
らなる結合剤と混合する。そして、その混合したものを
基板上に塗布して製造する塗布型媒体が主流である。し
かし、磁気記録媒体の 、高密度記録化にともなって
、磁気記録媒体は塗布型媒体から金属薄膜媒体に移行し
つつある。金属薄膜媒体は主にめっき、真空蒸着、スパ
ッタ、イオンブレーティング等の手法により作られるC
。
−Ni膜、Co−N1−P膜等が知られているが、これ
らの金属薄膜媒体は高温・高湿化の劣悪な雰囲気では腐
食し易く、高密度記録にとって重大なエラーを引き起こ
す欠点を有していた。
らの金属薄膜媒体は高温・高湿化の劣悪な雰囲気では腐
食し易く、高密度記録にとって重大なエラーを引き起こ
す欠点を有していた。
そこで、近年防食効果の高いCrを含んだC。
−Crによって磁性膜を形成する磁気記録媒体が利用さ
れるようになってきた。この磁気記録媒体は、基板上に
Crで形成された非磁性下地膜を被覆し、この非磁性下
地膜上にCrの組成比が10〜20at%であるCo−
Cr磁性膜を形成するという構成を有している。この構
成の磁気記録媒体は高密度の記録ができる様になるべく
磁気ヘッドのギャップ部と磁性膜を近づけるために保護
膜は形成しない。この様に構成された磁気記録媒体は、
Co−Cr磁性膜の磁化容易軸はCo−Cr磁性膜の面
内に平行に形成される。しかも磁性膜にCrを含有させ
る事により、磁性膜自体に耐食性を持つという特徴を有
する。
れるようになってきた。この磁気記録媒体は、基板上に
Crで形成された非磁性下地膜を被覆し、この非磁性下
地膜上にCrの組成比が10〜20at%であるCo−
Cr磁性膜を形成するという構成を有している。この構
成の磁気記録媒体は高密度の記録ができる様になるべく
磁気ヘッドのギャップ部と磁性膜を近づけるために保護
膜は形成しない。この様に構成された磁気記録媒体は、
Co−Cr磁性膜の磁化容易軸はCo−Cr磁性膜の面
内に平行に形成される。しかも磁性膜にCrを含有させ
る事により、磁性膜自体に耐食性を持つという特徴を有
する。
次にCo−Cr磁性膜を形成した磁気ディスクを作成し
てその耐食性を第2図のグラフを用いて説明する。
てその耐食性を第2図のグラフを用いて説明する。
第2図はco−Cr磁性膜のCrの組成比と、腐食面積
率の関係を示したグラフである。測定条件は気温が80
℃、相対湿度が90%である。腐食面積率とは最初に形
成したCo−Cr磁性膜の面積の内でどのくらいCo−
Cr磁性膜が腐食したかを示すものである。すなわちC
o−Cr磁性膜の全面積を81とし、腐食したCO−C
r磁性膜の面積を82とすると腐食面積率WはW=32
/SLの式で表すことができる。第2図に示す様にCo
−Cr磁性膜の中のCrの組成比が約7at%以上であ
れば腐食面積率は殆と0%に近く、優れた耐食性を示す
。
率の関係を示したグラフである。測定条件は気温が80
℃、相対湿度が90%である。腐食面積率とは最初に形
成したCo−Cr磁性膜の面積の内でどのくらいCo−
Cr磁性膜が腐食したかを示すものである。すなわちC
o−Cr磁性膜の全面積を81とし、腐食したCO−C
r磁性膜の面積を82とすると腐食面積率WはW=32
/SLの式で表すことができる。第2図に示す様にCo
−Cr磁性膜の中のCrの組成比が約7at%以上であ
れば腐食面積率は殆と0%に近く、優れた耐食性を示す
。
発明が解決しようとする課題
しかし良好な耐食性を得るためにCo−Cr磁性膜中の
Crの組成比を7at%以上にすると、CO−Cr磁性
膜の角形比が低下し、再生出力が減少するという問題点
があった。この関係を第3図に示す。第3図はCo−C
r磁性膜の中のCrの組成比と、角形比の関係を示すグ
ラフである。
Crの組成比を7at%以上にすると、CO−Cr磁性
膜の角形比が低下し、再生出力が減少するという問題点
があった。この関係を第3図に示す。第3図はCo−C
r磁性膜の中のCrの組成比と、角形比の関係を示すグ
ラフである。
第3図に示す様にCo−Cr磁性膜中のCrの組成比が
7at%ぐらいまでは角形比はぼ一定であるが、7at
%を越えると角形比は急に低下し始める。これは磁化容
易軸が磁気ヘッドとの対向面に平行にあまりなっていな
いと考えられる。この様な現象は次の様に推測される。
7at%ぐらいまでは角形比はぼ一定であるが、7at
%を越えると角形比は急に低下し始める。これは磁化容
易軸が磁気ヘッドとの対向面に平行にあまりなっていな
いと考えられる。この様な現象は次の様に推測される。
この説明の前にCrで形成された非磁性下地膜の上にC
o−Cr磁性膜を形成するとなぜCo−Cr磁性膜の磁
気ヘッドとの対向面に平行に磁化容易軸が向くかを説明
する。Crの結晶構造は体心立方格子である。
o−Cr磁性膜を形成するとなぜCo−Cr磁性膜の磁
気ヘッドとの対向面に平行に磁化容易軸が向くかを説明
する。Crの結晶構造は体心立方格子である。
Crで形成される非磁性下地膜は基板上にCrの(11
0)面が基板に平行になる様に形成される。
0)面が基板に平行になる様に形成される。
次にこの上にCo−Cr磁性膜を形成すると、非= 3
− 磁性下地膜のCrの(110)面とCo−Cr磁性膜の
中のCoの結晶構造である六方最密格子の(1010)
面の格子定数が殆ど同じであるために、Co−Cr磁性
膜に中のCoの(1010)面が非磁性下地膜のCrの
(110)面に平行に形成されていく。この時磁化容易
軸はCoの(1010)面に平行であるので、基板に平
行にすなわち磁気ヘッド七の対向面に平行に磁化容易軸
が形成される。ところてCo−Cr磁性膜の中のCrの
組成比が7at%未漢の場合にはCo−Cr磁性膜の中
のCr原子はCo原子とCo原子の間に入り込んでいる
ものが殆どであると考えられる。
− 磁性下地膜のCrの(110)面とCo−Cr磁性膜の
中のCoの結晶構造である六方最密格子の(1010)
面の格子定数が殆ど同じであるために、Co−Cr磁性
膜に中のCoの(1010)面が非磁性下地膜のCrの
(110)面に平行に形成されていく。この時磁化容易
軸はCoの(1010)面に平行であるので、基板に平
行にすなわち磁気ヘッド七の対向面に平行に磁化容易軸
が形成される。ところてCo−Cr磁性膜の中のCrの
組成比が7at%未漢の場合にはCo−Cr磁性膜の中
のCr原子はCo原子とCo原子の間に入り込んでいる
ものが殆どであると考えられる。
この場合(1010)面の格子定数はあまり変化してい
ない。しかしCo−Cr磁性膜の中のCrの組成比が7
at%以上になるとC0−Cr磁性膜の中のCr原子が
Co原子と置換しだすと考えられる。するとCoの結晶
構造に歪が生してきてCOの(1010)面の格子定数
が変化して、非磁性下地膜のCrの(110)面の格子
定数から少しずれてくるので、Co−Cr磁性膜の中の
C〇の(1010)面は非磁性下地膜のCrの(110
)面に平行に形成され難くなり磁気ヘッドとの対向面に
平行に磁化容易軸が向きにくくなってしまう。よって磁
気記録媒体の角形比が低くなってしまう。
ない。しかしCo−Cr磁性膜の中のCrの組成比が7
at%以上になるとC0−Cr磁性膜の中のCr原子が
Co原子と置換しだすと考えられる。するとCoの結晶
構造に歪が生してきてCOの(1010)面の格子定数
が変化して、非磁性下地膜のCrの(110)面の格子
定数から少しずれてくるので、Co−Cr磁性膜の中の
C〇の(1010)面は非磁性下地膜のCrの(110
)面に平行に形成され難くなり磁気ヘッドとの対向面に
平行に磁化容易軸が向きにくくなってしまう。よって磁
気記録媒体の角形比が低くなってしまう。
本発明は前記従来の問題点を解決するもので、良好な耐
食性を得るためにCo−Cr磁性膜のCrの組成比を大
きくしても、Co−Cr磁性膜の面内に平行に磁化容易
軸を向きやすくする事ができ、角形比が低くなるのを防
止する事ができる磁気記録媒体を提供する事を目的とし
ている。
食性を得るためにCo−Cr磁性膜のCrの組成比を大
きくしても、Co−Cr磁性膜の面内に平行に磁化容易
軸を向きやすくする事ができ、角形比が低くなるのを防
止する事ができる磁気記録媒体を提供する事を目的とし
ている。
課題を解決するための手段
本発明は、基板の上に、Crでできた非磁性下地膜と、
Crの組成比が7at%未漢のco−Crか、もしくは
Co単体でてきた磁性膜と、Crの組成比が7at%以
上30a t%未満のCo−Crでてきた磁性膜を順に
形成した。
Crの組成比が7at%未漢のco−Crか、もしくは
Co単体でてきた磁性膜と、Crの組成比が7at%以
上30a t%未満のCo−Crでてきた磁性膜を順に
形成した。
作 用
この構成により、耐食性を保ったまま角形比を高(する
事ができる。
事ができる。
実 施 例
第1図は本発明の一実施例における磁気記録媒体の部分
断面図である。A1合金板表面を研削した後、N1−P
をめっきし、鏡面加工を施し基板1を形成する。次に基
板1の上にCrて非磁性下地膜2をマグネトロンスパッ
タ法により0.4μm形成する。次に非磁性下地膜2上
に磁性膜3を形成する。この時、磁性膜3は二層構造に
なっていて、下層にはCrの組成比が7at%未満であ
るCo−Cr磁性膜3aをマグネトロンスパッタ法によ
り0.01μm形成し、上層にはCrの組成比が7at
%以上で30at%未満のCo−Cr磁性膜3bをマグ
ネトロンスパッタ法により0.08μm形成する。
断面図である。A1合金板表面を研削した後、N1−P
をめっきし、鏡面加工を施し基板1を形成する。次に基
板1の上にCrて非磁性下地膜2をマグネトロンスパッ
タ法により0.4μm形成する。次に非磁性下地膜2上
に磁性膜3を形成する。この時、磁性膜3は二層構造に
なっていて、下層にはCrの組成比が7at%未満であ
るCo−Cr磁性膜3aをマグネトロンスパッタ法によ
り0.01μm形成し、上層にはCrの組成比が7at
%以上で30at%未満のCo−Cr磁性膜3bをマグ
ネトロンスパッタ法により0.08μm形成する。
以下、Co−Cr磁性膜3bのCrの組成比を7at%
以上30a t%未満にした理由を説明する。第2図の
グラフによるとCo−Cr磁性膜の中のCrの組成比が
7at%以上であると、腐食面積率がほぼOである。よ
ってco−Cr磁性膜3bの中のCrの組成比は?at
%以上であれば良い事になる。又、第4図はCo−Cr
磁性膜の中のCrの組成比とCo−Cr磁性膜の飽和磁
化の関係を示すグラフである。第4図によるとCrの組
成比が30a t%を超えると飽和磁化がOになってし
まい、co−Cr磁性膜は磁性体でなくなってしまう。
以上30a t%未満にした理由を説明する。第2図の
グラフによるとCo−Cr磁性膜の中のCrの組成比が
7at%以上であると、腐食面積率がほぼOである。よ
ってco−Cr磁性膜3bの中のCrの組成比は?at
%以上であれば良い事になる。又、第4図はCo−Cr
磁性膜の中のCrの組成比とCo−Cr磁性膜の飽和磁
化の関係を示すグラフである。第4図によるとCrの組
成比が30a t%を超えると飽和磁化がOになってし
まい、co−Cr磁性膜は磁性体でなくなってしまう。
よってCo−Cr磁性膜3bのCrの組成比は30a
t%未満にしなければならない。
t%未満にしなければならない。
次にCo−Cr磁性膜3aのCrの組成比をOat%よ
り太きく7at%未満にした理由を説明する。第3図に
示す様にCO−Cr磁性膜のCrの組成比を7at%未
漢にすると角形比は殆ど変わらない。よってCo−Cr
磁性膜3aの組成比は7at%未満にする。
り太きく7at%未満にした理由を説明する。第3図に
示す様にCO−Cr磁性膜のCrの組成比を7at%未
漢にすると角形比は殆ど変わらない。よってCo−Cr
磁性膜3aの組成比は7at%未満にする。
次に従来の磁気記録媒体と本実施例の磁気記録媒体の磁
気特性の比較を行なう。本実施例としてCo−Cr磁性
膜3aのCrの組成比を5at%とし、またCO−Cr
磁性膜3bのCrの組成比を14at%とする。この時
、Co−Cr磁性膜3aの膜厚を0.01μmXCo−
Cr磁性膜3bの膜厚をO08μmとする。また本実施
例と比べるために比較例として金属磁性膜をCr組成比
が14at%であるCo−Cr磁性膜を0.09μm形
成した磁気記録媒体を作成した。この実施例と比較例の
磁気記録媒体の磁気特性を測定し、その結果を第1表に
示す。
気特性の比較を行なう。本実施例としてCo−Cr磁性
膜3aのCrの組成比を5at%とし、またCO−Cr
磁性膜3bのCrの組成比を14at%とする。この時
、Co−Cr磁性膜3aの膜厚を0.01μmXCo−
Cr磁性膜3bの膜厚をO08μmとする。また本実施
例と比べるために比較例として金属磁性膜をCr組成比
が14at%であるCo−Cr磁性膜を0.09μm形
成した磁気記録媒体を作成した。この実施例と比較例の
磁気記録媒体の磁気特性を測定し、その結果を第1表に
示す。
第 1 表
Bsは飽和磁束密度を表している。第1表より、Co−
Cr磁性膜を組成比の異なる二層構造にすることにより
、角形比即ち面内配向性が優れた特性を示した。また、
実施例の磁気記録媒体を用いて温度80℃、相対湿度9
0%の環境試験を1ケ月間行ったところ、エラーの増加
は見られなかった。この事により本実施例によれば耐食
性を向上させるためCrの組成比を高くしても角形比は
あまり低下しない。
Cr磁性膜を組成比の異なる二層構造にすることにより
、角形比即ち面内配向性が優れた特性を示した。また、
実施例の磁気記録媒体を用いて温度80℃、相対湿度9
0%の環境試験を1ケ月間行ったところ、エラーの増加
は見られなかった。この事により本実施例によれば耐食
性を向上させるためCrの組成比を高くしても角形比は
あまり低下しない。
以下、本実施例の磁気記録媒体の磁性膜の状態を説明す
る。
る。
Crで形成された非磁性下地膜2の上にCrを含むがあ
まりCoの結晶構造が変化していないCo−Cr磁性膜
3aを形成し、その上にCrを多(含んだCo−Cr磁
性膜3bを形成すると、非磁性下地膜2の中のCrの(
110)面の格子定数とCo−Cr磁性膜3aの中のC
oの(1010)面の格子定数にあまり差がないのでC
o−Cr磁性膜3aの中のCOの(1010)面が非磁
性下地膜2の中のCrの〈110)而に平行に形成され
易い。次にCo−Cr磁性膜3aの上にco−Cr磁性
膜3bを形成すると、Co−Cr磁性膜3a及びCo−
Cr磁性膜3bは同し材質なのてCo−Cr磁性膜3a
の中のCoの(1010)面にCo−Cr磁1生膜3b
の中のCoの(1010)面が平行になるように形成さ
れ易いと考えられる。従ってCrの組成比が多いC0−
Cr磁性膜にも磁気ヘットとの対向面に平行に磁化容易
軸が形成され易くなる。
まりCoの結晶構造が変化していないCo−Cr磁性膜
3aを形成し、その上にCrを多(含んだCo−Cr磁
性膜3bを形成すると、非磁性下地膜2の中のCrの(
110)面の格子定数とCo−Cr磁性膜3aの中のC
oの(1010)面の格子定数にあまり差がないのでC
o−Cr磁性膜3aの中のCOの(1010)面が非磁
性下地膜2の中のCrの〈110)而に平行に形成され
易い。次にCo−Cr磁性膜3aの上にco−Cr磁性
膜3bを形成すると、Co−Cr磁性膜3a及びCo−
Cr磁性膜3bは同し材質なのてCo−Cr磁性膜3a
の中のCoの(1010)面にCo−Cr磁1生膜3b
の中のCoの(1010)面が平行になるように形成さ
れ易いと考えられる。従ってCrの組成比が多いC0−
Cr磁性膜にも磁気ヘットとの対向面に平行に磁化容易
軸が形成され易くなる。
以上の様に本実施例では非磁性下地膜2の上にCrの組
成比が7at%以上30a t%未満のco−Cr磁性
膜3bをCrの組成比が7at%未満のCo−Cr磁性
膜3aを介して形成した事により、Co Cr磁性膜
3bの磁化容易軸を磁気ヘッドとの対向面に平行にさせ
る事ができる。なお、本実施例の場合C0−Cr磁性膜
3aをCO単体で形成しても同様の効果が得られる。
成比が7at%以上30a t%未満のco−Cr磁性
膜3bをCrの組成比が7at%未満のCo−Cr磁性
膜3aを介して形成した事により、Co Cr磁性膜
3bの磁化容易軸を磁気ヘッドとの対向面に平行にさせ
る事ができる。なお、本実施例の場合C0−Cr磁性膜
3aをCO単体で形成しても同様の効果が得られる。
発明の効果
本発明は、基板の上に、Crてできた非磁性下地層と、
Crの組成比が7at%未満のC0−Crか、もしくは
CO単体でできた磁性膜と、Crの組成比が7at%以
上30a t%未満のCo−Crでできた磁性膜を順に
形成した事により、耐食性を保ったまま角形比を高くす
る事ができる。
Crの組成比が7at%未満のC0−Crか、もしくは
CO単体でできた磁性膜と、Crの組成比が7at%以
上30a t%未満のCo−Crでできた磁性膜を順に
形成した事により、耐食性を保ったまま角形比を高くす
る事ができる。
第1図は本発明の磁気記録媒体の部分断面図、第2図は
Crの組成比と腐食面積率の関係を示すグラフ、第3図
はCrの組成比と角形比の関係を示すグラフ、第4図は
Crの組成比と飽和磁化の関係を示すグラフである。 1 ・・・・・・ 基板 2 ・・・・・・ 非磁性下地膜 3 ・・・・・・ 磁性膜 3a、3b−Co−Cr磁性膜 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 はか1名(N 減 派
Crの組成比と腐食面積率の関係を示すグラフ、第3図
はCrの組成比と角形比の関係を示すグラフ、第4図は
Crの組成比と飽和磁化の関係を示すグラフである。 1 ・・・・・・ 基板 2 ・・・・・・ 非磁性下地膜 3 ・・・・・・ 磁性膜 3a、3b−Co−Cr磁性膜 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 はか1名(N 減 派
Claims (1)
- 基板と、前記基板の上に形成され、Crでできた非磁性
下地膜と、前記非磁性下地膜の上に形成され、Crの組
成比が7at%未満のCo−Crか、もしくはCo単体
でできた第一の磁性膜と、前記第一の磁性膜の上に形成
され、Crの組成比が7at%以上30at%未満のC
o−Crでできた第二の磁性膜を備えた事を特徴とする
磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15067388A JPH01317222A (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15067388A JPH01317222A (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01317222A true JPH01317222A (ja) | 1989-12-21 |
Family
ID=15501973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15067388A Pending JPH01317222A (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01317222A (ja) |
-
1988
- 1988-06-17 JP JP15067388A patent/JPH01317222A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2601491B2 (ja) | 磁気ディスク構造及びその製造方法 | |
JPS63187414A (ja) | 磁気記録媒体 | |
US4629660A (en) | Perpendicular magnetic-recording medium | |
JPH05101369A (ja) | 磁気薄膜記録媒体と磁気媒体薄膜形成方法 | |
Arnoldussen | Thin-film recording media | |
JPH056738B2 (ja) | ||
JPH037125B2 (ja) | ||
JPH01238106A (ja) | 耐食性強磁性薄膜 | |
JPH01317222A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2644994B2 (ja) | ディスク状磁気記録媒体 | |
JPS61199233A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0628088B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0750009A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2715783B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0268712A (ja) | 薄膜型磁気記録媒体 | |
JPS61115244A (ja) | 磁気記録媒体製造法 | |
JPH0334122A (ja) | 磁気記録媒体及びその製造方法 | |
JPS5975428A (ja) | 垂直磁気記録媒体 | |
JPS58171717A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2003331411A (ja) | 磁気記録媒体とその製造方法 | |
JPH0467251B2 (ja) | ||
JPH0570205B2 (ja) | ||
JPH01237925A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPS6364623A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0249216A (ja) | 磁気記録体 |