JPH01316340A - 合成潤滑油 - Google Patents

合成潤滑油

Info

Publication number
JPH01316340A
JPH01316340A JP31008788A JP31008788A JPH01316340A JP H01316340 A JPH01316340 A JP H01316340A JP 31008788 A JP31008788 A JP 31008788A JP 31008788 A JP31008788 A JP 31008788A JP H01316340 A JPH01316340 A JP H01316340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
oil
lubricating oil
synthetic lubricating
ether compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31008788A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0762147B2 (ja
Inventor
Noboru Ishida
昇 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil Corp filed Critical Nippon Oil Corp
Priority to JP31008788A priority Critical patent/JPH0762147B2/ja
Publication of JPH01316340A publication Critical patent/JPH01316340A/ja
Publication of JPH0762147B2 publication Critical patent/JPH0762147B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な合成潤滑油および該合成潤滑油に用いら
れる特定のナフチルエーテル化合物に関し、さらに詳し
くは一定の構造を有するナフチルエーテル化合物または
ナフトールエステル化合物を少なくとも主成分とする、
酸化安定性に特に優れた新規な合成潤滑油、並びに該合
成潤滑油に用いられる新規かつ特定のナフチルエーテル
化合物に関する。
〔従来技術および発明が解決しようとする課題]潤滑油
は一般に長期間の使用に耐え得ることが要求される。そ
のため通常は、高度に精製された鉱油に、必要に応じて
適当な酸化防止剤を配合したものが潤滑油として使用さ
れている。しかし、鉱油はその酸化安定性に限界があり
、温度条件が厳しい環境下で、長期間使用することは困
難である。そこで、より酸化安定性に優れた潤滑油とし
て、ジエステル、ポリオールエステル等のエステル系合
成油やポリα−オレフィン等の炭化水素合成油が開発さ
れ、現在広く使用されている。
しかし、これら従来公知の合成潤滑油は鉱油より酸化安
定性が高いとされているものの、その酸化安定性は満足
できるものではなかった。
本発明は、かかる課題を解決すべく、特に酸化安定性に
優れ、長期に亘って安定に使用できる新規な合成潤滑油
、並びに該合成潤滑油に用いられ、高い酸化安定性を有
する化合物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成できる合成潤滑油および化
合物を開発すべく研究を重ねた結果、−定の構造を有す
るナフチルエーテル化合物またはナフトールエステル化
合物を少なくとも主成分とする合成潤滑油が、公知の合
成潤滑油と比較して、酸化安定性が格段に高いことを見
出し、また新規かつ特定のナフチルエーテル化合物が高
い酸化安定性を示すことを見出し本発明を、完成するに
至った。
[課題を解決するための手段] すなわち本発明は、一般式 [式中、Xlは炭素数1〜20のアルキル基、フェニル
基、炭素数7〜2Bのモノアルキルフェニル基、または
一般式 で表される基(R+ は炭素数2〜20のアルキレン基
を示す)を示す] で表されるナフチルエーテル化合物を主成分とすること
を特徴とする合成潤滑油を提供するものである。
また、本発明は、一般式 [式中、Xlは炭素数1〜20のアルキル基、または一
般式 で表される基(R2は炭素数1〜20のアルキレン基を
示し、nは0または1の数を示す)を示す] で表されるナフトールエステル化合物を少なくとも主成
分とすることを特徴とする合成潤滑油を提供するもので
ある。
また、本発明は、式 で表されるQ−Seeブチルフェニル−l−ナフチルエ
ーテルを提供するものである。
以下、本発明の内容をより詳細に説明する。
また、本発明の合成潤滑油に用いられるナフチルエーテ
ル化合物は、一般式 で表されるα−置換体でも、−数式 で表されるβ−置換体でも使用できるが、潤滑油として
の物理的特性や原料の入手のしやすさの面からα−置換
体が好ましく用いられる。
また、Xlで表される基は、炭素数1〜20、好ましく
は4〜18のアルキル基、フェニル基、炭素数7〜2B
、好ましくは7〜24のモノアルキルフェニル基、また
は−数式 で表される基(R+ は炭素数2〜20、好ましくは4
〜1Bのアルキレン基を示す)であることが必要である
。上記の数値を満たしていないナフチルエーテル化合物
を使用すると、本発明で使用するナフチルエーテル化合
物と比較して酸化安定性や潤滑油としての物理的特性が
劣るため好ましくない。
また、これらの、Xlで表される基のうち、アルキルフ
ェニル基はモノアルキルフェニル基であることが必要で
ある。多置換アルキルフェニル基を有するナフチルエー
テル化合物を使用すると酸化安定性や潤滑油としての物
理的特性が劣るため好ましくない。このモノアルキルフ
ェニル基は、酸化安定性や潤滑油としての物理的特性の
面からオルト置換体が好ましく用いられるが、メタ置換
体あるいはバラ置換体も使用することができる。
また、−数式 で表される基は、−数式 で表されるα−置換体でも、−数式 で表されるβ−置換体でも使用できるが、潤滑油として
の物理的特性や原料の入手のしやすさ等の面からα−置
換体が好ましく用いられる。
本発明の合成潤滑油に用いられるナフトールエステル化
合物としては、−数式 で表されるα−置換体でも、−数式 で表されるβ−置換体でも使用できるが、潤滑油として
の物理的特性や原料の入手のしやすさ等の面から、α−
置換体が好ましく用いられる。
また、Xlで表される基は、炭素数1〜20、好ましく
は4〜18のアルキル基、または−数式で表される基(
R2は炭素数1〜20、好ましくは4〜16のアルキレ
ン基を示し、nはOまたはlの数を示す)であることが
必要である。上記の数値を満たしていないナフトールエ
ステル化合物を使用すると、本発明で使用するナフトー
ルエステル化合物と比較して酸化安定性や潤滑油として
の物理的特性が劣るため好ましくない。
また、これらの%X2で表される基のうち、−数式 で表される基は、一般式 で表されるα−置換体でも、−数式 で表されるβ−置換体でも使用できるが、潤滑油として
の物理的特性や原料の入手のしやすさ等の面から、α−
置換体が好ましく用いられる。
また、Xlで表される基のうち、アルキル基、アルキル
フェニル基のアルキル基、X2で表される基のうちのア
ルキル基、およびR,、R2で表されるアルキレン基は
、直鎖状のものでも分枝状のものでも使用できる。
本発明の合成潤滑油において、ナフチルエーテル化合物
のXlで表される基のうち、アルキル基、アルキルフェ
ニル基のアルキル基、およびナフトールエステル化合物
のX2で表される基のうちアルキル基の好ましいものと
しては、具体的には例えば、ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル
基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデ
シル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基
、5eC−ブチル基、l−メチルブチル基、1−エチル
プロピル基、l−メチルペンチル基、■−エチルブチル
基、■−メチルヘキシル基、l−エチルペンチル基、1
−プロピルブチル基、■−メチルへブチル基、■−エチ
ルヘキシル基、■−プロピルペンチル基、■−メチルオ
クチル基、l−エチルへブチル基、l−プロピルヘキシ
ル基、■−ブチルペンチル基、l−メチルノニル基、■
−エチルオクチル基、■−プロピルへブチル基、l−ブ
チルヘキシル基、■−メチルデシル基、■−エチルノニ
ル基、■−プロピルオクチル基、1−ブチルへブチル基
、■−ペンチルヘキシル基、■−メチルウンデシル基、
l−エチルデシル基、1−プロピルノニル基、■−ブチ
ルオクチル基、■−ペンチルヘプチル基、■−メチルド
デシル基、1−エチルウンデシル基、■−プロピルデシ
ル基、l−ブチルノニル基、■−ペンチルオクチル基、
l−へキシルへブチル基、l−メチルトリデシル基、■
−エチルドデシル基、1−プロピルウンデシル基、■−
ブチルデシル基、■−ペンチルノニル基、 ■−へキシ
ルオクチル基、 ■−メチルテトラデシル基、l−二チ
ルトリデシル基、1−プロピルドデシル基、■−ブチル
ウンデシル基、■−ペンチルデシル基、■−ヘキシルノ
ニル基、t−ヘプチルオクチル基、l−メチルペンタデ
シル基、1−エチルテトラデシル基、1−プロピルトリ
デシル基、■−ブチルドデシル基、■−ペンチルウンデ
シル基、l−へキシルデシル基、l−へブチルノニル基
、■−メチルヘキサデシル基、l−エチルペンタデシル
基、1−プロピルテトラデシル基、■−ブチルトリデシ
ル基、■−ペンチルドデシル基、■−へキシルウンデシ
ル基、■−へブチルデシル基、■−オクチルノニル基、
■−メチルヘプタデシル基、1−エチルヘキサデシル基
、■−プロピルペンタデシル基、■−ブチルテトラデシ
ル基、■−ペンチルトリデシル基、■−へキシルドデシ
ル基、■−へブチルウンデシル基、1−オクチルデシル
基、tert−ブチル基、tert−アミル基、1.1
−ジメチルブチル基、1−エチル−1−メチルプロピル
基、1.1−ジメチルペンチル基、■−エチルー1−メ
チルブチル基、1、■−ジエチルプロピル基、1.1−
ジメチルヘキシル基、 1−エチル−1−メチルペンチ
ル基、1.1−ジエチルブチル基、1.1−ジメチルヘ
プチル基、■−エチルー 1−メチルヘキシル基、1.
1−ジエチルペンチル基、1.■−ジメチルオクチル基
ζ l−エチル−1−メチルへブチル基、1.1−ジエ
チルヘキシルx、1.1−ジメチルノニル基、l−エチ
ル−1=メチルオクチル基、1、1−ジエチルへブチル
基、1、1−ジメチルデシル基、1−エチル−1−メチ
ルノニル基、1.1−ジエチルオクチル基、1.1−ジ
メチルウンデシル基、■−エチルー l−メチルデシル
基、1.1−ジエチルノニル基、1.1−ジメチルドデ
シル基、1−エチル−1−メチルウンデシル基、1、■
−ジエチルデシル基、1、■−ジメチルトリデシル基、
■−エチルー ■−メチルドデシル基、l、1−ジエチ
ルウンデシル基、1.1−ジメチルテトラデシル基、l
−エチル−l−メチルトリゾシル基、 1.1−ジエチ
ルドデシル基、 1.1−ジメチルペンタデシル基、 
1−エチル−1−メチルテトラデシル基、1.1−ジエ
チルトリデシル基、1.1−ジメチルヘキサデシル基、
 l−エチル−1−メチルペンタデシル基、1.1−ジ
エチルテトラデシル基等が挙げられる。
また、本発明において、ナフチルエーテル化合物または
ナフトールエステル化合物のR1およびR2で表される
アルキレン基の好ましいものとしては、具体的には例え
ば、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチ
レン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、ノナメ
チレン基、デカメチレン基、ウンデカメチレン基、ドデ
カメチレン基、トリデカメチレン基、テトラデカメチレ
ン基、ペンタデカメチレン基、ヘキサデカメチレン基、
ヘプタデカメチレン基、オクタデカメチレン基、ノナデ
カメチレン基、エイコサメチレン基、1−メチルトリメ
チレン基、エチルエチレン基、■−メチルテトラメチレ
ン基、l−エチルトリメチレン基、■−メチルペンタメ
チレン基、■−二チルテトラメチレン基、■−メチルへ
キサメチレン基、■−エチルペンタメチレン基、1−メ
チルへブタメチレン基、■−エチルへキサメチレン基、
■−メチルオクタメチレン基、l−エチルへブタメチレ
ン基、■−メチルノナメチレン基、1−エチルオクタメ
チレン基、 ■−メチルデカメチレン基、l−エチルノ
ナメチレン基、l−メチルウンデカメチレン基、l−エ
チルデカメチレン基、1−メチルドデカメチレン基、 
l−エチルウンデカメチレン基、l−メチルトリデカメ
チレン基、■−エチルドデカメチレン基、■−メチルテ
トラデカメチレン基、■−エチルトリデカメチレン基、
l−メチルペンタデカメチレン基、l−エチルテトラデ
カメチレン基、l−メチルへキサデカメチレン基、■−
エチルペンタデカメチレン基、l−メチルへブタデカメ
チレン基、■−エチルへキサデカメチレン基、1.1−
ジメチルエチレン基、1、■−ジメチルトリメチレン基
、1、■−ジメチルテトラメチレン基、1.1−ジメチ
ルペンタメチレン基、1.■−ジメチルへキサメチレン
基、1、■−ジメチルへブタメチレン基、1.1−ジメ
チルオクタメチレン基、1、■−ジメチルノナメチレン
基、1.1−ジメチルデカメチレン基、1、■−ジメチ
ルウンデカメチレン基、 1.1−ジメチルドデカメチ
レン基、 1.1−ジメチルトリデカメチレン基、1.
1−ジメチルテトラデカメチレン基、1.1−ジメチル
ペンタデカメチレン基、1、1−ジメチルへキサデカメ
チレン基等が挙げられる。
本発明におけるナフチルエーテル化合物およびナフトー
ルエステル化合物の構造が前記の範囲内にあれば、本発
明の潤滑油は特定の1種の化合物であっても、2種以上
の化合物の混合物であっても差し支えない。また、ナフ
チルエーテル化合物とナフトールエステル化合物とを混
合して使用することもできる。
本発明に使用されるナフチルエーテル化合物およびナフ
トールエステル化合物の合成法は任意であるが、ナフト
ールエステル化合物は、通常、ナフトールとカルボン酸
あるいはカルボン酸誘導体とのエステル化反応により得
られる。例えば、ナフトールとカルボン酸クロライドを
室温で反応させることにより得られる。
また、ナフチルエーテル化合物のうち、アルキルナフチ
ルエーテル化合物は、通常、ウィリアムソンNfill
laIIson)合成により得ることができる。
すなわち、ナフトールからナトリウムナフトキシドを合
成し、続いてハロゲン化アルキルと加熱下で反応させる
ことにより得られる。
また、ナフチルエーテル化合物のうち、アルキルフェニ
ルナフチルエーテル化合物は、通常、ウルマン(011
Ilann)反応により得ることができる。
すなわち、ハロゲン化ナフタレンを銅、酸化銅(I)、
塩化銅(1)、ヨウ化銅(I)、塩化鉄(III)等の
触媒の存在下、加熱してアルキルフェノールと反応させ
ることにより得られる。
本発明の新規かつ特定のナフチルエーテル化合物は、式 で表されるo−5eeブチルフェニル−1−ナフチルエ
ーテル化合物の製造法は任意であるが、この化合物も上
述のように通常(Ullmann )反応により得るこ
とができる。すなわち、α−ハロゲン化ナフタレンを銅
、酸化銅(I)、塩化銅(I)、ヨウ化銅(1)、塩化
鉄(III)等の触媒の存在下、加熱してO−Seeブ
チルフェノールフェノールと反応させることにより得ら
れる。
本発明によるナフチルエーテル化合物またはナフトール
エステル化合物を少なくとも主成分とする合成潤滑油は
単独でも通常の潤滑油に要求される各種性状とともに酸
化安定性が特に良いという優れた性状を兼ね備えている
が、本発明の合成潤滑油には、必要に応じて通常使用さ
れている公知の潤滑油添加剤、例えば酸化防止剤、清浄
分散剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、油性剤、耐摩
耗性剤、極圧剤、腐食防止剤、金属不活性化剤、さび止
め剤、消泡剤、乳化剤、抗乳化剤、殺菌剤、着色剤等を
添加してもよい。これら各種添加剤の詳細は、例えば“
潤滑油学会誌、第15巻、第6号”または“桜井俊男編
著、「石油製品添加剤」 (幸書房)”等に記載されて
いる。これら各種添加剤の合計添加量は、潤滑油全量を
基準として10vt%以下、好ましくは5wt%以下、
特に好ましくは3vt%以下である。
また本発明の合成潤滑油はその高い酸化安定性を損ねな
い範囲において、必要に応じて鉱油や公知の合成潤滑油
、例えば、ポリブテン、α−オレフィンオリゴマー、ア
ルキルベンゼン、アルキルナフタレン、ジエステル化合
物、ポリオールエステル化合物、ポリグリコール、ポリ
フェニルエーテル化合物、トリクレジルホスフェート、
シリコーン油、パーフルオロアルキルエーテル化合物等
の合成潤滑油を潤滑油全量を基準として50vt%未満
、好ましくは30vt%以下、特に好ましくは20vt
%以下混合することも可能である。
本発明によるナフチルエーテル化合物またはナフトール
エステル化合物を少なくとも主成分とする合成潤滑油は
、例えば、ガソリンエンジン油、陸用ディーゼルエンジ
ン油や舶用ディーゼルエンジン油等のディーゼルエンジ
ン油、無添加タービン油、添加タービン油、ガスタービ
ン油、舶用タービン油等のタービン油、自動車用ギヤー
油、工業用ギヤー油、自動変速機油等のギヤー油、油圧
作動油、圧縮機油、冷凍機油、切削油、研削油、塑性加
工油、熱処理油、放電加工油等の金属加工油、滑り案内
重油、軸受油等に利用できる。
[実施例] 以下、本発明の内容を実施例および比較例によりさらに
具体的に説明する。
実施例1 フラスコにα−ナフトール1モルおよびエタノール30
0dを入れ、α−ナフトールを撹拌して溶解させた後、
水酸化ナトリウム 1モルを溶解したエタノール300
mを室温で2時間かけて滴下した。
滴下後、室温で1時間撹拌し、エタノールを留去してベ
ンゼン300dを加え、沈澱物を溶解させ、2−エチル
ヘキサノイルクロライド150gを室温で2時間かけて
滴下した。滴下後、さらに室温で1時間撹拌し、反応混
合物を炭酸ナトリウム水溶液で中和し、水洗後、減圧蒸
留して、式で表される目的生成物180 gを得た。沸
点は184〜b この得られた生成物の性能を評価するため、以下に示す
評価試験を行い、その結果を第1表に示した。
[粘度] J Is−に−2283に規定される原油および石油製
品の動粘度試験方法に従い、40℃と 100℃での動
粘度を測定した。
[酸化試験寿命] JI3−ト2514−3.3に規定される回転ボンベ式
酸化試験を行った。酸化性能は酸素圧が1 、8に9 
/ ci低下するまでの時間で評価した。
試験温度 :150℃ 酸素圧      1389 / cri触  媒  
  : 銅線1.60#ll1lφ実施例2 フラスコにα−ナフトール1モルおよびエタノール30
0dを入れ、α−ナフトールを撹拌して溶解させた後、
水酸化ナトリウム 1モルを溶解したエタノール300
dを室温で1時間かけて滴下した。
滴下後、加熱しオクチルクロライド1モルを1時間かけ
て滴下し、更に3時間還流を続けた。反応終了後、エタ
ノールを留去し、反応混合物を炭酸ナトリウムで中和し
、水洗して、減圧蒸留し、式で表される目的生成物18
0gを得た。沸点は183〜185℃/4ffiIiH
gであった。この得られた生成物の性能評価を実施例1
と同様の方法により行い、その結果を第1表に示した。
実施例3 α−ナフトールのかわりにβ−ナフトールを用い、他は
実施例2と同様にして、式 で表される目的生成物140 gを得た。沸点は184
〜187°C/7mHgであった。この得られた生成物
の性能評価を実施例1と同様の方法により行い、その結
果を第1表に示した。
実施例4 フラスコにα−ブロムナフタレン1モル、0−sec−
ブチルフェノール1.3モル、酸化銅(1)0.5モル
、γ−コリジン2モルを入れ、加熱、還流を6時間行っ
た。反応終了後、室温まで冷却して、反応混合物を濾過
し、濾液を減圧蒸留して、式 で表される目的生成物120gを得た。沸点は187〜
192℃15mrttHgであった。この得られた生成
物の性能評価を実施例1と同様の方法により行い、その
結果を第1表に示した。
なお、この化合物は’ HNMRS13CNMRおよび
マススペクトルにより 2− (1,3,3−トリメチ
ルブチル) −5,7,7−ドリメチルオクチルー1−
ナフトニートであると同定された。第1図に’HNMR
1第2図に13CN M R、第3図にマスの各スペク
トルを示す。
実施例5 O−8ee−ブチルフェノールのかわりにp −5aC
−ブチルフェノールを用い、他は実施例4と同様にして
、式 で表される目的生成物125gを得た。沸点は198〜
201’C/ 4mHgであった。この得られた生成物
の性能評価を実施例1と同様の方法により行い、その結
果を第1表に示した。
比較例1〜4 従来より合成潤滑油として用いられている平均性子息5
00の1−デセンオリゴマー(比較例1)、ジノニルア
ジペート(比較例2)、ペンタエリスリトールテトラカ
プリエート(比較例3)およびアルキル基の合計炭素数
が12〜24のジアルキルベンゼン(比較例4)の酸化
安定性の評価を実施例1と同様の方法により行い、その
結果を第1表に示した。
第    1    表 第1表の酸化試験寿命の結果から明らかなように、本発
明にかかるナフチルエーテル化合物またはナフトールエ
ステル化合物よりなる合成潤滑油は非常に高い高温酸化
安定性を示している。それに対して、従来より酸化安定
性に優れるといわれているポリα−オレフィン、ジエス
テル化合物、ポリエステル化合物、アルキルベンゼン等
の化合物は、酸化試験寿命が本発明より大きく劣ってい
ることがわかる。
[発明の効果] 以上説明したように、ナフチルエーテル化合物またはナ
フトールエステル化合物を少なくとも主成分とする本発
明の合成潤滑油は、従来公知の合成潤滑油では到達し得
ない高い酸化安定性を有するものである。
また、本発明の新規かつ特定のナフチルエーテル化合物
は、酸化安定性が良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のO−”30Cブチルフェニル−■−
ナフチルエーテル化合物の’HNMRスペクトルを示す
図、 第2図は、同化合物の”CNMRスペクトルを示す図、
そして、 第3図は同化合物のマススペクトルを示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X_1は炭素数1〜20のアルキル基、フェニ
    ル基、炭素数7〜26のモノアルキルフェニル基、また
    は一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される基(R_1は炭素数2〜20のアルキレン基
    を示す)を示す] で表されるナフチルエーテル化合物を少なくとも主成分
    とすることを特徴とする合成潤滑油。 2、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X_2は炭素数1〜20のアルキル基、または
    一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される基(R_2は炭素数1〜20のアルキレン基
    を示し、nは0または1の数を示す)を示す] で表されるナフトールエステル化合物を少なくとも主成
    分とすることを特徴とする合成潤滑油。 3、式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるo−secブチルフェニル−1−ナフチルエ
    ーテル。
JP31008788A 1988-02-08 1988-12-09 合成潤滑油 Expired - Lifetime JPH0762147B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31008788A JPH0762147B2 (ja) 1988-02-08 1988-12-09 合成潤滑油

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-25742 1988-02-08
JP2574288 1988-02-08
JP31008788A JPH0762147B2 (ja) 1988-02-08 1988-12-09 合成潤滑油

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27430194A Division JP2510956B2 (ja) 1988-02-08 1994-10-14 ナフチルエ―テル化合物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01316340A true JPH01316340A (ja) 1989-12-21
JPH0762147B2 JPH0762147B2 (ja) 1995-07-05

Family

ID=26363415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31008788A Expired - Lifetime JPH0762147B2 (ja) 1988-02-08 1988-12-09 合成潤滑油

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0762147B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008133233A1 (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Idemitsu Kosan Co., Ltd. 油圧作動油および油圧装置
WO2010005022A1 (ja) * 2008-07-08 2010-01-14 出光興産株式会社 圧力伝達媒体および油圧機器
JP2016117788A (ja) * 2014-12-18 2016-06-30 Jxエネルギー株式会社 潤滑油添加剤、および潤滑油組成物
JP2018150291A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 川崎化成工業株式会社 4−ハロアルコキシ−1−置換オキシナフタレン化合物及び4−ハロアルコキシ−1−置換オキシナフタレン化合物を含有する光重合増感剤
WO2022172934A1 (ja) 2021-02-12 2022-08-18 株式会社Moresco ナフチルフェニルエーテル化合物およびそれを含む潤滑油組成物
WO2022172935A1 (ja) * 2021-02-12 2022-08-18 株式会社Moresco ジナフチルエーテル化合物およびそれを含む潤滑油組成物

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008133233A1 (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Idemitsu Kosan Co., Ltd. 油圧作動油および油圧装置
US8299004B2 (en) 2007-04-23 2012-10-30 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Hydraulic fluid and hydraulic system
JP5220731B2 (ja) * 2007-04-23 2013-06-26 出光興産株式会社 油圧作動油
WO2010005022A1 (ja) * 2008-07-08 2010-01-14 出光興産株式会社 圧力伝達媒体および油圧機器
JP5368444B2 (ja) * 2008-07-08 2013-12-18 出光興産株式会社 圧力伝達媒体および油圧機器
US8754019B2 (en) 2008-07-08 2014-06-17 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Pressure transmission medium and hydraulic device
JP2016117788A (ja) * 2014-12-18 2016-06-30 Jxエネルギー株式会社 潤滑油添加剤、および潤滑油組成物
JP2018150291A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 川崎化成工業株式会社 4−ハロアルコキシ−1−置換オキシナフタレン化合物及び4−ハロアルコキシ−1−置換オキシナフタレン化合物を含有する光重合増感剤
WO2022172934A1 (ja) 2021-02-12 2022-08-18 株式会社Moresco ナフチルフェニルエーテル化合物およびそれを含む潤滑油組成物
WO2022172935A1 (ja) * 2021-02-12 2022-08-18 株式会社Moresco ジナフチルエーテル化合物およびそれを含む潤滑油組成物
EP4273117A4 (en) * 2021-02-12 2024-04-03 Moresco Corporation NAPHTHYLPHENYL ETHER COMPOUND AND LUBRICANT COMPOSITION THEREOF

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0762147B2 (ja) 1995-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0496486B1 (en) Lubricant compositions
US5698502A (en) Polyol ester compositions with unconverted hydroxyl groups for use as lubricant base stocks
AU634968B2 (en) Phosphonate adducts of olefinic lubricants having enhanced properties
US4263159A (en) Automatic transmission fluid comprising esters derived from a particular monocarboxylic acid composition
US4892680A (en) Synthetic lubricating oils and specified naphthalene derivatives for use therein
US3773668A (en) Lubricating compositions
JPH02188555A (ja) 潤滑油組成物
DE69936203T2 (de) Polyalphaolefine mit vervesserter oxidationsstabilität und verfahren zu deren herstellung
US4209411A (en) Methylol polyesters of C12 -C22 hydrocarbon substituted succinic anhydride or acid, their preparation and use as additives for lubricants and fuels
US4803004A (en) Reaction products of alkenylsuccinic compounds with aromatic amines and hindered alcohols and lubricant compositions thereof
JPH0129240B2 (ja)
JPH01316340A (ja) 合成潤滑油
JPH08239467A (ja) 油溶性ポリエーテル
US6165952A (en) Ashless rust inhibitor lubricant compositions
US4417062A (en) Thio-bis-(alkyl lactone acid esters) and thio-bis-(hydrocarbyl diacid esters) are useful additives for lubricating compositions
US4895579A (en) Reaction products of alkenylsuccinic compounds with aromatic amines and hindered alcohols and lubricant and fuel compositions thereof
US4277417A (en) Hydrocarbon soluble sulfonated polyols, esters of hydrocarbon substituted C4 -C10 dicarboxylic acids with polyols and sulfonic acid, processes therefor, and lubricating compositions thereof
WO1991015455A1 (en) Esters and fluids containing them
JPH027358B2 (ja)
JPH0395297A (ja) 潤滑油組成物
JP2623111B2 (ja) 熱媒体油
JPS62181396A (ja) 潤滑油組成物
JPH01287061A (ja) 合成潤滑油および該合成潤滑油に用いられるナフトエ酸エステル化合物
US4277354A (en) Oil-soluble hydrocarbyl substituted 1-aza-3,7-dioxabicyclo[3.3.0]oct-5-yl methyl alcohols, as additives for functional fluids
US2782166A (en) Ester base lubricating greases